JP2001018196A - 弾性発泡体に対する穿孔方法 - Google Patents
弾性発泡体に対する穿孔方法Info
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Abstract
易な装置により、軸孔をを正確に穿孔する方法を提供す
る。 【解決手段】 弾性発泡体3の外周面形状に対応する内
面形状を有し、この内面に弾性発泡体の外周面を移動不
能として保持する保持手段5を備えた割型押さえ部材
1、2により、弾性発泡体3を保持し、この状態におい
て、弾性発泡体3にその端面から回転円筒状刃物を軸線
方向に進入させて軸孔7を穿孔する。
Description
等の事務用機器の供紙ローラ、トナー供給ローラ等に用
いられるウレタンフォーム等の細長い弾性発泡体半製品
に軸孔を穿孔する方法に関する。
に穿孔するには、弾性発泡体を穿孔方向に圧縮した状態
で、回転ポンチと呼ばれる円筒状刃物を、その軸線を中
心として回転させながら、前進させて開ける方法がある
(例えば、特開平8−126997号公報参照)。
泡体を長手方向に均一に圧縮することは難しく、若干湾
曲もしくは蛇行した状態で圧縮されることが多い。この
ような圧縮状態で穿孔すると、圧縮に状態を解いて完成
品としたとき、孔が一直線とならず、湾曲もしくは蛇行
することとなる。また、弾性発泡体を圧縮したり、ガイ
ドしたりするための複雑な装置が必要となる。
な問題点に鑑み、弾性発泡体を圧縮することなく、簡易
な装置により、正確に、かつ迅速に穿孔しうる弾性発泡
体に対する穿孔方法を提供することを目的としている。
題は、次のようにして解決される。 (1) 細長い弾性発泡体の軸線に沿って軸孔を穿孔する
弾性発泡体の穿孔法において、前記弾性発泡体の外周面
形状に対応する内面形状を有し、該内面に前記弾性発泡
体の外周面を移動不能として保持する保持手段を備えた
割型押さえ部材により前記弾性発泡体を保持し、この状
態において、前記弾性発泡体に、その端面から穿孔工具
を軸線方向に進入させて、軸孔を穿孔する。
面形状のローラ半製品である細長い弾性発泡体を穿孔す
る。
辺三角形の内面形状を有し、該内面の少なくとも1面
に、保持手段を有する2個の割型押さえ部材により、弾
性発泡体を上下方向から支持する。
面のローラ半製品の各面に対応する内面を有し、該内面
の少なくとも1面に保持手段を設けた4個の割型押さえ
部材を、それぞれ前記ローラ半製品の対応する面に直角
方向から押しつけて、前記ローラ半製品を支持する。
て、おろし金状の多数の突起を有する保持手段により、
弾性発泡体を保持する。
て、割型移動方向に延びる多数の刺し針を備える保持手
段により、弾性発泡体を保持する。
て、保持手段を、弾性発泡体により形成する。
て、割型押さえ部材及び保持手段を、硬質発泡材料によ
り形成する。
て、保持手段をサンドペーパーとする。
て、穿孔工具を、回転円筒刃物とする。
は、弾性発泡体として、トナー供給ローラ用の細長い正
方形断面のウレタンフォーム製の半製品(以下ローラ半
製品という)に、本発明の方法を適用したものである。
図である。図1に示す半割型押さえ部材(1)(2)は、ロ
ーラ半製品(3)(図2)を挟んで支持する部材であり、
細長いローラ半製品(3)と等長の細長いものであり、上
下に向かい合うその対向面には、それぞれ、断面形がほ
ぼ直角三角形の長手方向を向く凹入部(4)が形成されて
いる。
(3)の外面を移動不能として保持する保持手段として、
おろし金状の係止突起(5)が、全面にわたって多数個形
成されている。
2に示すように、ローラ半製品(3)下半分を、下部の半
割型押さえ部材(2)の凹入部(4)にはめ合わせて載置
し、その上方から、矢印に示すように上部の半割型押さ
え部材(1)を、その凹入部(4)がローラ半製品(3)上半
分にはめ合わさるように置く。
面を全面的に上下部の半割型押さえ部材(1)(2)により
密着支持される。この際、ローラ半製品(3)は、半割型
押さえ部材(1)(2)により軽く押される程度であって、
実質的に圧縮はされていない。しかし、内面に形成され
たおろし金状の係止突起(5)がローラ半製品(3)の表面
に食い込み、ローラ半製品(3)と半割型押さえ部材(1)
(2)との間の相対的な移動を阻止している。
型押さえ部材(1)(2)により挟持されたローラ半製品
(3)の端面から、回転ポンチ、すなわち回転する円筒状
刃物(6)を、矢印(F)により示す軸線方向に前進さ
せ、ローラ半製品(3)に軸孔(7)(図2)を穿孔する。
て取り出したローラ半製品(3)を図4に示す。このロー
ラ半製品(3)には、その後、軸孔(7)に軸を挿通して取
り付け、この軸によりローラ半製品を回転させながら、
外周を公知の円筒研削盤により砥石研削するか、または
ピーリングマシーンにより切削して、所定の円筒状に仕
上げられる。
形例では、予め円柱状に形成されたローラ半製品(3')の
外形とほぼ補形をなす半円筒状の凹入部(4')の内面に、
保持手段として、上下方向(半割型押さえ部材(1)(2)
の移動方向)を向く刺し針(8)が植設されている。
(1)(2)の直角二等辺三角形状の凹入部(4)の内面に、
ローラ半製品(3)と同材質、または異材質の弾性発泡体
(9)よりなるシートを貼りつけてある。この弾性発泡体
(9)がローラ半製品(3)との間の摩擦抵抗体となってロ
ーラ半製品(3)のずれを防止する。
材(10)(11)(12)(13)からなるもので、それぞれローラ半
製品(3)の各面に対応する1個の内面を有し、全体で正
方形断面の凹入部(4)を形成するようにしている。図5
の変形例と同じく、保持手段として、刺し針(8)が配設
されているが、その指向方向は、各内面に直角の方向、
すなわち矢印に示すように各割型押さえ部材(10)(11)(1
2)(13)の移動方向と同一としている。
て、おろし金状の係止突起(5)、刺し針(8)または弾性
発泡材料(9)を四辺の内面全部に設けたものとして説明
したが、場合によっては、全部でなく、例えばその1面
だけに設けるようにすることもできる。また、保持手段
として、例えばサンドペーパーのような摩擦抵抗の大き
い材料を用いてもよい。さらに、図6の変形例におい
て、場合によっては、半割型押さえ部材(1)(2)と保持
