JP2001017918A - 円筒型マイクロ振動モータ - Google Patents

円筒型マイクロ振動モータ

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JP2001017918A
JP2001017918A JP11228812A JP22881299A JP2001017918A JP 2001017918 A JP2001017918 A JP 2001017918A JP 11228812 A JP11228812 A JP 11228812A JP 22881299 A JP22881299 A JP 22881299A JP 2001017918 A JP2001017918 A JP 2001017918A
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JP
Japan
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motor
cylindrical
motor housing
cylindrical micro
vibration motor
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Application number
JP11228812A
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English (en)
Inventor
Yasunobu Hiratsuka
靖宣 平塚
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Shicoh Engineering Co Ltd
Original Assignee
Shicoh Engineering Co Ltd
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Publication date
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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 部品点数を減らし、組立時の工数を減じ、か
つ組立作業が容易になる円筒形マイクロ振動モータを提
供すること。 【解決手段】一端部を突出した回転軸4に該回転軸を重
心が周回するように偏心した振動発生用偏心ウエイト1
1を固定し、円筒型のモータハウジング3−1と、円筒
型の界磁マグネット9と、界磁マグネットを該モータハ
ウジングの内部に保持するマグネット保持部36−1
と、上記回転軸を回転自在に軸支し該モータハウジング
の一端開口部に備えられる軸受部6−1と、該回転軸に
固定され該モータハウジングの内部で回転する円筒型コ
アレス電機子10と、ブラシ17とを備え、該モータハ
ウジングの他端開口部にブラシを保持するブラシホルダ
14を備える円筒型マイクロ振動モータ1−1におい
て、該軸受部と該マグネット保持部とを一体物とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒形マイクロモ
ータを用いた円筒形マイクロ振動モータに関し、ページ
ャ(呼び出し装置)、携帯電話、歯ブラシ、マッサージ
器、目覚まし時計、腕時計、ゲームコントローラ、樹脂
成形機等の振動発生に用いられる。
【0002】
【従来技術】例えば、本願発明の従来技術の一つとし
て、本願出願人が発明し、特開平11−69746号に
開示されている円筒形マイクロ振動モータがある。
【0003】図10を用い従来の上記円筒型マイクロ振
動モータ1−6について説明する。なお、該円筒形マイ
クロ振動モータ1−6において本願発明の実施例と共通
する部分については本願発明の実施例と同じ符号をふ
し、本願発明の実施例で説明をし、ここでの説明を省略
する。
【0004】図10は、従来技術の一つである円筒形マ
イクロ振動モータ1−6の縦断面図を示す。
【0005】円筒形マイクロ振動モータ1−6の円筒形
のモータハウジング3−6の一端部を細い外径のパイプ
状に形成して軸受部6−6を収納する圧入部8−6を一
体形成して一端外側に突出させている。上記圧入部8−
6の一端部に軸受部6−6を内臓している。軸受部6−
6として、樹脂などのすべり軸受や焼結含油軸受などを
用いている。
【0006】上記軸受部6−6の軸方向の移動を規制す
る突起部12をモータハウジング3−6と界磁マグネッ
