JP2015039072A - 電子機器、及び通知方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】それぞれのユーザに対して視聴に好適な位置についての情報を通知することの可能な電子機器、及び通知方法を提供することを課題とする。【解決手段】 実施形態の電子機器は、表示部と、位置特定手段と、記憶手段と、人物特定手段と、通知手段とを具備する。表示部は、映像を表示する。位置特定手段は、前記表示部を視聴するユーザの視聴位置を特定する。記憶手段は、第1の視聴位置を特定する情報を、前記ユーザを識別する情報と対応付けて記憶する。人物特定手段は、前記表示部を視聴するユーザを特定する。通知手段は、前記人物特定手段で特定されたユーザを識別する情報と対応付けられて前記記憶手段に記憶された前記第1の視聴位置と、前記位置特定手段が特定した第2の視聴位置とが異なっている場合、視聴位置が異なっている旨をユーザに対して通知する。【選択図】図7
Description
本発明の実施の形態は、電子機器、及び通知方法に関する。
例えばデジタルテレビ(以下、DTVとも呼ぶ)等の映像を表示する電子機器では、表示装置の特性等によってユーザにとって表示されている映像を視聴しやすい位置と視聴しづらい位置が存在する場合がある。また、この視聴しやすい位置と視聴しづらい位置は表示装置の特性のみではなく、ユーザ個人の身体的な特徴からも影響を受け、それぞれのユーザにとってこれらの位置が異なっている場合がある。また、ユーザの好みによっても映像の視聴に好適な位置が異なる。
本発明は上記を鑑みて提案されたものであって、それぞれのユーザに対して視聴に好適な位置についての情報を通知することの可能な電子機器、及び通知方法を提供することを課題とする。
実施形態の電子機器は、表示部と、位置特定手段と、記憶手段と、人物特定手段と、通知手段とを具備する。表示部は、映像を表示する。位置特定手段は、前記表示部を視聴するユーザの視聴位置を特定する。記憶手段は、第1の視聴位置を特定する情報を、前記ユーザを識別する情報と対応付けて記憶する。人物特定手段は、前記表示部を視聴するユーザを特定する。通知手段は、前記人物特定手段で特定されたユーザを識別する情報と対応付けられて前記記憶手段に記憶された前記第1の視聴位置と、前記位置特定手段が特定した第2の視聴位置とが異なっている場合、視聴位置が異なっている旨をユーザに対して通知する。
本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明を行う。
図1は本実施形態における通知システム3の一例を示す概観図である。図1には、DTV1、リモートコントローラ2、及び通知システム3が示されている。
DTV1は本実施形態における電子機器の一例としてのデジタルテレビジョン(Digital Television)であり、受信した放送波の放送信号から映像・音声情報を抽出し、これらを出力する機能を有している。またDTV1は、例えばインターネットのような大規模ネットワーク網(WAN::Wide Area Network)と接続されており、この大規模ネットワークに接続されている他の機器と通信可能となっている。本発明における電子機器の一例としてここではDTV1を示すが、これに限定されるものではない。電子機器の他の例示としては、STB(Set Top Box)、HDDレコーダ(Hard Disk Drive)およびDVD(Digital Versatile Disc)レコーダ、またはPC(Personal Computer)のような様々な機器が考えられる。本実施形態におけるDTV1は内蔵カメラ160を有しており、DTV1の正面の像の撮影することが可能である。さらに、DTV1は四隅にマーカ4が設けられている。このマーカ4は例えばDTV1の筐体とは異なる色である。
リモートコントローラ2は複数の操作スイッチ(キー)を有しており、この操作スイッチが押下されると、これに応じてDTV1の操作を行うための信号を送信する機能を有している。信号の形式は、例えば、RF(Radio Frequency)信号やIR(Infrared)信号を用いるのが一般的であるが、例えばbluetooth(登録商標)等の無線通信規格に基づいたものであってもよい。また、本発明では有線、無線の区別を問わない。さらに、本実施形態におけるリモートコントローラ2はカメラを有しており、カメラで撮影した画像の情報をDTV1に送信することができる。
