JP2001016288A - ダウンコンバータ、復調装置、移動通信装置、ダウンコンバート方法及び復調方法 - Google Patents

ダウンコンバータ、復調装置、移動通信装置、ダウンコンバート方法及び復調方法

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JP2001016288A
JP2001016288A JP2000159268A JP2000159268A JP2001016288A JP 2001016288 A JP2001016288 A JP 2001016288A JP 2000159268 A JP2000159268 A JP 2000159268A JP 2000159268 A JP2000159268 A JP 2000159268A JP 2001016288 A JP2001016288 A JP 2001016288A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の6ポート受信機と同様の機能を実現す
るとともに、高周波回路を大幅に単純化し、コストを低
減させる。 【解決手段】 3ポート結合回路7の1つの入力ポート
6に高周波信号を入力し、入力された高周波信号に基づ
き、3ポート結合回路の2つの出力ポート8,9から2
つの出力信号を出力し、2つの出力ポートから出力され
た2つの出力信号をそれぞれパワーセンサ10,11に
供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波信号に対す
るダウンコンバータ、ダウンコンバータを備える復調
器、この復調器を備える移動通信装置、3ポート結合回
路(three port junction)を用いる高周波信号のダウ
ンコンバート方法及び復調方法に関する。本発明は、n
位相偏移(n Phase Shift Keying;以下、nPSKとい
う。)変調等の搬送波の包絡線が一定である変調方式に
よって変調された信号の復調に適用することができる。
【0002】
【従来の技術】近年、複素測定(complex measurement
s)に用いられる所謂6ポート技術(six port technolo
gy)は、受信機の設計にも利用されている。6ポート技
術を採用した受信機は、ミリ波帯又はマイクロ波帯の信
号をベースバンド周波数帯の信号に直接変換する。6ポ
ート受信機の主な特徴は、入力される2つのベクトル信
号間のベクトル比を検出する点である。この検出は、6
ポートトポロジ(six port topology)のRF回路内の
異なる位置で電力を検出することにより実現される。ダ
イレクト6ポート受信機の例は、1994年5月サンデ
ィエゴ、ジー・リー、IEEE MTTシンポジウムダ
イジェスト第3巻第1659頁〜1662頁(Digest o
f IEEE MTT Symposium, vol.3, pp1659-1662, San Dieg
o, May 1994)、アール・ジー・ボシッシオ、ケー・ウ
ー(Ji Li, R. G. Bossisio and KeWu)著、「6ポート
ダイレクトデジタルミリ波受信機(A six port direct
digital millimeter wave receiver)」に記載されてい
る。
【0003】国際出願公開第WO99/08426号に
は、非コヒーレント(non-coherent)6ポート受信機が
開示されている。この受信機は、変調された入力信号を
少なくとも2つの分岐信号に分割する電力分配器を備え
る。さらにこの受信機は、所定の遅延定数に基づいて分
岐信号を互いに相対的に遅延させるための、少なくとも
1つの遅延線を備えている。受信機内の計算回路は、相
対的に遅延された入力信号の2つの分岐信号の組み合わ
せに基づいて、少なくとも3つの電力レベル値を算出す
る。受信機内の処理回路は、この少なくとも3つの電力
レベルに基づいて、相対的に遅延された2つの入力信号
の分岐信号の関係を表す複素信号の位相及び振幅を算出
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の受信機は、局部
発振器や高周波スイッチが必要であり、構成が複雑でコ
ストが高いものであった。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述したような
非コヒーレント6ポート受信機技術と同等の機能を実現
するとともに、回路構成を簡単にすることができ、製造
コストを削減することができるダウンコンバータ、復調
装置、移動通信装置、ダウンコンバート方法及び復調方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るダウンコンバータは、高周波信号が
入力される1つの入力ポートと、それぞれパワーセンサ
に接続された2つの出力ポートとを有する3ポート結合
回路を備える。
【0007】このダウンコンバータは、局部発振器を備
えない非コヒーレントダウンコンバータとすることがで
きる。
【0008】本発明に係るダウンコンバータにおいて、
3ポート結合回路は、入力ポートに入力された高周波信
号を2つの分岐信号に分割する電力分配手段と、分岐信
号の一方を処理する処理手段と、2つの分岐信号を結合
し、2つの出力信号を生成し、生成した2つの出力信号
を2つの出力ポートに供給する4ポート結合回路とを備
える。
【0009】処理手段に、分岐信号を遅延させる遅延手
段を設けてもよい。また、これに代えて、処理手段に、
分岐信号の周波数を分周する周波数分周手段と、周波数
分周手段の出力信号をフィルタリングする少なくとも1
