JP2001012905A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JP2001012905A
JP2001012905A JP11181329A JP18132999A JP2001012905A JP 2001012905 A JP2001012905 A JP 2001012905A JP 11181329 A JP11181329 A JP 11181329A JP 18132999 A JP18132999 A JP 18132999A JP 2001012905 A JP2001012905 A JP 2001012905A
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JP
Japan
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substrate
mask
mark
exposure apparatus
substrate stage
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JP11181329A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Komura
浩幸 小村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板にプロキシミティギャップ計測用マーク
を設けること無くプロキシミティギャップを計測可能な
露光装置を提供する。 【解決手段】 基板ステージ6の載置面6S上に配置さ
れた基板4の周囲であって載置面6S上の各コーナー
(4カ所)付近に、平板部材5Bが配置・固定されてい
る。平板部材5Bは基板4と同一の材質及び厚さを有し
ており、平板部材5Bと載置面6S上に配置された基板
4との各々のマスク1側の表面は、平行且つ同一の高さ
レベルを成す。平板部材5Bの上記表面が基板ステージ
側プロキシミティギャップ計測用マーク5を成す。当該
マーク5とマスク側プロキシミティギャップ計測用マー
ク2とで以てプロキシミティギャップを計測する。これ
により、基板4の全面をパターン転写領域として利用で
き、また、基板4の種類毎にレーザ発光部7等の配置を
変更する必要を無くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラズマディス
プレイパネル(PDP)や液晶パネル,半導体装置等の
製造に適用される露光装置に関し、特に、いわゆるプロ
キシミティ露光装置ないしは近接露光装置におけるマス
クと基板との間の距離ないしは間隔の計測及び制御の技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に、従来の露光装置50Pの構成の
模式的な縦断面図を示す。また、図10に露光装置50
Pに用いられる基板4Pの模式的な上面図を示し、図1
1に露光装置50Pに用いられるマスク1Pの模式的な
上面図を示すと共に、図12に露光装置50Pにおけ
る、基板ステージ6P(太線で示す),基板4P(破線
で示す)及びマスク1Pの配置関係を説明するための上
面図を示す。なお、基板ステージ6P,基板4P及びマ
スク1Pの各表面ないしは主面は、互いに垂直を成す第
1及び第2方向D1,D2のそれぞれに略平行な辺を有
する正方形であるものとする。
【0003】図9に示すように、露光装置50Pは、第
1及び第2方向D1,D2の双方に垂直を成す第3方向
D3に略垂直を成す表面ないしは載置面6SP(1辺が
長さL6P)を有して、当該載置面6SP上に配置され
た基板4Pを真空吸着しうる基板ステージ6Pを備え
る。なお、基板ステージ6Pは、駆動部43P及び当該
駆動部43Pの制御部40Pによって高さや水平度等の
姿勢が制御される。ここで、図10に示すように、露光
装置50Pに適用される基板4Pは、正方形(1辺が長
さL4P)の表面の各コーナー付近に、1辺が長さL5
Pの正方形の基板側プロキシミティギャップ計測用マー
ク(以下、「基板側マーク」とも呼ぶ)5Pが設けられ
ている。また、図9に示すように、基板4Pは、載置面
6SP上に配置された際に載置面6SPとは反対側の表
面の内で基板側マーク5Pを除く領域にレジストが塗布
されている。
【0004】更に、露光装置50Pでは、マスク1Pが
例えば枠形状のマスクステージ3P上に配置されて基板
4Pの上方に配置される。このとき、マスク1Pは、表
面(1辺が長さL1Pの正方形)の内で所定の露光パタ
ーン(詳細の図示化は省略する)が形成されている表面
を基板ステージ6P(上の基板4P)に対面するように
配置される。図9及び図11に示すように、マスク1P
は正方形の表面の各コーナー付近に、1辺が長さL2P
の正方形のマスク側プロキシミティギャップ計測用マー
ク(以下、「マスク側マーク」とも呼ぶ)2Pが設けら
