JP2001015060A - 四極子質量分析計または熱陰極電離真空計の測定子用熱電子放出電流制御回路 - Google Patents

四極子質量分析計または熱陰極電離真空計の測定子用熱電子放出電流制御回路

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JP2001015060A
JP2001015060A JP11183079A JP18307999A JP2001015060A JP 2001015060 A JP2001015060 A JP 2001015060A JP 11183079 A JP11183079 A JP 11183079A JP 18307999 A JP18307999 A JP 18307999A JP 2001015060 A JP2001015060 A JP 2001015060A
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filament
emission current
control circuit
hot cathode
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JP11183079A
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English (en)
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Tetsuya Abe
哲也 阿部
Seiji Hiroki
成治 廣木
Toshiaki Nakayama
俊明 中山
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TSUKUBA RIKA SEIKI KK
Japan Atomic Energy Agency
Original Assignee
TSUKUBA RIKA SEIKI KK
Japan Atomic Energy Research Institute
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源投入時の過大な突入電流を流さずに、
フィラメントの断線が生じないようにする。 【解決手段】 スイッチ12をオンすると、CR時定数
回路32の接続点50の電位の上昇に対応して可変電流
源10はフィラメント電流を上昇させる。フィラメント
電流リミタ30で0.3Aが検出されると、それ以降4
秒(CR時定数回路32の時定数)までフィラメント電
流はその値に制御され、フィラメント電極102は予備
加熱される。4秒後にスイッチ24、48がN側に切り
替えられ、可変電流源10は熱電子放出電流の大きさに
基づいて制御され、フィラメント電流は所望の0.5m
A熱電子放出電流に対応する1.8Aに上昇し、達する
とそれ以降その定常状態を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、四極子質量分析計
または熱陰極電離真空計の測定子用熱電子放出電流制御
回路に関する。四極子質量分析計および熱陰極電離真空
計は共に大気圧以下の真空圧力を計測する圧力測定器に
利用されていて、前者は測定されるべき真空圧力の分圧
を測定し、また後者はその全圧を測定するのに適してい
る。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の四極子質量分析計の測定子
およびそれに関連する電源系を概略示す。図4におい
て、100は測定子を示し、測定子100は、フィラメ
ント電極102、グリッド電極104、アース電極10
6を含む。フィラメント電極102の両端にフィラメン
ト電源108が接続されている。グリッド電極104と
フィラメント電極102の一端との間にグリッド電源1
10および熱電子放出電流設定用抵抗112が接続され
ている。熱電子放出電流設定用抵抗112の両端には増
幅器114の入力側が接続されている。フィラメント電
源108は、抵抗112および増幅器114からの信号
に基づいてグリッド電極104に流れ込む熱電子放出電
流が所望の大きさになるように制御されている。このよ
うに制御を行う従来の熱電子放出電流制御回路のより詳
細な構成を図5に示す。
【0003】図5において、可変電流源200は、直流
電圧をフィラメント電流投入用スイッチ202を介して
受けて、フィラメント電極102加熱用電流を発生し
て、フィラメント電極102に供給する。204はグリ
ッド電源であり、206は熱電子放出電流設定用可変抵
抗である。熱電子放出電流設定用可変抵抗206には熱
電子放出電流が流れることにより、その熱電子放出電流
