JP2001018116A - 旋削ブローチ盤及び旋削ブローチ盤のワーク搬入出方法 - Google Patents

旋削ブローチ盤及び旋削ブローチ盤のワーク搬入出方法

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JP2001018116A
JP2001018116A JP11194105A JP19410599A JP2001018116A JP 2001018116 A JP2001018116 A JP 2001018116A JP 11194105 A JP11194105 A JP 11194105A JP 19410599 A JP19410599 A JP 19410599A JP 2001018116 A JP2001018116 A JP 2001018116A
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axis
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Masumi Shimomura
真素美 下村
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Original Assignee
KOMATSU KOKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の旋削ブローチ盤は、門型のコラムにブ
ローチ工具を設けているため、コラムが邪魔になって、
上方からのワークの搬入出が困難である。 【解決手段】 ベッド1a上に設置され、かつ加工すべ
きワーク5の一端側をチャック6により把持してワーク
5を回転させるワーク駆動ユニット2と、上記ベッド1
a上に設置され、かつ上記ワーク駆動ユニット2のチャ
ック6との間でワーク5を加工軸線a上に支持するワー
ク駆動ユニット2またはテールストックセンタ3と、上
部側がワーク5と離間する方向に、また下部側がワーク
5と接近する方向に傾斜された傾斜面8aに沿って上下
方向へ移動自在に支承され、かつZ軸駆動手段によりワ
ーク5の接線方向へ直線移動させることにより、上記ワ
ーク5を旋削ブローチ加工するブローチ工具10及び上
方よりワーク5の搬入出を行うワーク搬入出手段12と
より構成したもので、門型コラムがないので、上方より
ワーク5の搬入出が容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はワークの搬入出を
容易にした旋削ブローチ盤及び旋削ブローチ盤のワーク
搬入出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来クランクシャフトのような軸状のワ
ークを旋削加工する旋削機械としては、例えば特開昭6
3−134112号公報や、特開昭63−196315
号公報、特公平8−29451号公報に記載されたもの
が公知である。
【0003】これら公報の旋削機械は、旋削加工するワ
ークの両端をチャックで把持して、ワークを回転させな
がら、門型のコラムに設けたブローチ工具をワークの接
線方向へ直線移動させて、ワークの旋削ブローチ加工を
行うようにしたものである。
【0004】またブローチ工具をワークの接線方向へ直
線移動させてワークを旋削ブローチ加工する旋削機械と
しては、特開昭62−246415号公報や、特公平6
−41042号公報に記載されたものも公知である。
【0005】上記特開昭62−246415号公報に記
載された旋削ブローチ盤は、傾斜された案内面を有する
室内台の上記案内面に、ワークの接線方向へ摺動自在な
摺動台を設け、この摺動台に取付けたブローチ工具でワ
ークの旋削ブローチ加工を行うようにしたものである。
【0006】上記特公平6−41042号公報に記載さ
れたブローチ旋削用トランスファマシンは、旋削加工す
るワークと直交する方向に、ブローチ工具が取付けられ
た第1・第2搬送バーが水平に設けられていて、これら
第1・第2搬送バーを水平方向へ直線移動させることに
より、ワークを旋削加工するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭63−13
4112号公報や、特開昭63−196315号公報の
ように門型コラムを備えた旋削機械では、門型コラムが
