JP2001014191A - 電子ファイリング装置 - Google Patents

電子ファイリング装置

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JP2001014191A
JP2001014191A JP11187722A JP18772299A JP2001014191A JP 2001014191 A JP2001014191 A JP 2001014191A JP 11187722 A JP11187722 A JP 11187722A JP 18772299 A JP18772299 A JP 18772299A JP 2001014191 A JP2001014191 A JP 2001014191A
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JP11187722A
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Junichi Hirose
順一 広瀬
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクセス頻度の低いファイルを常用フォルダ
から保存用フォルダに移動することができるが、常用フ
ォルダに格納されているファイル数、即ち、リソースの
空容量を考慮せず、ファイルの移動の有無を決定するた
め、リソースが有効に利用されない場合があるなどの課
題があった。 【解決手段】 ドキュメントの利用頻度指数と各種リソ
ースの空容量から当該ドキュメントを格納する最適なリ
ソースを判定して、当該ドキュメントを最適なリソース
に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種のドキュメ
ントを効率よく管理する電子ファイリング装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図10は例えば特開平6−52283号
公報に示された従来の電子ファイリング装置を示す構成
図であり、図において、1はファイルがアクセスされた
日時を管理テーブル2に記録するアクセス情報記録部、
2はファイルがアクセスされた日時を格納するととも
に、ファイルの移動に関する基準値を格納する管理テー
ブル、3は周期的に頻度計算部4を起動する起動部、4
は管理テーブル2に格納されているアクセス日時を参照
して、ファイルのアクセス頻度を計算する頻度計算部、
5は頻度計算部4により計算されたアクセス頻度と基準
値を比較し、ファイルのアクセス頻度が基準値に満たな
い場合、そのファイルを消去又は保存用フォルダに移動
する移動部である。
【0003】次に動作について説明する。ファイルが常
用フォルダに格納されると、そのファイルの閲覧や訂正
が可能になるが、あまりアクセスされることがないファ
イルを恒久的に常用フォルダに格納していることは、リ
ソースの使用上、あまり効率的ではない。
【0004】そこで、あまりアクセスされることがない
ファイルは、常用フォルダから保存用フォルダに移動等
して、リソースを有効活用するため、まず、アクセス情
報記録部1は、ファイルがアクセスされた毎に、アクセ
ス日時を管理テーブル2に記録する。
【0005】そして、頻度計算部4は、起動部3により
起動されると、管理テーブル2に格納されているアクセ
ス日時を参照して、ファイルのアクセス頻度を計算す
る。移動部5は、頻度計算部4がファイルのアクセス頻
度を計算すると、そのアクセス頻度と基準値を比較す
る。
【0006】そして、ファイルのアクセス頻度が基準値
を上回る場合には、そのファイルは頻繁にアクセスされ
ているので、そのファイルの移動を実施せず、そのまま
常用フォルダに保存する。一方、ファイルのアクセス頻
度が基準値に満たない場合、そのファイルはあまりアク
セスされていないので、そのファイルを消去、または、
常用フォルダから保存用フォルダに移動する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子ファイリン
グ装置は以上のように構成されているので、アクセス頻
度の低いファイルを常用フォルダから保存用フォルダに
移動することができるが、常用フォルダに格納されてい
るファイル数、即ち、リソースの空容量を考慮せず、フ
