JPH0422368Y2 - - Google Patents

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JPH0422368Y2
JPH0422368Y2 JP1987002223U JP222387U JPH0422368Y2 JP H0422368 Y2 JPH0422368 Y2 JP H0422368Y2 JP 1987002223 U JP1987002223 U JP 1987002223U JP 222387 U JP222387 U JP 222387U JP H0422368 Y2 JPH0422368 Y2 JP H0422368Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、電場発光素子(以下、EL素子と記
す)を照明用光源として使用した液晶表示装置に
関する。
従来の技術 従来よりEL素子を利用した照明装置は種々実
用化されている。
ここで、上記EL素子の駆動形態をみてみると、
例えば特公昭52−45466号公報に示されたような
EL素子を交流パルス駆動する方式が極めて一般
的である。
上記公報に開示された駆動回路は、その略電気
回路図を第4図に示したように、2つのスイツチ
素子であるトランジスタTr1,Tr2およびTr3
Tr4を直列接続した第1,第2のスイツチ回路
1,2を電源Eに対して並列接続すると共に、
EL素子3を第1、第2のスイツチ回路1,2の
2つのトランジスタTr1,Tr2およびTr3,Tr4
接続点A,B間に接続し、さらに上記トランジス
タTr1,Tr2およびTr3,Tr4にパルス電圧を適宜
タイミングで印加する制御手段4,5を備え、か
かる制御手段4,5により上記4つのトランジス
タTr1〜Tr4の導通タイミングを制御し、電源E
の出力電圧をEL素子3の両端に逆方向に供給し、
発光させるものである。
従つて、電源Eの出力電圧の2倍の電圧で駆動
できることにより、高圧パルスの供給が必要な
EL素子に対して有利となる。
しかしながら、その駆動回路構成をみると、4
個のスイツチ素子を使用し、その制御系と合わせ
て構成が複雑となつている。
一方、高電圧が簡単に得られる装置にあつて
は、EL素子への印加電圧を一方向だけとするい
わゆる直流パルス駆動方式を採用できることにな
る。
EL素子を直流パルス駆動する場合を考えると、
例えば、第5図のような構成が考えられ、使用す
るスイツチ素子は少なく共1個あれば十分であ
り、その構成は著しく簡素化できることになる。
考案が解決しようとする問題点 上述のように直流パルス駆動方式を採用する
と、交流駆動パルス方式に比してその駆動構成を
簡素化できるわけであるが、EL素子による照明
対象が液晶表示体であり、かつEL素子の面発光
を利用して上記液晶表示体の底面全域にわたり近
接して配置するような場合、以下に述べるような
不都合を生じる恐れがある。
第4図において図番3で示したEL素子は、第
6図にその断面図を示したように、一般的にパツ
ケージフイルム6,7間に、透明電極8、蛍光体
発光層9、反射絶縁層10、背面電極11を夫々
層配置して構成される。
上記ような構成のEL素子3を駆動するために、
今第7図に示したような直流パルスを上記透明電
極8および背面電極11間に印加すると、EL素
子3は電界発光現象を生じ発光する。
同時に、EL素子3を形成する前述の各部材が
誘電体であり、かた電極8,11および第7図に
示したようなパルス電圧による電界もあることか
ら、帯電が生じ、即ちEL素子3は第4図にも示
したように電気的にはコンデンサとみなすことが
でき、上記発光と同時に充電されてゆくことにな
る。
一方、前述したようにEL素子3を液晶表示体
の底面全域に近接して配置する場合を考えてみる
と、EL素子3と液晶表示体との間の空気および
液晶表示体の基板として通常使用されるガラスが
誘電体であり、もちろん液晶表示体は、所望の表
示動作のためのパターン電極等の電極を有してい
る。
従つて、EL素子3が発光し、充電されると、
その充電電荷によつて生じる電界により上記液晶
表示体との組み合わせ構成における誘電体の帯電
現象が生じることが考えられ、かかる帯電現象が
液晶表示体に対するノイズとなつてしまう恐れが
ある。
即ち、液晶表示体の電極が上記帯電により駆動
せしめられ、不所望なパターン表示現象を引き起
こしてしまう恐れがあるわけである。
かかる現象について検討してみると、EL素子
3のグランドレベルに対する充電電圧が高い程、
