JP2001015613A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法

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JP2001015613A
JP2001015613A JP11182849A JP18284999A JP2001015613A JP 2001015613 A JP2001015613 A JP 2001015613A JP 11182849 A JP11182849 A JP 11182849A JP 18284999 A JP18284999 A JP 18284999A JP 2001015613 A JP2001015613 A JP 2001015613A
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Akihiro Nakamura
明弘 中村
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データ書き込み速度が速い記憶素子と、データ
保持時間が長い記憶素子とが同一基板上に形成された不
揮発性半導体記憶装置、およびその簡略な製造方法を提
供する。 【解決手段】半導体基板11上にゲート絶縁膜12、電
荷蓄積手段13、14および制御電極15を有し、制御
電極に電圧を印加して電荷蓄積手段に対する電荷の注入
または電荷の引き抜きを行って情報を記憶する記憶素子
が複数形成された不揮発性半導体記憶装置であって、電
荷の注入がチャネルホットエレクトロン注入により行わ
れる第1の記憶素子(a)と、第1の記憶素子に比較し
てゲート絶縁膜が厚く、電荷の注入がファウラー・ノル
ドハイムトンネル注入により行われる第2の記憶素子
(b)とを有する不揮発性半導体記憶装置およびその製
造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの書き込み
速度が速い記憶素子と、データ保持時間が長い記憶素子
とを同一基板上に有する不揮発性半導体記憶装置、およ
びそのような不揮発性半導体記憶装置を簡略な工程で形
成できる不揮発性半導体記憶装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロジック回路を主体とした半導体
装置に、画像や音声を一時的に保存するためのDRAM
が混載されたロジックLSIの開発が進められてきた。
DRAMとロジックを混載して1チップ化するために、
CPUのスピードとDRAMの動作スピードとを合わせ
ることが望ましく、バス幅の広いDRAMを混載したロ
ジックLSIが開発されてきた。
【0003】ロジック回路を主体とした半導体装置にD
RAMを混載させる場合、DRAM形成のための工程数
が増加する。しかしながら、工程数の増加に伴う製造コ
ストの増加は避ける必要があり、例えば、上記のような
DRAMが混載された半導体装置の価格を、DRAM価
格の1.2〜1.5倍程度に抑えることが要求されてい
る。
【0004】一方、半導体装置の微細化が進んだ結果、
機能が集積化されたシステムLSIが形成されるように
なり、上記のようなDRAMが混載された半導体装置
に、さらに、プログラムあるいはデータ保存のためのフ
ラッシュメモリを混載することが望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ロジッ
ク回路を主体とした半導体装置にDRAMおよびフラッ
シュメモリを混載させると、製造工程数はロジック回路
形成のための工程数とDRAM形成のための工程数とフ
ラッシュメモリ形成のための工程数とを合わせたものに
なる。この場合、ロジック回路形成のための工程数の2
〜3倍の工程数が必要となり、製造コストが大幅に増加
する。したがって、これらの素子を1チップ化せずに、
複数の素子を同一パッケージに収めたマルチチップモジ
ュールと比較して、コスト的には不利となる。
【0006】フラッシュメモリがロジック回路に混載さ
れた半導体装置において、画像や音声の一時保存などの
DRAMの機能をフラッシュメモリに代替させることに
より、DRAM形成のための工程数を削減することが可
能である。しかしながら、フラッシュメモリはDRAM
に比較してデータの書き込み速度が遅いため、半導体装
置の高速化が実現できないという問題がある。
【0007】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたも
のであり、したがって本発明は、データの書き込み速度
が速い半導体記憶素子と、データ保持時間が長い半導体
記憶素子とが同一基板上に形成された不揮発性半導体記
憶装置、およびそれを簡略な工程で形成可能である不揮
発性半導体記憶装置の製造方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板の
チャネル形成領域上に形成されたゲート絶縁膜と、前記
ゲート絶縁膜上に形成された電荷蓄積手段と、前記電荷
蓄積手段上に形成された制御電極と、前記半導体基板に
前記チャネル形成領域を隔てて形成されたソース領域お
よびドレイン領域とを有し、前記制御電極に電圧を印加
して前記電荷蓄積手段に対する電荷の注入または電荷の