ァイルの移動の有無を決定するため、リソースが有効に
利用されない場合があるなどの課題があった。例えば、
ファイルのアクセス頻度が低い場合でも、リソースの空
容量が多い場合には、そのファイルを常用フォルダから
保存用フォルダに移動する必要性が少なく、寧ろ常用フ
ォルダに保存して、アクセスが可能な状態を維持するこ
とがファイル管理上有用である。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、ドキュメントのアクセス頻度とリ
ソースの空容量を考慮して、リソースを有効に利用する
ことができる電子ファイリング装置を得ることを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電子ファ
イリング装置は、閲覧手段によるドキュメントのアクセ
ス頻度と各種リソースの空容量から当該ドキュメントを
格納する最適なリソースを判定して、当該ドキュメント
を最適なリソースに移動するようにしたものである。
【0010】この発明に係る電子ファイリング装置は、
改訂手段によるドキュメントのアクセス頻度と各種リソ
ースの空容量から当該ドキュメントを格納する最適なリ
ソースを判定して、当該ドキュメントを最適なリソース
に移動するようにしたものである。
【0011】この発明に係る電子ファイリング装置は、
閲覧手段及び改訂手段によるドキュメントのアクセス頻
度と各種リソースの空容量から当該ドキュメントを格納
する最適なリソースを判定して、当該ドキュメントを最
適なリソースに移動するようにしたものである。
【0012】この発明に係る電子ファイリング装置は、
登録手段により登録されたドキュメント又は改訂手段に
より改訂されたドキュメントを所定の登録人に回覧する
回覧手段を設けたものである。
【0013】この発明に係る電子ファイリング装置は、
登録人による閲覧の有無と、閲覧が為された日時を確認
する確認手段を設けたものである。
【0014】この発明に係る電子ファイリング装置は、
登録手段により登録されたドキュメント又は改訂手段に
より改訂されたドキュメントを所定の登録人に順番に送
付して、ドキュメント内容の検認を求める検認手段を設
けたものである。
【0015】この発明に係る電子ファイリング装置は、
登録人による検認結果と、検認が為された日時を確認す
る確認手段を設けたものである。
【0016】この発明に係る電子ファイリング装置は、
登録手段がドキュメントを登録すると、そのドキュメン
トの資料番号を採番する採番手段を設けたものである。
【0017】この発明に係る電子ファイリング装置は、
採番手段による採番の体系を設定する設定手段を設けた
ものである。
【0018】この発明に係る電子ファイリング装置は、
改訂手段がドキュメントを改訂すると、資料番号に改訂
番号を付加するようにしたものである。
【0019】この発明に係る電子ファイリング装置は、
登録手段により登録されたドキュメントを廃棄する廃棄
手段を設けたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による電
子ファイリング装置が適用されるコンピュータシステム
を示す構成図であり、図において、11は電子ファイリ
ング装置、12は電子ファイリング装置11が使用する
各種のテーブル、13はドキュメントを格納することが
可能なリソースであって、高速アクセスが可能なハード
ディスク、14はドキュメントを格納することが可能な
リソースであって、アクセス速度が遅い光磁気ディス
ク、15〜17はLANを介して電子ファイリング装置
11と接続されたクライアント、18はインターネット
を介して電子ファイリング装置11と接続されたクライ
アントである。
【0021】図2はこの発明の実施の形態1による電子
ファイリング装置を示す構成図であり、図において、2
1はクライアント15等により作成されたドキュメント
の登録を受け付けて、そのドキュメントをハードディス
ク13又は光磁気ディスク14に保存する登録部(登録
手段)、22はクライアント15等からドキュメントの
閲覧要求を受けると、ハードディスク13又は光磁気デ
ィスク14からドキュメントを読み込んで、そのドキュ
メントをクライアント15等に与える閲覧部(閲覧手
段)、23はクライアント15等からドキュメントの改
