JP2001014992A - 端子の保持構造 - Google Patents

端子の保持構造

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JP2001014992A
JP2001014992A JP11186943A JP18694399A JP2001014992A JP 2001014992 A JP2001014992 A JP 2001014992A JP 11186943 A JP11186943 A JP 11186943A JP 18694399 A JP18694399 A JP 18694399A JP 2001014992 A JP2001014992 A JP 2001014992A
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Atsushi Sato
佐藤  敦司
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/44Magnetic coils or windings
    • H01H50/443Connections to coils
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/44Magnetic coils or windings
    • H01H2050/446Details of the insulating support of the coil, e.g. spool, bobbin, former

Abstract

(57)【要約】 【課題】安定して大きな圧入強度が得られるとともに、
高い接触信頼性を有する端子の保持構造を提供する。 【解決手段】電磁継電器の一部をなすコイルボビン19
の鍔部19aに形成された凹状の圧入部19bの低部に
は突起部19cが形成され、圧入部19bに圧入されて
保持されるコイル端子20の保持部20aは、一対の脚
片20dを有する略U字状に形成され、各脚片20dの
側端面には爪部20bが形成されている。爪部20bが
圧入部19b内に在るときに、突起部19cが両脚片2
0dの間に挿入されることによって、保持部20aの撓
みが規制され、圧入強度を大きくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器の一部を
構成する成形品の圧入部に、端子の保持部を圧入して端
子を保持する端子の保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の端子の保持構造について図4を参
照して説明する。成形品2には凹状の圧入部2aが形成
され、圧入部2aの底部には圧入部2aより小さい開口
幅の挿通口2bが設けられている。端子1は、圧入部2
aに圧入され保持される保持部1aと、保持部1aの側
面に形成され、対向する圧入部2aの内面に食い込む一
対の爪部1bと、保持部1aの一端に突設され、成形品
2の挿通口2bを通して成形品の裏面側に突出する突出
部1cから成る。
【0003】上記従来構造では、端子1を圧入部2aに
圧入すると、保持部1aの爪部1bが圧入部2aの内面
に食い込んで抜け止めされ、端子1は成形品2に保持さ
れる。
【0004】しかしながら、上記従来の保持構造では、
製造上個々の端子1又は爪部1bの寸法及び形状にはば
らつきがあり、そのばらつきによって圧入強度が大きく
異なるという問題がある。また、圧入強度を大きくする
ために、保持部1a又は爪部1bの寸法を大きくする
と、圧入部2aの内面の爪部1bによる削れが大きくな
り接触信頼性が低下してしまうという問題もある。
【0005】そこで、上記問題を解決した保持構造とし
て、図5に示すものがある。端子9の一端に、略U字状
に形成することで弾性を持たせた一対の脚片9dから成
る保持部9aを形成し、この保持部9aを、成形品10
に形成された凹状の圧入部10aに圧入することで端子
9が保持される。また、各脚片9dの先端は丸みを帯び
た形状に形成され、側端面には、対向する圧入部10a
の内面に食い込む爪部9bが形成されており、爪部9b
には圧入方向に対して傾斜したテーパが形成されてい
る。
【0006】上記従来構造では、端子9を脚片9dの方
から圧入部10aに挿入していくと、両脚片9dの先端
が圧入部10aの開口端縁に当接する。両脚片9dは、
その先端が丸みを帯びて形成されているため、圧入部1
0aの開口端縁に押されて、圧入方向と略直交する方向
であって保持部10aの中心軸側に撓みながら挿入され
