JP2001016146A - ディジタル多重受信装置及び受信方法 - Google Patents

ディジタル多重受信装置及び受信方法

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JP2001016146A JP18454899A JP18454899A JP2001016146A JP 2001016146 A JP2001016146 A JP 2001016146A JP 18454899 A JP18454899 A JP 18454899A JP 18454899 A JP18454899 A JP 18454899A JP 2001016146 A JP2001016146 A JP 2001016146A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CDMA受信方式に最適なアンテナダイバー
シチ受信を実現する。 【解決手段】 所定時間内において2つのアンテナ10
1,102によるそれぞれの受信レベルのうちの一方を
徐々に増加させ他方を徐々に減少させる。その所定時間
内において受信電界強度を測定し、この測定結果に応じ
て2つのアンテナのうちの一方を選択する。この場合、
2つのアンテナにそれぞれ対応して減衰器を設け、一方
の減衰量を徐々に減少させ、他方の減衰量を徐々に増加
させる。さらに、所定時間のうちの前半部分における受
信電界強度の積算量と後半部分における受信電界強度の
積算量とを測定し、その積算量同士の比較結果に応じて
2つのアンテナのうちの一方を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル多重受信
装置及びディジタル多重受信方法に関し、特にCDMA
(Code Division Multiple Access )通信におけるダイ
バーシチ受信を実現する受信装置及び受信方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のCDMA通信におけるダイバーシ
チ受信装置について、図15を参照して説明する。同図
に示されているように、受信1系アンテナ701、受信
2系アンテナ707に対応する2系統の受信部702、
708を有している。そして、これら2系統の受信部7
02、708による受信信号をA/D変換部703、7
09でディジタルデータに変換する。
【0003】この変換後のデータについて、逆拡散部7
04、710で逆拡散を行う。この逆拡散後に電界強度
検出部711にて電界強度を測定する。そして、この測
定結果に応じて受信1系受信部702の受信電界及び受
信2系受信部708の受信電界うちのより強い方をセレ
クタ705で選択し、音声データ変換部706へ入力す
る。音声データ変換部706からは、音声信号が出力さ
れ、レシーバ712から音声が出力される。
【0004】上述した図15の受信装置の場合、受信部
を2系統持つことから、実装面積が大きく、また、消費
電流も多いという欠点があった。
【0005】また、CDMA受信装置はTDMA(Time
Division Multiple Access )受信装置とは異なり、連
続受信をしている。このため、TDMA受信装置にて採
用している、図16に示されている受信装置構成を採用
できない。すなわち、同図において、TDMA受信装置
は、受信1系アンテナ801と受信2系アンテナ808
とを切替えリレー802で切替えて用いている。この切
替えリレー802においては、電界検出部807で検出
された電界に応じて、受信1系アンテナ801と受信2
系アンテナ808とを切替えている。そして、この切替
えリレー802によって選択されているアンテナを用い
て受信部803が信号を受信し、この受信信号がA/D
変換部804でディジタルデータに変換され、復調部8
05及び音声データ変換部806を介してレシーバ80
9から音声が出力される。
【0006】ここで、切替えリレー802によるアンテ
ナ切替え方法について図17を参照して説明する。同図
に示されているように、受信電界はTDMA方式のた
め、バースト状の受信波形として現れる。このため、1
つのスロットの受信データDが存在しない部分、つま
り、パイロット信号部Pで1系受信装置(RX1)の電
界と2系受信装置(RX2)の電界とをそれぞれ検出す
る。そして、図中の選択時間内においてアンテナを切替
えて使用するアンテナを決定し、この決定されたアンテ
ナで受信を行う。なお、図中の1スロットは6.6ms
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した技術をCDM
A受信装置に実際に採用すると、CDMA受信装置では
連続的な受信が行われるため、瞬時に切替わるとそのと
きのデータが受信できなくなるという欠点があった。ま
た、受信データでないパイロット信号の受信時に上記T
DMA方式のアンテナ切替えを行う場合、図17を参照
するとわかるように、パイロット信号は極端に短く、ア
ンテナを切替える速度が間に合わないという欠点もあ
る。
【0008】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的はCDMA受信
