JP2001013546A - アイカップ、接眼部保護装置および光学機器 - Google Patents
アイカップ、接眼部保護装置および光学機器Info
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Abstract
部の外径が大きくなり、一定内径の凹部のみを有する保
護キャップを装着することができない。 【解決手段】 光学機器の接眼部1に装着される装着部
2aと、この装着部から接眼部の光軸方向に延びて、装
着部の外側への折り返しが可能な目当て部2bとを有
し、折り返されていない目当て部の外周および折り返さ
れた目当て部の外周に保護キャップ6の装着が可能なア
イカップ2において、折り返された目当て部の外径φB
が、折り返されていない目当て部の外径φAと略等しく
なるように形成する。
Description
部において、折り返しが可能なアイカップと、これに被
せて使用される保護キャップとを有して構成される接眼
部の保護装置に関する。
ー接眼部には、目と接眼部との間から外光が入ってファ
インダーが見にくくなるのを防止したり、接眼窓と目の
位置関係を一定に保ち易くしたりすること等を目的とし
て、ファインダー接眼部の周囲を覆い、使用者の目の周
囲の顔面に押し当てて使用されるアイカップが装着され
ることが多い。
れ、接眼部に装着される装着部と、この装着部から接眼
部の光射出方向に延びて使用者の顔面に押し付けられる
目当て部とを有している。
用者でも良好なファインダー観察ができるように、目当
て部を内周側が外周側となるように、つまり外側に折り
返して使うことができるものがある。
のアイカップの目当て部に保護キャップを被せ、接眼窓
を保護するようにする。ここで、従来の保護キャップを
併用するタイプの折り返し可能なアイカップとしては、
特開平8−190059号公報の図1等に記載されてい
るものがある。
報に記載されているアイカップでは、目当て部を折り返
すことによって、目当て部が二重になり、目当て部の外
径が大きくなる。このため、折り返えされていない目当
て部の外径に合わせた一定内径の凹部のみを有する保護
キャップでは、折り返えされた状態の目当て部に装着す
ることができない。
に、折り返されていない目当て部の外周に嵌合する小径
の凹部と、折り返された目当て部の外周に嵌合する大径
の凹部とを有する2段筒形状とすれば、折り返されてい
るか否かにかかわらず目当て部に保護キャップを装着す
ることは可能であるが、保護キャップの形状が複雑にな
り高コスト化につながるとともに、2段構造を有する汎
用品は少ないため使用者に不便であるという問題があ
る。
れているか否かにかかわらず、一定内径の凹部のみを有
する保護キャップを装着可能なアイカップ、接眼部保護
装置およびこれを用いた光学機器を提供することを目的
としている。
めに、本発明では、光学機器の接眼部に装着される装着
部と、この装着部から接眼部の光軸方向に延びて、装着
部の外側への折り返しが可能な目当て部とを有し、折り
返されていない目当て部の外周および折り返された目当
て部の外周に保護キャップの装着が可能なアイカップに
おいて、折り返された目当て部の外径が、折り返されて
いない目当て部の外径と略等しくなるように形成する。
装着部の外径よりも大きく、かつ目当て部の内径が装着
部の外径以上となるように段付き形状に形成し、段の部
分で折り返されて装着部に重なった目当て部の外径が、
目当て部自身の肉厚によって折り返されていないときの
外径を超えないようにする。
ンジ形状部分を形成し、折り返された目当て部の外径が
折り返されていない目当て部のフランジ形状部分の外径
と略等しくなるように形成する。
重なったときの外径増加分を見込んで(その増加した外
径と略等しい外径が得られるように)フランジ形状部分
の高さを設定しておく。
コスト品および汎用品としての保護キャップを、目当て
部が折り返されていない状態でも折り返された状態でも
装着することが可能なアイカップを実現することができ
る。しかも、アイカップを段付き形状とした場合には、
段部で折り返し方向および復元方向への付勢作用が働く
ことにより、目当て部の折り返しおよび復元操作を容易
に行うことが可能にもなる。また、目当て部にフランジ
形状部分を設けた場合には、目当て部を折り返さないと
きの顔面への接触感や保護キャップ装着の感触を、目当
て部を折り返したときと同等にすることが可能にもな
る。
を形成することにより、目当て部の折り返し位置を規定
することが可能となり、より折り返し操作が容易とな
る。
とにより、眼鏡等の使用の有無にかかわらず使い勝手が
良く、いちいち専用の保護キャップを用意する必要のな
い光学機器を実現することが可能となる。
には、本発明の第1実施形態であるアイカップおよびこ
のアイカップに保護キャップを装着した保護装置を示し
ている。これらの図において、1はビデオカメラ等の光
学機器に設けられた接眼鏡筒であり、この内部には接眼
レンズIおよび視野絞りIIが所定の位置関係で保持され
ている。接眼レンズIは、視野絞りII付近に結像された
観察像を拡大して見るためのものである。
は、本実施形態では、柔軟なゴム材で回転体形状に成型
され、接眼レンズ鏡筒1に装着される装着部2aと、こ
の装着部2aから接眼レンズIの光射出方向に延出し、
外側に折り返しが可能な目当て部2bとを有する。
端)の外周には、フランジ部2dが形成されている。こ
れは、観察者が目当て部2bの先端に目の周辺の顔面を
押し当てる状態を考慮して目に優しい形状とするととも
に、後述するように目当て部2bに保護キャップ6を装
着する際の感触や強さを、目当て部2bを折り返したと
きの装着感触や強さと同様に設定するための合わせ込み
を行い易くするためである。
部分の外径φ3が装着部2aの外径φ1より大きくなる
ように、かつその内径φ2が装着部2aの外径φ1以上