る。さらに圧入すると、爪部9bのテーパが圧入部2a
の開口端縁に当接してガイドされることによって、両脚
片9dは、さらに同じ向きに撓みながら挿入される。そ
して爪部9bが圧入部の内面に接するまで圧入される
と、両脚片9dの弾性による復元力によって爪部9bを
圧入部2aの内面に食い込ませて、端子1は抜け止めさ
れ、成形品2に保持される。したがって、図5の場合、
図4と比べて、保持部9aの脚片9dが撓むため、端子
9の寸法及び形状のばらつきに影響されることなく圧入
強度を安定化させることができ、さらに、爪部9bによ
る圧入部10aの内面の削りを少なくすることによって
接触信頼性を高めることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の問題点
を解決できる一方、脚片1dの撓みによって圧入強度が
小さくなり、端子9が斜めに挿入される場合が生じると
いう問題がある。
【0008】したがって、従来の端子の保持構造は、一
方では、端子1の寸法及び形状の製造上のばらつきによ
って圧入強度が大きく異なってしまったり、圧入強度を
大きくすると、圧入部2aの内面が爪部1bによって大
きく削られることによって接触信頼性が低下してしまう
という問題があり、他方では、圧入強度を安定化させ接
触信頼性を向上させることができる反面、圧入強度が小
さくなってしまうという問題がある。
【0009】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、安定して大きな圧入強度が得られるととも
に、高い接触信頼性を有する端子の保持構造を提供す
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、電気機器の一部をなす成形品に
形成された凹状の圧入部に、端子を圧入して保持する端
子の保持構造であって、圧入部に圧入されて保持される
端子の保持部は、圧入方向と略直交する方向に撓み自在
に形成され、保持部の側面には対向する圧入部の内面に
食い込む爪部が形成され、爪部が圧入部内に在るとき
に、圧入方向と略直交する方向であって保持部の中心軸
側への撓みを規制する規制手段を圧入部に設けたことを
特徴とし、保持部の撓みによって圧入強度が安定化し、
また爪部による圧入部の内面の削りを少なくすることに
よって接触信頼性を向上させることができるとともに、
規制手段によって、爪部が圧入部内に在るときに保持部
の撓みを規制するため、圧入強度を大きくすることがで
きる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、保持部は、一対の脚片を有する略U字状に形成さ
れ、規制手段は、圧入部の底部に形成され、前記一対の
脚片の間に挿入される突起部からなることを特徴とし、
爪部が圧入部内に在るときには、突起部が一対の脚片の
間に挿入されることによって保持部の撓みを規制するた
め、圧入強度を大きくすることができる。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、圧入方向に対して傾斜したテーパが爪部に形
成されたことを特徴とし、圧入部の開口端縁に爪部のテ
ーパがガイドされるために、成形品への引っ掛かりがな
くなり、端子の保持部を容易に圧入することができる。
【0013】請求項4の発明は、請求項2又は3の発明
において、各脚片の先端は、少なくとも圧入部の内面側
及び突起部側に丸みを帯びた形状に形成されたことを特
徴とし、両脚片の先端が丸みを帯びた形状であることに
よって、両脚片の圧入部への圧入時に、両脚片は圧入部
の開口端縁及び内面への引っ掛かりがなくなり、さらに
突起部は両脚片の間に引っ掛かりなく挿入され、端子の
保持部を容易に圧入することができる。
【0014】請求項5の発明は、請求項1〜4の発明に
おいて、電気機器は電磁継電器であり、成形品は前記電
磁継電器に具備されるコイルボビンであって、圧入部は
コイルボビンに形成され、端子は前記電磁継電器のコイ
ル端子であることを特徴とし、請求項1〜4の何れかの
発明の望ましい実施態様である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の端子の保持構造
を、電磁継電器が具備する合成樹脂製のコイルボビンに
コイル端子を保持させる保持構造に適用した実施形態に
より詳細に説明する。なお、電磁継電器以外の電気機器
全般に本発明の技術思想が適用可能である。
【0016】まず、電磁継電器の全体的な構造について