設定用可変抵抗206の両端間にそれに対応した電圧が
発生し、その電圧は増幅器208で増幅され、比較器2
10で所望の熱電子放出電流に対応する基準電圧212
と比較される。比較器210の出力は、検出された熱電
子放出電流が所望の熱電子放出電流より小さいときには
ハイとなり、検出熱電子放出電流が所望熱電子放出電流
以上のときにはローとなる。比較器210の出力の情報
はフォトカプラー214を介して制御回路216に与え
られる。218はフィラメント電極102に流れるフィ
ラメント電流を検出するための抵抗であり、220は最
大フィラメント電流設定用抵抗である。一例として最大
フィラメント電流を3Aとすると、増幅器222は、抵
抗218で検出されたフィラメント電流が3Aより小さ
いときローで、3A以上のときハイを制御回路216に
出力する。
【0004】このように構成された図5の熱電子放出電
流制御回路の動作を次に説明する。熱電子放出電流設定
用可変抵抗206により所望の熱電子放出電流が0.5
mAに設定され、そして、このとき用いるフィラメント
電極は0.5mAの熱電子放出電流のとき1.8Aのフ
ィラメント電流が流れるものとする。熱陰極フィラメン
ト通電開始時にスイッチ202をオンにすると、可変電
流源200は時間と共に増大する電流を発生しフィラメ
ント電極102に供給し始めるが、熱電子放出電流はフ
ィラメント電極102が熱電子を放出できるだけの温度
になるまで流れない。熱電子放出電流が流れないので、
比較器210の出力はハイであり、フォトカプラー21
4のダイオードはオンであり、フォトカプラー214の
受光トランジスタもオンでその出力電流は最大である。
制御回路216は、フォトカプラー214の受光トラン
ジスタの最大出力電流の信号を受けて、可変電流源20
0にその出力電流を急速に上昇させるよう制御する。し
たがって、可変電流源200の出力電流、すなわちフィ
ラメント電流は、スイッチ202のオンから急速に上昇
して、直ちに3Aに達する。これに対して、熱電子放出
電流は、フィラメント電極102が熱電子を放出できる
だけの温度になるまで流れないので、所望の0.5mA
に達するのにスイッチ202のオンから数秒遅れる。フ
ィラメント電流が3Aに達すると、それまでローであっ
た増幅器222の出力はハイとなる。制御回路216は
増幅器222からハイの信号を受けているとき可変電流
源200が3Aの出力電流を発生するよう可変電流源2
00に指令するので、可変電流源200は、一定の3A
の電流をフィラメント電極102に流し続ける。スイッ
チ202のオンから数秒後に、熱電子放出電流が0.5
mAに達すると、この電流を検出する熱電子放出電流設
定用可変抵抗206により発生された検出電圧は比較器
210の入力側で基準電圧212より大きくなり、比較
器210の出力はハイからローに変わる。比較器210
の出力がハイからローに変わることにより、フォトカプ
ラー214のダイオードがオフとなり、次いでそのダイ
オードに対応する受光トランジスタがオフとなり、その
出力電流はゼロとなる。制御回路216はフォトカプラ
ー214の受光トランジスタからのゼロ出力電流の信号
に応答して、可変電流源200からの出力電流が実質的
にゼロとなるようにする信号を可変電流源200に与え
る。したがって、フィラメント電極102の加熱が止ま
り、やがて熱電子放出電流が0.5mA以下になると、
比較器210の出力がローからハイに反転してフォトカ
プラー214のダイオードがオンとなり、そのダイオー
ドに対応する受光トランジスタがオンとなり、その出力
電流は再び最大となる。制御回路216は、フォトカプ
ラー214の受光トランジスタの最大出力電流の信号に
応答して、可変電流源200は上昇する出力電流を発生
するよう可変電流源200に指令し、可変電流源200
は上昇するフィラメント電流をフィラメント電極102
に供給する。そのため、熱電子放出電流は再び0.5m
Aに達し、前述したような制御により可変電流源200
からのフィラメント電流が実質的にゼロになる。このよ
うにして、これ以降、熱電子放出電流は0.5mAに制
御され、一方フィードバック電流は3Aになることな
く、すなわちフィラメント電流の大きさによる制御が働
くことなく、0.5mAに対応する1.8Aになるよう
制御される。上記のように、従来の制御では熱陰極フィ
ラメント通電開始時から数秒間フィラメント電極102
に3Aという過大な電流が流れていた。
【0005】熱陰極フィラメント通電開始時にフィラメ
ント電極102に流す最大フィラメント電流は、歴史的
経緯や早期測定状態の達成のため等種々の事情からフィ
ラメント電極の定格フィラメント電流値より大きい値が
