JP2001017713A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2001017713A
JP2001017713A JP2000187892A JP2000187892A JP2001017713A JP 2001017713 A JP2001017713 A JP 2001017713A JP 2000187892 A JP2000187892 A JP 2000187892A JP 2000187892 A JP2000187892 A JP 2000187892A JP 2001017713 A JP2001017713 A JP 2001017713A
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game
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circuit board
ball
board
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JP2000187892A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技制御基盤の作成コストを抑制することが
できると共に枠部材に設けられる表示用機器の複雑な動
作を実現することが可能な弾球遊技機を提供する。 【構成】 遊技盤の遊技装置の動作を制御する遊技制御
基盤56と、遊技盤以外の弾球遊技機の構成部材である
枠部材に設けられる蛍光管6a,6b,スピーカ8a,
8b,LED12,情報表示器19,ハンドル動作表示
器20等の表示用機器の動作を制御する電飾基板61
と、を別体に構成して設けたので、遊技制御基盤56に
は、遊技装置を駆動制御する駆動データプログラムだけ
を作成すれば良いので、遊技制御基盤56の作成コスト
を軽減することができ、また、枠部材に設けられる表示
用機器を駆動する駆動データプログラムは、電飾基板6
1内のROMに格納することができるので、枠部材に設
けられる表示用機器の動作をより複雑にすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の遊技装置が
配設された遊技盤と、該遊技盤が着脱自在に取り付けら
れ且つ各種の報知用機器が設けられる枠部材と、からな
る弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、弾球遊技機、例えば、パチンコ遊
技機においては、遊技盤に設けられる可変表示装置や可
変入賞球装置等の遊技装置の動作をマイクロコンピュー
タによって構成される遊技制御回路基板によって制御す
るものが主流を占めている。このような遊技制御回路基
板によって遊技動作が制御されるパチンコ遊技機におい
ては、装飾用発光源や効果音発生装置等の報知用機器を
用いて遊技の雰囲気を盛り上げるように構成されるが、
これらの報知用機器は、遊技動作に関連するものである
ため、上記した遊技制御回路基板によってその動作が制
御されると共に、その配置位置も遊技盤だけでなく、一
部は、遊技盤以外の枠部材に設けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のパチンコ遊技機は、遊技制御回路基板によって遊技盤
に配設される遊技装置と枠部材に設けられる報知用機器
とを駆動制御していたので、遊技盤交換時に同時に交換
される遊技制御回路基板内に枠部材に設けられる報知用
機器の駆動データを格納するのは、遊技制御回路基板の
作成コストが高くなって不経済であると共に、遊技制御
回路基板内の限られた記憶容量の範囲内では報知用機器
の複雑な動作を実現するためのプログラムの格納が不十
分であるという問題があった。本発明は、上記した問題
点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、遊
技制御回路基板の作成コストを抑制することができると
共に枠部材に設けられる報知用機器の複雑な動作を実現
することが可能な弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、各種の遊技装置が配設され
た遊技盤と、該遊技盤が着脱自在に取り付けられ且つ各
種の報知用機器が設けられる枠部材と、からなる弾球遊
技機において、前記遊技盤の遊技装置の動作を制御する
遊技制御回路基板と、前記枠部材の報知用機器の動作を
制御する枠制御回路基板と、を別体に構成して設けたこ
とを特徴とするものである。
【0005】前記報知用機器は、装飾用発光源と効果音
発生装置のいずれか一方又は両方であり、また、前記枠
制御回路基板には、前記報知用機器を駆動する複数の駆
動データプログラムを記憶する記憶手段と、外部からの
入力信号の種類に応じて前記複数の駆動データプログラ
ムの中から1つを選択する選択手段と、該選択手段によ
って選択された駆動データプログラムにしたがって前記
報知用機器を駆動制御する駆動制御手段と、が形成され
ることにより、外部入力される信号の共通化により遊技
内容の異なる機種にも対応できる点で有利である。
【0006】
【作用】遊技盤の遊技装置の動作を制御する遊技制御回
路基板と、枠部材の報知用機器の動作を制御する枠制御
回路基板と、を別体に構成して設けたので、遊技制御回
路基板には、遊技盤に設けられる遊技装置を駆動制御す
る駆動データプログラムだけを作成すれば良いので、そ
の分遊技制御回路基板の作成コストを軽減することがで
き、また、枠部材に設けられる報知用機器を駆動する駆
動データプログラムは、枠制御回路基板内の十分に余裕
のある記憶手段に格納することができるので、枠部材に
設けられる報知用機器の動作をより複雑にすることがで
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、実施形態に係る弾球
遊技機1の構成について、図1を参照して説明する。図
1は、弾球遊技機の正面図である。本実施形態における
弾球遊技機としては、弾発された打玉が遊技盤32に形
成された入賞口や入賞球装置に入賞した入賞玉に基づい
て所定個数の景品玉を払い出す形式のパチンコ遊技機1
を図示したものであるが、弾発された打玉が遊技盤に設
けられる複数の入球口に入球して、その入球口の組合せ
によって得点が与えられ、その得点に応じた景品玉が払
い出される形式の弾球遊技機(属にアレンジ遊技機と称
される)であってもよい。しかして、パチンコ遊技機1
は、設置島150(図18参照)に固定される図示しな