つのフィルタリング手段と、フィルタリング手段の出力
信号の周波数を逓倍する周波数逓倍手段とを設けてもよ
い。好ましくは、周波数分周手段の分周係数と、周波数
逓倍手段の逓倍係数とを等しくする。また、処理手段に
処理される分岐信号の信号経路にスイッチを設けてもよ
い。
【0010】また、上述の課題を解決するために、本発
明に係る復調装置は、上述のダウンコンバータを備え、
入力ポートに入力される信号はデジタル変調信号であ
り、スイッチは、入力されるデジタル変調信号のビット
期間の1/2に相当する期間開状態となるよう制御され
る。復調装置に、パワーセンサの出力端子に接続された
低域通過フィルタを設けてもよい。さらに、復調装置に
パワーセンサのいずれか一方に直接又は間接的に接続さ
れたアナログ/デジタル変換手段を設けてもよい。さら
にまた、復調装置に低域通過フィルタに接続された少な
くとも1つの平均化手段と、平均化手段及び低域通過フ
ィルタに接続された少なくとも1つのアナログ処理手段
とを設けてもよい。
【0011】また、上述の課題を解決するために、本発
明に係る移動通信装置は、上述の復調装置を備える。
【0012】また、上述の課題を解決するために、本発
明に係るダウンコンバート方法は、3ポート結合回路を
用いて高周波信号をダウンコンバートするダウンコンバ
ート方法であり、3ポート結合回路の1つの入力ポート
に高周波信号を入力するステップと、入力された高周波
信号に基づき、3ポート結合回路の2つの出力ポートか
ら2つの出力信号を出力するステップと、2つの出力ポ
ートから出力された2つの出力信号をそれぞれパワーセ
ンサに供給するステップとを有する。
【0013】さらに、本発明に係るダウンコンバート方
法は、入力された高周波信号を2つの分岐信号に分割
し、分岐信号の一方に所定の処理を施し、2つの分岐信
号を結合して、出力ポートから出力する2つの出力信号
を生成することにより、入力された高周波信号に基づい
て、直流出力信号を生成するステップを有する。
【0014】また、所定の処理を施すステップは、分岐
信号の一方を、入力された高周波信号の少なくとも1変
調ビット期間に相当する期間遅延させるステップを有す
る。あるいは、これに代えて、所定の処理を施すステッ
プは、分岐信号の周波数を分周するステップと、周波数
分周された信号をフィルタリングするステップと、フィ
ルタリングされた信号の周波数を逓倍するステップとを
有する。ここで、好ましくは、周波数分周手段の分周係
数と、周波数逓倍手段の逓倍係数とを等しくする。ま
た、処理される分岐信号の切換を行うステップを設けて
もよい。
【0015】また、上述の課題を解決するために、本発
明に係る復調方法は、上述のダウンコンバート方法の各
ステップを有し、入力ポートに入力される入力信号はデ
ジタル変調信号であり、切換を行うステップは、入力さ
れるデジタル変調信号のビット期間の1/2に相当する
期間スイッチを開状態とすることを特徴とする。
【0016】また、本発明に係る復調方法に、パワーセ
ンサの出力信号をフィルタリングするステップを設けて
もよい。さらに、パワーセンサの出力信号の少なくとも
1つをアナログ信号からデジタル信号に変換するステッ
プを設けてもよい。また、フィルタリングするステップ
によりフィルタリングされた信号の少なくとも1つを平
均化し、フィルタリングされた信号と平均化された信号
とをアナログ処理するステップを設けてもよい。
【0017】また、本発明に係る復調方法に、アナログ
処理されたアナログ信号をデジタル信号に変換するステ
ップと、変換されたデジタル信号をデジタル処理するス
テップと、デジタル処理されたデジタル信号を軟判定回
路に供給するステップとを設けてもよい。
【0018】本発明によれば、上述した国際出願公開番
号WO99/08426号に開示される非コヒーレント
6ポート受信機と同様の機能を実現できるとともに、R
F回路を著しく単純に構成することができる。ここで必
要とされるパワーセンサは2つのみである。局部発振器
は、設けなくてもよい。(n)位相偏移(Phase Shift
Keying;PSK)変調等の単純な変調方式とともに用い
る場合には、RFスイッチを省略することもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るダウンコンバ
ータ、復調装置、移動通信装置、ダウンコンバート方法
及び復調方法について、図面を参照しながら説明する。
【0020】本発明は、特に、1チャンネル通信に主に
用いられるダイレクト受信機に適用される。本発明が提
案する方法は、特に、位相偏移変調(Phase Shift Keyi
ng;以下、PSKという。)変調又は位相状態変調(ph
ase state modulation)により変調され、この変調処理
により振幅が一定とされた信号に対する復調又はダウン
コンバート処理に適している。本発明では、このような
処理を行う場合、局部発振器を設ける必要がない。本発
明に基づくダウンコンバート処理の方法については、後
で詳細に説明する。
【0021】6ポート技術を採用した従来の受信機は、
通常、4つのパワーセンサを必要とする。一方、本発明
を適用した受信機では、6ポート技術と同等の機能を実
現するとともに、時分割多重を行うことなく、必要なパ
ワーセンサの数を2つにすることができる。さらに、本
発明によれば、局部発振器からの信号も不要である。
【0022】図1は、本発明を適用し、線形3ポート高
周波回路を備えるダウンコンバート受信機の構成を示す
ブロック図である。この受信機は、アンテナ1を備え、
アンテナ1は、デジタル変調された高周波(RF)信号
を受信し、受信したRF信号を帯域通過フィルタ(以
下、BPFという。)4に供給する。なお、図1に破線
