JP2001011407A - 伸縮性粘着シート及びその製造方法並びに包装材料、滑り止め材料、医療材料、クッション材料及び粘着性貼付材料 - Google Patents

伸縮性粘着シート及びその製造方法並びに包装材料、滑り止め材料、医療材料、クッション材料及び粘着性貼付材料

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JP2001011407A
JP2001011407A JP11188993A JP18899399A JP2001011407A JP 2001011407 A JP2001011407 A JP 2001011407A JP 11188993 A JP11188993 A JP 11188993A JP 18899399 A JP18899399 A JP 18899399A JP 2001011407 A JP2001011407 A JP 2001011407A
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adhesive sheet
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康夫 大山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粘着性を有するとともに形状を伸縮自在に変え
ることが可能な、包装材料、滑り止め材料、医療用材
料、クッション材料及び粘着性貼付材料等の各種テープ
又はシートとして好適に用いられる伸縮性粘着シート及
びその効率的な製造方法、並びにこの伸縮性粘着シート
から形成した包装材料、滑り止め材料、医療用材料、ク
ッション材料及び粘着性貼付材料を提供する。 【解決手段】 プラスチック発泡体又は伸縮性不織布の
シート1と、その一面又は両面に配設した粘着剤層2と
を備えた粘着シートであって、千鳥状に配設した厚さ方
向に貫通する複数の線状の切り込み3を有し、その切り
込みの長手方向に対して垂直方向に伸縮が可能であり、
延伸率が、1.5〜10倍で、引っ張り強度が、3.0
N/25mm以上で、かつ剥離強度が、1.0〜10N
/25mmであることを特徴とする伸縮性粘着シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伸縮性粘着シート
及びその製造方法並びに包装材料、滑り止め材料、医療
材料、クッション材料及び粘着性貼付材料に関する。さ
らに詳しくは、粘着性を有するとともに形状を伸縮自在
に変えることが可能な、包装材料、滑り止め材料、医療
材料、クッション材料及び粘着性貼付材料等の各種テー
プ又はシートとして好適に用いられる伸縮性粘着シート
及びその製造方法並びに包装材料、滑り止め材料、医療
材料、クッション材料及び粘着性貼付材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物品を包装する場合、袋詰めにす
るか、ダンボールに梱包するか又は包装紙で被覆した後
に紐又はテープ等で封止するのが一般的であった。しか
しながら、袋やダンボールは、形状に融通性がなく、サ
イズが不揃いの物品を包装する場合は、外装材やパッキ
ング材を用いる必要があり、特に僅かな量の場合、大量
なパッキング材を必要とし、過剰包装となり、ゴミ問題
及び環境問題の点から問題があった。また、包装紙は、
棒状、球状の物品を包装することが困難であるという問
題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
に鑑みなされたもので、粘着性を有するとともに形状を
伸縮自在に変えることが可能な、包装材料、滑り止め材