通知システム3はDTV1とリモートコントローラ2より構成されており、ユーザはリモートコントローラ2を用いてDTV1を操作して所定の処理を行わせ、画像を表示させることができる。図1中の破線部はDTV1の内蔵カメラ160と、リモコン2のカメラの撮影範囲を例示したものである。
次にリモートコントローラ2の詳細な構造を説明する。
図2は本実施形態におけるリモートコントローラ2の一例を示す外観図である。
リモートコントローラ2はDTV1の各種機能を操作するための複数のキー21(スイッチ)が設けられている第1の面と、ユーザがDTV1への信号を送信する送信部22が設けられている第2の面とを有する。
キー21はDTV1の各種機能を実行するために設けられたキーであって、リモートコントローラ2はそれぞれのキーへのユーザの押下操作に応じて異なる操作信号を発信する。キー21にはDTV1の電源投入と遮断とを切り替える電源キーと、表示する映像情報のソースを切り替える入力切替キー、ゲーム、地デジ、BS又はCSを選択するキーを備えた入力切替キー群と、チャンネルの選択や文字の入力等を行うチャンネル文字キー群、チャンネルの切り替えを行うチャンネル切替キーと、画面の表示形式を選択する画面表示キー、音量を調整する音量調整キー、各種DTV1の機能を実現させるための色が割り当てられたカラーキー等の様々なキーが含まれている。
送信部22はユーザのキー21の操作に応じて各種信号を送信する。DTV1は送信部22より送信された信号に基づいて各種機能を発揮する。
また、第2の面からはカメラ23が露出しており、カメラ23は所定のキー21の操作入力に応じて、自身と対向する像を撮影することができる。
次に通知システム3のDTV1及びリモートコントローラ2の内部構成について説明する。
図3は本実施形態におけるDTV1及びリモートコントローラ2の内部構成の一例を示すブロック図である。
先ずDTV1に関する説明を行う。
DTV1は、装置各部の動作を制御する制御部156を備えている。制御部156は、CPU(Central Processing Unit)等を内蔵している。制御部156は、操作部116から入力される操作信号や、リモートコントローラ2から送信され受信部118を介して受信される操作信号に応じて、ROM(Read Only Memory)157に予め記憶されたシステム制御プログラム及び各種処理プログラムを起動させる。制御部156は、起動したプログラムに従って、RAM(Random Access Memory)158をワークメモリとして装置各部の動作を制御する。また、フラッシュメモリ159にも各種データ、プログラム等が記憶されており、制御部156はこの各種データ、プログラムを用いて処理を実行する。
入力端子144は、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ143が受信した衛星デジタルテレビジョン放送信号を衛星デジタル放送用のチューナ145に供給する。チューナ145は、受信したデジタル放送信号のチューニングを行い、チューニングしたデジタル放送信号をPSK(Phase Shift Keying)復振器146に送信する。PSK復振器146は、TS(Transport Stream)の復調を行い、復調したTSをTS復号器147aに供給し、TS復号器147aは、TSをデジタル映像信信号、デジタル音声信号、およびデータ信号を含むデジタル信号に復号した後、信号処理部100にこれを出力する。ここでのデジタル映像信号とはDTV1が出力可能な映像に関するデジタル信号であり、音声信号はDTV1が出力可能な音声に関するデジタル信号である。またデータ信号とは、例えばDTV1が電子番組表であるEPG(Electronic Program Guide)を生成するときに使用する情報である番組関連情報等を含む、放送波の放送番組に関する情報に関するデジタル信号である。
入力端子149は、地上波デジタル放送受信用のアンテナ148が受信した地上波デジタルテレビジョン放送信号を地上波デジタル放送用のチューナ150に供給する。チューナ150は、受信したデジタル放送信号のチューニングを行い、チューニングしたデジタル放送信号をそれぞれのOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復振器151に送信する。OFDM復振器151は、TSの復調を行い、復調したTSをそれぞれのTS復号器147bに供給し、TS復号器147bは、TSをデジタル映像信号及び音声信号等に復号した後、信号処理部100にこれを出力する。チューナ150のそれぞれのチューナで取得した地上波デジタルテレビジョン放送は、これらの複数個のOFDM復振器151、TS復号器147bによってそれぞれ同時にデジタル映像信号、音デジタル音声信号、及びデータ信号を含むデジタル信号として復号された後に、信号処理部100に出力されることが可能である。
