JP2001012470A - 軸受の製造方法 - Google Patents

軸受の製造方法

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Motohiro Miyasaka
元博 宮坂
Toshiichi Takehana
敏一 竹花
Takeshi Kurihara
健 栗原
Hidekazu Tokushima
秀和 徳島
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    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中逃げ部を有する2点支持構造の軸受を、軸
受性能の向上を図りつつ比較的簡素な方法で製造する。 【解決手段】 両端部に内径小径部3を有する円筒状の
素材(焼結体)1の両端部外径面5をダイ10,11で
拘束し、軸孔2にコアロッド12を挿入した状態から、
素材1を軸方向に圧縮する。素材1の両端部内径面をコ
アロッド12に圧接させて回転軸を支持する軸支面6を
形成するとともに、軸方向中央部の外径および内径を拡
大させて内径面に回転軸が接触しない中逃げ部7を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精密機器に内蔵さ
れるスピンドルモータの駆動軸等、比較的高速で回転す
る軸を高精度で支持する場合に用いて好適な軸受の製造
方法に関する。本発明は、素材を圧縮することにより塑
性変形を生じさせて所望形状の軸受を得る技術であっ
て、素材としては、主に、圧粉体を焼結させた焼結体あ
るいは焼結体にサイジング(再圧縮)を施してなる円筒
状の多孔質体が用いられる。また、本発明によって製造
された軸受は、潤滑油が含浸され、焼結含油軸受として
好適に用いられる。
【0002】
【従来の技術】上記焼結含油軸受は、焼結体に含浸され
た潤滑油が内径面にしみ出し、内径面と回転軸との間に
油膜が形成されることにより、摩擦抵抗が低減して騒音
や振動が抑えられるといった特性を有する。また、振動
や騒音の抑制効果をさらに高めた焼結含油軸受として、
軸方向中央部の内径面に、内径が回転軸の外径より僅か
に大きく回転軸と接触しない隙間(以下、中逃げ部と称
する)を形成し、回転軸の軸支面を両端部の内径面に限
定した2点支持構造として摩擦抵抗の低減効果と回転軸
の支持力をより安定化させたものがある。
【0003】焼結含油軸受は、通常、原料の金属粉末を
圧縮成形して得た円筒状の圧粉体を焼結し、焼結体をサ
イジングして最終形状に仕上げるといった工程を主体と
して製造されている。ところで、上記中逃げ部を有する
軸受を製造する場合、その中逃げ部を焼結体への機械加
工で形成すると、内径面に表出している気孔が潰れて潤
滑油の循環作用に支障を来すことになる。このため、焼
結体のサイジング工程で中逃げ部を同時に形成するか、
もしくはサイジング後にもう1度焼結体を圧縮して中逃
げ部を独自に形成する方法が好ましい。いずれの場合
も、軸方向両端部の内径面が径方向内側に突出したり、
軸方向中央部が径方向外側に膨出したりする塑性変形
を、素材である焼結体に生じさせることにより、離間す
る2つの軸支面とこれらの間の中逃げ部が内径面に同時
に形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記2点支持構造の軸
受においては、前述した摩擦抵抗の低減や回転軸の支持
力向上といった軸受性能を高める上で、離間する2つの
軸支面の内径および同軸度が高い精度で一致しているこ
とが要求される。また、軸支面への潤滑油の供給量が十
分になされることも重要である。ところが、従来より焼
結体の塑性変形のさせ方は様々提案されているものの、
比較的簡素で、軸受性能向上のための要求が十分満たさ
れる一定の製造方法は見い出されていないのが現状であ
った。
【0005】したがって本発明は、軸方向中央部の内径
面に回転軸が接触しない中逃げ部を有し、軸方向両端部
の内径面が回転軸を支持する軸支面として機能する2点
支持構造の軸受を、比較的簡素な方法で製造することが
できるとともに、その軸受性能(2つの軸支面の内径の
同一性や同軸度に伴う回転軸の支持力、潤滑性、耐摩耗
性等)の向上も達成し得る軸受の製造方法を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、円筒状で、軸
方向両端部に内径小径部を有するとともに外径均一また
は外径面の一部にフランジを備えている多孔質体からな
る素材を、両端部外径面を拘束するとともにコアロッド