訂要求を受けると、ハードディスク13又は光磁気ディ
スク14に保存されているドキュメントを改訂する改訂
部(改訂手段)である。
【0022】24は閲覧部22又は改訂部23によるド
キュメントのアクセス頻度を管理するとともに、ハード
ディスク13及び光磁気ディスク14の空容量を管理す
る管理部(管理手段)、25は閲覧部22及び改訂部2
3によるドキュメントのアクセス頻度とハードディスク
13及び光磁気ディスク14の空容量からドキュメント
を格納する最適なリソース(ハードディスク13又は光
磁気ディスク14)を判定して、そのドキュメントを最
適なリソースに移動する移動部(移動手段)である。
【0023】なお、図3はドキュメントの登録を説明す
るフローチャート、図4はドキュメントの閲覧を説明す
るフローチャート、図5はドキュメントの改訂を説明す
るフローチャート、図6はドキュメントの移動を説明す
るフローチャートである。
【0024】次に動作について説明する。まず、登録部
21は、例えば、クライアント15からドキュメントの
登録要求を受けると、クライアント15により作成され
たドキュメントの登録を受け付けて、ドキュメントをハ
ードディスク13又は光磁気ディスク14に保存する。
ドキュメントの格納先は、例えば、ドキュメントの種類
により決定する(例えば、製品の詳細回路図のように、
データ量が多いドキュメントであれば、高速アクセスが
可能なハードディスク13を格納先に決定し、製品のカ
タログのように、データ量が少ないドキュメントであれ
ば、光磁気ディスク14を格納先に決定する)。以後、
この実施の形態1では、説明の便宜上、ハードディスク
13を格納先に決定したものとして説明する。
【0025】管理部24は、登録部21がドキュメント
をハードディスク13に保存すると、図7に示すよう
に、そのドキュメントのドキュメント名(例えば、回路
設計)及び格納先を示すリソース名(例えば、HDD−
1)をテーブル12内のドキュメントテーブルに記録す
るとともに、そのドキュメントの作成日をテーブル12
内のドキュメントテーブルに記録する(ステップST
1)。
【0026】その際、そのドキュメントのアクセス頻度
を示す利用頻度指数もテーブル12内のドキュメントテ
ーブルに記録するが、この時点では、利用頻度指数を計
算することができないので、取りあえず、ハードディス
ク13の格納基準値(格納基準値はテーブル12内の格
納リソーステーブルに格納されている)よりも大きい利
用頻度指数を記録する(ステップST2)。
【0027】閲覧部22は、登録部21がドキュメント
をハードディスク13に保存した後、クライアント15
等からドキュメントの閲覧要求を受けると、ハードディ
スク13からドキュメントを読み込んで、そのドキュメ
ントをクライアント15等に与える。
【0028】管理部24は、閲覧部22がドキュメント
の閲覧を許可して、ドキュメントをクライアント15等
に与えると、そのドキュメントのドキュメント名及びリ
ソース名をテーブル12内のドキュメントテーブルに記
録するとともに、そのドキュメントの閲覧日時をテーブ
ル12内のドキュメントテーブルに記録する(ステップ
ST11)。その際、そのドキュメントのアクセス頻度
を示す利用頻度指数を計算して、その利用頻度指数もテ
ーブル12内のドキュメントテーブルに記録する(ステ
ップST12)。なお、利用頻度指数の計算については
後述する。
【0029】また、改訂部23は、登録部21がドキュ
メントをハードディスク13に保存した後、クライアン
ト15等からドキュメントの改訂要求を受けると、ハー
ドディスク13に保存されているドキュメントを改訂す
る。
【0030】管理部24は、改訂部23がドキュメント
を改訂すると、そのドキュメントのドキュメント名、改
訂版名及びリソース名をテーブル12内のドキュメント
テーブルに記録するとともに、そのドキュメントの改訂
日時をテーブル12内のドキュメントテーブルに記録す
る(ステップST21)。その際、そのドキュメントの
アクセス頻度を示す利用頻度指数を次のように計算し
て、その利用頻度指数をテーブル12内のドキュメント
テーブルに記録する(ステップST22)。
【0031】即ち、利用頻度指数は、下記に示すよう
に、閲覧部22による閲覧頻度を示す閲覧頻度指数と、
改訂部23による改訂頻度を示す改訂頻度指数とを重み