信号処理部100は、TS復号器147a、147b、または制御部156から出力されたデジタル信号に、適切な信号処理を施す。より具体的には、信号処理部100はデジタル信号を映像信号、デジタル音声信号、およびデータ信号に分離する。分離された映像信号はグラフィック処理部152に、音声信号は音声処理部153に出力される。また信号処理部100は、ライン入力端子137からの入力信号にも所定のデジタル信号処理を施す。
OSD(On Screen Display)信号生成部154は、制御部156の制御に従って、UI(ユーザ・インタフェース)画面などを表示するためのOSD信号を生成する。また信号処理部100においてデジタル放送信号から分離されたデータ信号は、OSD信号生成部154により適切なフォーマットのOSD信号に変換され、グラフィック処理部152に出力される。
グラフィック処理部152は、信号処理部100から出力されるデジタルの映像信号のデコード処理を行う。デコードされた映像信号は、OSD信号生成部154から出力されたOSD信号と重ね合わせて合成され、映像処理部155に出力される。グラフィック処理部152は、デコードされた映像信号またはOSD信号を、映像処理部155に選択的に出力することもできる。
映像処理部155は、グラフィック処理部152から出力された信号を、表示部120で表示可能なフォーマットの映像信号に変換する。変換された映像信号は、表示部120に表示される。
音声処理部153は、入力された音声信号を、スピーカ110で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換する。アナログに変換された音声信号は、スピーカ110に出力されて再生される。
LAN端子131は、LANI/F164を介して制御部156に接続されている。LAN端子131は、イーサネット(登録商標)を用いた一般的なLAN対応ポートとして使用される。本実施形態においてLAN端子131にはLANケーブル(図示しない)が接続されており、インターネットと通信可能となっている。
USB(Universal Serial Bus)端子133は、USB I/F166を介して制御部156に接続されている。USB端子133は、一般的なUSB対応ポートとして使用される。USB端子133には、例えばハブを介して、携帯電話、デジタルカメラ、各種メモリカードに対するカードリーダ/ライタ、HDD、キーボード等が接続される。制御部156は、USB端子133を介して接続される機器との間で、情報の通信(送受信)を行うことができる。
HDD170はDTV1に内蔵される磁気記憶媒体(Hard Disk Drive)であってDTV1が有する各種情報を記憶する機能を有している。
次にリモートコントローラ2に関する説明を行う。
キー21操作によるユーザからの操作指示は入力部24に入力される。入力部24は入力に基づいて、DTV1を操作するための操作信号を生成し、送信部22によって外部に送信させる。この送信された操作信号を受信部118が受信するとDTV1はこの操作信号に応じた所定の処理を実行する。
また、リモートコントローラ2は撮影モジュール25を備えている。撮影モジュール25はカメラ23を有しており、カメラ23で撮影した画像に対して例えばエンコード等の所定の処理を行い、処理後の画像のデータを送信部22によって外部に送信させる機能を有している。この画像のデータを受信部118が受信するとDTV1はこれに基づいて所定の処理を実行する。
DTV1をユーザが視聴する場合、表示部120の特性等によって、表示されている映像を視聴しやすい位置と視聴しづらい位置が存在する場合がある。例えば、ユーザがある位置からDTV1を視聴しているときは映像がきれいに見えるが、異なる位置からDTV1を視聴すると映像が暗く見えたり、劣化して見えたりする場合がある。また、ユーザには好みも存在し、人それぞれ映像が好適に見える位置は異なっている。例えば、あるユーザは暗めの映像の方が好みであり、他のユーザは明るい映像の方が好みであるような場合にはそれぞれのユーザとって映像を好適に視聴することのできる位置は異なる。さらにDTV1が裸眼で視聴可能な立体視映像を表示するような場合には、視聴可能な位置に制限がかかる場合が多くあり、この中でもユーザにとって視聴に好適な位置(例えば、立体映像がきれいに見える等の位置)が有ると考えられる。また、ユーザ個人の身体的な特徴によっても視聴に好適な位置は異なると考えられる。