れている。このとき、図12に示すように、露光装置5
0Pにマスク1P及び基板4Pをセッティングした際
に、両マーク2P,5Pの中心が略一致するように、各
マーク2P,5Pの配置位置が定められる。
【0005】更に、図9に示すように、露光装置50P
は、マスク1Pの上方に、レーザ発光部7Pとレーザ受
光部8Pとを備える。詳細には、レーザ発光部7Pは、
同部7Pからの照射レーザ光ないしは出射レーザ光9P
がマスク側マーク2P及び基板側マーク5Pに対して約
45度の角度で入射するように、マスク1Pの上方に配
置されている。レーザ受光部8Pは、上記照射光9Pが
マスク側マーク2Pにおいて反射された反射レーザ光1
0P及びマスク側マーク2Pを透過して基板側マーク5
Pにおいて反射された反射レーザ光11Pを受光しうる
位置に配置されている。
【0006】露光装置50Pでは、以下のようにして、
マスク1Pと基板4Pとの互いに対面する表面間の距離
であるプロキシミティギャップを計測する。レーザ発光
部7Pからの出射光9Pは、約45度の角度で以てマス
ク側マーク2Pに入射され、当該マスク側マーク2Pで
反射される(反射光10P参照)と共に、当該マスク側
マーク2Pを透過して基板側マーク5Pで反射される
(反射光11P参照)。レーザ受光部8Pは、反射光1
0P,11Pを受光してその受光位置に関するデータを
制御部40Pへ出力する。そして、制御部40Pは当該
位置データに基づいてプロキシミティギャップを算出し
て、駆動部43Pを介して基板ステージ6Pの姿勢を制
御・調整する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さて、図10に示すよ
うに、従来の露光装置50Pに用いられる基板4Pには
基板側マーク5Pを設ける必要があるので、常に、基板
4Pの一部に基板側マーク5Pの配置領域を確保しなけ
ればならない。即ち、基板4Pの全面をパターン転写領
域として利用することができないという問題点がある。
このため、所定の寸法の基板4Pを用いるときには転写
すべきパターンの設計が制限されてしまい、逆に、所定
の寸法のパターンを転写するときには当該パターンより
も基板側マーク5Pの分だけ大きい基板4Pを用いなけ
ればならない。
【0008】更に、基板側マーク5P及びマスク側マー
ク2Pの配置位置は基板5Pの外形寸法やマスクのパタ
ーン(即ち、露光転写するパターン)の寸法等によって
違える必要が生じるので、基板4P又はマスク1Pの種
類ないしは適応製品種毎に基板側マーク5P及びマスク
側マーク2Pの配置位置を設計しなければならないとい
う問題点がある。更に、かかる問題点は、基板側マーク
5P及びマスク側マーク2Pの配置位置が変わると、そ
れに対応してレーザ発光部7P及びレーザ受光部8P等
の配置位置をも変更・調整しなければならないという問
題点をも内包している。
【0009】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、基板にプロキシミティギャップ計測用マークを
設けること無くプロキシミティギャップを計測し、当該
ギャップの制御を実施しうる露光装置を提供することを
第1の目的とする。
【0010】更に、本発明の第2の目的は、上記第1の
目的の実現と共に、基板の周辺温度等に変化が生じた場
合であっても精確に露光転写を実施しうる露光装置を提
供することにある。
【0011】更に、本発明の第3の目的は、上記第1又
は第2の目的の実現と共に、基板又はマスクの種類ない
しは適応製品種毎に、プロキシミティギャップ計測用マ
ークの配置位置及び計測のための部品の配置位置を変更
・調整する必要性を有さない露光装置を提供することに
ある。
【0012】更に、本発明の第4の目的は、上記第1乃
至第3の目的の実現と共に、種々の基板厚さに柔軟に対
応可能な露光装置を提供することにある。
【0013】加えて、本発明は、高い精度で以てギャッ
プ計測及び制御を実施して、上記第1乃至第4の目的を
実現しうる露光装置を提供することを第5の目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1に記載の
発明に係る露光装置は、周縁部に第1マークを有するマ
スクに形成された所定の露光パターンを、前記マスクと
対面するように基板ステージ上に配置された基板の表面
に露光転写する露光装置であって、前記基板ステージ上
に配置された前記基板の周囲であって前記第1マークの
配置位置に対面する位置に前記基板表面と同じ高さに配
置されて、前記第1マークと共に、前記マスクと前記基
板との間の距離を光学的に計測するための第2マークを
備えることを特徴とする。
【0015】(2)請求項2に記載の発明に係る露光装
置は、請求項1に記載の露光装置であって、前記基板と
同一の厚さ及び材質から成り、前記基板表面と平行を成
して前記第1マークに対面する表面を有する平板部材を
