JP2001012810A - 冷房装置 - Google Patents

冷房装置

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JP2001012810A
JP2001012810A JP11187949A JP18794999A JP2001012810A JP 2001012810 A JP2001012810 A JP 2001012810A JP 11187949 A JP11187949 A JP 11187949A JP 18794999 A JP18794999 A JP 18794999A JP 2001012810 A JP2001012810 A JP 2001012810A
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heat exchanger
evaporator
cooling device
flowing
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Masahiko Shiyuugai
雅彦 集貝
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Bosch Automotive Systems Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B40/00Subcoolers, desuperheaters or superheaters

Landscapes

  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷房装置の熱交換機能の向上を図るととも
に、圧縮器にかかる負荷を低減して、エネルギーの省力
化を可能とする冷房装置を提供すること。 【解決手段】 冷媒を圧縮する圧縮器2と、圧縮した前
記冷媒を凝縮する凝縮器3と、凝縮した前記冷媒の断熱
膨脹を行う膨脹弁5と、膨脹した前記冷媒の蒸化を行う
蒸発器6を備えた冷房装置1において、前記冷房装置1
は、前記凝縮器3を通流した後の冷媒の過冷却を行うサ
ブ熱交換器4を備え、また、前記サブ熱交換器4を通流
した後の冷媒と前記蒸発器6を通流した後の冷媒の熱交
換を行う内部熱交換器9を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等の熱交換サ
イクルに用いられる冷房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、車両用に用いられる冷房
装置は、圧縮器、凝縮器、受液器、膨脹弁及び蒸発器を
備え、これらの各器機を配管で連結し、一つの熱交換サ
イクルを構成している。
【0003】すなわち、従来の冷房装置20は、図4に
示すように冷媒を高温高圧に圧縮する圧縮器21と、圧
縮された冷媒を凝縮する凝縮器22と、凝縮された冷媒
を気液分離して、液冷媒を一時内部に蓄える受液器23
と、冷媒の断熱膨張を行う膨張弁24と、断熱膨張され
た冷媒と外気の熱交換を行って、冷気を放出する蒸発器
25を備えている。蒸発器25を通流した冷媒は,再
び、圧縮器21に流入し、冷房装置20の前述した各器
機が配管26で連通され、冷媒が熱交換サイクル間を循
環する構成となっている。
【0004】図6は、従来の冷凍サイクルにおける冷媒
の状態変化を、モリエール線図(Y)上に示した図であ
る。
【0005】すなわち、図6に示す冷房装置20を用い
た場合、冷媒は、圧縮器21で断熱圧縮して、J−F線
に至る。その後、凝縮器22でF−G線に示すように冷
媒は凝集され、膨脹弁24でG−H線に示すように、断
熱圧縮される。次に、蒸発器25でH−I−J線に示す
ように、冷媒が外気と熱交換し、F−G−H−I−J線
で示す熱交換サイクル間を循環する。
【0006】一方、冷房装置30は、前述の冷房装置2
0と同様に、圧縮器31と、凝縮器32と、受液器33
と、膨脹弁35と、蒸発器36が配管36で連結された
冷房装置30に、前記凝縮器32と一体又は別体でサブ
熱交換器34を備えている。
【0007】サブ熱交換器34を備えていると、冷媒
は、サブ熱交換器34で過冷却(サブクール)の状態と