ユーザには個人それぞれに好適な視聴位置があり、毎回この好適な位置でDTV1を視聴するとユーザの満足度は向上すると考えられる。そこで、本実施形態におけるDTV1はユーザに対して個人的に好適な視聴位置についての情報を通知する。
図4は本実施形態におけるユーザに視聴位置についての情報の通知を行う機能に関する機能ブロックの一例を示すブロック図である。
図4で図示された各ブロックはDTV1内の機能ブロック等であり、ここではこれらのブロックは制御部156内に存在するものと例示する。また位置データベース43、顔データベース45はHDD170に記録されているものとして例示する。
画像解析部41は入力される画像データを解析し、画像内のマーカ4の位置、および画像内のユーザの顔の特徴量を検出する機能を有している。画像解析部41にはリモートコントローラ2から受信した画像、または内蔵カメラ160が撮影した画像が入力される。
位置特定部42は画像解析部41から入力される画像に基づいて、ユーザの存在する位置を特定する機能を有している。また、画像解析部41から入力される画像から得られた位置を特定する情報と位置データベース43に登録されている位置を特定する情報とを比較し、これらの位置が異なっているかを判別することができる。さらに、どのように異なっているかを判別することができる。
位置データベース43はユーザ情報と位置を特定する情報とが対応付けられて登録されたデータベースである。この位置データベース43には各ユーザのDTV1を好適に視聴することのできる位置を特定する情報が、このユーザを識別する情報と対応付けられて登録されている。
人物特定部44は画像解析部41が解析した画像解析部41に入力された画像に含まれるユーザの顔の特徴量が、顔データベース45に登録されているか否かを判別し、登録されている場合にはこのユーザを特定する機能を有している。
顔データベース45は、各ユーザの顔の特徴量についての情報と、このユーザとが対応付けられて登録されたデータベースである。本実施形態において、位置データベース43と顔データベース45とは異なるデータベースであるとして例示して説明するが、これに限定されず、同一のデータベースであっても良い。ユーザの識別情報と、このユーザの好適な視聴位置を特定するための情報と、このユーザの顔の特徴量についての情報が対応付けられて登録されているデータベースが存在するとしても良い。
人物特定部44は位置特定部42に対して特定した人物(ユーザ)についての情報を出力し、位置特定部42はこの情報に基づいて、このユーザの好適な視聴位置と現在のこのユーザの視聴位置とが一致しているか否かを判別する。一致していない場合には、好適な位置とユーザが実際に視聴する位置との距離的差分を算出し、この情報を通知部46に対して出力する。
通知部46はユーザに対して好適な視聴位置と、現在視聴中の視聴位置とが異なっている旨を通知する機能を有している。また、通知部46はユーザが好適な視聴位置で視聴するための情報(例えば、ユーザに移動を指示する情報)をユーザに対して通知する。この通知方法としては、例えばOSD等を用いて表示部120に表示する通知方法や、音声にて出力する通知方法等の様々な方法が考えられる。
本実施形態におけるDTV1は視聴に関してユーザが好適な位置にいるか否かの判別を行い、更に、好適な位置にいない場合には好適な位置との距離的差分を求めることができる。これらを実行する方法について、次に説明を行う。
図5は本実施形態におけるDTV1が実行する視聴位置解析方法の一例を示す概念図である。
本実施形態におけるDTV1では、ユーザはまず好適な視聴位置の登録を行う。ユーザは視聴位置が好適であるとき、この場所でリモートコントローラ2のカメラ23を用いてDTV1を撮影する。そして、この位置を基準位置として、この基準位置を特定する情報がユーザの識別情報と対応付けられて位置データベース43に登録される。ユーザが基準位置の登録時とは異なるタイミングで視聴を行うときであって、基準位置でDTV1を視聴したい場合、ユーザは現在視聴している位置でリモートコントローラ2のカメラ23を用いてDTV1を撮影する。DTV1はこの撮影した位置と基準位置とを比較して、基準位置と異なっている場合にはユーザに対してこれを通知する。この処理について以下で更に詳細に説明する。
まず、好適な視聴位置の登録を行う場合、DTV1はリモートコントローラ2から送られてきた画像を解析し、画像中のマーカ4の位置を求める。DTV1は画像中のこのマーカ4の位置を、ユーザと対応づけて位置データベース43に登録する(図5:上図)。