い外枠の一側に開閉自在に軸支され且つパチンコ遊技機
1の主要構成部のほぼすべてが集約して設けられる枠基
体2と、該枠基体2の前面上部に開閉自在に設けられる
ガラス板保持枠3、枠基体2の前面下部に開閉自在に設
けられる上皿取付板4に装着される上皿17と、枠基体
2の最下部前方に取り付けられる下皿25及び操作ハン
ドル29と、から構成されている。
【0008】上記した外枠に開閉自在に取り付けられる
枠基体2は、合成樹脂によって一体成型されるものであ
り、その背面側に遊技盤32が着脱自在に収納固定され
ると共に、該遊技盤32の前方をガラス板保持枠3が覆
っている。ガラス板保持枠3は、遊技盤32の遊技領域
を臨む開口の周囲に窓枠装飾部材5が周設されている。
この窓枠装飾部材5には、内部に高電圧を使用する蛍光
管6a,6bが設けられ、遊技状態に応じて表示駆動さ
れるようになっている。また、窓枠装飾部材5には、ス
ピーカ8a,8bを内蔵する上部装飾部材7、該上部装
飾部材7の上部であって内部にLEDランプを内蔵する
LEDカバー11、左右の装飾部材14a,14b、下
部の下部装飾部材15が積層的に設けられている。な
お、窓枠装飾部材5の内部に設けられる蛍光管6a,6
bは、上記したように高電圧を使用しているので、漏電
等の事故が発生したときの危険を解除するために、ガラ
ス板保持枠3の裏面から図示しないアース線が引き出さ
れ、該アース線が第3種接地されている。
【0009】また、上記した各装飾部材のうち、上部装
飾部材7のスピーカ8a,8bの下方には、玉切れ表示
器9(3つのLEDが内蔵されている)と賞球表示器1
0(同じく3つのLEDが内蔵されている)が設けられ
ている。玉切れ表示器9は、後述する玉切れスイッチ4
8がONしたときに点灯するもので、賞球として払い出
すべく玉の貯留量が不足したことを報知するものであ
り、賞球表示器10は、入賞玉の発生に基づいて所定個
数の賞球が払い出されたことを報知するものである。ま
た、LEDカバー11の内部には、LED基板13に多
数のLED12が設けられて構成されており、後に詳述
するようにその多数のLED12が15の領域に区画さ
れてそれらが各遊技状態に応じて表示駆動されるように
なっている。なお、上記のように構成されるガラス扉保
持枠3が枠基体2に対して開放されているか否かを検出
するドアスイッチ16(図示しない;図3のブロック図
に表示)がガラス扉保持枠3の開放側に対応する枠基体
2に設けられている。
【0010】また、ガラス板保持枠3は、枠基体2の横
幅寸法とほぼ同じであるため、正面から見たときには、
ガラス板保持枠3に対応する枠基体2を視認することは
できないが、上皿17が装着される上皿取付板4の横幅
寸法は、枠基体2の横幅寸法よりも短く形成されている
ので、その開放側の端部に枠基体2の一部が視認できる
ようになっている。そして、この視認し得る枠基体2に
は、ガラス板保持枠3の施錠、及びガラス板保持枠3の
施錠を解錠するための錠部材24が臨設されている。
【0011】また、前記上皿取付板4には、購入した遊
技玉や賞球を貯留し且つ打球の発射位置に1個ずつ供給
する上皿17が取り付けられているが、この上皿17に
は、貯留された賞球等を次に説明する下皿25に流下せ
しめるための玉抜きレバー18が設けられると共に、遊
技状態に応じた文字情報等を表示する情報表示器19及
び操作ハンドル29を操作している旨の表示を行うハン
ドル動作表示器20も設けられている。このハンドル動
作表示器20も後に詳述するようにLED基板22に多
数のLED21を設けることにより構成され、その多数
のLED21を3つの領域に区画して、遊技状態に応じ
た表示駆動を行うようにもなっている。なお、上皿17
には、その上流側の下方にスピーカ23を内蔵し得るよ
うになっているが、このスピーカ23は、前記スピーカ
8a,8bに代えて、又は併存して設けても良いもので
ある。
【0012】枠基体2の前面枠部分の下方部分は、板状
に形成されており、その前面に下皿25や操作ハンドル
29が組付け固定されている。下皿25は、複数の部材
を組み立てた状態でセット化されて枠基体2の下部中央
に止着固定されているものであり、その前面には、下皿
25に貯留された玉を下方に玉抜きするための玉抜きレ
バー26が設けられると共に、後述する充満スイッチ5
3がONしたときに点灯する充満表示器27が設けられ
ている。また、下皿25の左側には、灰皿28が設けら
れている。
【0013】上記したパチンコ遊技機1には、遊技玉を
借り受ける際に使用するカードユニット30が隣接され
ている。このカードユニット30は、カード挿入口31
を有し、該カード挿入口31に貸し玉情報が記録された
プリペイドカードを挿入した状態で、上記した上皿17
に設けられる操作部(図示しない)を操作することによ
り所定の遊技玉が自動的に上皿17に払い出されるよう
になっている。上皿17に設けられる操作部として、玉
貸スイッチと返却スイッチとが設けられ、また、その玉
貸スイッチと返却スイッチの間に度数表示LEDが設け
られている(いずれも図示しない)。玉貸スイッチは、
カードユニット30によって遊技玉を借り受ける際に操
作するものであり、返却スイッチは、遊技終了の際にカ
ードユニット30のカード挿入口31に差し込まれたカ
ードを返却するためのものである。また、度数表示LE
Dは、カードユニット30のカード挿入口31に差し込
まれたカードの残額が表示されるものである。なお、カ
ードユニット30をパチンコ遊技機1に内蔵しても良
い。
【0014】次に、枠基体2の背面に着脱自在に収納固
定される遊技盤32の構成について説明すると、遊技盤
32の遊技領域のほぼ中央には、可変表示装置33が配
設され、該可変表示装置33の下方に可変入賞球装置3
5が配設されている。可変表示装置33は、3個の回転
ドラム34a〜34cを有している。また、可変入賞球
装置35は、ソレノイドによって開閉駆動される開閉板
36を有すると共に、該開閉板36の上部中央と左右両
側とに始動入賞口39a〜39cを有している。始動入
賞口39a〜39cは、打玉が入賞することにより可変
表示装置33の回転ドラム34a〜34cを回転開始さ
せるものである。また、可変入賞球装置35には、開閉
板36内に形成される特定入賞領域に打玉が入賞したこ
とを検出する特定入賞玉検出器37と、開閉板36内に
入賞するすべての入賞玉を検出する入賞玉検出器38と
を有している。更に、遊技盤32の遊技領域には、風車
ランプ40a,40b、袖入賞口41a,41b、サイ
ドランプ42a,42b、アウト口43、逆流防止部材
44がそれぞれ所定の位置に配設されている。