引き抜きを行い、情報を記憶する記憶素子が複数形成さ
れた不揮発性半導体記憶装置であって、前記複数の記憶
素子は、前記電荷蓄積手段に対する電荷の注入がチャネ
ルホットエレクトロン注入により行われる第1の記憶素
子と、前記第1の記憶素子に比較して前記ゲート絶縁膜
が厚く形成され、前記電荷蓄積手段に対する電荷の注入
がファウラー・ノルドハイムトンネル注入により行われ
る第2の記憶素子とを含むことを特徴とする。
【0009】本発明の不揮発性半導体記憶装置は、好適
には、前記電荷蓄積手段は、前記ゲート絶縁膜上に形成
された電気的に浮遊状態である導電体層と、前記導電体
層と前記制御電極との間に形成された中間絶縁膜とから
なる積層膜に形成された電荷トラップであることを特徴
とする。本発明の不揮発性半導体記憶装置は、好適に
は、前記ゲート絶縁膜は酸化シリコンを含有することを
特徴とする。また、本発明の不揮発性半導体記憶装置
は、好適には、前記導電体層はポリシリコンを含有する
ことを特徴とする。本発明の不揮発性半導体記憶装置
は、好適には、前記中間絶縁膜は酸化シリコンを含有す
ることを特徴とする。
【0010】本発明の不揮発性半導体記憶装置は、好適
には、前記ゲート絶縁膜は酸化シリコンを含有し、前記
電荷蓄積手段は、前記ゲート絶縁膜上に形成されたシリ
コン窒化膜と、前記シリコン窒化膜上に形成された酸化
シリコンを含有するトップ絶縁膜とからなる積層膜に、
離散化して形成された電荷トラップであることを特徴と
する。あるいは、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、
好適には、前記ゲート絶縁膜は酸化シリコンを含有し、
前記電荷蓄積手段は、前記ゲート絶縁膜上に形成された
シリコン窒化膜に離散化して形成された電荷トラップで
あることを特徴とする。
【0011】あるいは、本発明の不揮発性半導体記憶装
置は、好適には、前記ゲート絶縁膜上に分散して形成さ
れた複数の半導体粒子と、前記半導体粒子を被覆し、前
記制御電極下部に形成された絶縁膜とを有し、前記電荷
蓄積手段は前記複数の半導体粒子に形成された電荷トラ
ップであることを特徴とする。本発明の不揮発性半導体
記憶装置は、さらに好適には、前記ゲート絶縁膜は酸化
シリコンを含有することを特徴とする。また、前記半導
体粒子はポリシリコンナノクリスタルであることを特徴
とする。
【0012】これにより、ゲート絶縁膜が薄く形成され
た第1の記憶素子においては、チャネルホットエレクト
ロン注入により電荷蓄積手段への電荷の注入が行われ、
ナノ秒オーダーの高速なデータの書き込みが可能とな
る。一方、第2の記憶素子においては、ファウラー・ノ
ルドハイムトンネル注入により電荷蓄積手段に対する電
荷の注入あるいは電荷の引き抜きが行われる。したがっ
て、データの書き込みおよび消去はマイクロ秒オーダー
となり、第1の記憶素子に比較して低速となるが、ゲー
ト絶縁膜が厚く形成されていることにより、データ保持
時間は第1の記憶素子よりも長時間となる。上記のよう
に、高速性とデータ保持時間という異なる利点を有する
複数の記憶素子を1チップ化することにより、多機能で
高集積化された不揮発性半導体記憶装置が得られる。
【0013】さらに、上記の目的を達成するため、本発
明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、同一の半導
体基板上に、チャネルホットエレクトロンにより電荷蓄
積手段に電荷を注入して情報を記憶する第1の記憶素子
と、ファウラー・ノルドハイムトンネリングにより電荷
蓄積手段に電荷を注入して情報を記憶する第2の記憶素
子とを形成する不揮発性半導体記憶装置の製造方法であ
って、前記第1の記憶素子のチャネル形成領域上にゲー
ト絶縁膜を形成し、前記第2の記憶素子のチャネル形成
領域上に、前記第1の記憶素子のゲート絶縁膜よりも厚
いゲート絶縁膜を形成する工程と、前記第1および第2
の記憶素子の前記ゲート絶縁膜上に、電荷蓄積手段を形
成する工程と、前記第1および第2の記憶素子の前記電
荷蓄積手段上に、電圧が印加され、前記電圧の印加によ
り前記電荷蓄積手段に対する電荷の注入または電荷の引
き抜きを制御する制御電極を形成する工程と、前記半導
体基板に、前記チャネル形成領域を隔てて前記第1およ
び第2の記憶素子のソース領域およびドレイン領域をそ
れぞれ形成する工程とを有することを特徴とする。
【0014】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法は、好適には、前記ゲート絶縁膜を形成する工程は、
前記半導体基板に第1の熱酸化を行い、前記第1および
第2の記憶素子のチャネル形成領域上に第1の酸化膜を
形成する工程と、前記第2の記憶素子に形成された前記
第1の酸化膜を保護し、前記第1の記憶素子に形成され
た前記第1の酸化膜を除去する工程と、第2の熱酸化を
行って前記第1および第2の記憶素子のチャネル形成領
域上に第2の酸化膜を形成し、前記第2の記憶素子のゲ
ート絶縁膜を前記第1の記憶素子のゲート絶縁膜よりも
厚くする工程とを有することを特徴とする。本発明の不
揮発性半導体記憶装置の製造方法は、好適には、前記半
導体基板はシリコン基板であり、前記第1および第2の
酸化膜はシリコン酸化膜であることを特徴とする。