で示すように、BPF4の前に初段のダウンコンバータ
3を設け、RF信号を中間周波数信号にダウンコンバー
トして、中間周波数信号をBPF4に供給するようにし
てもよい。すなわち、ダウンコンバータ3は任意(オプ
ション)である。BPF4は、アンテナ1からのRF信
号又は任意ブロック2の中間周波数信号に所定のフィル
タリング処理を施した後、これら信号を利得可変型の低
雑音増幅器(low-noise amplifier;以下、LNAとい
う。)5に供給する。LNA5の利得は、システムコン
トローラの一部である制御回路15により制御される。
LNA5は、BPF4を介して供給された信号を増幅
し、増幅した信号を線形3ポート高周波回路7の1つの
入力ポート6に供給する。線形3ポート高周波回路7
は、2つの出力ポート8,9を備え、入力ポート6を介
して入力された信号に基づいて生成した信号を、これら
の出力ポート8,9を介して、それぞれパワーセンサ1
0,11に供給する。パワーセンサ10,11は、それ
ぞれ低域通過フィルタ(以下、LPFという。)12,
13に接続されており、パワーセンサ10,11から出
力される信号は、それぞれLPF12,13を介して、
DCインターフェイス14に供給される。このDCイン
ターフェイスに接続される回路については、後に説明す
る。
【0023】図1に示すように、このダウンコンバート
受信機は、1つの入力ポート6と、パワーセンサ10,
11に接続された2つの出力ポート8,9とを有する受
動型の線形3ポート高周波回路7を備えている。
【0024】この線形3ポート高周波回路7の内部構成
の具体例を図2及び図3に示す。
【0025】図2に示す具体例では、入力ポート6を介
して3ポート高周波回路7に供給された信号は、電力分
配器16により第1及び第2の分岐信号に分割される。
第1の分岐信号、すなわち図2に示すRF信号#1は、
4ポート結合回路20に直接供給される。
【0026】4ポート結合回路の構造及び構成について
は、ソニーインターナショナル(ヨーロッパ)ゲゼルシ
ャフトミットベシュレンクテルハフツングを出願人とす
る、国際出願PCT/EP98/08329号に開示さ
れている。
【0027】電力分配器16によって分割された第2の
分岐信号は、スイッチ17を介して、遅延線18に供給
される。スイッチ17は、入力ポート6に入力されるデ
ジタル変調信号の1ビット期間の1/2に相当する期間
開状態となるように制御される。なお、スイッチ17
は、特に設けなくてもよい。遅延線18は、入力ポート
6に入力されたデジタル変調RF信号の1又は複数の変
調ビットに相当する遅延時間、第2の分岐信号を遅延さ
せる。この遅延線18は、遅延させた第2の分岐信号を
増幅器19に供給する。増幅器19は、この第2の分岐
信号を増幅し、増幅した分岐信号を図2に示すRF信号
#2として、4ポート結合回路20の第2の入力ポート
に供給する。4ポート結合回路20は、RF信号#1と
RF信号#2を結合し、得られる出力信号を出力ポート
8,9を介してパワーセンサ10,11に供給する。
【0028】以上のように、図2に示す具体例において
は、線形3ポート高周波回路7は、入力されてくるRF
信号を2つの分岐信号に分割する電力分配器16を備え
る。第1の分岐信号は、4ポート結合回路20に直接供
給され、第2の分岐信号には、図2を用いて説明した処
理、あるいは図3を用いて後述する処理が施される。な
お、4ポート結合回路20の前段にアイソレータ49を
設け、第1の分岐信号をこのアイソレータ49を介して
4ポート結合回路20に供給するようにしてもよい。
【0029】上述のように、図2に示す具体例において
は、電力分配器16から出力される第2の分岐信号は、
遅延線18により、1変調ビット又は複数変調ビット分
遅延される。この遅延線18は、様々な構成とすること
ができる。遅延線18により遅延された第2の分岐信号
は、増幅器19に供給される。増幅器19は、遅延線1
8による損失を補償し、及び信号の分離を行う。増幅器
19から出力される信号、すなわちRF信号2は、4ポ
ート結合回路20に供給される。なお、増幅器19は、
遅延線18の前段に設けても、後段に設けてもよい。増
幅器19を単純に信号の分離を目的として使用する場
合、増幅器19の利得は、1に設定する。また、特に増
幅器19を設けなくてもよい。
【0030】さらに、図3を用いて、第2の具体例を説
明する。図3に示す具体例においては、図2に示すもの
と同様の電力分配器16から出力された第2の分岐信号
は、スイッチ17を介して、分周係数Nを有する周波数
分周器21に供給される。周波数分周器21は、第2の
分岐信号の周波数を1/Nに分周し、その出力信号をフ
ィルタ22を介して周波数逓倍器23に供給する。周波
数逓倍器23は、好ましくは、分周係数Nに等しい分周
係数Nを有し、フィルタ22の出力信号の周波数をN倍
し、フィルタ24を介して増幅器19に供給する。増幅
器19において増幅された信号は、RF信号#2とし
て、4ポート結合回路20に供給される。なお、増幅器
19は、以上説明した第2の分岐信号の信号経路内のど
の位置に設けてもよい。さらに、周波数分周器21の分
周係数と周波数逓倍器23の逓倍係数は、好ましくは等
しくなるように設定するが、これら値は任意に設定する
ことができる。このような処理により、図3に示す具体
例では、第2の分岐信号に含まれる位相情報は失われ
る。
【0031】例えば、(n)PSK変調等の単純な変調
方式が用いられ、一般条件(general condition)が時
間的に大きく変化しない場合、スイッチ17を設けなく
てもよい。また、第1の分岐信号の信号経路、すなわち
電力分配器16と4ポート結合回路20との間に、アイ
