JP2001015265A - El発光装置およびこのel発光装置を内蔵した電子機器 - Google Patents

El発光装置およびこのel発光装置を内蔵した電子機器

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JP2001015265A
JP2001015265A JP11184942A JP18494299A JP2001015265A JP 2001015265 A JP2001015265 A JP 2001015265A JP 11184942 A JP11184942 A JP 11184942A JP 18494299 A JP18494299 A JP 18494299A JP 2001015265 A JP2001015265 A JP 2001015265A
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JP
Japan
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switch
switch element
resistor
power supply
capacitor
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JP11184942A
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English (en)
Inventor
Hirohiko Ina
裕彦 伊奈
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West Electric Co Ltd
Original Assignee
West Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、装置形状の小型・簡素化、スイッ
チ素子の同時導通による破壊防止はもちろん、EL素子
に、電源が出力する直流電圧が有する電位幅以上の電位
幅を有する電圧をパルス的に印加できるEL発光装置お
よびこのEL発光装置を内蔵した電子機器を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 本発明によるEL発光装置およびこのE
L発光装置を内蔵した電子機器は、EL素子と直列にコ
ンデンサを接続し、この直列接続体に対して電源が出力
する直流高電圧を、電源に対して直列関係にある2つの
スイッチ素子の交互導通動作を介して正逆方向に供給す
る発光動作制御手段を備えることにより構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパルス電圧が印加さ
れることで発光動作を行う電場発光素子(以下、EL素
子と記す)を発光させるEL発光装置およびこのEL発
光装置を内蔵した電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】EL素子にパルス電圧を印加して発光さ
せるEL発光装置としては、EL素子に印加する交流電
圧を、トランスを使用して得る装置や直流高電圧からブ
リッジ回路を用いて得る装置(特公昭52−45466
号公報等)が周知である。
【0003】しかしながら、トランスを使用する装置は
トランス形状が比較的大きいことからEL発光装置が大
型化することになる不都合点を有していた。
【0004】また、ブリッジ回路を用いる装置は、ブリ
ッジ回路を構成するスイッチ素子およびそのスイッチ素
子の動作を制御する複雑な制御構成を必要とし、さらに
その制御構成も高精度の構成でなければ、例えばスイッ
チ素子が同時に導通して破壊されてしまう恐れを有して
いた。
【0005】一方、装置形状の小型・簡素化とスイッチ
素子の破壊防止を考慮したものとしては、特公平5−4
4155号公報のEL素子の発光駆動回路が周知であ
る。
【0006】このEL素子の発光駆動回路は、その一例
を図3に示したように、電源1に接続される第1スイッ
チ素子2とダイオード3と第2スイッチ素子4との直列
接続体からなるスイッチ回路における上記第1スイッチ
素子2の両端にEL素子5を接続し、さらに第1スイッ
チ素子2の制御極にゲート手段6と上記第2スイッチ素
子4の導通時に上記ダイオード3の降下電圧を供給する
逆バイアス手段7とを接続して形成されている。なお、
符号8は第2スイッチ素子4の制御極にパルス信号を印
加して第2スイッチ素子4の動作を制御する制御回路を
示している。
【0007】一方、少なくとも直流電圧を出力する電源
およびEL素子の発光により照明される照明対象を含
み、さらに上述したようなEL素子の発光駆動回路を内