を挿入させた状態で、軸方向に圧縮することにより、素
材の両端部内径面をコアロッドに圧接させて回転軸を支
持する軸支面を形成するとともに、軸方向中央部の外径
および内径を拡大させて内径面に回転軸が接触しない中
逃げ部を形成することを特徴としている。本発明に係る
素材は、前述の如く焼結体あるいは焼結体にサイジング
を施してなる多孔質体が用いられ、製造後は、潤滑油が
含浸され、焼結含油軸受として好適に用いられる。
【0007】本発明によれば、両端部外径面をダイ等の
金型で拘束するとともに素材の軸孔にコアロッドを挿入
させた状態で素材を軸方向に圧縮するといった簡素な方
法により、中逃げ部を有する2点支持構造の軸受を製造
することができる。回転軸を支持する軸支面は、素材の
内径面をコアロッドに強く圧接させることにより形成さ
れるので、その内径および同軸度が高い精度で一致す
る。また、軸支面の密度が高くなるので、耐摩耗性の向
上が図られる。軸支面が高密度になる一方、中逃げ部が
形成される軸方向中央部は、拘束を受けずに塑性変形す
ることから密度は低く、このため潤滑油の含有量を多く
することができ、潤滑性の向上が図られる。これらの結
果、高レベルの軸受性能を有する軸受を製造することが
できる。
【0008】本発明の素材の形状は、軸心に軸孔を有す
る円筒体を基本とするが、特に、外径均一または外径面
にフランジを備え、かつ、軸方向両端部に内径小径部を
有する形状の素材を用いることを特徴としている。
【0009】また、本発明では、素材の軸方向両端部の
内径面が圧接させられるコアロッドの外径面に、動圧溝
形成用の凸部または凹部が形成されていることを特徴と
している。これによると、軸支面には凸部形状または凹
部形状に応じた動圧溝が刻設される。軸支面に動圧溝を
形成すると、両端部の各軸支面により回転軸を支持する
2点支持構造に加え、動圧溝に発生する動圧効果(動圧
溝に流入する潤滑油の高圧化に伴う剛性向上)によって
回転軸の支持力が相乗的に高まり、回転軸の支持力がよ
り安定する。
【0010】
【発明の実施の形態】(1)第1実施形態 以下、図1を参照して本発明の第1実施形態を説明す
る。A.素材 図1(a)の符合1は軸受の素材を示している。この素
材1は、原料の金属粉末を圧縮成形して得た圧粉体を焼
結した焼結体である。素材1としては、焼結体にさらに
サイジングを施したものを用いることができる。素材1
は、軸心に軸孔2を有する円筒状で、外径均一、かつ、
軸方向両端部に内径小径部3を有している。内径小径部
3の内径と、これらの間の内径大径部4の内径の差は、
数μm以内である。
【0011】B.圧縮成形 図1(a)に示すように、素材1を立てた状態とし、上
下端部の内径小径部3に対応する外径面5を上下のダイ
10,11で拘束するとともに、軸孔2にコアロッド1
2を挿入する。コアロッド12は外径均一の丸棒状であ
る。図示例では、素材1の内径小径部3の内径面にコア
ロッド12が接触している、つまりコアロッド12を素
材1に挿入する際にはコアロッド12が内径小径部3の
内径面に摺接することになる。内径小径部3の内径は、
コアロッド12との間に隙間が空く寸法であってもよ
い。
【0012】次いで、上下のパンチ13,14で素材1
を軸方向に圧縮する。この圧縮により、図1(b)に示
すように、素材1の上下端部である内径小径部3に塑性
変形が生じ、その内径面がコアロッド12に強く圧接さ
せられ、軸支面6に形成される。また、これと同時に、
素材1の軸方向中央部である内径大径部4が上下のダイ
10,11の間の開放部分に膨出し、内径大径部4の内
径が数μm程度拡大して新たに中逃げ部7が形成され
る。
【0013】以上のように素材1を圧縮して軸受1Aが
成形される。軸受1Aは、ダイ10,11およびパンチ
13,14から脱型し、コアロッド12を抜き取ること
により得られる。この軸受1Aは、軸方向両端部が絞ら
れ、両端部に、内径同一、かつ、互いに同軸的な軸支面
6を有し、これら軸支面6間に、回転軸が接触しない中
逃げ部7を有する。この軸受1Aを使用に供する際に
は、潤滑油を含浸して焼結含油軸受とされる。
【0014】上記第1実施形態によれば、両端部の外径
面5を拘束するとともにコアロッド12を素材1に挿入
した状態で素材1を軸方向に圧縮するといった簡素な方
法により、中逃げ部7を有する2点支持構造の軸受1A
を製造することができる。
【0015】また、軸支面6は、素材1の内径面をコア
ロッド12に強く圧接させることにより形成されるの
で、その内径および同軸度が高い精度で一致し、加えて
高密度化する故、耐摩耗性に優れる。一方、中逃げ部7
が形成された軸方向中央部は、拘束を受けずに塑性変形