となるように形成されており、アイカップ2は全体とし
て2段筒形状となっている。
である段部近傍のうち目当て部2b側の位置には、内周
に半円断面形状を有する溝が形成されることによって薄
肉部2cが設けられている。目当て部2bは、図2
(a)に示すように、この薄肉部4から装着部2aに重
なるように外側に折り返され、眼鏡を装着した観察者で
も良好な観察ができるようになっている。
り、この薄肉部2cから先端側の部分を折り返し部分と
して規定することができ、折り返し操作も行い易くな
る。また、薄肉部4の位置をわずかに前後させること
で、折り返し部分の長さや位置、或いは保護キャップ6
との嵌合位置を微妙に調整することができる。
ことにより、段部で折り返し方向および復元方向への付
勢作用が働くので、目当て部の折り返しおよび復元操作
をより容易に行うことができる。
れていないときの目当て部2bのフランジ部2dを含め
た外径をφAとし、図2(a)に示すように折り返され
た目当て部2bの外径をφBとすると、φAとφBとは
略等しくなる。
dを除いた部分の外径φ3が装着部2aの外径φ1より
大きく、かつその内径φ2が装着部2aの外径φ1以上
となるように目当て部2bの肉厚を設定することによっ
て、目当て部2bが折り返されて装着部2aに重なった
ときの外径増加分を小さく抑えていること、第2に目当
て部2bが折り返されて装着部2aに重なったときの外
径増加分を見込んでフランジ部2dの高さを設定してい
ることにより、φAとφBとを略等しくすることができ
る。
示すように、目当て部2bが折り返されていない状態で
も折り返された状態でも、同じ保護キャップ6を目当て
部2bの外周に嵌合装着することができる。
る凹部のみが形成された単純な底付き円筒形状に形成さ
れたものであり、その円筒部分が、目当て部2bが折り
返されていない状態ではフランジ部2dの外周に嵌合
し、目当て部2bが折り返された状態では目当て部2b
の外周のほぼ全体に嵌合する。
当て部2bの外径φA,φBと比較してやや小さく設定
されている。これにより、折り返されていない状態およ
び折り返された状態のいずれの目当て部2bに保護キャ
ップ6を装着した場合でも、保護キャップ6は目当て部
2bを径方向内方にチャージした状態でこの目当て部2
bに嵌合し、簡単に目当て部2bから脱落することがな
くなる。
状態での外径φAと折り返された状態での外径φBと
は、完全に同径でなくてもよく、それぞれ保護キャップ
6が嵌合装着されたときに適度にチャージされる大きさ
であればよい。
ップ6が嵌合する図1(a)の状態では、目当て部2b
のほぼ全体に保護キャップ6が嵌合する図2(a)の状
態に比べて、保護キャップ6との接触面積が小さいの
で、外径φAが外径φBより若干大きくした方が、双方
の状態での保護キャップ6の装着に必要な力や装着保持
力のバランスがよくなる。
略等しいとは、同一の保護キャップ6を装着できる程度
に等しいという意味であり、上述した装着バランスを調
整するために生ずる程度の差を持っていてもよいもので
ある。
実施形態であるアイカップおよびこのアイカップに保護
キャップを装着した保護装置を示している。なお、本実
施形態において、第1実施形態と共通の構成要素につい
ては同じ符号を付して説明に代える。
ム材で回転体形状に成型され、接眼レンズ鏡筒1に装着
される装着部12aと、この装着部2aから接眼レンズ
Iの光射出方向に延出し、外側に折り返しが可能な目当
て部12bとを有する。
12bの当て側端部(光射出方向先端)の外周にはフラ
ンジ部12dが形成されており、また、装着部2aと目
当て部2bとの間の位置には、内周に半円断面形状を有
する溝が形成されることによって薄肉部12cが設けら
れている。
り、その外径および内径とも装着部12aの外径および
内径と等しくなるように形成されている。但し、フラン
ジ部12dは、第1実施形態のものに比べて高くなるよ
うに形成されている。
れていないときの目当て部12bのフランジ部12dを
含めた外径をφAとし、図3(b)に示すように折り返
された目当て部12bの外径をφBとすると、φAとφ
Bとは略等しくなる。
返されて装着部12aに重なったときの外径増加分を見
込んでフランジ部12dの高さを高めに設定し、さら
に、目当て部12bが折り返されたときに、装着部12
aの外周に形成された溝部12e内にフランジ部12d
の端部を挿入させて、高めに設定したフランジ部12d
が逆に折り返し時の目当て部12bの外径をφBより大
きくしてしまうのを防止しているために、φAとφBと
を略等しくすることができる。
いない状態でも折り返された状態でも、同じ保護キャッ
プ6を目当て部12bの外周に嵌合装着することができ
る。
外径φA,φBと比較して保護キャップ6の内径φCが
やや小さくなるように設定されているので、目当て部1
2bを折り返されていない状態および折り返された状態
のいずれの状態でも、保護キャップ6を装着することに
よって目当て部12bがチャージされ、保護キャップ6
が簡単に目当て部12bから脱落することがなくなる。
イカップを、折り返された目当て部の外径が、折り返さ
れていない目当て部の外径と略等しくなるように形成し
ているので、一定内径の凹部を有する低コスト品および
汎用品としての保護キャップを、折り返されていない状
態および折り返された状態の目当て部に装着可能なアイ
カップを実現することができる。
合には、段部で折り返し方向および復元方向への付勢作
用が働くことにより、目当て部の折り返しおよび復元操
作を容易に行うことができる。
を形成することにより、目当て部の折り返し位置を規定
することが可能となり、より折り返し操作を容易に行う
ことができる。
とにより、眼鏡等の使用の有無にかかわらず使い勝手が
良く、いちいち専用の保護キャップを用意する必要のな
い光学機器を実現することができる。
て部を折り返していない状態)およびこのアイカップに
