JP2001016514A - 認識機能付表示装置 - Google Patents

認識機能付表示装置

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JP2001016514A
JP2001016514A JP18642599A JP18642599A JP2001016514A JP 2001016514 A JP2001016514 A JP 2001016514A JP 18642599 A JP18642599 A JP 18642599A JP 18642599 A JP18642599 A JP 18642599A JP 2001016514 A JP2001016514 A JP 2001016514A
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JP18642599A
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English (en)
Inventor
Yasushi Omura
裕史 大村
Noboru Takada
登 高田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視聴者を認識し、視聴者に応じた動作を行う
ことができる認識機能付表示装置を提供する。 【解決手段】 テレビモニタなどの表示装置1に、視聴
者4の眼の虹彩パターンを撮影する虹彩認識カメラ2
と、虹彩認識カメラで撮影された虹彩パターンに基づい
て視聴者を特定する視聴者特定手段3とを設ける。視聴
者が幼児や未成年者の場合には、教育上悪影響を与える
画面が表示されるときに、チャンネルを切り替えたり、
警告を発したり、電源を切ったりすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビモニタなど
の表示装置に関し、特に、人の目の虹彩を認識する機能
を持たせて、その認識結果に基づいて各種の動作を行う
ように構成したものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、テレビモニタなどの表示装置に
映る映像や音声は、視聴可能な人であれば、どんな人で
も視聴することができる。そのため、子供や未成年者
が、教育上好ましくない画面や音声を視聴することがあ
る。保護者がすぐそばにいれば、表示装置を消したり、
テレビ放送であればチャンネルを変えたり、ビデオであ
れば再生を中止することによって対応できるが、しか
し、常に保護者が子供や未成年者と一緒にいることはで
きない。
【0003】従来、子供や未成年者に教育上好ましくな
い画面を見せないようにする方法として、次のようなも
のが提案されている。
【0004】特開平8−214278号公報には、CA
TV放送のチャンネルの中で、子供に見せたくない、規
制対象のチャンネルについては、専用ICカードを挿入
しなければ視聴できないようにすることが示されてい
る。
【0005】特開平10−108149号公報、特開平
10−117331号公報には、テレビ放送局からの映
像信号やVTR等で再生される映像信号の中に規制デー
タが含まれ、この規制データを表示装置が検出して表示
を規制し、パスワードが入力されると、規制を解除する
ことが記載されている。
【0006】特開平9−93513号公報には、表示機
器自体にパスワードを設定し、パスワードを入力しない
と、その表示機器から画像を見ることができないように
することが記載されている。
【0007】また、高齢者や耳の遠い人などが視聴する
場合には、健聴者と比べて音声出力を大きくするため、
周りの迷惑となることがある。このような問題に対処す
るため、特開平10−234094号公報には、指向性
の高いスピーカを用いて一定の場所だけで音声が大きく
なるようにすることが示されている。
【0008】また、幼児や子供は、表示装置の極く近く
で視聴する場合があり、表示装置から離れるように注意
しても、表示画面に夢中になると、いつの間にか近付い
てしまうことがよくある。こうした事態を防止するた
め、表示装置にセンサーを設けて、幼児や子供が画面に
近づいたとき、それを検知して警告を表示することが提
案されている(特開平8−65599号公報、特開平9
−107508号公報、実開昭60−103970号公
報、実開平4−19082号公報参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ICカードや
パスワードなどを使って、子供や未成年者に有害な画像
の表示を規制する従来の方法は、大人が規制番組や規制
画面を解除した後、何らかの理由で表示装置の前を離れ
た場合に、子供や未成年者が表示画面を視聴してしまう
ことが有り得る。このとき、大人が戻る前に表示装置か
ら子供や未成年者が離れてしまうと、大人は子供や未成
年者が視聴していたことを全く気づかないことになる。
【0010】また、テレビ放送信号や映像メディアの映
像信号の中に規制情報を含める方法は、提供される映像
の中に、そのルールを順守していない映像があると、有
害な画像がそのまま表示されることになる。
【0011】また、聴覚が衰えた方や耳の遠い人のため
に指向性スピーカを使用する方法は、よく聞こえる場所
が決まってしまうため、場所を移動するときには、移動
先の位置でよく聞こえるように再設定しなければならな
いという不便がある。
【0012】また、表示装置への近づき過ぎをセンサで
検知して警告する方法は、表示装置に近づいたのが幼児
なのか大人であるのかを区別できないため、表示装置を
調整するために近づいた大人にも警告を発するという不
具合が生じる。