【0015】上記した可変表示装置33や可変入賞球装
置35等の遊技装置は、後述する遊技制御回路基板56
によってその動作が制御されるが、その動作内容につい
て簡単に説明すると、打玉がいずれかの始動入賞口39
a〜39cに入賞すると、可変表示装置33の回転ドラ
ム34a〜34cが回転を開始し、所定時間が経過した
ときに順次停止する。そして、停止時の表示結果が予め
定めた大当り図柄の組合せとなったときに、大当り遊技
状態となって可変入賞球装置35の開閉板36を開成制
御する。開閉板36の開成制御は、一定時間(例えば、
25秒)が経過するか、あるいはその一定時間が経過す
る前に所定個数(例えば、10個)の入賞玉が発生した
ときに閉成されるようになっている。ただし、開閉中に
打玉が特定入賞領域に入賞して特定入賞玉検出器37を
ONしたときには、継続権が成立して再度上記した開成
状態が繰り返され、このような繰り返しは、打玉が特定
入賞玉検出器37をONせしめることを条件として所定
回数(例えば、16回)許容されている。
【0016】上記したように、遊技盤32に設けられる
可変表示装置33や可変入賞球装置35は、遊技制御回
路基板56によって駆動制御されるが、遊技盤32以外
の枠部材(具体的には、前記枠基体2、ガラス扉保持枠
3、上皿取付板4)に設けられる報知用機器(具体的に
は、蛍光管6a,6b、スピーカ8a,8b、玉切れ表
示器9、賞球表示器10、LED12、情報表示器1
9、ハンドル動作表示器20、充満表示器27)は、後
述する枠制御回路基板61によってその動作が駆動制御
される。なお、この点については、後に詳述する。
【0017】次に、パチンコ遊技機1の背面に設けられ
る機構板45の構成について図2を参照して説明する。
図2は、パチンコ遊技機1の背面図である。図におい
て、機構板45には、その背面上部に多量の賞球を貯留
する賞球タンク46と、該賞球タンク46から供給され
る賞球を複数列(本実施形態の場合、2列)に整列して
流下させる賞球誘導レール47と、該賞球誘導レール4
7によって誘導された賞球を賞球払出装置50に向けて
方向転換するカーブ樋49と、該カーブ樋49から送ら
れてきた賞球を所定の個数ずつ区切って払い出す賞球払
出装置50と、該賞球払出装置50から払い出された賞
球を前記上皿17に向けて誘導する賞球払出通路51
と、上皿17が賞球で満杯となったときに賞球払出通路
51からオーバーフローした賞球を前記下皿25に導く
賞球オーバーフロー通路52と、が形成されている。賞
球オーバーフロー通路52の下流端一側には、充満スイ
ッチ53が設けられており、賞球によって下皿25が満
杯となったときにONして前記充満表示器27を点灯表
示すると共に後述する打球発射装置64の打球モータ6
5の駆動を停止するようになっている。また、機構板4
5の下部側方には、発生した入賞玉を1個ずつ処理する
入賞玉処理装置(図示しない)が設けられるが、この入
賞玉処理装置の近傍には、賞球払出スイッチ54が設け
られており、この賞球払出スイッチ54がONしたとき
に前記賞球表示器10が点灯するようになっている。更
に、前記賞球タンク46の下方であって賞球誘導レール
47の上流端には、玉切れスイッチ48が設けられ、賞
球タンク46内に賞球が不足したときに遊技場に設けら
れる管理コンピュータ(図示しない)に賞球補給要求信
号を導出すると共に、遊技盤32に臨む前記玉切れ表示
器9を点灯するようになっている。なお、玉切れスイッ
チ48から延びる配線は、次に説明するターミナルボッ
クス基板55に中継接続された後、ターミナルボックス
基板55に設けられる玉切れ情報端子から管理コンピュ
ータに信号線が接続されるようになっている。なお、賞
球払出装置50は、入賞玉に基づく賞球を払い出す機能
に加えて前記カードユニット30に投入されたカードに
基づく遊技玉の貸出要求信号があったときにも所定個数
の玉を払い出す機能が付与されている。
【0018】上記のように形成される機構板45の裏面
及び枠基体2の裏面には、各種の制御回路基板が着脱自
在に取り付けられている。まず、機構板45には、外部
から電源の供給を受けてパチンコ遊技機1に設けられる
他の制御回路基板や電気部品に電源を供給したり、ある
いは遊技場の管理コンピュータとの間で各種の情報をや
り取りするための信号線が接続される情報端子が設けら
れるターミナルボックス基板55がその上部に設けら
れ、前記遊技盤32の遊技装置の動作を制御する遊技制
御回路基板56が中央部よりやや下方に設けられ、前記
賞球払出装置50の動作を制御する賞球払出制御回路基
板57がその下方に設けられている。また、枠基体2の
下部裏面には、枠部材に設けられる報知用機器の動作を
制御する枠制御回路基板61が取り付けられている。な
お、遊技制御回路基板56と遊技装置とは、一部を除い
て直接接続されることはなく、多くは、遊技盤32の裏
面側に取り付けられる遊技用中継基板60を介して間接
的に接続される。また、カードユニット30と賞球払出
制御回路基板57とは、機構板45の裏面に取り付けら
れるカードユニット中継基板58を介して接続されるよ
うになっている。更に、上記した各基板55,56,5
7,58,61は、金属製又は導電処理が施された合成
樹脂製の基板ボックスに収納されて取り付けられるもの
である。なお、これらの基板ボックスのうち、枠制御回
路基板61を収納するものについては、後に詳述する。
【0019】また、機構板45の裏面には、上記した各
種の制御回路基板以外に前記蛍光管6a,6bの点灯を
安定化する安定器63が取り付けられ、また、枠基体2
の下部一側に打玉を発射する打球発射装置64が取り付
けられている。打球発射装置64は、打球杆を間欠駆動
する打球モータ65を有している。そして、打球モータ
65の裏面には、打球モータ65の駆動を制御するモー
タ制御回路基板66が取り付けられている。
【0020】上記したターミナルボックス基板55、遊
技制御回路基板56、賞球払出制御回路基板57、枠制
御回路基板61相互の配線関係は、図3に示すようにな
っている。図3は、パチンコ遊技機1のブロック形式の
配線図である。即ち、ターミナルボックス基板55(タ
ーミナルボックス基盤と表示)には、直流24Vの外部
電源が接続されると共に、玉切れスイッチ48とも接続
され、賞球払出制御回路基板57(賞球制御基盤と表
示)、遊技制御回路基板56(遊技制御基盤と表示)、
及び枠制御回路基板61(電飾基板と表示)との間にも
電源線や信号線が接続され、更に、エラー信号や扉開放
信号を管理コンピュータに送るためにターミナルボック
ス基板55と枠制御回路基板61のコネクタ10とが接
