JP2001014250A - 情報処理方法、コラボレーション・サーバ、コラボレーション・システム、情報処理プログラムを格納する記憶媒体 - Google Patents

情報処理方法、コラボレーション・サーバ、コラボレーション・システム、情報処理プログラムを格納する記憶媒体

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JP2001014250A
JP2001014250A JP11169990A JP16999099A JP2001014250A JP 2001014250 A JP2001014250 A JP 2001014250A JP 11169990 A JP11169990 A JP 11169990A JP 16999099 A JP16999099 A JP 16999099A JP 2001014250 A JP2001014250 A JP 2001014250A
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネット上でコラボレーションを行う
に際し、特別なコラボレーション用のソフトウエアを導
入していない情報端末に他の情報端末のユーザが意図す
るコンテンツを自由に表示させる。 【解決手段】カスタマが、ブラウザで「呼出しボタン」
をクリックすると、コラボレーションを行うエージェン
トがアサインされる。カスタマ側のブラウザには、デフ
ォルトの開始画面と、次ページを指示するオブジェクト
が表示される。エージェント側の表示画面には、次ペー
ジとしてカスタマが参照する資料の番号が表示されてお
り、エージェントはこれを変更することができる。カス
タマが次ページを指示するオブジェクトを選択すると、
エージェントが変更した資料番号に基づいて次ページを
指示するオブジェクトを含むhtmlが生成され、カス
タマ側に送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、情報処理方法に関
し、詳しくは、一方の情報端末のユーザの参照する資料
の内容をコラボレーションを行っている他方の情報端末
のユーザが状況に応じて変更する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の出願時において、特開平10−
124461号公報のように、複数のユーザが同時にH
TMLページの共同作業(閲覧、移動、または変更)を
行うことができるようにするコラボレーション技術が提
案されている。図13は、このHTMLページの共同作
業をインターネット・バンキング・システムに応用した
例を示す図である。かかる技術を使用することにより、
銀行のエージェントやインターネット顧客相談センター
のエージェント等は、顧客と同一のページを参照し、こ
れを操作することができる。
【0003】しかし、従来のブラウザ用コラボレーショ
ンツールは、特定のブラウザを前提としていたり、特定
のオペレーティングシステムを前提としている。そのた
め、ソフトウェア導入済みPCを配布したり、特定のO
Sやブラウザを導入することを前提とできるような高価
値メンバー制のサービスでは問題ないが、ウエブ・サイ
トに相談機能を付加したいといった、不特定多数を相手
とする場合には、サポートできない環境からアクセスし
ているカスタマとはコラボレーションを行うことができ
なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一つの目的
は、コラボレーションを行うに際し、特別なコラボレー
ション用のソフトウエアを導入していない情報端末に他
の情報端末のユーザが意図するコンテンツを自由に表示
させることができるシステムを提供することにある。
【0005】本発明の他の一つの目的は、情報端末とコ
ラボレーションを行うに際し、必要となる資源の削減さ
れた低コストのコラボレーション・システムを提供する
ことにある。
【0006】本発明の他の一つの目的は、情報端末とコ
ラボレーションを行うに際し、一元的にその制御が可能
になるコラボレーション・システムを提供することにあ
る。
【0007】本発明の他の一つの目的は、操作する情報
端末のプラットフォーム/ブラウザの種類に依存するこ
とのないコラボレーション・システムを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】カスタマが、ブラウザで
「呼出しボタン」をクリックすると、コラボレーション
を行うエージェントがアサインされる。カスタマ側のブ
ラウザには、デフォルトの開始画面と、次ページを指示
するオブジェクトが表示される。エージェント側の表示
画面には、次ページとしてカスタマが参照する資料の番
号が表示されており、エージェントはこれを変更するこ
とができる。カスタマが次ページを指示するオブジェク
トを選択すると、エージェントが変更した資料番号に基
づいて次ページを指示するオブジェクトを含むhtml
が生成され、カスタマ側に送信される。
【0009】本発明の他の一態様においては、顧客側情
報端末とエージェント側情報端末とに接続するコラボレ
ーション・サーバを含むシステム内で実行される情報処
理方法であって、(a)前記顧客側情報端末から前記コ
ラボレーション・サーバに、コラボレーションを指示す
るメッセージを送信する段階と、(b)前記顧客側情報
端末とコラボレーションを行うエージェントを特定する
段階と、(c)前記顧客側情報端末に所定の情報ととも
に次ページの要求を指示するオブジェクトを表示させる
ためのメッセージを送信する段階と、(d)前記エージ
ェント側情報端末の表示画面上に、現在前記顧客側情報
端末の表示画面に表示されている情報を特定する情報
と、次に表示される情報を特定する情報を表示する段階
と、(e)前記エージェント側端末において、前記次に
表示される情報の変更を指示する入力を受け付けること
に応答して、前記コラボレーション・サーバに次に表示
される情報の変更を指示するメッセージを送信する段階
と、(f)前記顧客側情報端末において、前記次ページ
の要求を指示するオブジェクトが操作されることによっ
て発生したメッセージを前記コラボレーション・サーバ
が受領する段階と、(g)前記エージェント側端末から
受領した次に表示される情報の変更を指示するメッセー
ジに応答した情報を前記コラボレーション・サーバから
前記顧客側情報端末に送信する段階と、を含む情報処理
方法が提供される。なお、本願明細書の特許請求の範囲
において、「次ページn要求を指示するオブジェクト」
は、クリック可能なボタン、アイコン、プルダウンメニ
ューの項目等を含む概念である。