【0013】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、視聴者を認識し、視聴者に応じた動作を
行うことができる認識機能付表示装置を提供することを
目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の表示装
置では、視聴者の眼の虹彩パターンを撮影する虹彩認識
カメラと、虹彩認識カメラで撮影された虹彩パターンに
基づいて視聴者を特定する視聴者特定手段とを設けてい
る。
【0015】そのため、虹彩パターンを撮影し、予め登
録された視聴者情報と比較することによって視聴者を特
定することができ、視聴者が幼児や未成年者である場合
には、教育上好ましくない画面が表示されるときに、チ
ャンネルを切り換えたり、また、耳の遠い人や老人が視
聴者の場合には、指向性スピーカの向きを視聴者の位置
に合わせたり、また、表示画面に近すぎる視聴者が幼児
の場合にだけ、画面から離れるように警告したりするこ
とが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、テレビモニタなどの表示装置に、視聴者の眼の虹彩
パターンを撮影する虹彩認識カメラと、虹彩認識カメラ
で撮影された虹彩パターンに基づいて視聴者を特定する
視聴者特定手段とを設けたものであり、視聴者に応じた
制御を行うことができる。
【0017】請求項2に記載の発明は、視聴者特定手段
が、予め登録された視聴者情報に含まれる虹彩パターン
と虹彩認識カメラで撮影された虹彩パターンとを照合し
て、表示装置の前にいる視聴者の視聴者情報を取得する
ようにしたものであり、登録された視聴者情報に基づい
て種々の制御を行うことができる。
【0018】請求項3に記載の発明は、視聴者情報に、
少なくとも視聴者の年齢の情報を含めるようにしたもの
であり、視聴者の年齢に応じた制御を行うことができ
る。
【0019】請求項4に記載の発明は、表示画面が視聴
規制の対象となる規制画面であるかどうかを識別する規
制判断手段を設け、規制判断手段が、視聴者特定手段が
取得した視聴者情報に基づいて、規制画面に対する視聴
規制の実行の可否を判断するようにしたものであり、視
聴者が大人のときは規制画面をそのまま表示し、視聴者
が幼児や未成年者のときは、視聴を規制する。
【0020】請求項5に記載の発明は、規制判断手段
が、表示画面に表示される画像と予め登録された規制画
像パターンとを比較して、表示画面が規制画面に該当す
るかどうかを判断するようにしたものであり、表示画像
が規制画像パターンに類似しているとき、規制画面と判
断する。
【0021】請求項6に記載の発明は、マスク処理画像
を規制画像パターンとしたものであり、例えばモザイク
でマスクされている画像が含まれる場合には、規制対象
の画面と判断する。
【0022】請求項7に記載の発明は、規制判断手段
が、表示画面に表示される文字と予め登録された規制文
字とを比較して、表示画面が規制画面に該当するかどう
かを判断するようにしたものであり、例えば、「成人向
き」という文字が含まれる場合には、規制対象の画面と
判断する。
【0023】請求項8に記載の発明は、規制判断手段
が、表示画面に合わせて出力される音声と予め登録され
た規制音声パターンとを比較して、表示画面が規制画面
に該当するかどうかを判断するようにしたものであり、
出力音声が規制音声パターンに類似するとき、規制画面
と判断する。
【0024】請求項9に記載の発明は、規制判断手段
が、表示画面に表示される画像と予め登録された規制画
像パターンとを比較し、表示画面に表示される文字と予
め登録された規制文字とを比較し、さらに、表示画面に
合わせて出力される音声と予め登録された規制音声パタ
ーンとを比較して、表示画面が規制画面に該当するかど
うかを判断するようにしたものであり、規制画像パター
ン、規制文字及び規制音声パターンを同時に認識するこ
とによって高い確率で規制画面を判断することができ
る。
【0025】請求項10に記載の発明は、放送される映
象信号またはVTRの映像信号に規制情報として含まれ
るXDS情報を検知する検知手段を設け、この検知手段
がXDS情報を検知したとき、規制判断手段は、表示画
面が規制画面に該当するものと判断するようにしたもの
であり、XDS規制情報に基づいて規制画面を判断す
る。
【0026】請求項11に記載の発明は、規制判断手段
が、視聴者が幼児であるときには、チャンネルを切り替
える視聴規制を実行し、視聴者が未成年者であるときに
は、警告を表示した後、チャンネルの切り替えまたは表
示装置の電源オフによる視聴規制を実行するようにした
ものであり、視聴者に応じた規制手順を取ることができ
る。
【0027】請求項12に記載の発明は、視聴時刻をモ
ニターするタイマーと、タイマーのデータ及び視聴者情
報に基づいて視聴規制の実行の可否を判断する規制判断
手段とを設け、規制判断手段が、視聴者が幼児または未
成年者であるとき、所定時刻以降の視聴または所定時間
以上の継続視聴の視聴制限を実行するようにしたもので
あり、幼児や未成年者が遅くまでテレビを見たり、長時
間テレビを見ることを自動的に規制することができる。
【0028】請求項13に記載の発明は、視聴時刻をモ
ニターするタイマーと、視聴者の視聴者情報及び視聴時
刻を記録する視聴履歴記録手段と、視聴履歴記録手段に
記録されたデータを視聴率集計センターに送信する通信
手段とを設けたものであり、正確な視聴率が算出でき
る。
【0029】請求項14に記載の発明は、通信手段か
ら、データを連続的または一定期間ごとに送信するよう
にしたものであり、データを連続的に送ることによって
視聴率をリアルタイムで集計することができ、また、一