方式に採用するのに最適なアンテナダイバーシチ受信を
実現できるディジタル多重受信装置及びディジタル多重
受信方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるディジタル
多重受信装置は、所定時間内において第1及び第2のア
ンテナによるそれぞれの受信レベルのうちの一方を徐々
に増加させ他方を徐々に減少させる受信レベル制御手段
と、前記所定時間内において受信電界強度を測定する測
定手段と、この測定結果に応じて前記第1及び第2のア
ンテナのうちの一方を選択する選択手段とを含むことを
特徴とする。
【0010】本発明によるディジタル多重受信方法は、
所定時間内において第1及び第2のアンテナによるそれ
ぞれの受信レベルのうちの一方を徐々に増加させ他方を
徐々に減少させる受信レベル制御ステップと、前記所定
時間内において受信電界強度を測定する測定ステップ
と、この測定結果に応じて前記第1及び第2のアンテナ
のうちの一方を選択する選択ステップとを含むことを特
徴とする。
【0011】ここで、ダイバーシチ受信について説明す
る。アンテナ切替えダイバーシチを受信部1系統で行う
場合、2つのアンテナから入力される電界強度を測定
し、どちらかのアンテナへ切替える必要がある。TDM
A受信の場合、受信データでない部分のパイロット信号
部のデータを受信している際に、あるアンテナと他のア
ンテナとを切替えて、どちらの受信電界が高いか比較
し、次のバースト受信時に、受信電界が高い方のアンテ
ナに切替える方法を使用している。受信データ以外の部
分にてアンテナを切替えていることから、受信データに
影響が無く、安定した受信ができる。また、CDMA受
信に比べTDMA受信では、データ速度が遅く、パイロ
ット信号部分の時間が長いため、アンテナを切替えるの
に十分な時間があった。CDMA受信では、パイロット
信号の時間が短く、アンテナを切替える時間がないため
TDMA受信時の方法をそのまま採用することはできな
い。
【0012】このため、一定時間の間で、受信1系アン
テナと受信2系アンテナとをアナログ的に変化させその
間の受信電界値を積算し、電界積算量の大きい方のアン
テナを選択する点に本発明の第2の特徴がある。この動
作が必要なのは、CDMA受信は連続受信のためアンテ
ナを切替えて受信電界を測定するとアンテナ切替え時に
受信データを誤って受信してしまう場合があるためであ
る。
【0013】さらに、受信1系で受信している場合に、
アンテナダイバーシチ選択時、受信2系のアンテナから
の入力電界減衰量を徐々に減少させ同時に受信1系のア
ンテナからの入力電界減衰量を徐々に増加させる。この
場合、受信1系と受信2系とで一定時間内の減衰量を等
しく設定しておき、受信1系及び受信2系の受信入力電
界の積分量同士を比較することで、受信1系と受信2系
との受信電界値の違いを検出してアンテナを選択する点
が第3の特徴である。
【0014】なお本発明では、2つの受信アンテナから
の受信電界を減衰する回路を採用している。この回路は
受信1系アンテナと受信2系アンテナとを切替える際に
アナログ的に切替えることができる。この場合、受信1
系及び受信2系の受信部の高周波インピーダンスを例え
ば50オームにする定インピーダンス回路を採用するこ
とで、アナログ的に切替えても、安定した定インピーダ
ンスの減衰量が得られることが第4の特徴である。
【0015】以上の特徴から連続受信が行われるCDM
A受信装置でも、1系統の受信回路でアンテナダイバー
シチ受信を実現できるのである。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一形態につ
いて図面を参照して説明する。なお、以下の説明におい
て参照する各図においては、他の図と同等部分には同一
符号が付されている。
【0017】図1は本発明によるディジタル多重受信装
置の実施の一形態を示すブロック図である。同図におい
て、本受信装置はCDMA受信装置であり、アンテナダ
イバーシチのアンテナとなる受信1系アンテナ101と
受信2系アンテナ102とを切替えるアンテナ切替回路
103を含んで構成されている。そのアンテナ切替回路
103を切替える制御は、D/A変換部111、制御電
圧保持部110、スロット電圧判定回路109及びスロ
ット電界積分回路108によって行われる。これらの構
成については、後に詳述する。
【0018】アンテナ切替回路103の出力は受信部1
04に入力され、高周波信号から受信データの周波数の
信号までミックスダウンされる。そして、次段のA/D
変換部105でディジタルデータに変換されCDMA受
信の特徴的構成要素である逆拡散部106にて逆拡散処
理される。この逆拡散処理後のデータは、音声データ変
換部107及びレシーバ112によって音声に変換され
る。
【0019】ここで、アンテナ切替回路103の具体的
な回路構成例について図2を用いて説明する。同図にお
いて、アンテナ切替回路103には、アンテナダイバー
シチを行うために2系統のアンテナ入力端子、すなわち
受信1系アンテナ101及び受信2系アンテナ102か
らの両入力端子が設けられている。また、このアンテナ
切替回路103の出力端子は、受信部104に接続され
ている。
【0020】このアンテナ切替回路103においては、