用いられてきた。そのため、熱陰極フィラメント通電開
始時にフィラメント電極102には過大な突入電流が数
秒間流れるので、フィラメント電極の断線が生じやすか
った。
【0006】ところで、種々の圧力を測定する用途のた
め、熱電子放出電流は0.01から1mAと非常に広範
囲の大きさの値に設定される。なお、種々の熱電子放出
電流に対して1つのフィラメント電極が用いられるので
はなく、種々の異なるフィラメント電極が用いられる。
熱電子放出電流を種々の値に設定するために、前述した
ように熱電子放出電流設定用可変抵抗206が用いら
れ、さらには増幅器208に付加されている可変抵抗2
24が用いられている。これら可変抵抗206および2
24は摺動抵抗器のように抵抗値を連続的に変えられる
可変抵抗器が用いられていた。そのため、設定した抵抗
値の安定性が不足していて、しばしば測定に支障をきた
すほどであった。
【0007】図6に従来の熱陰極電離真空計の測定子お
よびそれに関連する電源系を概略示す。図6において、
300は測定子を示し、測定子300は、フィラメント
電極302、グリッド電極304を含む。フィラメント
電極302の両端にフィラメント電源308が接続され
ている。グリッド電極304とフィラメント電極302
の一端との間にグリッド電源310および熱電子放出電
流設定用抵抗312が接続されている。熱電子放出電流
設定用抵抗312の両端間に増幅器314の入力側が接
続されている。フィラメント電源308は、抵抗312
および増幅器314からの信号に基づいて熱電子放出電
流が所望の大きさになるように制御されている。図6と
図4を対比すれば、図6に示す熱陰極電離真空計と図4
に示す四極子質量分析計の測定子用熱電子放出電流制御
回路の構成は同じであり、図5に示される構成と同じ構
成のものが熱陰極電離真空計にも用いられていた。熱陰
極電離真空計のフィラメント電極は四極子質量分析計の
それより過大電流に強いが、それでも熱陰極フィラメン
ト通電時に定格フィラメント電流を越えた電流を数秒間
流すため、フィラメントの断線が生じる場合があった。
【0008】圧力測定器において分圧測定用四極子質量
分析計の測定子のイオン生成部の電極構成は、全圧測定
用熱陰極電離真空計の測定子の電極構成と同一であるに
もかかわらず、電極電圧の配分や熱フィラメントの定格
が微妙に異なる。例えば、代表的な値として、四極子質
量分析計は、フィラメント電源が2.5V2.0A、熱
電子放出電流が0.01〜1mA、グリッド電源が10
〜80V/1mAであるのに対し、熱陰極電離真空計
は、フィラメント電源が3.0V3.5A、熱電子放出
電流が0.1〜1mA、グリッド電源が150V1mA
である。このため、四極子質量分析計と熱陰極電離真空
計とでは、個々に独立の電源を用意しなければならなか
った。
【0009】なお、図5に示される増幅器222および
抵抗220および218は、熱陰極フィラメント通電開
始時にフィラメント電極102に流れる最大電流を設定
する機能と共に、測定時等定常状態においてフィラメン
ト電極102が異常により短絡して可変電流源200が
過大電流を発生するの阻止するため、例えば上記の例で
は3Aに抑え回路を保護するいわゆる過電流保護のため
に過電流を設定する機能をも有する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、四極子質量
分析計および熱陰極電離真空計のフィラメント用電源投
入時の突入電流でしばしばフィラメントが断線するとい
う従来の欠点を克服するためになされ、フィラメントの
断線が生じない四極子質量分析計用または熱陰極電離真
空計用の熱電子放出電流制御回路を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の四極子質量分析計または熱陰極電離真空計
の測定子用熱電子放出電流制御回路は、定格フィラメン
ト電流より小さい電流を通電開始時から所定の時間フィ
ラメントに流してフィラメントを予備加熱する手段を備
えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の好適
な実施形態について説明する。図1は、本発明の好適な
実施形態の四極子質量分析計の測定子用熱電子放出電流
制御回路の構成を示す。なお、後述するように、図1に
示される構成は熱陰極電離真空計の測定子用熱電子放出
電流制御回路としても好適である。図1において、図5
と同一の参照番号により示される構成要素は同一または
類似の構成要素を示し、説明を繰り返さない。可変電流
源10はその入力側で直流電圧を受けるフィラメント電
流投入用スイッチ12に接続され、その出力側はフィラ
メント電極102に接続されている。グリッド電極10
