JP2001013908A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2001013908A
JP2001013908A JP2000129293A JP2000129293A JP2001013908A JP 2001013908 A JP2001013908 A JP 2001013908A JP 2000129293 A JP2000129293 A JP 2000129293A JP 2000129293 A JP2000129293 A JP 2000129293A JP 2001013908 A JP2001013908 A JP 2001013908A
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潤 小山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度化および多階調化を実現することの
できるデジタルドライバを有する液晶表示装置を提供す
ること。 【解決手段】 本発明によると、複数の画素TFTがマ
トリクス状に配置された画素部と、前記複数のTFTを
駆動するソースドライバおよびゲートドライバと、を有
する液晶表示装置であって、外部から入力されるmビッ
トデジタルビデオデータを2m-n個のnビットデジタル
ビデオデータに変換し、前記ソースドライバに前記nビ
ットデジタルビデオデータを供給する回路と(m、nは
共に2以上の正数、m>n)、を有する液晶表示装置で
あって、前記2m-n個のnビットデジタルデータはラン
ダムに出力され、前記nビットデジタルビデオデータに
よって形成されるサブフレームを2m-n個表示すること
によって1フレームの映像を形成することを特徴とする
液晶表示装置が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】本発明は、アクティブマトリクス型の表示
装置に関する。特に、電圧階調と時間階調との両方によ
って階調表示を行う表示装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
【0004】最近安価なガラス基板上に半導体薄膜を形
成した半導体装置、例えば薄膜トランジスタ(TFT)
を作製する技術が急速に発達してきている。その理由
は、アクティブマトリクス型液晶表示装置の需要が高ま
ってきたことによる。
【0005】アクティブマトリクス型液晶表示装置は、
マトリクス状に配置された数十〜数百万個もの画素部に
それぞれ画素TFTが配置され、各画素TFTに接続さ
れた画素電極に出入りする電荷を画素TFTのスイッチ
ング機能により制御するものである。
【0006】近年、アクティブマトリクス型液晶表示装
置は、従来からよく用いられているノートブック型のパ
ーソナルコンピュータのディスプレイとしてのみなら
ず、デスクトップ型のパーソナルコンピュータのディス
プレイとして普及してきている。
【0007】パーソナルコンピュータにおいては、複数
の情報(文字情報や画像情報を含む)を一度に表示する
ことが求められており、パーソナルコンピュータの表示
能力としての画像の高解像度化、多階調表示化(望まし
くはフルカラー表示化)が図られている。
【0008】このようなパーソナルコンピュータの表示
能力の向上にともない、その表示装置としてのアクティ
ブマトリクス型液晶表示装置の改良が進められている。
そこで、最近は、パーソナルコンピュータとのインター
フェイスが容易であり、かつドライバの高速駆動が可能
なデジタル駆動方式のアクティブマトリクス型液晶表示
装置が注目されてきている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】デジタル駆動方式のアクティブマトリクス
型液晶表示装置には、パーソナルコンピュータ等のデー
タソースからデジタルビデオデータが入力される。デジ
タルドライバを有するアクティブマトリクス型液晶表示
装置には、外部から入力されるデジタルビデオデータを
アナログデータ(階調電圧)に変換するD/A変換回路
(DAC:Digital-Analog Converter)が必要である。
D/A変換回路には、様々な種類のものが存在する。
【0011】デジタルドライバを有するアクティブマト
リクス型液晶表示装置の多階調表示能力は、このD/A
変換回路の能力、つまりD/A変換回路が何ビットのデ
ジタルビデオデータをアナログデータに変換することが
できるかに依存している。例えば、一般的に、2ビット
のデジタルビデオデータを処理するD/A変換回路を有
するアクティブマトリクス型液晶表示装置であれば、2
2=4階調表示を行うことができ、8ビットならば28
256階調表示を行うことができ、またnビットならば
n階調表示を行うことが可能である。
【0012】上述した様に、最近では、アクティブマト
リクス型液晶表示装置の多階調表示、このましくはフル
カラー表示が求められている。デジタルドライバを有す
るアクティブマトリクス型液晶表示装置の階調表示能力
を向上させるためには、D/A変換回路の信号処理能力
を向上させる必要がある。しかし、D/A変換回路の能
力を向上させるためには、D/A変換回路の回路構成が
複雑になり、かつレイアウト面積が大きくなる。
【0013】最近では、D/A変換回路を画素部と同一
基板上にポリシリコンTFTによって形成する液晶表示
装置が報告されてきている。しかし、この場合、D/A
変換回路の回路構成が複雑になると、D/A変換回路の
歩留まりが低下し、液晶表示装置の歩留まりも低下して
しまう。また、D/A変換回路のレイアウト面積が大き
くなると、小型の液晶表示装置を実現することが困難に
なる。
【0014】そこで、高解像度および多階調を実現でき
る小型のアクティブマトリクス型液晶表示装置の実現が
望まれている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
【0016】本発明は上述の問題に鑑みてなされたもの
であり、高解像度化および多階調化を実現することので
きるデジタルドライバを有する表示装置を提供するもの
である。
【0017】本願発明によると、複数の画素TFTがマ
トリクス状に配置された画素部と、前記複数のTFTを
駆動するソースドライバおよびゲートドライバと、外部
から入力されるmビットデジタルビデオデータを2m-n
個のnビットデジタルビデオデータに変換し、前記ソー
スドライバに前記nビットデジタルビデオデータを供給
する回路と(m、nは共に2以上の正数、m>n)、を
有する表示装置であって、前記2m-n個のnビットデジ
タルデータはランダムに出力され、前記nビットデジタ
ルビデオデータによって形成されるサブフレームを2
m-n個表示することによって1フレームの映像を形成す
ることを特徴とする表示装置が提供される。
【0018】また、本願発明によると、複数の画素TF
Tがマトリクス状に配置された画素部と、前記複数のT
FTを駆動するソースドライバおよびゲートドライバ
と、外部から入力されるmビットデジタルビデオデータ
を2m-n個のnビットデジタルビデオデータに変換し、
前記ソースドライバに前記nビットデジタルビデオデー
タを供給する回路と(m、nは共に2以上の正数、m>
n)、を有する表示装置であって、前記2m-n個のnビ
ットデジタルデータはランダムに出力され、前記nビッ
トデジタルビデオデータによって形成されるサブフレー
ムを2m-n個表示することによって1フレームの映像を
形成し、(2m−(2m-n−1))通りの表示階調を得る
ことを特徴とする表示装置が提供される。
【0019】また、本願発明によると、複数の画素TF
Tがマトリクス状に配置された画素部と、前記複数のT
FTを駆動するソースドライバおよびゲートドライバ
と、外部から入力されるmビットデジタルビデオデータ
を2m-n個のnビットデジタルビデオデータに変換し、
前記ソースドライバに前記nビットデジタルビデオデー
タを供給する回路と(m、nは共に2以上の正数、m>
n)、を有する表示装置であって、前記2m-n個のnビ
ットデジタルデータは、複数の出力パターンからランダ
ムに選択されたパターンによって出力され、前記nビッ
トデジタルビデオデータによって形成されるサブフレー
ムを2m-n個表示することによって1フレームの映像を
形成することを特徴とする表示装置が提供される。
【0020】また、本願発明によると、複数の画素TF
Tがマトリクス状に配置された画素部と、前記複数のT
FTを駆動するソースドライバおよびゲートドライバ
と、外部から入力されるmビットデジタルビデオデータ
を2m-n個のnビットデジタルビデオデータに変換し、
前記ソースドライバに前記nビットデジタルビデオデー
タを供給する回路と(m、nは共に2以上の正数、m>
n)、を有する表示装置であって、前記2m-n個のnビ
ットデジタルデータは、複数の出力パターンからランダ
ムに選択されたパターンによって出力され、前記nビッ
トデジタルビデオデータによって形成されるサブフレー
ムを2m-n個表示することによって1フレームの映像を
形成し、(2m−(2m-n−1))通りの表示階調を得る
ことを特徴とする表示装置が提供される。
【0021】
【発明の実施の形態】
【0022】図1を参照する。図1には、本発明の表示
装置の概略構成図が示されている。101はデジタルド
ライバを有するアクティブマトリクス型表示装置であ
る。アクティブマトリクス型表示装置101は、アクテ
ィブマトリクス基板101−1および対向基板101−
2(図示せず)を有している。アクティブマトリクス基
板101−1は、ソースドライバ101−1−1、ゲー
トドライバ101−1−2および101−1−3、およ
び複数の画素TFTがマトリクス状に配置された画素部
101−1−4を有している。ソースドライバ101−
1−4およびゲートドライバ101−1−2ならびに1
01−1−3は、画素部101−1−4の複数の画素T
FTを駆動する。また、対向基板101−2は、対向電
極101−2−1(図示せず)を有している。
【0023】102はデジタルビデオデータ時間階調処
理回路である。デジタルビデオデータ時間階調処理回路
102は、外部から入力されるmビットデジタルビデオ
データに基づいて電圧階調の為の2m-n個のシリアルな
nビットデジタルビデオデータを作成する。外部から入
力されるmビットデジタルビデオデータが、デジタルビ
デオデータ時間階調処理回路102によって電圧階調の
為の2m-n個のシリアルなnビットデジタルビデオデー
タに変換されるわけである。
【0024】mビットデジタルビデオデータを2m-n
のシリアルなnビットデジタルビデオデータに変換する
場合、2m-n個のnビットデジタルビデオデータの出力
順序はランダムに行われる。
【0025】なお、前記mビットのデジタルビデオデー
タのうち(m−n)ビットの階調情報は、時間階調によ
る階調表示に用いられる。本願明細書における、時間階
調によって階調表示を行う方法については後で詳述す
る。
【0026】デジタルビデオデータ時間階調処理回路1
02によって作成された2m-n個のシリアルなnビット
デジタルビデオデータは、デジタルドライバを有するア
クティブマトリクス型表示装置101に入力される。
【0027】アクティブマトリクス型表示装置101に
入力されたnビットデジタルビデオデータは、ソースド
ライバ101−1−1に入力され、ソースドライバ内の
D/A変換回路でアナログ階調データに変換され、各ソ
ース信号線に供給され、対応する画素TFTに供給され
る。
【0028】なお、本願明細書においては、本発明の表
示装置は、デジタルドライバを有するアクティブマトリ
クス型表示装置およびデジタルビデオデータ時間階調処
理回路を有するものとする。また、後述するが、デジタ
ルドライバを有するアクティブマトリクス型表示装置と
デジタルビデオデータ時間階調処理回路とが同一基板上
に一体形成されたものも本発明の表示装置とする。
【0029】以下に本発明の表示装置を実施例をもって
詳しく説明する。ただし、本発明の表示装置は、以下の
実施例に限定されるわけではない。
【0030】
【実施例】
【0031】(実施例1)
【0032】本実施例においては、外部から4ビットデ
ジタルビデオデータが供給される本発明の表示装置とし
て液晶表示装置を例にとって説明する。
【0033】図2を参照する。図2には、本発明の液晶
表示装置の概略構成図が示されている。201はデジタ
ルドライバを有するアクティブマトリクス型液晶表示装
置である。アクティブマトリクス型液晶表示装置201
は、アクティブマトリクス基板201−1および対向基
板201−2(図示せず)を有している。アクティブマ
トリクス基板201−1は、ソースドライバ201−1
−1、ゲートドライバ201−1−2ならびに201−
1−3、および複数の画素TFTがマトリクス状に配置
された画素部201−1−4を有している。ソースドラ
イバ201−1−1およびゲートドライバ201−1−
2ならびに201−1−3は、画素部の複数の画素TF
Tを駆動する。また、対向基板は、対向電極201−2
−1(図示せず)を有している。
【0034】202はデジタルビデオデータ時間階調処
理回路である。デジタルビデオデータ時間階調処理回路
202は、外部から入力される4ビットデジタルビデオ
データに基づいて電圧階調の為の4個(=24-2個)の
シリアルな2ビットデジタルビデオデータを作成する。
上述したように、2m-n個のnビットデジタルビデオデ
ータの出力順序はランダムにされる。前記4ビットのデ
ジタルビデオデータのうち2ビットの階調情報は、時間
階調による階調表示に用いられる。
【0035】デジタルビデオデータ時間階調処理回路2
02によって作成された4個の2ビットデジタルビデオ
データは、デジタルドライバを有するアクティブマトリ
クス型液晶表示装置201にランダムにかつシリアルに
入力される。アクティブマトリクス型液晶表示装置20
1に入力された2ビットデジタルビデオデータは、ソー
スドライバ201−1−1に入力され、ソースドライバ
内のD/A変換回路でアナログ階調電圧に変換され、各
ソース信号線に供給され、対応する画素TFTに供給さ
れる。
【0036】ここで、本実施例の液晶表示装置のアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置201の回路構成、特に
画素部201−1−4の構成について、図3を用いて説
明する。
【0037】本実施例においては、画素部201−1−
4は、(x×y)個の画素を有している。それぞれの画
素には、説明の便宜上、P1,1、P2,1、・・・、Py,x
等の符号が付けられている。また、それぞれの画素は、
画素TFT301、保持容量303を有している。アク
ティブマトリクス基板と対向基板との間には液晶が挟ま
れており、液晶302は各画素に対応する液晶を模式的
に示したものである。なお、COMはコモン電圧端子で
あり、対向電極および保持容量の一端に接続されてい
る。
【0038】本実施例のアクティブマトリクス型液晶表
示装置は、1ライン分の画素(例えば、P1,1、P1,2、
・・・、およびP1,x)を同時に駆動する、いわゆる線
順次駆動を行う。言い換えると、1ライン分の全ての画
素に同時にアナログ階調電圧を書き込む。
【0039】なお、1画面の表示を1フレームと呼ぶ
が、本実施例においては、4個のサブフレームを連続的
に時分割表示することによって1フレームを形成する。
そこで、本実施例においては、1フレームの表示を行う