付け加算したものであるので、閲覧頻度指数と改訂頻度
指数を計算した後、両者を重み付け加算して、利用頻度
指数を求める。 利用頻度指数=閲覧頻度指数+改訂頻度指数×g ただし、gは重み付け係数であり、例えば、g=10に
設定される。
【0032】
【数1】
【0033】なお、閲覧頻度指数と改訂頻度指数の計算
式は、上記の通りであるが、例えば、現在時刻が8:0
0で、過去に閲覧(または改訂)された時刻が7:30
と、7:00の場合、閲覧頻度指数(または改訂頻度指
数)は次のようになる。 閲覧頻度指数(または改訂頻度指数) =1/(8:00−7:00)+2/(8:00−7:30) =1/60+2/30 ≒0.083
【0034】このように、閲覧部22又は改訂部23が
ドキュメントをアクセスする毎に、そのドキュメントの
利用頻度指数を計算して、ドキュメントテーブルに記録
するが、管理部24は、閲覧部22又は改訂部23がド
キュメントをアクセスしない場合には、時間の経過に伴
って利用頻度指数が低下するので、周期的にドキュメン
トの利用頻度指数を計算して、ドキュメントテーブルに
記録されている利用頻度指数を更新する。また、管理部
24は、周期的に、ハードディスク13及び光磁気ディ
スク14の現在の空容量を計測し、その計測結果をテー
ブル12内の格納リソーステーブルに記録する。
【0035】そして、移動部25は、ドキュメントの格
納先が適正であるか否かを判断するため、周期的、ある
いは、システム管理者からの要求により、格納リソース
テーブルからハードディスク13の格納基準値と現在の
空容量を読み込むとともに、ドキュメントテーブルから
ドキュメントの利用頻度指数を読み込む処理を実施す
る。
【0036】移動部25は、これらの読込処理を実施す
ると、ドキュメントの利用頻度指数とハードディスク1
3の格納基準値を比較して、そのドキュメントの格納先
が適正であるか否かを判断するが(利用頻度指数>格納
基準値であれば、格納先が適正であると判断する)、利
用頻度指数が格納基準値を下回る場合でも、ハードディ
スク13の空容量が多い場合には、アクセス速度が遅い
光磁気ディスク14に移動する必要性が少ないので、例
えば、下記に示すように、ハードディスク13の格納基
準値を空容量(空容量=使用量/全記憶容量)に応じて
補正し、補正後の格納基準値と利用頻度指数を比較し
て、ドキュメントの格納先が適正であるか否かを判断す
る。 補正後の格納基準値=設定値である格納基準値×(使用
量/全記憶容量)
【0037】移動部25は、ドキュメントの格納先が適
正であると判断する場合には、そのドキュメントの格納
先を変更せず、そのままハードディスク13に保存する
が、ドキュメントの格納先が適正でないと判断する場合
には、そのドキュメントをハードディスク13から光磁
気ディスク14に移動する。ただし、この場合にも、光
磁気ディスク14が格納先として適正であるか否かを同
様に判断し、適正であると判断する場合に限り移動す
る。適正でないと判断する場合には、例えば、ドキュメ
ントを廃棄する。
【0038】なお、ドキュメントの格納先を変更する場
合には、ドキュメントリソース移動テーブルを作成し、
そのテーブルに基づいてドキュメントを移動する。ま
た、ドキュメントテーブルに記録されている格納先のリ
ソース名を更新する(ステップST31〜ST33)。
【0039】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、ドキュメントの利用頻度指数と各種リソース
の空容量から当該ドキュメントを格納する最適なリソー
スを判定して、当該ドキュメントを最適なリソースに移
動するように構成したので、ドキュメントを管理する上
で、リソースを有効に利用することができる効果を奏す
る。
【0040】実施の形態2.図8はこの発明の実施の形
態2による電子ファイリング装置を示す構成図であり、
図において、図2と同一符号は同一または相当部分を示
すので説明を省略する。26は登録部21により登録さ
れたドキュメント又は改訂部23により改訂されたドキ
ュメントを所定の登録人に回覧する回覧機能と、所定の
登録人に順番に送付して、ドキュメント内容の検認を求
める検認機能と、登録人による閲覧の有無又は検認結
果、及び閲覧又は検認が為された日時を確認する確認機
能とを有する回覧・検認部(回覧手段、検認手段、確認