ソレータ49を設けてもよい。
【0032】図4は、S行列法を用いた理想的な4ポー
ト結合回路20の機能を数学的に示す図である。図4に
示すS行列により説明される機能を実現するための、4
ポート結合回路20の具体的な構成は、様々なものが考
えられる。図5及び図6は、この4ポート結合回路20
の具体的な構成を例示的に示す図である。なお、この4
ポート結合回路の具体的な機能の詳細については、上述
の国際出願PCT/EP98/08329号に開示され
ている。
【0033】図5に示す具体例においては、RF信号#
1は、第1の電力分配器25に供給され、RF信号#2
は、第2の電力分配器26に供給される。第1及び第2
の電力分配器25,26は、ハイブリッド回路28に接
続されている。第2のハイブリッド回路28は、終端器
30を介して接地電位に接続されているとともに、第1
のパワーセンサ10のインターフェースに接続されてい
る。第1の電力分配器25の他方の出力端子は、第2の
ハイブリッド回路29に接続されている。また、第2の
電力分配器26の他方の出力端子は、移相器27を介し
て、第2のハイブリッド回路29に接続されている。移
相器27は、電力分配器26により分割された一方の信
号の位相をシフトさせてハイブリッド回路29に供給す
る。第2のハイブリッド回路29は、終端器31を介し
て接地電位に接続されているとともに、第2のパワーセ
ンサ11のインターフェイスに接続されている。なお、
90℃及び180℃のハイブリッド回路を用いてもよ
く、この回路の機能については、国際出願PCT/EP
98/08329号に開示されている。
【0034】図6(a)及び図6(b)は、外部回路に
より分離機能が実現されている場合の4ポート結合回路
の具体的な構成を示す図である。この構成例の詳細な説
明は、国際出願PCT/EP98/08329号に記載
されている。
【0035】以下に示す式1〜23は、本発明が提供す
る変換方法を数学的に表すものである。図2に示す具体
例についても、図3に示す具体例についても、同様の数
学的手法を用いることができる。なお、以下の式は、相
対的な時間遅延機能を有する図3に示す具体例に対応し
ている。
【0036】
【数1】
【0037】
【数2】
【0038】
【数3】
【0039】
【数4】
【0040】
【数5】
【0041】
【数6】
【0042】
【数7】
【0043】
【数8】
【0044】
【数9】
【0045】
【数10】
【0046】
【数11】
【0047】
【数12】
【0048】
【数13】
【0049】
【数14】
【0050】
【数15】
【0051】
【数16】
【0052】
【数17】
【0053】
【数18】
【0054】
【数19】
【0055】
【数20】
【0056】
【数21】
【0057】
【数22】
【0058】
【数23】
【0059】表1は、以上の式における変数を説明する
表である。
【0060】
【表1】
【0061】この手法の最も大きな特徴は、4ポート結
合回路20に入力される前の信号が、例えば図2及び図
3に示すように、2つの異なる雑音部分(noise portio
n)を有しているという点である。すなわち、本発明が
提案する非コヒーレントシステムは、コヒーレントシス
テムに比べて高い雑音感度を有するが、潜在的に単純に
構成することができる。動作周波数が高くなるほど、単
純な構成の有益性が高まる。
【0062】図1及び図7〜図10を参照して、DCイ
ンターフェイス14に接続される回路の具体例を説明す
る。図7に示すように、DCインターフェイス14は、
アナログ/デジタル変換器(以下、A/D変換器とい
う。)32、33を介してデジタル信号処理(digital
signal processing;以下、DSPという。)回路34
に接続されている。DSP回路34は、さらに復調器3
5に接続されている。DSP回路34は、復調に有効な
処理又は完全な信号復調処理といった入力デジタル信号
に対する処理を行う。制御回路15は、システムコント
ローラの一部であり、A/D変換器32,33を制御す
るとともに、DSP回路34及び復調器35を制御す
る。
【0063】図8〜図10は、図1に示すパワーセンサ
10,11から出力され、それぞれフィルタ12,13
によりフィルタリングされた2つのDC入力信号が入力
される回路の他の具体例を示す図である。図8〜図10
に示す具体例では、2つの入力信号は、アナログ信号処
理回路38及び平均化回路36,37供給される。ここ
で、アナログLPFを設けてもよい。
【0064】(n)PSK復調処理 図8〜図10に示す回路は、本発明に基づく(n)PS
K復調処理を実現する。図8〜図10に示す各回路は、
それぞれ異なる任意の構成要素を備えるアナログ信号処
理回路である。全ての信号情報は、変調信号の相対的な
位相に含まれる。すなわち、信号の振幅に情報を含ませ
る必要はない。したがって、非コヒーレント処理におい
て、信号を復号するために必要な検出器は2つでよい。
【0065】また、本発明では、利得制御の必要性を減
じることができる。すなわち、デジタル利得制御回路を
省略でき、比較的精度が低く、単純なアナログ利得制御
回路を設けるのみで十分である。パワーセンサ10,1
1の出力信号が示すDCレベルは、フィルタ12,13
を介して、それぞれアナログ平均化回路36,37に供
給され、アナログ形式で平均化される。この平均化は、
複数のサンプルに対して行われる。この処理のためのタ
イミング情報は、制御回路15から供給される。パワー
センサ10,11の出力信号が示すDCレベルを平均化
して得られた値は、所定の式に基づきアナログ比較処理
及び硬判定処理における閾値として使用される。