蔵することにより、上述したような発光駆動回路を上記
照明対象の照明用光源装置として有用している電子機器
も種々知られていることは詳述するまでもない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図3に示したEL素子
の発光駆動回路は、図3からも明らかなように、その構
成は極めて簡単な構成であり、よって装置形状を小型・
簡素化でき、さらに、上記第1、第2スイッチ素子2、
4が同時に導通し電源1の両端に接続されることがな
く、よって両スイッチ素子の同時導通による破壊を防止
できることになる。
【0009】しかしながら、EL素子に対して印加され
る電圧の状態について詳細に見てみると、直流電圧を正
逆方向に印加するブリッジ回路を用いる装置とは異な
り、電源が出力する直流電圧を、通常はグランドレベル
に設定される所定電位を基準として所定方向にパルス的
に供給する印加状態となる。
【0010】したがって、図3に示したEL素子の発光
駆動回路においてEL素子に印加できる電圧の電位幅
は、電源電圧が有する電位幅以上の電圧を印加できるブ
リッジ回路を用いた装置とは異なり、電源が出力する電
圧の電位幅となっていた。
【0011】このため、図3に示したEL素子の発光駆
動回路は、電源1として、EL素子5に印加したい電位
幅を有する電圧を出力できる電源を準備する必要があ
り、依然として設計自由度等の点において実際の使用に
際しての制限が存在していた。
【0012】本発明は上述したような点を考慮してなし
たもので、装置形状を小型・簡素化でき、かつスイッチ
素子の同時導通による破壊を防止できることはもちろ
ん、EL素子に、電源が出力する直流電圧が有する電位
幅以上の電位幅を有する電圧をパルス的に印加できる設
計自由度の大きなEL発光装置およびこのEL発光装置
を内蔵した電子機器を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によるEL発光装
置およびこのEL発光装置を内蔵した電子機器は、EL
素子と直列に接続されるコンデンサと、上記EL素子と
並列に接続される抵抗と、直流電圧を出力する電源に対
して直列関係に接続される2つのスイッチ素子を含んで
形成され、その内の一つのスイッチ素子には上記EL素
子と抵抗とからなる並列接続体とコンデンサとの直列接
続体が並列接続されているスイッチ手段と、上記2つの
スイッチ素子を交互に導通させる駆動制御手段とを含
み、上記2つのスイッチ素子の交互導通による上記コン
デンサの充放電動作を介して上記EL素子を発光させる
発光制御手段を備えて形成している。
【0014】これにより、EL素子の充電による発光動
作時にはコンデンサが同時に充電されることになり、一
方、EL素子の放電による発光動作コンデンサの充電電
荷がEL素子に供給されることになり、したがってEL
素子を中心に見てみると、見かけ上電源から出力される
直流電圧がコンデンサの充放電動作を介して正逆方向に
印加されることになり、この結果、電源が出力する直流
電圧の電位幅以上の電位幅を有する電圧を印加できる設
計自由度の大きなEL発光装置およびこのEL発光装置
を内蔵した電子機器を提供できることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、EL素子と直列に接続されるコンデンサと、上記E
L素子と並列に接続される抵抗と、直流電圧を出力する
電源に対して直列関係に接続される2つのスイッチ素子
を含んで形成され、その内の一つのスイッチ素子には上
記EL素子と抵抗とからなる並列接続体とコンデンサと
の直列接続体が並列接続されているスイッチ手段と、上
記2つのスイッチ素子を交互に導通させる駆動制御手段
とを含み、上記2つのスイッチ素子の交互導通による上
記コンデンサの充放電動作を介して上記EL素子を発光
させる発光制御手段を備えてEL発光装置を構成したも
のであり、上記コンデンサのEL素子を介しての充放電
動作により、EL素子に対して電源が出力する直流電圧
の電位幅以上の電位幅を有する電圧を印加できる作用を
有する。
【0016】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のEL発光装置におけるスイッチ手段を、第1
スイッチ素子と第1抵抗と第2スイッチ素子とを直列接
続してなり電源の両端に接続されるスイッチ回路と、上
記電源と上記第1スイッチ素子の制御極との間に接続さ
れるゲート手段と、上記第1抵抗と第2スイッチ素子と
の接続点と上記制御極との間に接続される第2抵抗とを
備えて形成し、上記第1スイッチ素子の両端にEL素子
と抵抗とからなる並列接続体とコンデンサとの直列接続
体を接続したものであり、請求項1に記載の発明と同様
の作用を有する。