またEL素子3と液晶表示体との間隔が小さい程、
発生する可能性が高くなることが確認できた。
従つて、同一エネルギーを供給する直流パルス
駆動方式と交流パルス駆動方式とを比較すると、
先のノイズ発生の不都合は、直流パルス駆動方式
に生じやすいことになる。
さらに、前述の不所望な表示現象は、液晶表示
体のパターン電極が角形状になされている周囲
に、特に現出しやすいことも確認できた。
本考案は、上記のような点を考慮してなした
EL素子を照明用光源として使用した液晶表示装
置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案によるEL素子を照明用光源として使用
した液晶表示装置は、所望のパターン電極を有
し、動作することにより所望表示を行なう液晶表
示体と、この液晶表示体の底面全域に近接して配
置されると共にグランド電位になされる透明電極
と上記グランド電位に対しての所定電圧がパルス
的に供給される背面電極とを備えたEL素子と、
上記透明電極および背面電極の夫々に上記グラン
ド電位および、所定電位をパルス的に供給する制
御手段とを備えて構成される。
作 用 本考案による液晶表示装置は上記のように構成
されることから、EL素子の発光にともなう充電
により高電位となる面、即ち電荷が蓄積される面
は、液晶表示体に近接する透明電極8側の面では
なく、蛍光体発光層9等を介して液晶表示体から
離れている背面電極11側の面となる。
従つて、上記充電電荷に基づく電界による液晶
表示体への影響を実質的になくせることになる。
実施例 第1図は本考案による液晶表示装置の一実施例
を示す略構成図、第2図は第1図において図番1
3で示したEL素子の発光駆動回路の一例を示す
電気回路図である。
尚、図中第4図、第6図と同図番のものは同一
機能部材を示している。
第1図からも明らかなように、本考案による液
晶表示装置におけるEL素子3は液晶表示体12
の底面全域に近接して配置されている。
さらに、EL素子3の透明電極8と背面電極1
1はEL素子3を直流パルス駆動する例えば第2
図に示したような電気回路からなる制御手段13
に接続されている。尚、透明電極8は制御手段1
3内の適宜の構成13aを介してグランドと接続
されている。
以下、上記のような液晶表示装置について説明
するがその前に第2図に示したEL素子3の制御
手段13の構成および動作について簡単に述べて
おく。
第2図からも明らかなように、制御手段13は
直流高電圧+Vが供給される入力端子Aとグラン
ド電位との間に接続されるサイリスタ14、ダイ
オード15、トランジスタ16からなる直列体
と、上記サイリスタ14のゲートに接続された抵
抗17,18、上記トランジスタ16の導通、非
導通を制御するパルス信号を出力する発振器19
および上記サイリスタ14のゲートとダイオード
15のカソードを接続する給電路20とから構成
され、本考案装置におけるEL素子3はその透明
電極8が上記サイリスタ14のカソードに、その
背面電極11が上記サイリスタ14のアノードに
接続されている。即ち、本実施例におけえるEL
素子3の透明電極8は制御手段13内のダイオー
ド15、トランジスタ16を介してグランドと接
続されている。
今、発振器19より高レベル信号が出力される
と、トランジスタ16は導通し、従つてEL素子
3、ダイオード15、トランジスタ16を介して
電流が流れ、EL素子3は発光すると同時に図示
極性に、即ち、背面電極11が高電位となるよう
に充電される。
この時、ダイオード15に流れる電流により発
生する降下電圧は給電路20を介してサイリスタ
14のゲートに印加され、このゲートを逆バイア
スし、従つてこのサイリスタ14は非導通に制御
される。
また、この時の抵抗17,18を介して電流ル
ープは抵抗値の適宜設定により、特に問題は生じ
ない。
一方、発振器19の出力信号レベルが低レベル
に反転すると、トランジスタ16は非導通とな
る。
従つて、サイリスタ14のゲートの逆バイアス
状態が解除され、サイリスタ14はEL素子3の
充電電荷の抵抗17,18を介しての放電により
導通し、導通することによりEL素子3の充電電
荷を急峻に放電し、EL素子3はこの時、発光す
る。
EL素子3の充電電荷の放電によりサイリスタ
14に流れる電流が保持電流以下になるとサイリ
スタ14は非導通状態となる。
以降、発振器19からの出力信号レベルが高あ
るいは低レベルに反転することにより、上述の動
作が繰り返され、EL素子3は直流パルス駆動に