【0015】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法は、好適には、前記電荷蓄積手段を形成する工程は、
前記ゲート絶縁膜上に電気的に浮遊状態であり、かつ電
荷トラップである導電体層を形成する工程と、前記導電
体層上に中間絶縁膜を形成する工程とを有することを特
徴とする。
【0016】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法は、好適には、前記ゲート絶縁膜を形成する工程はシ
リコン酸化膜を形成する工程であり、前記電荷蓄積手段
を形成する工程は、前記ゲート絶縁膜上にシリコン窒化
膜を形成する工程と、前記シリコン窒化膜上に酸化シリ
コンを含有するトップ絶縁膜を形成する工程とを有する
ことを特徴とする。
【0017】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法は、好適には、前記ゲート絶縁膜を形成する工程はシ
リコン酸化膜を形成する工程であり、前記電荷蓄積手段
を形成する工程は、前記ゲート絶縁膜上にシリコン窒化
膜を形成する工程を有することを特徴とする。
【0018】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法は、好適には、前記電荷蓄積手段を形成する工程は、
前記ゲート絶縁膜上に電荷トラップである複数の半導体
粒子を分散させて形成する工程と、前記半導体粒子を被
覆する絶縁膜を形成する工程とを有することを特徴とす
る。
【0019】これにより、同一基板上に簡略な工程で、
高速性に優れた第1の記憶素子と、データ保持時間が長
い第2の記憶素子とを形成することが可能となる。本発
明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法によれば、第1
の記憶素子と第2の記憶素子に膜厚の異なるゲート絶縁
膜を形成する工程を除けば、共通した工程で複数の記憶
素子が形成される。したがって、従来のDRAM、フラ
ッシュメモリ混載ロジックLSIを製造する場合に比較
して簡略化された工程で、同様な機能を有するシステム
LSIを形成することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の不揮発性半導体
記憶装置およびその製造方法の実施の形態について、図
面を参照して説明する。 (実施形態1)図1は本実施形態の不揮発性半導体記憶
装置の平面図であり、同一の基板1上に、高速でデータ
の書き込みが行われるメモリセル2と、データ保持時間
の長いメモリセル3が形成されている。
【0021】メモリセル2は、従来のDRAM・フラッ
シュメモリ混載の半導体装置において、DRAMにより
行われていた画像や音声の一時保存などを行うDRAM
様セル(DRAM代替セル)として機能する。メモリセ
ル3は、従来のDRAM・フラッシュメモリ混載の半導
体装置において、フラッシュメモリにより行われていた
プログラムあるいはデータの保存を行う。
【0022】メモリセル2およびメモリセル3は、フロ
ーティングゲート型、MONOS(metal oxi
de nitride oxide semicond
uctor)型、MNOS型(metal nitri
de oxide semiconductor)型、
またはナノクリスタル型の不揮発性半導体メモリ、ある
いは強誘電体メモリ(FRAM)のいずれであってもよ
いが、製造工程を簡略とする目的で、メモリセル2とメ
モリセル3には共通の構造の不揮発性半導体メモリが形
成される。高速でデータの書き込みあるいは書き換えが
行われるメモリセル2においては、ゲート絶縁膜(トン
ネル酸化膜)が薄く形成される。一方、長時間のデータ
保持に用いられるメモリセル3においては、トンネル酸
化膜が厚く形成される。
【0023】メモリセル2におけるデータの書き込み
は、ファウラー・ノルドハイム注入(Fowler−N
ordheim注入;以下、FN注入とする。)ではな
く、チャネルホットエレクトロン(以下、CHE注入と
する。)によるキャリア(電子)の注入とする。メモリ
セル2におけるデータの消去はFN注入により行う。メ
モリセル3におけるデータの書き込みおよび消去は、い
ずれもFN注入により行う。
【0024】FN注入は、トンネル酸化膜の膜厚が比較
的厚く、かつ、印加電圧も大きいときに支配的となる。
一方、CHE注入は、チャネル内の電子がチャネルに沿
った水平方向の電界からエネルギーを得てホットにな
り、シリコン基板−ゲート酸化膜(SiO2 )の界面の
エネルギー障壁の高さよりも大きなエネルギーをもつよ
うになるとゲート酸化膜に注入される現象である。
【0025】一般に、FN注入によるデータの書き込み
には数100マイクロ秒程度を要するが、CHE注入に
よれば数10〜数100ナノ秒程度でデータの書き込み
を行うことが可能である。したがって、本実施形態の不
揮発性半導体記憶装置によれば、DRAM代替セルとし
て機能するメモリセル2において、データの書き込みを
高速で行うことが可能となる。また、トンネル酸化膜が
厚く形成されたメモリセル3においては長時間のデータ
保持が可能であり、特性の異なるメモリセルの1チップ