更に備え、前記平板部材の前記表面が前記第2マークを
成すことを特徴とする。
【0016】(3)請求項3に記載の発明に係る露光装
置は、請求項1又は2に記載の露光装置であって、前記
第2マークは、前記基板表面と平行な方向には固定され
ていることを特徴とする。
【0017】(4)請求項4に記載の発明に係る露光装
置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の露光装置であ
って、前記第2マークは、前記基板表面に垂直を成す方
向に沿って可動であることを特徴とする。
【0018】(5)請求項5に記載の発明に係る露光装
置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の露光装置であ
って、前記第2マークを複数備えることを特徴とする。
【0019】(6)請求項6に記載の発明に係る露光装
置は、請求項1乃至5のいずれかに記載の露光装置であ
って、前記第1及び第2マークを用いて前記マスクと前
記基板との間の前記距離を計測し、前記計測の結果に基
づいて前記マスク又は前記基板の前記基板表面に垂直な
方向に沿った配置位置が制御されることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に実施の形態1〜3に係る各
露光装置を説明するが、各露光装置はマスクと基板との
間の距離を計測するための構成要素に特徴があるため、
かかる部分を中心に説明する。このとき、各露光装置に
おける露光転写処理・動作等のための構成要素としては
種々の周知の構成要素を適用可能であるため、以下の説
明では、そのような構成要素についての言及をあえて省
略する。
【0021】<実施の形態1>図1に露光装置50の構
成の模式的な縦断面図を示し、図2に当該露光装置50
の要部拡大図を示す。なお、図1及び図2には、露光装
置50にマスク1及びレジスト30が塗布された基板
(例えばプラズマディスプレイパネル用や液晶パネル用
のガラス基板,半導体ウエハ等)4が配置された状態を
図示している。また、図3は、露光装置50にセッティ
ングされた、後述のマスク1,基板4(破線で示す)及
び基板ステージ6(太線で示す)の配置関係を説明する
ための上面図である。以下の説明では、マスク1,基板
4及び基板ステージ6の各表面ないしは各主面1S,4
S,6Sは互いに垂直を成す第1及び第2方向D1,D
2のそれぞれに略平行な辺を有する正方形であるものと
して説明をするが、正方形以外の形状であっても構わな
いことは以下の説明から明らかである。
【0022】図1〜図3に示すように、露光装置50
は、第1及び第2方向D1,D2の双方に垂直を成す第
3方向D3に略垂直を成す表面ないしは載置面6S(1
辺が長さL6の正方形)を有して、当該載置面6S上に
配置された基板4(1辺が長さL4の正方形の表面4S
を有する)を真空吸着しうる基板ステージ6を備える。
なお、真空吸着のための機構として一般的な機構を適用
できるため、当該機構の図示化は省略する。基板ステー
ジ6は、例えば第3方向D3に沿った上下移動機構や第
1及び第2方向D1,D2で規定される平面に対するチ
ルト機構等で構成される駆動部43及び当該駆動部43
の制御部(例えばマイクロコンピュータ等)40によっ
て、第3方向D3における位置ないしは高さや水平度等
の姿勢が制御可能である。なお、制御部40は、後述の
レーザ受光部8から出力されるデータを受信して上記駆
動部43を制御する。
【0023】特に、図1〜図3に加えて基板ステージ6
の上面図である図4に示すように、載置面6S上に配置
された基板4の周囲であって載置面6S上の各コーナー
(4カ所)付近に平板部材5Bが配置・固定されてい
る。平板部材5Bは、基板4と同一の材質から成り、
基板4の厚さ(なお、各構成要素の「厚さ」とは第3
方向D3に沿った長さを言うものとする)t4と同一寸
法の厚さt5Bを有する(図2参照)。上記によれ
ば、平板部材5Bの基板ステージ6とは反対側の表面
(第3方向D3に略垂直を成す)5BSと、載置面6S
上に配置された基板4の載置面6Sとは反対側の表面4
Sとは、互いに平行且つ同一の高さレベルを成す。そし
て、上記表面5BSは、第1及び第2方向D1,D2
のそれぞれに沿った各辺が長さL5の正方形である。特
に、平板部材5Bの表面5BSは、従来の露光装置50
P(図9参照)における基板側プロキシミティギャップ
計測用マーク5Pに相当する、基板ステージ側プロキシ
ミティギャップ計測用マーク(第2マーク)(以下、
「基板ステージ側マーク」とも呼ぶ)5を成す。なお、
表面5BSに対して後述のレーザ光9(図1参照)が入
射可能であり、これを反射するために必要な大きさを有
する限り、表面5BSの形状は正方形に限られない。
【0024】そして、図1〜図3に示すように、露光装
置50では、マスク1がマスクステージ3上に配置され
て基板4の上方に配置される。図1〜図3に加えてマス