4とフィラメント電極102の一方の端部間にグリッド
電源14および熱電子放出電流設定用切替型抵抗ボック
ス16が直列に接続されている。増幅器18は、固定の
増幅度を有するように固定の抵抗値を有するフィードバ
ック抵抗19を有し、かつグリッド電源14と熱電子放
出電流設定用切替型抵抗ボックス16との接続点に接続
され、熱電子放出電流設定用切替型抵抗ボックス16の
両端間に発生する熱電子放出電流の大きさに対応する電
圧を増幅する。比較器20の一方の入力は増幅器18の
出力に接続され、他方の入力は所望の熱電子放出電流に
対応する基準電圧22に接続され、その出力は後述する
スイッチ24を介してフォトカプラー26に接続されて
いる。フォトカプラー26の出力は制御回路28に接続
され、制御回路28は可変電流源10に接続されてい
る。フィラメント電流リミタ30の入力側が可変電流源
10の出力側の一端とフィラメント電極102の一端と
の間に接続され、フィラメント電流リミタ30の出力側
は制御回路28に接続されている。CR時定数回路32
が設けられ、CR時定数回路32の出力には増幅器34
が接続され、増幅器34の出力はスイッチ24に接続さ
れている。CR時定数回路32の出力はまた比較器36
に接続され、比較器36の出力は電子スイッチ38に接
続されている。熱電子放出電流設定用切替型抵抗ボック
ス16は、各々が固定の抵抗値を有する複数の抵抗、こ
の例では4つの抵抗R1、R2、R3およびR4と、全
体で種々の抵抗値を有するようにこれらの抵抗の接続の
組み合わせを選択するスイッチ群40とを含む。フィラ
メント電流リミタ30は、可変電流源10の出力とフィ
ラメント電極102の一端との間に挿入されフィラメン
ト電流を検出するための抵抗42、予備加熱時に安全な
範囲と予測される、例えば0.3Aのフィラメント電流
に対応する抵抗値を有する予備加熱電流設定用抵抗4
4、フィラメント短絡時の過電流防止、例えば3Aに制
限するための過電流設定用抵抗46を含む。予備加熱電
流設定用抵抗44と過電流設定用抵抗46とのいずれを
用いるかは、電子スイッチ38に含まれるスイッチ48
により選択される。また、スイッチ24も電子スイッチ
38に含まれる。CR時定数回路32は抵抗Rとキャパ
シタCの直列接続からなる充電回路を含み、抵抗Rのキ
ャパシタCと接続されてない端部はスイッチ52を介し
て増幅器18等にそれらを動作させるため固定の直流電
圧を与えている直流電源(図示せず)の出力端54に接
続されている。キャパシタCの両端間にはスイッチ56
を介して放電用抵抗58が並列に接続されている。スイ
ッチ52はフィラメント電流投入用スイッチ12のオン
に連動するスイッチであり、したがってスイッチ12の
オンに連動してスイッチ52もオンして抵抗Rを介して
キャパシタCは充電され始める。一方、スイッチ56は
スイッチ12のオフに連動してオンとなるスイッチであ
り、したがってスイッチ12のオフに連動してスイッチ
56はオンとなり、キャパシタCに充電されたエネルギ
ーは抵抗58を介して放電され、CR時定数回路32は
初期化される。
【0013】以上述べたように構成された図1の熱電子
放出電流制御回路の動作をフィラメント電流と熱電子放
出電流の時間変化を示す図2を参照して説明する。熱電
子放出電流設定用切替型抵抗ボックス16の両端間の抵
抗が所望の熱電子放出電流、ここでは0.5mAに対応
する抵抗値を有するよう、スイッチ群40のスイッチを
適宜オンして抵抗R1〜R4を適切に選択する。そし
て、このとき用いるフィラメント電極は0.5mAの熱
電子放出電流のとき1.8Aのフィラメント電流が流れ
るものとする。さらに、予備加熱電流設定用抵抗44は
ここでは0.3Aに設定するとする。熱陰極フィラメン
ト通電開始時にスイッチ12をオンにすると、可変電流
源10は時間と共に増大する電流を発生しフィラメント
電極102に供給し始める。CR時定数回路32のキャ
パシタCは、スイッチ12のオンに連動してスイッチ5
2がオンとなり、抵抗Rを介して充電を開始するので、
抵抗RとキャパシタCとの接続点50はスイッチ12の
オン時には低く、そのため比較器36の出力はハイとな
り、電子スイッチ38はPH(予備加熱)側に、すなわ
ちスイッチ24および48は図1に示されるようにPH
側に設定される。CR時定数回路32の接続点50の電
位はキャパシタ50が充電されることにより時間と共に
上昇し、そのため増幅器34の出力電圧も時間と共に上
昇する。スイッチ24はPH側に設定されているので、
この時間と共に上昇する電圧がフォトカプラー26のフ
ォトダイオードPDに印加される。フォトダイオードP
Dの発光強度は印加電圧に比例するので、増幅器34の
出力電圧が上昇するにつれ、フォトダイオードPDの発