邪魔になるため、オートローダのようなワーク搬入出手
段を使用して、ワークを上方より搬入出することが困難
である。
【0008】このため、ベッド内にワーク搬送手段を設
置して、加工ステーションの下方よりワークの搬入出を
行っているが、この方法では、複数の加工ステーション
でワークの旋削加工を行う場合、各加工ステーション内
を縦断するようにワーク搬送手段が設置されるため、ワ
ーク搬送手段のために各加工ステーション間の通行が妨
げられて作業性が悪いと共に、各加工ステーションの間
にアイドルステーションを設置する必要があるため、ワ
ークの搬送距離が長くなって、作業能率が悪いなどの不
具合がある。
【0009】また旋削ブローチ加工するワークが変わっ
た場合、ワークに合わせてワーク搬送手段のアタッチメ
ントを交換するが、ワーク搬送手段がベッド内にあるた
め、交換作業に多くの時間を必要として作業性が悪い
上、この間機械を停止させるため、旋削機械の稼働率が
低下して、生産性が悪いと共に、旋削加工により発生し
た切粉がワーク搬送手段上に落下して付着し、ワークの
搬送や切粉の回収に支障をきたすなどの不具合もある。
【0010】一方上記特開昭62−246415号公報
の旋削ブローチ盤では、ベッド上に固定された機枠上に
案内台が固着されていて、案内台は、ワークの接離方向
へ移動できない構造のため、ワークを機械の上方より搬
入出しようとした場合、搬入出するワークとブローチ工
具が干渉しないように、摺動台の摺動ストロークを大き
くする必要があり、機械が大型となって設置するのに多
くのスペースを必要とすると共に、機械自体が高価にな
るなどの不具合がある。
【0011】また特開平6−41042号公報のよう
に、ワークの下方に、ワークと直交するように第1・第
2搬送バーを設けて、これら第1・第2搬送バーにブロ
ーチ工具を取付けたものでは、旋削加工時発生した切粉
がバックアップ装置上に落下してガイド面などに付着
し、第1・第2搬送バーの円滑な移動を妨げるため、精
度の高い旋削ブローチ加工が難しいと共に、切粉の回収
にも支障をきたすなどの不具合がある。
【0012】この発明はかかる従来の不具合を改善する
ためになされたもので、上方からのワークの搬入出が容
易に行える旋削ブローチ盤及び旋削ブローチ盤のワーク
の搬入出方法を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するため、請求項1記載の発明は、ベッド上に設置
され、かつ加工すべきワークの一端側をチャックにより
把持してワークを回転させるワーク駆動ユニットと、上
記ベッド上に設置され、かつ上記ワーク駆動ユニットの
チャックとの間でワークを加工軸線上に支持するワーク
駆動ユニットまたはテールストックセンタと、上部側が
ワークと離間する方向に、また下部側がワークと接近す
る方向に傾斜された傾斜面に沿って上下方向へ直線移動
自在に支承され、かつZ軸駆動手段によりワークの接線
方向へ移動させることにより、上記ワークを旋削ブロー
チ加工するブローチ工具と、上方より加工軸線上へワー
クを搬入出するワーク搬入出手段とより構成したもので
ある。
【0014】上記構成により、ワーク搬入出手段により
加工軸線上へワークを搬入出する際、ワークや、ワーク
搬入出手段がブローチ工具と干渉することがないので、
ブローチ盤本体の上方よりワークの搬入出が容易に行え
るようになる。またブローチ工具を垂直方向へ直線移動
させて、旋削ブローチ加工を行う従来の旋削ブローチ盤
に比べて、ブローチ盤本体の全高を低くできるため、ワ
ークを搬入出するワーク搬入出手段の設置高さを低くで
き、これによってアタッチメントの交換やメンテナンス
が容易になると共に、ブローチ盤本体へのワークの搬入
出が上方より行えることにより、従来のようにブローチ
盤本体のベッド内へワーク搬送手段を設置する必要がな
く、これによって旋削ブローチ加工するワークの変更に
伴いワーク搬入出手段のアタッチメントを交換する場合
でも、交換作業が短時間で行えるため、旋削ブローチ盤
の稼働率の向上と、これに伴う生産性の向上が図れるよ
うになる。
【0015】さらに旋削ブローチ加工中に発生した切粉
がワーク搬入出手段に付着することがないので、ワーク
の搬入出や切粉の回収に支障をきたすことがないと共
に、ブローチ盤本体を複数基設置して、複数の加工ステ
ーションで連続または平行して旋削ブローチ加工を行う