ク1の上面図である図5に示すように、マスク1は1辺
が長さL1の正方形の表面1Sを有する例えば石英板を
基材とし、当該石英板の基板ステージ6側の表面、即
ち、基板4と対面する側の表面1S上に所定の露光パタ
ーンないしはマスクパターン(その詳細の図示化は省略
する)1Aが形成されている(ハードマスク又はメタル
マスクと呼ばれる)。
【0025】特に、マスク1は、マスクステージ3上に
配置された際に上記平板部材5に対面する位置にマスク
側プロキシミティギャップ計測用マーク(第1マーク)
(以下、「マスク側マーク」とも呼ぶ)2が設けられて
いる。詳細には、当該マスク側マーク2は、マスク1が
露光装置50に配置された際に上記表面1Sの内で基板
ステージ側マーク5に対面する位置に、第1及び第2方
向D1,D2に沿った各辺が長さL2の正方形の領域で
あって露光パターンを有さない状態(いわゆる素ガラス
の状態)の領域として成る。ここで、図1〜図5では、
マスク側マーク2を基板ステージ側マーク5よりも大き
い場合、即ち、(長さL2)>(長さL5)の場合を図
示しているが、後述のレーザ光9を反射し(図1の反射
光10参照)、且つ、基板ステージ側マーク5からの反
射光11(図1参照)を透過しうる限り、(長さL2)
≦(長さL5)でも構わない。同様に、その形状も正方
形に限られない。なお、上記メタルマスクの代わりに、
板状ガラスの表面上に塗布された感光性の乳剤(エマル
ジョン)を選択的に黒色化して上記露光パターンが形成
されたマスク(ソフトマスク又はエマルジョンマスクと
呼ばれる)を用いても良い。かかるエマルジョンマスク
の場合には、マスク側マーク2は上記乳剤を黒色化しな
い領域の表面として成り、当該乳剤の露出表面が上記マ
スク表面1S(図2参照)に対応するマスク表面に該当
する。
【0026】なお、マスクステージ3は、例えばマスク
1の少なくとも対向する2つのエッジ又は2辺を係止し
てマスク1を落下させることなくマスク1を基板4の上
方に保持しうるものであり、その一例として、マスク1
の外形寸法よりも幾分小さい寸法の開口部を有する枠状
部材が適応可能である。
【0027】更に、露光装置50は、マスク1の上方で
あって、マスク側マーク2及び基板ステージ側マーク5
の各配置位置に対応してマスク1の各コーナー付近に
(従って、4カ所に)、レーザ発光部7とレーザ受光部
8とを備える。これにより、露光装置50では、(マス
ク1と基板4との間の距離の一例として)マスク1と平
板部材5Bとの互いに対面する表面1S,5BS(図2
参照)間の距離として与えられるプロキシミティギャッ
プg(図2参照)を上記4カ所において計測している
(4点計測)。なお、レーザ受光部8として、例えばC
CDラインセンサ等の(複数の微小な)光センサが直線
状(平面状であっても良い)に配列された各種受光素子
が適用可能である。
【0028】詳細には、図1に示すように、レーザ発光
部7は、同部7からの照射レーザ光ないしは出射レーザ
光9がマスク側マーク2及び基板ステージ側マーク5に
対して約45度の角度で入射するように、マスク1の上
方に配置されている。これに対応して、レーザ受光部8
は、上記照射光9がマスク側マーク2において反射され
た反射レーザ光10と、マスク側マーク2を透過して基
板ステージ側マーク5において反射された反射レーザ光
11とを受光しうる位置に配置されている。即ち、レー
ザ受光部8とレーザ発光部7とは、照射光9及び反射光
10,11がそれぞれがマスク1及び平板部材5Bの両
表面1S,5BSに対して約45度の角度を成すよう
に、且つ、照射光9及び反射光10,11が互いに約9
0度の角度を成すように配置されている。なお、例えば
1台のレーザ発光部からの1つの出射光をビームスプリ
ッタ等で以て分割して、これを照射光9として各基板ス
テージ側マーク5に入射する構成としても良い。また、
上述の45度という角度の規定はあくまで一例に過ぎず
他の角度規定であっても良いことは、以下に説明するプ
ロキシミティギャップの計測方法ないしは計測原理から
明らかである。
【0029】かかる構成によって、露光装置50は、プ
ロキシミティギャップgを以下のようにして計測・制御
する。レーザ発光部7からの出射光9は、マスク1(の
表面1S)に対して約45度の角度で以てマスク側マー
ク2に入射され、(a)当該マスク側マーク2で反射さ
れる(図1の反射光10参照)と共に、(b)当該マス
ク側マーク2を透過して基板ステージ側マーク5におい
て反射される(図1の反射光11参照)。レーザ受光部
8は、反射光10,11の双方を受光して両者10,1
1の受光部8上における受光位置に関するデータ、例え
ば両受光位置の距離のデータを制御部40へ出力する。
制御部40は当該位置データに基づいてプロキシミティ
ギャップgを算出する。このとき、プロキシミティギャ
ップgの算出は、図1から分かるようにレーザ発光部7
及びレーザ受光部8の配置位置等から幾何学的に求める