【0017】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載のEL発光装置におけるスイッチ手段を、第1
スイッチ素子とダイオードと第2スイッチ素子とを直列
接続してなり電源の両端に接続されるスイッチ回路と、
上記電源と上記第1スイッチ素子の制御極との間に接続
されるゲート手段と、上記ダイオードと第2スイッチ素
子との接続点と上記制御極との間を接続する給電路から
なり上記ダイオードに生じる降下電圧により上記制御極
を逆バイアスする逆バイアス手段とを備えて形成され、
上記第1スイッチ素子の両端にEL素子と抵抗とからな
る並列接続体とコンデンサとの直列接続体を接続して形
成したものであり、請求項1に記載の発明と同様の作用
を有する。
【0018】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
2または3に記載のEL発光装置における駆動制御手段
を、スイッチ手段を形成する第2スイッチ素子の制御極
と接続され、上記制御極に低レベル信号と高レベル信号
を交互に印加して上記第2スイッチ素子のオン・オフ動
作を制御する制御回路を備えて形成したものであり、請
求項2ないし3に記載の発明と同様の作用を有する。
【0019】本発明の請求項5に記載の発明は、少なく
とも直流電圧を出力する電源およびEL素子の発光によ
り照明される照明対象が内蔵され、さらにEL素子と直
列に接続されるコンデンサと、上記EL素子と並列に接
続される抵抗と、上記電源に対して直列関係に接続され
る2つのスイッチ素子を含んで形成され、その内の一つ
のスイッチ素子には上記EL素子と抵抗との並列接続体
とコンデンサとの直列接続体が並列接続されているスイ
ッチ手段と、上記2つのスイッチ素子を交互に導通させ
る駆動制御手段とを含み、上記2つのスイッチ素子の交
互導通により上記コンデンサの充放電動作を介して上記
EL素子を発光させる発光制御手段を備えたEL発光装
置を内蔵して電子機器を構成したものであり、上記コン
デンサのEL素子を介しての充放電動作により、EL素
子に対して電源が出力する直流電圧の電位幅以上の電位
幅を有する電圧を印加できる作用を有する。
【0020】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
5に記載のEL発光装置を内蔵した電子機器におけるス
イッチ手段を、第1スイッチ素子と第1抵抗と第2スイ
ッチ素子とを直列接続してなり電源の両端に接続される
スイッチ回路と、上記電源と上記第1スイッチ素子の制
御極との間に接続されるゲート手段と、上記第1抵抗と
第2スイッチ素子との接続点と上記制御極との間に接続
される第2抵抗とを備えて形成したものであり、請求項
5に記載の発明と同様の作用を有する。
【0021】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
5に記載のEL発光装置を内蔵した電子機器におけるス
イッチ手段を、第1スイッチ素子とダイオードと第2ス
イッチ素子とを直列接続してなり電源の両端に接続され
るスイッチ回路と、上記電源と上記第1スイッチ素子の
制御極との間に接続されるゲート手段と、上記ダイオー
ドと第2スイッチ素子との接続点と上記制御極との間を
接続する給電路からなり上記ダイオードの降下電圧によ
り上記制御極を逆バイアスする逆バイアス手段とを備
え、上記第1スイッチ素子の両端にEL素子と抵抗とか
らなる並列接続体とコンデンサとの直列接続体を接続し
て形成したものであり、請求項5に記載の発明と同様の
作用を有する。
【0022】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
6または7に記載のEL発光装置を内蔵した電子機器に
おける駆動制御手段を、スイッチ手段を形成する第2ス
イッチ素子の制御極と接続され、上記制御極に低レベル
信号と高レベル信号を交互に印加して上記第2スイッチ
素子のオン・オフ動作を制御する制御回路を備えて形成
したものであり、請求項6または7に記載の発明と同様
の作用を有する。 (実施例)図1は本発明によるEL発光装置およびこの
EL発光装置を内蔵した電子機器の一実施の形態を示す
要部電気回路図であり、図中、図3と同符号の構成要素
は同一機能要素を示している。
【0023】本実施の形態は、図面からも明らかなよう
に、EL素子5と直列に接続されるコンデンサ10と、
EL素子5と並列に接続される抵抗11と、直流電圧を
出力する電源1に対して直列関係に接続されると共に、
第1スイッチ素子13と第1抵抗18と第2スイッチ素
子14とを直列接続してなり電源1の両端に接続される
スイッチ回路および第2スイッチ素子14のオン時に第
1スイッチ素子13の制御極に逆バイアスを印加する逆