【0066】図2〜図6に示す具体例から明らかなよう
に、4ポート結合回路のRF信号の入力ポートからパワ
ーセンサへの伝達関数及び相対的位相シフトは、既知で
ある。したがって、平均電力に関する情報のみに基づい
て、nPSK変調における閾値を算出することができ
る。QPSK変調における閾値は、容易に求めることが
できる。閾値を示す情報は、アナログ処理回路38に供
給され、これにより、図8に示すように、硬判定(n)
PSK復調値が求められる。アナログ処理回路38を用
いて、チャンネル復号回路において使用される追加的な
情報を含む硬判定復調処理を実現することもできる。す
なわち、信号対雑音比を低下させれば、硬判定を行うア
ナログ処理回路38において、複数の復調状態を得るこ
とができる。この処理は、追加的「疑似軟ビット(quas
i soft bit)」情報を利用するものである。
【0067】図9に示す具体例においては、アナログ平
均化回路36,37の後段に、それぞれ別個のアナログ
処理回路38,39を設け、さらにアナログ処理回路3
8,39の後段に疑似軟ビットを生成する2−4ビット
A/D変換器40,41を接続している。ここで「疑似
(quasi)」とは、得られたビット情報を軟ビット処理
を行う復号部に供給する前に、このビット情報にデジタ
ル信号処理を施す必要があることを意味する。なお、こ
のデジタル信号処理を行う回路は、特定用途IC(AS
IC)を用い、復号装置の入力側に組み込んでもよい。
【0068】信号の振幅が一定である位相変調方式が用
いられている場合の処理方法及び処理装置 図10は、信号の振幅が一定である位相変調方式ととも
に用いられる回路の具体例を示す図である。図10は、
図2及び図3に示す回路に接続されるものであり、位相
復調器と呼ばれる。図2及び図3に示すパワーセンサ1
0,11は、フィルタ12,13及びDCインターフェ
イス14を介して、アナログ平均化回路36,37に接
続される。アナログ平均化回路36,37は、上述の回
路と同様の平均化処理を行う。アナログ平均化回路3
6,37は、アナログ信号処理回路38に接続されてい
る。このアナログ信号処理回路38は、上述した式に基
づく処理を行う。このアナログ信号処理回路38による
処理により正規化されたI値とQ値の極性関数(sign f
unction)が得られ、これらを示す信号は、A/D変換
器40,41に供給される。A/D変換器40は、極性
関数処理回路42に接続された1ビット変換器である。
【0069】A/D変換器40,41の後段にはデジタ
ル信号処理回路43が設けられている。デジタル信号処
理回路43は、上述のようにして位相差のコサイン値及
び極性値を求め、デジタル化した後、このデジタル信号
を処理して、位相情報の実際の値を算出する。
【0070】図11は、パワーセンサ10,11の内部
構成を示す図である。パワーセンサ10,11の主回路
44は、検出ダイオード、温度検出器、FET等から構
成される。さらに、この主回路44に、整合回路45、
バイアス回路46、非線形アナログ補償ハードウェア4
7等を接続してもよい。パワーセンサ10の内部構成及
び機能については、国際出願PCT/EP98/083
29号に開示されている。
【0071】図12〜図18は、本発明に基づく処理を
シミュレーションした結果を示す図である。このシミュ
レーションは、本発明の妥当性を確認するためのもので
ある。特に、以下の条件に基づくシミュレーションを行
った。すなわち、パワーセンサとして、線形領域で動作
し、入力インピーダンスがアセンブリ内の個別抵抗と同
じ公差の、すなわちリアクタンス部が整合した検出ダイ
オードを使用した。図3に示す全体的な構成とともに、
図6に示すように抵抗器を用いて3ポート結合を実現し
た。ここでは、理想的な遅延処理が行われるものと仮定
した。また、抵抗の絶対値(resistor absolute valu
e)は、0%又は15%の公差があると仮定した。
【0072】図12は、信号対雑音比を9dBとし、そ
れぞれ図3及び図2に示す構成により復調された差動及
び非差動(differential and non-differential)QP
SK状態を示す図である。ここで、図12(a)は、理
想的な4ポート結合回路及び外部局部発振器を用いた復
号処理によるQPSK信号の雑音マージン(noise marg
in)を示す図である。図12(b)は、本発明との比較
として、実際の4ポート結合回路及び外部局部発振器を
用いた復号処理によるQPSK信号の雑音マージンを有
するQPSK信号を示し、ここで、絶対抵抗公差(abso
lute resistortolerance)を20%とした。図12
(c)は、図2,3に示す本発明の構成に基づく理想的
な4ポート結合回路によるQPSK信号の雑音マージン
を示す図である。図12(d)は、本発明に基づいて構
成された実際の4ポート結合回路に基づくQPSK信号
の雑音マージンを示し、ここで、絶対抵抗公差(absolu
te resistor tolerance)を20%とした。
【0073】図13は、信号対雑音比を15dBとし、
それぞれ図3及び図2に示す構成により復調された差動
及び非差動8PSK状態を示す図である。ここで、図1
3(a)は、本発明との比較として、理想的な4ポート
結合回路及び外部局部発振器を用いた復号処理による8
PSK信号の雑音マージンを示す図である。図13
(b)は、本発明との比較として、実際の4ポート結合
回路及び外部局部発振器を用いた復号処理による8PS
K信号の雑音マージンを有する8PSK信号を示し、こ
こで、絶対抵抗公差を20%とした。図13(c)は、
図2,3に示す本発明の構成に基づく理想的な4ポート