場合でも、各加工ステーション内を縦断するようワーク
搬入出手段を設置する必要がないため、ワーク搬入出手
段により各加工ステーション間の通行が妨げられること
がない上、各加工ステーションの間にアイドルステーシ
ョンを設置する必要がないので、ワークの搬送距離を短
縮することができ、これによって作業能率が向上する
上、作業の高速化にも容易に対応することができる。
【0016】上記目的を達成するため、請求項2記載の
発明は、ベッド上に設置され、かつ加工すべきワークの
一端側をチャックにより把持してワークを回転させるワ
ーク駆動ユニットと、上記ベッド上に設置され、かつ上
記ワーク駆動ユニットのチャックとの間でワークを加工
軸線上に支持するワーク駆動ユニットまたはテールスト
ックセンタと、上部側がワークと離間する方向に、また
下部側がワークと接近する方向に傾斜された傾斜面に沿
って上下方向へ移動自在に支承され、かつZ軸駆動手段
によりワークの接線方向へ直線移動させることにより、
上記ワークを旋削ブローチ加工するブローチ工具と、上
記ブローチ工具を、ワークの加工軸線と水平方向に直交
するY軸方向へ移動させるY軸駆動手段と、上方より加
工軸線上へワークを搬入出するワーク搬入出手段とより
構成したものである。
【0017】上記構成により、ワーク搬入出手段により
加工軸線上へワークを搬入する際、ワークや、ワーク搬
入出手段がブローチ工具と干渉することがないので、ブ
ローチ本体の上方よりワークの搬入出が容易に行えるよ
うになる。またブローチ工具を垂直方向へ直線移動させ
て、旋削ブローチ加工を行う従来の旋削ブローチ盤に比
べて、ブローチ盤本体の全高を低くできるため、ワーク
を搬入出するワーク搬入出手段の設置高さを低くでき、
これによってアタッチメントの交換やメンテナンスが容
易になると共に、ブローチ盤本体へのワークの搬入出が
上方より行えることにより、従来のようにブローチ盤本
体のベッド内へワーク搬送手段を設置する必要がなく、
これによって旋削ブローチ加工するワークの変更に伴い
ワーク搬入出手段のアタッチメントを交換する場合で
も、交換作業が短時間で行えるため、旋削ブローチ盤の
稼働率の向上と、これに伴う生産性の向上が図れるよう
になる。
【0018】さらに旋削ブローチ加工中に発生した切粉
がワーク搬入出手段に付着することがないので、ワーク
の搬入出や切粉の回収に支障をきたすことがないと共
に、ブローチ盤本体を複数基設置して、複数の加工ステ
ーションで連続または平行して旋削ブローチ加工を行う
場合でも、各加工ステーション内を縦断するようワーク
搬入出手段を設置する必要がないため、ワーク搬入出手
段により各加工ステーション間の通行が妨げられること
がない上、各加工ステーションの間にアイドルステーシ
ョンを設置する必要がないので、ワークの搬送距離を短
縮することができ、これによって作業能率が向上する
上、作業の高速化にも容易に対応することができる。
【0019】さらにワーク搬入出手段によりワークを搬
入出する際、Y軸駆動手段によりブローチ工具をワーク
と離間する方向へ退避させることにより、ブローチ工具
とワークや、ワーク搬入出手段などが干渉することがな
いので、ブローチ工具などの破損を未然に防止すること
ができると共に、傾斜面に沿って上下方向へ直線移動す
るブローチ工具を、ワークと離間する方向へ退避させる
ため、少ないストロークでブローチ工具をワークなどと
干渉しない位置へ退避させることができる。
【0020】しかも旋削ブローチ加工するワークの径な
どが変更された場合は、Y軸駆動手段によりブローチ工
具をワークの接離方向へ移動させることにより対応する
ことができるため、種々の径のワークを旋削ブローチ加
工できるなど、汎用性も高い。
【0021】上記目的を達成するため、請求項3記載の
発明は、ブローチ工具をワークの接線方向へ直線移動さ
せて、ワークを旋削ブローチ加工するブローチ盤本体の
上方に、ワークを搬入出するワーク搬入出手段を設置
し、かつ上記ワーク搬入出手段により上方よりブローチ
盤本体へワークを搬入出する際、ブローチ工具をワーク
と離間する方向へ退避させるようにしたものである。
【0022】上記方法により、ワークの搬入出が上方よ
り行えるため、従来のようにブローチ盤本体のベッド内
へワーク搬送手段を設置する必要がなく、これによって
旋削ブローチ加工するワークの変更に伴いワーク搬入出
手段のアタッチメントを交換する場合でも、交換作業が