定期間ごとに送ることにより通信効率を高めることがで
きる。
【0030】請求項15に記載の発明は、表示画面から
視聴者までの距離を測定する距離センサーと、距離セン
サーの測定距離と視聴者情報とに基づいて警告の必要性
を判断する規制判断手段とを設け、規制判断手段が、視
聴者が幼児または老人であり、且つ、距離センサーの測
定距離が所定長以下であるとき、表示画面への近付き過
ぎを警告する制御を行うようにしたものであり、表示装
置の管理者が調整のために表示装置に近付いた場合に
は、警告は表示されない。
【0031】請求項16に記載の発明は、日時を計時す
るタイマーと、タイマーが計時する日付と視聴者情報に
設定された日付情報とを比較して表示の必要性を判断す
る規制判断手段とを設け、規制判断手段は、タイマーの
日付と視聴者情報に設定された日付情報とが一致すると
き、予め決められた表示を行うように制御するものであ
り、例えば、視聴者情報に誕生日を設定しておけば、視
聴者の誕生日に祝いのメッセージなどを表示させること
が可能になる。
【0032】請求項17に記載の発明は、相手先が指定
された伝言を記録する記録手段を設け、視聴者特定手段
によって特定された視聴者が伝言の相手先であるとき、
記録手段に記録された伝言の再生を可能にしたものであ
り、伝言の相手先にだけ伝言を伝えることが可能であ
る。
【0033】請求項18に記載の発明は、この認識機能
付表示装置を留守番伝言システムに用いるようにしたも
のであり、音声及び映像での伝言が可能である。
【0034】請求項19に記載の発明は、指向性スピー
カとその方向を変える可動機構とを設け、視聴者情報か
ら視聴者が耳の遠い人や老人であると判断できるとき、
虹彩認識カメラで検出した視聴者の位置に合わせて指向
性スピーカの向きを変えるようにしたものであり、視聴
者は移動した場合でも、音声をはっきりと聞くことがで
きる。
【0035】請求項20に記載の発明は、視聴者が表示
装置の前から去り、視聴者特定手段がそれを検出したと
き、指向性スピーカをオフするようにしたものであり、
耳の遠い人や老人が去った場合には、通常の固定スピー
カに自動的に切り換わる。
【0036】請求項21に記載の発明は、表示画面の方
向を変える回転機構を設け、虹彩認識カメラで検出した
視聴者の位置に合わせて表示画面の向きを変えるように
したものであり、視聴者が移動した場合でも、視聴者の
方向に画面が向くので見やすい。
【0037】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0038】(第1の実施形態)第1の実施形態の表示
装置は、図1に示すように、表示画面1a、スピーカ1
b及び電源ボタン5を具備するとともに、視聴者4の眼
の虹彩パターンを検出する虹彩認識カメラ2を備えてお
り、さらに、虹彩認識カメラ2が取得した情報に基づい
て表示装置1を制御する中央演算装置(CPU)3を具
備している。
【0039】虹彩認識カメラ2は、図2に示すように、
カメラ前方に居る人物の眼の位置を検知する固定された
位置情報カメラ2aと、虹彩を拡大撮影する可動カメラ
2bと、カメラ照明2cとを備えている。
【0040】虹彩認識は、本人認証として最近注目を浴
びている方法であり、人間の眼に形成されている虹彩パ
ターンから、登録された人物が認証される。虹彩認識カ
メラ2の左右に配置された2つの位置検知カメラ2aの
画像から人間の眼の方向が検出され、可動カメラ2b
が、検出された方向を拡大して撮像することにより、カ
メラ前方に居る人物の眼の虹彩が撮影される。
【0041】CPU3の構成については、第2の実施形
態で詳述するが、CPU3には、事前の登録により、人
物の虹彩パターン、年齢、聴覚情報(耳が遠いかどう
か)などが視聴者情報として記憶され、また、暴力シー
ンや性描写場面など、規制対象となる画面(規制画面)
を識別するために、画像パターンや文字パターン、音声
パターンが規制情報として記憶されている。CPUは、
表示装置に表示される画像等を規制情報と比較し、それ
らが類似しているとき、表示装置に規制画面が表示され
ているものと識別する。
【0042】図3は、この表示装置の動作のフロー図を
示している。 ステップ1:視聴者が表示装置1の電源5をオンする
と、 ステップ2:虹彩認識カメラ2もオンになり、 ステップ3:作動を開始する。
【0043】ステップ4:虹彩認識カメラ2は、視聴者
4の虹彩パターンの情報を取得すると、 ステップ5:その虹彩パターン情報をCPU3に伝え
る。CPU3には、また、表示画像の情報が伝えられ
る。
【0044】ステップ6:CPU3は、取得した虹彩パ
ターンの人物が特定されていない場合に、 ステップ9:取得した虹彩パターンを、登録されている
視聴者情報の虹彩パターンと比較し、一致する虹彩パタ
ーンが登録されている場合には、該当する視聴者情報を
入手する。
【0045】ステップ7:CPU3は、また、表示画像
を規制情報と比較して、表示画面が規制画面に該当する
かどうかを識別し、規制画面である場合に、視聴者の視
聴者情報から、規制画面に対して視聴を規制する必要が
無いかどうかを確認する。そして、規制の必要が無い場
合には、 ステップ8:表示装置1にその表示画像を表示する。
【0046】また、ステップ7において、視聴規制の必
要がないことが明らかでないとき、即ち、視聴者の視聴
者情報から視聴規制が必要であると認められるとき、及
び、ステップ9において視聴者が未登録であるときに
は、 ステップ10:視聴規制を実行し、 ステップ11:チャンネル制御装置を動作させて、チャン
ネルを変更し、 ステップ8:変更したチャンネルの画像を表示する。
【0047】このように、この表示装置は、視聴者4が