なり、G点からg点へ移動する。従って、冷房装置20
を通流した冷媒の状態は、図5で示すG−H線からg−
h線へと低温側に移動する。
【0008】冷媒は、膨脹弁で過冷却された低温の状態
で断熱膨脹されるため、断熱膨脹時の膨脹弁35及び蒸
発器36の仕事量が低減し、熱交換サイクル全体の熱交
換効率(冷却効率)の向上を図ることが可能となる。
【0009】例えば、特開平10−62021号公報に
記載された発明は、前述のような冷房装置に、受液器を
通流した冷媒及び蒸発器を通流した冷媒の相互間で熱交
換が行われるサブ熱交換器を備えている。すなわち、こ
のサブ熱交換器は、受液器内に蒸発器から流出した冷媒
を通流する配管を設け、受液器内に通流又は一時蓄えら
れた比較的高温の冷媒と、蒸発器から通流した比較的低
温の冷媒の熱交換を行っている。
【0010】また、特開平6−185831号公報に記
載された発明は、膨脹弁及び蒸発器間に熱交換器を設
け、この間に1又は2以上の絞り部を設けて、この絞り
部により、通流する冷媒の圧力を規制して、蒸発器内部
の分岐した冷媒流路に冷媒をほぼ均等に通流し、蒸発器
の熱交換機能を向上している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平10−
62021号公報に記載した発明の場合は、前述したよ
うなサブ熱交換器を別体で設ける必要があり、冷房装置
の構成が複雑になるとともに、冷房装置自体も大型化す
るため、制限のあるスペースに設置する場合に問題が生
じる。
【0012】また、特開平6−185831号公報記載
の発明は、減圧弁から噴出した後の冷媒と、蒸発器から
流出した冷媒の熱交換を行うため、冷媒の温度上昇は小
さく、低い温度のままで圧縮器において断熱圧縮するた
め、圧縮器の消費動力を低減できないという問題を生じ
る。
【0013】一方、サブ熱交換器34で冷媒が過冷却
(サブクール)の状態となると、蒸発器36を通流した
冷媒は、圧縮器31では、冷媒が所定の高温高圧になる
ように、概念的に従来よりも高温側で過熱度(スーパー
ヒート)の状態となる必要がある。従って、冷房装置3
0の圧縮器31を通流する冷媒の状態は、図6に示すJ
−F線からj−f線へと高温側に移動する。
【0014】断熱圧縮における仕事量は、過熱度に影響
され,冷媒の過熱度が小さくなると吸入する冷媒の密度
が大きくなるため、圧縮器31にかかる動力負荷が増大
し、エネルギー消費が激しくなる。
【0015】そこで、前記問題点に鑑みて、本発明は、
余分な設置スペースを必要とすることなく、効率よく冷
媒の過冷却を行い冷房装置の熱交換機能の向上を図ると
ともに、圧縮器にかかる動力負荷を低減して、エネルギ
ーの省力化を可能とする冷房装置を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願第1請求項に記載し
た発明は、冷媒を圧縮する圧縮器と、圧縮した前記冷媒
を凝縮する凝縮器と、凝縮した前記冷媒の断熱膨脹を行
う膨脹弁と、膨脹した前記冷媒の蒸化を行う蒸発器を備
えた冷房装置において、前記凝縮器から流出した冷媒の
過冷却を行うサブ熱交換器を備え、前記サブ熱交換器か
ら流出した冷媒と前記蒸発器から流出した冷媒の熱交換
を行う内部熱交換器を備えた冷房装置である。
【0017】このように、蒸発器を通流し、さらに、サ
ブ熱交換器で冷媒の過冷却を行うと、冷媒の冷却効果が
向上し、冷媒が通常より冷却された状態で膨脹弁から蒸
発器へと入るため、蒸発器において外部空気との熱交換
効率が向上し、熱交換サイクル全体の熱交換効率を向上
できる。
【0018】一方、冷媒が過冷却されて、冷媒の温度低
下が効率よく行われると、蒸発器を通流した後の非常に
低温の冷媒を圧縮器で断熱圧縮するため、過熱度に影響
する断熱圧縮時の圧縮器にかかる動力負荷は大きくな
る。圧縮器にかかる動力負荷が大きくなると、通常のエ
ンジン駆動と連動する圧縮器の消費エネルギーが大きく
なり、エネルギーコストの高騰につながる。
【0019】本発明は、サブ熱交換器を通流して過冷却
した状態の冷媒と、蒸発器を通流して外気と熱交換した
後の冷媒の熱交換を行う内部熱交換器を冷房装置に備え
たため、熱交換サイクル全体の熱交換率を向上しつつ、
圧縮器にかかる動力負荷を低減して、エネルギーの省力