ことができる。そして、制御部40は、例えば予めにテ
ィーチングされた所定の値(露光パターン1A及びレジ
スト30の各厚さが考慮されて規定される)と比較し、
プロキシミティギャップgが上記所定の値と(許容範囲
内で)一致するように駆動部43を制御して基板ステー
ジ6の姿勢を制御・調整する。
【0030】このとき、図1に示すように、各レーザ受
光部8に対してそれぞれ制御部40及び駆動部43を設
けて各基板ステージ側マーク5の配置高さを個々に制御
・調整しても良いし、各1つの制御部40及び駆動部4
3で以て全てのレーザ受光部8からの出力データを受信
して所定のデータ処理を実行することにより総合的に
(全体的に)基板ステージ6の姿勢制御を実施しても良
い。なお、基板ステージ6の代わりに、マスク1(及び
マスクステージ3)の姿勢制御を実施しても良い(かか
る場合には、レーザ発光部7及びレーザ受光部8等をも
一体的に姿勢制御する)。
【0031】このような構成を有する露光装置50によ
れば、以下の効果を得ることができる。まず、マスク側
マーク2と基板ステージ側マーク5とで以てプロキシミ
ティギャップgを計測するので、基板4の上面図である
図6(但し、レジスト30の図示化は省略している)又
は図3と既述の図10とを比較すると分かるように、基
板4自体は、従来の露光装置50P(図9参照)に用い
られる基板4Pが有する基板側マーク5P又はそれに相
当する構成要素を全く有していない。即ち、従来の基板
4Pにおける基板側マーク5Pを削除することができ
る。このため、基板4,4Pとして同じ寸法のものを用
いる場合、露光装置50によれば、従来の露光装置50
Pを用いる場合よりも広い面積をパターン転写領域とし
て利用することができる。従って、当該基板4が例えば
プラズマディスプレイパネル(PDP)や液晶パネル等
を成すガラス基板である場合、PDP等の画素数を増大
させて高精細化を図ることができる。これに対して、基
板4,4Pにおける各パターン転写領域が同じ大きさで
ある場合には、基板4として従来の基板4Pよりも小さ
い基板を適用可能であるので、PDP等の小型化を図る
ことができる。また、基板4が半導体ウエハである場合
には、1枚の半導体ウエハに、より多くの半導体チップ
を形成することができる。
【0032】更に、平板部材5B、即ち、基板ステージ
側マーク5は基板4の表面4Sと平行な方向には固定さ
れている(不動である)ので、従来の基板4Pのように
基板の寸法や適用製品種等毎に、(基板ステージ側マー
ク5に相当するマークである)基板側マーク5Pの配置
位置を違えて設計・形成する必要性を無くすることがで
きる。このとき、例えばレーザ発光部7やレーザ受光部
8等のプロキシミティギャップgの計測のための部品の
配置位置を固定したままの状態にすることができるの
で、露光装置50は、従来の露光装置50Pのようにレ
ーザ発光部7P等の配置位置を同基板4Pの基板側マー
ク5Pの配置位置毎に変更・調整等をする煩雑さを惹起
することがない。
【0033】加えて、平板部材5Bは基板4と同一材質
及び厚さの部材から成るので、例えば基板4の周辺の温
度変化等が生じた場合であっても平板部材5Bが基板4
と同一の変化(膨張や収縮等)を生じうる。このため、
たとえ上述の温度変化等が生じた場合であってもマスク
1が有する所定の露光パターン1Aを精確に基板4へ露
光転写することができる。勿論、平板部材5Bとして、
基板4とは異なる材質の部材を用いることも可能であ
り、かかる場合にも、上述した従来の基板側マーク5P
を削除しうるという効果及び基板の寸法等の変更に伴う
煩雑な変更・調整を排除しうるという効果を得ることは
できる。
【0034】このように、露光装置50によれば、マス
ク1の露光パターン1Aを精確に基板4へ露光転写する
ことができる。その結果、露光転写時の不都合が除去さ
れてPDP等を高い歩留まりで以て製造することができ
る。
【0035】なお、上述の説明では、基板ステージ側マ
ーク5を載置面6S上の各コーナーに1個ずつ設ける場
合を述べたが、(例えば基板ステージ6の姿勢を制御す
る駆動部43の種類や個数に応じて)合計3個以下とす
ることも可能であるし、また、載置面6Sの辺に沿った
部分に基板ステージ側マーク5を設けても良い。このと
き、基板ステージ側マーク5の配置位置に対応してマス
ク側マーク2やレーザ発光部7及びレーザ受光部8等の
各配置位置が決められることは言うまでもない。
【0036】特に、基板4の周囲において基板ステージ
側マーク5と載置面6S上に配置された基板4の表面4
Sとが平行且つ同一の高さを成す限り、平板部材5Bが
載置面6S上に配置されていなくとも良いし、また、基
板4の厚さt4とは異なる厚さを有する他の平板部材を
用いても良い。例えば、長さL4と長さL6とを同等の
長さ寸法とする一方で、基板ステージ6とは別途に準備
された部材上に平板部材5B又は上記他の平板部材を配