受信1系アンテナ101からの入力、受信2系アンテナ
102からの入力、受信部104への出力にそれぞれ対
応して、PINダイオードを設けることにより、T型の
減衰器が構成されている。つまり、3つのPINダイオ
ード204、208、211をT型に接続することによ
り、図3に示されているようにT型の減衰器が構成され
ることになる。各PINダイオードは、そのアノードに
制御電圧が与えられることにより、高周波的にみた場合
の抵抗値が変化する。この制御電圧は、制御電圧保持部
110の出力データを各D/A変換部111a〜111
cでアナログ信号に変換することによって得られる。
【0021】なお、コンデンサ203、207、210
は直流カット用のコンデンサである。また、コイル20
2、206、213、212は高周波チョークコイルで
あり、PINタイオード204、208、211に直流
バイアスをかけるために設けられている。
【0022】このアンテナ切替回路103の動作は以下
の通りである。すなわち、受信1系アンテナ101から
の入力電界と受信2系アンテナ102からの入力電界を
減衰させ、次段である受信部104へと出力する。PI
Nダイオード204は、D/A変換部111aから供給
される電圧で、受信1系アンテナ101からの入力電界
減衰量を変化させるPINダイオードである。同様に、
PINダイオード208は、D/A変換部111bから
供給される電圧で、受信2系アンテナ102からの入力
電界減衰量を変化させるように動作する。PINダイオ
ード211は、D/A変換部111cから供給される電
圧で、受信部104に与える電界減衰量を変化させるP
INダイオードである。
【0023】この回路の特徴はPINダイオード20
4、208、211の3つの素子を使用することで、T
型アッテネータの構成をとり、受信1系アンテナ101
からの入力電界と受信2系アンテナ102からの入力電
界との減衰量を変化させながらも、受信1系アンテナ1
01、受信2系アンテナ102、受信部104のそれぞ
れの端子で50オームに近いインピーダンスを保持でき
るように動作することが可能な回路となっている。これ
ら、PINダイオード204、208、211の減衰量
は制御電圧保持回路215でコントロールされ、最適な
減衰量とインピーダンスを記憶しておくことができる。
なお、実際に回路を作成すると、正しく50オームにす
ることは難しく、それに近いインピーダンス値となる。
ここでは、略50オームのインピーダンス値を実現でき
れば、回路動作上は問題ない。
【0024】図1に戻り、アンテナダイバーシチのアン
テナとなる受信1系アンテナ101及び受信2系アンテ
ナ102は、アンテナ切替回路103によって切替え制
御される。
【0025】このアンテナ切替回路103によってアン
テナを切替える制御は、スロット電界積分回路108、
スロット電界判定回路109、制御電圧保持部110及
びD/A変換部111によって行われる。アンテナ切替
回路103の出力は受信部104に入力され高周波から
受信データの周波数までミックスダウンされ、次段のA
/D変換部105でディジタルデータに変換されCDM
A受信のための特徴的構成要素である逆拡散部106に
て逆拡散処理され、音声データ変換部107で音声に変
換されレシーバ112にて音声となる。
【0026】同図に示されているアンテナ切替回路10
3は、アンテナダイバーシチを行うためのアンテナであ
る、受信1系アンテナ101及び受信2系アンテナ10
2からの信号を入力とし、出力は受信部104に与えら
れる。この回路は、受信1系アンテナ101からの入力
電界と受信2系アンテナ102からの入力電界とを減衰
させ、次段である受信部104へと出力する回路であ
る。そして、その減衰量はCPU(Central Processing
Unit )等、外部の制御回路によって互いに独立に変化
制御される。つまり、図1の受信装置においては、図4
に示されているように、2つのアンテナ101,102
の出力をそれぞれ別々の減衰器(ATT)で減衰させつ
つ受信回路(RX)で受信し、その減衰量を制御回路
(CPU)で変化制御していることになる。減衰量の制
御については、後に詳述する。
【0027】再び図2を参照して説明する。同図中のP
INダイオード204は、D/A変換部201から供給
される電圧で、受信1系アンテナ101からの入力電界
を減衰する減衰量を変化させるPINダイオードであ
る。同様に、PINダイオード208は、D/A変換部
111bから供給される電圧で、受信2系アンテナ10
2からの入力電界を減衰する減衰量を変化させるPIN
ダイオードである。また、コンデンサ203、207、
210は直流カットのためのコンデンサである。コイル
202、205、213は高周波チョークコイルであ
り、PINタイオード204、208、211に直流バ
イアスをかける。
【0028】次に、図5をも参照して本受信装置の動作
を詳細に説明する。CDMA通信の場合、基地局からの
受信データは、TDMA通信のバースト受信的な受信デ
ータと異なり、連続的な受信データである。このため、
受信回路を2系統もつことなくダイバーシチ受信を実現
するアンテナ切替えダイバーシチを行う際、CDMA通
信の場合、受信1系アンテナと受信2系アンテナとを切