ト9間に有し、且つ軸方向に伸びた回転軸挿入孔7を有
する中空状のマグネット保持部36−6を有する。
【0007】該マグネット保持部36−6の上記突起部
12を上記軸受部6−6の他端面と上記マグネット保持
部36−6の外周に備えた界磁マグネット9の一端面間
に位置させて上記軸受部6−6及び界磁マグネット9の
軸方向の移動を規制している。
【0008】従来技術の一つであるこの円筒形マイクロ
振動モータ1−6は、該界磁マグネット9をモータハウ
ジング3−6に保持するためマグネット保持部36−6
が必要であり、このためマグネット保持部36−6を別
途設ける必要があり、部品点数が増えるという欠点があ
った。
【0009】また、この円筒形マイクロ振動モータ1−
6の組立時には該界磁マグネット9を該マグネット保持
部36−6に固定し、さらに、該マグネット保持部36
−6をモータハウジング3−6に固定し、その後、軸受
部6−6を圧入部8−6に固定する必要があり、このた
め、組立工程が増えるという欠点があった。
【0010】この発明の属する技術分野における円筒形
マイクロ振動モータは、外径が3mmから4mm程度の
小形のものであり、このため部品一つ一つはさらに小形
であり取り扱いが困難になる。このため、部品点数が増
え、組立工程が増えることは、重大な問題点の一つに数
えられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の欠点を
解決することが、本発明の課題である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、円筒型マイクロモータの
一端部を突出した回転軸に該回転軸を重心が周回するよ
うに偏心した振動発生用偏心ウエイトを固定し、該円筒
型マイクロモータは、円筒型のモータハウジングと、円
筒型の界磁マグネットと、界磁マグネットを該モータハ
ウジングの内部に保持するマグネット保持部と、上記回
転軸を回転自在に軸支し該モータハウジングの一端開口
部に備えられる軸受部と、該回転軸に固定され該モータ
ハウジングの内部で回転する円筒型コアレス電機子と、
ブラシとを備え、該モータハウジングの他端開口部にブ
ラシを保持するブラシホルダを備える円筒型マイクロ振
動モータにおいて、該軸受部と該マグネット保持部とを
一体物としたことを特徴とする。
【0013】この発明によれば、該軸受部と該マグネッ
ト保持部は一体物であるから、軸受部とマグネット保持
部とを同時にモータハウジングに組み付けることがで
き、該軸受部と該マグネット保持部とを別々にモータハ
ウジングに組み付ける場合と比較すると組立工程を少な
くすることができる。
【0014】また、該軸受部と該マグネット保持部とが
別々の部品であることと比較すると、該軸受部と該マグ
ネット保持部は一体物であるから該円筒形マイクロ振動
モータは部品点数を減らすことができ、外形の小さな部
品が減ることは組立作業が容易になる。
【0015】本発明にかかる円筒形マイクロ振動モータ
は、外形が3mmから4mm程度となるため、組立るこ
と自体困難でまた組立精度が要求される。このためでき
る限り組立工程を少なくした方がよく、組立工程が少な
いと円筒形マイクロ振動モータの組立が容易になる。
【0016】また、このように小さな円筒形マイクロ振
動モータを構成する部品の一つ一つはさらに小さい。軸
受部とマグネット保持部とを一体物にすることにより、
軸受部とマグネット保持部とが別々のものである場合に
比べこの一体物の外形は大きくなり取り扱いが容易にな
り、円筒形マイクロ振動モータの組立が容易になる。
【0017】さらに、上記課題を解決するために、請求
項2の発明は、請求項1に記載の発明において、上記一
体物は樹脂で一体成形されたことを特徴とする。
【0018】この発明によれば、軸受部とマグネット保
持部とを一体とした一体物を樹脂で作ることは、成形が
容易になる。例えば、成形用金型を用いてこの一体物を
容易に成形できる。
【0019】さらに、上記課題を解決するために、請求
項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
上記一体物は液晶ポリマーを用いて成形されたことを特
徴とする。
【0020】上記一体物を液晶ポリマーを用い成形すれ
ば、射出成形用金型を用い成形でき、低摩擦、低摩耗性
の樹脂軸受として優れた性能を持ち、回転軸の高速回転
に耐えうる軸受部を成形する事ができる。
【0021】さらに、上記課題を解決するために、請求