化が実現される。これにより、不揮発性半導体記憶装置
の高集積化が可能となる。
【0026】(実施形態2)図2に本実施形態の不揮発
性半導体記憶装置の断面図を示す。本実施形態の不揮発
性半導体記憶装置はフローティングゲート型のメモリセ
ルを有し、(a−1)に示すDRAM代替セルと、(b
−1)に示すフラッシュメモリが形成されている。メモ
リセル(a)および(b)はそれぞれ基板11上にゲー
ト絶縁膜(トンネル酸化膜)12、フローティングゲー
ト13、中間絶縁膜14およびコントロールゲート15
が積層され、ゲート下部のチャネル形成領域を挟んでソ
ース/ドレイン領域16が形成された構造となってい
る。(a)と(b)のメモリセルはトンネル酸化膜12
の膜厚のみ異なり、それ以外の構造は共通する。
【0027】DRAM代替セルであるメモリセル(a)
は、例えば画像や音声の一時保存などを行い、メモリセ
ル(a)のトンネル酸化膜12は膜厚0.18〜4nm
程度で形成される。この膜厚はフローティングゲート1
3に対する電子の注入が、CHE注入となる範囲で設定
される。Hornungらによれば(1977 Non
−Volatile Semiconductor M
emory Workshop資料)、トンネル酸化膜
の膜厚を4.7nmに薄くするとデータ保持時間が急激
に低下するが、DRAM動作は可能であることが示唆さ
れている。
【0028】図2(a−2)に示すように、メモリセル
(a)はデータの書き込みをCHE注入により行うた
め、ナノ秒オーダーの高速の書き込みが可能である。図
2(a−3)に示すように、データの消去はFNトンネ
リングにより行われるが、メモリセル(a)は通常のフ
ラッシュメモリに比較してトンネル酸化膜12が薄く形
成されているため、データの消去を高速で行うことが可
能である。以上のように、メモリセル(a)はデータ保
持時間は短いが、データの書き換えを高速で行うことが
可能である。
【0029】長時間のデータ保持が可能であるメモリセ
ル(b)は、例えばプログラムやデータの保存に用いら
れる。メモリセル(b)のトンネル酸化膜12は膜厚8
nm以上で形成される。図2(b−2)および(b−
3)に示すように、メモリセル(b)においてはデータ
の書き込み、消去のいずれもFNトンネリングにより行
われる。メモリセル(b)は通常のフラッシュメモリと
して動作させる。
【0030】上記の本実施形態の不揮発性半導体記憶装
置によれば、DRAM代替セルとして機能するメモリセ
ル(a)において、データの書き込みおよび消去を高速
で行うことが可能である。また、トンネル酸化膜が厚く
形成されたメモリセル(b)においては長時間のデータ
保持が可能である。特性の異なるメモリセルが1チップ
化されることにより、不揮発性半導体記憶装置の高集積
化が可能となる。また、本実施形態の不揮発性半導体記
憶装置によれば、DRAM代替セルにおけるリフレッシ
ュ間隔はDRAMの場合よりも長くすることが可能であ
り、DRAM混載の半導体記憶装置に比較して低消費電
力とすることができる。
【0031】次に、上記の本実施形態の半導体装置の製
造方法について、図3を参照して説明する。図3(a−
1)〜(a−5)は図2のメモリセル(a)部分に対応
し、図3(b−1)〜(b−5)は図2のメモリセル
(b)部分に対応する。まず、図3(a−1)および
(b−1)に示すように、シリコン基板11の表面に1
回目の熱酸化(N2 希釈酸化)を行い、酸化膜12aを
形成する。1回目の熱酸化においては、メモリセル
(b)に形成する厚いトンネル酸化膜12とメモリセル
(a)に形成する薄いトンネル酸化膜12の膜厚差に相
当する分の酸化膜12aを形成する。
【0032】続いて、図3(a−2)および(b−2)
に示すように、メモリセル(b)に形成された酸化膜を
例えばレジスト(不図示)を用いて被覆し、メモリセル
(a)に形成された酸化膜12aをエッチング除去す
る。その後、図3(a−3)および(b−3)に示すよ
うに、メモリセル(b)上のレジストを除去し、2回目
の熱酸化を行う。2回目の熱酸化において、メモリセル
(a)に形成する薄いトンネル酸化膜の膜厚分の酸化膜
12bを、メモリセル(a)および(b)のそれぞれに
形成する。これにより、メモリセル(a)、(b)のそ
れぞれに所定の膜厚のトンネル酸化膜12が形成され
る。
【0033】次に、図3(a−4)および(b−4)に
示すように、メモリセル(a)、(b)のそれぞれのト
ンネル酸化膜12上に、フローティングゲート13を形
成するための層として例えばポリシリコン層13a、中
間絶縁膜14を形成するための層として例えばシリコン
酸化膜14a、およびコントロールゲート15を形成す
るための層として例えばポリシリコン層15aを順に積
層させる。続いて、図3(a−5)および(b−5)に
示すように、レジストをマスクとして、これらの層に例
えばドライエッチングを行い、ゲート電極パターンに加
工する。その後、ゲート電極をマスクとして基板11に
不純物をイオン注入し、ソース/ドレイン領域16を形
成することにより、図2(a−1)および(b−1)に
示す半導体装置が得られる。
【0034】上記の本発明の不揮発性半導体記憶装置の
製造方法によれば、DRAM代替セル(メモリセル
(a))とフラッシュメモリ(メモリセル(b))に膜