結合回路による8PSK信号の雑音マージンを示す図で
ある。図12(d)は、本発明に基づいて構成された実
際の4ポート結合回路に基づくQPSK信号の雑音マー
ジンを示し、ここで、絶対抵抗公差を20%とした。
【0074】図12及び図13に示すように、本発明に
基づく信号の特性は、局部発振器を用いた構成に比べて
若干劣化しているが、本発明は、局部発振器を省略でき
るという高い有益性を有する。
【0075】図14は、雑音がないと仮定し、理想的な
4ポート結合回路を用いたパワーセンサの理想的なDC
出力信号を示す図である。図14では、DC出力信号
は、図2及び図3に示す4ポート結合回路の入力ポート
における入力QPSK信号の位相差の関数として表され
る。実線は、平均値を示し、点線は、相対的状態を示
す。ここでは、図6に示す移相器の移相値を45°と仮
定している。
【0076】図15は、信号対雑音比を9dBと仮定
し、理想的な結合回路を用いたパワーセンサの理想的な
DC出力信号を示す図である。DC出力信号は、図2及
び図3に示す4ポート結合回路の入力ポートにおける入
力QPSK信号の位相差の関数として表される。実線
は、平均値を示し、点線は、相対的状態を示す。ここで
は、図6に示す移相器の移相値を45°と仮定してい
る。
【0077】図16は、雑音がないと仮定し、理想的な
4ポート結合回路を用いたパワーセンサの理想的なDC
出力信号を示す図である。図16では、DC出力信号
は、図2及び図3に示す4ポート結合回路の入力ポート
における入力8PSK信号の位相差の関数として表され
る。実線は、平均値を示し、点線は、相対的状態を示
す。ここでは、図6に示す移相器の移相値を45°と仮
定している。
【0078】図17は、信号対雑音比を15dBと仮定
し、理想的な結合回路を用いたパワーセンサの理想的な
DC出力信号を示す図である。DC出力信号は、図2及
び図3に示す4ポート結合回路の入力ポートにおける入
力8PSK信号の位相差の関数として表される。実線
は、平均値を示し、点線は、相対的状態を示す。ここで
は、図6に示す移相器の移相値を45°と仮定してい
る。
【0079】図18は、雑音がないと仮定し、理想的な
4ポート結合回路を用いたパワーセンサの理想的なDC
出力信号を示す図である。図18では、DC出力信号
は、図2及び図3に示す4ポート結合回路の入力ポート
における入力8PSK信号の位相差の関数として表され
る。実線は、平均値を示し、点線は、相対的状態を示
す。ここでは、図6に示す移相器の移相値を75°と仮
定している。なお、この例では、図16に示す例に対し
て、移相器の移相値が変更されており、これに応じて閾
値も変更されている。装置が周波数f-index 0で動作す
るよう設計されている場合、この装置は、周波数f-inde
x 1=f-index 0×75/45=f-index 0×1.66でも
動作する。なお、移相器は、通常、供給される信号の周
波数に依存して線形に動作する。しかしながら、図18
に示すように、閾値が近づいているため、この装置は、
広周波数帯域の用途に用いる場合は、信号対雑音比を低
くする必要がある。
【0080】本発明は、従来の6ポート受信機と同様の
機能を有するとともに、高周波回路を大幅に単純化し、
パワーセンサを2つに削減し、非コヒーレント検出の場
合には、局部発振器をも省略できる3ポート受信機を提
供する。例えばPSK変調のような単純な変調方式の場
合には、高周波スイッチは不要となる。本発明に基づく
技術は、1チャンネルの狭い帯域幅を用いる通信方式に
有効である。本発明は、特に、高いマイクロ波帯及び低
いミリ波帯の帯域が用いられ、全周波数帯域が1つのチ
ャンネルとして使用される用途に有効である。したがっ
て、本発明は、例えばnPSK変調のような単純な変調
方式に対して特に有効である。本発明により、装置全体
のコストを低減することができる。本発明は、ミリ波帯
における用途に有効である。さらに、本発明は、例えば
QPSKのような単純な変調方式を用いた1チャンネル
通信に有効である。本発明は、特に、60GHz又は2
4GHz(ISM帯)の用途に好適に用いられる。
【0081】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るダウンコン
バータ、高周波信号が入力される1つの入力ポートと、
それぞれパワーセンサに接続された2つの出力ポートと
を有する3ポート結合回路を備える。また、本発明に係
る復調装置は、このダウンコンバータを備える。また、
本発明に係る移動通信装置は、この復調装置を備える。
本発明に係るダウンコンバータ、復調装置、移動端末装
置によれば、従来の6ポート受信機と同様の機能が実現
できるとともに、高周波回路を大幅に単純化でき、パワ
ーセンサを2つに削減し、局部発振器をも省略できる。
【0082】また、本発明に係るダウンコンバート方法
及び復調方法は、3ポート結合回路の1つの入力ポート
に高周波信号を入力するステップと、入力された高周波
信号に基づき、3ポート結合回路の2つの出力ポートか
ら2つの出力信号を出力するステップと、2つの出力ポ
ートから出力された2つの出力信号をそれぞれパワーセ
ンサに供給するステップとを有する。したがって、本発
明に係るダウンコンバート方法及び復調方法によれば、
従来の6ポート受信機と同様の機能が実現できるととも
に、高周波回路を大幅に単純化でき、パワーセンサを2
つに削減し、局部発振器をも省略できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したダウンコンバータの構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明を適用した線形3ポート回路の内部構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明を適用した線形3ポート回路の変形例の
