JP2013153345A - 画像表示装置及び画像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像表示において、より利便性の高い静止画扱いの技術を提供する。
【解決手段】 動画を再生する再生手段と、この動画から静止画を取り出す取り出し手段と、この動画とこの静止画を表示する表示手段とを備えこの表示手段はこの静止画とこの動画のそれぞれの表示領域の大きさを外部からの指定に基づいて変更する画像表示装置。また、この動画から静止画を取り出す取り出し工程と、この動画とこの静止画を表示する表示工程とを含みこの表示工程はこの静止画とこの動画のそれぞれの表示領域の大きさを外部からの指定に基づいて変更する画像表示方法。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、画像表示装置及び画像表示方法に関する。
画像表示装置において、動画から取り出した静止画を拡大や表示領域を変更することでユーザが保存したい領域をとりだすための機能を持つ工夫がある(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら例えば、この文献では表示されている動画と静止画は同じ面積に固定されてしまっている。取り出す静止画の範囲もユーザの指示があってから、に限定されているため、さかのぼって静止画を表示することは不可能である。また、保存を目的とした機能のため、画像記録装置の機能が必要となる。
即ち画像表示において、より利便性の高い静止画扱いの技術への要望がある。が、かかる要望を実現するための手段は知られていない。
特開2007−104394号公報
本発明の実施の形態は、画像表示において、より利便性の高い静止画扱いの技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、実施形態によれば画像表示装置は、動画を再生する再生手段と、この動画から静止画を取り出す取り出し手段と、この動画とこの静止画を表示する表示手段とを備えこの表示手段はこの静止画とこの動画のそれぞれの表示領域の大きさを外部からの指定に基づいて変更する。
この発明の一実施形態である放送受信装置を示す機能ブロック構成図。 同実施形態の画像メモの画面遷移図。 同実施形態の画像メモ機能のフロー図。 同実施形態の静止画巻き戻し機能の画面遷移図。 一実施形態におけるリモートコントローラの一例を示す外観図。 一実施形態におけるDTV及びリモートコントローラの内部構成の一例を示すブロック図。
以下、実施形態を図1乃至図6を参照して説明する。
まず本実施形態における画像表示システムの一例として、次に詳述するDTV1、リモートコントローラ20から成る、画像表示システムがある。
DTV1は本実施形態における電子機器の一例としてのデジタルテレビジョン(Digital Television)であり、受信した放送波の放送信号から映像・音声情報を抽出し、これらを出力する機能を有している。またDTV1は、例えばインターネットのような大規模ネットワーク網(WAN::Wide Area Network)と接続されており、この大規模ネットワークに接続されている他の機器と通信可能となっている。実施形態における電子機器の一例としてここではDTV1を示すが、これに限定されるものではない。電子機器の他の例示としては、PC(Personal Computer)他のような様々な機器が考えられる。
リモートコントローラ20は複数の操作スイッチ(キー)を有しており、この操作スイッチが押下されると、これに応じてDTV1の操作を行うための信号を送信する機能を有している。信号の形式は、例えば、RF(Radio Frequency)信号やIR(Infrared)信号を用いるのが一般的であるが、本実施形態では有線、無線の区別を問わない。
画像表示システムはDTV1とリモートコントローラ20より構成されており、ユーザはリモートコントローラ20を用いてDTV1を操作して所定の処理を行わせ、画像を表示させることができる。
まず先にリモートコントローラ20の詳細な構造を説明する。図5は本実施形態におけるリモートコントローラ20の一例を示す外観図である。
リモートコントローラ20はDTV1の各種機能を操作するための複数のキー(スイッチ)を有している。本実施形態において、この複数のキーはキー21、タッチパッド22、十字キー23およびサイドキー21aによって構成されている。
キー21はDTV1の各種機能を実行するために設けられたキーであって、リモートコントローラ2はそれぞれのキーへのユーザの押下操作に応じて異なる操作信号を発信する。キー21にはDTV1の電源投入と遮断とを切り替える電源キーと、表示する映像情報のソースを切り替える入力切替キー、ゲーム、地デジ、BS又はCSを選択するキーを備えた入力切替キー群と、チャンネルの選択や文字の入力等を行うチャンネル文字キー群、チャンネルの切り替えを行うチャンネル切替キーと、画面の表示形式を選択する画面表示キー、音量を調整する音量調整キー、各種DTV1の機能を実現させるための色が割り当てられたカラーキー等の様々なキーが含まれている。また、DTV1に表示されたカーソルの所定の位置での選択操作を行うための決定キーもこれに含まれる。本実施形態の説明においては便宜上これらのキーをサイドキー21aを含め一纏めのキー21として説明し、タッチパッド22及び十字キー23をこのキー21とは分けて説明する。