のに要する時間を1フレーム期間(Tf)と呼び、1フ
レーム期間(Tf)を4分割した期間をサブフレーム期
間(Tsf)と呼び、さらに、1ライン分の画素(例え
ば、P1,1、P1,2、・・・、およびP1,x)にアナログ
階調電圧を書き込むのに要する時間を1サブフレームラ
イン期間(Tsfl)と呼ぶことにする。
【0040】次に、本実施例の液晶表示装置の階調表示
について説明する。本実施例の液晶表示装置には4ビッ
トデジタルビデオデータが供給され、前記4ビットデジ
タルビデオデータが24=16通りの階調情報を有して
いることは上述の通りである。ここで、図4を参照す
る。図4には、本実施例の液晶表示装置に用いられるD
/A変換回路の階調電圧レベルと実際に表示される階調
(階調表示レベル)とが示されている。電圧レベルVL
はD/A変換回路に入力される最低の電圧レベルであ
り、また、電圧レベルVHはD/A変換回路に入力され
る最高の電圧レベルである。
【0041】本実施例においては、2ビット、つまり4
階調の電圧レベルを実現するために、電圧レベルVHと
電圧レベルVLとの間をほぼ等電圧に4分割し、その等
電圧をαとした(α=(VH−VL)/4である)。な
お、ここではαを電圧レベルのステップと呼ぶ。よっ
て、本実施例のD/A変換回路が出力する階調電圧レベ
ルは、2ビットデジタルビデオデータのアドレスが(0
0)の時はVLとなり、2ビットデジタルビデオデータ
のアドレスが(01)の時はVL+αとなり、2ビット
デジタルビデオデータのアドレスが(10)の時はVL
+2αとなり、2ビットデジタルビデオデータのアドレ
スが(11)の時はVL+3αとなる。
【0042】本実施例のD/A変換回路が出力できる階
調電圧レベルは、上述の様にVL、VL+α、VL+2
α、およびVL+3αの4通りであるが、本発明におい
ては、時間階調表示を組合わせることによって液晶表示
装置の階調表示レベルの数を上げることができる。
【0043】つまり、本実施例においては、4ビットデ
ジタルビデオデータのうちの2ビット分の階調情報を時
間階調表示の情報として用いることによって、電圧レベ
ルのステップαをほぼ4等分した階調電圧レベルに相当
する階調表示レベルを実現することができる。すなわ
ち、本実施例の液晶表示装置は、VL、VL+α/4、V
L+2α/4、VL+3α/4、VL+α、VL+5α/
4、VL+6α/4、VL+7α/4、VL+2α、VL+
9α/4、VL+10α/4、VL+11α/4、VL+
3αの階調電圧レベルに相当する階調表示レベルを実現
することができる。
【0044】本発明の液晶表示装置は、1フレーム期間
Tfを4つのサブフレーム期間(1st Tsf、2nd Tsf、
3rd Tsf、および4th Tsf)に分割して表示を行ってい
る。さらに、本実施例の液晶表示装置は線順次駆動を行
うので、1フレーム期間において各画素には1サブフレ
ームライン期間(Tsfl)の間、階調電圧が書き込ま
れ、サブフレーム期間中画素に階調情報が保持される。
よって、各サブフレーム期間(1st Tsf、2nd Tsf、3r
d Tsf、および4th Tsf)に対応する各サブフレームラ
イン期間(1st Tsfl、2nd Tsfl、3rd Tsfl、および4
th Tsfl)に、時間階調処理後の2ビットデジタルビデ
オデータのアドレスがD/A変換回路に入力され、D/
A変換回路から階調電圧が出力される。4つのサブフレ
ームライン期間(1st Tsfl、2nd Tsfl、3rd Tsfl、
および4th Tsfl)に書き込まれる階調電圧によって4
回のサブフレームの表示が高速に行われ、結果として1
フレームの階調表示レベルは、各サブフレームライン期
間の階調電圧レベルの総和を時間平均したものになる。
【0045】ここで、図5〜図8を参照し、本発明の液
晶表示装置における、上記の階調電圧レベルに相当する
階調表示レベルの表示方法について説明する。
【0046】まず、図5を参照する。図5には、外部か
ら入力される4ビットデジタルビデオデータのアドレス
が(0000)の場合に、各サブフレームライン期間
(1stTsfl、2nd Tsfl、3rd Tsfl、または4th Tsf
l)に各画素(画素TFT)に供給される階調電圧レベ
ルが実線で、階調表示レベルが点線で示されている。
(ただし、階調表示レベルを示す点線は、図5において
は、階調電圧レベルを示す実線と重なっている。)
【0047】デジタルビデオデータ時間階調処理回路
は、外部から入力される4ビットデジタルビデオデータ
を基に4個の2ビットのデジタルビデオデータを作成す
る。外部から入力される4ビットデジタルビデオデータ
のアドレスが(0000)の時、デジタルビデオデータ
時間階調処理回路は、2ビットのデジタルビデオデータ
(アドレス(00))を作成し、アクティブマトリクス
型液晶表示装置のソースドライバに供給する。図5に示
されるように、外部から入力される4ビットデジタルビ
デオデータのアドレスが(0000)の時、各サブフレ
ームライン期間(1st Tsfl、2nd Tsfl、3rd Tsfl、
および4th Tsfl)には、階調電圧レベルVL(アドレス
(00))がそれぞれ対応する画素に出力され、サブフ
レーム期間中保持される。図5に示されるように、外部
から入力される4ビットデジタルビデオデータのアドレ
スが(0000)の時、各サブフレームライン期間(1s
t Tsfl、2nd Tsfl、3rd Tsfl、および4th Tsfl)に
供給される階調電圧レベルのパターンは、1通り(Patt
ern1)のみである。よって、階調表示レベルはVLとな
る。
【0048】次に、図6を参照する。図6には、外部か
ら入力される4ビットデジタルビデオデータのアドレス
が(0001)の場合に、各サブフレームライン期間
(1stTsfl、2nd Tsfl、3rd Tsfl、または4th Tsf
l)に各画素(画素TFT)に供給される階調電圧レベ
ルが実線で、階調表示レベルが点線で示されている。
【0049】デジタルビデオデータ時間階調処理回路
は、外部から入力される4ビットデジタルビデオデータ
のアドレスが(0001)の時、2ビットのデジタルビ
デオデータ(アドレス(00)または(01))を作成
し、アクティブマトリクス型液晶表示装置のソースドラ
イバに供給する。図6に示されるように、外部から入力
される4ビットデジタルビデオデータのアドレスが(0
001)の時、各サブフレームライン期間には、階調電
圧レベルVL(アドレス(00))が3回およびVL+α
(アドレス(01))が1回、順序をランダムにして対
応する画素に供給される。図6から理解されるように、
外部から入力される4ビットデジタルビデオデータのア
ドレスが(0001)の時、各サブフレームライン期間
に各画素に供給される階調電圧レベルのパターンは、4
通り(Pattern 1、Pattern 2、Pattern 3、およびPatt
ern 4)であり、何れの場合においても階調表示レベル
はVL+α/4となる。
【0050】このように、本発明の液晶表示装置におい
ては、外部から入力される4ビットデジタルビデオデー
タのアドレスが(0001)の時、各サブフレームライ
ン期間に各画素に供給される階調電圧レベルを、これら
4通りのパターン(Pattern1、Pattern 2、Pattern
3、およびPattern 4)がランダムで供給されるように
する。こうすることによって、VL+α/4に対応する
階調表示レベルを実現でき、かつ、各サブフレームライ
ン期間に各画素に偏りなく階調電圧が書き込まれること
になり、フレーム周波数を上げなくてもフリッカの発生
を減少させることができる。
【0051】次に、図7を参照する。図7には、外部か
ら入力される4ビットデジタルビデオデータのアドレス
が(0010)の場合に、各サブフレームライン期間
(1stTsfl、2nd Tsfl、3rd Tsfl、または4th Tsf
l)に各画素(画素TFT)に供給される階調電圧レベ
ルが実線で、階調表示レベルが点線で示されている。
【0052】デジタルビデオデータ時間階調処理回路
は、外部から入力される4ビットデジタルビデオデータ
のアドレスが(0010)の時、2ビットのデジタルビ
デオデータ(アドレス(00)または(01))を作成
し、アクティブマトリクス型液晶表示装置のソースドラ
イバに供給する。図7に示されるように、外部から入力
される4ビットデジタルビデオデータのアドレスが(0
010)の時、各サブフレームライン期間には、階調電
圧レベルVL(アドレス(00))が2回およびVL+α
(アドレス(01))が2回、順序をランダムにして対
応する画素に供給される。図7から理解されるように、
外部から入力される4ビットデジタルビデオデータのア
ドレスが(0010)の時、各サブフレームライン期間
に各画素に供給される階調電圧レベルのパターンは、6
通り(Pattern 1、Pattern 2、Pattern 3、Pattern
4、Pattern 5、およびPattern 6)であり何れの場合に
おいても、階調表示レベルはVL+2α/4となる。
【0053】このように、外部から入力される4ビット
デジタルビデオデータのアドレスが(0010)の時
も、各サブフレームライン期間に各画素に供給される階
調電圧レベルを、これら6通りのパターン(Pattern
1、Pattern 2、Pattern 3、Pattern 4、Pattern 5、お
よびPattern 6)がランダムで出力されるようにする。
こうすることによって、VL+2α/4に対応する階調
表示レベルを実現でき、かつ、各サブフレームライン期
間に各画素に偏りなく階調電圧が書き込まれることにな
り、フレーム周波数を上げなくてもフリッカの発生を減
少させることができる。
【0054】次に、図8を参照する。図8には、外部か
ら入力される4ビットデジタルビデオデータのアドレス
が(0011)の場合に、各サブフレームライン期間
(1stTsfl、2nd Tsfl、3rd Tsfl、または4th Tsf
l)に画素(画素TFT)に供給される階調電圧レベル
が実線で、階調表示レベルが点線で示されている。
【0055】デジタルビデオデータ時間階調処理回路
は、外部から入力される4ビットデジタルビデオデータ
のアドレスが(0011)の時、2ビットのデジタルビ
デオデータ(アドレス(00)または(01))を作成
し、アクティブマトリクス型液晶表示装置のソースドラ
イバに供給する。図8に示すように、外部から入力され
る4ビットデジタルビデオデータのアドレスが(001
1)の時、各サブフレームライン期間には、階調電圧レ
ベルVL(アドレス(00))が1回およびVL+α(ア
ドレス(01))が3回、順序をランダムにして対応す
る画素に供給される。図8から理解されるように、外部
から入力される4ビットデジタルビデオデータのアドレ
スが(0011)の時、各サブフレームライン期間に各
画素に供給される階調電圧レベルのパターンは、4通り
(Pattern 1、Pattern 2、Pattern3、およびPattern
4)であり何れの場合においても、階調表示レベルはVL
+3α/4となる。
【0056】このように、外部から入力される4ビット
デジタルビデオデータのアドレスが(0011)の時
も、各サブフレームライン期間に各画素に供給される階
調電圧レベルを、これら4通りのパターン(Pattern
1、Pattern 2、Pattern 3、およびPattern 4)がラン
ダムで出力されるようにする。こうすることによって、
VL+3α/4に対応する階調表示レベルを実現でき、
かつ、各サブフレームライン期間に各画素に偏りなく階
調電圧が書き込まれることになり、フレーム周波数を上
げなくてもフリッカの発生を減少させることができる。
【0057】同様に、外部から入力される4ビットデジ
タルビデオデータのアドレスが、(0100)、(01
01)、(0110)、および(0111)の場合につ
いて以下に説明する。
【0058】図9を参照する。図9には、外部から入力
される4ビットデジタルビデオデータのアドレスが(0
100)の場合に、各サブフレームライン期間(1st T
sfl、2nd Tsfl、3rd Tsfl、または4th Tsfl)に各画
素(画素TFT)に供給される階調電圧レベルが実線
で、階調表示レベルが点線で示されている。(ただし、
階調表示レベルを示す点線は、図9においては、階調電
圧レベルを示す実線と重なっている。)
【0059】デジタルビデオデータ時間階調処理回路
は、外部から入力される4ビットデジタルビデオデータ
を基に2ビットのデジタルビデオデータを作成する。外
部から入力される4ビットデジタルビデオデータのアド
レスが(0100)の時、デジタルビデオデータ時間階
調処理回路は、2ビットのデジタルビデオデータ(アド
レス(01))を作成し、アクティブマトリクス型液晶
表示装置のソースドライバに供給する。図9に示される
ように、外部から入力される4ビットデジタルビデオデ
ータのアドレスが(0100)の時、各サブフレームラ
イン期間(1st Tsfl、2nd Tsfl、3rd Tsfl、および4
th Tsfl)には、各階調電圧レベルVL+α(アドレス
(01))がそれぞれ対応する画素に供給される。図9
に示されるように、外部から入力される4ビットデジタ
ルビデオデータのアドレスが(0100)の時、各サブ
フレームライン期間(1st Tsfl、2nd Tsfl、3rd Tsf
l、および4th Tsfl)に供給される階調電圧レベルのパ
ターンは、1通り(Pattern1)のみである。よって、階
調表示レベルはVL+αとなる。
【0060】次に、図10を参照する。図10には、外
部から入力される4ビットデジタルビデオデータのアド
レスが(0101)の場合に、各サブフレームライン期
間(1st Tsfl、2nd Tsfl、3rd Tsfl、または4th Ts
fl)に各画素(画素TFT)に供給される階調電圧レベ
ルが実線で、階調表示レベルが点線で示されている。
【0061】デジタルビデオデータ時間階調処理回路
は、外部から入力される4ビットデジタルビデオデータ
のアドレスが(0101)の時、2ビットのデジタルビ
デオデータ(アドレス(01)または(10))を作成
し、アクティブマトリクス型液晶表示装置のソースドラ
イバに供給する。図10に示されるように、外部から入
力される4ビットデジタルビデオデータのアドレスが
(0101)の時、各サブフレームライン期間には、階
調電圧レベルVL+α(アドレス(01))が3回およ
びVL+2α(アドレス(10))が1回、順序をラン
ダムにして対応する画素に供給される。図10から理解
されるように、外部から入力される4ビットデジタルビ
デオデータのアドレスが(0101)の時、各サブフレ
ームライン期間に供給される階調電圧レベルのパターン
は、4通り(Pattern 1、Pattern 2、Pattern 3、およ
びPattern 4)であり何れの場合においても、階調表示
レベルはVL+5α/4となる。
【0062】なお、外部から入力される4ビットデジタ
ルビデオデータのアドレスが(0101)の時、各サブ
フレームライン期間に各画素に供給される階調電圧レベ
ルを、これら4通りのパターン(Pattern 1、Pattern
2、Pattern 3、およびPattern 4)がランダムで出力さ
れるようにする。こうすることによって、VL+5α/
4に対応する階調表示レベルを実現でき、かつ、各サブ
フレームライン期間に各画素に偏りなく階調電圧が書き
込まれることになり、フレーム周波数を上げなくてもフ