替える時間内にノイズが発生し、受信データに誤りが発
生してしまう。
【0029】そこで、本受信装置では、一定時間内に受
信1系アンテナによる受信電界及び受信2系アンテナに
よる受信電界について、それぞれ異なった減衰量を設定
する。そして、受信1系アンテナからの入力電界が強い
か、受信2系アンテナからの入力電界が強いかを判定す
る。この減衰量は、例えば、6スロット時間の間に、受
信1系アンテナ側の減衰量を0dBから10dBへ変化
させ、同時に受信2系アンテナ側の減衰量を10dBか
ら0dBへ減衰させる。このとき、それぞれの減衰量を
アナログ的に徐々に変化させる。実際には正しく0dB
にすることはできず、0.5dB程度の減衰量となる。
以下の説明において「0dB」と表現されている部分も
同様である。なお、1つのスロットの長さは0.625
[msec]であり、各スロットSはその先頭部分にパ
イロット信号P、その後にデータDが続く構成であるも
のとする。
【0030】同図には、受信1系J1側の減衰器の減衰
量と、受信2系J2側の減衰器の減衰量とが示されてい
る。そして、同図に示されているように、スロット電界
積算スロットS1からスロット電界積算スロットS6ま
での6スロットに相当する時間の間、スロット電界積分
回路108は各スロットS1〜S6毎に受信電界を積算
する。そして、このスロット電界積分回路108の出力
は、スロット電界判定回路109に入力される。
【0031】スロット電界判定回路109においては、
前半3スロットS1〜S3における受信電界の積算値と
後半3スロットS4〜S6における受信電界の積算値と
が比較される。すなわち、スロットS1〜S3における
電界積分値の合計値とスロットS4〜S6における電界
積分値の合計値との大きさを判定する。こうすること
で、受信1系アンテナからの入力電界が強いか、受信2
系アンテナからの入力電界が強いかを判定することがで
きる。そして、この判定結果を、制御電圧保持回路11
0に出力することができる。これにより、受信1系アン
テナ101と受信2系アンテナ102とを切替えるので
ある。
【0032】なお本例では、減衰器の減衰量は0〜20
dBとし、受信レベルの変動幅の約1/2程度である。
【0033】さらに、図6及び図7をも用いて、受信1
系アンテナ101と受信2系アンテナ102との切替え
時の動作について具体的に説明する。
【0034】まず、図6には受信1系アンテナから受信
2系アンテナへ切替える動作が示されている。同図にお
いて、受信1系アンテナ101を使用して受信を行って
いる場合に、受信2系アンテナ102のアンテナ減衰量
は、最大の20dBとなっている受信2系アンテナから
の入力電界減衰量を減少させてゆき、代わりに受信1系
アンテナの減衰量を増加させてゆく。このとき、前半3
スロットS1〜S3における受信電界の積算値SS1と
後半3スロットS4〜S6における受信電界の積算値S
S2とを比較し、大小を判定する。こうすることで、ど
ちらの受信系アンテナの電界値が大きいか判断すること
ができる。
【0035】同図の場合、電界積算値SS1よりも電界
積算値SS2の方が大きいため、受信2系アンテナを選
択する。したがって、スロットS6以降は、受信1系J
1側の減衰量を20dBとし、受信2系J2側の減衰量
を0dBとする。
【0036】逆に、図7には、受信1系アンテナ101
を使用して受信を行い、受信2系アンテナ102のアン
テナ減衰量は最大の20dBとなっている状態が示され
ている。同図に示されているように、受信2系アンテナ
側の入力電界減衰量を減少させてゆき、代わりに受信1
系アンテナ側の入力電界減衰量を増加させてゆく。この
ときの前半3スロットS1〜S3における受信電界の積
算値SS1と後半3スロットS4〜S6における受信電
界の積算値SS2とを比較する。同図の場合、電界積算
値SS2よりも電界積算値SS1の方が大きいため、受
信1系アンテナを選択する。したがって、スロットS6
以降は、受信2系J2側の減衰量を20dBとし、受信
1系J1側の減衰量を0dBとする。
【0037】以上の動作により、受信1系アンテナと受
信2系アンテナとのうち、電界強度の大きい方のアンテ
ナを選択することができるのである。なお、受信1系ア
ンテナ、受信2系アンテナについては、指向性が異なる
アンテナを採用するのが一般的である。例えば、受信1
系アンテナにロッド型のアンテナを用い、受信2系アン
テナに平板型のアンテナを用いれば良い。
【0038】ここで、図1中のスロット電界積分回路1
08及びスロット電界判定部109のより具体的な構成
例について図8及び図9を参照して説明する。これらス
ロット電界積分回路108及びスロット電界判定部10
9は、上述したように、所定時間内の前半及び後半の入
力電界を積算し、その大小を判定する機能を有してい
る。この機能を実現するため、図8に示されているよう
に、スロット電界積分回路108は、レジスタA及びB
と、レジスタBに保持されているデータと入力データと
を加算する加算器108aとを含んで構成されている。
また、スロット電界判定部109は、比較器109aを
含んで構成されている。
【0039】かかる構成において、前半の3スロット分
の入力電界データが、レジスタB及び加算器108aに