バイアス手段を上記第1抵抗18と共に形成する第2抵
抗19と含んで形成され、さらに第1スイッチ素子13
には上記EL素子5と抵抗11とからなる並列接続体と
コンデンサ10との直列接続体15が並列接続されてい
るスイッチ手段12と、抵抗からなる第1スイッチ素子
13のゲート手段16、他方のスイッチ素子である第2
スイッチ素子14の制御極にパルス信号を印加してこの
第2スイッチ素子14のオンオフ動作を制御する駆動制
御回路17とを含んで形成される発光制御手段9を備え
ている。
【0024】したがって、今、電源1が直流電圧を出力
している状態において駆動制御回路17から高レベルの
出力信号が出力されると、第2スイッチ素子14がオン
して電源1が図示した回路系に接続されることになり、
電源1からEL素子5と抵抗11とからなる並列接続体
とコンデンサ10との直列接続体15、第1抵抗18お
よび第2スイッチ素子14を介して電流が流れる。
【0025】直列接続体15等を介して電流が流れる
と、EL素子5およびコンデンサ10の充電がなされて
ゆき、この時、EL素子5が発光することになる。
【0026】同時に、第1抵抗18に生じる降下電圧が
第1スイッチ素子13の制御極であるベースを逆バイア
スすることになり、よって第1スイッチ素子13はオン
することはなく、オフ状態に維持されることになる。
【0027】さらに、ゲート手段16である抵抗と第2
抵抗19を介しても電流が流れることになるが、上述し
たように第1スイッチ素子13がオフ状態に維持される
ことから、夫々の抵抗値を適宜の値に設定することによ
り特に問題は生じない。
【0028】EL素子5の充電特性抵抗、すなわち充電
による発光特性を考慮した所定時間後に駆動制御回路1
7から出力される出力信号がそれまでの高レベルから低
レベルに反転すると、この低レベル信号により第2スイ
ッチ素子14がオフし、これにより電源1の図示した回
路系への接続が遮断され、よって第1抵抗18に生じる
降下電圧による第1スイッチ素子13の逆バイアス状態
が解除される。
【0029】第1スイッチ素子13の逆バイアス状態が
解除されると、コンデンサ10とEL素子5の充電電荷
が抵抗であるゲート手段16、第1スイッチ素子13の
ベース〜エミッタ間を介して放電されることになり、よ
って、第1スイッチ素子13がオンすることになり、さ
らに第1スイッチ素子13がオンすると、コンデンサ1
0の充電電荷がEL素子5と第1スイッチ素子13を介
して、またEL素子5の充電電荷がコンデンサ10と第
1スイッチ素子13を介して放電されることになり、こ
の時、EL素子5が発光することになる。
【0030】以降、駆動制御回路17から出力される出
力信号のレベルを高あるいは低レベルに切換えることに
より、上述した動作が繰返されてEL素子5は発光す
る。
【0031】ここで、上述したコンデンサ10等の充電
電荷の放電によるEL素子5の発光動作についてEL素
子5を中心に見てみると、コンデンサ10の充電電荷が
EL素子5を介して放電されることから、EL素子5の
両端にはコンデンサ10を備えていない場合に比してコ
ンデンサ10の充電電荷による電圧分が加算された電圧
が、コンデンサ10等の充電によるEL素子5の発光動
作時に電源1から印加される電圧の印加方向とは逆方向
に印加されることになる。
【0032】すなわち、図3に示したコンデンサ10を
備えていない例の場合には、電源1の出力する直流電圧
が印加され、かつその印加電圧による充電電荷が放電さ
れるだけであることから、EL素子5の両端には、EL
素子5と第1スイッチ素子13との接続点Xの電位を基
準とすれば、プラス方向に電源1の出力する直流電圧が
パルス的に印加されるだけであったのに対し、本実施の
形態の場合、上記接続点Xの電位は、コンデンサ10の
放電によりこのコンデンサ10の充電電圧分だけマイナ
ス方向にも変動することになる。
【0033】このことは、図1に示した本実施の形態に
おいては、例えばコンデンサ10の充電電圧を、電源1
が出力する直流電圧とほぼ等しい電圧値となるように第
2スイッチ素子14のオン時間を制御することにより、
EL素子5に直列接続されたコンデンサ10のEL素子
5を介しての充放電動作により、見かけ上EL素子5に
対して電源1が出力する直流電圧を正逆方向に印加でき
ることに他ならない。
【0034】換言すれば、EL素子5に電源1が出力す
る直流電圧が有する電位幅以上の電位幅を有する電圧を
パルス的に印加できることになり、したがって、電源1
として、先に図3で述べた従来例のようにEL素子5に
印加したい所望電位幅の電圧を出力する電源を準備する
必要はなく、上記所望電位幅より小さい電位幅を有する
電圧を出力する電源を採用できることになり、この結