料、医療材料、クッション材料及び粘着性貼付材料等の
各種テープ又はシートとして好適に用いられる伸縮性粘
着シート及びその効率的な製造方法、並びにこの伸縮性
粘着シートから形成した包装材料、滑り止め材料、医療
材料、クッション材料及び粘着性貼付材料を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、以下の伸縮性粘着シート及びその製造方法
並びに包装材料、滑り止め材料、医療材料、クッション
材料及び粘着性貼付材料を提供するものである。
【0005】[1]プラスチック発泡体又は伸縮性不織
布のシートと、その一面又は両面に配設した粘着剤層と
を備えた粘着シートであって、千鳥状に配設した厚さ方
向に貫通する複数の線状の切り込みを有し、その切り込
みの長手方向に対して垂直方向に伸縮が可能であり、延
伸率が、1.5〜10倍で、引っ張り強度が、3.0N
/25mm以上で、かつ剥離強度が、1.0〜10N/
25mmであることを特徴とする伸縮性粘着シート。
【0006】[2]前記プラスチック発泡体又は伸縮性
不織布のシートが、弾性を有するものである前記[1]
に記載の伸縮性粘着シート。
【0007】[3]前記プラスチック発泡体が、発泡ポ
リウレタン、発泡ポリオレフィン又は発泡ポリアクリレ
ートである前記[1]又は[2]に記載の伸縮性粘着シ
ート。
【0008】[4]プラスチック発泡体又は伸縮性不織
布のシートの一面又は両面に粘着剤を塗布して粘着剤層
を形成し、厚さ方向に貫通する複数の線状の切り込みを
千鳥状に配設することを特徴とする伸縮性粘着シートの
製造方法。
【0009】[5]前記複数の線状の切り込みを千鳥状
に配設する手段が、エキスパンドカッター又はロータリ
ーダイカッターである前記[4]に記載の伸縮性粘着シ
ートの製造方法。
【0010】[6]前記[1]〜[3]のいずれかに記
載の伸縮性粘着シートから形成した包装材料、滑り止め
材料、医療材料、クッション材料又は粘着性貼付材料。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつ具体的に説明する。図1は、本発明の伸
縮性粘着シートの一の実施の形態を模式的に示す説明図
である。図1に示すように、本発明の伸縮性粘着シート
は、好ましくは弾性を有する、プラスチック発泡体又は
伸縮性不織布のシート1と、その一面又は両面に配設し
た粘着剤層2とを備えた粘着シートであって、千鳥状に
配設した厚さ方向に貫通する複数の線状の切り込み3を
有し、その切り込みの長手方向に対して垂直方向(矢印
方向)に伸縮が可能であり、所定の延伸率、引っ張り強
度及び剥離強度を有することをことを特徴とする。
【0012】以下、各構成要素ごとに詳細に説明する。 1.プラスチック発泡体又は伸縮性不織布 本発明に用いられるプラスチック発泡体としては、好ま
しくは弾性を有し、後述する所定の延伸率及び引っ張り
強度を満足するものであれば特に制限はないが、例え
ば、発泡ポリウレタン、発泡ポリオレフィン(例えば、
発泡ポリエチレン)、発泡ポリアクリレート等を挙げる
ことができる。中でも、引っ張り強度の大きい発泡ポリ
ウレタン及び発泡ポリエチレンが好ましい。
【0013】また、本発明に用いられる伸縮性不織布と
しては、上記と同様の理由から、例えば、ポリウレタン
系不織布を挙げることができる。
【0014】ここで、弾性を有するとは、包装材料やク
ッション材料等として用いた場合に、好適であることを
意味する。
【0015】その厚さとしては特に制限はないが、例え
ば、0.1〜4.0mmを挙げることができる。中で
も、0.5〜1.5mmが好ましい。
【0016】2.粘着剤層 本発明に用いられる粘着剤層は、前記プラスチック発泡