よって積算される。この積算値は、レジスタAに保持さ
れる。次に、後半の3スロット分の入力電界データが、
レジスタB及び加算器108aによって積算される。こ
の積算が終了した時点で、レジスタAに前半の3スロッ
ト分の積算値、レジスタBに後半の3スロット分の積算
値、がそれぞれ保持されていることになる。そして、こ
のレジスタA、Bにそれぞれ保持されている積算値同士
を、比較器109aによって比較するのである。
【0040】ここで、1スロット中に、例えば20シン
ボルが含まれているものとする。すると、図9に示され
ているように、入力電界データ(例えば8ビット)が、
前半の3スロット分に相当する1シンボル目から60シ
ンボル目まで積算され、その積算値がレジスタAに保持
されることになる。また、後半の3スロット分に相当す
る61シンボル目から120シンボル目までの入力電界
データが積算され、その積算値がレジスタBに保持され
ることになる。
【0041】この積算が終了した時点で、レジスタAに
前半の3スロット分の積算値(例えば16ビット)、レ
ジスタBに後半の3スロット分の積算値(例えば16ビ
ット)、がそれぞれ保持されていることになる。そし
て、比較器109aにより、レジスタA、Bにそれぞれ
保持されている積算値同士を、ビット毎に比較するので
ある。
【0042】なお、比較器109aの比較結果は制御電
圧保持部110に入力され、制御電圧保持部110から
は比較結果に対応するデータが出力される。このデータ
に対応するデータが制御電圧保持部110から出力さ
れ、D/A変換部111を介してアンテナ切替器103
を制御することになる。
【0043】ところで、図1に示されているスロット電
界積分回路108とスロット電界判定部109を新たに
設けて電界強度を積算し大小判定するのではなく、CD
MA受信装置にもともと設けられている電力合成部の出
力を利用しても良い。図10に一般的なCDMA受信装
置の主要部の構成が示されている。
【0044】同図に示されているように、CDMA受信
装置における受信信号は、直交したI信号及びQ信号で
あり、これらの信号はA/D変換部1によってディジタ
ルデータに変換される。この変換後のデータ(例えば8
ビットのデータ)については、相関器で構成される逆拡
散部2において逆拡散処理が行われる。この逆拡散部2
に与える逆拡散コードは、逆拡散コード生成部8におい
て生成され、タイミングコード生成部9を介して逆拡散
部2に入力される。さらに、逆拡散部2の逆拡散処理後
の逆拡散信号(例えば6×Aビットのデータ)の合成が
レイク(Rake)合成部3で行われる。この合成され
た信号が音声用信号部4に入力され、音声出力となる。
【0045】また、A/D変換部1の変換後のデータ
は、ディレイプロファイル(Delay Profil
e)部6にも入力され、拡散コードとの相関値データが
出力される。この相関値データは、サーチャ(Sear
cher)部7により、そのピーク値が検索される。こ
のピーク値を受けて、タイミングコード生成部9におい
て、各スロットの開始タイミングを示すタイミングコー
ドが生成される。
【0046】かかる構成において、電力合成部5には、
レイク合成部3から受信電界強度を示すデータ(例えば
Aビット)が入力される。そこで、この電力合成部5に
おいて電界強度を積算すれば、上述したスロット電界積
分回路108及びスロット電界判定部109を装置内に
新たに設ける必要はないのである。
【0047】次に、図1中の制御電圧保持部110及び
D/A変換部111の構成例について図11を参照して
説明する。同図に示されているように、D/A変換部1
11は、先述した3つのD/A変換部111a〜111
cによって構成されている。D/A変換部111a〜1
11cは、それぞれD/A変換器と抵抗R及び容量Cに
よる時定数回路とを含んで構成されている。そして、D
/A変換部111a,111b,111cの出力は制御
電圧となり、対応するチョークコイル202,206,
213を介して、先述したPINダイオードに与えられ
る。なお、抵抗R及び容量Cによる時定数回路は、PI
Nダイオードに与える制御電圧を緩やかに変化させるた
めに設けられている。
【0048】また、同図に示されているように、制御電
圧保持部110は、D/A変換部111a〜111cに
対応して設けられたROM110a〜110cと、これ
らROM110a〜110cにアドレスを与えるCPU
1100とを含んで構成されている。ROM110a〜
110cには、対応するD/A変換部111a〜111
cに与えるべきデータが予め記憶されている。このデー
タの値は、減衰量を先述したように徐々に増加又は減少
させるように、決定される。そして、対応するPINダ
イオードの特性を考慮してこのデータ値を決定する。こ
うすることにより、各PINダイオードの特性にバラツ
キがある場合においても、所望の特性インピーダンス値
(本例では50オーム)を維持しつつ、減衰量を徐々に
変化させることができるのである。
【0049】例えば、図12に示されているように、6
つのスロットに対してその2倍の周期で減衰量を制御す
る場合を考える。かかる場合、受信1系J1側の減衰量
を20dBから0dBまで徐々に変化させ、それと同時