手段との全体を、硬質発泡材料またはローラ半製品(3)
より硬質の硬質発泡材料により形成することもできる。
泡体(ローラ半製品)は、その外周全体が割型押さえ部
材により支持されるので、外方への弾性変形が不能であ
り、かつ、穿孔工具の前進による圧力が加わる部位にお
いても、保持手段により、弾性発泡体が割型押さえ部材
に移動不能として保持されているので、弾性発泡体が局
所的にずれることもない。この結果、寸法的に正確な軸
孔を簡単に穿孔することができる。また、弾性発泡体を
穿孔方向に圧縮させる複雑な装置や圧縮工程が必要な
く、簡単な装置で迅速に作業を行なうことができる。
のウレタンフォームを角柱状に切断しただけのものを、
ローラ半製品としてそのまま用いることができ、効率よ
く生産することができる。
な構造で、弾性発泡体を確実に支持することができる。
正方形の弾性発泡体をその各面ごとに確実に支持するこ
とができる。
発泡体の表面と割型押さえ部材の内面との位置ずれを有
効に防止することができる。
針が比較的深く弾性発泡体に刺さるので、弾性発泡体の
係止効果をその内部にまで及ぼさせることができる。
手段を簡単かつ安価に形成することができるとともに、
ワークである弾性発泡体と保持手段とを同材質または同
種の材質とすることができ、それらの接触面のなじみ性
をよくすることができる。
部材及び保持手段を簡単かつ安価に製造することができ
る。
パーにより、弾性発泡体を強力に保持することができ
る。
麗な孔を穿設することができる。
押さえ部材の斜視図である。
性発泡体を挾む状況を説明する正面図である。
持された弾性発泡体に、回転ポンチにより軸孔を穿孔す
る状況を示す一部切欠側面図である。
の斜視図である。
面図である。
材の正面図である。
を用いた変形例の正面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 細長い弾性発泡体の軸線に沿って軸孔を
穿孔する弾性発泡体の穿孔法において、 前記弾性発泡体の外周面形状に対応する内面形状を有
し、該内面に前記弾性発泡体の外周面を移動不能として
保持する保持手段を備えた割型押さえ部材により前記弾
性発泡体を保持し、この状態において、前記弾性発泡体
に、その端面から穿孔工具を軸線方向に進入させて、軸
孔を穿孔することを特徴とする弾性発泡体に対する穿孔
方法。 - 【請求項2】 ほぼ正方形断面形状のローラ半製品であ
る細長い弾性発泡体を穿孔する請求項1記載の弾性発泡
体に対する穿孔方法。 - 【請求項3】 断面直角二等辺三角形の内面形状を有
し、該内面の少なくとも1面に、保持手段を有する2個
の割型押さえ部材により、弾性発泡体を上下方向から支
持する請求項2記載の弾性発泡体に対する穿孔方法。 - 【請求項4】 ほぼ正方形断面のローラ半製品の各面に
対応する内面を有し、該内面の少なくとも1面に保持手
段を設けた4個の割型押さえ部材を、それぞれ前記ロー
ラ半製品の対応する面に直角方向から押しつけて、前記
ローラ半製品を支持する請求項2記載の弾性発泡体に対
する穿孔方法。 - 【請求項5】 おろし金状の多数の突起を有する保持手
段により、弾性発泡体を保持する請求項1〜4のいずれ
かに記載の弾性発泡体に対する穿孔方法。 - 【請求項6】 割型移動方向に延びる多数の刺し針を備
える保持手段により、弾性発泡体を保持する請求項1〜
4のいずれかに記載の弾性発泡体に対する穿孔方法。 - 【請求項7】 保持手段を、弾性発泡体により形成した
請求項1〜4のいずれかに記載の弾性発泡体に対する穿
孔方法。 - 【請求項8】 割型押さえ部材及び保持手段を、硬質発
泡材料により形成した請求項1〜4のいずれかに記載の
弾性発泡体に対する穿孔方法。 - 【請求項9】 保持手段をサンドペーパーとした請求項
1〜4のいずれかに記載の弾性発泡体に対する穿孔方
法。 - 【請求項10】 穿孔工具を、回転円筒刃物とした請求
項1〜9のいずれかに記載の弾性発泡体に対する穿孔方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11195906A JP2001018196A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 弾性発泡体に対する穿孔方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11195906A JP2001018196A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 弾性発泡体に対する穿孔方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001018196A true JP2001018196A (ja) | 2001-01-23 |
Family
ID=16348963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11195906A Pending JP2001018196A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 弾性発泡体に対する穿孔方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001018196A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008055568A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Inoac Corp | 圧縮・穿孔装置に用いる弾性発泡体の収容治具 |
-
1999
- 1999-07-09 JP JP11195906A patent/JP2001018196A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008055568A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Inoac Corp | 圧縮・穿孔装置に用いる弾性発泡体の収容治具 |
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