表示装置1の電源ボタン5をオンにすると、虹彩認識カ
メラ2が作動して、カメラの前方に居る人物の眼の虹彩
パターンを検出し、この虹彩パターンに基づいて、登録
された視聴者に関する情報を入手する。
【0048】また、幼児などに有害な規制画面が現れる
場合に、すでに登録されている規制情報に基づいて、規
制画面かどうかを識別し、視聴者に関する情報から、そ
の規制画面に対する視聴規制が不必要であることが明ら
かな場合を除いて、チャンネルを変更する。
【0049】従って、例えば、この表示装置で幼児がテ
レビ放送を視聴する場合に、暴力シーンや性描写場面な
ど、教育上悪影響を与える場面を幼児の眼に触れないよ
うにすることができる。
【0050】なお、事前に登録されていない視聴者が表
示装置1の電源5をオンにした場合には、虹彩情報が無
いため、規制が必要と判断され、規制画面を見ることは
できない。
【0051】規制実施方法としては、チャンネルを変更
する以外に、表示を停止したり、表示内容を分からなく
するなどの方法を講じても良い。
【0052】また、図4は、この表示装置がビデオ再生
装置である場合の動作フローを示している。このビデオ
再生装置では、図3のフロー図と比べて、電源をオンし
てテープが作動すると(ステップ21)虹彩認識カメラが
動作を開始する点、CPU3にビデオ画像信号が入力す
る点(ステップ25)、及び、規制画像の視聴規制を実施
する方法として、表示画面に警告表示が現れる点(ステ
ップ31)で相違しているが、その他の動作は同じであ
る。
【0053】また、この表示装置では、視聴規制の方法
として、画面を消す方法を取っても良い。
【0054】なお、この表示装置では、視聴者を認識す
るために、虹彩認識カメラを用いているが、声紋や指紋
を認識する装置を用いて視聴者を特定することも可能で
ある。
【0055】また、虹彩認識カメラ2の照明2cを赤外
光照明とすることによって、視聴者が深夜暗闇の中で表
示装置1を見る場合でも、視聴者を認識して確実に視聴
者を特定することができ、規制対象者の視聴規制を行う
ことができる。
【0056】(第2の実施形態)第2の実施形態では、
図1のCPU3の詳細について説明する。
【0057】このCPUは、図5に示すように、制御作
業に用いるメモリー8と、視聴履歴を記憶する視聴履歴
記憶装置8aと、視聴者情報の記憶部8bと、規制情報
を表す文字パターン8c、画像パターン8d及び音声パ
ターン8eを記憶する記憶部とを備えており、また、視
聴規制の必要性を判断する規制判断装置16と、警告を発
する警告装置12と、警告文字を表示装置画面1aに出力
する文字表示信号部13と、警告音声をスピーカ1bに出
力する音声信号部14と、チャンネルの切り替えを制御す
るチャンネル制御装置7と、時間を計時するタイマー9
と、表示画面から視聴者までの距離が所定距離以内にな
ったことを検知して近接情報を出力する距離センサー10
と、距離センサー10から出力された近接情報を記憶する
位置情報記憶装置11と、視聴履歴記憶装置8aに記憶さ
れたデータを送信する通信装置17とを備えている。
【0058】また、規制判断装置16には、表示装置1か
ら表示画像信号が入力し、虹彩認識カメラ2から撮影さ
れた虹彩パターンが入力する。
【0059】図6は、CPUの動作のフロー図を示して
いる。 ステップ41:CPUが起動すると、 ステップ42:規制判断装置16は、表示画面をサーチし、 ステップ43:文字パターン記憶部8cに記憶された規制
文字に類似する文字が表示画面に有るかどうかを識別す
る。
【0060】例えば、図10に示すように、「成人向
き」という文字パターンが文字パターン記憶部8cに記
憶されている場合、表示画面1aにこの文字が表示され
ると、表示画像は規制画面に該当するものと識別され
る。また、文字パターンの規制情報としては、この他、
スラング、俗語などや、映画や市販ビデオに表示される
「18歳未満禁止」などの文字パターンが含まれる。
【0061】ステップ44:文字パターンの規制情報が該
当しないとき、画像パターン記憶部8dに記憶された画
像パターンに類似する画像が表示画面に有るかどうかを
識別する。
【0062】例えば、図11に示すように、モザイクパ
ターンなどのマスク画像が画像パターン記憶部8dに記
憶されている場合、表示画面1aからモザイクパターン
が検出されると、その表示画像は規制画面に該当するも
のと識別される。
【0063】ステップ45:画像パターンの規制情報が該
当しないとき、スピーカ1bから表示画像と同時に出力
される音声信号の中に、音声パターン記憶部8eに記憶
された規制音声に類似する音声パターンが含まれている
かどうかを識別する。
【0064】ステップ46:音声パターンの規制情報が該
当しないとき、規制情報を表すXDS情報が映像信号か
ら検知されたかどうかを識別する。
【0065】このXDS情報は、最近、テレビ放送やV
TRの映像信号に乗せられるようになった規制情報であ
る。このXDS情報は、図13に示すように、テレビ放
送信号35に含まれる場合は、受信機37で受信された映像
信号が規制情報検知装置34を経て表示装置の表示画面に
送られるが、このとき規制情報検知装置34は、XDS情
報を検知し、それをCPU3に伝える。また、このXD
S情報がVTRの映像信号に含まれる場合は、ビデオ再
生装置38によってXDS情報がビデオ映像信号と分離さ
れ、このXDS情報が規制情報検知装置34に入力し、規
制情報検知装置34は、それをCPU3に伝える。
【0066】ステップ47:いずれの規制情報も検出でき
なかったときは、表示画像を表示装置1に表示する。
【0067】ステップ48:ステップ43、44、45または46