よる所望の発光動作を行なうことになる。
以上述べたように、本考案による液晶表示装置
のEL素子3は駆動されるため、第1図において
液晶表示体12に近接している面、即ち液晶表示
体12の底面と対面している透明電極8側は、
EL素子3の駆動時、ダイオード15、トランジ
スタ16を介してグランドと接続され、ほぼグラ
ンド電位になされることになる。
即ち、第2図において図示した極性の高電位
は、液晶表示体12から第1図には示していない
蛍光体層等を介して離間している背面電極11側
の面となる。
従つて、第1図に示した実施例構成における
EL素子3と液晶表示体12との間の空間、およ
び液晶表示体12の基板であるガラス部分におけ
る電界強度は極めて弱くなり、パターン電極等を
電極としての上記ガラス等の誘電体での帯電現象
を実質的に防止即ち液晶表示体12に対してのノ
イズ源となり得ない帯電状態に制御できることに
なる。
尚、第1図に示したような構成の厚み方向に自
由度があるなら、例えば第3図に示したように、
EL素子3と液晶表示体12の間に、透明かつグ
ランド電位になされた導体21を配することによ
つて、より完全に液晶表示体12に影響を与える
前述したガラス等の誘電体の帯電現象を防止でき
ることになる。
考案の効果 本考案によるEL素子を照明用光源として用い
た液晶表示装置は、EL素子を液晶表示体の底面
全域に密着して配置した場合に上記EL素子と液
晶表示体との間に存在する誘電体での帯電動作を
実質的に防止できる効果を有し、従つて、EL素
子の駆動方式として、交流パルス駆動方式に比し
て構成が簡素化できる優位点を有する直流パルス
駆動方式を何ら問題なく採用でき、上記優位点を
そのまま液晶表示装置の優位点として享受できる
効果を有することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による液晶表示装置の一実施例
を示す略構成図、第2図は第1図中において図番
13で示した制御手段の一例を示す電気回路図、
第3図は本考案による液晶表示装置の他の実施例
を示す略構成図を示している。第4図は従来周知
のEL素子駆動回路の一例を示す略電気回路図、
第5図はEL素子の直流パルス駆動回路を示す電
気回路図、第6図は周知のEL素子の一例の断面
図、第7図は直流パルス駆動時、EL素子に供給
される電圧波形を示す電圧波形図を示している。 3……EL素子、8……透明電極、11……背
面電極、12……液晶表示体、13……制御手
段、14……サイリスタ、15……ダイオード、
16……トランジスタ、17,18……抵抗、1
9……発振器、20……給電路、21……絶縁
体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 所望のパターン電極を有し動作することによ
    り所望表示を行なう液晶表示体と、前記液晶表
    示体の底面全域に近接して配置されると共にグ
    ランド電位になされる透明電極および前記グラ
    ンド電位に対しての所定電圧がパルス的に供給
    される背面電極とを備えたEL素子と、前記透
    明電極および背面電極の夫々に前記グランド電
    位および所定電位をパルス的に供給する制御手
    段とを備えてなり、前記EL素子を照明用光源
    として用いた液晶表示装置。 (2) 制御手段は、直流高電圧端子とグランド電位
    間に接続されるサイリスタ、ダイオード、トラ
    ンジスタからなる直列体と、前記サイリスタの
    少なく共アノード・ゲート間に接続される抵抗
    と、前記トランジスタの導通、非導通を制御す
    るパルス信号を出力する発振器と、前記サイリ
    スタのゲートと前記ダイオードのカソードを接
    続する給電路とからなり、前記サイリスタのア
    ノードにEL素子の背面電極が、カソードにEL
    素子の透明電極が接続される実用新案登録請求
    の範囲第(1)項に記載の液晶表示装置。 (3) EL素子は、グランド電位になされる導体を
    介して液晶表示体の底面全域に近接配置される
    実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載の液晶表
    示装置。
JP1987002223U 1987-01-09 1987-01-09 Expired JPH0422368Y2 (ja)

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