続されている。また、賞球払出制御回路基板57には、
カードユニット中継基板58を介してカードユニット3
0が接続され、充満スイッチ53及び賞球払出スイッチ
54も接続され、モータ制御回路基板66(モーター制
御回路と表示)を介して打球発射装置64の打球モータ
65(発射装置モーターと表示)とも接続され、更に、
枠制御回路基板61のコネクタ3にも信号線によって接
続されている。この信号線は、制御信号コモン線を含む
玉切れ信号線DA,賞球信号線DB,下皿充満信号線D
C,ハンドル動作信号線DD,発射停止信号線DEとか
ら構成されている。玉切れ信号線DAには、前記玉切れ
スイッチ48のON信号がターミナルボックス基板55
及び賞球払出制御回路基板57を介して入力されるもの
であり、賞球信号線DBには、賞球払出スイッチ54の
ON信号が賞球払出制御回路基板57を介して入力され
るものであり、下皿充満信号線DCには、充満スイッチ
53のON信号が賞球払出制御回路基板57を介して入
力されるものであり、ハンドル動作信号線DDには、操
作ハンドル29における操作信号がモータ制御回路基板
66及び賞球払出制御回路基板57を介して入力される
ものであり、発射停止信号線DEには、管理コンピュー
タから送られてきた打球モータ強制停止信号がターミナ
ルボックス基板55及び賞球払出制御回路基板57を介
して入力されるものである。
【0021】また、枠制御回路基板61には、コネクタ
1に前記ターミナルボックス基板55からの電源線が接
続され、コネクタ2に遊技制御回路基板56から導出さ
れる各種の遊技状態に応じた遊技態様信号が入力される
信号線が接続され、コネクタ3には、前記賞球払出制御
回路基板57からの信号線が接続され、コネクタ4に
は、ドアースイッチ16が接続され、コネクタ5には、
遊技制御回路基板56から導出される音声信号が入力さ
れる音声信号線が接続され、コネクタ6には、情報表示
器19(表示器と表示)を駆動する表示信号が出力され
る信号線が接続され、コネクタ7には、LED12を駆
動する表示信号が出力される信号線が接続され、コネク
タ8には、玉切れ表示器9及び賞球表示器10を駆動す
る表示信号が出力される信号線が接続され、コネクタ9
には、ハンドル動作表示器20及び充満表示器27を駆
動する表示信号が出力される信号線が接続され、コネク
タ10には、前記したエラー信号や扉開放信号を管理コ
ンピュータに送るためにターミナルボックス基板55と
接続される信号線が接続され、コネクタ11には、蛍光
管6a,6bを駆動する表示信号が出力される信号線が
安定器63を介して接続され、コネクタ12には、スピ
ーカ8a,8bを駆動する音声信号が出力される信号線
が接続されている。また、枠制御回路基板61には、前
記スピーカ8a,8bの音量を切り換える音量切換スイ
ッチ62が設けられている。なお、コネクタ2に接続さ
れる信号線については、後に詳述する。
【0022】ここで、枠制御回路基板61が収納される
基板ボックスの構成について図4及び図5を参照して説
明する。図4は、枠制御回路基板61を収納する基板ボ
ックスの分解斜視図であり、図5は、枠制御回路基板6
1をボックス支持台67に取り付けた状態の斜視図であ
る。図において、基板ボックスは、枠制御回路基板61
を止着固定するボックス支持台67と、枠制御回路基板
61の上面を覆うボックスカバー部材68とから構成さ
れている。
【0023】まず、ボックス支持台67について説明す
ると、ボックス支持台67は、その周辺に高さの低い起
立壁が周設され、該起立壁の一側部上端に取付穴70が
穿設された取付支持片69が内側に向かって曲折され、
起立壁の他側部上端に載置支持片71及び挟持支持片7
2がそれぞれ内側に向かって曲折されている。これら支
持片69,71,72は、各種の電子素子を実装したプ
リント配線基板からなる枠制御回路基板61を止着する
ためのものである。より具体的には、図5に示すよう
に、枠制御回路基板61の他側を載置支持片71に載置
すると共に挟持支持片72によって上方から挟持し、枠
制御回路基板61の一側部を取付支持片69に載置した
状態で上方からビス79を螺着することにより、枠制御
回路基板61をボックス支持台67に止着固定する。ま
た、ボックス支持台67の一側端部には、挿入突片73
が突設されると共に、他側部の起立壁には、ボックス取
付穴74が穿設されている。この挿入突片73及びボッ
クス取付穴74は、ボックスカバー部材68を止着する
ためのものであり、挿入突片73をボックスカバー部材
68の一端部左右に形成される挿入穴81に挿入した
後、ボックス取付穴74をボックスカバー部材68の側
壁に形成された止着穴85と一致させてビス86を螺着
することにより、ボックスカバー部材68をボックス支
持台67に固定することができるようになっている。な
お、ボックス支持台67の底面には、基板ボックス全体
を枠基体2の裏面に止着するための止着片75が外側に
向かって突設されている。
【0024】また、上記したボックス支持台67に止着
固定される枠制御回路基板61は、プリント配線基板に
MPUやROM、RAM等の電子素子を実装されて構成
されており、その両端部に前記コネクタ1〜12のコネ
クタ群76も実装されている。また、図示の実施形態で
は、枠制御回路基板61の手前側(図4における手前)
に高い熱を発生する発熱素子群77が設けられている。
このため、ボックスカバー部材68においては、発熱素
子群77に対応する位置の上面に放熱用穴形成領域84
が特に形成されている。更に、枠制御回路基板61に
は、前記取付支持片69の取付穴70に対応する位置に
止め穴78が穿設されるが、その止め穴78の周囲にア
ースプリント部80が形成され、止め穴78にビス79
を止着することにより、枠制御回路基板61に侵入した
ノイズをアースプリント部80、ビス79、取付支持片
69を介してボックス支持台67に導電させ、最終的に
パチンコ遊技機1の外部にアースするようになってい
る。なお、上記したコネクタ群76が設けられる位置に
対応するボックスカバー部材68は、枠制御回路基板6
1を被覆するのではなく、配線が接続し易いようにコネ
クタ接続開口88となっている。
【0025】次に、ボックスカバー部材68は、枠制御
回路基板61の実装面を被覆するように側壁を有するカ
バー状となっているが、上記したようにコネクタ群76
に対応する部分は、コネクタ接続開口88となってい
る。したがって、ボックス支持台67よりの長さが短く
形成されているが、ボックス支持台67に固定するため
に、その一端部両側が延長されて挿入穴81が形成さ