【0010】本発明の他の一態様においては、顧客側情
報端末とエージェント側情報端末とに接続するコラボレ
ーション・サーバを含むシステム内で実行される情報処
理方法であって、(a)前記コラボレーション・サーバ
から前記顧客側情報端末に所定の情報とともに次ページ
の要求を指示するオブジェクトを表示させるためのメッ
セージを送信する段階と、(b)前記エージェント側情
報端末の表示画面上に、現在前記顧客側情報端末の表示
画面に表示されている情報を特定する情報と、次に表示
される情報を特定する情報を表示する段階と、(c)前
記エージェント側端末において、前記次に表示される情
報の変更を指示する入力を受け付けることに応答して、
前記コラボレーション・サーバに次に表示される情報の
変更を指示するメッセージを送信する段階と、(d)前
記顧客側情報端末において、前記次ページの要求を指示
するオブジェクトが操作されることによって発生したメ
ッセージを前記コラボレーション・サーバが受領する段
階と、(e)前記エージェント側端末から受領した次に
表示される情報の変更を指示するメッセージに応答した
情報を前記コラボレーション・サーバから前記顧客側情
報端末に送信する段階と、を含む情報処理方法が提供さ
れる。
【0011】本発明の他の一態様においては、顧客側情
報端末とエージェント側情報端末とに接続し、前記顧客
側情報端末の表示画面に次に表示させる資料を特定する
情報を保持するコラボレーション・サーバを含むシステ
ム内で実行される情報処理方法であって、(a)前記顧
客側情報端末に所定の情報とともに次ページの要求を指
示するオブジェクトを表示させるためのメッセージを送
信する段階と、(b)前記エージェント側端末から、次
に表示される情報の変更を指示するメッセージを受信し
たことに応答して、前記コラボレーション・サーバの保
持する次に表示させる資料を特定する情報を更新する段
階と、(c)前記顧客側情報端末から送信された次ペー
ジ要求に応答して、更新された次に表示させる資料を特
定する情報に対応する情報を送信する段階と、を含む情
報処理方法が提供される。
【0012】本発明の他の一態様においては、顧客側情
報端末とエージェント側情報端末とに接続するコラボレ
ーション・サーバであって、(a)前記顧客側情報端末
と前記エージェント側情報端末のセッションを特定する
情報と、前記顧客側情報端末に次に表示させる資料を特
定する次ページ情報を管理するセッション管理テーブル
と、(b)前記エージェント側端末から、次に表示され
る情報の変更を指示するメッセージを受信したことに応
答して、次ページ情報を更新するセッション管理部と、
(c)前記顧客側情報端末から送信された次ページ要求
に応答して、更新された次ページ情報に対応した資料を
生成する次ページ資料生成部と、を含むコラボレーショ
ン・サーバが提供される。
【0013】本願明細書の特許請求の範囲において、
「次ページ資料生成部」は、実施例において後述する
「html生成部」を含む概念である。
【0014】本発明の他の一態様においては、顧客側情
報端末とエージェント側情報端末とに接続するコラボレ
ーション・サーバを含むコラボレーション・システムで
あって、(a)前記コラボレーション・サーバに、コラ
ボレーションを指示するメッセージを送信する顧客側情
報端末と、(b1)前記顧客側情報端末と前記エージェ
ント側情報端末のセッションを特定する情報と、前記顧
客側情報端末に次に表示させる資料を特定する次ページ
情報を管理するセッション管理テーブルと、(b2)前
記エージェント側端末から、次に表示される情報の変更
を指示するメッセージを受信したことに応答して、次ペ
ージ情報を更新するセッション管理部と、(b3)前記
顧客側情報端末から送信された次ページ要求に応答し
て、更新された次ページ情報に対応した資料を生成する
次ページ資料生成部とを含むコラボレーション・サーバ
と、(c)前記次ページ情報の更新を指示するメッセー
ジを前記コラボレーション・サーバに送信するエージェ
ント側情報端末と、を含むコラボレーション・システム
が提供される。
【0015】本発明の他の一態様においては、顧客側情
報端末とエージェント側情報端末とに接続し、前記顧客
側情報端末の表示画面に次に表示させる資料を特定する
情報を保持するコラボレーション・サーバを含むシステ
ム内で実行される情報処理プログラムを格納した記録媒
体であって、該プログラムは、(a)前記顧客側情報端
末に所定の情報とともに次ページの要求を指示するオブ
ジェクトを表示させるためのメッセージを送信すること
を前記コラボレーション・サーバに指示するためのプロ
グラムコードと、(b)前記エージェント側端末から、
次に表示される情報の変更を指示するメッセージを受信
したことに応答して、前記コラボレーション・サーバの
保持する次に表示させる資料を特定する情報を更新する
ことを前記コラボレーション・サーバに指示するための
プログラムコードと、(c)前記顧客側情報端末から送
信された次ページ要求に応答して、更新された次に表示
させる資料を特定する情報に対応する情報を送信するこ
とを前記コラボレーション・サーバに指示するためのプ
ログラムコードと、を含む記憶媒体が提供される。
【実施例】
【0016】A.ハードウエア構成 図1を参照すると、本発明において使用されるコラボレ
ーション・サーバ110のハードウェア構成の一実施例
を示す概観図が示されている。コラボレーション・サー
バ110は、中央処理装置(CPU)1とメモリ4とを
含んでいる。CPU1とメモリ4は、バス2を介して、
補助記憶装置としてのハードディスク装置13とを接続
してある。フロッピーディスク装置(またはMO、CD
−ROM等の記録媒体駆動装置26、28、29)20
はフロッピーディスクコントローラ19(またはIDE
コントローラ25、SCSIコントローラ27等)を介
してバス2へ接続されている。
【0017】フロッピーディスク装置(またはMO、C
D−ROM等の記録媒体駆動装置)20には、フロッピ
ーディスク(またはMO、CD−ROM等の記録媒体)
が挿入され、このフロッピーディスク等やハードディス
ク装置13、ROM14には、オペレーティングシステ
ムと協働してCPU等に命令を与え、本発明を実施する
ためのコンピュータ・プログラムのコードを記録するこ
とができ、メモリ4にロードされることによって実行さ
れる。このコンピュータ・プログラムのコードは圧縮
し、または、複数に分割して、複数の媒体に記録するこ
ともできる。
【0018】コラボレーション・サーバ110は更に、
ユーザ・インターフェース・ハードウェアを備え、入力
をするためのポインティング・デバイス(マウス、ジョ
イスティック等)7またはキーボード6や、視覚データ