短時間で行えるため、旋削ブローチ盤の稼働率の向上
と、これに伴う生産性の向上が図れるようになる。
【0023】また切削加工中に発生した切粉がワーク搬
入出手段に付着することがないので、ワークの搬入出や
切粉の回収に支障をきたすことがないと共に、ブローチ
盤本体を複数基設置して、複数の加工ステーションで連
続または平行して旋削ブローチ加工を行う場合でも、各
加工ステーション内を縦断するようワーク搬入出手段を
設置する必要がないため、ワーク搬入出手段により各加
工ステーション間の通行が妨げられることがない上、各
加工ステーションの間にアイドルステーションを設置す
る必要がないので、ワークの搬送距離を短縮することが
でき、これによって作業能率が向上する上、作業の高速
化にも容易に対応することができる。
【0024】さらにワーク搬入出手段によりワークを搬
入出する際、Y軸駆動手段によりブローチ工具をワーク
と離間する方向へ退避させることにより、ブローチ工具
とワークや、ワーク搬入出手段などが干渉することがな
いので、ブローチ工具などの破損を未然に防止すること
ができる。
【0025】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して詳述する。図1は旋削ブローチ盤の正面図、図2
は図1のA方向からの矢視図である。
【0026】これら図において1はブローチ盤本体で、
後述するワーク5の軸線と平行するX軸方向に長いベッ
ド1aを有しており、このベッド1a上に、ワーク駆動
ユニット2と、テールストックセンタ3がX軸方向に離
間し、かつX軸方向に移動自在に設置されている。上記
ワーク駆動ユニット2には、X軸と平行する主軸4が回
転自在に支承されていて、この主軸4のテールストック
センタ3側端部には、ワーク5の一端を把持するチャッ
ク6が取付けられていると共に、主軸4の反対側の端部
には、動力伝達手段7を介して図示しない主軸駆動源が
接続されていて、この主軸駆動源により主軸4が回転さ
れるようになっている。
【0027】上記テールストックセンタ3は、上記ワー
ク駆動ユニット2の主軸4と同一軸線上にセンタ3aが
設けられていて、ワーク5の他端に形成されたセンタ孔
(図示せず)にセンタ3aを挿入することにより、上記
チャック6との間でワーク5を加工軸線a上に支持でき
るようになっている。
【0028】また上記ベッド1a上には、X軸と直交す
るY軸方向に一対のガイドレール1bがX軸方向に離間
して布設されていて、これらガイドレール1bにY軸ス
ライド8が、図示しないY軸駆動手段によりY軸方向へ
移動自在に支承されている。
【0029】上記Y軸スライド8のワーク5と対向する
面は、上部側がワーク5と離間する方向に、そして下部
側がワーク5と接近する方向に傾斜する傾斜面8aとな
っていて、この傾斜面8aに、斜め上下方向(Z軸方
向)に一対のガイドレール8bが、X軸方向に離間して
布設されており、これらガイドレール8bにブローチス
ライド9が、図示しないZ軸駆動手段によりZ軸方向へ
移動自在に支承されている。
【0030】そして上記ブローチスライド9のワーク5
と対向する面に、1個ないし複数のブローチ工具10が
着脱自在に取付けられている。上記ブローチ工具10
は、ワーク5の1個所ないし複数個所を旋削ブローチ加
工できるよう、ワーク5の加工個所5a毎にX軸方向に
間隔を存して設けられており、各ブローチ工具10に
は、ワーク5の荒加工から仕上げ加工までを行う複数の
チップ10aが、Z軸方向に間隔を存して着脱自在に取
付けられている。
【0031】一方上記ブローチ盤本体1の上方には、ブ
ローチ盤本体1へワーク5を搬入出するガントリー型オ
ートローダよりなるワーク搬入出手段12が設置されて
いる。上記ワーク搬入出手段12は、X軸方向に平行す
る横桁12aを有していて、この横桁12aに布設され
たガイドレール12bに、走行モータ13によりX軸方
向へ走行自在な走行体12cが支承されている。上記走
行体12cには、リフトモータ15により昇降自在な昇
降杆12dが設けられていて、この昇降杆12dの下端
に、ワーク5を把持するワーク把持手段14が取付けら
れている。
【0032】上記ワーク把持手段14は、支軸14aを
中心に揺動自在な揺動部材14bを有していて、この揺
動部材14bに、2組の把持爪14c,14dが所定の
角度θを存して開閉自在に支承されており、一方の把持