果、本実施の形態においては、電源の設計を極めて大き
な自由度で行えることになる。
【0035】図2は本発明によるEL発光装置およびこ
のEL発光装置を内蔵した電子機器の他の実施形態を示
す要部電気回路図であり、図中、図1、図3と同符号の
構成要素は同一機能要素を示している。
【0036】本実施の形態は、先に図1にて説明した実
施の形態においては、第1、第2スイッチ素子13、1
4および第1、第2抵抗18、19から形成していたス
イッチ手段12を、第1スイッチ素子13とダイオード
20と第2スイッチ素子14とを直列接続してなり電源
の両端に接続されるスイッチ回路と、上記ダイオード2
0と第2スイッチ素子14との接続点と第1スイッチ素
子13の制御極との間を接続する給電路21からなり上
記ダイオード20に生じる降下電圧により上記制御極を
逆バイアスする逆バイアス手段とにより形成したもので
ある。
【0037】したがって、本実施の形態におけるEL素
子5の発光動作は、先に図1で示した実施の形態とは第
1スイッチ素子13に対する逆バイアスの印加動作が異
なるだけの動作となる。
【0038】すなわち、駆動制御回路17からの高レベ
ル出力信号の出力による第2スイッチ素子14のオンに
より、電源1からEL素子5とコンデンサ10とを含む
直列接続体15、ダイオード20等を介して電流が流
れ、これによりEL素子5およびコンデンサ10の充電
がなされると共にEL素子5が発光する。
【0039】この時、本実施の形態においては、先の実
施の形態とは異なりダイオード20に生じる降下電圧が
給電路21を介して第1スイッチ素子13の制御極であ
るベースに印加され、これにより第1スイッチ素子13
のベースは逆バイアスされ、第1スイッチ素子13はオ
ンすることなくオフ状態に維持される。
【0040】なお、抵抗であるゲート手段16を介して
も電流が流れることになるが、上述したように第1スイ
ッチ素子13がオフ状態に維持されることから、その抵
抗値を適宜の値に設定することにより特に問題は生じな
い。
【0041】駆動制御回路17からの出力信号が低レベ
ルへ反転すると、第2スイッチ素子14がオフして先の
実施の形態と同様に第1スイッチ素子13の逆バイアス
状態が解除され、これにより、コンデンサ10とEL素
子5の充電電荷がゲート手段16等を介して放電して第
1スイッチ素子13がオンし、この結果、コンデンサ1
0とEL素子5の充電電荷が第1スイッチ素子13等を
介して放電されることになってEL素子5が発光する。
【0042】したがって、本実施の形態も先の実施の形
態と同様に、コンデンサ10のEL素子5を介しての充
放電動作によりEL素子5の両端に、電源1が出力する
直流電圧が有する電位幅以上の電位幅を有する電圧をパ
ルス的に印加できることになり、この結果、電源の設計
を極めて大きな自由度で行えることになる。
【0043】
【発明の効果】本発明は、EL素子に直列接続されたコ
ンデンサのEL素子を介しての充放電動作によりEL素
子の発光動作を行うことから、EL素子に対して見かけ
上電源が出力する直流電圧を正逆方向に印加できること
になり、したがって、装置形状を小型・簡素化でき、か
つスイッチ素子の同時導通による破壊を防止できること
はもちろん、EL素子に、電源が出力する直流電圧が有
する電位幅以上の電位幅を有する電圧をパルス的に印加
できる設計自由度の大きなEL発光装置およびこのEL
発光装置を内蔵した電子機器を提供できる効果を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるEL発光装置およびこのEL発光
装置を内蔵した電子機器の一実施の形態を示す要部電気
回路図
【図2】本発明によるEL発光装置およびこのEL発光
装置を内蔵した電子機器の他の実施の形態を示す要部電
気回路図
【図3】特公平5−44155号公報に開示されたEL
素子の発光駆動回路の一例を示す電気回路図
【符号の説明】
1 電源 5 EL素子 9 発光制御手段 10 コンデンサ 11 抵抗 12 スイッチ手段 13 第1スイッチ素子 14 第2スイッチ素子 15 直列接続体 16 ゲート手段 17 駆動制御回路 18 第1抵抗 19 第2抵抗 20 ダイオード 21 給電路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】EL素子と直列に接続されるコンデンサ
    と、前記EL素子と並列に接続される抵抗と、直流電圧
    を出力する電源に対して直列関係に接続される2つのス
    イッチ素子を含んで形成され、その内の一つのスイッチ
    素子には前記EL素子と抵抗とからなる並列接続体とコ
    ンデンサとの直列接続体が並列接続されているスイッチ
    手段と、前記2つのスイッチ素子を交互に導通させる駆