手段)である。
【0041】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、登録されたドキュメントの格納先を管理する
ものについて示したが、ハードディスク13又は光磁気
ディスク14に保存されたドキュメントを所定の登録人
に回覧したり、所定の登録人に検認を求めるようにして
もよい。
【0042】具体的には、ハードディスク13又は光磁
気ディスク14に保存されたドキュメントを所定の登録
人に回覧する場合、例えば、ドキュメントの作成者が回
覧・検認部26を用いて、ドキュメントを回覧する登録
人(クライアント)を設定すると、回覧・検認部26
は、ハードディスク13又は光磁気ディスク14に保存
されたドキュメントを1以上の登録人に同報送信する。
これにより、ドキュメントが回覧されるが、回覧・検認
部26は、確認機能を有しているので、登録人による閲
覧の有無(閲覧した登録人名を含む)と、閲覧が為され
た日時を確認することができる。
【0043】また、ハードディスク13又は光磁気ディ
スク14に保存されたドキュメントを所定の登録人に送
付して検認を求める場合、例えば、ドキュメントの作成
者が回覧・検認部26を用いて、ドキュメント内容の検
認を求める登録人(クライアント)と、ドキュメントの
送付順序を設定すると、回覧・検認部26は、ハードデ
ィスク13又は光磁気ディスク14に保存されたドキュ
メントを所定の登録人に順番に送付する。これにより、
登録人はドキュメント内容の検認が可能になるが、回覧
・検認部26は、確認機能を有しているので、登録人に
よる検認結果(承認又は差し戻しの区別、検認した登録
人名を含む)と、検認が為された日時を確認することが
できる。
【0044】以上で明らかなように、この実施の形態2
によれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏する他
に、ドキュメントの回覧や検認を実施することができる
とともに、回覧や検認結果を確認することができる効果
を奏する。なお、この実施の形態2では、回覧又は検認
の何れか一方を実施するものについて示したが、ある登
録人には単に回覧のみを実施して、ある登録人にはドキ
ュメント内容の検認を求めるように設定してもよい。
【0045】実施の形態3.図9はこの発明の実施の形
態3による電子ファイリング装置を示す構成図であり、
図において、図8と同一符号は同一または相当部分を示
すので説明を省略する。27は登録部21がドキュメン
トを登録すると、そのドキュメントの資料番号を採番す
る採番部(採番手段)、28は採番部27による採番の
体系を設定する設定部(設定手段)である。
【0046】次に動作について説明する。上記実施の形
態2では、ドキュメントの回覧や検認を求めるものにつ
いて示したが、登録部21がドキュメントを登録する
と、そのドキュメントの資料番号を自動的に採番するよ
うにしてもよい。
【0047】即ち、ドキュメントに資料番号が付加され
ていなくても、ドキュメント名が記録されるので、登録
されたドキュメントを管理することができるが、ドキュ
メントに資料番号が付加されれば、ドキュメントを体系
的に管理する上で、有用である。
【0048】そこで、この実施の形態3では、採番部2
7は、登録部21がドキュメントを登録すると、そのド
キュメントの資料番号を自動的に採番するようにする。
自動採番の設定は、設定部28により行うことができ
る。例えば、下記に示すように、「固定桁」、「通
番」、「年号」、「テーブル項目」などを組み合わせた
採番体系を設定することができる。
【0049】 “ME−99−1234” ME → 固定桁 − → 固定桁 99 → 年号 1234→ 通番
【0050】また、採番部27は、改訂部23がドキュ
メントを改訂すると、資料番号に改訂番号を付加するよ
うにする。改訂番号の記号の順番は、設定部28により
自由に行うことができる。例えば、A,B,C,…、あ
るいは、01,02,03,…のように設定することが
できる。
【0051】以上で明らかなように、この実施の形態3
によれば、上記実施の形態2と同様に、ドキュメントの
回覧や検認を求めることができるとともに、ドキュメン
トの資料番号を自動的に採番することができる効果を奏
する。
【0052】なお、上記実施の形態1において、ドキュ