説明する。
【0017】図3に示すように、電磁継電器の器体3
は、上面が開口した略箱状のケース4と、ケース4の開
口を塞ぐようにして、ケース4に取り付けられるベース
5とで構成され、ケース4及びベース5はそれぞれ絶縁
性を有する合成樹脂から形成されている。
【0018】ベース5には、導電性材料から形成され固
定接点12が設けられた固定側端子板13と、導電性材
料から形成され固定接点12と接離自在に接触する可動
接点14が設けられた可動側端子板15とが圧入固定さ
れており、通電に応じて両接点12,14を開閉させる
電磁石ブロック17が収納されている。
【0019】固定側端子板13は、中央片13aの一端
縁から中央片13aと略直交する方向に突出するタブ端
子13bを突設するとともに、中央片13aの他端縁か
らタブ端子13bと反対方向に突出する基板用端子13
cを突設して断面略Z字状に形成されており、中央片1
3aにおける基板用端子13cが突出する側の面に固定
接点12が固着されている。
【0020】一方、可動側端子板15は、中央片15a
の一端縁から中央片15aと略直交する方向に突出する
タブ端子15bを突設するとともに、中央片15aの他
端縁からタブ端子15bと反対方向に突出する基板用端
子15cを突設して断面略Z字状に形成されており、可
動接点14は、弾性を有する導電性材料から略短冊状に
形成された可動ばね片16の一端部に固着されている。
また、可動ばね片16における後述するカード18の突
台部18aと当接する当接部16aを挟んで両側の部位
には、切り起こしにより突台部18aの側面と当接する
ガイド片16bが形成されている。
【0021】電磁石ブロック17は、略円筒状であって
両端に鍔部19a,19aが設けられた合成樹脂の成形
品からなるコイルボビン19と、両鍔部19aに形成さ
れた凹状の圧入部19b,19bにそれぞれ圧入固定さ
れたコイル端子20,20と、コイルボビン19におけ
る両鍔部19a,19aの間の筒部に巻回され、両端が
コイル端子20に突設された巻き付け片20eにそれぞ
れ巻き付けられたコイル21と、略円柱状であって一端
部に大径の磁極部(図示せず)が設けられコイルボビン
19の筒部内に挿着された鉄心(図示せず)と、磁性材
料から略L字状に形成されコイル21の一端面及び側面
を覆い、一側片(図示せず)が鉄心の他端部(図示せ
ず)に固着された継鉄22と、略L字状であって両側片
の折曲部の内側がヒンジばね23により継鉄22の他側
片22aの先端部を支点として回動自在に支持され、一
側片(図示せず)が鉄心の磁極部に吸引又は釈放される
接極子24とで構成される。
【0022】上述のように接極子24はコイル21への
通電に応じて揺動するのであるが、ベース5には接極子
24の動きを可動ばね片16に伝達するための絶縁性を
有する合成樹脂から形成されたカード18が取り付けら
れている。カード18は略平板状であって、接極子24
の側片24aと可動ばね片16との間に側片24aに対
して略平行に取り付けられている。そして、カード18
における側片24aと対向する面には、側片24aに穿
設された一対の係合孔(図示せず)とそれぞれ係合する
係合突起(図示せず)が突設され、カード18における
可動ばね片16と対向する面には、先端面が可動ばね片
16と当接する突台部18aが設けられている。
【0023】この電磁継電器を組み立てる手順について
簡単に説明する。先ず、固定側端子板13及び可動側端
子板15がそれぞれ圧入固定されたベース5の前面側か
ら、蓋板6及び両側壁7,8で囲まれた空間内に電磁石
ブロック17を挿入して、電磁石ブロック17をベース
5に取り付ける。
【0024】次に、可動ばね片16の先端を蓋板6側に
撓ませた状態で、カード18をベース5の前面側から接
極子24の側片24aと可動ばね片16との間に挿入
し、カード18の係合突起(図示せず)を側片24aの
係合孔(図示せず)と係合させ、側片24aと可動ばね
片16との間にカード18を保持させる。ここで、可動
ばね片16に設けられたガイド片16b,16bの間に
カード18の突台部18aを挿入すると、カード18は
ガイド片16b,16bによってガイドされ、カード1
8の係合突起と側片24aの係合孔とが係合するので、
カード18を挿入する位置を容易に確認することがで
き、組立作業の作業性が向上する。しかも、可動ばね片
16のガイド片16b,16bでカード18の突台部1
8aを保持しているので、従来の電磁継電器のように突
台部18aに係合突起を設ける必要が無く、突台部18