置し、当該別途に準備された部材を基板ステージ6と共
に共通のベース部材上に配置することによって、又は、
当該別途に準備された部材を基板ステージ6(の側壁
部)に固定することによって、基板ステージ側マーク5
を配置しても構わない。
【0037】<実施の形態2>図7に、実施の形態2に
係る露光装置51の構成の模式的な縦断面図を示す。特
に、露光装置51は基板ステージ側マーク5の配置手段
に特徴があるため、かかる点を中心に説明するものと
し、既述の露光装置50の構成要素と同等のものには同
一の符号を付してその説明を援用するに留める。
【0038】図7に示すように、露光装置51は、図1
の基板ステージ6に相当する基板ステージ61を備え
る。特に、基板ステージ61は、基板4の表面4S(図
2参照)と略同一の大きさの載置面ないしは表面61S
を有する。そして、基板ステージ61は、載置面6Sと
は反対側の表面のエッジであって少なくとも既述の露光
装置50(図1参照)において平板部材5Bが配置され
ている部分に対応する部分に、例えば平板状の張り出し
部ないしはひさし部61Aを備える。なお、かかる張り
出し部61Aは、後述の上下移動機構15を配置しうる
程度の形状を有する。
【0039】そして、露光装置51は、上記張り出し部
61A上に基板ステージ側マーク5を第3方向D3に沿
って移動させるための上下移動機構15を備える。上下
移動機構15は、図7に示すように、例えば、上記張り
出し部61A上に配置された駆動モータ(例えばステッ
ピングモータ等)12と、駆動モータ12の回転軸の回
転運動が伝達されて第3方向D3に沿って上下方向に可
動な駆動ネジないしは駆動軸13と、駆動ネジ13の上
記駆動モータ12とは反対側の端部に取り付けられた平
板部材から成るマーク取り付け板14とから構成され
る。そして、マーク取り付け板14の上記駆動ネジ13
とは反対側の表面上に、即ち、マスク1に対面する側の
表面上に、既述の平板部材5Bがその表面5BS(図2
参照)が第3方向D3に略垂直を成すように配置されて
いる。このようにして、露光装置51では、基板ステー
ジ側マーク5が配置されている。
【0040】かかる上下移動機構15によって、基板ス
テージ側マーク5と基板4の表面4S(図2参照)とが
同じ高さレベルになるように、駆動モータ制御部45が
駆動モータ12の回転量を制御して、基板ステージ側マ
ーク5を所定の高さに移動・配置する。例えば、予めに
基板4の厚さt4(図2参照)をティーチングしてお
き、基板ステージ61の載置面61Sを基準として基板
ステージ側マーク5を上下移動させる。そして、かかる
上下移動が完了した後に、既述の露光装置50と同様に
プロキシミティギャップgの計測・制御を実施する。
【0041】このように、露光装置51によれば、基板
ステージ側マーク5が基板4の表面4Sに垂直を成す方
向、即ち、第3方向D3に沿って可動であるので、当該
露光装置51で以て種々の厚さの基板に柔軟に対応する
ことができる。
【0042】なお、基板ステージとして上記基板ステー
ジ61の張り出し部を有さない形状、即ち、既述の基板
ステージ6(図1参照)と同等の形状のものを用い、そ
のような基板ステージと上下移動機構15とを共通のベ
ース部材上に配置しても構わない。更に、上述の上下移
動機構15の代わりに他の上下移動機構を用いて基板ス
テージ側マーク5を第3方向D3に沿って移動させる構
成を適用しても良い。
【0043】<実施の形態3>次に、実施の形態3に係
る露光装置を説明するが、当該露光装置は基板ステージ
の構成に特徴があるためかかる点を中心に説明し、その
他の構成は実施の形態1に係る露光装置50の構成要素
と同等のものを適用するものとして、それらと同一の符
号を付してその説明を援用する。
【0044】図8に、実施の形態3に係る露光装置に適
用される基板ステージ62の模式的な上面図を示す。な
お、以下の説明の理解を助けるために、図8中には基板
4を破線で図示している。図8に示すように、基板ステ
ージ62は、既述の載置面6S(例えば図4参照)に相
当する載置面62S上に、当該載置面62Sの各コーナ
ー毎に3個ずつ、合計12個の平板部材5B、即ち、基
板ステージ側マーク5を備える。詳細には、図8と既述
の図4とを比較すると分かるように、載置面62Sの各
コーナーには、図4に示す既述の基板ステージ6の各コ
ーナーに配置された平板部材5Bに加えて、当該平板部
材5Bに近接して第1及び第2方向D1,D2のそれぞ
れに沿って平板部材5Bが各1個ずつ配置されている。
【0045】このとき、12個の基板ステージ側マーク
5のそれぞれに対応してマスク側マーク2が設けられた
マスクを用いることによって、(対を成す)各マーク
2,5の箇所において(従って、12箇所において)プ
ロキシミティギャップgを計測することが可能である。
その結果、多点計測の平均化効果によって、プロキシミ
ティギャップgの計測の精度を向上することができる。
