JP2001018598A - 写真等の装飾スタンド - Google Patents

写真等の装飾スタンド

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JP2001018598A
JP2001018598A JP11193019A JP19301999A JP2001018598A JP 2001018598 A JP2001018598 A JP 2001018598A JP 11193019 A JP11193019 A JP 11193019A JP 19301999 A JP19301999 A JP 19301999A JP 2001018598 A JP2001018598 A JP 2001018598A
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plate
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stand
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JP11193019A
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English (en)
Inventor
Shozo Saito
正三 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真や絵画を飾るために使用するスタンドで
あって、従来のものに比べて美的な意匠を備えた変化に
富んだものを提供すること。 【解決手段】 板面方向に湾曲させた透明な表ガラス板
と裏板とを、その間に押し花等の薄い装飾品を挟んで中
間膜で接合することにより、湾曲形状の合わせガラス本
体を形成し、該本体に写真等を保持するホルダーを設け
てなる写真等の装飾スタンド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真や絵画を飾る
ために使用するスタンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真、絵画、版画等は、額縁に入れて建
物の壁面等に飾りつけるか、スタンド式の枠(写真スタ
ンド等と呼ばれている)に入れてテーブル、サイドボー
ド等の上に飾るのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記スタンド式の枠
(以下「装飾スタンド」と呼ぶ)は、背面側に斜めの支
脚を設けて、額縁状の枠体を若干傾斜した状態で起立さ
せるものである。この種の装飾スタンドには、その枠部
に着色や彫刻等の意匠を施したものがあるが、構造的に
単純であるから、外観的に変化の少ない単調なものとな
っていた。
【0004】そこで、本発明は、従来のものに比べて、
より美的な意匠を備えた変化に富んだ写真、絵画等の装
飾スタンドを提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明はつぎのような構成を採用した。すなわち、
本発明にかかる写真等の装飾スタンドは、板面方向に湾
曲させた透明な表ガラス板と裏板とをその間に薄い装飾
品を挟んで中間膜で接合することにより湾曲形状の合わ
せガラス本体を形成し、該本体に写真等を保持するホル
ダーを設けたことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て具体的に説明する。図1は本発明の装飾スタンドの1
実施形態を表すもので、この装飾スタンド1は、透明な
表ガラス板2と、該表ガラス板に重ね合わされて中間膜
4(4a,4b)で接合一体化された裏板3とを有する
合わせガラスを本体5としており、この本体5は板面方
向に湾曲している。上記表ガラス板2と裏板3との間の
中間膜4には、厚みの薄い装飾品7として押し花が挟み
込まれている。厚みの薄い装飾品7としては、図示例の
押し花の他に、木の葉、布、写真、版画、絵画等、合わ
せガラスに挟み込むことができる厚さのものを適宜採用
することができる。この装飾品7は、第1の中間膜4a
と、第2の中間膜4bとの間に介装される。なお、表ガ
ラス板2は、この装飾品7が外から見えるように、透明
なガラス板であるが、裏板3は透明又は不透明なガラス
板でもよく、例えばPET等のプラスチック板でもよ
い。裏板3として透明板を用いると、裏面側からも内部