aの先端面と可動ばね片16とが当接しているから、カ
ード18の挿入時に、カード18の接極子24側の面に
突設された係合突起の高さ分だけ可動ばね片16を撓ま
せれば良く、従来の電磁継電器に比べて可動ばね片16
を撓ませる量が少なくなる。その結果、可動ばね片16
を撓ませる力が少なくて済むから、カード18の組立作
業を容易に行えるという利点がある。
【0025】最後に、ベース5をケース4の開口からケ
ース4内部に挿入して、ケース4とベース5とが結合さ
れる。この時、基板用端子13c,15c及びコイル端
子20,20はケース4の底面に穿設された挿通孔(図
示せず)からケース4の外部に突出する。
【0026】この電磁継電器では、基板用端子13c,
15cがコイル端子20,20と共にプリント基板に半
田付けされるとともに、タブ端子13b,15bにリー
ド線が結線されたレセプタクル端子が接続される。そし
て、コイル端子20,20間に電圧が印加され、コイル
21に電流が流れると、接極子24の側片が鉄心の磁極
部に吸引され、接極子24が継鉄22の側片22aの先
端部を支点として図3中反時計回りに回動する。この
時、接極子24の回動に応じてカード18は図3中上方
に移動し、可動ばね片16を撓ませて、可動接点14と
固定接点12とを接触させる。その後、コイル21への
通電を停止すると、接極子24の側片を吸引する力がな
くなり、可動ばね片16及びヒンジばね23のばね復帰
力によって、接極子24が図3中時計回りに回動し、可
動接点14と固定接点12とが解離する。
【0027】次に本発明の要旨であるコイル端子20,
20の保持構造について説明する。
【0028】図2に示すように、コイルボビン19の両
端の鍔部19aにはそれぞれ凹状の圧入部19bが設け
られ、圧入部19bの底部の略中央には圧入部19bの
開口側に突出する突起部19cが形成されている。コイ
ル端子20は、導電性を有する板材により、一端側にプ
リント基板に半田付けされる端子片20cが形成され、
他端側に保持部20aが形成されている。この保持部2
0aは一対の脚片20dを有する略U字状に形成され、
各脚片20dの外側端面には、圧入方向に傾斜したテー
パが形成された爪部20bが突設されている。また、両
脚片20dの先端は、圧入部2aの内面側及び突起部2
c側に丸みを帯びた形状に形成されている。
【0029】次に、コイル端子20を圧入部2aに圧入
する過程を、図1を参照して説明する。
【0030】コイル端子20を一対の脚片20dの方か
ら圧入部19bに挿入していくと、両脚片20dの先端
が丸みを帯びているため、圧入部19bの開口端縁に押
されて、図1(a)に示すように、圧入方向と略直交す
る方向であって保持部20aの中心軸側に両脚片20d
が撓みながら挿入される。さらに圧入すると、両脚片2
0dに形成される爪部20bのテーパが圧入部19bの
開口端縁に当接してガイドされることによって、両脚片
20dは、さらに同じ向きに撓みながら挿入される。そ
して爪部20bが圧入部の内面に接するまで圧入される
と、図1(b)に示すように、突起部19cが両脚片2
0dの間に挿入され、両脚片20dの撓みが規制され
る。ここで、両脚片20dの先端は丸みを帯びているた
め、突起部19cは両脚片20dの間に引っ掛かりなく
容易に挿入されることができ、両脚片20dの撓みは徐
々に規制される。したがって、爪部20bは対向する圧
入部2aの内面に徐々に食い込み、圧入強度を大きく
し、図1(c)に示すように、コイル端子20を圧入固
定することができる。
【0031】上記構造により、コイル端子20の保持部
20aを撓ませることによって、圧入強度が安定化し、
また圧入部19bの内面の削れが少なくなることより接
触信頼性を向上させることができる。そして、コイル端
子20が圧入部19bに圧入固定されているときには、
突起部2cが一対の脚片20dの間に挿入されることに
より、圧入方向と略直交する方向であって保持部20a
の中心軸側に生じる両脚片20dの撓みが規制され、両
脚片20dに形成される爪部20bを対向する圧入部2
aの内面に食い込ませて圧入強度を大きくすることがで
きる。尚、突起部19cは、図1(a)に示すように爪
部20bが圧入部19b内に在るときに、両脚片20d
の間に挿入される長さに形成されている。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明は、電気機器の一部をな
す成形品に形成された凹状の圧入部に、端子を圧入して
保持する端子の保持構造であって、圧入部に圧入されて