メントを格納する適正なリソースがない場合には、ドキ
ュメントを廃棄する旨を示したが、適正なリソースがあ
る場合でも、ドキュメントを廃棄するようにしてもよ
い。
【0053】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、閲覧
手段によるドキュメントのアクセス頻度と各種リソース
の空容量から当該ドキュメントを格納する最適なリソー
スを判定して、当該ドキュメントを最適なリソースに移
動するように構成したので、ドキュメントを管理する上
で、リソースを有効に利用することができる効果があ
る。
【0054】この発明によれば、改訂手段によるドキュ
メントのアクセス頻度と各種リソースの空容量から当該
ドキュメントを格納する最適なリソースを判定して、当
該ドキュメントを最適なリソースに移動するように構成
したので、ドキュメントを管理する上で、リソースを有
効に利用することができる効果がある。
【0055】この発明によれば、閲覧手段及び改訂手段
によるドキュメントのアクセス頻度と各種リソースの空
容量から当該ドキュメントを格納する最適なリソースを
判定して、当該ドキュメントを最適なリソースに移動す
るように構成したので、ドキュメントを管理する上で、
リソースを有効に利用することができる効果がある。
【0056】この発明によれば、登録手段により登録さ
れたドキュメント又は改訂手段により改訂されたドキュ
メントを所定の登録人に回覧する回覧手段を設けるよう
に構成したので、リソースに格納されているドキュメン
トを回覧することができる効果がある。
【0057】この発明によれば、登録人による閲覧の有
無と、閲覧が為された日時を確認する確認手段を設ける
ように構成したので、ドキュメントが確実に回覧されて
いるかを確認することができる効果がある。
【0058】この発明によれば、登録手段により登録さ
れたドキュメント又は改訂手段により改訂されたドキュ
メントを所定の登録人に順番に送付して、ドキュメント
内容の検認を求める検認手段を設けるように構成したの
で、リソースに格納されているドキュメントの内容につ
いて検認を求めることができる効果がある。
【0059】この発明によれば、登録人による検認結果
と、検認が為された日時を確認する確認手段を設けるよ
うに構成したので、ドキュメントの内容が承認されたか
否かを確認することができる効果がある。
【0060】この発明によれば、登録手段がドキュメン
トを登録すると、そのドキュメントの資料番号を採番す
る採番手段を設けるように構成したので、ドキュメント
を体系的に管理することができる効果がある。
【0061】この発明によれば、採番手段による採番の
体系を設定する設定手段を設けるように構成したので、
採番体系を自由に設定することができる効果がある。
【0062】この発明によれば、改訂手段がドキュメン
トを改訂すると、資料番号に改訂番号を付加するように
構成したので、ドキュメントの改訂回数を確認すること
ができる効果がある。
【0063】この発明によれば、登録手段により登録さ
れたドキュメントを廃棄する廃棄手段を設けるように構
成したので、リソースを有効に利用することができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による電子ファイリ
ング装置が適用されるコンピュータシステムを示す構成
図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による電子ファイリ
ング装置を示す構成図である。
【図3】 ドキュメントの登録を説明するフローチャー
トである。
【図4】 ドキュメントの閲覧を説明するフローチャー
トである。
【図5】 ドキュメントの改訂を説明するフローチャー
トである。
【図6】 ドキュメントの移動を説明するフローチャー
トである。
【図7】 テーブルの内容を説明する説明図である。
【図8】 この発明の実施の形態2による電子ファイリ
ング装置を示す構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態3による電子ファイリ
ング装置を示す構成図である。
【図10】 従来の電子ファイリング装置を示す構成図
である。
【符号の説明】
13 ハードディスク(リソース)、14 光磁気ディ