において規制情報を検出した場合に、規制判断装置16
は、表示画面を規制画面と判断する。そして、視聴者情
報記憶部8bに記憶された視聴者情報から視聴規制が必
要と認めた場合には、 ステップ49:警告装置12を駆動して、図12に示すよう
に、表示画面に警告文字を表示し、 ステップ50:チャンネル制御装置7を駆動して、チャン
ネルを変更し、 ステップ47:変更したチャンネルの画像を表示する。
【0068】このように、視聴者が未成年者の場合に
は、警告を表示した後、チャンネルを切り替える。但
し、視聴者が幼児の場合には、警告を表示すること無
く、チャンネルを切り替える。
【0069】こうした制御により、教育上悪影響を与え
る規制画面を識別して、幼児や未成年者に見せないよう
にすることができる。
【0070】なお、表示画像が規制画面に該当するかど
うか判断がつきにくい場合もあるので、ステップ48にお
いて、ステップ43(文字認識)、ステップ44(画像認
識)及びステップ45(音声認識)の認識結果を掛け合わ
せて、規制画面かどうかを識別するようにしても良い。
【0071】また、タイマー9によって、視聴者4が視
聴を開始した時刻と経過時間とをカウントし、視聴者情
報8bから視聴者が幼児であると識別できる場合に、例
えば午後8時以降の視聴を規制したり、または、視聴限
度時間を設定して、幼児単独で長時間の視聴ができない
ように制限することもできる。
【0072】また、この表示装置1がテレビ放送受信機
である場合に、検出された視聴者の視聴者情報と対応付
けて視聴チャンネルや視聴時間を視聴履歴記憶装置8a
に記録し、この視聴記録データを、通信装置17を通じ
て、放送局に送信するように構成する。こうすることに
より、放送局では、各受信機から送られた情報を集計し
て視聴率を求めることができる。
【0073】この場合、視聴者情報に年齢、性別、住
居、職業などを含め、視聴チャンネルと視聴時間とをリ
アルタイムで記録し、この視聴者情報、視聴チャンネル
及び視聴時間のデータを送ることによって、より正確で
密度の濃い視聴率を算出することができる。
【0074】また、虹彩認識カメラ2を常に動作させる
ことにより、中座して視聴しなかった場合や居眠りして
実際には視聴しなかった状態を除いて、より正確な視聴
記録を残すことができる。また、通信装置17から、リア
ルタイムに記録データを送ることにより、時々刻々と変
化する視聴率を集計することが可能になる。
【0075】(第3の実施形態)第3の実施形態では、
視聴者の表示画面への近づき過ぎを防止するCPUの動
作について説明する。
【0076】CPUの構成は、図5の通りである。距離
センサー10は、視聴者までの距離を検出して、この距離
が所定長以下になったときに、近接情報を位置情報記憶
装置11に出力し、位置情報記憶装置11はこれを記憶す
る。
【0077】規制判断装置16は、位置情報記憶装置11を
チェックして、近接情報が記録されているときには、虹
彩認識カメラ2が撮影した虹彩から特定される視聴者が
幼児である場合に、警告装置12を制御して、テレビから
離れるように音声で警告を出す。
【0078】図7は、このときの動作を示すフロー図で
ある。 ステップ51:視聴者が表示装置1の電源5をオンする
と、 ステップ56:距離センサー10もオンになり、視聴者まで
の距離の測定を開始する。
【0079】ステップ52:また、虹彩認識カメラ2もオ
ンになり、 ステップ53:撮像動作を開始する。
【0080】ステップ54:虹彩認識カメラ2は、視聴者
4の虹彩パターンの情報を取得すると、 ステップ55:その虹彩パターン情報をCPU3に伝え
る。また、距離センサー10は、視聴者までの距離が所定
長以下の場合に近接情報を出力し、この情報が位置情報
記憶装置11に記憶される。
【0081】ステップ57:CPU3は、取得した虹彩パ
ターンの人物が特定されていない場合に、 ステップ60:取得した虹彩パターンを、登録されている
視聴者情報の虹彩パターンと比較し、一致する虹彩パタ
ーンが登録されている場合には、該当する視聴者情報を
入手する。
【0082】ステップ58:CPU3は、位置情報記憶装
置11に格納されたデータを確認し、近接情報が格納され
ているときには、虹彩パターンから識別した視聴者が幼
児である場合、あるいは、未登録者である場合に、 ステップ61:視聴規制を実行し、 ステップ62:表示画面から離れるように、スピーカ1b
より音声を出力して警告する。
【0083】なお、ステップ58において、虹彩パターン
から識別した視聴者が表示装置管理者の場合には、ステ
ップ59に移行して表示を続け、警告は行わない。
【0084】このように、この装置では、幼児が表示画
面の間近で見ている場合に、画面から離れるように警告
することができる。また、表示装置管理者が調整のため
に表示装置に近付いたような場合には、警告を出さない
ようにすることができる。
【0085】また、この装置では、視聴者に対して警告
を発するだけで無く、視聴者情報として、例えば誕生日
や結婚記念日などを設定しておけば、視聴した日がこれ
らの設定された日に該当する場合に、表示画面に特別な
表示を行ったり、メッセージを再生したりすることもで
きる。
【0086】(第4の実施形態)第4の実施形態では、
表示装置を、特定の人物に伝言やメッセージを伝える装
置として利用する場合について説明する。
【0087】この装置は、図9に示すように、表示装置
1の上に、伝言を記憶する伝言記憶装置19を備えてい
る。この伝言記憶装置19は、図2に示す虹彩認識カメラ
に録画再生機構が内蔵されたものであり、その表面に
は、虹彩認識カメラの位置検知カメラ2a、虹彩情報入
手カメラ2bの他に、録音・録画ボタン19e、再生ボタ