内部構成を示すブロック図である。
【図4】図2及び図3に示す線形3ポート回路に用いら
れる理想的4ポート結合回路を機能的に説明する図であ
る。
【図5】4ポート結合回路の具体例を示すブロック図で
ある。
【図6】4ポート結合回路の変形例を示すブロック図で
ある。
【図7】図1に示すDCインターフェイスに接続される
回路を示す図である。
【図8】図1に示すDCインターフェイスに接続される
回路の任意の構成要素を示す図である。
【図9】図1に示すDCインターフェイスに接続される
回路の任意の構成要素を示す図である。
【図10】図1に示すDCインターフェイスに接続され
る回路の任意の構成要素を示す図である。
【図11】本発明を適用したパワーセンサの内部構成を
示すブロック図である。
【図12】信号対雑音比を9dBとし、図2又は図3に
示す構成に基づくダウンコンバータを用いて復調され
た、差動及び非差動QPSK状態を示す図である。
【図13】信号対雑音比を15dBとし、図2又は図3
に示す構成に基づくダウンコンバータを用いて復調され
た、差動及び非差動8PSK状態を示す図である。
【図14】パワーセンサの理想的DC出力を示す図であ
る。
【図15】信号対雑音比が9dBである場合の、パワー
センサの理想的DC出力を示す図である。
【図16】雑音がない場合の、パワーセンサの理想的D
C出力を示す図である。
【図17】信号対雑音比が15dBである場合の、パワ
ーセンサの理想的DC出力を示す図である。
【図18】雑音がない場合の、パワーセンサの理想的D
C出力を示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ、2 任意ブロック、3 ダウンコンバー
タ、4 BPF、5 低雑音増幅器、6 入力ポート、
7 線形3ポート高周波回路、8 出力ポート、9 出
力ポート、10 パワーセンサ、11 パワーセンサ、
12 LPF、13 LPF、14 DCインターフェ
イス、15 制御回路
フロントページの続き (72)発明者 ブランコビッチ、ベズリン ドイツ連邦共和国 ディー−70736 フェ ルバッハシュトゥットゥガルター シュト ラーセ 106 ソニー インターナショナ ル(ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミッ ト ベシュレンクテル ハフツング シュ トゥットゥガルト テクノロジーセンター 内 (72)発明者 クルペシェビッチ、ドラガン ドイツ連邦共和国 ディー−70736 フェ ルバッハシュトゥットゥガルター シュト ラーセ 106 ソニー インターナショナ ル(ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミッ ト ベシュレンクテル ハフツング シュ トゥットゥガルト テクノロジーセンター 内 (72)発明者 阿部 雅美 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 コンシャック、ティノ ドイツ連邦共和国 ディー−70736 フェ ルバッハシュトゥットゥガルター シュト ラーセ 106 ソニー インターナショナ ル(ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミッ ト ベシュレンクテル ハフツング シュ トゥットゥガルト テクノロジーセンター 内 (72)発明者 ドレ、トーマス ドイツ連邦共和国 ディー−70736 フェ ルバッハシュトゥットゥガルター シュト ラーセ 106 ソニー インターナショナ ル(ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミッ ト ベシュレンクテル ハフツング シュ トゥットゥガルト テクノロジーセンター 内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波信号をダウンコンバートするダウ
    ンコンバータにおいて、 高周波信号が入力される1つの入力ポートと、それぞれ
    パワーセンサに接続された2つの出力ポートとを有する
    3ポート結合回路を備えるダウンコンバータ。
  2. 【請求項2】 上記3ポート結合回路は、上記入力ポー
    トに入力された高周波信号を2つの分岐信号に分割する
    電力分配手段と、上記分岐信号の一方を処理する処理手
    段と、上記2つの分岐信号を結合し、2つの出力信号を
    生成し、生成した2つの出力信号を上記2つの出力ポー
    トに供給する4ポート結合回路とを備えることを特徴と
    する請求項1記載のダウンコンバータ。
  3. 【請求項3】 上記処理手段は、上記分岐信号を遅延さ
    せる遅延手段を備えることを特徴とする請求項2記載の
    ダウンコンバータ。
  4. 【請求項4】 上記処理手段は、上記分岐信号の周波数
    を分周する周波数分周手段と、上記周波数分周手段の出
    力信号をフィルタリングする少なくとも1つのフィルタ
    リング手段と、上記フィルタリング手段の出力信号の周
    波数を逓倍する周波数逓倍手段とを備えることを特徴と
    する請求項2記載のダウンコンバータ。
  5. 【請求項5】 上記処理手段は、上記分岐信号の信号経
    路に設けられたスイッチを備えることを特徴とする請求
    項2乃至4いずれか1項記載のダウンコンバータ。
  6. 【請求項6】 上記2つの分岐信号の信号経路の少なく