光強度も増す。フォトカプラー26の受光トランジスタ
PTの出力電流はフォトダイオードPDの発光強度に比
例するので、受光トランジスタPTの出力電流はスイッ
チ12のオンから時間と共に増大する。制御回路28
は、受光トランジスタPTの出力電流に比例してパルス
数が増大するパルスを発生して、可変電流源10に与え
る。可変電流源10は、制御回路28から受けるパルス
数に比例して増大する電流を発生する。したがって、可
変電流源10は、制御回路28の制御下でスイッチ12
のオンから時間と共に増大する受光トランジスタPTの
出力電流に応じてスイッチ12のオンから時間と共に増
大する電流を発生しフィラメント電流としてフィラメン
ト電極102に供給する。CR時定数回路32の時定数
は大きく、この例では4秒と設定されるので、増幅器3
4の出力電圧は緩慢に上昇し、フォトダイオードPDは
緩慢に発光強度を増し、したがって可変電流源10は図
2に示されるように緩慢にフィラメント電流を増加させ
る。
【0014】フィラメント電流リミタ30は、スイッチ
48がPH側に接続され予備加熱電流設定用抵抗44が
用いられる状態であるので、その出力はフィラメント電
流が0.3Aより小さいときにはローで、0.3A以上
になるとローからハイになる。スイッチ12のオンから
緩慢に増加するフィラメント電流が0.3Aになる(図
2においてt1で生じるとする。)と、フィラメント電
流リミタ30の出力はローからハイになる。制御回路2
8は、フィラメント電流リミタ30からのハイの信号を
受けて、0.3Aのフィラメント電流に対応するパルス
数のパルスを発生して可変電流源10に与える。したが
って、可変電流源10は、時刻t1以降図2に示される
ように0.3Aの一定電流を発生し続けてフィラメント
電極102に供給する。なお、時刻t1以降も増幅器3
4の出力電圧は上昇しているので、フォトカプラー26
の出力電流は増加する。しかし、制御回路28において
は、フィラメント電流リミタ30からのハイの信号の方
がフォトカプラー26からの信号より優先度が高くされ
ており、時刻t1以降におけるフォトカプラー26の増
加する出力電流には制御回路28は応答しない。
【0015】スイッチ12のオン時点からCR時定数回
路32の設定時定数の4秒間を経過すると、CR時定数
回路32の接続点50の電圧は比較器36の基準電圧よ
り高くなり比較器36の出力が反転して、電子スイッチ
38の設定はPHからNに切り替わる。それに伴い、ス
イッチ24および48もPH側からN側に切り替わり、
フォトカプラー26のフォトダイオードPDは比較器2
0に接続され、フィラメント電流リミタ30は過電流設
定用抵抗46を用いて3Aを検出するよう動作する。ス
イッチ12のオンから4秒間の大部分の期間は0.3A
の小さい電流がフィラメント電極102に流れ、フィラ
メント電極102は予備加熱される。予備加熱時のフィ
ラメント電流は0.3Aと小さいのでフィラメントの断
線は生じない。熱陰極放出電流は、図2に示されるよう
にスイッチ12のオンから4秒間の期間では最初緩慢に
上昇し、フィラメント電流が0.3A一定の期間にほぼ
対応する期間では例えば0.125mAとほぼ一定でか
つ所望の0.5mAより小さい値で推移する。スイッチ
48の設定がPHからNに切り替わり、フィラメント電
流リミタ30が3Aの検出状態になると、フィラメント
電流は0.3Aであるので、フィラメント電流リミタ3
0の出力は再びローに戻る。一方、スイッチ24もPH
側からN側に切り替わるので、フォトカプラー26が比
較器20の出力に接続される。このとき、熱電子放出電
流は0.125mAであり、この電流が熱電子放出電流
設定用切替型抵抗ボックス16の選択された抵抗に流れ
ることにより発生した電圧を増幅器18により増幅した
増幅器18の出力電圧は所望の0.5mAの熱電子放出
電流に対応する基準電圧22より小さい。したがって、
比較器20の出力はハイであり、フォトカプラー26の
フォトダイオードPDは、最も強く発光した状態とな
る。したがって、フォトカプラー26の受光トランジス
タPTの出力電流も最も大きくなる。制御回路28は、
0.3Aに対応するパルス数から受光トランジスタPT
の最も大きい出力電流に対応する最も大きいパルス数に
変えたパルスを可変電流源10に与える。可変電流源1
0は、最も大きいパルス数のパルスを受けて、図2に示
されるようにスイッチ12オンから4秒経過時点から急
速に発生電流を上昇させ、この急速に上昇する電流をフ
ィラメント電極102にフィラメント電流として供給す
る。フィラメント電極102は前述のように予備加熱さ
れているので、熱電子放出電流も、図2に示されるよう
に、フィラメント電流の上昇に時間遅れなく追随して