ン19f、停止ボタン19g、マイクロホン19a及び伝言の
記憶状態を表示する伝言ランプ19dが設けられている。
【0088】伝言を記録しようとする視聴者Aは、伝言
記憶装置19の前に立ち、録音・録画ボタン19eを押し
て、メッセージを述べる。このとき、伝言記憶装置19
は、視聴者Aの虹彩パターンから、視聴者Aが登録され
ていることを確認すると、視聴者Aを録画し、メッセー
ジを録音する。録音・録画が終了すると、視聴者Aは、
登録されている視聴者の一覧を表示画面に表示して、メ
ッセージの送り先の視聴者Bを指定する。
【0089】伝言記憶装置19は、伝言を伝えるために、
表示装置の前にいる視聴者を、その虹彩パターンにより
特定し、伝言の宛て先の視聴者Bを確認すると、伝言ラ
ンプ19dを点滅する。この伝言ランプ19dに気づいて視
聴者Bが再生ボタン19fを押すと、視聴者Aの再生画像
が表示画面に表示され、スピーカ1bから視聴者Aのメ
ッセージが流れる。
【0090】図8は、この伝言の登録・再生の手順をフ
ロー図で示している。伝言を登録する場合は、 ステップ61:伝言記憶装置19は、録音・録画ボタンが押
され、電源が入ると、 ステップ62:虹彩認識カメラが作動し、 ステップ63:表示装置の前に立つ視聴者Aの虹彩情報を
入手する。
【0091】ステップ64:CPU3は、取得した虹彩パ
ターンの人物が特定されていない場合に、 ステップ65:取得した虹彩パターンを、登録されている
視聴者情報の虹彩パターンと比較し、一致する虹彩パタ
ーンが登録されている場合に、該当する視聴者情報を入
手する。
【0092】ステップ66:視聴者Aの登録が確認される
と、表示画面1aに録音・録画手順が表示され、視聴者
Aは、それに沿って、マイクロフォン19aからメッセー
ジを入力して伝言を登録し、この視聴者Aの姿が、録画
される。
【0093】ステップ67:視聴者Aは、登録した伝言を
スピーカで確認した後、 ステップ68:表示画面に、登録されている視聴者情報を
表示し、その中から伝言相手先視聴者Bを表示画面上で
指定し、 ステップ69:再度、録音・録画ボタン19eを押し、 ステップ70:伝言記憶装置19をオフにする。
【0094】一方、伝言を再生する場合は、 ステップ71:伝言記憶装置19は、表示装置1の前に人が
いることを確認すると、 ステップ72:虹彩カメラが作動し、 ステップ73:虹彩情報を入手する。
【0095】ステップ74:虹彩情報から、表示装置1の
前の視聴者が確認できたときは、 ステップ75:その視聴者が伝言の受取人であるかどうか
を確認し、伝言の受取人で無ければ、処理を終了する。
【0096】ステップ76:その視聴者が伝言の受取人B
であるときは、視聴者B以外の視聴者がいるかどうかを
確認する。
【0097】ステップ78:視聴者Bの他に誰もいない場
合は、伝言ランプ19dを点滅して、視聴者Bに伝言が記
録されていることを伝え、視聴者Bが再生ボタン19fを
押したときは、 ステップ79:記憶しているメッセージ及び録画画像を再
生し、 ステップ80:視聴者Bが伝言を見たことを履歴情報とし
て記録する。
【0098】また、ステップ76において、視聴者Bとそ
れ以外の視聴者が表示装置1の前にいるときは、 ステップ77:伝言ランプ19dを点滅するとともに、表示
画面1aに、視聴者Bに伝言がある旨のメッセージを表
示し、視聴者Bが再生ボタン19fを押したときには(ス
テップ78)、記憶しているメッセージ及び録画画像を再
生する(ステップ79)。また、視聴者Bは、伝言を一人
の時に見たければ、停止ボタン19gを押す。この操作で
伝言の再生は保留される。
【0099】図9において、左側の図は、視聴者Aが伝
言を登録し、送り先としてBを指定した状態を示してお
り、また、右側の図の(a)は、視聴者Bが登録された
伝言を再生している状態を示し、(b)は、表示装置の
前にいる視聴者Cが伝言の送り先で無いために、伝言ラ
ンプ19dが点滅していない状態を示し、また、(c)
は、表示装置の前に、伝言の送り先の視聴者Bと、その
他の視聴者Dとがいるため、表示装置の表示画面に視聴
者Bに伝言がある旨のメッセージが表示されている状態
を示している。
【0100】このように、この装置は、相手を指定して
伝言を伝えることができ、また、指定した相手以外には
伝言が漏れないようにすることができる。
【0101】また、伝言が再生されたことを履歴情報と
して残すことにより、伝言の送り主は、伝言が確実に相
手に伝わったことを確認することができる。
【0102】この装置は、留守番伝言装置などとして用
いることができる。
【0103】なお、伝言記憶装置19のスピーカは、表示
装置1の固定スピーカ1bを兼用しても良いし、別に設
けても良い。また、伝言記憶装置19の録画用の撮像装置
は、虹彩情報入手カメラ2bまたは位置検知カメラ2a
を兼用しても良いし、別に設けても良い。
【0104】(第5の実施形態)第5の実施形態では、
視聴者に応じて、スピーカを使い分けたり、表示画面の
向きを調整する動作について説明する。
【0105】この表示装置は、図14に示すように、ス
ピーカとして、固定スピーカ39bと、可動機構40により
方向が変えられる指向性スピーカ41とを具備し、また、
表示装置39を回転するための、駆動装置(モータ)43を
含む表示装置可動機構42を具備している。
【0106】図15は、この固定スピーカ39b、指向性
スピーカ41、指向性スピーカ可動機構40及び表示装置可
動機構42とCPU3との関係を示すブロック図である。
【0107】この装置では、表示装置39上に備え付けら
れた虹彩認識カメラ44が視聴者の虹彩パターンを撮影
し、この虹彩パターンで特定された視聴者の視聴者情報
から、視聴者が、例えば耳の遠い人や老人であると判別