項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
上記一体物は、ポリエステル、ポリアミド樹脂、フッ素
樹脂、ナイロン、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
チレンテレフタレート、または、アクリロニトリルブタ
ジエンスチレン樹脂を用いて成形されたことを特徴とす
る。
【0022】上記一体物をポリエステル、ポリアミド樹
脂、フッ素樹脂、ナイロン、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンテレフタレート、または、アクリロニ
トリルブタジエンスチレン樹脂を用いて成形すれば、容
易に上記一体物を成形できる。
【0023】これらの上記材料は、比較的低価格である
ため安価に上記一体物が成形できる。
【0024】さらに、上記課題を解決するために、請求
項5に記載の発明は、請求項1乃至4に記載の発明にお
いて、上記一体物は、上記モータハウジングに対して移
動を規制するために径方向に突出した突出部を備えてい
ることを特徴とする。
【0025】この発明によれば上記一体物は、該突出部
により、上記モータハウジングに対して移動を規制する
ことが容易になる。このことにより上記一体物がモータ
ハウジングからはずれることが無くなり、この結果、軸
受部と界磁マグネットがモータハウジングからはずれる
ことが無くなるので円筒形マイクロ振動モータの故障は
無くなる。
【0026】さらに、上記課題を解決するために、請求
項6に記載の発明は、請求項1乃至5に記載の発明にお
いて、上記一体物は、上記モータハウジングに対して界
磁マグネットの移動を規制するために径方向に突出した
突出部を備えていることを特徴とする。
【0027】この発明によれば上記一体物は、該突出部
により、上記モータハウジングに対して界磁マグネット
の移動を規制することが容易になる。このことにより円
筒形マイクロ振動モータの故障は無くなる。
【0028】
【第1の実施例】図1乃至図5を参照して本発明の第1
の実施例を説明する。図1は、本発明の第1の実施例に
かかる円筒形マイクロ振動モータ1−1の縦断面図を示
す。図2は、同円筒形マイクロ振動モータ1−1のブラ
シホルダ14の側縦断面図を示す。図3は、同ブラシホ
ルダ14を内面部軸方向から見た場合の説明図を示す。
図4は、同円筒形マイクロ振動モータ1−1の整流子1
5とブラシ17−1、17−2との接触状態の説明図を
示す。図5は、同円筒形マイクロ振動モータ1−1の整
流子15とブラシ先端部34a、34bとの接触状態の
説明図を示す。
【0029】図1を参照して円筒形マイクロ振動モータ
1−1の全体構造を説明する。円筒形マイクロモータ2
−1のモータハウジング3−1は、一端部を細い径に形
成したパイプ形状である。この細い径の部分は軸受ハウ
ス5−1となる。モータハウジング3−1の材質は磁性
体である冷間圧延鋼板でありヨークの働きをしている。
モータハウジング3−1は、外径4mm、厚みが0.2
mmである。モータハウジング3−1の径が細くなった
部分の側面には嵌合部8である孔があいている。
【0030】嵌合部8には、軸受部6−1とマグネット
保持部36−1とが一体となった一体物の軸受部6−1
付近の外周面に径方向に突出した突起物が嵌合する。こ
の一体物の一部は、軸受ハウス5−1に圧入または接着
され固定される。この一体物と軸受ハウス5−1とが中
間ばめのはめあいであっても上記突起物が嵌合部8に嵌
合しているので、この一体物がモータハウジング3−1
に対してずれたりすることはない。
【0031】上記一体物は、液晶ポリマーでできてい
る。この一体物は、インサートモールド成形で成形され
る。この一体物を成形する金型にモータハウジング3−
1と界磁マグネット9とを適宜な位置に備え、その後こ
の金型に液晶ポリマーを流し込みこの一体物が成形され
る。この成形方法を利用すれば液晶ポリマーが固化した
後にはモータハウジング3−1とこの一体物と界磁マグ
ネット9は一体化されている。この一体物は突起部6と
第二突出部33とで界磁マグネット9の移動を規制して
いる。この一体物の中心には回転軸4が挿入される回転
軸挿入孔7がある。界磁マグネット9は希土類磁石でで
きている。
【0032】回転軸4は、軸受部6−1で回転自在に軸
支されている。回転軸4は直径が0.6mmでありステ
ンレス製で焼き入れ後研磨をしている。円筒形マイクロ
モータ2の一端部から突出した回転軸4には、振動発生
用偏心ウエイト11が適宜な方法、例えば、かしめ、接
着、溶接などの方法で固定されている。