体又は伸縮性不織布の一面又は両面に配設される。本発
明に用いられる粘着剤層としては、後述する剥離強度を
満足するものであれば特に制限はないが、例えば、ゴム
系粘着剤、アクリル系粘着剤、シリコン系粘着剤を挙げ
ることができる。
【0017】その厚さとしては特に制限はないが、例え
ば、1〜500μmを挙げることができる。中でも、5
〜100μmが好ましい。
【0018】その配設方法としても特に制限はなく、例
えば、グラビア、リバース等のロールコーティングで剥
離紙上に塗布し、乾燥後、発泡体等上に転写して積層す
ることを挙げることができる。
【0019】3.線状切り込み 本発明の伸縮性粘着シートは、千鳥状に配設した厚さ方
向に貫通する複数の線状の切り込みを有する。この線状
切りこみは、例えば、JIS−A5505等のメタルラ
ス加工に記載されている。この切り込みによって、その
長手方向に対して垂直方向に伸縮が可能となり、形状を
自在に変えることが可能な網目状の形状とすることがで
きる。
【0020】この線状切り込みを延伸した後の網目形状
の寸法は、例えば、その網目形状の長手方向(延伸方向
の垂直方向)の寸法(切りこみ長さに相当)1〜100
mm、それに垂直な方向(延伸方向)の寸法1.5〜5
0mmとすることが好ましい。なお、対向する線状切り
込みの延伸方向の相互間隔(切りこみ送り幅)は1〜1
0mm、線状切り込みの長手方向の相互間隔(切りこみ
刻み幅)は1〜10伸縮性粘着シート及びその製造方法
並びに包装材料、滑り止め材料、医療材料、クッション
材料及び粘着性貼付材料伸縮性粘着シート及びその製造
方法並びに包装材料、滑り止め材料、医療材料、クッシ
ョン材料及び粘着性貼付材料とすることが好ましい。
【0021】図2は、本発明の伸縮性粘着シートの一の
実施の形態において、延伸した後の網目の形状及びダイ
ヤ形に延伸した場合のシートの一部形状を模式的に示す
説明図である。図2(イ)〜(ハ)に示すように、網目
の形状としては特に制限はないが、例えば、ダイヤ形
(イ)、六辺形(ロ)、ヨロイ形(ハ)等及びこれらの
諸変形を挙げることができ、用途に応じて適宜選択する
ことができる。また、図2(ニ)に、ダイヤ形に延伸し
た場合のシートの一部形状を示す。
【0022】この線状切り込みの配設手段としては特に
制限はないが、例えば、エキスパンドカッター、ロータ
リーダイカッター、ビグ抜き等を用いることを挙げるこ
とができる。エキスパンドカッターを用いる場合、例え
ば、厚手の粘着テープやダブルセパレータ付き粘着テー
プに線状切りこみを容易に形成することができ、また、
ロータリーダイカッターを用いる場合は、連続的な作業
を可能とするとともに、粘着面側から線状切りこみを形
成することも可能である。
【0023】ここで、千鳥状に配設するとは、基材を延
伸することにより網目状にできるように、切りこみを互
い違いに配設することを意味し、ひも等を網加工したネ
ットと異なり、接合部分が一体であり、一定の切り込み
長さだけ拡開しつつ網目を形成することができる。
【0024】4.特性 (1)延伸率 本発明の伸縮性粘着シートは、切り込みの長手方向に対
して垂直方向に伸縮が可能であり、延伸率が、用途にも
拠るが、通常、1.5〜10倍で、2〜6倍であるもの
が好ましい。1.5倍未満であると、形状追随性が不十
分となり、10倍を超えると、網目の開口部が大きくな
りすぎ、引っ張り強度が低下する。ここで、延伸率
(倍)とは、延伸後の長さを延伸前の長さで除した商を
意味する。
【0025】(2)引っ張り強度 本発明の伸縮性粘着シートは、切り込みの長手方向に対
して垂直方向に伸縮が可能であり、引っ張り強度が、用
途にも拠るが、通常、3.0N/25mm以上で、3.