した場合に、CPU3は、虹彩認識カメラ44の位置検知
カメラによって検知された視聴者の方向に指向性スピー
カ41が向くように、指向性スピーカ可動機構40を制御す
る。また、その視聴者が表示装置39の前から居なくなっ
た場合には、指向性スピーカ41の音声出力を停止し、固
定スピーカ39bの音声出力に切り替える。
【0108】また、視聴者が移動した場合には、CPU
3は、虹彩認識カメラ44の位置検知カメラで検知された
視聴者の方向に表示画面39aが向くように、表示装置可
動機構42を制御する。
【0109】このように、この表示装置では、表示画面
が見やすいように、視聴者の方向に表示画面を向けるこ
とができ、また、視聴者が耳の遠い人や老人である場合
に、それらの視聴者が音声の聞き取りが容易となるよう
に、指向性スピーカの向きを調整することができる。
【0110】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の認識機能付表示装置は、視聴者に合わせた表示画像を
選別して表示することが可能であり、幼児や未成年者だ
けが表示装置を視聴しているときでも、悪影響を与える
画像を眼に触れないように自動制御することができる。
【0111】また、視聴者が耳の遠い人であれば、自動
的に視聴者位置に指向性スピーカを向けることができ、
視聴者に合わせて最適な視聴環境を提供することができ
る。また、幼児が表示画面の近くで見ているときに、画
面から離れるように警告を出すことができる。大人が表
示装置の調整のために表示画面に近づいたときは、こう
した警告は行わない。
【0112】また、この装置は、伝言装置として利用す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における認識機能付表示装置の
外観斜視図、
【図2】第1の実施形態の虹彩認識カメラの外観図、
【図3】第1の実施形態の認識機能付表示装置の動作を
示すフロー図、
【図4】第1の実施形態の認識機能付表示装置でビデオ
再生が行われる時の動作を示すフロー図、
【図5】第2の実施形態のCPUの内部構成を示すブロ
ック図、
【図6】第2の実施形態の規制画面識別動作を示すフロ
ー図、
【図7】第3の実施形態の視聴者近接防止動作を示すフ
ロー図、
【図8】第4の実施形態の伝言装置の動作を示すフロー
図、
【図9】第4の実施形態の伝言装置の動作状態を示す説
明図、
【図10】第2の実施形態の規制画面識別に用いる文字
パターンの例、
【図11】第2の実施形態の規制画面識別に用いる画像
パターンの例、
【図12】第2の実施形態の警告画面の例、
【図13】第2の実施形態のXDS情報検知装置の構成
を示すブロック図、
【図14】第5の実施形態の認識機能付表示装置を示す
外観斜視図、
【図15】第5の実施形態の認識機能付表示装置の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、39 表示装置 1a、39a 表示画面 1b、39b スピーカ 1c、1d 画像信号 2、44 虹彩認識カメラ 2a 位置検知、録画カメラ 2b 虹彩情報入手カメラ 2c 照明 3 CPU 4 視聴者 5 電源ボタン 6 規制装置 7 チャンネル制御装置 8 メモリー 8a 視聴履歴記憶装置 8b 視聴者情報 8c 規制文字パターン情報 8d 画像パターン 8e 音声パターン 9 タイマー 10 距離センサー 11 位置情報記憶装置 12 警告装置 13 文字表示信号 14 音声信号 15 スピーカ 16 規制判断装置 17 通信装置 19 伝言記憶装置 19a マイクロフォン 19b 録音・録画装置 19c スピーカ 19d 伝言ランプ 19e 録画ボタン 19f 再生ボタン 19g 停止ボタン 30 規制文字 31 マスク画像 32 警告表示 33 規制(XDS)情報 34 規制情報検知装置 35 テレビ放送電波 36 ビデオ映像信号 37 受信機 38 再生装置 40 可動機構 41 指向性スピーカ 42 表示装置可動機構 43 駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 BA14 BA25 BA30 CB07 5D018 AF01 5G435 BB00 DD01 EE30 EE49 GG21 LL04

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビモニタなどの表示装置に、視聴者
    の眼の虹彩パターンを撮影する虹彩認識カメラと、前記
    虹彩認識カメラで撮影された虹彩パターンに基づいて視
    聴者を特定する視聴者特定手段とを設けたことを特徴と
    する認識機能付表示装置。
  2. 【請求項2】 前記視聴者特定手段は、予め登録された
    視聴者情報に含まれる虹彩パターンと前記虹彩認識カメ
    ラで撮影された虹彩パターンとを照合して、表示装置の
    前にいる視聴者の視聴者情報を取得することを特徴とす
    る請求項1に記載の認識機能付表示装置。
  3. 【請求項3】 前記視聴者情報に、少なくとも視聴者の
    年齢の情報が含まれることを特徴とする請求項2に記載
    の認識機能付表示装置。
  4. 【請求項4】 表示画面が視聴規制の対象となる規制画
    面であるかどうかを識別する規制判断手段を具備し、前
    記規制判断手段は、前記視聴者特定手段が取得した視聴
    者情報に基づいて、前記規制画面に対する視聴規制の実
    行の可否を判断することを特徴とする請求項2に記載の
    認識機能付表示装置。
  5. 【請求項5】 前記規制判断手段は、表示画面に表示さ