タッチパッド22は、例えばユーザの指等によるタッチパッド22表面への接触を静電容量の変化で検知し、この検知点を示す検知信号を出力する機能を有している。このタッチパッド22の表面を指でなぞることによって、ユーザはDTV1に表示されたカーソルの操作を行うことが可能である。
十字キー23は、リモートコントローラ20内部の、タッチパッド22の裏面に対向に位置に設けられており、ユーザに押下されたタッチパッド22の裏面が接触することで、この押圧を検知して検知信号を出力する。十字キー23は図5中のポイントAのリモートコントローラ2内部に当たる位置に上下左右が割り当てられて4つ設けられている。この4つのスイッチから構成される十字キー23は、それぞれの上下左右の方向を示す信号を出力する。
本実施形態において、リモートコントローラ20はタッチパッド22と十字キー23とが一体として設けられている(タッチパッド22が十字キー23と兼用されている)。十字キー23が押下される際にはユーザの指はタッチパッド22に接触しており、このときにはタッチパッド22と十字キー23はそれぞれ検知信号を出力することとなる。
本実施形態におけるリモートコントローラ20ではタッチパッド22と十字キー23とが外部から見て同じ位置に設けられているように例示したがこれに限定されず、異なった位置に独立してそれぞれが設けられていてもよい。
次に図6は本実施形態における電子機器であるDTV1及びリモートコントローラ20の内部構成の一例を示すブロック図である。先ずDTV1に関する説明を行う。
DTV1は、装置各部の動作を制御する制御部156を備えている。制御部156は、CPU(Central Processing Unit)等を内蔵している。制御部156は、操作部116から入力される操作信号や、リモートコントローラ20から送信され受信部118を介して受信される操作信号に応じて、ROM(Read Only Memory)157に予め記憶されたシステム制御プログラム及び各種処理プログラムを起動させる。制御部156は、起動したプログラムに従って、RAM(Random Access Memory)158をワークメモリとして装置各部の動作を制御する。
入力端子144は、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ143が受信した衛星デジタルテレビジョン放送信号を衛星デジタル放送用のチューナ145に供給する。チューナ145は、受信したデジタル放送信号のチューニングを行い、チューニングしたデジタル放送信号をPSK(Phase Shift Keying)復調器146に送信する。PSK復調器146は、TS(Transport Stream)の復調を行い、復調したTSをTS復号器147aに供給し、TS復号器147aは、TSをデジタル映像信信号、デジタル音声信号、およびデータ信号を含むデジタル信号に復号した後、信号処理部100にこれを出力する。ここでのデジタル映像信号とはDTV1が出力可能な映像に関するデジタル信号であり、音声信号はDTV1が出力可能な音声に関するデジタル信号である。またデータ信号とは、例えばDTV1が電子番組表であるEPG(Electronic Program Guide)を生成するときに使用する情報である番組関連情報等を含む、放送波の放送番組に関する情報に関するデジタル信号である。
入力端子149は、地上波デジタル放送受信用のアンテナ148が受信した地上波デジタルテレビジョン放送信号を地上波デジタル放送用のチューナ150に供給する。チューナ150は、受信したデジタル放送信号のチューニングを行い、チューニングしたデジタル放送信号をそれぞれのOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調器151に送信する。OFDM復調器151は、TSの復調を行い、復調したTSをそれぞれのTS復号器147bに供給し、TS復号器147bは、TSをデジタル映像信号及び音声信号等に復号した後、信号処理部100にこれを出力する。チューナ150の11個それぞれのチューナで取得した地上波デジタルテレビジョン放送は、これらの複数個のOFDM復調器151、TS復号器147bによってそれぞれ同時にデジタル映像信号、音デジタル音声信号、及びデータ信号を含むデジタル信号として復号された後に、信号処理部100に出力されることが可能である。
アンテナ148は、地上波アナログ放送信号も受信可能である。受信された地上波アナログ放送信号は、図示しない分配器によって分配されて、アナログチューナ168に供給される。アナログチューナ168は、受信したアナログ放送信号のチューニングを行い、チューニングしたアナログ放送信号をアナログ復調器169に送信する。アナログ復調器169はアナログ放送信号の復調を行い、復調したアナログ放送信号を信号処理部100に出力する。また、DTV1は、一例として、アンテナ148が接続される入力端子149にCATV(Common Antenna Television)用のチューナを接続することによってCATVも視聴することができる。