リッカの発生を減少させることができる。
【0063】次に、図11を参照する。図11には、外
部から入力される4ビットデジタルビデオデータのアド
レスが(0110)の場合に、各サブフレームライン期
間(1st Tsfl、2nd Tsfl、3rd Tsfl、または4th Ts
fl)に各画素(画素TFT)に供給される階調電圧レベ
ルが実線で、階調表示レベルが点線で示されている。
【0064】デジタルビデオデータ時間階調処理回路
は、外部から入力される4ビットデジタルビデオデータ
のアドレスが(0110)の時、2ビットのデジタルビ
デオデータ(アドレス(01)または(10))を作成
し、アクティブマトリクス型液晶表示装置のソースドラ
イバに供給する。図11に示されるように、外部から入
力される4ビットデジタルビデオデータのアドレスが
(0110)の時、各サブフレームライン期間には、階
調電圧レベルVL+α(アドレス(01))が2回およ
びVL+2α(アドレス(10))が2回、順序をラン
ダムにして対応する画素に供給される。図11から理解
されるように、外部から入力される4ビットデジタルビ
デオデータのアドレスが(0110)の時、各サブフレ
ームライン期間に各画素に供給される階調電圧レベルの
パターンは、6通り(Pattern 1、Pattern 2、Pattern
3、Pattern 4、Pattern 5、およびPattern 6)であり
何れの場合においても、階調表示レベルはVL+6α/
4となる。
【0065】なお、外部から入力される4ビットデジタ
ルビデオデータのアドレスが(0110)の時も、各サ
ブフレームライン期間に各画素に供給される階調電圧レ
ベルを、これら6通りのパターン(Pattern 1、Pattern
2、Pattern 3、Pattern 4、Pattern 5、およびPatter
n 6)がランダムで出力されるようにする。こうするこ
とによって、VL+6α/4に対応する階調表示レベル
を実現でき、かつ、各サブフレームライン期間に各画素
に偏りなく階調電圧が書き込まれることになり、フレー
ム周波数を上げなくてもフリッカの発生を減少させるこ
とができる。
【0066】次に、図12を参照する。図12には、外
部から入力される4ビットデジタルビデオデータのアド
レスが(0111)の場合に、各サブフレームライン期
間(1st Tsfl、2nd Tsfl、3rd Tsfl、または4th Ts
fl)に画素(画素TFT)に供給される階調電圧レベル
が実線で、階調表示レベルが点線で示されている。
【0067】デジタルビデオデータ時間階調処理回路
は、外部から入力される4ビットデジタルビデオデータ
のアドレスが(0111)の時、2ビットのデジタルビ
デオデータ(アドレス(01)または(10))を作成
し、アクティブマトリクス型液晶表示装置のソースドラ
イバに供給する。図12に示されるように、外部から入
力される4ビットデジタルビデオデータのアドレスが
(0111)の時、各サブフレームライン期間には、階
調電圧レベルVL+α(アドレス(01))が1回およ
びVL+2α(アドレス(10))が3回、順序をラン
ダムにして対応する画素に供給される。図12から理解
されるように、外部から入力される4ビットデジタルビ
デオデータのアドレスが(0111)の時、各サブフレ
ームライン期間に各画素に供給される階調電圧レベルの
パターンは、4通り(Pattern 1、Pattern 2、Pattern
3、およびPattern 4)であり何れの場合においても、
階調表示レベルはVL+7α/4となる。
【0068】このように、外部から入力される4ビット
デジタルビデオデータのアドレスが(0111)の時
も、各サブフレームライン期間に各画素に供給される階
調電圧レベルを、これら4通りのパターン(Pattern
1、Pattern 2、Pattern 3、およびPattern 4)がラン
ダムで出力されるようにする。こうすることによって、
VL+7α/4に対応する階調表示レベルを実現でき、
かつ、各サブフレームライン期間に各画素に偏りなく階
調電圧が書き込まれることになり、フレーム周波数を上
げなくてもフリッカの発生を減少させることができる。
【0069】同様に、外部から入力される4ビットデジ
タルビデオデータのアドレスが、(1000)、(10
01)、(1010)、および(1011)の場合につ
いて以下に説明する。
【0070】図13を参照する。図13には、外部から
入力される4ビットデジタルビデオデータのアドレスが
(1000)の場合に、各サブフレームライン期間(1s
t Tsfl、2nd Tsfl、3rd Tsfl、または4th Tsfl)に
各画素(画素TFT)に供給される階調電圧レベルが実
線で、階調表示レベルが点線で示されている。
【0071】デジタルビデオデータ時間階調処理回路
は、外部から入力される4ビットデジタルビデオデータ
を基に2ビットのデジタルビデオデータを作成する。外
部から入力される4ビットデジタルビデオデータのアド
レスが(1000)の時、デジタルビデオデータ時間階
調処理回路は、2ビットのデジタルビデオデータ(アド
レス(10))を作成し、アクティブマトリクス型液晶
表示装置のソースドライバに供給する。図13に示され
るように、外部から入力される4ビットデジタルビデオ
データのアドレスが(1000)の時、各サブフレーム
ライン期間(1stTsfl、2nd Tsfl、3rd Tsfl、および
4th Tsfl)には、階調電圧レベルVL+2α(アドレス
(10))がそれぞれ対応する画素に供給される。図1
3に示されるうように、外部から入力される4ビットデ
ジタルビデオデータのアドレスが(1000)の時、各
サブフレームライン期間(1st Tsfl、2nd Tsfl、3rd
Tsfl、および4th Tsfl)に供給される階調電圧レベル
のパターンは、1通り(Pattern 1)のみである。よっ
て、階調表示レベルはVL+2αとなる。
【0072】次に、図14を参照する。図14には、外
部から入力される4ビットデジタルビデオデータのアド
レスが(1001)の場合に、各サブフレームライン期
間(1st Tsfl、2nd Tsfl、3rd Tsfl、または4th Ts
fl)に各画素(画素TFT)に供給される階調電圧レベ
ルが実線で、階調表示レベルが点線で示されている。
【0073】デジタルビデオデータ時間階調処理回路
は、外部から入力される4ビットデジタルビデオデータ
のアドレスが(1001)の時、2ビットのデジタルビ
デオデータ(アドレス(10)または(11))を作成
し、アクティブマトリクス型液晶表示装置のソースドラ
イバに供給する。図14に示されるように、外部から入
力される4ビットデジタルビデオデータのアドレスが
(1001)の時、各サブフレームライン期間には、階
調電圧レベルVL+2α(アドレス(10))が3回お
よびVL+3α(アドレス(11))が1回、順序をラ
ンダムにして対応する画素に供給される。図14から理
解されるように、外部から入力される4ビットデジタル
ビデオデータのアドレスが(1001)の時、各サブフ
レームライン期間に各画素に供給される階調電圧レベル
のパターンは、4通り(Pattern 1、Pattern 2、Patter
n 3、およびPattern 4)であり何れの場合において
も、階調表示レベルはVL+9α/4となる。
【0074】なお、外部から入力される4ビットデジタ
ルビデオデータのアドレスが(1001)の時、各サブ
フレームライン期間に各画素に供給される階調電圧レベ
ルを、これら4通りのパターン(Pattern 1、Pattern
2、Pattern 3、およびPattern 4)がランダムで出力さ
れるようにしている。こうすることによって、VL+9
α/4に対応する階調表示レベルを実現でき、かつ、各
サブフレームライン期間に各画素に偏りなく階調電圧が
書き込まれることになり、フレーム周波数を上げなくて
もフリッカの発生を減少させることができる。
【0075】次に、図15を参照する。図15には、外
部から入力される4ビットデジタルビデオデータのアド
レスが(1010)の場合に、各サブフレームライン期
間(1st Tsfl、2nd Tsfl、3rd Tsfl、または4th Ts
fl)に各画素(画素TFT)に供給される階調電圧レベ
ルが実線で、階調表示レベルが点線で示されている。
【0076】デジタルビデオデータ時間階調処理回路
は、外部から入力される4ビットデジタルビデオデータ
のアドレスが(1010)の時、2ビットのデジタルビ
デオデータ(アドレス(10)または(11))を作成
し、アクティブマトリクス型液晶表示装置のソースドラ
イバに供給する。図15に示されるように、外部から入
力される4ビットデジタルビデオデータのアドレスが
(1010)の時、各サブフレームライン期間には、階
調電圧レベルVL+2α(アドレス(10))が2回お
よびVL+3α(アドレス(11))が2回、順序をラ
ンダムにして対応する画素に供給される。図15から理
解されるように、外部から入力される4ビットデジタル
ビデオデータのアドレスが(1010)の時、各サブフ
レームライン期間に各画素に供給される階調電圧レベル
のパターンは、6通り(Pattern 1、Pattern 2、Patter
n 3、Pattern 4、Pattern 5、およびPattern 6)であ
り何れの場合においても、階調表示レベルはVL+10
α/4となる。
【0077】外部から入力される4ビットデジタルビデ
オデータのアドレスが(1010)の時も、各サブフレ
ームライン期間に各画素に供給される階調電圧レベル
を、これら6通りのパターン(Pattern 1、Pattern 2、
Pattern 3、Pattern 4、Pattern 5、およびPattern
6)がランダムで出力されるようにする。こうすること
によって、VL+10α/4に対応する階調表示レベル
を実現でき、かつ、各サブフレームライン期間に各画素
に偏りなく階調電圧が書き込まれることになり、フレー
ム周波数を上げなくてもフリッカの発生を減少させるこ
とができる。
【0078】次に、図16を参照する。図16には、外
部から入力される4ビットデジタルビデオデータのアド
レスが(1011)の場合に、各サブフレームライン期
間(1st Tsfl、2nd Tsfl、3rd Tsfl、または4th Ts
fl)に画素(画素TFT)に供給される階調電圧レベル
が実線で、階調表示レベルが点線で示されている。
【0079】デジタルビデオデータ時間階調処理回路
は、外部から入力される4ビットデジタルビデオデータ
のアドレスが(1011)の時、2ビットのデジタルビ
デオデータ(アドレス(10)または(11))を作成
し、アクティブマトリクス型液晶表示装置のソースドラ
イバに供給する。図16に示される、外部から入力され
る4ビットデジタルビデオデータのアドレスが(101
1)の時、各サブフレームライン期間には、階調電圧レ
ベルVL+2α(アドレス(10))が1回およびVL+
3α(アドレス(11))が3回、順序をランダムにし
て対応する画素に供給される。図16から理解されるよ
うに、外部から入力される4ビットデジタルビデオデー
タのアドレスが(1011)の時、各サブフレームライ
ン期間に各画素に供給される階調電圧レベルのパターン
は、4通り(Pattern 1、Pattern2、Pattern 3、およ
びPattern 4)であり何れの場合においても、階調表示
レベルはVL+11α/4となる。
【0080】外部から入力される4ビットデジタルビデ
オデータのアドレスが(1011)の時も、各サブフレ
ームライン期間に各画素に供給される階調電圧レベル
を、これら4通りのパターン(Pattern 1、Pattern 2、
Pattern 3、およびPattern 4)がランダムで出力され
るようにする。こうすることによって、VL+11α/
4に対応する階調表示レベルを実現でき、かつ、各サブ
フレームライン期間に各画素に偏りなく階調電圧が書き
込まれることになり、フレーム周波数を上げなくてもフ
リッカの発生を減少させることができる。
【0081】次に図17を参照する。図17には、外部
から入力される4ビットデジタルビデオデータのアドレ
スが(1100)〜(1111)の場合に、各サブフレ
ームライン期間(1st Tsfl、2nd Tsfl、3rd Tsfl、
または4th Tsfl)に各画素(画素TFT)に供給され
る階調電圧レベルが実線で示されている。
【0082】デジタルビデオデータ時間階調処理回路
は、外部から入力される4ビットデジタルビデオデータ
を基に2ビットのデジタルビデオデータを作成する。外
部から入力される4ビットデジタルビデオデータのアド
レスが(1100)〜(1111)の時、デジタルビデ
オデータ時間階調処理回路は、2ビットのデジタルビデ
オデータ(アドレス(11))を作成し、アクティブマ
トリクス型液晶表示装置のソースドライバに供給する。
図17に示されるように、外部から入力される4ビット
デジタルビデオデータのアドレスが(1100)〜(1
111)の時、各サブフレームライン期間(1st Tsf
l、2nd Tsfl、3rd Tsfl、および4th Tsfl)には、階
調電圧レベルVL+3α(アドレス(11))がそれぞ
れ対応する画素に供給される。図17に示されるうよう
に、外部から入力される4ビットデジタルビデオデータ
のアドレスが(1100)〜(1111)の時、各サブ
フレームライン期間(1st Tsfl、2nd Tsfl、3rd Tsf
l、および4th Tsfl)に供給される階調電圧レベルのパ
ターンは、1通り(Pattern 1)のみである。よって、
階調表示レベルはVL+3αとなる。
【0083】ここで、図18および図19を参照する。
図18および図19には、本実施例の液晶表示装置の駆
動タイミングチャートが示されている。図18および図
19には、画素P1,1、画素P2,1、画素P3,1、および
画素Py,1が例にとって示されている。なお、図18お
よび図19は時間的に連続したタイミングチャートであ
るが、図面の都合上、2図に分けて示されている。
【0084】前述の様に、1フレーム期間(Tf)は、
第1サブフレーム期間(1st Tsf)、第2サブフレーム
期間(2nd Tsf)、第3サブフレーム期間(3rd Ts
f)、および第4サブフレーム期間(4th Tsf)によっ
て構成される。各サブフレーム期間の始まりには、水平
帰線期間(Th)がある。
【0085】第1サブフレーム期間(1st Tsf)におい
ては、画素P1,1〜画素P1,xには、第1サブフレームラ
イン期間(1st Tsfl)に対応する2ビットのデジタル
ビデオデータがD/A変換回路によってアナログ階調電
圧に変換され書き込まれる。
【0086】画素P1,1〜画素P1,xにデジタルビデオデ
ータがD/A変換回路によってアナログ階調電圧に変換
され書き込まれた後、次のサブフレームライン期間に
は、画素P2,1〜画素P2,xにデジタルビデオデータがD
/A変換回路によってアナログ階調電圧に変換され書き
込まれる。
【0087】このようにして、全ての画素に画像情報を
有するアナログ階調電圧が順に書き込まれる。よって第
1サブフレーム期間が終了する。
【0088】そして、第1サブフレーム期間の経過後、
第2サブフレーム期間が始まる。第2サブフレーム期間
(2nd Tsf)においても、水平帰線期間Thの後、画素
P1,1〜画素P1,xには、第2サブフレームライン期間
(2nd Tsfl)にデジタルビデオデータがD/A変換回