このとき、基板ステージ側マーク5(に相当するマー
ク)が基板4に設けられることはないので、容易に基板
ステージ側マーク5の個数を増加して上述の計測精度の
向上効果を得ることができる。
【0046】なお、実施の形態3に係る露光装置におい
ては、基板ステージ側マーク5と同数のレーザ発光部7
及びレーザ受光部8(図1参照)を設けても良いし、ま
た、1個のレーザ発光部7からの出射光9をビームスプ
リッタ等で以て各基板ステージ側マーク5に分配する構
成を適用しても構わない。また、制御部40及び駆動部
43(共に図1参照)を各レーザ受光部8毎に又は各コ
ーナー毎に設けても良いし、各1つの制御部40及び駆
動部43で以て全てのレーザ受光部8からの各出力デー
タ総合的に処理して基板ステージ6又はマスク1の全体
の姿勢制御を実施しても良い。
【0047】ここで、基板ステージ側マーク5の配置数
は上記12個に限定されるものではなく、また、載置面
6Sの各コーナーに必ずしも同数の基板ステージ側マー
ク5を配置する必要性は無い。更に、全ての基板ステー
ジ側マーク5を載置面62Sのコーナーへ集中して配置
せずに、載置面6Sの辺に沿って基板4の周囲に配置し
ても良い。また、既述の露光装置51のように基板ステ
ージ側マーク5を第3方向D3に沿って可動な構造とし
ても良い。なお、基板ステージ62を備える露光装置に
対しては、4個のマスク側マーク2を有する既述のマス
ク1をも適用可能であることを付記する。
【0048】
【発明の効果】(1)請求項1に係る発明によれば、マ
スクが有する第1マークと基板ステージ側に配置された
第2マークとで以て互いに対面するマスクと基板との間
の距離を計測するので、従来の露光装置のように基板自
体に第2マーク(に相当するマーク)を設ける必要が全
く無い。このため、基板として同じ寸法のものを用いる
場合、従来の露光装置を用いる場合よりも広い面積をパ
ターン転写領域として利用することができる。従って、
当該基板が例えばプラズマディスプレイパネル(PD
P)や液晶パネル等を成すガラス基板である場合、PD
P等の画素数を増大させて高精細化を図ることができ
る。また、基板として同じ大きさのパターン転写領域を
有するものを用いる場合には、従来の露光装置に用いら
れる基板よりも小さい基板を適用可能であるので、PD
P等の小型化を図ることができる。また、基板が半導体
ウエハである場合には、1枚の半導体ウエハに、より多
くの半導体チップを形成することができる。
【0049】更に、基板自身が第2マークを有さないの
で、第2マークを複数個設けて多点計測によりマスクと
基板との間の上記距離を計測する場合であっても、基板
におけるパターン転写領域を狭めることが全く無い。
【0050】(2)請求項2に係る発明によれば、平板
部材は上記基板と同一の材質及び厚さから成るので、例
えば基板の周辺の温度変化等に対しても当該平板部材は
基板と同一の変化(膨張や収縮等)を生じうる。このた
め、たとえ上記温度変化等が生じた場合であっても、マ
スクが有する所定の露光パターンを精確に基板へ露光転
写することができる。
【0051】(3)請求項3に係る発明によれば、第2
マークは基板の表面と平行な方向には固定されているの
で、従来の露光装置のように基板の寸法や適用製品種等
毎に、基板に設ける第2マーク(に相当するマーク)の
配置位置を違える必要性を無くすることができる。この
とき、マスクと基板との間の上記距離の計測のための部
品(例えば光源や受光器等)等の配置位置を固定したま
まの状態にすることができるので、従来の露光装置のよ
うに上記部品等の配置位置を同基板が有する第2マーク
(に相当するマーク)の配置位置毎に変更・調整等する
煩雑さを惹起することがない。
【0052】(4)請求項4に係る発明によれば、第2
マークは基板の表面に垂直を成す方向に沿って可動であ
るので、当該露光装置で以て種々の厚さの基板に柔軟に
対応することができる。
【0053】(5)請求項5に係る発明によれば、複数
の第2マークの各々に対応する第1マークを有するマス
クを用いることによって、当該複数の第2マークの各箇
所において上記距離を計測することが可能である。その
結果、多点計測の平均化効果によって、上記距離の計測
の精度を向上することができる。このとき、第2マーク
は基板に設けられることはないので、容易に第2マーク
の個数を増加して上述の計測精度の向上効果を得ること
ができる。
【0054】(6)請求項6に係る発明によれば、上記
(1)乃至(5)の効果によって、マスクが有する所定
の露光パターンを精確に基板へ露光転写することができ
る。その結果、当該露光装置によれば、露光転写時の不
都合が除去されて製造物の高い歩留まりを実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る露光装置の構成を説明す
るための模式的な縦断面図である。
【図2】 図1の露光装置の要部を拡大して示す模式的