厚の異なるトンネル酸化膜12を形成する工程を除け
ば、共通する工程でDRAM代替セルとフラッシュメモ
リを同一基板上に形成することが可能となる。したがっ
て、従来のDRAM、フラッシュメモリ混載ロジックL
SIを製造する場合に比較して簡略化された工程で、同
様な機能を有するシステムLSIを形成することが可能
となる。
【0035】(実施形態3)図4に本実施形態の不揮発
性半導体記憶装置の断面図を示す。本実施形態の不揮発
性半導体記憶装置はMONOS型のメモリセルを有し、
(a−1)に示すDRAM代替セルと、(b−1)に示
すフラッシュメモリが形成されている。メモリセル
(a)および(b)はそれぞれ基板21上にゲート絶縁
膜(トンネル酸化膜)22、シリコン窒化膜23、酸化
膜24およびゲート電極25が積層され、ゲート下部の
チャネル形成領域を挟んでソース/ドレイン領域26が
形成された構造となっている。(a)と(b)のメモリ
セルはトンネル酸化膜22の膜厚のみ異なり、それ以外
の構造は共通する。
【0036】DRAM代替セルであるメモリセル(a)
は、例えば画像や音声の一時保存などを行い、メモリセ
ル(a)のトンネル酸化膜22は膜厚0.18〜0.5
nm程度(自然酸化膜と同程度の膜厚)で形成される。
このトンネル酸化膜22の膜厚は、シリコン窒化膜23
に対する電子の注入がCHE注入となるような範囲で設
定される。
【0037】図4(a−2)に示すように、メモリセル
(a)はデータの書き込みをCHE注入により行うた
め、ナノ秒オーダーの高速の書き込みが可能である。図
4(a−3)に示すように、データの消去はFNトンネ
リングにより行われるが、メモリセル(a)は通常のフ
ラッシュメモリに比較してトンネル酸化膜22が薄く形
成されているため、データの消去を高速で行うことが可
能である。以上のように、メモリセル(a)はデータ保
持時間は短いが、データの書き換えを高速で行うことが
可能である。
【0038】長時間のデータ保持が可能であるメモリセ
ル(b)は、例えばプログラムやデータの保存に用いら
れる。メモリセル(b)のトンネル酸化膜22は膜厚
2.2nm以上で形成される。図4(b−2)および
(b−3)に示すように、メモリセル(b)においては
データの書き込み、消去のいずれもFNトンネリングに
より行われる。メモリセル(b)は通常のフラッシュメ
モリとして動作させる。
【0039】上記の本実施形態の不揮発性半導体記憶装
置によれば、DRAM代替セルとして機能するメモリセ
ル(a)において、データの書き込みおよび消去を高速
で行うことが可能である。また、トンネル酸化膜が厚く
形成されたメモリセル(b)においては長時間のデータ
保持が可能である。特性の異なるメモリセルが1チップ
化されることにより、不揮発性半導体記憶装置の高集積
化が可能となる。また、本実施形態の不揮発性半導体記
憶装置によれば、DRAM代替セルにおけるリフレッシ
ュ間隔はDRAMの場合よりも長くすることが可能であ
り、DRAM混載の半導体記憶装置に比較して低消費電
力とすることができる。
【0040】次に、上記の本実施形態の半導体装置の製
造方法について説明する。本実施形態の半導体装置の製
造方法は、図3に示す実施形態2の半導体装置の製造方
法と実質的に同様に行うことができる。まず、シリコン
基板21の表面に1回目の熱酸化(N2 希釈酸化)を行
い、酸化膜を形成する。1回目の熱酸化においては、メ
モリセル(b)に形成する厚いトンネル酸化膜22とメ
モリセル(a)に形成する薄いトンネル酸化膜22の膜
厚差に相当する分の酸化膜を形成する。
【0041】続いて、メモリセル(b)に形成された酸
化膜を例えばレジストを用いて被覆し、メモリセル
(a)に形成された酸化膜をエッチング除去する。その
後、メモリセル(b)上のレジストを除去し、2回目の
熱酸化を行う。2回目の熱酸化において、メモリセル
(a)に形成する薄いトンネル酸化膜の膜厚分の酸化膜
を形成することにより、メモリセル(a)、(b)のそ
れぞれに所定の膜厚のトンネル酸化膜22が形成され
る。
【0042】次に、メモリセル(a)、(b)のそれぞ
れのトンネル酸化膜22上に、電荷蓄積層となるシリコ
ン窒化膜23、酸化膜24およびゲート電極25として
例えばポリシリコン層を順に積層させる。レジストをマ
スクとして、これらの層に例えばドライエッチングを行
い、ゲート電極パターンに加工する。その後、ゲート電
極をマスクとして基板21に不純物をイオン注入し、ソ
ース/ドレイン領域26を形成する。
【0043】上記の本発明の不揮発性半導体記憶装置の
製造方法によれば、DRAM代替セル(メモリセル
(a))とフラッシュメモリ(メモリセル(b))に膜
厚の異なるトンネル酸化膜22を形成する工程を除け
ば、共通する工程でDRAM代替セルとフラッシュメモ
リを同一基板上に形成することが可能となる。したがっ
て、従来のDRAM、フラッシュメモリ混載ロジックL
SIを製造する場合に比較して簡略化された工程で、同
様な機能を有するシステムLSIを形成することが可能
となる。
【0044】(実施形態4)図5に本実施形態の不揮発
性半導体記憶装置の断面図を示す。本実施形態の不揮発
性半導体記憶装置はナノクリスタル型のメモリセルを有
し、(a−1)に示すDRAM代替セルと、(b−1)