をユーザに提示するためのディスプレイ12を有するこ
とができる。タッチ・パネルを入力手段とすることもで
きる。また、パラレルポート16を介してプリンタを接
続することや、シリアルポート15を介してモデムを接
続することが可能である。このコラボレーション・サー
バ110は、シリアルポート15およびモデムまたは通
信アダプタ18(イーサネットやトークンリング・カー
ド)等を介してネットワークに接続し、他のコンピュー
タ等と通信を行うことが可能である。
【0019】スピーカ23は、オーディオ・コントロー
ラ21によってD/A(デジタル/アナログ変換)変換
された音声信号を、アンプ22を介して受領し、音声と
して出力する。また、オーディオ・コントローラ21
は、マイクロフォン24から受領した音声情報をA/D
(アナログ/デジタル)変換し、システム外部の音声情
報をシステムにとり込むことを可能にしている。
【0020】このように、本発明のコラボレーション・
サーバ110は、通常のパーソナルコンピュータ(P
C)やワークステーション、ノートブックPC、パーム
トップPC、ネットワークコンピュータ等を含む通信機
能有する情報端末、または、これらの組合せによって実
施可能であることを容易に理解できるであろう。ただ
し、これらの構成要素は例示であり、その全ての構成要
素が本発明の必須の構成要素となるわけではない。
【0021】特に、ここで説明したハードウエア構成
は、情報端末とのコラボレーションに必須でないものも
あるため、音声の処理に必要なオーディオ・コントロー
ラ21、アンプ22、スピーカ23、マイクロフォン2
4やオペレータからの直接的な入力を可能にするキーボ
ード6、マウス7、キーボード/マウスコントローラ
5、視覚データをユーザに提示するためのCRT12、
表示装置11、VRAM9,VGA8、各種記録媒体処
理装置19、25、27等はなくてもよい。
【0022】このコラボレーション・サーバ110の各
構成要素は、複数のマシンを組合せ、それらに機能を配
分し実施する等の種々の変更は当業者によって容易に想
定されるものであって、それらの変更は、本発明の思想
に包含される概念である。
【0023】本発明に使用される情報端末130もコラ
ボレーション・サーバ110と同様に図1に示すハード
ウェア構成によって実施することができる。すなわち情
報端末130も、情報入手要求を入力し、それを発信・
受信する機能とがあればよいので、通常のパーソナルコ
ンピュータ(PC)やワークステーション、ノートブッ
クPC、パームトップPC、コンピュータを内蔵したテ
レビ等の各種家電製品、通信機能を有するゲーム機、電
話、FAX、携帯電話、PHS、電子手帳、等を含む通
信機能有する情報端末、または、これらの組合せによっ
ても実施可能であることを容易に理解できるであろう。
ただし、これらの構成要素は例示であり、その全ての構
成成要素が本発明の必須の構成要素となるわけではな
い。
【0024】コラボレーション・サーバ110側のオペ
レーティング・システムとしては、WindowsNT
(マイクロソフトの商標)、Windows9x(マイ
クロソフトの商標)、Windows3.x(マイクロ
ソフトの商標)、OS/2(IBMの商標)、MacO
S(Apple社の商標)、Linux(LinusT
orvldsの商標)、AIX(IBMの商標)上のX
−WINDOWシステム(MITの商標)などの、標準
でGUIマルチウインドウ環境をサポートするものや、
PC−DOS(IBMの商標)、MS−DOS(マイク
ロソフトの商標)などのキャラクタ・ベース環境のも
の、さらにはOS/Open(IBMの商標)、VxW
orks(Wind River Systems,
Inc.の商標)等のリアルタイムOS、JavaOS
等のネットワークコンピュータに組み込まれたOSでも
実現可能であり、特定のオペレーティング・システム環
境に限定されるものではない。
【0025】情報端末130側のオペレーティング・シ
ステムも、WindowsNT(マイクロソフトの商
標)、Windows9x(マイクロソフトの商標)、
Windows3.x(マイクロソフトの商標)、OS
/2(IBMの商標)、MacOS(Apple社の商
標)、Linux(Linus Torvldsの商
標)、AIX(IBMの商標)上のX−WINDOWシ
ステム(MITの商標)などの、標準でGUIマルチウ
インドウ環境をサポートするものや、PC−DOS(I
BMの商標)、MS−DOS(マイクロソフトの商標)
などのキャラクタ・ベース環境のもの、さらにはOS/
Open(IBMの商標)、VxWorks(Wind
River Systems, Inc.の商標)等
のリアルタイムOS、JavaOS等のネットワークコ
ンピュータに組み込まれたOSでも実現可能であり、特
定のオペレーティング・システム環境に限定されるもの
ではない。
【0026】B.システム構成 図2は、本発明の好適な実施例におけるコラボレーショ
ン・サーバ110を含むコラボレーション・システム1
00のシステム構成を示す機能ブロック図である。
【0027】本発明の好適な実施例におけるコラボレー
ション・システム100は、カスタマ側情報端末13
0、エージェント側情報端末140、コラボレーション
・サーバ110を含んでいる。
【0028】本発明の好適な実施例において、情報端末
130にはウエブ・ブラウザ131が搭載されている。
ウエブ・ブラウザ131は、URLを指定し、所定のウ
エブサーバへ向けリクエストを送信する。また、ウエブ
・サーバ111から送信されたレスポンスを受領し、表
示画面上にそれを表示する。
【0029】本発明の好適な実施例におけるコラボレー
ション・サーバ110は、ウエブ・サーバ111、要求
解析部113、セッション管理部115、HTML生成
部117、資料管理部119、エージェント管理部12
1を備えている。
【0030】ウエブ・サーバ111は、ウエブ・ブラウ
ザ131から送信されたHTTPリクエストを受領し、
そのリクエストに応じた情報を取得して、HTTPレス
ポンスの形式で、ウエブ・ブラウザ131に送り返す。
要求解析部113は、ウエブサーバ111に到着するH
TTPリクエストを監視し、所定のフォーマットのリク
エストであるか否を検査する。
【0031】セッション管理部115は、エージェント
とカスタマ間のセッションを管理し、またカスタマへ提
供する資料の操作を行う。図3は、本発明の好適な実施
例におけるセッション管理部115が管理するセッショ
ン管理テーブル310の概念図である。
【0032】本発明の好適な実施例におけるセッション
管理テーブル310は、基本的に動的なテーブルであ