【0033】振動発生用偏心ウエイト11は、比重が高
い金属、例えば、タングステン合金で作られている。振
動発生用ウエイト11は、断面が回転軸4を中心に開角
が180度以下の扇形であり、外周部は軸方向に延び延
長突極片12を形成している。この延長突極片12はモ
ータハウジング3−1のへこんだ部分26と対向しなが
ら回転軸4を中心に回転する。
【0034】回転軸4の外周であり振動発生用偏心ウエ
イト11と軸受部6−1との間には、ライナー21を備
えている。このライナー21は摺動性のよいものであ
り、振動発生用偏心ウエイト11と軸受部6−1または
モータハウジング3−1が摺動することによる摩擦抵抗
を低減する。軸受部6−1は液晶ポリマーでできている
ため、耐摩耗性、低摩擦性に優れているためライナー2
1を省略することもでき部品点数を少なくし組立工程を
少なくすることができる。
【0035】界磁マグネット9の外周に空隙を挟んで円
筒形コアレス電機子10を備えている。円筒形コアレス
電機子10は亀甲巻きと呼ばれる方法で導線を巻いて形
成されている。円筒形コアレス電機子10は、一端部が
整流子ハブ19に固定されている。整流子ハブ19は液
晶ポリマーで成形されている。整流子ハブ19は、回転
軸4に圧入されている金属製薄板リング状のストップリ
ング13とともに回転軸4に固定されている。ストップ
リング13若しくは整流子ハブ19と第2突出部33若
しくは界磁マグネット9との間には摺動性の良いライナ
ー40を備え摩擦抵抗を低減させている。
【0036】整流子ハブ19には整流子15が備えられ
ており、この整流子15は円筒形コアレス電機子10と
電気的導通している。整流子15は金合金でできており
導電性のよいものになっている。
【0037】モータハウジング3−1の開口他端部に
は、ブラシホルダ14が備えられている。このブラシホ
ルダ14は、モータハウジング3−1に圧入固定されて
いる。ブラシホルダ14は、液晶ポリマーでできてお
り、中心部には回転軸4を軸支するような軸受構造にな
っている。
【0038】ブラシホルダ14はブラシ17−1、17
−2を備えており、このブラシ17−1、17−2は整
流子15と摺接接触することによりすべり接点を構成す
る。ブラシ17−1、17−2にはリード線24−1、
24−2が電気的接続されており、ブラシ17−1、1
7−2を介して整流子15、円筒形コアレス電機子10
に電流を供給する。
【0039】図2は、同円筒形マイクロ振動モータ1−
1のブラシホルダ14の側縦断面図を示す。図3は、同
ブラシホルダ14を内面部軸方向から見た場合の説明図
を示す。一対のU字状のブラシ17−1、17−2を保
持するブラシ保持部31−1、31−2が液晶ポリマー
でできたブラシホルダ14に一体成形され、上記ブラシ
保持部31−1、31−2にブラシ17−1、17−2
が保持されて、整流子15にその先端部が摺接されてい
る。図3及び図4を参照。
【0040】ブラシホルダ14の中心部には、回転軸4
を通すための挿入孔が形成され、その挿入孔に回転軸4
が通される。
【0041】ブラシホルダ14には、図3に示すように
180度対称な位置に外部に導かれるリード線24−
1、24−2を通す透孔29−1、29−2を設けると
ともに、リード線24−1、24−2の導線28−1、
28−2を通すための小径の透孔30−1、30−2が
形成され、上記導線28−1、28−2が植設されてい
る。
【0042】ブラシホルダ14の内面に突出形成された
一対のブラシ保持部31−1、31−2の一端部には、
各々、ブラシ17−1、17−2が整流子15に摺接す
るように支持され、また、ブラシ17−1、17−2各
々は、整流特性を良好なものにするために、図2に示す
ようにそのブラシ先端部17−1、17−2が軸方向に
2段に分かれたものを用いて、整流子15を摺接させて
いる。
【0043】上記ブラシ17−1、17−2各々の他端
部には、同導電材質にて一体形成された二股部32−
1、32−2が延長形成されており、この二股部32−
1、32−2のスリット部33−1、33−2を通され
た上記導線28−1、28−2を導電接触挟持すること
で、円筒形コアレス電機子10、整流子15、ブラシ1
7−1または17−2、及び導線28−1または28−
2とが導電接続するようにしている。
【0044】尚、リード線24−1、24−2は、二股
部32−1、32−2のスリット部33−1,33−2
を通した後、溶接、半田付けなどの手段によって当該導
電材料からなる二股部32−1、32−2に電気的接続
する。