に示すフラッシュメモリが形成されている。メモリセル
(a)および(b)においては、それぞれ基板31上に
ゲート絶縁膜(トンネル酸化膜)32が形成され、トン
ネル酸化膜32上にポリシリコン(またはゲルマニウ
ム)ナノクリスタル33が点在するように形成されてい
る。ナノクリスタル33を相互に分離するようにして、
トンネル酸化膜32上に酸化膜34が形成され、その上
層にゲート電極35が積層されている。ゲート下部のチ
ャネル形成領域を挟んでソース/ドレイン領域36が形
成されている。(a)と(b)のメモリセルはトンネル
酸化膜32の膜厚のみ異なり、それ以外の構造は共通す
る。
【0045】DRAM代替セルであるメモリセル(a)
は、例えば画像や音声の一時保存などを行い、メモリセ
ル(a)のトンネル酸化膜32は膜厚0.18〜0.5
nm程度(自然酸化膜と同程度の膜厚)で形成される。
このトンネル酸化膜32の膜厚は、ナノクリスタル33
に対する電子の注入がCHE注入となるような範囲で設
定される。トンネル酸化膜が薄いほど書き込み速度が速
くなり、トンネル酸化膜が厚いほどデータ保持時間が長
くなる(Hussein et.al.IEEE TR
ANSACTIONS ON ELECTRON DE
VICES,43,(1996)1553)。
【0046】図5(a−2)に示すように、メモリセル
(a)はデータの書き込みをCHE注入により行うた
め、ナノ秒オーダーの高速の書き込みが可能である。図
5(a−3)に示すように、データの消去はFNトンネ
リングにより行われるが、メモリセル(a)は通常のフ
ラッシュメモリに比較してトンネル酸化膜32が薄く形
成されているため、データの消去を高速で行うことが可
能である。以上のように、メモリセル(a)はデータ保
持時間は短いが、データの書き換えを高速で行うことが
可能である。
【0047】長時間のデータ保持が可能であるメモリセ
ル(b)は、例えばプログラムやデータの保存に用いら
れる。メモリセル(b)のトンネル酸化膜32は膜厚
2.2nm以上で形成される。図5(b−2)および
(b−3)に示すように、メモリセル(b)においては
データの書き込み、消去のいずれもFNトンネリングに
より行われる。メモリセル(b)は通常のフラッシュメ
モリとして動作させる。
【0048】上記の本実施形態の不揮発性半導体記憶装
置によれば、DRAM代替セルとして機能するメモリセ
ル(a)において、データの書き込みおよび消去を高速
で行うことが可能である。また、トンネル酸化膜が厚く
形成されたメモリセル(b)においては長時間のデータ
保持が可能である。特性の異なるメモリセルが1チップ
化されることにより、不揮発性半導体記憶装置の高集積
化が可能となる。また、本実施形態の不揮発性半導体記
憶装置によれば、DRAM代替セルにおけるリフレッシ
ュ間隔はDRAMの場合よりも長くすることが可能であ
り、DRAM混載の半導体記憶装置に比較して低消費電
力とすることができる。
【0049】次に、上記の本実施形態の半導体装置の製
造方法について説明する。本実施形態の半導体装置の製
造方法は、図3に示す実施形態2の半導体装置の製造方
法と実質的に同様に行うことができる。まず、シリコン
基板31の表面に1回目の熱酸化(N2 希釈酸化)を行
い、酸化膜を形成する。1回目の熱酸化においては、メ
モリセル(b)に形成する厚いトンネル酸化膜12とメ
モリセル(a)に形成する薄いトンネル酸化膜12の膜
厚差に相当する分の酸化膜を形成する。
【0050】続いて、メモリセル(b)に形成された酸
化膜を例えばレジストを用いて被覆し、メモリセル
(a)に形成された酸化膜をエッチング除去する。その
後、メモリセル(b)上のレジストを除去し、2回目の
熱酸化を行う。2回目の熱酸化において、メモリセル
(a)に形成する薄いトンネル酸化膜の膜厚分の酸化膜
を形成することにより、メモリセル(a)、(b)のそ
れぞれに所定の膜厚のトンネル酸化膜32が形成され
る。
【0051】次に、メモリセル(a)、(b)のそれぞ
れのトンネル酸化膜32上に、粒径が数nm〜数10n
mのナノクリスタル33を形成する。ナノクリスタル3
3を形成するには、微結晶を直接堆積させるか、あるい
は、シリコンまたはゲルマニウムを酸化膜34に注入し
てからアニールを行って結晶化させる。ナノクリスタル
33を含有する酸化膜34の上層に、ゲート電極35を
形成するための層として例えばポリシリコン層を積層さ
せる。レジストをマスクとして、ゲート電極35、ナノ
クリスタル33を含有する酸化膜34およびトンネル酸
化膜32に例えばドライエッチングを行い、ゲート電極
パターンに加工する。その後、ゲート電極をマスクとし
て基板31に不純物をイオン注入し、ソース/ドレイン
領域36を形成する。
【0052】上記の本発明の不揮発性半導体記憶装置の
製造方法によれば、DRAM代替セル(メモリセル
(a))とフラッシュメモリ(メモリセル(b))に膜
厚の異なるトンネル酸化膜32を形成する工程を除け
ば、共通する工程でDRAM代替セルとフラッシュメモ
リを同一基板上に形成することが可能となる。したがっ
て、従来のDRAM、フラッシュメモリ混載ロジックL
SIを製造する場合に比較して簡略化された工程で、同
様な機能を有するシステムLSIを形成することが可能
となる。