爪14cで加工の完了したワーク5を、そして他方の把
持爪14dで次に加工するワーク5を把持できるように
なっている。なお図2中1cは切粉を排出するホッパで
ある。
【0033】次に上記構成された旋削ブローチ盤によ
り、クランクシャフトのようなワーク5を旋削ブローチ
加工する方法及びワークの搬入出方法を説明する。旋削
ブローチ盤によりワーク5を加工するに当たっては、ワ
ーク搬入出手段12のワーク把持手段14や、ワーク5
とブローチ工具10などが干渉しないように、Y軸駆動
手段によりY軸スライド8を図2の仮想線で示す退避位
置まで後退させる。
【0034】そしてこの状態で他方の把持爪14dに次
に加工するワーク5を把持させた走行体12cを加工ス
テーションの上方へ移動させ、一方の把持爪14cを下
方に位置させた状態でリフトモータ15によりワーク把
持手段14を下降させて、一方の把持爪14cで加工の
完了したワーク5を把持したら、揺動部材14bを角度
θ揺動させて、他方の把持爪14dが把持したワーク5
を、チャック6とテールストックセンタ3の間に搬入
し、チャック6でワーク5の一端を把持すると共に、テ
ールストックセンタ3のセンタ3aを、ワーク5の他端
に形成されたセンタ孔(図示せず)に挿入して、チャッ
ク6とセンタ3aの間でワーク5を加工軸線a上に水平
に支持する。
【0035】次にY軸駆動手段によりY軸スライド8
を、退避位置から図2の実線で示す加工位置まで前進さ
せたら、ワーク駆動ユニット2によりチャック6を介し
てワーク5を回転させながら、Z軸駆動手段によりブロ
ーチスライド9をワーク5の接線方向へ移動させて、ブ
ローチ工具10に設けられた複数のチップ10aにより
ワーク5を旋削ブローチ加工するもので、ブローチ工具
10に予め荒加工から、仕上げ加工までのチップ10a
を、ブローチ工具10の移動方向へ間隔を存して取付け
ておくことにより、一工程でワーク5の荒加工から仕上
げ加工までを行うことができる。なおブローチ工具10
に仕上げ加工用チップ10aを設けて、仕上げ加工のみ
を行うようにしてもよい。
【0036】一方上記旋削ブローチ加工中に、すでに加
工の完了したワーク5を把持したワーク搬入出手段12
の走行体12cは、ワーク受け渡し位置(図示せず)へ
と移動されて、加工の完了したワーク5を搬出し、次に
加工するワーク5を把持したら、再び加工ステーション
の上方へ移動されて、加工ステーションの上方でワーク
5の加工が終了するまで待機する。
【0037】以下上記動作を繰返して、ワーク搬入出手
段12により加工ステーションの上方より搬入されたワ
ーク5の旋削ブローチ加工を行い、加工の完了したワー
ク5の搬出を行うもので、加工ステーションへワーク5
を搬入でする際には、Y軸スライド8が図2の仮想線で
示す退避位置まで退避されることから、ワーク5の搬入
出の際、ワーク搬入出手段12のワーク把持手段14な
どが、ブローチ盤本体1側のブローチ工具10やブロー
チスライド9などと干渉するのを未然に防止することが
できる。
【0038】なお上記実施の形態では、1個所の加工ス
テーションでワーク5の旋削ブローチ加工を行う場合に
ついて説明したが、ブローチ盤本体1を複数基設置し
て、複数の加工ステーションでワーク5の旋削ブローチ
加工を並行して行うか、ワーク5を複数の加工ステーシ
ョンへ順次搬送して、ワーク5の複数の加工個所を複数
工程で旋削ブローチ加工するようにしてもよい。
【0039】何れの場合も、旋削ブローチ加工時間に比
べて、ワーク搬入出手段12の搬送速度は格段に早いた
め、1基のワーク搬入出手段12により各加工ステーシ
ョンへのワーク5の搬入出が行えるようになる。
【0040】以上はワーク5の加工径が同じ場合の旋削
ブローチ加工方法であるが、ワーク5の加工径が変更さ
れた場合は、加工径に応じてY軸スライド8をY軸方向
へ移動させることにより、加工径の異なるワーク5に対
しても容易に対応することができる。
【0041】また上記実施の形態では、ワーク5の一端
をワーク駆動ユニット2のチャック6で把持し、他端を
テールストックセンタ3のセンタ3aで支持して、ワー
ク駆動ユニット2でワーク5を回転させるようにした
が、図3に示す変形例のように、ベッド1a上に、一対
のワーク駆動ユニット2をチャック6を対向させて設置
し、これらワーク駆動ユニット2のチャック6でワーク