保持される端子の保持部は、圧入方向と略直交する方向
に撓み自在に形成され、保持部の側面には対向する圧入
部の内面に食い込む爪部が形成され、爪部が圧入部内に
在るときに、圧入方向と略直交する方向であって保持部
の中心軸側への撓みを規制する規制手段を圧入部に設け
たので、保持部の撓みによって圧入強度が安定化し、ま
た爪部による圧入部の内面の削りを少なくすることによ
って接触信頼性を向上させることができるとともに、規
制手段によって、爪部が圧入部内に在るときに保持部の
撓みを規制するため、圧入強度を大きくすることができ
るという効果がある。
【0033】請求項2の発明は、保持部は、一対の脚片
を有する略U字状に形成され、規制手段は、圧入部の底
部に形成され、前記一対の脚片の間に挿入される突起部
からなるので、爪部が圧入部内に在るときには、突起部
が一対の脚片の間に挿入されることによって保持部の撓
みを規制するため、圧入強度を大きくすることができる
という効果がある。
【0034】請求項3の発明は、圧入方向に対して傾斜
したテーパが爪部に形成されたので、圧入部の開口端縁
に爪部のテーパがガイドされるために、成形品への引っ
掛かりがなくなり、端子の保持部を容易に圧入すること
ができるという効果がある。
【0035】請求項4の発明は、各脚片の先端は、少な
くとも圧入部の内面側及び突起部側に丸みを帯びた形状
に形成されたので、両脚片の先端が丸みを帯びた形状で
あることによって、両脚片の圧入部への圧入時に、両脚
片は圧入部の開口端縁及び内面への引っ掛かりがなくな
り、さらに突起部は両脚片の間に引っ掛かりなく挿入さ
れ、端子の保持部を容易に圧入することができるという
効果がある。
【0036】請求項5の発明は、電気機器は電磁継電器
であり、成形品は前記電磁継電器に具備されるコイルボ
ビンであって、圧入部はコイルボビンに形成され、端子
は前記電磁継電器のコイル端子であり、請求項1〜4の
何れかの発明の望ましい実施態様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本実施形態の圧入過程を説明
するための断面図である。
【図2】同上におけるコイルボビンの断面図である。
【図3】同上における電磁継電器の断面図である。
【図4】従来例の断面図である。
【図5】他の従来例の断面図である。
【符号の説明】
20a 保持部 20b 爪部 20d 脚片 19 コイルボビン 19b 圧入部 19c 突起部 20 コイル端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器の一部をなす成形品に形成され
    た凹状の圧入部に、端子を圧入して保持する端子の保持
    構造であって、圧入部に圧入されて保持される端子の保
    持部は、圧入方向と略直交する方向に撓み自在に形成さ
    れ、保持部の側面には対向する圧入部の内面に食い込む
    爪部が形成され、爪部が圧入部内に在るときに、圧入方
    向と略直交する方向であって保持部の中心軸側への撓み
    を規制する規制手段を圧入部に設けたことを特徴とする
    端子の保持構造。
  2. 【請求項2】 保持部は、一対の脚片を有する略U字状
    に形成され、規制手段は、圧入部の底部に形成され、前
    記一対の脚片の間に挿入される突起部からなることを特
    徴とする請求項1記載の端子の保持構造。
  3. 【請求項3】 圧入方向に対して傾斜したテーパが爪部
    に形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の端
    子の保持構造。
  4. 【請求項4】 各脚片の先端は、少なくとも圧入部の内
    面側及び突起部側に丸みを帯びた形状に形成されたこと
    を特徴とする請求項2又は3記載の端子の保持構造。
  5. 【請求項5】 電気機器は電磁継電器であり、成形品は
    前記電磁継電器に具備されるコイルボビンであって、圧
    入部はコイルボビンに形成され、端子は前記電磁継電器
    のコイル端子であることを特徴とする請求項1〜4の何
    れかに記載の端子の保持構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011021333A1 (ja) * 2009-08-20 2011-02-24 富士電機機器制御株式会社 電磁接触器

Cited By (4)

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