に受信2系J2側の減衰量を0dBから20dBまで徐
々に変化させる。このとき、各ROM110a〜110
cに格納すべきデータの例が図13に示されている。図
13には、図11中の各ROM110a〜110cの出
力点a〜cの電圧が、時刻0.00から6.00までの
各時刻において示されている。つまり、図13に示され
ているデータをROM110a〜110cに予め書込ん
でおき、そのアドレスをCPU1100が指定すること
により、図12に示されているように減衰量を制御する
のである。
【0050】なお、図11において、スロット電界判定
部109の比較器109aから出力されるデータがCP
U1100に入力されると、CPU1100はその比較
結果により決定したアンテナをアンテナ切替器が選択す
るように、各ROM110a〜110cにアドレスを与
える。
【0051】ここで、以上説明した受信装置において
は、以下のようなディジタル多重受信方法が実現されて
いることになる。すなわち、2つのアンテナに対応する
減衰器の減衰量を徐々に変化させつつ入力電界強度を積
算し、その積算結果に基づいてアンテナを選択するので
ある。この受信方法について、さらに図14を参照して
説明する。同図において、まず減衰量の変化を開始する
(ステップS141)。この場合、所定時間内において
2つのアンテナによるそれぞれの受信レベルのうちの一
方を徐々に増加させ他方を徐々に減少させる。そして、
この減衰量を変化させている間、入力電界強度を積算す
る(ステップS142)。
【0052】所定時間内の積算が終了したら、その前半
の電界積算量SS1と後半の電界積算量SS2とを比較
する(ステップS143)。そして、この比較の結果、
前半の電界積算量SS1の方が大であれば、受信1系の
アンテナを選択する(ステップS144→S145)。
一方、後半の電界積算量SS2の方が大であれば、受信
2系のアンテナを選択する(ステップS144→S14
6)。
【0053】ところで、受信電界強度の測定を頻繁に行
うと自装置の電源である電池の寿命を縮めることになる
ので、適切な頻度で測定を行う必要がある。この測定頻
度を変化させる手法には、以下のようなバリエーション
が考えられる。
【0054】まず、測定結果同士を比較した結果、前回
の比較結果と同じであった場合、測定間隔を長くし、測
定頻度を減少させる。例えば、受信1系の受信電界強度
が大である状態が連続した場合は、次回も受信1系の受
信電界強度が大である可能性が高いので、測定頻度を減
少させる。
【0055】また、装置が受信待受け状態であるときや
受信すべき電波が届きにくい圏外に自装置が位置してい
る場合に、測定頻度を減少させても良い。自装置の電源
である電池残量が所定値以下である場合に、測定頻度を
減少させても良い。
【0056】さらに、受信電界強度の値に応じて測定頻
度を増減しても良い。例えば、受信電界強度が小である
場合には、受信電界強度が少しでも高い方のアンテナを
選択するのが望ましいので、測定頻度を増やす。逆に、
受信電界強度が大である場合には、どちらのアンテナを
選択しても受信電界強度は大きいので、測定頻度を減ら
す。
【0057】装置の移動速度に応じて測定頻度を増減し
ても良い。この場合、装置の移動速度を求め、移動速度
が遅い場合は、受信状況が変化する可能性が低いので測
定頻度を減らす。逆に、移動速度が速い場合は、受信状
況が変化する可能性が高いので測定頻度を増やす。
【0058】受信1系の受信電界強度と受信2系の受信
電界強度との差が所定値よりも大である場合に、測定時
間すなわち測定スロット数を減少させても良い。
【0059】以上説明した受信装置によれば、以下の効
果が得られる。第1に、受信1系と受信2系との2系統
を持つ従来のCDMA受信装置(図15)では、各系に
対応してそれぞれ受信器、A/D変換部及び逆拡散部を
実装する必要があり、携帯電話機等の全体の大きさが大
きくなり、また受信部を2系統持つことから消費電流も
受信部としては2倍になるという不具合があった。これ
に対し本回路では、受信部自体は1系統設ければ良く、
上記不具合を解決することができる。
【0060】第2に、本受信装置は、小さい部品と小さ
い実装スペースで構成される図2のアンテナ切替回路を
採用しているので、図16のTDMA受信装置による受
信1系アンテナと受信2系アンテナとの切替えリレーに
近い構成でアンテナダイバーシチ受信を実現でき、特に
移動通信装置への採用が容易である。
【0061】第3に、連続受信を行っているCDMA受
信でも、連続的にアンテナからの入力電界減衰量を変え
て受信1系アンテナと受信2系アンテナとの受信電界を
積算する本受信装置を採用することにより、アンテナを
切替える際の受信データに誤りが発生しないのである。
【0062】第4に、受信1系及び受信2系のアンテナ
並びに受信部を、3つのPINダイオードを用いたT型
減衰器で接続することにより、50オームの定インピー
ダンスに近い回路を実現でき、両系アンテナの相互のイ
ンピーダンス干渉が小さい利点がある。よって、アンテ
ナ切替え判定を行ってもアンテナインピーダンスを乱す
ことが少なく、良好にアンテナ特性を持続できるのであ
る。
【0063】第5に、制御電圧保持回路により、受信装
置1台1台に対して回路素子固有の特性を考慮した調整