スク(リソース)、21 登録部(登録手段)、22
閲覧部(閲覧手段)、23 改訂部(改訂手段)、24
管理部(管理手段)、25 移動部(移動手段)、2
6 回覧・検認部(回覧手段、検認手段、確認手段)、
27 採番部(採番手段)、28 設定部(設定手
段)。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドキュメントを登録する登録手段と、上
    記登録手段により登録されたドキュメントを閲覧する閲
    覧手段と、上記閲覧手段によるドキュメントのアクセス
    頻度を管理するとともに、ドキュメントを格納すること
    が可能な各種リソースの空容量を管理する管理手段と、
    上記閲覧手段によるドキュメントのアクセス頻度と各種
    リソースの空容量から当該ドキュメントを格納する最適
    なリソースを判定して、当該ドキュメントを最適なリソ
    ースに移動する移動手段とを備えた電子ファイリング装
    置。
  2. 【請求項2】 ドキュメントを登録する登録手段と、上
    記登録手段により登録されたドキュメントを改訂する改
    訂手段と、上記改訂手段によるドキュメントのアクセス
    頻度を管理するとともに、ドキュメントを格納すること
    が可能な各種リソースの空容量を管理する管理手段と、
    上記改訂手段によるドキュメントのアクセス頻度と各種
    リソースの空容量から当該ドキュメントを格納する最適
    なリソースを判定して、当該ドキュメントを最適なリソ
    ースに移動する移動手段とを備えた電子ファイリング装
    置。
  3. 【請求項3】 ドキュメントを登録する登録手段と、上
    記登録手段により登録されたドキュメントを閲覧する閲
    覧手段と、上記登録手段により登録されたドキュメント
    を改訂する改訂手段と、上記閲覧手段及び改訂手段によ
    るドキュメントのアクセス頻度を管理するとともに、ド
    キュメントを格納することが可能な各種リソースの空容
    量を管理する管理手段と、上記閲覧手段及び改訂手段に
    よるドキュメントのアクセス頻度と各種リソースの空容
    量から当該ドキュメントを格納する最適なリソースを判
    定して、当該ドキュメントを最適なリソースに移動する
    移動手段とを備えた電子ファイリング装置。
  4. 【請求項4】 登録手段により登録されたドキュメント
    又は改訂手段により改訂されたドキュメントを所定の登
    録人に回覧する回覧手段を設けたことを特徴とする請求
    項3記載の電子ファイリング装置。
  5. 【請求項5】 登録人による閲覧の有無と、閲覧が為さ
    れた日時を確認する確認手段を設けたことを特徴とする
    請求項4記載の電子ファイリング装置。
  6. 【請求項6】 登録手段により登録されたドキュメント
    又は改訂手段により改訂されたドキュメントを所定の登
    録人に順番に送付して、ドキュメント内容の検認を求め
    る検認手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の電
    子ファイリング装置。
  7. 【請求項7】 登録人による検認結果と、検認が為され
    た日時を確認する確認手段を設けたことを特徴とする請
    求項6記載の電子ファイリング装置。
  8. 【請求項8】 登録手段がドキュメントを登録すると、
    そのドキュメントの資料番号を採番する採番手段を設け
    たことを特徴とする請求項3記載の電子ファイリング装
    置。
  9. 【請求項9】 採番手段による採番の体系を設定する設
    定手段を設けたことを特徴とする請求項8記載の電子フ
    ァイリング装置。
  10. 【請求項10】 採番手段は、改訂手段がドキュメント
    を改訂すると、資料番号に改訂番号を付加することを特
    徴とする請求項8記載の電子ファイリング装置。
  11. 【請求項11】 登録手段により登録されたドキュメン
    トを廃棄する廃棄手段を設けたことを特徴とする請求項
    1から請求項10のうちのいずれか1項記載の電子ファ
    イリング装置。
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