路によってアナログ階調電圧に変換され書き込まれる。
画素P1,1〜画素P1,xにデジタルビデオデータがD/A
変換回路によってアナログ階調電圧に変換され書き込ま
れた後、次のサブフレームライン期間には、画素P2,1
〜画素P2,xにデジタルビデオデータがD/A変換回路
によってアナログ階調電圧に変換され書き込まれる。
【0089】このようにして、全ての画素に画像情報を
有するアナログ階調電圧が順に書き込まれる。よって第
2サブフレーム期間が終了する。
【0090】第3サブフレーム期間(3rd Tsf)および
第4サブフレーム期間(4th Tsf)においても同様の動
作が行われる。
【0091】このようにして、第1サブフレーム期間か
ら第4サブフレーム期間迄が終了する。
【0092】第1のフレーム期間終了後、第2のフレー
ム期間が始まる(図19)。本実施例では、フレーム期
間ごとに液晶に印加される電界の向きが逆となるフレー
ム反転を行う。
【0093】ここで、図20を参照する。図20は、あ
る画素(例えば、画素P1,1)の画素電極にサブフレー
ム期間ごとに書き込まれる階調電圧レベルと、フレーム
期間における階調表示レベルとの関係を示した例であ
る。
【0094】始めに1フレーム期間目に着目する。1フ
レーム期間目には、外部から4ビットのデジタルデータ
のアドレスが(0110)のデジタルデータが供給され
ている。この1フレーム目には、上述の4ビットデジタ
ルビデオデータのアドレスが(0110)の場合の、パ
ターン2(Pattern 2)の出力がされている。第1のサ
ブフレームライン期間(1st Tsfl)にはVL+2αの階
調電圧が書き込まれ第1のサブフレーム期間(1st Ts
f)中保持され、階調電圧VL+2αに対応した階調表示
が行われる。第2サブフレームライン期間(2nd Tsf
l)にはVL+αの階調電圧が書き込まれ、第2のサブフ
レーム期間(2nd Tsf)には階調電圧VL+αに対応し
た階調表示が行われる。第3のサブフレームライン期間
(3rd Tsfl)にはVL+2αの階調電圧が書き込まれ、
第3のサブフレーム期間(3rd Tsf)には階調電圧VL
+2αに対応した階調表示が行われる。第4のサブフレ
ームライン期間(4th Tsfl)にはVL+αの階調電圧が
書き込まれ、第4のサブフレーム期間(4th Tsf)には
階調電圧VL+αに対応した階調表示が行われる。よっ
て、1フレーム目の階調表示レベルは、VL+6α/4
の階調電圧レベルに対応した階調表示となる。
【0095】次に2フレーム期間目に着目する。2フレ
ーム期間目には、外部から4ビットのデジタルデータの
アドレスが(0011)のデジタルデータが供給されて
いる。この1フレーム目には、上述の4ビットデジタル
ビデオデータのアドレスが(0011)の場合の、パタ
ーン4(Pattern 4)の出力がされている。第1のサブ
フレームライン期間(1st Tsfl)にはVLの階調電圧が
書き込まれ、第1のサブフレーム期間(1st Tsf)には
階調電圧VLに対応した階調表示が行われる。第2サブ
フレームライン期間(2nd Tsfl)にはVL+αの階調電
圧が書き込まれ、第2のサブフレーム期間(2nd Tsf)
には階調電圧VL+αに対応した階調表示が行われる。
第3のサブフレームライン期間(3rd Tsfl)にはVL+
αの階調電圧が書き込まれ、第3のサブフレーム期間
(3rd Tsf)には階調電圧VL+αに対応した階調表示
が行われる。第4のサブフレームライン期間(4th Tsf
l)にはVL+αの階調電圧が書き込まれ、第4のサブフ
レーム期間(4th Tsf)には階調電圧VL+αに対応し
た階調表示が行われる。よって、2フレーム目の階調表
示レベルは、VL+3α/4の階調電圧レベルに対応し
た階調表示となる。
【0096】なお、図20に示す表示例は、あくまでも
一例であり、入力される4ビットデジタルデータに対応
したどのパターンの出力がされるかは、ランダムに決定
される。
【0097】なお、本実施例においては、4階調の電圧
レベルを実現するために、電圧レベルVHと電圧レベル
VLとの間をほぼ等電圧レベルに分割し、その等電圧を
ステップをαとしたが、電圧レベルVHと電圧レベルVL
との間を等電圧レベルに分割せず任意に設定した場合で
も、本発明を適用することもできる。
【0098】また、本実施例においては、液晶パネルの
D/A変換回路に電圧レベルVHと電圧レベルVLとを入
力し階調電圧レベルを実現できるようにしたが、3以上
の電圧レベルの入力によって階調電圧レベルを実現する
ようにすることもできる。
【0099】また、本実施例においては、外部から入力
される4ビットデジタルビデオデータに基づいて2ビッ
トの電圧階調の為のデジタルビデオデータを作成し、4
ビットのデジタルビデオデータのうち2ビットの階調情
報は、時間階調によって表現されるようにした。ここ
で、一般に、外部からmビットのデジタルビデオデータ
が時間階調処理回路によって、階調電圧の為のnビット
デジタルビデオデータに変換され、(m−n)ビットの
階調情報は、時間階調によって表現される場合を考え
る。なお、m、nは共に2以上の整数であり、m>nと
する。
【0100】この場合、フレーム期間(Tf)とサブフ
レーム期間(Tsf)との関係は、 Tf=2m-n・Tsf となり、(2m−(2m-n−1))通りの階調表示を行う
ことができる。
【0101】なお、本実施例においては、m=4かつn
=2の場合を例にとって説明したが、これらの場合に限
定されるわけではないことは、言うまでもない。m=1
2かつn=4であってもよい。また、m=8かつn=2
であってもよい。また、m=8かつn=6であってもよ
い。また、m=10かつn=2であってもよいし、その
他の場合であってもよい。
【0102】なお、階調電圧レベルは、液晶に実際に印
加される電圧であるとしてもよい。つまり、階調電圧レ
ベルは、対向電極に印加されるVCOMを考慮にいれた電
圧レベルであるとしてもよい。
【0103】(実施例2)
【0104】本実施例においては、上記実施例1におけ
る本発明の液晶表示装置の構成において、サブフレーム
ごとにフレーム反転駆動を行った場合について説明す
る。
【0105】図21を参照する。図21には、本実施例
の液晶表示装置の駆動タイミングチャートが示されてい
る。図21は、画素P1,1、画素P2,1、画素P3,1、お
よび画素Py,1が例にとって示されている。
【0106】本実施例においても、前述の様に、1フレ
ーム期間(Tf)は、第1サブフレーム期間(1st Ts
f)、第2サブフレーム期間(2nd Tsf)、第3サブフ
レーム期間(3rd Tsf)、および第4サブフレーム期間
(4th Tsf)によって構成される。各サブフレーム期間
の始まりには、水平帰線期間Thがある。
【0107】第1サブフレーム期間において、水平帰線
期間(Th)経過後、画素P1,1には、第1サブフレー
ムライン期間(1st Tsfl)にデジタルビデオデータが
D/A変換回路によってアナログ階調電圧に変換され、
そのアナログ階調電圧が書き込まれる。なお、画素P1,
1〜画素P1,xには、同時に、それぞれの画素に対応した
アナログ階調電圧が書き込まれる。
【0108】画素P1,1〜画素P1,xにデジタルビデオデ
ータがD/A変換回路によってアナログ階調電圧に変換
され書き込まれた後、次のサブフレームライン期間に
は、画素P2,1〜画素P2,xにデジタルビデオデータがD
/A変換回路によってアナログ階調電圧に変換され書き
込まれる。
【0109】このようにして、全ての画素に画像情報を
有するアナログ階調電圧が順に書き込まれる。よって第
1サブフレーム期間が終了する。
【0110】そして、第1サブフレーム期間の経過後、
第2サブフレーム期間が始まる。第2サブフレーム期間
(2nd Tsf)においても、水平帰線期間経過後、画素P
1,1〜画素P1,xには、第2サブフレームライン期間(2n
d Tsfl)にデジタルビデオデータがD/A変換回路に
よってアナログ階調電圧に変換され書き込まれる。図示
するように、第2サブフレーム期間に書き込まれる電圧
は、第1サブフレーム期間に書き込まれる電圧による電
界の向きと逆になるような電圧が書き込まれる。画素P
1,1〜画素P1,xにデジタルビデオデータがD/A変換回
路によってアナログ階調電圧に変換され書き込まれた
後、次のサブフレームライン期間には、画素P2,1〜画
素P2,xにデジタルビデオデータがD/A変換回路によ
ってアナログ階調電圧に変換され書き込まれる。
【0111】このようにして、全ての画素に画像情報を
有するアナログ階調電圧が順に書き込まれる。よって第
2サブフレーム期間が終了する。
【0112】第3サブフレーム期間(3rd Tsf)および
第4サブフレーム期間(4th Tsf)においても同様の動
作が行われる。
【0113】このようにして、第1サブフレーム期間か
ら第4サブフレーム期間迄が終了する。
【0114】第1のフレーム期間終了後、第2のフレー
ム期間が始まる(図示せず)。
【0115】このように本実施例においては、サブフレ
ーム期間毎に液晶に印加される電界の向きが逆になるサ
ブフレーム反転方式によって表示を行うので、よりちら
つきの少ない表示が可能となる。
【0116】(実施例3)
【0117】本実施例においては、10ビットデジタル
ビデオデータが入力される液晶表示装置について説明す
る。図22を参照する。図22には、本実施例の液晶表
示装置の概略構成図が示されている。液晶パネル200
1は、アクティブマトリクス基板2001−1および対
向基板(図示せず)を有している。アクティブマトリク
ス基板2001−1には、ソースドライバ2001−1
−1ならびに2001−1−2、ゲートドライバ200
1−1−3、複数の画素TFTがマトリクス状に配置さ
れた画素部2001−1−4、およびデジタルビデオデ
ータ時間階調処理回路2001−1−5を有している。
また、対向基板は、対向電極を有している。
【0118】本実施例においては、図22に示すよう
に、画素部、ドライバおよびデジタルビデオデータ時間
階調処理回路がアクティブマトリクス基板上に一体形成
されており、全体の構成として液晶表示装置が形成され
ている。
【0119】デジタルビデオデータ時間階調処理回路2
001−1−5は、外部から入力される10ビットデジ
タルビデオデータに基づいて4個のシリアルな8ビット
デジタルビデオデータに変換する。8ビットのデジタル
ビデオデータのうち2ビットの階調情報は、時間階調に
よって表現される。なお、4個の8ビットデジタルビデ
オデータがランダムに出力される点は、上述の実施例1
で説明したのと同様である。
【0120】デジタルビデオデータ時間階調処理回路2
001−1−5によって変換された4個の8ビットデジ
タルビデオデータは、ソースドライバ2001−1−1
および2001−1−2に順序をランダムにして入力さ
れ、ソースドライバ内のD/A変換回路(図示せず)で
アナログ階調電圧に変換され、各ソース信号線に供給さ
れる。
【0121】ここで、図23を参照する。図23には、
本実施例の液晶表示装置の回路構成がより詳しく示され
ている。ソースドライバ2001−1−1は、シフトレ
ジスタ回路2001−1−1−1、ラッチ回路1(20
01−1−1−2)、ラッチ回路2(2001−1−1
−3)、D/A変換回路(2001−1−1−4)を有
している。その他、バッファ回路やレベルシフタ回路
(いずれも図示せず)を有している。また、説明の便宜
上、D/A変換回路2001−1−1−4にはレベルシ
フタ回路が含まれている。
【0122】ソースドライバ2001−1−2は、ソー
スドライバ2001−1−1と同じ構成を有する。な
お、ソースドライバ2001−1−1は、奇数番目のソ
ース信号線に階調電圧を供給し、ソースドライバ200
1−1−2は、偶数番目のソース信号線に階調電圧を供
給するようになっている。
【0123】なお、本実施例のアクティブマトリクス型
液晶表示装置においては、回路レイアウトの都合上、画
素部の上下を挟むように2つのソースドライバ2001
−1−1および2001−1−2を設けたが、回路レイ
アウト上、可能であれば、ソースドライバを1つだけ設
けるようにしても良い。
【0124】また、2001−1−3はゲートドライバ
であり、シフトレジスタ回路、バッファ回路、レベルシ
フタ回路等(いずれも図示せず)を有している。
【0125】画素部2001−1−4は、1920×1
080(横×縦)の画素を有している。各画素の構成
は、上記実施例1で説明したものと同様である。
【0126】(実施例4)
【0127】ここでは画素部の画素TFTと、画素部の
周辺に設けられる駆動回路(ソースドライバ、ゲートド
ライバ、D/A変換回路、デジタルビデオデータ時間階
調処理回路等)のTFTを同一基板上に作製する方法に
ついて工程に従って詳細に説明する。但し、説明を簡単
にするために、制御回路ではシフトレジスタ回路、バッ
ファ回路、D/A変換回路などの基本回路であるCMO
S回路と、nチャネル型TFTとを図示することにす
る。
【0128】図24(A)において、基板6001には
低アルカリガラス基板や石英基板を用いることができ
る。本実施例では低アルカリガラス基板を用いた。この
場合、ガラス歪み点よりも10〜20℃程度低い温度で
あらかじめ熱処理しておいても良い。この基板6001
のTFTを形成する表面には、基板6001からの不純
物拡散を防ぐために、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜
または酸化窒化シリコン膜などの下地膜6002を形成
する。例えば、プラズマCVD法でSiH4、NH3、N
2Oから作製される酸化窒化シリコン膜を100nm、
同様にSiH4、N2Oから作製される酸化窒化シリコン
膜を6100nmの厚さに積層形成する。
【0129】次に、20〜6050nm(好ましくは3
0〜80nm)の厚さで非晶質構造を有する半導体膜6
003aを、プラズマCVD法やスパッタ法などの公知
の方法で形成する。本実施例では、プラズマCVD法で
非晶質シリコン膜を55nmの厚さに形成した。非晶質
構造を有する半導体膜としては、非晶質半導体膜や微結
晶半導体膜があり、非晶質シリコンゲルマニウム膜など
の非晶質構造を有する化合物半導体膜を適用しても良
い。また、下地膜6002と非晶質シリコン膜6003
aとは同じ成膜法で形成することが可能であるので、両
者を連続形成しても良い。下地膜を形成した後、一旦大
気雰囲気に晒さないことでその表面の汚染を防ぐことが
可能となり、作製するTFTの特性バラツキやしきい値
電圧の変動を低減させることができる。(図24
(A))
【0130】そして、公知の結晶化技術を使用して非晶
質シリコン膜6003aから結晶質シリコン膜6003
bを形成する。例えば、レーザー結晶化法や熱結晶化法
(固相成長法)を適用すれば良いが、ここでは、特開平
7−6030652号公報で開示された技術に従って、
触媒元素を用いる結晶化法で結晶質シリコン膜6003
bを形成した。結晶化の工程に先立って、非晶質シリコ
ン膜の含有水素量にもよるが、400〜500℃で1時
間程度の熱処理を行い、含有水素量を5atom%以下にし
てから結晶化させることが望ましい。非晶質シリコン膜
を結晶化させると原子の再配列が起こり緻密化するの
で、作製される結晶質シリコン膜の厚さは当初の非晶質
シリコン膜の厚さ(本実施例では55nm)よりも1〜
15%程度減少した。(図24(B))
【0131】そして、結晶質シリコン膜6003bを島
状に分割して、島状半導体層6004〜6007を形成