れ、その他端部のうち音量切換スイッチ62に対応する
部分も延長されて1つの止着穴85が形成されている。
音量切換スイッチ62部分の延長部には、その上面にス
イッチ操作穴87が形成され、ボックスカバー部材68
を被覆したときに音量切換スイッチ62の切換スイッチ
部分が外に突出するようになっている。また、ボックス
カバー部材68の実装面を被覆する部分の上面及び側壁
には、多数の放熱穴が穿設される放熱穴形成領域82〜
84とされている。特に上面の放熱穴形成領域84は、
前記したように発熱素子群77の実装部分に対応して集
中的に形成されているので、放熱効果を高めることがで
きると共に、必要以上に放熱穴を形成していないので、
シールド効果や防塵効果を維持することができる。
【0026】以上説明した枠制御回路基板61に形成さ
れる枠制御回路について図6乃至図9を参照して説明す
る。図6は、枠制御回路基板61に形成される枠制御回
路のブロック図であり、図7は、枠制御回路の一部を構
成する入力信号回路96の詳細な回路図であり、図8
は、枠制御回路の一部を構成する装飾信号回路97の詳
細な回路図であり、図9は、枠制御回路の一部を構成す
るウォッチドッグ回路99の詳細な回路図である。図に
おいて、枠制御回路は、制御中枢としてのMPU90を
有し、該MPU90には、音声発生回路91、スイッチ
回路93、安定器駆動回路94、情報信号回路95、入
力信号回路96、装飾信号回路97、LED駆動回路9
8、初期設定ウォッチドッグ回路99がそれぞれ接続さ
れている。MPU90は、ROM90aを内蔵してお
り、このROM90a内にスピーカ8a,8bから出力
される効果音データプログラムや、LED9,10,1
2,20,27,19を駆動表示する表示データプログ
ラムがそれぞれ複数個格納されており、外部からの入力
信号に応じて所定のデータプログラムが1つ選択され
て、そのプログラムにしたがって効果音が発生された
り、LEDが表示駆動されるものである。
【0027】音声発生回路91は、MPU90からの効
果音データを受けて音声増幅回路92に供給し、音量切
換スイッチ62を介してスピーカ8a,8bから効果音
を発生させるものである。なお、音声増幅回路92に
は、遊技制御回路基板56から直接効果音データが供給
されてスピーカ8a,8bから効果音を発生させるよう
になっている。スイッチ回路93には、ドアスイッチ1
6の作動信号をMPU90と安定器駆動回路94とに入
力するものであり、MPU90に入力された信号は、そ
の入力信号があるときに所定の表示データに基づいて安
定器駆動回路94に表示データ信号が送られ、この表示
データ信号が送られ且つスイッチ回路93からの入力信
号があるときに安定器駆動回路94から安定器63に出
力信号が送られて蛍光管6a,6bを表示駆動するもの
である。したがって、ガラス扉保持枠3が開放されてド
アスイッチ16がOFFとなった場合には、スイッチ回
路93から安定器駆動回路94への入力信号が供給され
ない状態であるため、安定器駆動回路94から蛍光管6
a,6bを表示駆動する信号は、出力されないこととな
る。また、ドアスイッチ16からの入力信号がMPU9
0に供給されないときには、情報信号回路95から扉開
放信号(ロ)が導出され、該扉開放信号が遊技場の管理
コンピュータや設置島150の警告灯(図示しない)に
供給されて、ガラス扉保持枠3が開放している旨を報知
するようになっている。
【0028】入力信号回路96は、賞球払出制御回路基
板57から供給される各種の信号をMPU90に入力す
るものであり、信号DAが入力されるとMPU90から
玉切れ表示器9に点灯表示信号が出力されると共に情報
信号回路95から補給要求信号(イ)が管理コンピュー
タに出力され、信号DBが入力されるとMPU90から
賞球表示器10に点灯表示信号が出力され、信号DCが
入力されるとMPU90から充満表示器27に点滅表示
信号が出力され、信号DDが入力されると次に説明する
装飾信号回路97から入力される信号に応じてMPU9
0からハンドル動作表示器20に表示信号が出力され、
信号DEが入力されると打球発射動作が強制的に停止さ
れるので、蛍光管6a,6b、ハンドル動作表示器2
0、LED12、情報表示器19にそれぞれ所定の表示
データに基づくエラー表示信号が出力されるようになっ
ている。なお、入力信号回路96は、図7に示すよう
に、整流器101(ブリッジダイオード)とフォトカプ
ラー102とから構成されているので、入力信号が交流
であっても直流であっても受け付けることができると共
に、信号線DA〜DEへ侵入したノイズをMPU90に
伝達することがなく、MPU90の暴走を防止すること
ができる。
【0029】装飾信号回路97は、遊技制御回路基板5
6から供給される各種の信号をMPU90に入力するも
のである。しかして、遊技制御回路基板56から供給さ
れる各種の信号は、図11に示すように4ビットの信号
として各種の遊技状態に応じてMPU90に入力される
ようになっている。このため、装飾信号回路97には、
コモン線を含む5本の信号線D0〜D4が接続されてい
る。なお、装飾信号回路97は、図8に示すように、フ
ォトカプラー103から構成されているので、信号線D
0〜D4へ侵入したノイズをMPU90に伝達すること
がなく、MPU90の暴走を防止することができる。
【0030】初期設定ウォッチドッグ回路99は、図9
に示すように回路構成され、これによると、電源投入時
にR10とC6のチャージ電流によってMPU90にリ
セット信号が出力される。また、MPU90が暴走した
ときにウォッチドッグ用クロック信号がOFFになり、
このときにもR10とC6のチャージ電流によってMP
U90にリセット信号が出力されるので、MPU90
は、常態復帰することとなる。このように枠制御回路基
板61にウォッチドッグ回路99を設けても、枠制御回
路基板61が遊技に直接関与するものを制御するもので
はないので、遊技者との間でトラブルが生じることもな
く、また、高電圧の蛍光管6a,6bを使用しているの
で、MPU90の暴走により蛍光管6a,6bが故障し
たときに発生する危険を避けるためである。
【0031】次に、上記した枠制御回路基板61の制御
回路によって制御される動作の具体例について図10乃
至図14を参照して説明する。図10は、枠制御回路基
板61によって制御される報知用機器のうち、多数のL
EDを有するLED12とハンドル動作表示器20のL
EDを各区分毎に分けたものを示す概略図であり、図1
1は、遊技制御回路基板56から送られる複数の遊技状
態に対応した信号一覧表図であり、図12は、複数の遊