り、セッションID311とセッション自体に関する情
報(エージェントID313、カスタマID315)と
表示の制御に関する情報を保持しており、セッションI
D311、エージェントID313、カスタマID31
5、現在表示内容317、現在表示内容補足319、次
ページ321、次ページ補足323、復帰画面325の
情報が管理されている。
【0033】セッションID311は、カスタマ−エー
ジェント間のセッションを特定するための情報である。
エージェントID313は、そのセッションに割り当て
られたエージェントを特定する情報であり、カスタマI
D315は、そのエージェントに対応するカスタマを特
定する情報である。本発明の好適な実施例においては、
顧客情報として、カスタマが登録されている場合には、
このカスタマIDが割り振られる。
【0034】現在表示内容317は、カスタマに現在表
示されている資料を特定するための情報であり、現在表
示内容補足319は、その情報を補足するための情報で
ある。本発明の好適な実施例においては、現在表示して
いる内容317が複数ページからなる資料である場合に
は、現在のページ番号319を補足として持つこととし
ている。次ページ321は、カスタマに次に表示させる
資料を特定する情報であり、次ページ補足323は、そ
の情報を補足する情報である。次に表示すべき内容32
1は、継続または次の資料の番号である。「継続」は複
数ページからなる資料を順次表示する場合に使用する。
また、複数ページからなる資料の説明中に、別の資料を
一時的に参照できるように補足として、割り込みである
か、切り替えであるかの情報を併せて持っている(32
3)。
【0035】割り込んだ場合には、「現在の表示内容」
が割り込んだ資料の番号、「次」が表示されていた資料
の番号となり、補足として、どのページに復帰するかを
保持する。複数ページからなる資料の途中への割り込み
や、複数レベルの割り込みをサポートしたい場合には、
必要なフィールドを追加することで対応できる。なお、
カスタマが「次」ボタンをクリックして、その要求を処
理した場合、次フィールドは、「継続」指定と上記割り
込みの場合(現在と次を交換する)を除いてクリアされ
る。復帰画面325は、コラボレーションが終了した後
に、カスタマのブラウザ画面に表示する情報を特定する
情報である。
【0036】資料管理部119は、すべての資料を登録
した資料管理テーブル330(図4)と、複数のページ
からなる資料を管理する資料セット管理テーブル350
(図5)からなる。資料管理テーブル330には、資料
ID331、内容説明333(エージェントが選択に使
用する)、資料タイプ335(単一ページ、複数ペー
ジ、一時的)、ページ数337(複数の場合)、資料保
管場所339(パス名)、セッションID341、エー
ジェントスクリプト343を管理している。また、必要
であれば、エージェントスクリプト(資料の説明者用テ
キスト)の保管場所を保持することも可能である(図示
せず)。
【0037】予め用意された資料では不足である場合に
は、動的資料作成部145において、業務アプリケーシ
ョンを実行して画面をキャプチャーする、あるいは既存
の資料を表示して説明を追加してキャプチャーする等の
手段で新たな資料を作成し、資料管理に登録する。資料
管理テーブルでは、一時的資料として一時的に登録し、
さらに、特定のセッションでのみ表示可能となるよう、
セッションIDも持つ。
【0038】資料セット管理テーブル330、資料セッ
ト管理テーブル350には、資料の各ページ毎に内容
(エージェントが途中から表示するかどうかの判定に使
用)、場所を含む。資料セットは、通常、ある特定の商
品の説明等を想定して作成するため、その説明用のスク
リプトを併せてエージェント・スクリプト359、34
3に保持している。
【0039】エージェント管理部121は、エージェン
トの状態を管理し、カスタマに対応付けるエージェント
の割り振りを行う。図6は、本発明の好適な実施例にお
けるエージェント管理テーブルの概念図である。エージ
ェント管理テーブル370には、エージェントID37
1、ログイン名373、状態375、内線番号377、
追加情報379が管理されている。このエージェント管
理テーブルの内容は、管理者用情報端末125のエージ
ェント登録・削除部127により、追加・変更・削除を
行うことができる。
【0040】この一方、エージェント側情報端末140
は、カスタマ側状況表示部141、次指定部143、動
的資料作成部145、スクリプト表示部147、コラボ
レーション応答部149を備えている。カスタマ側状況
表示部141は、現在カスタマ側に表示されている資
料、次に表示される資料等、カスタマ側の状況をエージ
ェントに表示するためのコンポーネントである。
【0041】次指定部143は、次にカスタマ側に表示
させる資料を特定するためのコンポーネントである。動
的資料作成部145は、カスタマ側に表示させる資料を
動的に生成するためのコンポーネントである。スクリプ
ト表示部147は、カスタマへの説明用スクリプトを表
示するためのコンポーネントである。
【0042】コラボレーション応答部149は、コラボ
レーション・サーバ110からエージェント割り振り要
求が送信されたときに、エージェントが応答できるよ
う、エージェント用情報端末の画面上に応答ボタンを表
示させ、そのボタンが押されたことをコラボレーション
・サーバ110側に通知する。
【0043】以上図2に示す各機能ブロックを説明した
が、これらの機能ブロックは、論理的機能ブロックであ
り、各々1つのまとまりを持ったハードウエアやソフト
ウエアによって実現されることを意味するのではなく、
複合し、または共通したハードウエアやソフトウエアに
よって実現可能である。また、この図2に示す全ての機
能ブロックが本発明に必須の構成要素という訳ではな
い。
【0044】C.動作手順 図7、図8は、本発明の好適な実施例におけるコラボレ
ーション・システム100の動作を示すフローチャート
である。初期状態において、ユーザは、お客様サポート
・センターのホームページにアクセスしており、図9に
示すような画面がカスタマのブラウズ中に表示されてい
る。本発明の好適な実施例におけるお客様サポートセン
ターのホームページには、図に示すように、ウエブ・ブ
ラウザ・メイン画面520が表示される。
【0045】「呼出し」ボタン513は、カスタマがエ
ージェントを呼び出すときに使用するボタンである。こ
の「呼出し」ボタン513により、顧客情報入力パネル
700が表示される。顧客情報入力パネル700で「O
K」ボタン721をクリックすると、ウェブ・サーバ1
11、要求解析113を経由して、エージェント管理1