する。その後、プラズマCVD法またはスパッタ法によ
り50〜100nmの厚さの酸化シリコン膜によるマス
ク層6008を形成する。(図24(C))
【0132】そしてレジストマスク6009を設け、n
チャネル型TFTを形成する島状半導体層6005〜6
007の全面にしきい値電圧を制御する目的で1×10
16〜5×1017atoms/cm3程度の濃度でp型を付与する
不純物元素としてボロン(B)を添加した。ボロン
(B)の添加はイオンドープ法で実施しても良いし、非
晶質シリコン膜を成膜するときに同時に添加しておくこ
ともできる。ここでのボロン(B)添加は必ずしも必要
でないが、ボロン(B)を添加した半導体層6010〜
6012はnチャネル型TFTのしきい値電圧を所定の
範囲内に収めるために形成することが好ましかった。
(図24(D))
【0133】駆動回路のnチャネル型TFTのLDD領
域を形成するために、n型を付与する不純物元素を島状
半導体層6010、6011に選択的に添加する。その
ため、あらかじめレジストマスク6013〜6016を
形成した。n型を付与する不純物元素としては、リン
(P)や砒素(As)を用いれば良く、ここではリン
(P)を添加すべく、フォスフィン(PH3)を用いた
イオンドープ法を適用した。形成された不純物領域60
17、6018のリン(P)濃度は2×1016〜5×1
19atoms/cm3の範囲とすれば良い。本明細書中で
は、ここで形成された不純物領域6017〜6019に
含まれるn型を付与する不純物元素の濃度を(n-)と
表す。また、不純物領域6019は、画素マトリクス回
路の保持容量を形成するための半導体層であり、この領
域にも同じ濃度でリン(P)を添加した。(図25
(A))
【0134】次に、マスク層6008をフッ酸などによ
り除去して、図24(D)と図25(A)で添加した不
純物元素を活性化させる工程を行う。活性化は、窒素雰
囲気中で500〜600℃で1〜4時間の熱処理や、レ
ーザー活性化の方法により行うことができる。また、両
者を併用して行っても良い。本実施例では、レーザー活
性化の方法を用い、KrFエキシマレーザー光(波長2
48nm)を用い、線状ビームを形成して、発振周波数
5〜50Hz、エネルギー密度100〜500mJ/c
2として線状ビームのオーバーラップ割合を80〜9
8%として走査して、島状半導体層が形成された基板全
面を処理した。尚、レーザー光の照射条件には何ら限定
される事項はなく、実施者が適宣決定すれば良い。
【0135】そして、ゲート絶縁膜6020をプラズマ
CVD法またはスパッタ法を用いて10〜150nmの
厚さでシリコンを含む絶縁膜で形成する。例えば、12
0nmの厚さで酸化窒化シリコン膜を形成する。ゲート
絶縁膜には、他のシリコンを含む絶縁膜を単層または積
層構造として用いても良い。(図25(B))
【0136】次に、ゲート電極を形成するために第1の
導電層を成膜する。この第1の導電層は単層で形成して
も良いが、必要に応じて二層あるいは三層といった積層
構造としても良い。本実施例では、導電性の窒化物金属
膜から成る導電層(A)6021と金属膜から成る導電
層(B)6022とを積層させた。導電層(B)602
2はタンタル(Ta)、チタン(Ti)、モリブデン
(Mo)、タングステン(W)から選ばれた元素、また
は前記元素を主成分とする合金か、前記元素を組み合わ
せた合金膜(代表的にはMo−W合金膜、Mo−Ta合
金膜)で形成すれば良く、導電層(A)6021は窒化
タンタル(TaN)、窒化タングステン(WN)、窒化
チタン(TiN)膜、窒化モリブデン(MoN)で形成
する。また、導電層(A)6021は代替材料として、
タングステンシリサイド、チタンシリサイド、モリブデ
ンシリサイドを適用しても良い。導電層(B)は低抵抗
化を図るために含有する不純物濃度を低減させると良
く、特に酸素濃度に関しては30ppm以下とすると良
かった。例えば、タングステン(W)は酸素濃度を30
ppm以下とすることで20μΩcm以下の比抵抗値を
実現することができた。
【0137】導電層(A)6021は10〜50nm
(好ましくは20〜30nm)とし、導電層(B)60
22は100〜400nm(好ましくは250〜350
nm)とすれば良い。本実施例では、導電層(A)60
21に30nmの厚さの窒化タンタル膜を、導電層
(B)6022には350nmのTa膜を用い、いずれ
もスパッタ法で形成した。このスパッタ法による成膜で
は、スパッタ用のガスのArに適量のXeやKrを加え
ておくと、形成する膜の内部応力を緩和して膜の剥離を
防止することができる。尚、図示しないが、導電層
(A)6021の下に2〜20nm程度の厚さでリン
(P)をドープしたシリコン膜を形成しておくことは有
効である。これにより、その上に形成される導電膜の密
着性向上と酸化防止を図ると同時に、導電層(A)また
は導電層(B)が微量に含有するアルカリ金属元素がゲ
ート絶縁膜6020に拡散するのを防ぐことができる。
(図25(C))
【0138】次に、レジストマスク6023〜6027
を形成し、導電層(A)6021と導電層(B)602
2とを一括でエッチングしてゲート電極6028〜60
31と容量配線6032を形成する。ゲート電極602
8〜6031と容量配線6032は、導電層(A)から
成る6028a〜6032aと、導電層(B)から成る
6028b〜6032bとが一体として形成されてい
る。この時、駆動回路に形成するゲート電極6029、
6030は不純物領域6017、6018の一部と、ゲ
ート絶縁膜6020を介して重なるように形成する。
(図25(D))
【0139】次いで、駆動回路のpチャネル型TFTの
ソース領域およびドレイン領域を形成するために、p型
を付与する不純物元素を添加する工程を行う。ここで
は、ゲート電極6028をマスクとして、自己整合的に
不純物領域を形成する。このとき、nチャネル型TFT
が形成される領域はレジストマスク6033で被覆して
おく。そして、ジボラン(B26)を用いたイオンドー
プ法で不純物領域6034を形成した。この領域のボロ
ン(B)濃度は3×1020〜3×1021atoms/cm3とな
るようにする。本明細書中では、ここで形成された不純
物領域6034に含まれるp型を付与する不純物元素の
濃度を(p+)と表す。(図26(A))
【0140】次に、nチャネル型TFTにおいて、ソー
ス領域またはドレイン領域として機能する不純物領域の
形成を行った。レジストのマスク6035〜6037を
形成し、n型を付与する不純物元素が添加して不純物領
域6038〜6042を形成した。これは、フォスフィ
ン(PH3)を用いたイオンドープ法で行い、この領域
のリン(P)濃度を1×1020〜1×1021atoms/cm3
とした。本明細書中では、ここで形成された不純物領域
6038〜6042に含まれるn型を付与する不純物元
素の濃度を(n+)と表す。(図26(B))
【0141】不純物領域6038〜6042には、既に
前工程で添加されたリン(P)またはボロン(B)が含
まれているが、それに比して十分に高い濃度でリン
(P)が添加されるので、前工程で添加されたリン
(P)またはボロン(B)の影響は考えなくても良い。
また、不純物領域6038に添加されたリン(P)濃度
は図26(A)で添加されたボロン(B)濃度の1/2
〜1/3なのでp型の導電性が確保され、TFTの特性
に何ら影響を与えることはなかった。
【0142】そして、画素マトリクス回路のnチャネル
型TFTのLDD領域を形成するためのn型を付与する
不純物添加の工程を行った。ここではゲート電極603
1をマスクとして自己整合的にn型を付与する不純物元
素をイオンドープ法で添加した。添加するリン(P)の
濃度は1×1016〜5×1018atoms/cm3であり、図
25(A)および図26(A)と図26(B)で添加す
る不純物元素の濃度よりも低濃度で添加することで、実
質的には不純物領域6043、6044のみが形成され
る。本明細書中では、この不純物領域6043、604
4に含まれるn型を付与する不純物元素の濃度を
(n--)と表す。(図26(C))
【0143】その後、それぞれの濃度で添加されたn型
またはp型を付与する不純物元素を活性化するために熱
処理工程を行う。この工程はファーネスアニール法、レ
ーザーアニール法、またはラピッドサーマルアニール法
(RTA法)で行うことができる。ここではファーネス
アニール法で活性化工程を行った。熱処理は酸素濃度が
1ppm以下、好ましくは0.1ppm以下の窒素雰囲
気中で400〜800℃、代表的には500〜600℃
で行うものであり、本実施例では550℃で4時間の熱
処理を行った。また、基板6001に石英基板のような
耐熱性を有するものを使用した場合には、800℃で1
時間の熱処理としても良く、不純物元素の活性化と、該
不純物元素が添加された不純物領域とチャネル形成領域
との接合を良好に形成することができた。
【0144】この熱処理において、ゲート電極6028
〜6031と容量配線6032形成する金属膜6028
b〜6032bは、表面から5〜80nmの厚さで導電
層(C)6028c〜6032cが形成される。例え
ば、導電層(B)6028b〜6032bがタングステ
ン(W)の場合には窒化タングステン(WN)が形成さ
れ、タンタル(Ta)の場合には窒化タンタル(Ta
N)を形成することができる。また、導電層(C)60
28c〜6032cは、窒素またはアンモニアなどを用
いた窒素を含むプラズマ雰囲気にゲート電極6028〜
6031を晒しても同様に形成すりことができる。さら
に、3〜100%の水素を含む雰囲気中で、300〜4
50℃で1〜12時間の熱処理を行い、島状半導体層を
水素化する工程を行った。この工程は熱的に励起された
水素により半導体層のダングリングボンドを終端する工
程である。水素化の他の手段として、プラズマ水素化
(プラズマにより励起された水素を用いる)を行っても
良い。
【0145】島状半導体層が、非晶質シリコン膜から触
媒元素を用いる結晶化の方法で作製された場合、島状半
導体層中には微量の触媒元素が残留した。勿論、そのよ
うな状態でもTFTを完成させることが可能であるが、
残留する触媒元素を少なくともチャネル形成領域から除
去する方がより好ましかった。この触媒元素を除去する
手段の一つにリン(P)によるゲッタリング作用を利用
する手段があった。ゲッタリングに必要なリン(P)の
濃度は図26(B)で形成した不純物領域(n +)と同
程度であり、ここで実施される活性化工程の熱処理によ
り、nチャネル型TFTおよびpチャネル型TFTのチ
ャネル形成領域から触媒元素をゲッタリングをすること
ができた。(図26(D))
【0146】活性化および水素化の工程が終了したら、
ゲート配線とする第2の導電膜を形成する。この第2の
導電膜は低抵抗材料であるアルミニウム(Al)や銅
(Cu)を主成分とする導電層(D)と、にチタン(T
i)やタンタル(Ta)、タングステン(W)、モリブ
デン(Mo)から成る導電層(E)とで形成すると良
い。本実施例では、チタン(Ti)を0.1〜2重量%
含むアルミニウム(Al)膜を導電層(D)6045と
し、チタン(Ti)膜を導電層(E)6046として形
成した。導電層(D)6045は100〜400nm
(好ましくは250〜350nm)とすれば良く、導電
層(E)6046は50〜6100(好ましくは100
〜6050nm)で形成すれば良い。(図27(A))
【0147】そして、ゲート電極に接続するゲート配線
を形成するために導電層(E)6046と導電層(D)
6045とをエッチング処理して、ゲート配線604
7、6048と容量配線6049を形成した。エッチン
グ処理は最初にSiCl4とCl2とBCl3との混合ガ
スを用いたドライエッチング法で導電層(E)の表面か
ら導電層(D)の途中まで除去し、その後リン酸系のエ
ッチング溶液によるウエットエッチングで導電層(D)
を除去することにより、下地との選択加工性を保ってゲ
ート配線を形成することができた。
【0148】第1の層間絶縁膜6050は500〜15
00nmの厚さで酸化シリコン膜または酸化窒化シリコ
ン膜で形成され、その後、それぞれの島状半導体層に形
成されたソース領域またはドレイン領域に達するコンタ
クトホールを形成し、ソース配線6051〜6054
と、ドレイン配線6055〜6058を形成する。図示
していないが、本実施例ではこの電極を、Ti膜を10
0nm、Tiを含むアルミニウム膜300nm、Ti膜
150nmをスパッタ法で連続して形成した3層構造の
積層膜とした。
【0149】次に、パッシベーション膜6059とし
て、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、または窒化酸化
シリコン膜を50〜500nm(代表的には100〜3
00nm)の厚さで形成する。この状態で水素化処理を
行うとTFTの特性向上に対して好ましい結果が得られ
た。例えば、3〜100%の水素を含む雰囲気中で、3
00〜450℃で1〜12時間の熱処理を行うと良く、
あるいはプラズマ水素化法を用いても同様の効果が得ら
れた。なお、ここで後に画素電極とドレイン配線を接続
するためのコンタクトホールを形成する位置において、
パッシベーション膜6059に開口部を形成しておいて
も良い。(図27(C))
【0150】その後、有機樹脂からなる第2の層間絶縁
膜6060を1.0〜1.5μmの厚さに形成する。有
機樹脂としては、ポリイミド、アクリル、ポリアミド、
ポリイミドアミド、BCB(ベンゾシクロブテン)等を
使用することができる。ここでは、基板に塗布後、熱重
合するタイプのポリイミドを用い、300℃で焼成して
形成した。そして、第2の層間絶縁膜6060にドレイ
ン配線6058に達するコンタクトホールを形成し、画
素電極6061、6062を形成する。画素電極は、透
過型液晶表示装置とする場合には透明導電膜を用いれば
良く、反射型の液晶表示装置とする場合には金属膜を用
いれば良い。本実施例では透過型の液晶表示装置とする
ために、酸化インジウム・スズ(ITO)膜を100n
mの厚さにスパッタ法で形成した。(図28)
【0151】こうして同一基板上に、駆動回路のTFT
と画素部の画素TFTとを有した基板を完成させること
ができた。駆動回路にはpチャネル型TFT6101、
第1のnチャネル型TFT6102、第2のnチャネル
型TFT6103、画素部には画素TFT6104、保
持容量6105が形成した。本明細書では便宜上このよ
うな基板をアクティブマトリクス基板と呼ぶ。
【0152】駆動回路のpチャネル型TFT6101に
は、島状半導体層6004にチャネル形成領域610
6、ソース領域6107a、6107b、ドレイン領域
6108a,6108bを有している。第1のnチャネ
ル型TFT6102には、島状半導体層6005にチャ
ネル形成領域6109、ゲート電極6029と重なるL
DD領域6110(以降、このようなLDD領域をLov
と記す)、ソース領域6111、ドレイン領域6112
を有している。このLov領域のチャネル長方向の長さは
0.5〜3.0μm、好ましくは1.0〜1.5μmと
した。第2のnチャネル型TFT6103には、島状半
導体層6006にチャネル形成領域6113、LDD領
域6114,6115、ソース領域6116、ドレイン
領域6117を有している。このLDD領域はLov領域
とゲート電極6030と重ならないLDD領域(以降、
このようなLDD領域をLoffと記す)とが形成され、
このLoff領域のチャネル長方向の長さは0.3〜2.