信号処理部100は、TS復号器147a、147b、または制御部156から出力されたデジタル信号に、適切な信号処理を施す。より具体的には、信号処理部100はデジタル信号を映像信号、デジタル音声信号、およびデータ信号に分離する。分離された映像信号はグラフィック処理部152に、音声信号は音声処理部153に出力される。また信号処理部100は、アナログ復調器169から出力された放送信号を、所定のデジタルフォーマットの映像信号及び音声信号に変換する。デジタルに変換された映像信号はグラフィック処理部152に、音声信号は音声処理部153に出力される。また信号処理部100は、ライン入力端子137からの入力信号にも所定のデジタル信号処理を施す。
OSD(On Screen Display)信号生成部154は、制御部156の制御に従って、UI(ユーザ・インタフェース)画面などを表示するためのOSD信号を生成する。また信号処理部100においてデジタル放送信号から分離されたデータ信号は、OSD信号生成部154により適切なフォーマットのOSD信号に変換され、グラフィック処理部152
に出力される。
グラフィック処理部152は、信号処理部100から出力されるデジタルの映像信号のデコード処理を行う。デコードされた映像信号は、OSD信号生成部154から出力されたOSD信号と重ね合わせて合成され、映像処理部155に出力される。グラフィック処理部152は、デコードされた映像信号またはOSD信号を、映像処理部155に選択的に出力することもできる。
映像処理部155は、グラフィック処理部152から出力された信号を、表示部120で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換する。アナログに変換された映像信号は、表示部120に表示される。
音声処理部153は、入力された音声信号を、スピーカ110で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換する。アナログに変換された音声信号は、スピーカ110に出力されて再生される。
カードホルダ161は、カードI/F(Interface)160を介して制御部156に接続されている。メモリカード119は、このカードI/F160に装着可能である。メモリカード119は、例えばSD(Secure Digital)メモリカード、MMC(Multimedia Card)及びCF(COMPACTFLASH(登録商標))カード等の記憶媒体である。カードホルダ161に装着されたメモリカード119、及び制御部156は、カードI/F160を介して情報の書込み/読み出しを行うことができる。
LAN端子131は、LANI/F164を介して制御部156に接続されている。LAN端子131は、イーサネット(登録商標)を用いた一般的なLAN対応ポートとして使用される。本実施形態においてLAN端子131にはLANケーブル(図示しない)が接続されており、インターネットと通信可能となっている。
USB(Universal Serial Bus)端子133は、USB I/F166を介して制御部156に接続されている。USB端子133は、一般的なUSB対応ポートとして使用される。USB端子133には、例えばハブを介して、携帯電話、デジタルカメラ、各種メモリカードに対するカードリーダ/ライタ、HDD、キーボード等が接続される。制御部
156は、USB端子133を介して接続される機器との間で、情報の通信(送受信)を行うことができる。
HDD170はDTV1に内蔵される磁気記憶媒体(Hard Disk Drive)であってDTV1が有する各種情報を記憶する機能を有している。
次にリモートコントローラ20に関する説明を行う。
キー21、タッチパッド22、及び十字キー23より出力される検知信号は、リモコン制御部24に入力される。リモコン制御部24は入力された信号に基づいて、DTV1を操作するための操作信号を生成し、送信部25によって外部に送信させる。この送信された操作信号を受信部118が受信するとDTV1はこの操作信号に応じた所定の処理を実行する。
本実施形態においては、キー21の押下によってリモートコントローラ20から送信される信号をキー操作信号、タッチパッド22をなぞることによって送信される信号をタッチパッド操作信号、十字キー23を押下することによって送信される信号を十字キー操作信号と呼ぶこととする。

さて本実施形態は、短時間の情報を簡単な操作で一時保存しておくことを可能とする放送受信装置である。
図1は、実施形態である放送受信装置109を示す機能ブロック構成図である。
放送受信装置109は、DTV1のうち本実施形態に関係の深い機能を中心に示されている。放送波を受信し、音声、映像などを抽出する部分であるアンテナ101とチューナ102と映像信号処理103、映像出力部104、ユーザの入力を受け付ける部分であるリモコン108とリモコン受信部105、静止画を保持するためのメインメモリ107、放送受信装置109全体を制御する部分である制御部106、を有する放送受信装置109におけるシステムである。