【0045】図5を参照して整流子15とブラシ尖端部
34a、34bとが摺接している様子を説明する。ブラ
シ先端部34a、34bは、整流子15の方向に凸にな
るようにカーブしており、カーブの腹の部分が整流子1
5と摺接している。ハブ16は整流子15を整流子ハブ
19および回転軸4に固定するために用いられる。
【0046】
【第2の実施例】図6を参照して本発明の第2の実施例
である円筒形マイクロ振動モータ1−2について説明す
る。尚、本発明の第1の実施例である円筒形マイクロ振
動モータ1−1と共通する部分は同じ符号をふり説明を
省略した。
【0047】モータハウジング3−2は、円筒形状をし
ており一端開口部は径が小さくなっている。モータハウ
ジング3−2は、材質が磁性体である冷間圧延鋼板であ
りヨークの働きをしている。軸受部6−2とマグネット
保持部36−2とを樹脂により一体物としている。該一
体物は、突出部41を一体に形成している。界磁マグネ
ット9は、中空円筒形の希土類磁石でできており、前記
マグネット保持部36−2に嵌合され接着剤により固定
されている。
【0048】界磁マグネット9を固定された一体物は、
この軸受部6−2をモータハウジング3−2の圧入部8
−2に接着により固定する。この一体物の中心部には回
転軸挿入孔7が軸方向に形成されている。該一体物の軸
受部6−2は、樹脂軸受となり、回転軸4を回転自在に
軸支する。軸受部6−2をモータハウジング3−2の圧
入部8−2に圧入することにより界磁マグネット9はモ
ータハウジング3−2内部に保持される。
【0049】
【第3の実施例】図7を参照して本発明の第3の実施例
である円筒形マイクロ振動モータ1−3について説明す
る。尚、本発明の第1の実施例である円筒形マイクロモ
ータ1−1と共通する部分は同じ符号をふり説明を省略
した。
【0050】円筒形マイクロモータ2−3のモータハウ
ジング3−3は、パイプ状に形成され一端開口部は、外
周が係止部25−3で覆われ、開口径が小さくなってい
る。軸受部6−3とマグネット保持部36−3とを樹脂
で一体成形して一体物としている。この一体物は、第一
突出部35−3と第二突出部12−3と第三突出部8−
3とを一体に備えている。これらの突出部は径方向に突
出しており、全周にわたって突出している。第一突出部
35−3と第三突出部8−3はモータハウジング3−3
の係止部25−3を挟持する事によりモータハウジング
3−3を係止する。
【0051】第三突出部8−3と第二突出部12−3と
は、界磁マグネット9を挟持し、界磁マグネット9が軸
方向にずれないように保持している。この一体物は、第
1の実施例と同様インサートモールド成形により、界磁
マグネット9とモータハウジング3−3と一体に形成さ
れる。
【0052】振動発生用偏心ウエイト11の延長突出部
27は、この一体物の一部と対向しながら、回転する。
【0053】
【第4の実施例】図8を参照して、本発明の第4の実施
例である円筒形マイクロ振動モータ1−4について説明
する。尚、円筒形マイクロ振動モータ1−4において、
本発明の第1の実施例である円筒形マイクロ振動モータ
1−1と共通する部分については、円筒形マイクロ振動
モータ1−1と同じ符号をふり、説明を省略する。
【0054】モータハウジング3−4は、パイプ状にで
きており、一端開口部は径が小さくなっており軸受収納
部8−4を一体形成している。軸受部6−4とマグネッ
ト保持部36とを樹脂で一体成形した一体物の軸受部6
−4を軸受収納部8−4に納めている。この一体物は、
第一突出部25−4と第二突出部12−4とを軸方向に
突出させ、第一突出部25−4と第二突出部12−4と
を一体形成している。第一突出部25−4と第二突出部
12−4との間には、軸受収納部8−4と界磁マグネッ
ト9とが位置する。このため、界磁マグネット9と軸受
部6−4とは、モータハウジング3−4に固定される。
この一体物は、第1の実施例と同様に、インサートモー
ルド成形により成形される。
【0055】
【第5の実施例】図9を参照して、本発明の第5の実施
例の円筒形マイクロ振動モータ1−5について説明す
る。尚、円筒形マイクロ振動モータ1−5において、本
発明の第1の実施例の円筒形マイクロ振動モータ1−1
と共通する部分については、円筒形マイクロ振動モータ
1−1と同じ符号をふり、説明を省略する。
【0056】モータハウジング3−5は、パイプ状の円
筒形状で形成されている。軸受部6−5と第一突出部2
5−5と嵌合部8−5とマグネット保持部36−5と第
二突出部12−5とを樹脂により一体成形し一体物とす