0μm、好ましくは0.5〜1.5μmである。画素T
FT6104には、島状半導体層6007にチャネル形
成領域6118、6119、Loff領域6120〜61
23、ソースまたはドレイン領域6124〜6126を
有している。Loff領域のチャネル長方向の長さは0.
5〜3.0μm、好ましくは1.5〜2.5μmであ
る。さらに、容量配線6032、6049と、ゲート絶
縁膜と同じ材料から成る絶縁膜と、画素TFT6104
のドレイン領域6126に接続し、n型を付与する不純
物元素が添加された半導体層6127とから保持容量6
105が形成されている。図28では画素TFT610
4をダブルゲート構造としたが、シングルゲート構造で
も良いし、複数のゲート電極を設けたマルチゲート構造
としても差し支えない。
【0153】以上の様に本実施例では、画素TFTおよ
び駆動回路が要求する仕様に応じて各回路を構成するT
FTの構造を最適化し、半導体装置の動作性能と信頼性
を向上させることを可能とすることができる。さらにゲ
ート電極を耐熱性を有する導電性材料で形成することに
よりLDD領域やソース領域およびドレイン領域の活性
化を容易とし、ゲート配線低抵抗材料で形成することに
より、配線抵抗を十分低減できる。従って、画素部(画
面サイズ)が4インチクラス以上の表示装置にも適用す
ることができる。
【0154】(実施例5)
【0155】上述の本発明の液晶表示装置は、図29に
示すような3板式のプロジェクタに用いることができ
る。
【0156】図29において、2401は白色光源、2
402〜2405はダイクロイックミラー、2406な
らびに2407は全反射ミラー、2408〜2410は
本発明の液晶表示装置、および2411は投影レンズで
ある。
【0157】(実施例6)
【0158】また、上述の本発明の液晶表示装置は、図
30に示すような3板式のプロジェクタに用いることも
できる。
【0159】図30において、2501は白色光源、2
502ならびに2503はダイクロイックミラー、25
04〜2506は全反射ミラー、2507〜2509は
本発明の液晶表示装置、および2510はダイクロイッ
クプリズム、および2511は投影レンズである。
【0160】(実施例7)
【0161】また、上述の本発明の液晶表示装置は、図
31に示すような単板式のプロジェクタに用いることも
できる。
【0162】図31において、2601はランプとリフ
レクターとから成る白色光源である。2602、260
3、および2604は、ダイクロイックミラーであり、
それぞれ青、赤、緑の波長領域の光を選択的に反射す
る。2605はマイクロレンズアレイであり、複数のマ
イクロレンズによって構成されている。2606は本発
明の液晶表示装置である。2607は集光レンズ、26
08は投射レンズ、2609はスクリーンである。
【0163】(実施例8)
【0164】上記実施例5〜7のプロジェクターは、そ
の投影方法によってリアプロジェクターとフロントプロ
ジェクターとがある。
【0165】図32(A)はフロント型プロジェクタ−
であり、本体10001、本発明の液晶表示装置100
02、光源10003、光学系10004、スクリーン
10005で構成されている。なお、図32(A)に
は、液晶表示装置を1つ組み込んだフロントプロジェク
ターが示されているが、液晶表示装置を3個(R、G、
Bの光にそれぞれ対応させる)組み込んことによって、
より高解像度・高精細のフロント型プロジェクタを実現
することができる。
【0166】図32(B)はリア型プロジェクターであ
り、10006は本体、10007は液晶表示装置であ
り、10008は光源であり、10009はリフレクタ
ー、10010はスクリーンである。なお、図32
(B)には、アクティブマトリクス型半導体表示装置を
3個(R、G、Bの光にそれぞれ対応させる)組み込ん
だリア型プロジェクタが示されている。
【0167】(実施例9)
【0168】本実施例では、本発明のアクティブマトリ
クス型表示装置をゴーグル型ディスプレイに用いた例を
示す。
【0169】図33を参照する。2801はゴーグル型
ディスプレイ本体である。2802−Rならびに280
2−Lは本発明のアクティブマトリクス型表示装置であ
り、2803−Rならびに2803−LはLEDバック
ライトであり、2804−Rならびに2804−Lは光
学素子である。
【0170】(実施例10)本発明のアクティブマトリ
クス型表示装置を表示媒体として組み込んだ電子機器を
例に挙げる。
【0171】その様な電子機器としては、ビデオカメ
ラ、デジタルカメラ、プロジェクター(リア型またはフ
ロント型)、ヘッドマウントディスプレイ(ゴーグル型
ディスプレイ)、カーナビゲーション、パーソナルコン
ピュータ、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯
電話または電子書籍等)などが挙げられる。それらの一
例を図34に示す。
【0172】図34(A)はパーソナルコンピュータで
あり、本体11001、画像入力部11002、本発明
のアクティブマトリクス型表示装置11003、キーボ
ード11004で構成される。
【0173】図34(B)はビデオカメラであり、本体
12001、本発明のアクティブマトリクス型表示装置
12002、音声入力部12003、操作スイッチ12
004、バッテリー12005、受像部12006で構
成される。
【0174】図34(C)はモバイルコンピュータ(モ
ービルコンピュータ)であり、本体13001、カメラ
部13002、受像部13003、操作スイッチ130
04、本発明のアクティブマトリクス型表示装置130
05で構成される。
【0175】図34(D)はデジタルカメラであり、本
体14001、本発明のアクティブマトリクス型表示装
置14002、接眼部14003、操作スイッチ140
04、受像部(図示しない)で構成される。
【0176】図34(E)は携帯書籍(電子書籍)であ
り、本体15001、本発明のアクティブマトリクス型
表示装置15002、15003、記憶媒体1500
4、操作スイッチ15005、アンテナ15006で構
成される。
【0177】図34(F)は映像やプログラムを記録し
た記録媒体(以下、記録媒体と呼ぶ)を用いるプレーヤ
ーであり、本体16001、アクティブマトリクス型表
示装置16002、スピーカ部16003、記録媒体1
6004、操作スイッチ16005で構成される。な
お、この装置は記録媒体としてDVD(DigtalV
ersatileDisc)、CD等を用い、音楽鑑賞
や映画鑑賞やゲームやインターネットを行うことができ
る。
【0178】以上の様に、本発明の液晶表示装置の適用
範囲は極めて広く、あらゆる分野の電子機器に適用する
ことが可能である。
【0179】(実施例11)
【0180】上述の本発明の液晶表示装置にはTN液晶
以外にも様々な液晶を用いることが可能である。例え
ば、1998, SID, "Characteristics and Driving Scheme
of Polymer-Stabilized Monostable FLCD Exhibiting
Fast Response Time and HighContrast Ratio with Gra
y-Scale Capability" by H. Furue et al.や、1997, SI
D DIGEST, 841, "A Full-Color Thresholdless Antifer
roelectric LCD Exhibiting Wide Viewing Angle with
Fast Response Time" by T. Yoshida et al.や、1996,
J. Mater. Chem. 6(4), 671-673, "Thresholdless anti
ferroelectricity in liquid crystals and its applic
ation to displays" by S. Inui et al.や、米国特許第
5594569 号に開示された液晶を用いることが可能であ
る。
【0181】ある温度域において反強誘電相を示す液晶
を反強誘電性液晶という。反強誘電性液晶を有する混合
液晶には、電場に対して透過率が連続的に変化する電気
光学応答特性を示す、無しきい値反強誘電性混合液晶と
呼ばれるものがある。この無しきい値反強誘電性混合液
晶は、いわゆるV字型の電気光学応答特性を示すものが
あり、その駆動電圧が約±2.5V程度(セル厚約1μ
m〜2μm)のものも見出されている。
【0182】ここで、いわゆるV字型の電気光学応答を
示す無しきい値反強誘電性混合液晶の印加電圧に対する
光透過率の特性を示す例を図35に示す。図35に示す
グラフの縦軸は透過率(任意単位)、横軸は印加電圧で
ある。なお、液晶表示装置の入射側の偏光板の透過軸
は、液晶表示装置のラビング方向にほぼ一致する無しき
い値反強誘電性混合液晶のスメクティック層の法線方向
とほぼ平行に設定されている。また、出射側の偏光板の
透過軸は、入射側の偏光板の透過軸に対してほぼ直角
(クロスニコル)に設定されている。
【0183】図35に示されるように、このような無し
きい値反強誘電性混合液晶を用いると、低電圧駆動かつ
階調表示が可能となることがわかる。
【0184】また、このような低電圧駆動の無しきい値
反強誘電性混合液晶をデジタルドライバを有する液晶表
示装置に用いた場合にも、D/A変換回路の出力電圧を
下げることができるので、D/A変換回路の動作電源電
圧を下げることができ、ドライバの動作電源電圧を低く
することができる。よって、液晶表示装置の低消費電力
化および高信頼性が実現できる。
【0185】よって、このような低電圧駆動の無しきい
値反強誘電性混合液晶を用いることは、比較的LDD領
域(低濃度不純物領域)の幅が小さなTFT(例えば、
0nm〜500nmまたは0nm〜200nm)を用い
る場合においても有効である。
【0186】また、一般に、無しきい値反強誘電性混合
液晶は自発分極が大きく、液晶自体の誘電率が高い。こ
のため、無しきい値反強誘電性混合液晶を液晶表示装置
に用いる場合には、画素に比較的大きな保持容量が必要
となってくる。よって、自発分極が小さな無しきい値反
強誘電性混合液晶を用いるのが好ましい。
【0187】なお、このような無しきい値反強誘電性混
合液晶を用いることによって低電圧駆動が実現されるの
で、液晶表示装置の低消費電力が実現される。
【0188】なお、図35に示すような電気光学特性を
有する液晶であれば、いかなるものも本発明の液晶表示
装置の表示媒体として用いることができる。
【0189】(実施例12)
【0190】本実施例では、本発明のアクティブマトリ
クス型表示装置の実施例としてEL(エレクトロルミネ
ッセンス)表示装置を説明する。
【0191】図36(A)は本実施例のEL表示装置の
上面図である。図36(A)において、24010は基
板、24011は画素部、24012はソース側駆動回
路、24013はゲート側駆動回路であり、それぞれの
駆動回路は配線24014〜24016を経てFPC2
4017に至り、外部機器へと接続される。
【0192】図36(B)は本実施例のEL表示装置の
断面構造である。このとき、少なくとも画素部、好まし
くは駆動回路及び画素部を囲むようにしてカバー材26
000、シール材27000、密封材(第2のシール
材)27001が設けられている。
【0193】また、基板24010、下地膜24021
の上に駆動回路用TFT(但し、ここではnチャネル型
TFTとpチャネル型TFTを組み合わせたCMOS回
路を図示している。)24022及び画素部用TFT2
4023(但し、ここではEL素子への電流を制御する
TFTだけ図示している。)が形成されている。
【0194】駆動回路用TFT24022、画素部用T
FT24023が完成したら、樹脂材料でなる層間絶縁
膜(平坦化膜)24026の上に画素部用TFT240
23のドレインと電気的に接続する透明導電膜でなる画
素電極24027を形成する。透明導電膜としては、酸
化インジウムと酸化スズとの化合物(ITOと呼ばれ
る)または酸化インジウムと酸化亜鉛との化合物を用い
ることができる。そして、画素電極24027を形成し
たら、絶縁膜24028を形成し、画素電極24027
上に開口部を形成する。
【0195】次に、EL層24029を形成する。EL
層24029は公知のEL材料(正孔注入層、正孔輸送
層、発光層、電子輸送層または電子注入層)を自由に組
み合わせて積層構造または単層構造とすれば良い。どの
ような構造とするかは公知の技術を用いれば良い。ま
た、EL材料には低分子系材料と高分子系(ポリマー
系)材料がある。低分子系材料を用いる場合は蒸着法を
用いるが、高分子系材料を用いる場合には、スピンコー
ト法、印刷法またはインクジェット法等の簡易な方法を
用いることが可能である。
【0196】本実施例では、シャドーマスクを用いて蒸
着法によりEL層を形成する。シャドーマスクを用いて
画素毎に波長の異なる発光が可能な発光層(赤色発光
層、緑色発光層及び青色発光層)を形成することで、カ
ラー表示が可能となる。その他にも、色変換層(CC
M)とカラーフィルターを組み合わせた方式、白色発光
層とカラーフィルターを組み合わせた方式があるがいず
れの方法を用いても良い。勿論、単色発光のEL表示装
置とすることもできる。
【0197】EL層24029を形成したら、その上に
陰極24030を形成する。陰極24030とEL層2
4029の界面に存在する水分や酸素は極力排除してお
くことが望ましい。従って、真空中でEL層24029
と陰極24030を連続成膜するか、EL層24029
を不活性雰囲気で形成し、大気解放しないで陰極240
30を形成するといった工夫が必要である。本実施例で
はマルチチャンバー方式(クラスターツール方式)の成
膜装置を用いることで上述のような成膜を可能とする。
【0198】なお、本実施例では陰極24030とし
て、LiF(フッ化リチウム)膜とAl(アルミニウ
ム)膜の積層構造を用いる。具体的にはEL層2402
9上に蒸着法で1nm厚のLiF(フッ化リチウム)膜
を形成し、その上に300nm厚のアルミニウム膜を形
成する。勿論、公知の陰極材料であるMgAg電極を用
いても良い。そして陰極24030は24031で示さ
れる領域において配線24016に接続される。配線2
4016は陰極24030に所定の電圧を与えるための
電源供給線であり、導電性ペースト材料24032を介
してFPC24017に接続される。
【0199】24031に示された領域において陰極2
4030と配線24016とを電気的に接続するため
に、層間絶縁膜24026及び絶縁膜24028にコン
タクトホールを形成する必要がある。これらは層間絶縁
膜24026のエッチング時(画素電極用コンタクトホ
ールの形成時)や絶縁膜24028のエッチング時(E
L層形成前の開口部の形成時)に形成しておけば良い。
また、絶縁膜24028をエッチングする際に、層間絶
縁膜24026まで一括でエッチングしても良い。この
場合、層間絶縁膜24026と絶縁膜24028が同じ
樹脂材料であれば、コンタクトホールの形状を良好なも
のとすることができる。
【0200】このようにして形成されたEL素子の表面
を覆って、パッシベーション膜26003、充填材26