の装飾品が透けて見えることになるので美観上好まし
い。
【0007】上記表ガラス板2と裏板3とが重ね合わさ
れた合わせガラスからなる本体5は、表ガラス板2の表
面側が凹面となるように板面方向に湾曲させられてい
る。この湾曲の曲率は、本体(湾曲体)5をテーブル等
の平面上に起立させることができるようなものである。
図示例のように緩やかに湾曲させる代わりに、平面視ほ
ぼV字状または多角形の屈曲形状(例えばコ字状)とし
ておくこともできるが、製作容易性の点から湾曲形状と
するのが好ましい。
【0008】合わせガラスからなる本体5の凹状表面、
すなわち表ガラス板2の表面には、絵画、写真等の美術
品を縁取りする枠体10が取り付けられている。また、
本体5の裏面すなわち裏板3の凸状表面には写真、絵画
等を当該裏板3の表面に重ね合わせて保持するホルダー
12が取り付けられている。図示例では、枠体10は四
角な金属フレームとして形成されているが、多角形、円
形、楕円形等任意の形状のものであってもよい。また裏
側のホルダー12は、図示例ではプラスチックの薄板で
作られた当て板13の周縁部を裏板3に貼り付け、上縁
部と裏板3との間には写真等を挿入することのできる隙
間dを設けたものとして形成されており、当該当て板1
3には写真等の出し入れに便利なように指の入る切欠部
14,…が設けられている。ホルダー12は、写真、絵
画等を裏面に沿わせて保持することのできるものであれ
ば他の構造のものでもよい。なお、図示例では、裏板3
も透明ガラス板となっており、当該裏板3に接するよう
に写真等をホルダーで保持すると、当該写真等を裏板
3、中間膜4、表ガラス板2を通して表側から観察する
ことができる。裏板3が不透明である場合は、上記枠体
10に対向する裏板部分を当該枠体の形状に切り欠いて
おけばよい。
【0009】中間膜4としては、合わせガラス用中間膜
として従来公知のもの、たとえば、PVB(ポリビニー
ルブチラール),EVA等が用いられる。合わせガラス
用の中間膜としては、通常、透明なものが使用されてい
る。特に、第1の中間膜4aとしては、装飾品が透けて
見えるように、透明のものを使用する。第2の中間膜を
不透明なものとする場合は、少なくとも枠体10に対応
する部分は削り取っておく必要があろう。なお、第1の
中間膜4a及び第2の中間膜4bの厚さは、それぞれ
0.3〜0.8mm程度とするのが好ましいが、特に限
定されるものではない。
【0010】このスタンド1は、例えば次のようにして
製造される。まず、図3(a)に示すように、表ガラス
板2の上に裏板3を重ねて湾曲型枠20に入れ、ガラス
の軟化温度、例えば600〜700度C程度の温度に加
熱・保持する。これによって図3(b)に示すように2
枚のガラスが同じ曲率で湾曲させられる。表ガラス板2
と裏板3を別々に湾曲させて重ね合わせることとしても
よい。型枠20としては、湾曲鉄板の表面にガラスクロ
スを貼ったもの等が使用される。なお、裏板3としてプ
ラスチック板を使用する場合は、表ガラス板2だけを湾
曲させておき、プラスチック板は張り合せの時に当該表
ガラス板2に沿うように湾曲させればよい。
【0011】裏板3の凹面上に第1の中間膜4aを重ね
る。次に、図4に示すように、この中間膜4a上の適所
に薄い装飾品7、例えば押し花を載せ、その上に第2の
中間膜4bを重ねて、薄い装飾品7を第1、第2の中間
膜で挟み込んだ状態とした後、更にその上に、表ガラス
板2を重ね合わせて合計5層の積層体Pとする。
【0012】得られた積層体Pを、図5に示すように、
柔軟性を有する袋(例えばゴム袋)30に入れ、該袋3
0の内部を真空引きして適当な温度に加熱する。この加
熱条件は、熱可塑性の中間膜が軟化して、表板2と裏板
3とが接着されるものであり、760mmHgの真空度
で例えば室温から徐々に100度C程度まで昇温し、こ
の温度で15分間保持したのち徐々に冷却するような条
件である。昇温開始から冷却完了までの間は真空状態を
保持する。この真空引き(脱気)条件は、中間膜4に気
泡が残留しないようなものとする。
【0013】上記真空・加熱によって表ガラス板2と裏
板3とが押し花等の薄い装飾品7を挟んで中間膜4で一
体化された湾曲本体5が得られる。この得られた本体5
の表ガラス板表面に枠体10を取り付ける。この枠体1
0は、飾り付ける写真、絵画等を縁取りする額縁として
機能するもので、表ガラス板2の表面に接着剤、ビス、
ボルト等の適当な固着手段で固着する。
【0014】また、裏板3の表面(本体5の裏面)の前