21が起動され、エージェントの割り当て、コラボレー
ション・セッションの作成が行われる。
【0046】図10は、本発明の好適な実施例における
顧客情報入力パネルの一例を示す図である。本発明の好
適な実施例における顧客情報入力パネル700には、氏
名、電話番号、所属情報を入力するためのエントリ70
1、703、705が配置されている。
【0047】この顧客情報入力パネル700で入力され
た情報は、「OK」ボタン721が押されることにより
Cookieにセーブされ、かつHTTP GETまたはPOS
Tコマンドのパラメータとして、ウェブ・サーバ11
1、要求解析113を経由して、エージェント管理12
1に送られる。これらの情報は、エージェントの割り振
りが成功した場合には、コラボレーション応答部149
へのメッセージの一部として送信される。
【0048】本発明の好適な実施例においては、顧客情
報入力パネル700で入力された情報はCookieにセーブ
される。これは、エージェントがすべてBusyで、接
続を断念した場合、再度顧客情報入力パネル700にお
いて、再入力しなくてよいようにするためである。
【0049】上記実施例の顧客情報入力パネルは、カス
タマの使い勝手を向上させるために、ブラウザのスクリ
プトおよびCookieのサポートを前提として顧客情
報入力パネル700の情報をセーブしているが、これ
は、本発明の実施に必須なものではなく、顧客情報パネ
ルの情報のセーブを省略することによってスクリプトあ
るいはCookieをサポートしないブラウザをもコラ
ボレーション対象とすることが可能である。
【0050】このOKボタン721が押されると、ウエ
ブ・ブラウザ131から、コラボレーション・サーバ1
10側にHTTPメッセージが送信される。図6は、こ
のメッセージを受領するコラボレーション側の処理手順
を示すフローチャートである。コラボレーション・サー
バ110が、HTTPメッセージを受領すると(ステッ
プ401)、まずコラボレーション中のカスタマからの
リクエストか否かを判定する(ステップ403)。
【0051】具体的には、要求解析部113が、ウエブ
サーバ111に到着するHTTPメッセージを監視し、
そのHTTPメッセージに所定のフォーマットのセッシ
ョン名が含まれているか否かにより判別する。本発明の
好適な実施例において、コラボレーション中のHTTP
メッセージには、サーバ名・パス名・セッションIDが
埋めこまれおり、初回のメッセージには、コラボレーシ
ョン・サーバ110に存在しない特殊なパス名と、初回
を示す特殊な値のセッションIDが埋めこまれている
(ステップ435)。
【0052】HTTPリクエストのセッションID部分
が、通常のセッションIDでも初回を示すセッションI
Dでもない場合には、そのHTTPメッセージをウエブ
サーバ111に返却する(ステップ437)。
【0053】カスタマー情報の管理を行っている場合に
は、HTTPメッセージに埋めこまれているお客様番号
や電話番号などに基づいて、お客様情報DBを検索し、
カスタマーIDを取得することもできる(ステップ43
9)。お客様情報ページで入力された情報や、あるいは
その情報をもとに、カスタマ情報DBを検索して得た情報
などを併せてエージェント側端末に表示することも可能
である。なお、セッションはセッションIDまたはカス
タマIDにより、一意に特定できるので、カスタマーI
Dは、本発明の必須の構成要素ではない。
【0054】エージェント側情報端末140がコールセ
ンターと統合されている場合には、エージェント管理1
21のエージェント割り当て機能をCTIアプリケーシ
ョンとして実装してCTIサーバーでエージェントの割
り振りを行い、エージェント情報端末に導入されている
CTIクライアントを通じて着信を表示することが可能
である(ステップ441)。さらに、着信だけではな
く、コンタクトヒストリーなどCTIシステムで蓄積し
た顧客情報を併せて表示することが可能である。一方、
コールセンターと統合しない場合には、応答する場合に
はカスタマーに電話をかけてくださいといったメッセー
ジを表示してエージェントが手動で発信するように指示
することもできる。なお、コールセンターと統合されて
いる場合の実施例は特願平10−318547号公報に
記述されているので参照されたい。
【0055】コラボレーションサーバ110のエージェ
ント管理部121が、エージェントの割り振り要求を取
得すると、エージェント管理テーブル370を参照し、
割り振り可能なエージェントを探索し、そのエージェン
トのコラボレーション応答部149にメッセージを送信
する。
【0056】これに応答して、コラボレーション応答部
149は、表示画面に、コラボレーション要求を示すメ
ッセージを出力するとともに、応答ボタンを出力する。
このとき、コラボレーションサーバ110からコラボレ
ーション応答部149に送信するメッセージにカスタマ
の情報を含ませることにより、カスタマ情報をコラボレ
ーション要求とともに表示させることもできる。
【0057】エージェントが応答ボタンをクリックする
と、コラボレーション応答部149からエージェント管
理部121に応答が返り、エージェントの割り当てが確
定する。エージェント管理部121は、エージェント管
理テーブル370の状態375をコラボレーション中に
更新し(ステップ443)、セッション管理部115に
エージェントID、カスタマIDを通知する。
【0058】セッション管理部115は、セッションI
Dを割り振りセッション管理テーブルに新たなエントリ
を追加する(ステップ445)。現在表示内容317に
は、コラボレーションが開始されたことを示すパネルを
特定するデフォルトの資料番号を入れ、次ページ321
には、利用頻度が最も高い資料がデフォルトでセットさ
れる。図11は、カスタマ側に表示される資料の概念図
である。資料510には、「次」ボタンが配置されてい
る。復帰画面には、コラボレーションが行われる前にカ
スタマ側の表示画面に表示されているHTMLのURL
や、所定のURLをセットすることができる。
【0059】セッション管理部115が、セッション管
理テーブルに新たなエントリを追加するとき、そのエン
トリの情報は、エージェント用情報端末のカスタマ側状
況表示部141に送信される(ステップ447)。図1
2は、本発明の好適な実施例におけるカスタマ側状況表
示部141の生成するパネルの1例である。
【0060】なお、エージェント側情報端末140がC
TIと統合されており、カスタマが電話番号を入力して
いた場合、あるいはお客様番号などの情報からカスタマ
が特定され、カスタマ情報DBに電話番号が登録されて
いる場合には、この時点でPBXからその電話番号に発