アンテナ101はアンテナ143またはアンテナ148に、対応してチューナ102はチューナ145またはチューナ150などに、映像信号処理103は例えばPSK復調器146とTS復号器147aと信号処理部100とに、映像出力部104はグラフィック処理部152と映像処理部155と表示部120等とに相当する。また、リモコン108はリモートコントローラ20と、リモコン受信部105は受信部118と、メインメモリ107はRAM158と、制御部106は制御部156とにそれぞれ相当する。
画像メモモードについての説明にあたり、図2に画面の遷移を、図3に制御部106を中心とする処理のフローを示す。ユーザによって出される画像メモの指示は、専用のサイドキー21aに依る形態としてもよいし、また各キーの操作の組み合わせにより実現する構成としてもよい。
ユーザによって画像メモの指示が出されると(ステップ301)、指示が出された際に表示している動画から静止画を取り出し、メインメモリ107の静止画保持領域に保存する(ステップ302)。また、2画面表示に画面を切り替え(ステップ303)、2画面の片方に取得した静止画(ステップ304)、もう片方に動画を表示する(ステップ305)。このようにすることで、表示したままにしておきたい場面の静止画と、動画とをリアルタイムに両方視聴できるようになる。すでに動画メモモードとして静止画が表示されている状態で再度画像メモの指示が出された場合(ステップ306)は、静止画保存領域に空きがあることを確認後(ステップ307)、同様に静止画を取得し(ステップ309)静止画2枚と動画を再度合成して(ステップ310)、多画面の状態で表示する。それぞれの画面はリモコン操作によって表示する大きさを変更することができる(ステップ310a)。例えばリモートコントローラ20の十字キー23で、上向きの部分を押すとこの大きさを拡大、また下向きの部分を押すとこの大きさを縮小するといった構成を採ることができる。またこの十字キー23で、左向きの部分を押す、または右向きの部分を押すことにより上記それぞれの画面を選択するといった構成を採ることができる。
なお、ステップ307にて静止画保存領域に空きがないと確認された場合には、この旨をユーザに提示して(ステップ308)次のステップ311へ行く。
ユーザからの動画メモ機能の解除の指示があれば(ステップ311)、1画面表示に切り替え、動画のみの表示に戻し画像メモモードを終了する(ステップ312)。

次に、リングバッファを利用した静止画巻き戻し機能についての画面遷移を図4に示す。この機能が有効である場合、放送受信装置109は動画を表示している間は、制御部106を中心とする処理として100ms間隔で静止画を生成し、RAM158内のリングバッファRに蓄積していく。ユーザからのリモコン108などを用いた(以下、同様)静止画巻き戻しの指示をうけて、このリングバッファ上のデータをRAM158内の静止画保持領域Sに一時退避し、蓄積されていた静止画からユーザが表示する静止画を選択するための静止画選択画面に移行する。静止画の選択画面では、画面の状態を2画面に移行し、片方で動画を表示しながら、もう一方の画面に表示する静止画をユーザの操作に応じて変更することで実現する。ユーザが表示する静止画を選択すると、静止画の選択画面を終了するため、静止画選択画面として利用していた画面を選択された静止画の表示に固定し(ステップF)、変更できないようにする。さらに、静止画保持領域に退避したデータのうち、表示するデータ以外を削除し静止画保持領域の空き容量を確保することで、巻き戻した静止画を表示している状態でも動画メモ機能を用いることを可能とする。

本実施形態では、取得した静止画の保存をしていないが、HDDなど保存領域を確保できるような場合にはユーザの指示に従って取得した各データをHDDへ保存し、いつでも参照できるようにするということや、またHDDに保存された過去の静止画を表示しながら現在の映像を表示したり、新しく取得したメモ情報を同時に表示するということも構成することができる。
静止画と動画の表示も、2画面に分割する以外にも動画上に静止画を重ねるなどの方法も構成することができる。
メインメモリ上の容量を削減するために、静止画保持領域やリングバッファに保存する静止画のサイズや解像度を変更するなどの工夫もできる。また、本説明では100ms間隔で静止画を生成しているが、間隔を長くすることで容量を削減しリングバッファ上に蓄えられる時間を長くしたり、一定ではなく動画を解析して最適なタイミングで静止画を生成するなどの工夫もできる。
リングバッファに蓄えられた画像から静止画を選択する際も、表示する1枚の静止画を変更していくことで候補を示す以外にも、サムネイルを生成し複数枚を表示し、その中から選択する方法も構成することができる。
また、本説明で扱う動画は放送波や録画データ、更には配信映像やセルのディスクに収められた映像など様々なものがありうる。
本実施形態によって、一時的に表示したままにしておきたい静止画を表示しながら、同じ番組を見続けることが可能となり、例えばレシピを表示しながら調理の工程を見る、天気と気温の情報を同時に表示させるなどの使い方が可能となる。静止画の表示画面と、動画の表示画面の大きさを変更することが可能なため、動画の視聴を妨げることなく静止画を表示することができる。