記枠体10と重なり合う位置には、図6に示すように、
ホルダー12を取り付ける。これによって所望の装飾ス
タンド1が得られる。なお、図示例のホルダー12は、
上記のようにプラスチック薄板13の上縁を除く周縁部
を裏板3に接着剤で貼り付けて袋状に構成したものであ
る。プラスチック薄板13と裏板3との隙間は、写真、
絵画等を挿入した時に前後に遊ばない程度の隙間とされ
ている。
【0015】この装飾スタンド1は、合わせガラスから
なる本体5の中に薄い装飾品が挟み込まれており、この
装飾品が外部から透けて見えるので、美観的に優れたも
のである。また、表面に枠体10が設けられ、裏面にこ
の枠体に対応させてホルダー12が設けられているの
で、このホルダーに写真、絵画等の美術品を入れると、
該ホルダーに入れた写真等が、枠体10で縁取りされた
状態で透明な表ガラス板と中間膜4を通して表側から透
けて見える。このため、スタンド1の表側から見た時
に、ホルダーに入れた写真等がちょうど額縁に入れたよ
うに見えるのである。なお、合わせガラスからなる本体
5は板面方向に湾曲しているので、特別な支持部材を設
けなくても、板面が垂直となるようにそれ自体をテーブ
ル等の平面上に起立させて飾ることができる。
【0016】上記図示例では、表側に枠体10だけを設
けたが、他に時計、温度計、ラジオ等、種々の小物を取
り付けておくことができる。なお、図示例では、合わせ
ガラスからなる本体5が、表側が凹面(裏側が凸面)と
なるように湾曲しているが、逆に表側が凸面(裏側が凹
面)となるように湾曲させておき、凸状の表面に枠体1
0を設けておくことも可能である。更に、図示例のよう
に、本体5の裏側にホルダー12を設ける代わりに、表
側の枠体10そのものを写真等を保持できるようなもの
としておいてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の装飾スタンドは、写真、絵画等を表面から見えるよう
に取り付けて飾ることができるものであるが、透明な表
ガラス板と裏板との間に押し花等の薄い装飾品を挟み込
んでおくことができるので、美観に富んだものとなっ
た。この押し花等は、中間膜によって真空状態で挟み込
まれているので、天然物であっても変色、変質等が生じ
にくい。しかも、合わせガラスからなる本体が板面方向
に湾曲しており、それ自体をテーブル等の平面に起立さ
せることができるので、特別な支持装置が不要であり、
簡潔な構造でコンパクトなものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】装飾スタンドの外観図である。
【図2】そのA−A断面図である。
【図3】製造方法の説明図である。
【図4】製造方法の説明図である。
【図5】製造方法の説明図である。
【図6】裏面側のホルダーの外観図である。
【図7】装飾スタンドの平面図である。
【符号の説明】
1 装飾スタンド 2 表ガラス板 3 裏板 4 中間膜 5 本体 7 装飾品 10 枠体 12 ホルダー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板面方向に湾曲させた透明な表ガラス板
    と裏板とをその間に薄い装飾品を挟んで中間膜で接合す
    ることにより湾曲形状の合わせガラス本体を形成し、該
    本体に写真等を保持するホルダーを設けたことを特徴と
    する写真等の装飾スタンド。
  2. 【請求項2】 装飾品が押し花である請求項1に記載の
    写真等の装飾スタンド。
JP11193019A 1999-07-07 1999-07-07 写真等の装飾スタンド Pending JP2001018598A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170274626A1 (en) 2014-08-20 2017-09-28 Corning Incorporated Methods of forming shaped glass articles from glass sheets
JP2021079054A (ja) * 2019-11-21 2021-05-27 合資会社高田製作所 Rカーブ付き額縁
CN114475077A (zh) * 2021-12-17 2022-05-13 上海市建筑装饰工程集团有限公司 一种弧形装饰板的装配式加工方法及弧形装饰板结构

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