5の両端を把持して、ワーク5を回転させるようにして
もよく、この場合、各ワーク駆動ユニット2の駆動系を
同期手段で同期させて、各チャック6を同期回転させれ
ばよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態になる旋削ブローチ盤の
正面図である。
【図2】図1のA方向からの矢視図である。
【図3】この発明の実施の形態になる旋削ブローチ盤の
変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
1…ブローチ盤本体 1a…ベッド 2…ワーク駆動ユニット 3…テールストックセンタ 5…ワーク 6…チャック 8a…傾斜面 10…ブローチ工具 12…ワーク搬入出手段 a…加工軸線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド(1a)上に設置され、かつ加工
    すべきワーク(5)の一端側をチャック(6)により把
    持してワーク(5)を回転させるワーク駆動ユニット
    (2)と、上記ベッド(1a)上に設置され、かつ上記
    ワーク駆動ユニット(2)のチャック(6)との間でワ
    ーク(5)を加工軸線(a)上に支持するワーク駆動ユ
    ニット(2)またはテールストックセンタ(3)と、上
    部側がワーク(5)と離間する方向に、また下部側がワ
    ーク(5)と接近する方向に傾斜された傾斜面(8a)
    に沿って上下方向へ移動自在に支承され、かつZ軸駆動
    手段によりワーク(5)の接線方向へ直線移動させるこ
    とにより、上記ワーク(5)を旋削ブローチ加工するブ
    ローチ工具(10)と、上方より加工軸線(a)上へワ
    ーク(5)を搬入出するワーク搬入出手段(12)とを
    具備したことを特徴とする旋削ブローチ盤。
  2. 【請求項2】 ベッド(1a)上に設置され、かつ加工
    すべきワーク(5)の一端側をチャック(6)により把
    持してワーク(5)を回転させるワーク駆動ユニット
    (2)と、上記ベッド(1a)上に設置され、かつ上記
    ワーク駆動ユニット(2)のチャック(6)との間でワ
    ーク(5)を加工軸線(a)上に支持するワーク駆動ユ
    ニット(2)またはテールストックセンタ(3)と、上
    部側がワーク(5)と離間する方向に、また下部側がワ
    ーク(5)と接近する方向に傾斜された傾斜面(8a)
    に沿って上下方向へ移動自在に支承され、かつZ軸駆動
    手段によりワーク(5)の接線方向へ直線移動させるこ
    とにより、上記ワーク(5)を旋削ブローチ加工するブ
    ローチ工具(10)と、上記ブローチ工具(10)を、
    ワーク(5)の加工軸線(a)と水平方向に直交するY
    軸方向へ移動させるY軸駆動手段と、上方より加工軸線
    (a)上へワーク(5)を搬入出するワーク搬入出手段
    (12)とを具備したことを特徴とする旋削ブローチ
    盤。
  3. 【請求項3】 ブローチ工具(10)をワーク(5)の
    接線方向へ直線移動させて、ワーク(5)を旋削ブロー
    チ加工するブローチ盤本体(1)の上方に、ワーク
    (5)を搬入出するワーク搬入出手段(12)を設置
    し、かつ上記ワーク搬入出手段(12)により上方より
    ブローチ盤本体(1)へワーク(5)を搬入出する際、
    ブローチ工具(10)をワーク(5)と離間する方向へ
    退避させることを特徴とする旋削ブローチ盤のワーク搬
    入出方法。
JP11194105A 1999-07-08 1999-07-08 旋削ブローチ盤及び旋削ブローチ盤のワーク搬入出方法 Pending JP2001018116A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003025141A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Soowa Techno:Kk ブローチ溝削り加工機
CN114800006A (zh) * 2022-04-08 2022-07-29 常州汉森机械股份有限公司 一种割草机刀轴的加工设备

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