化を図ることができる。
【0020】すなわち、蒸発器を通流して外気と熱交換
した後の低い温度の冷媒と、凝縮器を通流した後の比較
的温度の高い冷媒が、内部熱交換器において熱交換し、
圧縮器に流入する前の温度を上昇しているため、吸入す
る冷媒の密度が低減して、圧縮器にかかる負荷を低減
し、熱交換サイクル全体の熱交換効率の向上を図ること
ができる。
【0021】また、圧縮器の動力負荷を低減できるた
め、エネルギーの省力化を図ることができ、エネルギー
コストを低減することが可能となる。
【0022】本願第2請求項に記載した発明は、冷媒を
圧縮する圧縮器と、圧縮した前記冷媒を凝縮する凝縮器
と、凝縮した前記冷媒の断熱膨脹を行う膨脹弁と、膨脹
した前記冷媒の蒸化を行う蒸発器を備えた冷房装置にお
いて、前記冷房装置は、前記蒸発器を通流した後の冷媒
の過冷却を行うサブ熱交換器を備え、また、凝縮器を通
流し、サブ熱交換器に流入する前の冷媒と、前記蒸発器
通流後の冷媒の熱交換を行う内部熱交換器を備えてい
る。
【0023】このように、サブ熱交換器に流入する前の
冷媒と、前記蒸発器を通流した後の冷媒の熱交換を行う
内部熱交換器を備えていると、冷凍サイクル全体の熱交
換効率の向上を図るとともに、圧縮器にかかる動力負荷
を低減し、エネルギー消費の低減が可能となる。
【0024】すなわち、凝縮器を通流した後の比較的高
温の冷媒と、蒸発器を通流した後の低温の冷媒の熱交換
が行われ、凝縮器を通流後の冷媒の温度は低下し、温度
が低下した状態で、凝縮器を通流した後の冷媒がサブ熱
交換器に流入するため、サブ熱交換器において効率良
く、冷媒の過冷却を行うことができる。
【0025】また、蒸発器を通流した後の冷媒は、サブ
熱交換器を通流する前の比較的高温の冷媒と熱交換する
ため、蒸発器を通流した後の冷媒の温度が上昇し、蒸発
器から流出した冷媒の断熱圧縮を行う圧縮器の動力負荷
を低減し、エネルギー消費の低減が可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本例の冷房装置の概略構
成を示す図である。
【0027】図1に示すように、本例の冷房装置1は、
冷媒を圧縮する圧縮器2と、圧縮した冷媒と外気の熱交
換を行って、冷媒を凝縮する凝縮器3と、凝縮された冷
媒の気液分離を行い、液媒体を内部に一時蓄える受液器
4と、凝縮器3で凝縮された液媒体の断熱膨脹を行う膨
脹弁5と、膨脹された冷媒の蒸化を行う蒸発器6を備え
ている。前記各器機は、冷媒を連通する配管7で連結し
ている。
【0028】本例においては、冷媒の過冷却を行うサブ
熱交換器8が受液器4の下流側に設けられている。
【0029】図2は、サブ熱交換器8及び後述する内部
熱交換器9を備えた冷房装置を通流する冷媒の状態をモ
リエール線図(X)上に示した図である。
【0030】このように、サブ熱交換器8が備えられて
いると、膨脹弁5で断熱膨脹するB−C線が低温側に移
動し、b−c線となる。従って、冷媒は、サブ熱交換器
5で過冷却されて凝縮器3を通流した後の冷媒よりも、
冷媒の温度が低下する。
【0031】更に、本例の冷房装置1は、サブ熱交換器
8を通流し膨脹弁5に流入する前の冷媒と、蒸発器6を
通流した後の冷媒の熱交換を行う内部熱交換器9を備え
ている。
【0032】内部熱交換器9においては、サブ熱交換器
8を通流し、膨脹弁5に流入する前の冷媒と蒸発器6を
通流した後の低温の冷媒の熱交換を行っているため、図
2に示すように、サブ熱交換器8を通流した後の冷媒
は、b−c線からb′−c′線の低エンタルピー側に移
動し、大幅に温度が低下した過冷却の状態の冷媒で膨脹
弁5で断熱膨脹が行われるため、蒸発器6において、低
温の冷媒が外気と効率よく熱交換されるため、冷房装置
1の熱交換サイクルの効率化を図ることができる。
【0033】また、通常、冷媒は、過冷却(サブクー
ル)の状態となると、蒸発器6から流出した低温状態の
冷媒を一気に所定温度まで断熱圧縮するため、図2中A
−E線で示す冷媒の状態が、a−e線で示すように高エ
ンタルピー側に移動した過熱度(スーパーヒート)の状
態となる。
【0034】このように、圧縮器2において、冷媒をス
ーパーヒートの状態で断熱圧縮すると、吸入する冷媒の
密度に影響を受ける圧縮器2の動力負荷が増大し、エネ
ルギー消費が大きくなる。