技状態における報知用機器の動作時間の一例を示すタイ
ムチャートであり、図13は、複数の遊技状態の中の一
部の遊技状態における報知用機器の具体的な動作プログ
ラムを表す一覧表図であり、図14は、複数の遊技状態
の中の一部の遊技状態における報知用機器の具体的な動
作を示す説明図である。なお、図11の説明で対応機種
として「A」「B」「C」とあるが、「A」は、図1の
遊技盤32に設けられる遊技装置が具現化する遊技内容
のパチンコ遊技機であり、「B」は、図15に示す遊技
盤に設けられる遊技装置が具現化する遊技内容のパチン
コ遊技機であり、「C」は、図16に示す遊技盤に設け
られる遊技装置が具現化する遊技内容のパチンコ遊技機
である。そこで、先に図15及び図16について説明す
る。
【0032】図15は、図1に示すものと異なる遊技内
容を実現する遊技装置が配設された遊技盤の正面図であ
る。図15において、遊技盤の遊技領域のほぼ中央に
は、可変入賞球装置110が配置されている。この可変
入賞球装置110は、一対の玉受部材111a,111
bと入賞空間と該入賞空間の下流側に区画形成された特
定入賞領域に入賞した入賞玉を検出する特定入賞玉検出
器112とを有して構成される。また、可変入賞球装置
110の下方には、始動入賞玉検出器114a〜114
cを有する始動入賞口113a〜113cが並列状に配
置されている。
【0033】このような遊技装置によって実現される遊
技内容は、以下の通りである。即ち、打玉がいずれかの
始動入賞口113a〜113cに入賞して始動入賞玉検
出器114a〜114cをONせしめると、玉受部材1
11a,111bが短い時間(例えば、0.9秒)の開
放を1回又は2回行う。この1回又は2回の開放中に打
玉が玉受部材111a,111bに受け入れられて入賞
空間に導かれ、運よく特定入賞領域に入賞して特定入賞
玉検出器112をONすると、大当り遊技状態となる。
大当り遊技状態になると、玉受部材111a,111b
が短い時間の開放を所定回数(例えば、18回)行うか
又はその開閉中に所定個数(例えば、10個)の入賞玉
が発生するまでの開閉動作(以下、開閉サイクルとい
う)を行い、この開閉サイクル中に玉受部材111a,
111bに受け入れられた入賞玉が再度特定入賞領域に
入賞して特定入賞玉検出器112をONすると、その開
閉サイクルを直ちに終了して新たに次の開閉サイクルを
開始する。このような開閉サイクルの繰り返しは、特定
入賞領域に入賞玉が入賞することを条件として所定回数
(例えば、16回)許容されるようになっている。
【0034】次に図16について説明すると、図16
は、図1及び図15に示すものと異なる遊技内容を実現
する遊技装置が配設された遊技盤の正面図である。図1
6において、遊技盤の遊技領域のほぼ中央には、特別可
変入賞球装置120が配置されている。この特別可変入
賞球装置120は、可変表示装置121と、特定入賞玉
検出器122と、振分部材123と、玉受部材124
a,124bと、入賞玉検出器125とを有している。
可変表示装置121は、打玉が特別可変入賞球装置12
0の左右に配置される通過口128a,128bを通過
して通過スイッチ129a,129bをONしたときに
表示結果を導出し、その表示結果が予め定めた当り図柄
の組合せと一致したときに、特別可変入賞球装置120
の上部に設けられる電動役物126のソレノイド127
を所定時間開放するものである。この電動役物126の
開放中に受け入れられた入賞玉は、特別可変入賞球装置
120の入賞空間に導かれる。振分部材123は、特別
可変入賞球装置120の入賞空間に設けられ、入賞空間
に導かれた入賞玉を特定入賞玉検出器122が設けられ
る権利発生入賞領域と単なる入賞として処理される通常
入賞領域とに振り分けるものである。特定入賞玉検出器
122は、入賞玉を検出することにより大当り遊技状態
の一種である権利発生遊技状態を発生せしめたり、消滅
せしめたりするものである。玉受部材124a,124
bは、特別可変入賞球装置120の下方に開閉自在に設
けられるものであり、打玉が権利発生遊技状態の継続中
に特別可変入賞球装置120の一側側方に配置される始
動入賞口130に入賞して始動入賞玉検出器131をO
Nせしめたときに、所定時間(例えば、10秒)が経過
するか、その所定時間が経過する前に所定個数(例え
ば、10個)の入賞玉が入賞玉検出器125によって検
出されるまで開放するものである。
【0035】このような遊技装置によって実現される遊
技内容は、以下の通りである。即ち、打玉がいずれかの
通過口128a,128bを通過して通過スイッチ12
9a,129bをONすると、可変表示装置121が表
示結果を導出し、その表示結果が当り図柄(例えば、図
示のように7・7・7)の組合せであるときに電動役物
126が所定時間(例えば、4秒)開放する。電動役物
126の開放中に打玉が入賞すると、その入賞した入賞
玉は、特別可変入賞球装置120の入賞空間に導かれ振
分部材123によって振り分けられる。振分部材123
によって振り分けられた入賞玉が運よく特定入賞領域に
導かれて特定入賞玉検出器122をONすると、権利発
生遊技状態となる。権利発生遊技状態になると、打玉が
始動入賞口130に入賞して始動入賞玉検出器131を
ONすることにより、玉受部材124a,124bを所
定期間開放する。そして、玉受部材124a,124b
の開放は、始動入賞玉検出器131がONすることを条
件として所定回数(例えば、16回)許容されている。
ただし、始動入賞口130に所定個数(16個)の打玉
が入賞する前であっても途中で特別可変入賞球装置12
0に導かれた入賞玉が特定入賞玉検出器122をONし
たときには、権利発生遊技状態が消滅するようになって
いる。
【0036】上記した「A」「B」「C」の遊技内容を
有するパチンコ遊技機においては、相互に類似する遊技
状態を出現させるので、機種が相違してもこの類似する
遊技状態において同じ信号を遊技制御回路基板から枠制
御回路基板61に送ることにより、同じ態様で枠部材に
設けられる報知用機器を駆動することができる。例え
ば、図11に示すように、通常時においては信号線D0
〜D3に「0000」の4ビットの信号を送り、始動入
賞時には、同様に「0001」を送り、可変表示装置を
有する機種にあっては、リーチ時(3列の図柄列におい
て最後の図柄列が変動している状態で先に停止した2つ
の図柄列の組合せが当りと同一の組合せである状態)に
「0010」を送り、スーパーリーチ時(より当る確率
が高いリーチ状態)には、「0011」を送り、小当り
時(大当りよりも遊技価値の低い当り)には、「010