004、カバー材26000が形成される。
【0201】さらに、EL素子部を囲むようにして、カ
バー材26000と基板24010の内側にシール材2
7000が設けられ、さらにシール材27000の外側
には密封材(第2のシール材)27001が形成され
る。
【0202】このとき、この充填材26004は、カバ
ー材26000を接着するための接着剤としても機能す
る。充填材26004としては、PVC(ポリビニルク
ロライド)、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、PVB
(ポリビニルブチラル)またはEVA(エチレンビニル
アセテート)を用いることができる。この充填材260
04の内部に乾燥剤を設けておくと、吸湿効果を保持で
きるので好ましい。
【0203】また、充填材26004の中にスペーサー
を含有させてもよい。このとき、スペーサーをBaOな
どからなる粒状物質とし、スペーサー自体に吸湿性をも
たせてもよい。
【0204】スペーサーを設けた場合、パッシベーショ
ン膜26003はスペーサー圧を緩和することができ
る。また、パッシベーション膜とは別に、スペーサー圧
を緩和する樹脂膜などを設けてもよい。
【0205】また、カバー材26000としては、ガラ
ス板、アルミニウム板、ステンレス板、FRP(Fib
erglass−Reinforced Plasti
cs)板、PVF(ポリビニルフルオライド)フィル
ム、マイラーフィルム、ポリエステルフィルムまたはア
クリルフィルムを用いることができる。なお、充填材2
6004としてPVBやEVAを用いる場合、数十μm
のアルミニウムホイルをPVFフィルムやマイラーフィ
ルムで挟んだ構造のシートを用いることが好ましい。
【0206】但し、EL素子からの発光方向(光の放射
方向)によっては、カバー材26000が透光性を有す
る必要がある。
【0207】また、配線24016はシール材2700
0および密封材27001と基板24010との隙間を
通ってFPC24017に電気的に接続される。なお、
ここでは配線24016について説明したが、他の配線
24014、24015も同様にしてシール材2700
0および密封材27001の下を通ってFPC2401
7に電気的に接続される。
【0208】(実施例13)本実施例では、実施例12
とは異なる形態のEL表示装置を作製した例について、
図37(A)、37(B)を用いて説明する。図36
(A)、36(B)と同じ番号のものは同じ部分を指し
ているので説明は省略する。
【0209】図37(A)は本実施例のEL表示装置の
上面図であり、図37(A)をA-A'で切断した断面図
を図37(B)に示す。
【0210】実施例12に従って、EL素子の表面を覆
ってパッシベーション膜26003までを形成する。
【0211】さらに、EL素子を覆うようにして充填材2
6004を設ける。この充填材26004は、カバー材
26000を接着するための接着剤としても機能する。
充填材26004としては、PVC(ポリビニルクロラ
イド)、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、PVB(ポリ
ビニルブチラル)またはEVA(エチレンビニルアセテ
ート)を用いることができる。この充填材26004の
内部に乾燥剤を設けておくと、吸湿効果を保持できるの
で好ましい。
【0212】また、充填材26004の中にスペーサー
を含有させてもよい。このとき、スペーサーをBaOな
どからなる粒状物質とし、スペーサー自体に吸湿性をも
たせてもよい。
【0213】スペーサーを設けた場合、パッシベーショ
ン膜26003はスペーサー圧を緩和することができ
る。また、パッシベーション膜とは別に、スペーサー圧
を緩和する樹脂膜などを設けてもよい。
【0214】また、カバー材26000としては、ガラ
ス板、アルミニウム板、ステンレス板、FRP(Fib
erglass−Reinforced Plasti
cs)板、PVF(ポリビニルフルオライド)フィル
ム、マイラーフィルム、ポリエステルフィルムまたはア
クリルフィルムを用いることができる。なお、充填材2
6004としてPVBやEVAを用いる場合、数十μm
のアルミニウムホイルをPVFフィルムやマイラーフィ
ルムで挟んだ構造のシートを用いることが好ましい。
【0215】但し、EL素子からの発光方向(光の放射
方向)によっては、カバー材26000が透光性を有す
る必要がある。
【0216】次に、充填材26004を用いてカバー材
26000を接着した後、充填材26004の側面(露
呈面)を覆うようにフレーム材26001を取り付け
る。フレーム材26001はシール材(接着剤として機
能する)26002によって接着される。このとき、シ
ール材26002としては、光硬化性樹脂を用いるのが
好ましいが、EL層の耐熱性が許せば熱硬化性樹脂を用
いても良い。なお、シール材26002はできるだけ水
分や酸素を透過しない材料であることが望ましい。ま
た、シール材26002の内部に乾燥剤を添加してあっ
ても良い。
【0217】また、配線24016はシール材2600
2と基板24010との隙間を通ってFPC24017
に電気的に接続される。なお、ここでは配線24016
について説明したが、他の配線24014、24015
も同様にしてシール材26002の下を通ってFPC2
4017に電気的に接続される。
【0218】(実施例14)本実形態では、EL表示パ
ネルにおける画素部のさらに詳細な断面構造を図38
に、上面構造を図39(A)に、回路図を図39(B)
に示す。図38、図39(A)及び図39(B)では共
通の符号を用いるので互いに参照すれば良い。
【0219】図38において、基板23001上に設け
られたスイッチング用TFT23002は実施例4のTF
T構造を用いてもよいし、公知のTFTの構造を用いて
もよい。本実施例ではダブルゲート構造としているが、
構造及び作製プロセスに大きな違いはないので説明は省
略する。但し、ダブルゲート構造とすることで実質的に
二つのTFTが直列された構造となり、オフ電流値を低
減することができるという利点がある。なお、本実施例
ではダブルゲート構造としているが、シングルゲート構
造でも構わないし、トリプルゲート構造やそれ以上のゲ
ート本数を持つマルチゲート構造でも構わない。
【0220】また、電流制御用TFT23003はNT
FTを用いて形成される。このとき、スイッチング用T
FT23002のドレイン配線23035は配線230
36によって電流制御用TFTのゲート電極23037
に電気的に接続されている。また、23038で示され
る配線は、スイッチング用TFT23002のゲート電
極23039a、23039bを電気的に接続するゲー
ト配線である。
【0221】電流制御用TFTはEL素子を流れる電流
量を制御するための素子であるため、多くの電流が流
れ、熱による劣化やホットキャリアによる劣化の危険性
が高い素子でもある。そのため、電流制御用TFTのド
レイン側に、ゲート絶縁膜を介してゲート電極に重なる
ようにLDD領域を設ける本発明の構造は極めて有効で
ある。
【0222】また、本実施例では電流制御用TFT23
003をシングルゲート構造で図示しているが、複数の
TFTを直列につなげたマルチゲート構造としても良
い。さらに、複数のTFTを並列につなげて実質的にチ
ャネル形成領域を複数に分割し、熱の放射を高い効率で
行えるようにした構造としても良い。このような構造は
熱による劣化対策として有効である。
【0223】また、図39(A)に示すように、電流制
御用TFT23003のゲート電極23037となる配
線は23004で示される領域で、電流制御用TFT2
3003のドレイン配線23040と絶縁膜を介して重
なる。このとき、23004で示される領域ではコンデ
ンサが形成される。このコンデンサ23004は電流制
御用TFT23003のゲートにかかる電圧を保持する
ためのコンデンサとして機能する。なお、ドレイン配線
23040は電流供給線(電源線)23006に接続さ
れ、常に一定の電圧が加えられている。
【0224】スイッチング用TFT23002及び電流
制御用TFT23003の上には第1パッシベーション
膜23041が設けられ、その上に樹脂絶縁膜でなる平
坦化膜23042が形成される。平坦化膜23042を
用いてTFTによる段差を平坦化することは非常に重要
である。後に形成されるEL層は非常に薄いため、段差
が存在することによって発光不良を起こす場合がある。
従って、EL層をできるだけ平坦面に形成しうるように
画素電極を形成する前に平坦化しておくことが望まし
い。
【0225】また、23043は反射性の高い導電膜で
なる画素電極(EL素子の陰極)であり、電流制御用T
FT23003のドレインに電気的に接続される。画素
電極23043としてはアルミニウム合金膜、銅合金膜
または銀合金膜など低抵抗な導電膜またはそれらの積層
膜を用いることが好ましい。勿論、他の導電膜との積層
構造としても良い。
【0226】また、絶縁膜(好ましくは樹脂)で形成さ
れたバンク23044a、23044bにより形成された
溝(画素に相当する)の中に発光層23045が形成さ
れる。なお、ここでは一画素しか図示していないが、R
(赤)、G(緑)、B(青)の各色に対応した発光層を
作り分けても良い。発光層とする有機EL材料としては
π共役ポリマー系材料を用いる。代表的なポリマー系材
料としては、ポリパラフェニレンビニレン(PPV)
系、ポリビニルカルバゾール(PVK)系、ポリフルオ
レン系などが挙げられる。
【0227】なお、PPV系有機EL材料としては様々
な型のものがあるが、例えば「H. Shenk,H.Becker,O.Ge
lsen,E.Kluge,W.Kreuder,and H.Spreitzer,“Polymers
forLight Emitting Diodes”,Euro Display,Proceeding
s,1999,p.33-37」や特開平10−92576号公報に記
載されたような材料を用いれば良い。
【0228】具体的な発光層としては、赤色に発光する
発光層にはシアノポリフェニレンビニレン、緑色に発光
する発光層にはポリフェニレンビニレン、青色に発光す
る発光層にはポリフェニレンビニレン若しくはポリアル
キルフェニレンを用いれば良い。膜厚は30〜150n
m(好ましくは40〜100nm)とすれば良い。
【0229】但し、以上の例は発光層として用いること
のできる有機EL材料の一例であって、これに限定する
必要はまったくない。発光層、電荷輸送層または電荷注
入層を自由に組み合わせてEL層(発光及びそのための
キャリアの移動を行わせるための層)を形成すれば良
い。
【0230】例えば、本実施例ではポリマー系材料を発
光層として用いる例を示したが、低分子系有機EL材料
を用いても良い。また、電荷輸送層や電荷注入層として
炭化珪素等の無機材料を用いることも可能である。これ
らの有機EL材料や無機材料は公知の材料を用いること
ができる。
【0231】本実施例では発光層23045の上にPE
DOT(ポリチオフェン)またはPAni(ポリアニリ
ン)でなる正孔注入層23046を設けた積層構造のE
L層としている。そして、正孔注入層23046の上に
は透明導電膜でなる陽極23047が設けられる。本実
施例の場合、発光層23045で生成された光は上面側
に向かって(TFTの上方に向かって)放射されるた
め、陽極は透光性でなければならない。透明導電膜とし
ては酸化インジウムと酸化スズとの化合物や酸化インジ
ウムと酸化亜鉛との化合物を用いることができるが、耐
熱性の低い発光層や正孔注入層を形成した後で形成する
ため、可能な限り低温で成膜できるものが好ましい。
【0232】陽極23047まで形成された時点でEL
素子23005が完成する。なお、ここでいうEL素子
23005は、画素電極(陰極)23043、発光層2
3045、正孔注入層23046及び陽極23047で
形成されたコンデンサを指す。図39(A)に示すよう
に画素電極23043は画素の面積にほぼ一致するた
め、画素全体がEL素子として機能する。従って、発光
の利用効率が非常に高く、明るい画像表示が可能とな
る。
【0233】ところで、本実施例では、陽極23047
の上にさらに第2パッシベーション膜23048を設け
ている。第2パッシベーション膜23048としては窒
化珪素膜または窒化酸化珪素膜が好ましい。この目的
は、外部とEL素子とを遮断することであり、有機EL
材料の酸化による劣化を防ぐ意味と、有機EL材料から
の脱ガスを抑える意味との両方を併せ持つ。これにより
EL表示装置の信頼性が高められる。
【0234】以上のように本実施例のEL表示パネルは
図38のような構造の画素からなる画素部を有し、オフ
電流値の十分に低いスイッチング用TFTと、ホットキ
ャリア注入に強い電流制御用TFTとを有する。従っ
て、高い信頼性を有し、且つ、良好な画像表示が可能な
EL表示パネルが得られる。
【0235】(実施例15)本実施例では、実施例14
に示した画素部において、EL素子23005の構造を
反転させた構造について説明する。説明には図40を用
いる。なお、図38の構造と異なる点はEL素子の部分
と電流制御用TFTだけであるので、その他の説明は省
略することとする。
【0236】図40において、電流制御用TFT231
03はPTFTを用いて形成される。
【0237】本実施例では、画素電極(陽極)2305
0として透明導電膜を用いる。具体的には酸化インジウ
ムと酸化亜鉛との化合物でなる導電膜を用いる。勿論、
酸化インジウムと酸化スズとの化合物でなる導電膜を用
いても良い。
【0238】そして、絶縁膜でなるバンク23051
a、23051bが形成された後、溶液塗布によりポリ
ビニルカルバゾールでなる発光層23052が形成され
る。その上にはカリウムアセチルアセトネートでなる電
子注入層23053、アルミニウム合金でなる陰極23
054が形成される。この場合、陰極23054がパッ
シベーション膜としても機能する。こうしてEL素子2
3101が形成される。
【0239】本実施例の場合、発光層23052で発生
した光は、矢印で示されるようにTFTが形成された基
板の方に向かって放射される。
【0240】(実施例16)本実施例では、図39
(B)に示した回路図とは異なる構造の画素とした場合
の例について図41(A)〜(C)に示す。なお、本実
施例において、23201はスイッチング用TFT23
202のソース配線、23203はスイッチング用TF
T23202のゲート配線、23204は電流制御用T
FT、23205はコンデンサ、23206、2320
8は電流供給線、23207はEL素子とする。
【0241】図41(A)は、二つの画素間で電流供給
線23206を共通とした場合の例である。即ち、二つ
の画素が電流供給線23206を中心に線対称となるよ
うに形成されている点に特徴がある。この場合、電源供
給線の本数を減らすことができるため、画素部をさらに
高精細化することができる。
【0242】また、図41(B)は、電流供給線232
08をゲート配線23203と平行に設けた場合の例で
ある。なお、図41(B)では電流供給線23208と
ゲート配線23203とが重ならないように設けた構造
となっているが、両者が異なる層に形成される配線であ
れば、絶縁膜を介して重なるように設けることもでき