信することができる。
【0061】カスタマ側には、図11に示したデフォル
トの資料がウエブ・サーバ経由で送信される。このデフ
ォルトの資料の「次」ボタン511には、コラボレーシ
ョン・サーバ110のサーバ名、本発明の手順を開始す
るか否かを判定するためのパス名、及び、該当するセッ
ションIDがhtml作成部117により、URLとし
て埋めこまれ、カスタマ側へ送信される(ステップ44
8)。コラボレーション・サーバ110は、次のHTT
Pメッセージを受領するまで待機する(ステップ44
9)。
【0062】本発明の好適な実施例においては、この状
態で、エージェントとカスタマが電話を介して会話をし
ており、お互いの情報端末の表示画面を参照している。
エージェントが問い合わせ内容を確認し、カスタマに
「次」ボタン511を押すように指示する。
【0063】カスタマのブラウザ131で「次」ボタン
511がクリックされた場合に、「次」ボタン511に
は、サーバ名・パス名・セッションIDを含むURLが
埋めこまれているため、カスタマ側ブラウザ131から
サーバ名・パス名・セッションIDの情報を含むHTT
Pリクエストがコラボレーションサーバ110に送信さ
れる。
【0064】コラボレーション・サーバ110のウエブ
・サーバ111がリクエストを受領する(ステップ40
1)。ウエブ・サーバ111は、受信したすべてのht
mlリクエストをコラボレーション・サーバ110の要
求解析部113に渡す。
【0065】コラボレーション中である場合には、さら
に要求解析部113は、HTTPリクエストを解析し、
コラボレーション中のカスタマからの要求であるか否か
(ステップ403)、「次」要求であるか否かを判別す
る(ステップ405)。この状況においては、HTTP
リクエストに含まれるセッションIDが所定のフォーマ
ットになっており、パス名がコラボレーションサーバ1
10に存在しない特殊なパス名になっているため、要求
解析部113は、「次」要求であると判別している。
【0066】「次」要求である場合には、セッション管
理部115に次要求が来たことを通知する。「次」要求
でない場合には、ウエブ・サーバに要求を返却し、通常
のウエブ・リクエストとして処理させる(ステップ40
6)。なお、html以外の要求もセッション管理を経
由させることは可能であるが、負荷が増大するので、コ
ラボレーション用のデータを特別なパスに格納してお
き、要求解析部113がパス名の変換を行ってウエブ・
サーバに返却することもできる。また、セキュリティが
重要である場合には、この特定のパスへの要求はコラボ
レーション中のユーザ(およびエージェント)からの要
求のみ受信することとし、それ以外のユーザからの要求
は拒否させることもできる。
【0067】次要求の到着を知らされたセッション管理
部115は、セッションの判定を行う(ステップ40
7)。本発明の好適な実施例においては、HTTPリク
エストに含まれるセッションIDに対応するセッション
管理テーブル310の情報を取得する。セッション管理
テーブル310に対応するセッションIDが存在しない
場合には、ユーザにセッションが切断されたことを知ら
せるエラーメッセージを出力する。なお、本発明の好適
な実施例においては、セッションIDにより、セッショ
ンの特定を行っているが、Cookie、非表示フォーム等の
既存の手法を用いてユーザ等の特定を行うことによって
セッションを特定することができる。
【0068】セッションを判定したら、セッション管理
部115は、セッション管理テーブル310の次に表示
すべき内容を検査する(ステップ409)。次の資料3
21が、「継続」、「割り込み」、「新規の資料番号」
の何れであるか否かを判断し(ステップ411、41
3、415)、何れでもない場合には、「エージェント
から指示があるまでお待ち下さい」と表示するためのメ
ッセージをカスタマ側に送るようhtml生成部117
に依頼する(ステップ417)。メッセージは、ウエブ
・サーバ111経由でウエブ・ブラウザに送信される。
【0069】次に表示すべき内容が「継続」、「割り込
み」、「新規の資料番号」の何れかであった場合には、
セッション管理部115は、資料番号、ページ数をht
ml生成部117に渡し、次に表示させるhtmlの生
成をhtml生成部117に指示する。html生成部
117は、資料管理部119を参照して次に表示すべき
内容を取得し、「次」ボタンを埋め込んでhtmlを完
成させ、ウエブ・サーバ111に応答を依頼する(ステ
ップ421)。ウエブ・サーバ111は、この応答をカ
スタマのブラウザに返送する(ステップ423)。
【0070】この後、html生成部117は、セッシ
ョン管理部115に処理の終了を通告する。セッション
管理部115は、資料管理部119を参照し、セッショ
ン管理テーブル310の現在表示内容317、現在表示
内容補足319、次ページ内容321、次ページ補足3
23を更新する。具体的には、現在表示内容317が次
ページ内容321に基づいて更新され、次ページ補足3
23の内容が「割り込み」でなく、現在表示内容補足3
19の値が、資料管理テーブル330のページ数未満の
場合に、現在表示内容補足319が1インクリメントさ
れ、次ページ内容321に継続がセットされる。
【0071】次ページ補足323の内容が「割り込み」
でなく、現在表示内容補足319の値が、資料管理テー
ブル330のページ数の場合には、次ページ内容321
に「終了」がセットされる。次ページ補足323の内容
が「割り込み」である場合には、割り込み前の状態がセ
ットされる。
【0072】html生成部117は、次にエージェン
ト管理部121にページの更新と新ページの番号を通知
する。エージェント管理部121は、エージェント側の
システム内にあるカスタマ側状況表示部141にこれを
通知し、エージェントがカスタマ側に表示されている内
容を認識できるようにする。また、資料管理部119を
参照してスクリプトの有無を判定し(ステップ42
9)、スクリプトがあれば、エージェント側に併せて送
信する(ステップ431)。
【0073】エージェントは、電話などの方法でブラウ
ザの表示内容を説明しながら、次に表示すべき内容を決
定する。カスタマが予め想定された質問を行っている場
合には、資料セットを順次説明してゆくことが可能で、
この際にはエージェント『「次」指定機能』に指示を与
える必要はない。また、想定外の質問で資料が作成され
ている場合には、「次」指定機能を使用して新しい資料
への切り替えを指定できる。さらに、資料を作成してい
なかった事項に関する質問や、すでに作成されている資
料に補足で説明したい場合には、エージェントはその場