る。マグネット保持部36−5は軸方向に延設されてお
り、この一体物の中心部には軸受挿入孔7が形成されて
いる。この一体物は、嵌合部8−5においてモータハウ
ジング3−5の開口端部と、接着または圧入などによ
り、嵌合する。この軸受部6−5は回転軸4を回転自在
に軸支する。モータハウジング3−5の開口端面は、第
一突出部25−5に突き合わせ、位置を規制する。
【0057】界磁マグネット9は、第二突出部12−5
により軸方向の移動を規制する。このことにより、界磁
マグネット9は、この一体物に固定され、そして、モー
タハウジング3−5に固定される。
【0058】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明によれ
ば、該軸受部と該マグネット保持部は一体物であるか
ら、軸受部とマグネット保持部とを同時にモータハウジ
ングに組み付けることができ、該軸受部と該マグネット
保持部とを別々にモータハウジングに組み付ける場合と
比較すると組立工程を少なくすることができる。
【0059】また、該軸受部と該マグネット保持部とが
別々の部品であることと比較すると、該軸受部と該マグ
ネット保持部は一体物であるから該円筒形マイクロ振動
モータは部品点数を減らすことができ、外形の小さな部
品が減ることは組立作業が容易になる。
【0060】本発明にかかる円筒形マイクロ振動モータ
は、外形が3mmから4mm程度となるような場合は、
組立ること自体困難でまた組立精度が要求される。この
ためできる限り組立工程を少なくした方がよく、組立工
程が少ないと円筒形マイクロ振動モータの組立完成時に
は、組立精度がよくなり、その分、不良が低減される。
【0061】また、このように小さな円筒形マイクロ振
動モータを構成する部品の一つ一つはさらに小さい。軸
受部とマグネット保持部とを一体物にすることにより、
軸受部とマグネット保持部とが別々のものである場合に
比べこの一体物の外形は大きくなり取り扱いが容易にな
り、円筒形マイクロ振動モータの組立が容易になる。
【0062】本発明の請求項2に記載の発明によれば、
軸受部とマグネット保持部とを一体とした一体物を樹脂
で作ることは、成形が容易になる。例えば、成形用金型
を用いてこの一体物を容易に成形できる。
【0063】本発明の請求項3に記載の発明によれば、
上記一体物を液晶ポリマーを用い成形すれば、射出成形
用金型を用い成形でき、低摩擦、低摩耗性の樹脂軸受と
して優れた性能を持ち、回転軸の高速回転に耐えうる軸
受を成形する事ができる。
【0064】本発明の請求項4に記載の発明によれば、
上記一体物をポリエステル、ポリアミド樹脂、フッ素樹
脂、ナイロン、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチ
レンテレフタレート、または、アクリロニトリルブタジ
エンスチレン樹脂を用い、射出成形用金型で成形でき、
容易に上記一体物を成形できる。
【0065】これらの上記材料は、比較的低価格である
ため安価に上記一体物が成形できる。
【0066】本発明の請求項5に記載の発明によれば、
上記一体物は、該突出部により、上記モータハウジング
に対して移動を規制することが容易になる。このことに
より上記一体物がモータハウジングからはずれることが
無くなり、この結果、軸受部と界磁マグネットがモータ
ハウジングからはずれることが無くなるので円筒形マイ
クロ振動モータの故障は無くなる。
【0067】本発明の請求項6に記載の発明によれば、
上記一体物は、該突出部により、上記モータハウジング
に対して界磁マグネットの移動を規制することが容易に
なる。このことにより円筒形マイクロ振動モータの故障
は無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例にかかる円筒形マイク
ロ振動モータ1−1の縦断面図を示す。
【図2】 同円筒形マイクロ振動モータ1−1のブラシ
ホルダ14の側縦断面図を示す。
【図3】 同ブラシホルダ14を内面部軸方向から見た
場合の説明図を示す。
【図4】 同円筒形マイクロ振動モータ1−1の整流子
15とブラシ17−1、17−2との接触状態の説明図
を示す。
【図5】 同円筒形マイクロ振動モータ1−1の整流子
15とブラシ先端部34a、34bとの接触状態の説明
図を示す。
【図6】 本発明の第2の実施例にかかる円筒形マイク
ロ振動モータ1−2の縦断面図を示す。
【図7】 本発明の第3の実施例にかかる円筒形マイク
ロ振動モータ1−3の縦断面図を示す。
【図8】 本発明の第4の実施例にかかる円筒形マイク