0」を送り、大当り時には、「0101」を送り、特定
領域入賞時には、「0110」を送り、可変入賞球装置
の開放時には、「0111」を送り、可変入賞球装置の
閉鎖時には、「1000」を送り、確率変動図柄リーチ
(確率変動図柄とは、当りとなる組合せのうち、特別に
定められた組合せで大当りとなったときに以後の可変表
示装置の変動において当りとなる確率が高くなるような
図柄を言う)には、「1001」を送り、確率変動図柄
大当りには、「1010」を送り、高確率中(高確率で
の変動中)には、「1011」を送り、権利発生中に
は、「1100」を送り、ガラス扉保持枠の開放時(本
実施形態では、ドアスイッチ16が遊技制御回路基板5
6に接続されていないので、このような信号を導出する
ことはできないが、ドアスイッチ16を遊技制御回路基
板56に接続すれば、導出することができる)には、
「1101」を送り、遊技装置における故障が生じたと
きには、「1110」を送り、不正行為が行われたとき
には(例えば、可変入賞球装置の開放中でないときに入
賞玉検出器がONしたとき)、「1111」を送る。な
お、図11において、対応する機種の遊技状態に丸印が
記載されていないのは、多くの場合そのような遊技状態
を出現させるものが主流ではないことを意味している。
例えば、機種「B」においては、スーパーリーチ状態を
出現する遊技内容を有するものは極めて少ないというこ
とであり、確実にないというものではない。
【0037】上記した4ビットの信号が遊技制御回路基
板56から枠制御回路基板61に送られてきたときに
は、枠制御回路基板61のMPU90は、ROM90a
内に記憶された複数の効果音データや表示データの中か
ら4ビット信号の種類に対応する効果音データや表示デ
ータを選択して各報知用機器に出力する。例えば、図1
2に示すように、「A」タイプのパチンコ遊技機1にお
いて、始動入賞時信号「0001」が送られてきたとき
には、約7秒間表示駆動信号が出力され、リーチ時信号
「0010」が送られてきたときには、約10秒間表示
駆動信号が出力され、スーパーリーチ時信号「001
1」が送られてきたときには、約5秒間表示駆動信号が
出力され、大当り時信号「0101」が送られてきたと
きには、約2秒間表示駆動信号が出力され、特定領域入
賞時信号「0110」が送られてきたときには、約1秒
間表示駆動信号が出力され、可変入賞球装置開放時信号
「0111」が送られてきたときには、約15秒間表示
駆動信号が出力され、可変入賞球装置閉鎖時信号「10
00」が送られてきたときには、約8秒間表示駆動信号
が出力されるようになっている。ただし、各遊技状態に
対応する表示駆動信号に基づく効果音データや表示デー
タは、予めROM90a内に記憶されている。
【0038】例えば、リーチ時における信号「001
0」が送られてきたときには、MPU90は、ROM9
0a内に記憶される複数の表示データの中から図13に
示すような表示データに基づいてLED12、蛍光管6
a,6b、ハンドル動作表示器20を表示駆動する。図
13の図表中、LED1〜9は、多数のLED12を図
10に示すように9種類に分類したときの種類番号であ
り、LEDa〜cは、ハンドル動作表示器20のLED
21を図10に示すように3種類に分類したときの種類
番号である。また、表中の「0」は消灯を示し、「1」
は、点灯を示している。しかして、リーチ時において、
例えばLED1は、T1(例えば、5秒)時間/1周期
において「001001001」という消灯・点灯パタ
ーンで表示駆動され、蛍光管6b(右)は、T1時間/
1周期において「011011011」という消灯・点
灯パターンで表示駆動される。同様に可変入賞球装置開
放時信号「0111」が送られてきたときには、MPU
90は、ROM90a内に記憶された図13に示すT2
時間(例えば、3秒)/1周期の消灯・点灯パターンデ
ータに基づいてLED12、蛍光管6a,6b、ハンド
ル動作表示器20を表示駆動する。したがって、図12
のタイムチャートによれば、リーチ時には、T1時間周
期のパターンを2回繰り返し、可変入賞球装置開放時に
は、T2時間周期のパターンを5回繰り返すことにな
る。
【0039】また、リーチ時信号「0010」が送られ
てきたときには、MPU90は、ROM90a内に記憶
される複数の表示データの中から図14(A)に示す
「リーチ!」という表示データを選択して情報表示器1
9に表示すると共に、複数の効果音データの中から「リ
ーチ・リーチ・それいけ」という音声データを選択して
スピーカ8a,8bから出力する。同様に、大当り時信
号「0101」が送られてきたときには、MPU90
は、ROM90a内に記憶される複数の表示データの中
から図14(B)に示す「ラッキー.」という表示デー
タを選択して情報表示器19に表示すると共に、複数の
効果音データの中から「ラッキー・やったね大当り」と
いう音声データを選択してスピーカ8a,8bから出力
する。
【0040】このように、本発明の実施形態において
は、遊技盤32の可変表示装置33,可変入賞球装置3
5等の遊技装置の動作を制御する遊技制御回路基板56
と、枠基体2,ガラス扉保持枠3,上皿取付板4等の枠
部材に設けられるスピーカ8a,8b,LED12,情
報表示器19,ハンドル動作表示器20等の報知用機器
の動作を制御する枠制御回路基板61と、を別体に構成
して設けたので、遊技制御回路基板56には、遊技盤3
2に設けられる遊技装置を駆動制御する駆動データプロ
グラムだけを作成すれば良いので、その分遊技制御回路
基板56の作成コストを軽減することができ、また、枠
部材に設けられる報知用機器を駆動する駆動データプロ
グラムは、枠制御回路基板61内の十分に余裕のあるR
OM90aに格納することができるので、枠部材に設け
られる報知用機器の動作をより複雑にすることができ
る。また、枠制御回路基板61には、報知用機器を駆動
する複数の駆動データプログラムを記憶するROM90
aと、外部からの入力信号の種類に応じて前記複数の駆
動データプログラムの中から1つを選択する選択手段
と、該選択手段によって選択された駆動データプログラ
ムにしたがって報知用機器を駆動制御する駆動制御手段
と、が形成されることにより、外部入力される信号の共
通化により遊技内容の異なる機種にも容易に対応するこ
とができる。つまり、遊技内容の相違する遊技盤32を
交換しても、枠制御回路基板61をそのまま使用するこ
とができる。
【0041】なお、上記した実施形態では、パチンコ遊
技機1の裏面に遊技に関係しない動作を制御する賞球払
出制御回路基板57及び枠制御回路基板61が別々の基