0.125mAから上昇し始める。熱電子放出電流が所
望の0.5mAに達し、熱電子放出電流設定用切替型抵
抗ボックス16の選択された抵抗間に発生した電圧を増
幅器18により増幅した電圧が基準電圧22以上になる
と、比較器20の出力はハイからローとなる。フォトカ
プラー26のフォトダイオードPDは比較器20のロー
によりオフとなり、次いで受光トランジスタPTもオフ
となり、受光トランジスタPTの出力電流はゼロとな
る。制御回路28は、受光トランジスタPTの出力電流
のゼロに応じてパルスの発生を止め、したがって可変電
流源10は電流の発生を停止する。フィラメント電極1
02に電流が流れないため、熱電子放出電流は減少し始
め、所望の0.5mA以下になると、比較器20の出力
が反転してローからハイとなり、フォトカプラー26の
フォトダイオードPDは再び最も強く発光した状態とな
り、前述したように可変電流源10は急速に上昇する電
流を発生し、フィラメント電極102に供給する。次い
で、フィラメント電極102の再加熱により熱電子放出
電流は0.5mAになり、前述のように可変電流源10
は電流の発生を停止するよう制御される。このような制
御により、図2に示されるように、熱電子放出電流が
0.5mAに制御され、それに対応して1.8Aに制御
される。なお、可変電流源10の出力電流は制御回路2
8によりオン/オフ制御されるが、可変電流源10には
図示されていないが出力側に通常の電流平滑化回路が設
けられており、フィラメント電極102には実質的に
1.8A一定の電流が連続的に流れる。なお、スイッチ
12をオフにすると、前述のとおりスイッチ56がオン
され、キャパシタCに蓄積されたエネルギーは抵抗58
を介して放電され、初期化される。
【0016】フィラメント電極102に流れる電流は、
図2に示されるようにスイッチ12オンから最初非常に
ゆっくりと上昇し、次いでCR時定数回路32で設定さ
れた時定数の時間、ここでは4秒まで0.3Aで推移
し、その後定常状態の1.8Aに上昇する。このよう
に、四極子質量分析計のための測定子用熱電子放出電流
制御回路の図1に示す好適な実施形態においては、フィ
ラメント電極102は、従来の制御のように過大な突入
電流、例えば数秒間に3Aと大きな電流が流れることな
く、フィラメント電極102の定格フィラメント電流お
よび定常状態のフィラメント電流ここでは1.8Aより
小さい値で予備加熱されるので、フィラメント電極10
2の断線が生じないようになる。
【0017】なお、過電流設定用抵抗46を用いた状態
のフィラメント電流リミタ30は、所望の熱電子放出電
流を制御するのには機能しないで、フィラメント電極1
02が異常時に短絡したとき、可変電流源10が過大な
電流を発生しないよう3Aに制限するために働く、すな
わち過電流保護回路として機能するものである。
【0018】スイッチ12のオンからなるべくゆっくり
とフィラメント電流を上昇させるため、CR時定数回路
32の充電特性を増幅器34で増幅して利用している
が、フィラメント電流の急激な立ち上がり特性でも断線
しないフィラメント電極を用いることができる用途で
は、増幅器34を設けなく、代わりに予備加熱に必要な
フィラメント電流、この例では0.3Aを少し越える電
流に対応するフォトダイオードPDの発光強度に対応す
る電圧をスイッチ24のPH側に接続してもよく、ある
いは増幅器34およびスイッチ24を省いてフォトカプ
ラー26を比較器20に直接接続しても可能である。
【0019】熱電子放出電流を検出するのに固定の抵抗
値を有する複数の抵抗R1〜R4をスイッチ群40で選
択する構成を用いているため、安定に熱電子放出電流を
検出することができる。なお、上記例では、熱電子放出
電流設定用切替型抵抗ボックス16の4つの抵抗と3つ
のスイッチを用いているが、用途に応じて抵抗の数およ
びスイッチの数は変え得る。
【0020】図1に示される四極子質量分析計の測定子
100用の熱電子放出電流制御回路と同じ構成の回路を
熱陰極電離真空計の測定子300用に用いる場合につい
て以下に説明する。可変電流源10のフィラメント電流
供給のための接続端子60、62を熱陰極電離真空計の
測定子300のフィラメント電極の両端に接続し、グリ
ッド電源14に印加するための接続端子64を熱陰極電
離真空計の測定子300のグリッド電極304の一方の
端部に接続する。従来の技術において述べたように熱陰
極電離真空計のフィラメント電圧/電流、熱電子放出電
流およびグリッド電圧の用いられる範囲は四極子質量分
析計のそれとは異なるので、熱陰極電離真空計に適する
よう可変電流源10、制御回路28、グリッド電源14
および熱電子放出電流設定用切替型抵抗ボックス16を