    れる画像と予め登録された規制画像パターンとを比較し
    て、表示画面が規制画面に該当するかどうかを判断する
    ことを特徴とする請求項4に記載の認識機能付表示装
    置。
  6. 【請求項6】 前記規制画像パターンが、マスク処理画
    像であることを特徴とする請求項5に記載の認識機能付
    表示装置。
  7. 【請求項7】 前記規制判断手段は、表示画面に表示さ
    れる文字と予め登録された規制文字とを比較して、表示
    画面が規制画面に該当するかどうかを判断することを特
    徴とする請求項4に記載の認識機能付表示装置。
  8. 【請求項8】 前記規制判断手段は、表示画面に合わせ
    て出力される音声と予め登録された規制音声パターンと
    を比較して、表示画面が規制画面に該当するかどうかを
    判断することを特徴とする請求項4に記載の認識機能付
    表示装置。
  9. 【請求項9】 前記規制判断手段は、表示画面に表示さ
    れる画像と予め登録された規制画像パターンとを比較
    し、表示画面に表示される文字と予め登録された規制文
    字とを比較し、さらに、表示画面に合わせて出力される
    音声と予め登録された規制音声パターンとを比較して、
    表示画面が規制画面に該当するかどうかを判断すること
    を特徴とする請求項4に記載の認識機能付表示装置。
  10. 【請求項10】 放送される映象信号またはVTRの映
    像信号に規制情報として含まれるXDS情報を検知する
    検知手段を具備し、前記検知手段がXDS情報を検知し
    たとき、前記規制判断手段は、表示画面が規制画面に該
    当するものと判断することを特徴とする請求項4に記載
    の認識機能付表示装置。
  11. 【請求項11】 前記規制判断手段は、視聴者が幼児で
    あるときには、チャンネルを切り替える視聴規制を実行
    し、視聴者が未成年者であるときには、警告を表示した
    後、チャンネルの切り替えまたは表示装置の電源オフに
    よる視聴規制を実行することを特徴とする請求項4に記
    載の認識機能付表示装置。
  12. 【請求項12】 視聴時刻をモニターするタイマーと、
    前記タイマーのデータ及び前記視聴者情報に基づいて視
    聴規制の実行の可否を判断する規制判断手段とを具備
    し、前記規制判断手段は、視聴者が幼児または未成年者
    であるとき、所定時刻以降の視聴または所定時間以上の
    継続視聴の視聴制限を実行することを特徴とする請求項
    4に記載の認識機能付表示装置。
  13. 【請求項13】 視聴時刻をモニターするタイマーと、
    視聴者の視聴者情報及び視聴時刻を記録する視聴履歴記
    録手段と、前記視聴履歴記録手段に記録されたデータを
    視聴率集計センターに送信する通信手段とを具備するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の認識機能付表示装置。
  14. 【請求項14】 前記通信手段が、前記データを連続的
    または一定期間ごとに送信することを特徴とする請求項
    13に記載の認識機能付表示装置。
  15. 【請求項15】 表示画面から視聴者までの距離を測定
    する距離センサーと、前記距離センサーの測定距離と前
    記視聴者情報とに基づいて警告の必要性を判断する規制
    判断手段とを具備し、前記規制判断手段は、視聴者が幼
    児または老人であり、且つ、前記距離センサーの測定距
    離が所定長以下であるとき、表示画面への近付き過ぎを
    警告するように制御することを特徴とする請求項2に記
    載の認識機能付表示装置。
  16. 【請求項16】 日時を計時するタイマーと、前記タイ
    マーが計時する日付と前記視聴者情報に設定された日付
    情報とを比較して表示の必要性を判断する規制判断手段
    とを具備し、前記規制判断手段は、前記タイマーの日付
    と前記視聴者情報に設定された日付情報とが一致すると
    き、予め決められた表示を行うように制御することを特
    徴とする請求項2に記載の認識機能付表示装置。
  17. 【請求項17】 相手先が指定された伝言を記録する記
    録手段を具備し、前記視聴者特定手段によって特定され
    た視聴者が前記伝言の相手先であるとき、前記記録手段
    に記録された伝言の再生を可能にしたことを特徴とする
    請求項1に記載の認識機能付表示装置。
  18. 【請求項18】 留守番伝言システムに用いることを特
    徴とする請求項17に記載の認識機能付表示装置。
  19. 【請求項19】 指向性スピーカとその方向を変える可
    動機構とを具備し、前記視聴者情報から視聴者が耳の遠
    い人や老人であると判断できるとき、前記虹彩認識カメ
    ラで検出した前記視聴者の位置に合わせて前記指向性ス
    ピーカの向きを変えることを特徴とする請求項2に記載
    の認識機能付表示装置。
  20. 【請求項20】 前記視聴者が表示装置の前から去り、
    前記視聴者特定手段がそれを検出したとき、前記指向性
    スピーカをオフすることを特徴とする請求項19に記載
    の認識機能付表示装置。
  21. 【請求項21】 表示画面の方向を変える回転機構を具
    備し、前記虹彩認識カメラで検出した視聴者の位置に合
    わせて前記表示画面の向きを変えることを特徴とする請
    求項1に記載の認識機能付表示装置。
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