次に、基準位置の登録時とは異なるタイミングでユーザが視聴を行うときには、DTV1はリモートコントローラ2より画像を受信すると、この画像中のマーカ4の位置を特定し、特定したマーカ4の画像中の位置と、位置データベース43に登録されたマーカ4の位置とを比較する。例えばユーザがDTV1から基準位置より離れている場合にはマーカ4の位置が画像内の中央によることとなる(図5:中図)。また、ユーザから見て左によっているような場合には、ユーザから見て左側のマーカ4の画像中の位置にあまり変化は無いが、右側のマーカ4の間隔が基準位置の画像より短くなることとなる(図5:下図)。
上述のようにDTV1はユーザがリモートコントローラ2を用いて撮影した画像を解析し、画像中のDTV1の写り方に基づいてユーザの視聴位置を認識している。
次にDTV1の実行する基準位置登録処理及び通知処理についての説明を行う。
図6は、本実施形態におけるDTV1が実行する基準位置登録処理の一例を示すフロー図である。
基準位置を登録する場合、ユーザはまずリモートコントローラ2のカメラ23を用いてDTV1を撮影し、撮影した画像をDTV1に対して送信する。
DTV1は、リモコンより画像を受信すると(ステップS61)、画像解析部41が受信した画像を解析する(ステップS62)。
ステップS62を実行して、画像解析部41は受信した画像の解析を行い、この画像の中のマーカ4の位置を特定する(ステップS63)。
次に、DTV1は内蔵カメラ160によってユーザを撮影する(ステップS64)。
ユーザを撮影すると、画像解析部41はこの撮影した画像の解析を行い(ステップS65)、ユーザの顔の特徴量を検出する。特徴量を検出すると、画像解析部41はこの特徴量を人物特定部44に対して出力し、人物特定部44はこの特徴量を顔データベース45に登録されたデータと照らし合わせて、撮影されたユーザの特定を行う(ステップS66)。
人物特定部44はユーザを特定すると、このユーザの情報を位置特定部42に出力する。位置特定部42はユーザを識別する情報と、画像解析部41が特定した位置の情報とを対応付けて位置データベース43に登録する(ステップS67)。
以上で基準位置処理についての一連の処理フローは終了となる。
DTV1はこのように各ユーザそれぞれの好適な視聴位置を特定するための情報を記憶する。
次に、通知処理について説明を行う。
図7は、本実施形態におけるDTV1が実行する通知処理の一例を示すフロー図である。
まず、ユーザが基準位置登録時とは異なるタイミングでDTV1を視聴するときであって、基準位置で視聴したいと考えるとき、ユーザはまずリモートコントローラ2のカメラ23を用いてDTV1を撮影し、撮影した画像をDTV1に対して送信する。
DTV1は、リモコンより画像を受信すると(ステップS71)、画像解析部41が受信した画像を解析する(ステップS72)。
ステップS72を実行して、画像解析部41は受信した画像の解析を行い、この画像の中のマーカ4の位置を特定する(ステップS73)。
次に、DTV1は内蔵カメラ160によってユーザを撮影する(ステップS74)。
ユーザを撮影すると、画像解析部41はこの撮影した画像の解析を行い(ステップS75)、ユーザの顔の特徴量を検出する。特徴量を検出すると、画像解析部41はこの特徴量を人物特定部44に対して出力し、人物特定部44はこの特徴量を顔データベース45に登録されたデータと照らし合わせて、撮影されたユーザの特定を行う(ステップS76)。
人物特定部44はユーザを特定すると、このユーザの情報を位置特定部42に出力する。位置特定部42はユーザの情報を受け取ると、位置データベース43よりこのユーザに対応づけられて登録されたマーカの画像上での位置情報と、ステップS73において画像解析部41で特定された位置情報とを比較する(ステップS77)。
この比較によって、位置特定部42は登録された基準位置と現在ユーザが視聴している位置とが一致するか否かを判別し、この判別結果の情報を通知部46に対して出力する。通知部46は、この判別(比較)結果に基づいてユーザに通知を行う(ステップS78)。例えば、基準位置とユーザの現在の視聴位置とが一致しているような場合にはユーザに一致している旨を通知し、一致していない場合にはユーザに対して一致していない旨、及び「もう少し前へ」、「あと20センチメートル右に動いてください」等のユーザに移動を求める指示を通知する。
ここでの基準位置と視聴位置との一致については、例えばユーザが基準位置登録時等に「10センチまでならば一致とみなし、基準位置と異なるという旨を通知しない」等の、誤差の範囲の設定を行えるとしても良い。この設定については、ユーザが例えばリモートコントローラ2等を用いて誤差範囲の数値入力ができるとしても良いし、ユーザの基準位置登録時に誤差用の画像を撮影し、この範囲は誤差とみなすような設定ができるとしてもよい。