調整あるいは設定範囲を変える。さらに、CR時定数回
路32の時定数も熱陰極電離真空計に適するものに変更
してもよい。熱陰極電離真空計の場合も、四極子質量分
析計とは熱電子放出電流やフィラメント電流の大きさが
異なるだけで、熱電子放出電流制御回路の動作は前述し
た四極子質量分析計の場合と同様である。熱陰極電離真
空計においても、四極子質量分析計の場合と同様に動作
するので、熱陰極電離真空計のための測定子用フィラメ
ント電極は、従来の制御のように過大な突入電流が流れ
ることなく、フィラメント電極の定格フィラメント電流
および定常状態のフィラメント電流より小さい値で予備
加熱され、したがってフィラメント電極の断線は生じな
いようになる。
【0021】図3は、本発明の別の実施形態を示し、例
えば分圧測定用四極子質量分析計と全圧測定用熱陰極電
離真空計とを組み合わせた圧力測定器において両方の測
定子の熱電子放出電流制御回路を共用化して、スイッチ
により切り替える構成を示す。図3において、図1、図
4および図6と同一または類似の参照番号により示され
る構成要素は同一または類似の構成要素を示す。70は
共用電源部を、72のブロックは図1に示される構成と
同じ熱電子放出電流制御回路をそれぞれ示す。なお、図
3においては、熱電子放出電流制御回路72のブロック
は、共用化に関係する部分のみを示す。可変電流源10
aのフィラメント電流供給ラインは、フィラメント選択
スイッチ74を介して四極子質量分析計測定子100の
フィラメント電極102の一方の端部と熱陰極電離真空
計測定子300のフィラメント電極302の一方の端部
とにそれぞれ接続されている。なお、熱電子放出電流制
御回路72、特にその中の可変電流源および制御回路
は、可変電流源10aからのフィラメント電圧/電流の
範囲が四極子質量分析計および熱陰極電離真空計の双方
のフィラメント電圧/電流の範囲に対応できるように調
整および設定されている。グリッド電源14aは可変電
圧源であり、スイッチ76を介して四極子質量分析計
(MASS)用グリッド電圧設定素子78と熱陰極電離
真空計(IONG)用グリッド電圧設定素子80とに接
続され、グリッド電圧設定に応じてそれぞれに適したグ
リッド電圧を発生する。グリッド電源14aはまた、ス
イッチ82を介して四極子質量分析計測定子100のグ
リッド電極104および熱陰極電離真空計測定子300
のグリッド電極304の一方の端部にそれぞれ接続され
ている。共用電源部70には、四極子質量分析計測定子
100の加速用電源VACCや熱陰極電離真空計測定子
300の脱ガス用電源VDの電源等も含まれるが、これ
らは従来と同じもので共用化に関係しないで他の構成要
素との接続の仕方も従来の単独の場合と同じである。
【0022】スイッチ74、76および82は連動して
いて、図3に示す位置MASSに設定されている状態で
は、熱電子放出電流制御回路72は四極子質量分析計測
定子100に接続され、フィラメント電極102および
グリッド電極104に適切な電圧/電流を与える。スイ
ッチ74、76および82を図3に示す位置IONGへ
連動して切り替えると、熱電子放出電流制御回路72は
熱陰極電離真空計測定子300に接続され、フィラメン
ト電極302およびグリッド電極304に適切な電圧/
電流を与える。スイッチ74、76および82をいずれ
の位置に切り替えても、熱陰極フィラメント通電開始時
に過大な突入電流が流れることなく、小さい電流で予備
加熱されるので、フィラメント電極の断線は生じない。
【0023】なお、図3においては、共用電源部70の
中に、それぞれのイオンコレクタからイオン電流を各増
幅器90および92、およびスイッチ94を介して表示
部96に送り、それぞれの測定結果を表示する系が示さ
れている。この表示する系は、スイッチ94がスイッチ
74、76および82と連動して動作するので、測定系
全体としては共用電源部70に含めるのが好ましいが、
含まなくてもよい。増幅器90および92は、イオン電
流を電圧に変換する微小電流増幅器で全圧と分圧では1
0倍から100倍の感度差があるため、この実施形態で
は別個としたが、共用も可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成され、
定格フィラメント電流より小さい電流を通電開始時から
所定の時間フィラメントに流してフィラメントを予備加
熱する手段を備えることにより、フィラメント電源立ち
上げ時の過大な突入電流でフィラメントが断線すること
がなくなる。
【0025】本発明の一局面においては、フィラメント
熱電子放出電流設定用抵抗を複数用意し、測定子に最適
な熱電子放出電流となるよう抵抗値をあらかじめ選ぶこ
とにより、最適値に自動的に合わせることができ、そし