でアプリケーションやブラウザの画面をキャプチャーし
て『動的資料作成』を使用して資料管理に一時的資料と
して入力し、それを次として指定することができる。次
に表示すべきページが決定したならば、エージェントは
カスタマに「次」を押してくださいという指示を行う。
【0074】図8は、エージェント側情報端末140の
動作手順を説明するフローチャートである。図12に示
したカスタマ側状況表示部141の表示パネルにおい
て、エージェントが変更ボタン551を押すと、カスタ
マ側状況表示部141は、エージェント管理部121を
介して資料管理部119にアクセスし、資料の一覧を取
得し、別ウインドウで表示する(ステップ453、45
5)。
【0075】この別ウインドウには、資料の一覧とその
説明とともに、割り込みを指示するチェックボックス
と、動的資料作成を指示するチェックボックスが配置さ
れている。エージェントは、選択的に、動的資料作成を
指示するチェックボックスを選択することも、割り込み
を指示するチェックボックスを選択した後に資料の一覧
のうちの1つの資料を選択することも、割り込みのチェ
ックボックスを選択せず、資料を選択することもでき
る。
【0076】新規資料の動的作成を指示していない場合
には(ステップ459)、セッション管理部115に、
セッション管理テーブル310の次ページ321と次ペ
ージ補足323の情報を更新する(ステップ461)。
【0077】エージェントが新規資料の動的作成を指示
している場合には、動的資料作成部145にコントロー
ルを移し、画面キャプチャ・プログラムを始動する(ス
テップ471)。エージェントは、適用業務プログラム
等で表示したい図表を表示し、キャプチャ対象として指
定する(ステップ473)。画面キャプチャプログラム
は、指定された領域をキャプチャし、コラボレーション
・サーバ110側に送信する。資料管理部119は、こ
れに応答して、一時的資料として、資料管理テーブル3
30に追加する(ステップ477)。資料管理テーブル
330が一時的資料を追加する時に資料ID331が割
当てられ、その資料ID331は、セッション管理部1
15に渡る(ステップ479)。
【0078】これを受領したセッション管理部115
は、現在複数ページの資料を表示中か否かを判断し(ス
テップ481)、複数ページの資料を表示中である場合
には、セッション管理テーブル310の次ページ321
として「割り込み」と作成した資料のIDを指定し(ス
テップ483)、複数ページの資料を表示中でない場合
には、セッション管理テーブル310の次ページ321
として作成した資料のIDを指定する(ステップ48
5)。そして、カスタマ側状態表示部141の次の表示
の内容を変更する(ステップ487)。
【0079】D.その他 以上、本発明をウエブ・ブラウザとウエブ・サーバ等イ
ンターネット技術を応用した例を用いて説明したが、本
発明は、カスタマが、次ページとしてカスタマが参照す
る資料をエージェントが自由に変更することを可能にす
る技術であるため、本発明は、インターネット・プロト
コルではない他のプロトコルを使用した通信システムに
も応用可能な技術である。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の情報端末でコラボレーションを行うに際し、一方
の情報端末に表示するコンテンツの内容を他方の情報端
末で意図的に変更することのできるシステムを提供する
ことができる。
【0081】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコラボレーション・サーバまたは情
報端末のハードウェア構成の一実施例を示すブロック図
である。
【図2】 本発明の好適な実施例における処理要素のブ
ロック図である。
【図3】 本発明の好適な実施例におけるセッション管
理テーブルの概念図である。
【図4】 本発明の好適な実施例における資料管理テー
ブルの概念図である。
【図5】 本発明の好適な実施例における資料セット管
理テーブルの概念図である。
【図6】 本発明の好適な実施例におけるエージェント
管理テーブルの概念図である。
【図7】 本発明の好適な実施例におけるコラボレーシ
ョン・システムの動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】 本発明の好適な実施例におけるコラボレーシ
ョン・システムの動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】 本発明の好適な実施例におけるカスタマ側情
報端末の表示画面のイメージ図である。
【図10】 本発明の好適な実施例におけるカスタマ側
情報端末の表示画面に表示されるウインドウのイメージ
図である。
【図11】 本発明の好適な実施例におけるカスタマ側
情報端末の表示画面に表示されるウインドウのイメージ
図である。
【図12】 本発明の好適な実施例におけるエージェン
ト側情報端末の表示画面に表示されるウインドウのイメ
ージ図である。
【図13】 従来のコラボレーション技術を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
110 コラボレーション・サーバ 111 ウエブ・サーバ 113 要求解析部 115 セッション管理部 117 HTML生成部 119 資料管理部 121 エージェント管理部 130 カスタマ側情報端末 131 カスタマ側ウエブ・ブラウザ 140 エージェント側情報端末 141 カスタマ側状況表示部 142 エージェント用コントロール 143 スクリプト表示部 145 次ページ指定部 147 動的資料作成部 149 コラボレーション応答部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B075 PP02 PP03 PP13 PQ02 PQ05 5B085 BG07 CA04 CA07 5B089 GA11 GA21 GB04 GB08 JA16 JB02 JB10 KA09 KA10 KC15 LB14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顧客側情報端末とエージェント側情報端末
    とに接続するコラボレーション・サーバを含むシステム
    内で実行される情報処理方法であって、 (a)前記顧客側情報端末から前記コラボレーション・
    サーバに、コラボレーションを指示するメッセージを送
    信する段階と、 (b)前記顧客側情報端末とコラボレーションを行うエ
    ージェントを特定する段階と、 (c)前記顧客側情報端末に所定の情報とともに次ペー