ロ振動モータ1−4の縦断面図を示す。
【図9】 本発明の第5の実施例にかかる円筒形マイク
ロ振動モータ1−5の縦断面図を示す。
【図10】 本発明の従来技術の一つである円筒型マイ
クロ振動モータ1−6の縦断面図を示す。
【符号の説明】
1−1、1−2、1−3、1−4、1−5、1−6 円
筒形マイクロ振動モータ 2−1、2−2、2−3、2−4、2−5、2−6 円
筒形マイクロモータ 3−1、3−2、3−3、3−4、3−5、3−6 モ
ータハウジング 4 回転軸 5−1 軸受ハウス 6 突起部 6−1、6−2、6−3、6−4、6−5、6−6 軸
受部 7 回転軸挿入孔 8−2 圧入部 8−3 第三突出部 8−4 軸受収納部 9 界磁マグネット 10 円筒形コアレス電機子 11 振動発生用偏心ウエイト 12−3、12−4、12−5 第二突出部 15 整流子 25−4、25−5 第一突出部 33 第三突出部 35−3 第一突出部 36−1、36−2、36−3、36−4、36−5、
36−6 マグネット保持部 41 突出部
フロントページの続き Fターム(参考) 5D107 AA12 BB08 BB20 CC09 DD09 5H605 AA07 AA08 BB05 BB09 CC01 CC04 CC10 EB08 FF06 GG01 GG18 5H615 AA01 BB01 BB04 BB14 PP01 SS15 SS44 TT03 TT32 TT36 TT39 5H623 AA10 BB07 GG12 GG16 GG22 HH03 HH10 JJ03 LL10 LL14 LL20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒型マイクロモータの一端部を突出し
    た回転軸に該回転軸を重心が周回するように偏心した振
    動発生用偏心ウエイトを固定し、該円筒型マイクロモー
    タは、円筒型のモータハウジングと、円筒型の界磁マグ
    ネットと、界磁マグネットを該モータハウジングの内部
    に保持するマグネット保持部と、上記回転軸を回転自在
    に軸支し該モータハウジングの一端開口部に備えられる
    軸受部と、該回転軸に固定され該モータハウジングの内
    部で回転する円筒型コアレス電機子と、ブラシとを備
    え、該モータハウジングの他端開口部にブラシを保持す
    るブラシホルダを備える円筒型マイクロ振動モータにお
    いて、該軸受部と該マグネット保持部とを一体物とした
    ことを特徴とする円筒型マイクロ振動モータ。
  2. 【請求項2】 上記一体物は、樹脂で一体成形されたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の円筒型マイクロ振動モ
    ータ。
  3. 【請求項3】 上記一体物は、液晶ポリマーを用いて成
    形されたことを特徴とする請求項1に記載の円筒型マイ
    クロ振動モータ。
  4. 【請求項4】 上記一体物は、ポリエステル、ポリアミ
    ド樹脂、フッ素樹脂、ナイロン、ポリブチレンテレフタ
    レート、ポリエチレンテレフタレート、または、アクリ
    ロニトリルブタジエンスチレン樹脂を用いて成形された
    ことを特徴とする請求項1に記載の円筒型マイクロ振動
    モータ。
  5. 【請求項5】 上記一体物は、上記モータハウジングに
    対して移動を規制するために径方向に突出した突出部を
    備えていることを特徴とする請求項1乃至4に記載の円
    筒形マイクロ振動モータ。
  6. 【請求項6】 上記一体物は、上記モータハウジングに
    対して界磁マグネットの移動を規制するために径方向に
    突出した突出部を備えていることを特徴とする請求項1
    乃至5に記載の円筒形マイクロ振動モータ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517286A (ja) * 2002-10-09 2006-07-20 ディーエムアイ バイオサイエンシズ インコーポレイテッド 炎症、虚血、および虫垂炎の診断およびモニタリング
JP2007020311A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Suzuki Contact Point Industry Co Ltd 組立式整流子およびこれを用いた小型モータ
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