【0053】本発明の不揮発性半導体記憶装置およびそ
の製造方法の実施形態は、上記の説明に限定されない。
例えば、メモリセルはトンネル酸化膜上にシリコン窒化
膜が形成され、その上層にゲート電極が積層されたMN
OS型の構造であってもよい。その他、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
【0054】
【発明の効果】本発明の不揮発性半導体記憶装置によれ
ば、データの書き込みが高速化された記憶素子と、デー
タ保持時間が長い記憶素子とが1チップ化されるため、
多機能な不揮発性半導体記憶装置の集積化が可能とな
る。本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法によれ
ば、高速性に優れた記憶素子と、データ保持時間が長い
記憶素子とを、同一基板上に簡略な工程で形成すること
が可能となり、製造コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る不揮発性半導体記憶
装置の平面図である。
【図2】本発明の実施形態2に係る不揮発性半導体記憶
装置の構造および動作を表す断面図であり、(a−1)
〜(a−3)はDRAM代替セル、(b−1)〜(b−
3)はフラッシュメモリを示す。
【図3】本発明の実施形態2に係る不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の製造工程を表す断面図であり、(a−
1)〜(a−5)はDRAM代替セル部分、(b−1)
〜(b−5)はフラッシュメモリ部分を示す。
【図4】本発明の実施形態3に係る不揮発性半導体記憶
装置の構造および動作を表す断面図であり、(a−1)
〜(a−3)はDRAM代替セル、(b−1)〜(b−
3)はフラッシュメモリを示す。
【図5】本発明の実施形態4に係る不揮発性半導体記憶
装置の構造および動作を表す断面図であり、(a−1)
〜(a−3)はDRAM代替セル、(b−1)〜(b−
3)はフラッシュメモリを示す。
【符号の説明】
1、11、21、31…基板、2…高速でデータの書き
込みが行われるメモリセル、3…データ保持時間の長い
メモリセル、12、22、32…トンネル酸化膜、13
…フローティングゲート、14…中間絶縁膜、15…コ
ントロールゲート、16、26…ソース/ドレイン領
域、23…シリコン窒化膜、24、34…酸化膜、2
5、35…ゲート電極、33…ナノクリスタル。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/788 29/792 Fターム(参考) 5F001 AA14 AA19 AA25 AA43 AA61 AA62 AB08 AC02 AC06 AE02 AE08 AF06 AF10 AG02 AG12 5F083 AD69 EP09 EP18 EP22 EP23 ER02 ER03 ER09 ER14 ER22 ER30 GA01 GA05 GA09 GA28 GA30 ZA12 ZA14

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板のチャネル形成領域上に形成さ
    れたゲート絶縁膜と、 前記ゲート絶縁膜上に形成された電荷蓄積手段と、 前記電荷蓄積手段上に形成された制御電極と、 前記半導体基板に前記チャネル形成領域を隔てて形成さ
    れたソース領域およびドレイン領域とを有し、 前記制御電極に電圧を印加して前記電荷蓄積手段に対す
    る電荷の注入または電荷の引き抜きを行い、情報を記憶
    する記憶素子が複数形成された不揮発性半導体記憶装置
    であって、 前記複数の記憶素子は、前記電荷蓄積手段に対する電荷
    の注入がチャネルホットエレクトロン注入により行われ
    る第1の記憶素子と、 前記第1の記憶素子に比較して前記ゲート絶縁膜が厚く
    形成され、前記電荷蓄積手段に対する電荷の注入がファ
    ウラー・ノルドハイムトンネル注入により行われる第2
    の記憶素子とを含む不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】前記電荷蓄積手段は、前記ゲート絶縁膜上
    に形成された電気的に浮遊状態である導電体層と、前記
    導電体層と前記制御電極との間に形成された中間絶縁膜
    とからなる積層膜に形成された電荷トラップである請求
    項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】前記ゲート絶縁膜は酸化シリコンを含有す
    る請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】前記導電体層はポリシリコンを含有する請
    求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】前記中間絶縁膜は酸化シリコンを含有する
    請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】前記ゲート絶縁膜は酸化シリコンを含有
    し、 前記電荷蓄積手段は、前記ゲート絶縁膜上に形成された
    シリコン窒化膜と、前記シリコン窒化膜上に形成された