る。この場合、電源供給線23208とゲート配線23
203とで専有面積を共有させることができるため、画
素部をさらに高精細化することができる。
【0243】また、図41(C)は、図41(B)の構
造と同様に電流供給線23208をゲート配線2320
3と平行に設け、さらに、二つの画素を電流供給線23
208を中心に線対称となるように形成する点に特徴が
ある。また、電流供給線23208をゲート配線232
03のいずれか一方と重なるように設けることも有効で
ある。この場合、電源供給線の本数を減らすことができ
るため、画素部をさらに高精細化することができる。
【0244】(実施例17)実施例16に示した図39
(A)、39(B)では電流制御用TFT23003の
ゲートにかかる電圧を保持するためにコンデンサ230
04を設ける構造としているが、コンデンサ23004
を省略することも可能である。実施例11の場合、電流
制御用TFT23003として、ゲート絶縁膜を介して
ゲート電極に重なるように設けられたLDD領域を有し
ているTFTを用いている。この重なり合った領域には
一般的にゲート容量と呼ばれる寄生容量が形成される
が、本実施例ではこの寄生容量をコンデンサ23004
の代わりとして積極的に用いる点に特徴がある。
【0245】この寄生容量のキャパシタンスは、上記ゲ
ート電極とLDD領域とが重なり合った面積によって変
化するため、その重なり合った領域に含まれるLDD領
域の長さによって決まる。
【0246】また、実施例13に示した図41(A),
(B),(C)の構造においても同様に、コンデンサ2
3205を省略することは可能である。
【発明の効果】
【0247】本発明の液晶表示装置によると、デジタル
ドライバを有する液晶表示装置において、そのデジタル
ドライバ内のD/A変換回路の能力以上に階調を表現す
ることができる。しかも、フリッカなどの映像の劣化を
防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のアクティブマトリクス型表示装置の
概略構成図である。
【図2】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示装
置のある実施例の概略構成図である。
【図3】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示装
置のある実施例の画素部、ソースドライバおよびゲート
ドライバの回路構成図である。
【図4】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示装
置のある実施例の階調表示レベルを示す図である。
【図5】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示装
置のある実施例における、画素に出力される階調電圧レ
ベルおよび階調表示レベルを示したタイミングチャート
である。
【図6】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示装
置のある実施例における、画素に出力される階調電圧レ
ベルおよび階調表示レベルを示したタイミングチャート
である。
【図7】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示装
置のある実施例における、画素に出力される階調電圧レ
ベルおよび階調表示レベルを示したタイミングチャート
である。
【図8】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示装
置のある実施例における、画素に出力される階調電圧レ
ベルおよび階調表示レベルを示したタイミングチャート
である。
【図9】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示装
置のある実施例における、画素に出力される階調電圧レ
ベルおよび階調表示レベルを示したタイミングチャート
である。
【図10】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置のある実施例における、画素に出力される階調電圧
レベルおよび階調表示レベルを示したタイミングチャー
トである。
【図11】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置のある実施例における、画素に出力される階調電圧
レベルおよび階調表示レベルを示したタイミングチャー
トである。
【図12】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置のある実施例における、画素に出力される階調電圧
レベルおよび階調表示レベルを示したタイミングチャー
トである。
【図13】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置のある実施例における、画素に出力される階調電圧
レベルおよび階調表示レベルを示したタイミングチャー
トである。
【図14】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置のある実施例における、画素に出力される階調電圧
レベルおよび階調表示レベルを示したタイミングチャー
トである。
【図15】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置のある実施例における、画素に出力される階調電圧
レベルおよび階調表示レベルを示したタイミングチャー
トである。
【図16】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置のある実施例における、画素に出力される階調電圧
レベルおよび階調表示レベルを示したタイミングチャー
トである。
【図17】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置のある実施例における、画素に出力される階調電圧
レベルおよび階調表示レベルを示したタイミングチャー
トである。
【図18】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置のある実施例の駆動タイミングチャートを示す図で
ある。
【図19】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置のある実施例の駆動タイミングチャートを示す図で
ある。
【図20】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置のある実施例の駆動タイミングチャートを示す図で
ある。
【図21】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置のある実施例の駆動タイミングチャートを示す図で
ある。
【図22】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置のある実施例の概略構成図である。
【図23】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置のある実施例の画素部、ソースドライバおよびゲー
トドライバの回路構成図である。
【図24】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置の作製工程例を示す図である。
【図25】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置の作製工程例を示す図である。
【図26】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置の作製工程例を示す図である。
【図27】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置の作製工程例を示す図である。
【図28】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置の作製工程例を示す図である。
【図29】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置を用いた3板式プロジェクタの概略構成図である。
【図30】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置を用いた3板式プロジェクタの概略構成図である。
【図31】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置を用いた単板式プロジェクタの概略構成図である。
【図32】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置を用いたフロントプロジェクタおよびリアプロジェ
クタの概略構成図である。
【図33】 本発明のアクティブマトリクス型表示装置
を用いたゴーグル型ディスプレイの概略構成図である。
【図34】 本発明のアクティブマトリクス型表示装置
を用いた電子機器の例である。
【図35】 無しきい値反強誘電性混合液晶の電気光学
特性を示すグラフである。
【図36】 実施例12のEL表示装置の構成を示す図
である。
【図37】 実施例13のEL表示装置の構成を示す図
である。
【図38】 実施例14のEL表示装置の画素部の構成
を示す断面図である。
【図39】 実施例15のEL表示装置の画素部の構成
を示す上面図及び回路図である。
【図40】 実施例16のEL表示装置の画素部の構成
を示す断面図である。
【図41】 実施例17のEL表示装置の画素部の構成
を示す回路図である。
【符号の説明】
101 デジタルドライバアクティブマトリ
クス型表示装置 101−1−1 ソースドライバ 101−1−2 ゲートドライバ 101−1−3 ゲートドライバ 101−1−4 画素部 102 デジタルビデオデータ時間階調処理
回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/30 338 G09F 9/30 338 G09G 3/30 G09G 3/30 J 3/36 3/36 H04N 5/66 102 H04N 5/66 102B

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の画素TFTがマトリクス状に配置さ
    れた画素部と、 前記複数のTFTを駆動するソースドライバおよびゲー
    トドライバと、 外部から入力されるmビットデジタルビデオデータを2
    m-n個のnビットデジタルビデオデータに変換し、前記
    ソースドライバに前記nビットデジタルビデオデータを
    供給する回路と(m、nは共に2以上の正数、m>
    n)、を有する表示装置であって、 前記2m-n個のnビットデジタルデータはランダムに出
    力され、 前記nビットデジタルビデオデータによって形成される
    サブフレームを2m-n個表示することによって1フレー
    ムの映像を形成することを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】複数の画素TFTがマトリクス状に配置さ
    れた画素部と、 前記複数のTFTを駆動するソースドライバおよびゲー
    トドライバと、 外部から入力されるmビットデジタルビデオデータを2
    m-n個のnビットデジタルビデオデータに変換し、前記
    ソースドライバに前記nビットデジタルビデオデータを
    供給する回路と(m、nは共に2以上の正数、m>
    n)、を有する表示装置であって、 前記2m-n個のnビットデジタルデータはランダムに出
    力され、 前記nビットデジタルビデオデータによって形成される
    サブフレームを2m-n個表示することによって1フレー
    ムの映像を形成し、 (2m−(2m-n−1))通りの表示階調を得ることを特
    徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】複数の画素TFTがマトリクス状に配置さ
    れた画素部と、 前記複数のTFTを駆動するソースドライバおよびゲー
    トドライバと、 外部から入力されるmビットデジタルビデオデータを2
    m-n個のnビットデジタルビデオデータに変換し、前記
    ソースドライバに前記nビットデジタルビデオデータを
    供給する回路と(m、nは共に2以上の正数、m>
    n)、を有する表示装置であって、 前記2m-n個のnビットデジタルデータは、複数の出力
    パターンからランダムに選択されたパターンによって出
    力され、 前記nビットデジタルビデオデータによって形成される
    サブフレームを2m-n個表示することによって1フレー
    ムの映像を形成することを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】複数の画素TFTがマトリクス状に配置さ
    れた画素部と、 前記複数のTFTを駆動するソースドライバおよびゲー
    トドライバと、 外部から入力されるmビットデジタルビデオデータを2
    m-n個のnビットデジタルビデオデータに変換し、前記
    ソースドライバに前記nビットデジタルビデオデータを
    供給する回路と(m、nは共に2以上の正数、m>
    n)、を有する表示装置であって、 前記2m-n個のnビットデジタルデータは、複数の出力
    パターンからランダムに選択されたパターンによって出
    力され、 前記nビットデジタルビデオデータによって形成される
    サブフレームを2m-n個表示することによって1フレー
    ムの映像を形成し、 (2m−(2m-n−1))通りの表示階調を得ることを特
    徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】表示媒体として液晶を用いることを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれか一に記載の表示装置。
  6. 【請求項6】表示媒体としてELを用いることを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれか一に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】請求項5に記載の表示装置を3個有するリ
    アプロジェクター。
  8. 【請求項8】請求項5に記載の表示装置を3個有するフ
    ロントプロジェクター。
  9. 【請求項9】請求項5に記載の表示装置を1個有する単
    板式リアプロジェクター。
  10. 【請求項10】請求項1乃至6のいずれか一に記載の表
    示装置を2個有するゴーグル型ディスプレイ。
  11. 【請求項11】請求項1乃至6のいずれか一に記載の表
    示装置を有する携帯情報端末。
  12. 【請求項12】請求項1乃至6のいずれか一に記載の表
    示装置を有するノートブック型パーソナルコンピュー
    タ。
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