保護キャップを装着した保護装置の断面図である。
およびこのアイカップに保護キャップを装着した保護装
置の断面図である。
このアイカップに保護キャップを装着した保護装置の断
面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 光学機器の接眼部に装着される装着部
と、この装着部から前記接眼部の光軸方向に延びて、前
記装着部の外側への折り返しが可能な目当て部とを有
し、折り返されていない前記目当て部の外周および折り
返された前記目当て部の外周に保護キャップの装着が可
能なアイカップにおいて、 折り返された前記目当て部の外径が、折り返されていな
い前記目当て部の外径と略等しくなるように形成されて
いることを特徴とするアイカップ。 - 【請求項2】 折り返されていない前記目当て部の外径
が前記装着部の外径よりも大きく、かつこの目当て部の
内径が前記装着部の外径以上となるように段付き形状に
形成されたことを特徴とする請求項1に記載のアイカッ
プ。 - 【請求項3】 前記目当て部における当て側の端部外周
にフランジ形状部分を形成し、 折り返された前記目当て部の外径が、折り返されていな
い前記目当て部の前記フランジ形状部分の外径と略等し
くなるように形成されたことを特徴とする請求項1又は
2に記載のアイカップ。 - 【請求項4】 前記装着部および前記目当て部の間に肉
薄部分を形成したことを特徴とする請求項1から3のい
ずれかに記載のアイカップ。 - 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載のアイ
カップと、このアイカップの目当て部の外周に着脱可能
に装着される保護キャップとを有して構成されることを
特徴とする接眼部保護装置。 - 【請求項6】 前記保護キャップは、折り返されていな
い前記目当て部および折り返された前記目当て部のいず
れの外周にも嵌合を可能とする一定内径の凹部を有する
ことを特徴とする請求項5に記載の接眼部保護装置。 - 【請求項7】 前記凹部の内径が、折り返されてない前
記目当て部の外径および折り返された前記目当て部の外
径よりも小さいことを特徴とする請求項5又は6に記載
の接眼部保護装置。 - 【請求項8】 接眼部を有し、請求項1から4のいずれ
かに記載のアイカップが装着されていることを特徴とす
る光学機器。 - 【請求項9】 接眼部を有し、請求項5から8のいずれ
かに記載の接眼部保護装置が使用されていることを特徴
とする光学機器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (3)
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JP2001013546A true JP2001013546A (ja) | 2001-01-19 |
JP2001013546A5 JP2001013546A5 (ja) | 2006-08-10 |
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18140899A Expired - Fee Related JP4208348B2 (ja) | 1999-06-28 | 1999-06-28 | 光学機器 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007017515A (ja) * | 2005-07-05 | 2007-01-25 | Nikon Vision Co Ltd | 接眼レンズキャップ、望遠鏡及び顕微鏡 |
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JPWO2021106235A1 (ja) * | 2019-11-29 | 2021-06-03 | ||
US12013544B2 (en) | 2020-02-27 | 2024-06-18 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Display device |
-
1999
- 1999-06-28 JP JP18140899A patent/JP4208348B2/ja not_active Expired - Fee Related
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DE102012102980B4 (de) | 2012-04-05 | 2019-03-07 | Analytik Jena Ag | Augenmuschel aus einem elastischen Material in Form einer Kappe mit einem faltbaren Kappenmantel |
JPWO2021106235A1 (ja) * | 2019-11-29 | 2021-06-03 | ||
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EP4067977A4 (en) * | 2019-11-29 | 2023-01-18 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | INDICATOR |
JP7398715B2 (ja) | 2019-11-29 | 2023-12-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 表示装置 |
CN113366374B (zh) * | 2019-11-29 | 2024-05-14 | 松下知识产权经营株式会社 | 显示装置 |
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