て固定の抵抗値の組合わせのため安定な抵抗値を得るこ
とができるので、安定な熱電子放出電流を得ることがで
きる。
【0026】本発明の別の局面においては、熱電子放出
電流制御回路に含まれる各構成要素と四極子質量分析計
および熱陰極電離真空計の測定子との間の結合を選択的
に切り替える手段をさらに備えることにより、例えば、
分圧測定用四極子質量分析計の測定子のイオン生成部用
電源と、全圧測定用熱陰極電離真空計の測定子用電源を
共用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施形態の四極子質量分析計の
測定子用熱電子放出電流制御回路の構成を示す。
【図2】図1に示す本発明の好適な実施形態の熱電子放
出電流制御回路を用いた場合の四極子質量分析計の測定
子におけるフィラメント電流と熱電子放出電流の時間変
化を示す。
【図3】本発明の別の実施形態を示し、分圧測定用四極
子質量分析計と全圧測定用熱陰極電離真空計とを組み合
わせた圧力測定器において両方の測定子の熱電子放出電
流制御回路を共用化した構成を示す。
【図4】従来の四極子質量分析計の測定子およびそれに
関連する電源系を概略示す。
【図5】四極子質量分析計の測定子用の従来の熱電子放
出電流制御回路のより詳細な構成を示す。
【図6】従来の熱陰極電離真空計の測定子およびそれに
関連する電源系を概略示す。
【符号の説明】
10、10a 可変電流源 12、24 スイッチ 14、14a グリッド電源 16 熱電子放出電流設定用切替型抵抗ボックス 26 フォトカプラー 28 制御回路 30 フィラメント電流リミタ 32 CR時定数回路 34 増幅器 36 比較器 38 電子スイッチ 40 スイッチ群 44 予備加熱電流設定用抵抗 70 共用電源部 72 熱電子放出電流制御回路 74、76、82 スイッチ 78 四極子質量分析計(MASS)用グリッド電圧設
定素子 80 熱陰極電離真空計(ION G)用グリッド電圧
設定素子 100 四極子質量分析計測定子 102、302 フィラメント電極102 104、304 グリッド電極 300 熱陰極電離真空計測定子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣木 成治 茨城県那珂郡那珂町大字向山801番地の1 日本原子力研究所那珂研究所内 (72)発明者 中山 俊明 茨城県つくば市大字要元中根字ノボト212 番 ツクバリカセイキ株式会社内 Fターム(参考) 2F055 AA40 BB08 CC46 DD20 EE40 FF45 GG31 5C038 FF13 JJ06 JJ07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四極子質量分析計または熱陰極電離真空
    計の測定子用熱電子放出電流制御回路において、 定格フィラメント電流より小さい電流を通電開始時から
    所定の時間フィラメントに流してフィラメントを予備加
    熱する手段を備えることを特徴とする熱電子放出電流制
    御回路。
  2. 【請求項2】 2値論理値のうちの一方の値を有する制
    御信号に応答して時間と共に増大するフィラメントに流
    す電流を発生し、2値論理値のうちの他方の値の制御信
    号に応答してフィラメント電流を実質的に発生しない可
    変電流源と、 各々が固定の抵抗値を有する複数の熱電子放出電流設定
    用抵抗と、 測定子に応じた熱電子放出電流設定用抵抗値に対応する
    前記複数の熱電子放出電流設定用抵抗の組合わせを選択
    する組合わせ選択手段とを備え、 前記組合わせ選択手段により選択され組合された熱電子
    放出電流設定用抵抗の両端に発生する電圧は熱電子放出
    電流の大きさを表し、 前記の組合された熱電子電流設定用抵抗の両端間に発生
    する電圧と所定の基準電圧とを比較して前記電圧が所定
    の基準電圧より小さいとき前記一方の値を有する制御信
    号を発生し、前記電圧が所定の基準電圧以上であるとき
    前記他方の値を有する制御信号を発生する比較手段をさ
    らに備える請求項1記載の熱電子放出電流制御回路。
  3. 【請求項3】 前記熱電子放出電流制御回路を四極子質
    量分析計と熱陰極電離真空計とで共用するため、前記熱
    電子放出電流制御回路に含まれる各前記の構成要素と四
    極子質量分析計および熱陰極電離真空計の測定子との間
    の結合を選択的に切り替える手段をさらに備える請求項
    1または2記載の熱電子放出電流制御回路。
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