することから密度が低く、このため潤滑油の含有量を多
くすることができ、潤滑性が向上する。これらの結果、
軸受1Aは優れた軸受性能を発揮する。
【0016】(2)第2実施形態 次いで、図2および図3を参照して本発明の第2実施形
態を説明する。A.コアロッド 第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、上記軸支面
6に、コアロッド12によって動圧溝を形成する点にあ
る。そのコアロッド12は、図2(a)に示すように、
圧縮により素材1の内径小径部3の内径面が圧接させら
れる外径面に、複数のV字状の凸部30が周方向に等間
隔をおいてヘリングボーン状に形成されている。凸部3
0の高さは、数μm程度である。凸部30は、コアロッ
ド12の切削やメッキ等の手段によって形成することが
できる。
【0017】B.素材および圧縮成形 用いる素材およびその圧縮方法は第1実施形態と同様で
あって、まず、図3(a)に示すように、素材1の上下
端部の内径小径部3に対応する外径面5をダイ10,1
1で拘束するとともに、素材1の軸孔2に、凸部30が
形成された外径面が素材1の内径小径部3の内径面に対
向するまで、コアロッド12を挿入する。
【0018】この状態から、上下のパンチ13,14で
素材1を軸方向に圧縮する。この圧縮により、図3
(b)に示すように、上下の内径小径部3の内径面がコ
アロッド12に強く圧接させられて軸支面6に形成さ
れ、かつ、この軸支面6には、図2(b)に示すよう
に、凸部30によってヘリングボーン状の動圧溝31が
刻設される。またこれと同時に、内径大径部4が上下の
ダイ10,11の間の開放部に膨出して中逃げ部7が形
成される。このようにして成形された軸受1Aは、ダイ
10,11およびパンチ13,14から脱型し、コアロ
ッド12を抜き取ることにより得られる。コアロッド1
2は、軸受1Aがスプリングバックにより拡径するの
で、動圧溝31間の凸条を摩滅することなく軸受1Aか
ら抜くことができる。
【0019】上記第2実施形態によって製造された軸受
1Aによれば、軸支面6で回転軸を支持する2点支持構
造に加え、動圧溝31に発生する動圧効果(動圧溝に流
入する潤滑油の高圧化に伴う剛性向上)によって回転軸
の支持力が相乗的に高まり、回転軸の支持力がより安定
する。なお、潤滑油が動圧溝31の一部に集中して動圧
が上昇する効果が十分に期待される観点から、軸受1A
は、回転軸の回転方向が動圧溝31のV字の先端方向
(図2(b)で矢印R方向)に向くようにセットされる
ことが好ましい。
【0020】(3)他の形態 本発明は、上記第1および第2実施形態に限定されるも
のではなく、例えば、素材や製造後の軸受の形状、ある
いは動圧溝の形状等は、様々な形態に変更可能である。
以下に、他の形態例を示す。
【0021】A.素材の形状 本発明の素材は、円筒状で、軸方向両端部に内径小径部
を有するとともに外径均一または外径面の一部にフラン
ジを備えた形状のものが用いられるが、図4は、上記各
実施形態の素材1をベースとした形状の変更例を示して
いる。図4(a)に示す素材は、上記各実施形態で示し
た素材1の両端面における軸孔2の周囲に、座ぐり状の
テーパ面40を形成したものである。図4(b)に示す
素材は、軸方向中央部の外径が均一で、両端部の外径が
端部に向かうにしたがい縮径している。また、図示はし
ないが、軸方向一端部または中央部の近傍にフランジが
形成されている素材を用いることもできる。
【0022】なお、上記各実施形態を含めて、いずれの
場合も内径面における内径小径部3と内径大径部4の境
界部分は画然としている(直角で移行している)が、図
4(c)に示すように、両者の境界部分を斜面に形成し
たものであってもよい。
【0023】B.軸受の形状 本発明の軸受の製造方法は、円筒状素材の両端部外径面
を拘束して軸方向に圧縮すると同時に軸方向中央部を拡
大させることから、製造後の軸受の形状は、素材の形状
にもよるが概ね両端部が絞られた形状となる。図5
(a)は、軸受の形状の変更例を示しており、この軸受
は、上記各実施形態で示した軸受1Aの両端面における
軸孔2の周囲に、座ぐり状のテーパ面41を形成したも
のである。さらに、図5(b)に示すような外径面の周
縁を面取りした形状の軸受を製造することもできる。
【0024】C.動圧溝の形状 軸支面に形成する動圧溝の形状は任意であり、その数も
適宜に選択されるが、回転軸をより安定して支持する観
点から、複数が軸支面の周方向に沿って等間隔をおいて
配置されると好ましい。上記第2の実施形態では、ヘリ
ングボーン状として、つまり形状によって、動圧上昇が