が可能なため、安定したアンテナインピーダンスを実現
できるのである。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、所定時間
内において第1及び第2のアンテナによるそれぞれの受
信レベルのうちの一方を徐々に増加させ他方を徐々に減
少させ、その時間内において受信電界強度を測定するこ
とにより、電界強度の大きい方のアンテナを選択できる
という効果がある。また、小さい部品と小さい実装スペ
ースでアンテナダイバーシチ受信を実現できるという効
果がある。さらに、連続的にアンテナからの入力電界減
衰量を変えて受信電界を積算するため、アンテナを切替
える際の受信データに誤りが発生しないという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態によるディジタル多重受
信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のアンテナ切替回路の内部構成例を示す
ブロック図である。
【図3】3つのPINダイオードによって構成されるT
型減衰器を示す図である。
【図4】図1のCDMA受信装置の等価回路を示す図で
ある。
【図5】図1のCDMA受信装置のアンテナ切替え動作
の一例を示す図である。
【図6】受信1系アンテナから受信2系アンテナへの切
替え動作例を示す図である。
【図7】アンテナの切替え動作の他の例を示す図であ
る。
【図8】図1中のスロット電界積分回路及びスロット電
界判定部のより具体的な構成例を示す図である。
【図9】図8中のスロット電界積分回路の動作例を示す
図である。
【図10】一般的なCDMA受信装置の主要部の構成を
示す図である。
【図11】図1中の制御電圧保持部及びD/A変換部の
構成例を示す図である。
【図12】減衰量の変化制御例を示す図である。
【図13】図11中の各ROMに格納すべきデータの例
を示す図である。
【図14】図1のディジタル多重受信装置の受信方法を
示すフローチャートである。
【図15】従来のCDMA受信装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図16】一般的なTDMA受信装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図17】TDMA受信装置におけるアンテナ切替え動
作を示す図である。
【符号の説明】
101,102 アンテナ 103 アンテナ切替回路 104 受信部 105 A/D変換部 106 逆拡散部 107 音声データ変換部 108 スロット電界積分回路 109 スロット電圧判定回路 110 制御電圧保持部 111 D/A変換部

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定時間内において第1及び第2のアン
    テナによるそれぞれの受信レベルのうちの一方を徐々に
    増加させ他方を徐々に減少させる受信レベル制御手段
    と、前記所定時間内において受信電界強度を測定する測
    定手段と、この測定結果に応じて前記第1及び第2のア
    ンテナのうちの一方を選択する選択手段とを含むことを
    特徴とするディジタル多重受信装置。
  2. 【請求項2】 前記受信レベル制御手段は、前記第1及
    び第2のアンテナにそれぞれ対応して設けられ対応する
    アンテナによる受信レベルをそれぞれ減衰させる第1及
    び第2の減衰手段を含み、前記第1の減衰手段による減
    衰量を徐々に減少させ、かつ、第2の減衰手段による減
    衰量を徐々に増加させることを特徴とする請求項1記載
    のディジタル多重受信装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の減衰手段は、与えら
    れた制御電圧に応じて減衰量が変化する第1〜第3の可
    変減衰素子を含むT型減衰器で構成されることを特徴と
    する請求項2記載のディジタル多重受信装置。
  4. 【請求項4】 前記第1〜第3の可変減衰素子にそれぞ
    れ対応する第1〜第3の制御電圧に対応するデータをそ
    れぞれ記憶する第1〜第3のメモリと、これら第1〜第
    3のメモリから読出されたデータをそれぞれアナログ信
    号に変換する第1〜第3のD/A変換部とを更に含み、
    この変換後の信号である前記第1〜第3の制御電圧を対
    応する前記第1〜第3の可変減衰素子に与えるようにし
    たことを特徴とする請求項3記載のディジタル多重受信
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第1〜第3の可変減衰素子は、PI
    Nダイオードであり、そのアノードに前記制御電圧を与
    えるようにしたことを特徴とする請求項3又は4記載の
    ディジタル多重受信装置。
  6. 【請求項6】 前記測定手段は、前記所定時間のうちの
    前半部分における受信電界強度の積算量と後半部分にお
    ける受信電界強度の積算量とを測定し、前記選択手段
    は、前記積算量同士の比較結果に応じて前記第1及び第