    ジの要求を指示するオブジェクトを表示させるためのメ
    ッセージを送信する段階と、 (d)前記エージェント側情報端末の表示画面上に、現
    在前記顧客側情報端末の表示画面に表示されている情報
    を特定する情報と、次に表示される情報を特定する情報
    を表示する段階と、 (e)前記エージェント側端末において、前記次に表示
    される情報の変更を指示する入力を受け付けることに応
    答して、前記コラボレーション・サーバに次に表示され
    る情報の変更を指示するメッセージを送信する段階と、 (f)前記顧客側情報端末において、前記次ページの要
    求を指示するオブジェクトが操作されることによって発
    生したメッセージを前記コラボレーション・サーバが受
    領する段階と、 (g)前記エージェント側端末から受領した次に表示さ
    れる情報の変更を指示するメッセージに応答した情報を
    前記コラボレーション・サーバから前記顧客側情報端末
    に送信する段階と、 を含む情報処理方法。
  2. 【請求項2】顧客側情報端末とエージェント側情報端末
    とに接続するコラボレーション・サーバを含むシステム
    内で実行される情報処理方法であって、 (a)前記コラボレーション・サーバから前記顧客側情
    報端末に所定の情報とともに次ページの要求を指示する
    オブジェクトを表示させるためのメッセージを送信する
    段階と、 (b)前記エージェント側情報端末の表示画面上に、現
    在前記顧客側情報端末の表示画面に表示されている情報
    を特定する情報と、次に表示される情報を特定する情報
    を表示する段階と、 (c)前記エージェント側端末において、前記次に表示
    される情報の変更を指示する入力を受け付けることに応
    答して、前記コラボレーション・サーバに次に表示され
    る情報の変更を指示するメッセージを送信する段階と、 (d)前記顧客側情報端末において、前記次ページの要
    求を指示するオブジェクトが操作されることによって発
    生したメッセージを前記コラボレーション・サーバが受
    領する段階と、 (e)前記エージェント側端末から受領した次に表示さ
    れる情報の変更を指示するメッセージに応答した情報を
    前記コラボレーション・サーバから前記顧客側情報端末
    に送信する段階と、 を含む情報処理方法。
  3. 【請求項3】顧客側情報端末とエージェント側情報端末
    とに接続し、前記顧客側情報端末の表示画面に次に表示
    させる資料を特定する情報を保持するコラボレーション
    ・サーバを含むシステム内で実行される情報処理方法で
    あって、 (a)前記顧客側情報端末に所定の情報とともに次ペー
    ジの要求を指示するオブジェクトを表示させるためのメ
    ッセージを送信する段階と、 (b)前記エージェント側端末から、次に表示される情
    報の変更を指示するメッセージを受信したことに応答し
    て、前記コラボレーション・サーバの保持する次に表示
    させる資料を特定する情報を更新する段階と、 (c)前記顧客側情報端末から送信された次ページ要求
    に応答して、更新された次に表示させる資料を特定する
    情報に対応する情報を送信する段階と、 を含む情報処理方法。
  4. 【請求項4】顧客側情報端末とエージェント側情報端末
    とに接続するコラボレーション・サーバであって、 (a)前記顧客側情報端末と前記エージェント側情報端
    末のセッションを特定する情報と、前記顧客側情報端末
    に次に表示させる資料を特定する次ページ情報を管理す
    るセッション管理テーブルと、 (b)前記エージェント側端末から、次に表示される情
    報の変更を指示するメッセージを受信したことに応答し
    て、次ページ情報を更新するセッション管理部と、 (c)前記顧客側情報端末から送信された次ページ要求
    に応答して、更新された次ページ情報に対応した資料を
    生成する次ページ資料生成部と、 を含むコラボレーション・サーバ。
  5. 【請求項5】顧客側情報端末とエージェント側情報端末
    とに接続するコラボレーション・サーバを含むコラボレ
    ーション・システムであって、 (a)前記コラボレーション・サーバに、コラボレーシ
    ョンを指示するメッセージを送信する顧客側情報端末
    と、 (b1)前記顧客側情報端末と前記エージェント側情報
    端末のセッションを特定する情報と、前記顧客側情報端
    末に次に表示させる資料を特定する次ページ情報を管理
    するセッション管理テーブルと、 (b2)前記エージェント側端末から、次に表示される
    情報の変更を指示するメッセージを受信したことに応答
    して、次ページ情報を更新するセッション管理部と、 (b3)前記顧客側情報端末から送信された次ページ要
    求に応答して、更新された次ページ情報に対応した資料
    を生成する次ページ資料生成部とを含むコラボレーショ
    ン・サーバと、 (c)前記次ページ情報の更新を指示するメッセージを
    前記コラボレーション・サーバに送信するエージェント
    側情報端末と、 を含むコラボレーション・システム。
  6. 【請求項6】顧客側情報端末とエージェント側情報端末
    とに接続し、前記顧客側情報端末の表示画面に次に表示
    させる資料を特定する情報を保持するコラボレーション
    ・サーバを含むシステム内で実行される情報処理プログ
    ラムを格納した記録媒体であって、 該プログラムは、 (a)前記顧客側情報端末に所定の情報とともに次ペー
    ジの要求を指示するオブジェクトを表示させるためのメ
    ッセージを送信することを前記コラボレーション・サー
    バに指示するためのプログラムコードと、 (b)前記エージェント側端末から、次に表示される情
    報の変更を指示するメッセージを受信したことに応答し
    て、前記コラボレーション・サーバの保持する次に表示
    させる資料を特定する情報を更新することを前記コラボ
    レーション・サーバに指示するためのプログラムコード
    と、 (c)前記顧客側情報端末から送信された次ページ要求
    に応答して、更新された次に表示させる資料を特定する
    情報に対応する情報を送信することを前記コラボレーシ
    ョン・サーバに指示するためのプログラムコードと、 を含む記憶媒体。
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