【0035】本例においては、内部熱交換器9を備えて
いるため、大幅な過冷却(図2中Bからb′及びCから
c′)となる一方で、蒸発器6を通流した後の冷媒と、
サブ熱交換器8を通流した後の冷媒の熱交換が行われる
ので、蒸発器6を通流した後の冷媒は、図中のa−e線
のようなスーパーヒートの状態とならず、A−E線で示
す状態となる。
【0036】このため、圧縮器2で断熱圧縮する場合の
吸入する冷媒の密度が小さくなり、圧縮器2の動力負荷
の低減により、冷房装置1のエネルギーを省力化する。
【0037】すなわち、本例の冷房装置1は、サブ熱交
換器8の他に内部熱交換器9を備えているため、冷媒
は、大幅なサブクールの状態となり、熱交換効率の向上
を図るとともに、大幅なサブクールに伴うスーパーヒー
トの状態をなくして、圧縮器2の動力負荷を低減し、冷
房装置1のエネルギー消費を低減できる。
【0038】次に、本発明の第二の具体例について説明
する。
【0039】図3は、第二の具体例の冷房装置10の概
略構成を示す図である。
【0040】図3に示すように、本例の冷房装置10
は、圧縮器11と、凝縮器12と、受液器13と、サブ
熱交換器14と、膨脹弁15と、蒸発器16を備えてい
る。これらの器機は、配管17によって冷媒が連通可能
となるように連結されている。
【0041】本例においては、凝縮器12を通流後、受
液器13で気液分離された冷媒と、蒸発器16を通流し
た後の冷媒の熱交換を行う内部熱交換器19を備えてい
る。
【0042】この内部熱交換器19は、受液器13で気
液分離した冷媒を、蒸発器16から流出した冷媒で冷却
している。前述した図2に示すB−C線をb−c線へと
低エンタルピー側に移動し、さらに、サブ熱交換器14
にて、b−c線に示す冷媒は、サブ熱交換器14の過冷
却により、冷媒の状態がb′−c′線まで移動する。
【0043】したがって、図2に示すように、凝縮器1
2及び受液器13を通流後の冷媒は、B−C線からb′
−c′線まで大幅なサブクールの状態となる。
【0044】また、内部熱交換器19は、蒸発器16を
通流後の低温の冷媒と熱交換するため、このような大幅
なサブクールの状態となった場合であっても、蒸発器1
6を通流した後の冷媒の温度は比較的上昇し、e−a線
に示すスーパーヒートの状態ではなく、通常のE−A線
に示す状態と同様の状態で、冷媒が圧縮器11で断熱圧
縮される。
【0045】従って、断熱圧縮する冷媒の吸入する冷媒
の密度が大きくならず、断熱圧縮を行う圧縮器11の動
力負荷を低減して、エネルギーの省力化を図ることがで
きる。
【0046】本例においては、図1又は図3に示すよう
に冷房装置1を概略的に説明している。具体的には、サ
ブ熱交換器8又は14は、凝縮器3又は12と一体とし
て、又は凝縮器3又は12と別体として設けることも可
能である。
【0047】また、内部熱交換器9又は19は、蒸発器
6又は16と一体として設けることができ、設置スペー
スを拡大することなく、内部熱交換器を設けることがで
きる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、冷媒を
圧縮する圧縮器と、圧縮した前記冷媒を凝縮する凝縮器
と、凝縮した前記冷媒の断熱膨脹を行う膨脹弁と、膨脹
した前記冷媒の蒸化を行う蒸発器を備えた冷房装置にお
いて、前記凝縮器から流出した冷媒の過冷却を行うサブ
熱交換器を備え、前記サブ熱交換器から流出した冷媒と
前記蒸発器から流出した冷媒の熱交換を行う内部熱交換
器を備えた冷房装置である。
【0049】また、本発明は、前記冷房装置において、
凝縮器を通流した後であってサブ熱交換器に流入する前
の冷媒と、蒸発器か流出した後の冷媒の熱交換を行う内
部熱交換器を備えている。
【0050】このように、本発明の冷房装置は、サブ熱
交換器を通流して過冷却した状態の冷媒と、蒸発器を通
流して外気と熱交換した後の冷媒の熱交換を行う内部熱
交換器を備えたため、熱交換サイクル全体の熱交換率を
向上しつつ、圧縮器にかかる動力負荷を削減して、圧縮
器にかかる動力負荷を低減することができる。
【0051】すなわち、内部熱交換器は、過冷却が行わ
れた状態の比較的温度の高い冷媒と、蒸発器を通流し、
外気と熱交換した後の低い温度の冷媒の熱交換を行い、