生じる効果を得るようにしているが、深さの断面形状に
よってもその効果を得ることができる。それには、概略
形状を軸方向に沿って延びる溝とし、回転軸が一方向の
みに回転する場合には、回転軸の回転方向の逆方向側の
端部を最深部とし、この最深部から回転軸の回転方向に
向かってしだいに浅くなるよう傾斜させる。また、回転
軸が正逆双方向に回転する場合には、周方向の中間部を
最深部とし、この最深部から周方向両端部に向かってし
だいに浅くなるよう傾斜させる。このように形成された
動圧溝は、横断面(輪切りにした場合の断面)形状が回
転軸の回転方向に向かって浅くなるくさび状の隙間とな
り、溝の浅い先端部に潤滑油が集中するくさび効果を得
ることができる。
【0025】D.動圧溝形成用のコアロッド 第2実施形態で示した動圧溝31は、コアロッド12に
形成した凸部30により形成されているが、凸部30に
代え、凹部によって動圧溝を形成することができる。す
なわち、第2実施形態と刻設のパターンが逆であって、
素材の内径小径部の内径面がコアロッドに圧接させられ
るとコアロッドに形成した凹部に導入されて凸条が突設
され、この凸条の内径面が軸支面に、また、凸条間の溝
が動圧溝に形成される。この場合、凸条がさらに突設さ
れることにより、その高さだけ中逃げ量が大きい軸受が
得られる。なお、コアロッドに形成する凹部は、放電加
工や電解腐食といった手段により形成することができ
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
比較的簡素な方法によって比較的大きな中逃げ部を有す
る2点支持構造の軸受を製造することができる。また、
本発明によって製造された軸受は、軸方向両端部の軸支
面においては、内径および同軸度が高い精度で一致する
とともに高密度化されて耐摩耗性の向上が図られ、一
方、中逃げ部が形成された軸方向中央部においては、密
度が低いことから潤滑油の含有量が十分に確保される。
これらの結果、優れた軸受性能を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る軸受の製造方法
の工程を(a),(b)の順に示す縦断面図である。
【図2】 (a)は本発明の第2実施形態で用いられる
コアロッドの一部斜視図、(b)は本発明の第2実施形
態で製造された軸受の一部を示す縦割り斜視図である。
【図3】 本発明の第2実施形態に係る軸受の製造方法
の工程を(a),(b)の順に示す縦断面図である。
【図4】 (a),(b),(c)は、それぞれ本発明
で用いられる軸受の素材の他の形態例を示す縦断面図で
ある。
【図5】 (a),(b)は、それぞれ本発明で製造さ
れる軸受の他の形態例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…素材、1A…軸受、3…内径小径部、5…両端部外
径面、6…軸支面、7…中逃げ部、12…コアロッド、
30…動圧溝形成用の凸部、31…動圧溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J011 AA04 AA20 BA02 CA01 CA02 DA02 KA02 LA01 4K018 JA12 JA34 KA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状で、軸方向両端部に内径小径部を
    有するとともに外径均一または外径面の一部にフランジ
    を備えている多孔質体からなる素材を、両端部外径面を
    拘束するとともにコアロッドを挿入させた状態で、軸方
    向に圧縮することにより、素材の両端部内径面を前記コ
    アロッドに圧接させて回転軸を支持する軸支面を形成す
    るとともに、軸方向中央部の外径および内径を拡大させ
    て内径面に回転軸が接触しない中逃げ部を形成すること
    を特徴とする軸受の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記素材は、外径均一、かつ、軸方向両
    端部に内径小径部を有する形状であることを特徴とする
    請求項1に記載の軸受の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記素材の軸方向両端部の内径面が圧接
    させられる前記コアロッドの外径面に、動圧溝形成用の
    凸部または凹部が形成されていることを特徴とする請求
    項1または2に記載の軸受の製造方法。
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