な縦断面図である。
【図3】 実施の形態1に係る露光装置における、基板
ステージ,基板及びマスクの配置関係を説明するための
上面図である。
【図4】 実施の形態1に係る露光装置の基板ステージ
の模式的な上面図である。
【図5】 実施の形態1に係る露光装置で用いられるマ
スクの模式的な上面図である。
【図6】 実施の形態1に係る露光装置で用いられる基
板の模式的な上面図である。
【図7】 実施の形態2に係る露光装置の構成を説明す
るための模式的な縦断面図である。
【図8】 実施の形態3に係る露光装置の基板ステージ
の模式的な上面図である。
【図9】 従来の露光装置の構成を模式的に示す縦断面
図である。
【図10】 従来の露光装置で用いられる基板の模式的
な上面図である。
【図11】 従来の露光装置で用いられるマスクの模式
的な上面図である。
【図12】 従来の露光装置における、基板ステージ,
基板及びマスクの配置関係を説明するための上面図であ
る。
【符号の説明】
1 マスク、1S,4S,5BS 表面、1A 露光転
写パターン、2 マスク側プロキシミティギャップ計測
用マーク(第1マーク)、3 マスクステージ、4 基
板、5 基板ステージ側プロキシミティギャップ計測用
マーク(第2マーク)、5B 平板部材、6,61,6
2 基板ステージ、6S,61S,62S 載置面(表
面)、7 レーザ発光部、8 レーザ受光部、9,1
0,11レーザ光、12 駆動モータ、13 駆動ネ
ジ、14 マーク取り付け板、15上下移動機構、30
レジスト、40 制御部、43 駆動部、45 駆動
モータ制御部、50,51 露光装置、61A 張り出
し部、D1,D2,D3方向、L1,L2,L4,L
5,L6 長さ、g プロキシミティギャップ(距
離)、t4,t5B 厚さ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/68 H01L 21/30 511 Fターム(参考) 2F065 AA24 AA37 BB02 CC20 DD02 EE02 FF09 FF41 GG04 HH04 HH12 JJ02 JJ05 JJ08 JJ25 KK01 PP12 TT02 UU04 2H097 GA45 GB02 KA03 KA12 KA14 KA15 KA16 KA28 LA10 LA12 5F031 CA02 CA05 CA07 JA06 JA17 JA32 JA38 MA27 5F046 AA04 BA02 DA17 DB08 DB10 DC12 EB02 EB03 EC03 ED03 FA05 FC06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁部に第1マークを有するマスクに形
    成された所定の露光パターンを、前記マスクと対面する
    ように基板ステージ上に配置された基板の表面に露光転
    写する露光装置であって、 前記基板ステージ上に配置された前記基板の周囲であっ
    て前記第1マークの配置位置に対面する位置に前記基板
    表面と同じ高さに配置されて、前記第1マークと共に、
    前記マスクと前記基板との間の距離を光学的に計測する
    ための第2マークを備えることを特徴とする、露光装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の露光装置であって、 前記基板と同一の厚さ及び材質から成り、前記基板表面
    と平行を成して前記第1マークに対面する表面を有する
    平板部材を更に備え、 前記平板部材の前記表面が前記第2マークを成すことを
    特徴とする、露光装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の露光装置であっ
    て、 前記第2マークは、 前記基板表面と平行な方向には固定されていることを特
    徴とする、露光装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の露光
    装置であって、 前記第2マークは、 前記基板表面に垂直を成す方向に沿って可動であること
    を特徴とする、露光装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の露光
    装置であって、 前記第2マークを複数備えることを特徴とする、露光装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の露光
    装置であって、 前記第1及び第2マークを用いて前記マスクと前記基板
    との間の前記距離を計測し、前記計測の結果に基づいて
    前記マスク又は前記基板の前記基板表面に垂直な方向に
    沿った配置位置が制御されることを特徴とする、露光装
    置。
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