膨脹弁に流入する前の冷媒の温度を更に低下させて過冷
却の効果を向上するとともに、蒸発器を通流した後の低
温の冷媒を膨脹弁に流入する前の比較的温度の高い冷媒
と熱交換して圧縮器に流入する前の温度を上昇させてい
るため、吸入する冷媒の密度が低減して、圧縮器の消費
動力を低減し、熱交換サイクル全体の熱交換効率の向上
を図ることができる。
【0052】また、凝縮器を通流した後の冷媒と、蒸発
器を通流した後の冷媒の熱交換を行う内部熱交換器を備
え、この内部熱交換器でサブ熱交換器に流入する前の冷
媒を冷却し、更に、サブ熱交換器において、冷媒の過冷
却を行うため、大幅に冷媒がサブクールした状態とな
る。また、冷媒は、サブクールの状態で断熱膨脹が行わ
れるため、膨脹弁の仕事量が少なくてすむとともに、熱
交換効率も向上する。
【0053】一方、このように大幅なサブクールが行わ
れても、蒸発器を通流後の冷媒は、サブ熱交換器又は膨
脹弁に通流前の冷媒と熱交換し、冷媒温度が比較的上昇
した状態で圧縮器に通流されるため、吸入する冷媒の密
度に影響を受ける圧縮器の動力負荷を低減し、エネルギ
ーの省力化を実現する。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例に係り、冷房装置の概略構成を
示す図である。
【図2】本発明の第二の具体例に係り、冷房装置の概略
構成を示す図である。
【図3】本発明の具体例に係り、図1又は図2の冷房装
置を通流する冷媒の状態変化を示す図である。
【図4】従来例に係り、冷房装置の概略構成を示す図で
ある。
【図5】従来例に係り、冷房装置の概略構成を示す図で
ある。
【図6】従来例に係り、図4又は図5の冷房装置を通流
する冷媒の状態変化を示す図である。
【符号の説明】
1 冷房装置 2 圧縮器 3 凝縮器 4 受液器 5 膨脹弁 6 蒸発器 7 配管 8 サブ熱交換器 9 内部熱交換器 10 冷房装置 11 圧縮器 12 凝縮器 13 受液器 14 サブ熱交換器 15 膨脹弁 16 蒸発器 17 配管 19 内部熱交換器 20 冷房装置 21 圧縮器 22 凝縮器 23 受液器 24 膨脹弁 25 蒸発器 26 配管 30 冷房装置 31 圧縮器 32 凝縮器 33 受液器 34 サブ熱交換器 35 膨脹弁 36 蒸発器 37 配管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を圧縮する圧縮器と、圧縮した前記
    冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮した前記冷媒の断熱膨脹
    を行う膨脹弁と、膨脹した前記冷媒の蒸化を行う蒸発器
    を備えた冷房装置において、 前記冷房装置は、前記凝縮器を通流した後の冷媒の過冷
    却を行うサブ熱交換器を備え、 また、前記サブ熱交換器を通流した後の冷媒と前記蒸発
    器を通流した後の冷媒の熱交換を行う内部熱交換器を備
    えたことを特徴とする冷房装置。
  2. 【請求項2】 冷媒を圧縮する圧縮器と、圧縮した前記
    冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮した前記冷媒の断熱膨脹
    を行う膨脹弁と、膨脹した前記冷媒の蒸化を行う蒸発器
    を備えた冷房装置において、 前記冷房装置は、前記凝縮器を通流した後の冷媒の過冷
    却を行うサブ熱交換器を備え、 また、前記冷房装置は、凝縮器を通流し、サブ熱交換器
    に流入する前の冷媒と、前記蒸発器を通流した後の冷媒
    の熱交換を行う内部熱交換器を備えたことを特徴とする
    冷房装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007183044A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 冷却装置および自動販売機
JP2008190769A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Denso Corp エジェクタ式冷凍サイクル

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