また、指示があった際に画面に表示している映像を静止画としてメインメモリに保持することで実現可能なため、録画機能やHDDなどの記録領域が不要であり、コストを抑えることができる。
本実施形態では、リングバッファを用いた静止画の巻き戻し機能によって、少し前の静止画の表示も可能である。ユーザが静止画を取得したい瞬間にリモコンを手にしているとは限らず、見逃してしまう可能性が考えられるが、この機能を用いることで、よりユーザが表示したい静止画をさかのぼって選択することが可能である。リングバッファへの保存を動画ではなくある程度の間隔をあけて生成した静止画とすることにより、少ないリングバッファの容量でより長い時間の画像を保存可能としている。本実施形態では、保存したデータを動画として再生するわけではないため、なめらかな動きを再現できるほどの静止画は必要がなく、静止画を保存する間隔を工夫することはより長い時間のデータを保存するための手段として効果的である。

(実施形態の補足)
以上説明した画像表示装置の実施例によれば、以下のようなメモ機能付き放送受信装置を構成することができる。
(1).受信部が受信したデジタル放送信号を表示する映像出力部を持ち、映像を一時保存するためのメインメモリを有し、ユーザが指示した瞬間の映像を静止画としてとりだす機能を有する放送受信装置
(2).(1)の静止画とデジタル放送から取り出した動画を合成する多画面表示機能を有することで、指定した瞬間の静止画を表示しながら継続して放送を視聴することを可能とする放送受信装置
(3).(2)で表示する静止画と動画の表示領域の大きさを自由に変更することを可能とする放送受信装置
(4).すでに静止画が表示されている状態においてもユーザの指示に応じて新たに静止画をとりだすことが可能で、複数枚の静止画と動画を合成して表示することが可能な放送受信装置
(5).1で取得した静止画を外部記憶装置に保存する機能を有し、外部記憶装置に保存されている静止画も動画と同時に表示することが可能な放送受信装置
(6).メインメモリ上のリングバッファに動画から取り出した静止画を蓄えていく機能を有し、リングバッファの容量分さかのぼった過去の静止画を2の状態と同様に表示することが可能な放送受信装置
加えて、本発明では保存することが目的ではないため、保存するための領域を必ずしも必要としない。そのため、より低コストで機能を実現することが可能である。
以上、先行技術と比べ本実施形態は動画から取り出した静止画と動画を同時に表示することで、静止画を一時的な画像メモとするための機能により、表示する領域の大きさは自由に変更することができる。さらに、動画と同時に表示する静止画の数を増やすことも可能である。また本実施形態では、リングバッファを利用して常に静止画を記録し続けることで、数秒間さかのぼって静止画を選択可能である。これにより放送波の視聴時など、録画されていない動画に対してもユーザがより表示したい瞬間の静止画を選択できる。

なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。さらに、異なる実施の形態に係わる構成要素を適宜組み合わせても良いものである。
1…DTV、20…リモートコントローラ、21…キー、22…タッチパッド、23…十字キー、24…リモコン制御部、25…発信部、110…スピーカ、120…表示部、100…信号処理部、116…操作部、118…受信部、119…メモリカード、131…LAN端子、133…USB端子、137…ライン入力端子、143…アンテナ、144…入力端子、145…チューナ、146…PSK復調器、147…TS復号器、148…アンテナ、149…入力端子、150…チューナ、151…OFDM復調器、152…グラフィック処理部、153…音声処理部、154…OSD信号生成部、155…映像処理部、156…制御部、157…ROM、158…RAM、160…カードI/F、161…カードホルダ、164…LAN I/F、166…USB I/F、168…アナログチューナ、169…アナログ復調器、170…HDD。

Claims (5)

  1. 動画を再生する再生手段と、
    この動画から静止画を取り出す取り出し手段と、
    この動画とこの静止画を表示する表示手段とを
    備えこの表示手段はこの静止画とこの動画のそれぞれの表示領域の大きさを外部からの指定に基づいて変更する画像表示装置。
  2. 前記静止画は複数の静止画である請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 更に前記静止画を保存する外部記憶装置を備え、この保存された静止画を表示する請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 更に前記静止画を保存するリングバッファを備え、この保存された静止画を表示する請求項1に記載の画像表示装置。
  5. 動画を再生する再生工程と、
    この動画から静止画を取り出す取り出し工程と、
    この動画とこの静止画を表示する表示工程とを
    含みこの表示工程はこの静止画とこの動画のそれぞれの表示領域の大きさを外部からの指定に基づいて変更する画像表示方法。
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