以上で通知処理についての一連の処理フローは終了となる。
本実施形態では、撮影した画像のうちのマーカ4の位置をユーザの視聴位置特定に用いるように例示したが、これに限定されず、DTV1そのものを画像中より認識し、これを用いてユーザの視聴位置を特定するとしてもよい。この場合、基準位置の登録時と、ユーザの視聴位置調整時とでDTV1に同じ画像を表示すれば、DTV1全体の認識がしやすくなり、更に登録されている情報との比較もより詳細に実行することができる。
また、本実施形態では基準位置をユーザが個々に登録するものとしたが、デフォルトとして、DTV1について推奨する視聴位置をユーザに通知してあげるとしても良い。
本実施形態においては、DTV1でユーザの画像を撮影することでユーザの識別を行ったが、これに限定されない。例えば、リモートコントローラ2の操作等によってユーザを識別しても良い。この場合にはユーザを識別するためにDTV1が実行する処理量が少なくなる。
本実施形態におけるDTV1は、それぞれのユーザに対して視聴に好適な位置についての情報を通知することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具現化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…DTV、2…リモートコントローラ、3…通知システム、4…マーカ、110…スピーカ、120…表示部、100…信号処理部、116…操作部、118…受信部、131…LAN端子、133…USB端子、137…ライン入力端子、143…アンテナ、144…入力端子、145…チューナ、146…PSK復振器、147…TS復号器、148…アンテナ、149…入力端子、150…チューナ、151…OFDM復振器、152…グラフィック処理部、153…音声処理部、154…OSD信号生成部、155…映像処理部、156…制御部、157…ROM、158…RAM、159…フラッシュメモリ、160…内蔵カメラ、164…LAN I/F、166…USB I/F、170…HDD、21…キー、22…送信部、23…カメラ、24…入力部、25…撮影モジュール、41…画像解析部、42…位置特定部、43…位置データベース、44…人物特定部、45…顔データベース、46…通知部。
Claims (8)
- 映像を表示する表示部と、
前記表示部を視聴するユーザの視聴位置を特定する位置特定手段と、
第1の視聴位置を特定する情報を、前記ユーザを識別する情報と対応付けて記憶する記憶手段と、
前記表示部を視聴するユーザを特定する人物特定手段と、
前記人物特定手段で特定されたユーザを識別する情報と対応付けられて前記記憶手段に記憶された前記第1の視聴位置と、前記位置特定手段が特定した第2の視聴位置とが異なっている場合、視聴位置が異なっている旨をユーザに対して通知する通知手段と、
を具備する電子機器。 - 前記位置特定手段は、外部より入力された画像に基づいて前記ユーザの視聴位置を特定する請求項1記載の電子機器。
- 前記位置特定手段は、外部機器によって撮影された画像に基づいて前記ユーザの視聴位置を特定する請求項1記載の電子機器。
- 前記位置特定手段は、前記電子機器への指示を行うリモートコントローラによって撮影された画像に基づいて前記ユーザの視聴位置を特定する請求項1記載の電子機器。
- 前記表示部と対向する像を撮影する撮影手段を更に具備し、
前記人物特定手段は前記撮影手段によって撮影された画像に基づいて、前記表示部を視聴するユーザを特定する請求項1記載の電子機器。 - 前記通知手段は、前記第1の視聴位置と前記第2の視聴位置が一致している場合、視聴位置が一致している旨をユーザに対して通知する請求項1記載の電子機器。
- 前記通知手段は前記表示部に表示される映像によって前記通知を実行する請求項1記載の電子機器。
- 電子機器の表示部を視聴するユーザの視聴位置を特定し、
第1の視聴位置を特定する情報を、前記ユーザを識別する情報と対応付けて記憶し、
前記表示部を視聴するユーザを特定し、
前記ユーザを識別する情報と対応付けられて記憶された前記第1の視聴位置と、現在ユーザが前記表示部を視聴している視聴位置とが異なっている場合、視聴位置が異なっている旨をユーザに対して通知する通知方法。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120724 |