    ともいずれか一方に設けられた分離手段を備える請求項
    2乃至5いずれか1項記載のダウンコンバータ。
  7. 【請求項7】 上記請求項5記載のダウンコンバータを
    備え、 上記入力ポートに入力される信号はデジタル変調信号で
    あり、上記スイッチは、該入力されるデジタル変調信号
    のビット期間の1/2に相当する期間開状態となるよう
    制御されることを特徴とする復調装置。
  8. 【請求項8】 上記パワーセンサの出力端子に接続され
    た低域通過フィルタを備えることを特徴とする請求項7
    記載の復調装置。
  9. 【請求項9】 上記パワーセンサのいずれか一方に直接
    又は間接的に接続されたアナログ/デジタル変換手段を
    備えることを特徴とする請求項8記載の復調装置。
  10. 【請求項10】 上記低域通過フィルタに接続された少
    なくとも1つの平均化手段と、 上記平均化手段及び上記低域通過フィルタに接続された
    少なくとも1つのアナログ処理手段とを備えることを特
    徴とする請求項8記載の復調装置。
  11. 【請求項11】 上記少なくとも1つのアナログ処理手
    段に接続されたアナログ/デジタル変換手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項10記載の復調装置。
  12. 【請求項12】 請求項7乃至11いずれか1項記載の
    復調装置を備える移動通信装置。
  13. 【請求項13】 3ポート結合回路を用いて高周波信号
    をダウンコンバートするダウンコンバート方法におい
    て、 上記3ポート結合回路の1つの入力ポートに高周波信号
    を入力するステップと、 上記入力された高周波信号に基づき、上記3ポート結合
    回路の2つの出力ポートから2つの出力信号を出力する
    ステップと、 上記2つの出力ポートから出力された2つの出力信号を
    それぞれパワーセンサに供給するステップとを有するダ
    ウンコンバート方法。
  14. 【請求項14】 上記入力された高周波信号を2つの分
    岐信号に分割し、上記分岐信号の一方に所定の処理を施
    し、上記2つの分岐信号を結合して、上記出力ポートか
    ら出力する2つの出力信号を生成することにより、上記
    入力された高周波信号に基づいて、直流出力信号を生成
    するステップを有することを特徴とする請求項13記載
    のダウンコンバート方法。
  15. 【請求項15】 上記所定の処理を施すステップは、上
    記分岐信号の一方を上記入力された高周波信号の少なく
    とも1変調ビット期間に相当する期間遅延させるステッ
    プを有することを特徴とする請求項14記載のダウンコ
    ンバート方法。
  16. 【請求項16】 上記所定の処理を施すステップは、上
    記分岐信号の周波数を分周するステップと、該周波数分
    周された信号をフィルタリングするステップと、該フィ
    ルタリングされた信号の周波数を逓倍するステップとを
    有することを特徴とする請求項14記載のダウンコンバ
    ート方法。
  17. 【請求項17】 上記処理される分岐信号の切換を行う
    ステップを有することを特徴とする請求項14乃至16
    いずれか1項記載のダウンコンバート方法。
  18. 【請求項18】 上記2つの分岐信号の信号経路の少な
    くとも一方において、該分岐信号の分離を行うことを特
    徴とする請求項13乃至17いずれか1項記載のダウン
    コンバート方法。
  19. 【請求項19】 請求項17記載のダウンコンバート方
    法を有し、 上記入力ポートに入力される入力信号はデジタル変調信
    号であり、上記切換を行うステップは、該入力されるデ
    ジタル変調信号のビット期間の1/2に相当する期間ス
    イッチを開状態とすることを特徴とする復調方法。
  20. 【請求項20】 上記パワーセンサの出力信号をフィル
    タリングするステップを有することを特徴とする請求項
    19記載の復調方法。
  21. 【請求項21】 上記パワーセンサの出力信号の少なく
    とも1つをアナログ信号からデジタル信号に変換するス
    テップを有することを特徴とする請求項19又は20記
    載の復調方法。
  22. 【請求項22】 上記フィルタリングするステップによ
    りフィルタリングされた信号の少なくとも1つを平均化
    し、上記フィルタリングされた信号と平均化された信号
    とをアナログ処理するステップを有することを特徴とす
    る請求項20記載の復調方法。
  23. 【請求項23】 上記アナログ処理するステップにより
    2つ以上の復調状態が生成され、状態が適切に検出され
    なかったことを示す追加的な硬判定情報を得ることを特
    徴とする請求項22記載の復調方法。
  24. 【請求項24】 上記アナログ処理されたアナログ信号
    をデジタル信号に変換するステップと、 上記変換されたデジタル信号をデジタル処理するステッ
    プと、 上記デジタル処理されたデジタル信号を復号するステッ
    プとを有することを特徴とする請求項22記載の復調方
    法。
  25. 【請求項25】 上記アナログ信号をデジタル信号に変
    換するステップにおいて、複数のアナログ/デジタル変
    換のうちの1つは1ビット変換であることを特徴とする
    請求項24記載の復調方法。
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