    酸化シリコンを含有するトップ絶縁膜とからなる積層膜
    に、離散化して形成された電荷トラップである請求項1
    記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】前記ゲート絶縁膜は酸化シリコンを含有
    し、 前記電荷蓄積手段は、前記ゲート絶縁膜上に形成された
    シリコン窒化膜に離散化して形成された電荷トラップで
    ある請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】前記ゲート絶縁膜上に分散して形成された
    複数の半導体粒子と、 前記半導体粒子を被覆し、前記制御電極下部に形成され
    た絶縁膜とを有し、 前記電荷蓄積手段は前記複数の半導体粒子に形成された
    電荷トラップである請求項1記載の不揮発性半導体記憶
    装置。
  9. 【請求項9】前記ゲート絶縁膜は酸化シリコンを含有す
    る請求項8記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】前記半導体粒子はポリシリコンナノクリ
    スタルである請求項8記載の不揮発性半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】同一の半導体基板上に、チャネルホット
    エレクトロンにより電荷蓄積手段に電荷を注入して情報
    を記憶する第1の記憶素子と、ファウラー・ノルドハイ
    ムトンネリングにより電荷蓄積手段に電荷を注入して情
    報を記憶する第2の記憶素子とを形成する不揮発性半導
    体記憶装置の製造方法であって、 前記第1の記憶素子のチャネル形成領域上にゲート絶縁
    膜を形成し、前記第2の記憶素子のチャネル形成領域上
    に、前記第1の記憶素子のゲート絶縁膜よりも厚いゲー
    ト絶縁膜を形成する工程と、 前記第1および第2の記憶素子の前記ゲート絶縁膜上
    に、電荷蓄積手段を形成する工程と、 前記第1および第2の記憶素子の前記電荷蓄積手段上
    に、電圧が印加され、前記電圧の印加により前記電荷蓄
    積手段に対する電荷の注入または電荷の引き抜きを制御
    する制御電極を形成する工程と、 前記半導体基板に、前記チャネル形成領域を隔てて前記
    第1および第2の記憶素子のソース領域およびドレイン
    領域をそれぞれ形成する工程とを有する不揮発性半導体
    記憶装置の製造方法。
  12. 【請求項12】前記ゲート絶縁膜を形成する工程は、前
    記半導体基板に第1の熱酸化を行い、前記第1および第
    2の記憶素子のチャネル形成領域上に第1の酸化膜を形
    成する工程と、 前記第2の記憶素子に形成された前記第1の酸化膜を保
    護し、前記第1の記憶素子に形成された前記第1の酸化
    膜を除去する工程と、 第2の熱酸化を行って前記第1および第2の記憶素子の
    チャネル形成領域上に第2の酸化膜を形成し、前記第2
    の記憶素子のゲート絶縁膜を前記第1の記憶素子のゲー
    ト絶縁膜よりも厚くする工程とを有する請求項11記載
    の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  13. 【請求項13】前記半導体基板はシリコン基板であり、
    前記第1および第2の酸化膜はシリコン酸化膜である請
    求項12記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  14. 【請求項14】前記電荷蓄積手段を形成する工程は、前
    記ゲート絶縁膜上に電気的に浮遊状態であり、かつ電荷
    トラップである導電体層を形成する工程と、 前記導電体層上に中間絶縁膜を形成する工程とを有する
    請求項11記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  15. 【請求項15】前記ゲート絶縁膜を形成する工程はシリ
    コン酸化膜を形成する工程であり、 前記電荷蓄積手段を形成する工程は、前記ゲート絶縁膜
    上にシリコン窒化膜を形成する工程と、 前記シリコン窒化膜上に酸化シリコンを含有するトップ
    絶縁膜を形成する工程とを有する請求項11記載の不揮
    発性半導体記憶装置の製造方法。
  16. 【請求項16】前記ゲート絶縁膜を形成する工程はシリ
    コン酸化膜を形成する工程であり、 前記電荷蓄積手段を形成する工程は、前記ゲート絶縁膜
    上にシリコン窒化膜を形成する工程を有する請求項11
    記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  17. 【請求項17】前記電荷蓄積手段を形成する工程は、前
    記ゲート絶縁膜上に電荷トラップである複数の半導体粒
    子を分散させて形成する工程と、 前記半導体粒子を被覆する絶縁膜を形成する工程とを有
    する請求項11記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
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