    2のアンテナのうちの一方を選択することを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載のディジタル多重受信装
    置。
  7. 【請求項7】 前記比較結果が前回の比較結果と同一で
    あるとき、前記測定手段による測定頻度を減少させるこ
    とを特徴とする請求項6記載のディジタル多重受信装
    置。
  8. 【請求項8】 受信待受け時に、前記測定手段による測
    定頻度を減少させることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載のディジタル多重受信装置。
  9. 【請求項9】 受信すべき電波が届きにくい圏外に自装
    置が位置している場合に、前記測定手段による測定頻度
    を減少させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    に記載のディジタル多重受信装置。
  10. 【請求項10】 自装置の移動速度に応じて、前記測定
    手段による測定頻度を増減するようにしたことを特徴と
    する請求項1〜6のいずれかに記載のディジタル多重受
    信装置。
  11. 【請求項11】 自装置の電源である電池の電力残量が
    所定値以下であるとき前記測定手段による測定頻度を減
    少させることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載のディジタル多重受信装置。
  12. 【請求項12】 受信電界強度の値に応じて前記測定手
    段による測定頻度を増減するようにしたことを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかに記載のディジタル多重受信
    装置。
  13. 【請求項13】 前記積算量同士の差が所定値より大で
    あるとき、前記所定時間を短くするようにしたことを特
    徴とする請求項6記載のディジタル多重受信装置。
  14. 【請求項14】 所定時間内において第1及び第2のア
    ンテナによるそれぞれの受信レベルのうちの一方を徐々
    に増加させ他方を徐々に減少させる受信レベル制御ステ
    ップと、前記所定時間内において受信電界強度を測定す
    る測定ステップと、この測定結果に応じて前記第1及び
    第2のアンテナのうちの一方を選択する選択ステップと
    を含むことを特徴とするディジタル多重受信方法。
  15. 【請求項15】 前記受信レベル制御ステップにおいて
    は、前記第1及び第2のアンテナによる受信レベルをそ
    れぞれ減衰させる第1及び第2の減衰器を用い、前記第
    1の減衰器による減衰量を徐々に減少させ、かつ、第2
    の減衰器による減衰量を徐々に増加させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項14記載のディジタル多重受信方
    法。
  16. 【請求項16】 前記測定ステップにおいては、前記所
    定時間のうちの前半部分における受信電界強度の積算量
    と後半部分における受信電界強度の積算量とを測定し、 前記選択ステップにおいては、前記積算量同士の比較結
    果に応じて前記第1及び第2のアンテナのうちの一方を
    選択することを特徴とする請求項14又は15記載のデ
    ィジタル多重受信方法。
  17. 【請求項17】 前記比較結果が前回の比較結果と同一
    であるとき、前記測定ステップによる測定頻度を減少さ
    せることを特徴とする請求項16記載のディジタル多重
    受信方法。
  18. 【請求項18】 受信待受け時に、前記測定ステップに
    よる測定頻度を減少させることを特徴とする請求項14
    〜16のいずれかに記載のディジタル多重受信方法。
  19. 【請求項19】 受信すべき電波が届きにくい圏外に装
    置が位置している場合に、前記測定ステップによる測定
    頻度を減少させることを特徴とする請求項14〜16の
    いずれかに記載のディジタル多重受信方法。
  20. 【請求項20】 装置の移動速度に応じて、前記測定ス
    テップによる測定頻度を増減するようにしたことを特徴
    とする請求項14〜16のいずれかに記載のディジタル
    多重受信方法。
  21. 【請求項21】 装置の電源である電池の電力残量が所
    定値以下であるとき前記測定ステップによる測定頻度を
    減少させることを特徴とする請求項14〜16のいずれ
    かに記載のディジタル多重受信方法。
  22. 【請求項22】 受信電界強度の値に応じて前記測定ス
    テップによる測定頻度を増減するようにしたことを特徴
    とする請求項14〜16のいずれかに記載のディジタル
    多重受信方法。
  23. 【請求項23】 前記積算量同士の差が所定値より大で
    あるとき、前記所定時間を短くするようにしたことを特
    徴とする請求項16記載のディジタル多重受信方法。
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