板ボックスに収納されて異なる位置に止着されているも
のを示したが、図17に示すように、1つの基板ボック
ス140に賞球払出制御回路基板57と枠制御回路基板
61とを収納することにより、パチンコ遊技機1の背面
を簡略化することができると共に有効利用することも可
能となる。また、本発明における枠部材は、遊技盤を除
く遊技者から視認し得る弾球遊技機の正面構成部材であ
れば、どのような部材であっても良く、更には、枠部材
の概念を拡張して、例えば、図18に示す設置島150
や、遊技者が座る椅子151も枠部材の一部としても良
い。図18に示す実施形態では、椅子151の脚部に蛍
光管からなる発光源152を周設し、その発光源152
を枠制御回路基板61によって報知駆動制御する旨が表
示されている。更に、枠制御回路基板61によって報知
駆動制御される報知用機器として可動されるものであっ
ても良い。例えば、パチンコ遊技機1毎に対応して設置
島150に設けられる大当り表示用看板を枠制御回路基
板61の制御信号に基づいて平行状態から垂直状態に可
動したり、あるいは逆方向に可動することが考えられ
る。
【0042】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、遊技盤の遊技装置の動作を制御
する遊技制御回路基板と、枠部材の報知用機器の動作を
制御する枠制御回路基板と、を別体に構成して設けたの
で、遊技制御回路基板には、遊技盤に設けられる遊技装
置を駆動制御する駆動データプログラムだけを作成すれ
ば良いので、その分遊技制御回路基板の作成コストを軽
減することができ、また、枠部材に設けられる報知用機
器を駆動する駆動データプログラムは、枠制御回路基板
内の十分に余裕のある記憶手段に格納することができる
ので、枠部材に設けられる報知用機器の動作をより複雑
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る弾球遊技機の一例のパチンコ遊
技機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の背面図である。
【図3】パチンコ遊技機の配線を示すブロック図であ
る。
【図4】枠制御回路基板を収納する基板ボックスの分解
斜視図である。
【図5】枠制御回路基板の斜視図である。
【図6】枠制御回路基板に形成される制御回路のブロッ
ク図である。
【図7】枠制御回路基板に形成される入力信号回路の詳
細回路図である。
【図8】枠制御回路基板に形成される装飾信号回路の詳
細回路図である。
【図9】枠制御回路基板に形成されるウォッチドッグ回
路の詳細回路図である。
【図10】枠制御回路基板によって制御される報知用機
器のうち、多数のLEDを有するLEDとハンドル動作
表示器のLEDを各区分毎に分けたものを示す概略図で
ある。
【図11】遊技制御回路基板から送られる複数の遊技状
態に対応した信号一覧表図である。
【図12】複数の遊技状態における報知用機器の動作時
間の一例を示すタイムチャートである。
【図13】複数の遊技状態の中の一部の遊技状態におけ
る報知用機器の具体的な動作プログラムを表す一覧表図
である。
【図14】複数の遊技状態の中の一部の遊技状態におけ
る報知用機器の具体的な動作を示す説明図である。
【図15】図1に示すものと異なる遊技内容を実現する
遊技装置が配設された遊技盤の正面図である。
【図16】図1及び図15に示すものと異なる遊技内容
を実現する遊技装置が配設された遊技盤の正面図であ
る。
【図17】賞球払出制御回路基板と枠制御回路基板とを
同時に収納することができる基板ボックスの正面図・断
面図である。
【図18】枠制御回路基板によって駆動制御される他の
例として示す設置島と椅子の斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(弾球遊技機) 2 枠基体(枠部材) 3 ガラス扉保持枠(枠部材) 4 上皿取付板(枠部材) 6a,6b 蛍光管(報知用機器) 8a,8b スピーカ(報知用機器) 12 LED(報知用機器) 17 上皿(枠部材) 19 情報表示器(報知用機器) 20 ハンドル動作表示器(報知用機器) 25 下皿(枠部材) 32 遊技盤 33 可変表示装置(遊技装置) 35 可変入賞球装置(遊技装置) 40a,40b 風車ランプ(遊技装置) 42a,42b サイドランプ(遊技装置) 45 機構板 50 賞球払出装置 55 ターミナルボックス基板 56 遊技制御回路基板 57 賞球払出制御回路基板 61 枠制御回路基板 62 音量切換スイッチ 90 MPU(選択手段、駆動制御手段を含む) 90a ROM(記憶手段) 101 整流器 102 フォトカプラー 103 フォトカプラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の遊技装置が配設された遊技盤と、
    該遊技盤が着脱自在に取り付けられ且つ各種の報知用機
    器が設けられる枠部材と、からなる弾球遊技機におい
    て、 前記遊技盤の遊技装置の動作を制御する遊技制御回路基
    板と、前記枠部材の報知用機器の動作を制御する枠制御
    回路基板と、を別体に構成して設けたことを特徴とする
    弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記報知用機器は、装飾用発光源と効果
    音発生装置のいずれか一方又は両方であることを特徴と
    する請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記枠制御回路基板には、前記報知用機
    器を駆動する複数の駆動データプログラムを記憶する記
    憶手段と、外部からの入力信号の種類に応じて前記複数
    の駆動データプログラムの中から1つを選択する選択手
    段と、該選択手段によって選択された駆動データプログ
    ラムにしたがって前記報知用機器を駆動制御する駆動制
    御手段と、が形成されていることを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の弾球遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013027503A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Maruhon Industry Co Ltd パチンコ機

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