    動制御手段とを含み、前記2つのスイッチ素子の交互導
    通による前記コンデンサの充放電動作を介して前記EL
    素子を発光させる発光制御手段を備えたEL発光装置。
  2. 【請求項2】スイッチ手段は、第1スイッチ素子と第1
    抵抗と第2スイッチ素子とを直列接続してなり電源の両
    端に接続されるスイッチ回路と、前記電源と前記第1ス
    イッチ素子の制御極との間に接続されるゲート手段と、
    前記第1抵抗と第2スイッチ素子との接続点と前記制御
    極との間に接続される第2抵抗とを備えて形成され、前
    記第1スイッチ素子の両端にEL素子と抵抗とからなる
    並列接続体とコンデンサとの直列接続体を接続している
    請求項1に記載のEL発光装置。
  3. 【請求項3】スイッチ手段は、第1スイッチ素子とダイ
    オードと第2スイッチ素子とを直列接続してなり電源の
    両端に接続されるスイッチ回路と、前記電源と前記第1
    スイッチ素子の制御極との間に接続されるゲート手段
    と、前記ダイオードと第2スイッチ素子との接続点と前
    記制御極との間を接続する給電路からなり前記ダイオー
    ドに生じる降下電圧により前記制御極を逆バイアスする
    逆バイアス手段とを備えて形成され、前記第1スイッチ
    素子の両端にEL素子と抵抗とからなる並列接続体とコ
    ンデンサとの直列接続体を接続してなる請求項1に記載
    のEL発光装置。
  4. 【請求項4】駆動制御手段は、スイッチ手段を形成する
    第2スイッチ素子の制御極と接続され、前記制御極に低
    レベル信号と高レベル信号を交互に印加して前記第2ス
    イッチ素子のオン・オフ動作を制御する制御回路を備え
    て形成される請求項2ないし3に記載のEL発光装置。
  5. 【請求項5】少なくとも直流電圧を出力する電源および
    EL素子の発光により照明される照明対象が内蔵され、
    さらに前記EL素子と直列に接続されるコンデンサと、
    前記EL素子と並列に接続される抵抗と、前記電源に対
    して直列関係に接続される2つのスイッチ素子を含んで
    形成され、その内の一つのスイッチ素子には前記EL素
    子と抵抗との並列接続体とコンデンサとの直列接続体が
    並列接続されているスイッチ手段と、前記2つのスイッ
    チ素子を交互に導通させる駆動制御手段とを含み、前記
    2つのスイッチ素子の交互導通による前記コンデンサの
    充放電動作を介して前記EL素子を発光させる発光制御
    手段を備えたEL発光装置を内蔵した電子機器。
  6. 【請求項6】スイッチ手段は、第1スイッチ素子と第1
    抵抗と第2スイッチ素子とを直列接続してなり電源の両
    端に接続されるスイッチ回路と、前記電源と前記第1ス
    イッチ素子の制御極との間に接続されるゲート手段と、
    前記第1抵抗と第2スイッチ素子との接続点と前記制御
    極との間に接続される第2抵抗とを備えて形成され、前
    記第1スイッチ素子の両端にEL素子と抵抗とからなる
    並列接続体とコンデンサとの直列接続体を接続している
    請求項5に記載のEL発光装置を内蔵した電子機器。
  7. 【請求項7】スイッチ手段は、第1スイッチ素子とダイ
    オードと第2スイッチ素子とを直列接続してなり電源の
    両端に接続されるスイッチ回路と、前記電源と前記第1
    スイッチ素子の制御極との間に接続されるゲート手段
    と、前記ダイオードと第2スイッチ素子との接続点と前
    記制御極との間を接続する給電路からなり前記ダイオー
    ドの降下電圧により前記制御極を逆バイアスする逆バイ
    アス手段とを備えて形成され、前記第1スイッチ素子の
    両端にEL素子と抵抗とからなる並列接続体とコンデン
    サとの直列接続体を接続している請求項5に記載のEL
    発光装置を内蔵した電子機器。
  8. 【請求項8】駆動制御手段は、スイッチ手段を形成する
    第2スイッチ素子の制御極と接続され、前記制御極に低
    レベル信号と高レベル信号を交互に印加して前記第2ス
    イッチ素子のオン・オフ動作を制御する制御回路を備え
    て形成される請求項6ないし7に記載のEL発光装置を
    内蔵した電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108811248A (zh) * 2018-06-27 2018-11-13 北京小米移动软件有限公司 调光电路以及灯具

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