3N/25mm以上であるものが好ましい。3.0N/
25mm未満であると,延伸して網目形状にしたときに
切断することがある。ここで、引っ張り強度とは、線状
切りこみを形成した後に基材が有する引っ張り強度を意
味する。測定方法としては、例えば、テンシロン引っ張
り試験機で通常のフィルムの強度を測定する方法を挙げ
ることができる。
【0026】(3)剥離強度 本発明の伸縮性粘着シートは、切り込みの長手方向に対
して垂直方向に伸縮が可能であり、被着体に貼付したシ
ートを、シートの水平方向に剥離する場合の剥離強度
が、用途にも拠るが、通常、1.0〜10N/25mm
で、1.5〜8.0N/25mmであるものが好まし
い。1.0N/25mm未満であると、網目形状の収縮
性で剥離が生じることがあり、10N/25mmを超え
ると網目形状が切断することがある。ここで、剥離強度
とは、線状切りこみを形成した後に粘着シートが有する
180度ピール力を意味する。測定方法としては、例え
ば、ショッパ式測定、JISに準拠した、通常の粘着テ
ープの測定方法を挙げることができる。
【0027】以下、本発明を実施例によってさらに具体
的に説明するが、本発明は、この実施例によって何等制
限を受けるものではない。
【0028】伸縮性粘着シート (実施例1)発泡ポリウレタン(東洋クォリティワン社
製 商品名:C−ライト N3810W、寸法:幅83
0mm、長さ100m、厚さ1.0mm)の片面に、粘
着剤(総研化学社製 商品名:SKダイン)を25μm
厚さに塗布し、粘着剤層を形成した。次に、網目の長手
方向(延伸方向に垂直な方向)に4mmの長さの線状切
り込みを、1mmの切りこみ刻み幅で、かつ延伸方向に
3.0mm幅の切りこみ送り幅で、千鳥状に配列するよ
うにして形成し、伸縮性粘着シートを得た。得られた伸
縮性粘着シートの延伸率は、6.0倍で、引っ張り強度
は、3.3N/25mmで、かつ剥離強度は、1.5N
/25mmであった。
【0029】(実施例2)発泡ポリウレタン(東洋クォ
リティワン社製 商品名:C−ライト N−2810
C、寸法:幅1000mm、長さ100m、厚さ1.0
mm)の両面に、粘着剤(東洋インキ製造社製 商品
名:BPS4849−40)を30μmの厚さに塗布
し、粘着剤層を形成した。次に、網目の長手方向(延伸
方向に垂直な方向)に8mmの長さの線状切り込みを、
2mmの刻み幅で、かつ延伸方向に5.5mm幅の送り
で、千鳥状に配列するようにして形成し、伸縮性粘着シ
ートを得た。得られた伸縮性粘着シートの延伸率は、
3.0倍で、引っ張り強度は、6.5N/25mmで、
かつ剥離強度は、3.0N/25mmであった。
【0030】包装材料、滑り止め材料、医療材料、クッ
ション材料又は粘着性貼付材料 (実施例3)図3は、前記伸縮性粘着シートから形成し
た本発明の包装材料の一実施例として、ダンボール内で
包装シートとして用いた場合を模式的に示す説明図であ
る。図3に示すように、実施例1で得られた伸縮性粘着
シートを加工して包装シート13を形成し、包装シート
13を延伸させ、サイズが不揃いの複数物品4を網目状
に覆い、包装シート13の端部をダンボール5の底部に
貼付して物品4を固定した。物品4は、ダンボール5が
傾斜したり横転しても動くことがない。この場合、ダン
ボール5の底部に貼付される包装シート13の端部は、
剥離強度及び引っ張り強度を高めるため切りこみを入れ
ず、ダンボール5の底部に貼付されない部分のみを切り
こみを入れたものとすることが好ましい。このようにす
ることで、剥離強度等を保持しつつ物品4の形状に追随
することができるのでパッキング材を不要にすることが
でき、ゴミ問題や環境問題の面で好ましい。
【0031】(実施例4)図4は、前記伸縮性粘着シー
トから形成した本発明の包装材料の一実施例として、棒
状の物品を結束する包装テープとして用いた場合を模式
的に示す説明図である。図4(イ)及び(ロ)に示すよ
うに、実施例1で得られた伸縮性粘着シートを加工して
包装テープ14を形成し、包装テープ14を網目状に延
伸させた状態で棒状の物品6及び花束6’に巻き付け結
束した。包装テープ14の固定は、その重なり合う端部
を粘着剤層で貼付した。このように、棒状(球状の場合
も同様)の物品6、6’を容易かつ確実に結束すること
ができる。
【0032】(実施例5)図5は、前記伸縮性粘着シー
トから形成した本発明の粘着性貼付材料の一実施例とし
て、パンツ型使い捨ておむつの廃棄用テープとして用い
た場合を模式的に示す説明図である。図5(イ)及び
(ロ)に示すように、実施例1で得られた伸縮性粘着シ
ートを、真中のみエキスパンド加工し、両端はフラット
状に伸張方向の一辺をタブ付きのように加工してパンツ
型使い捨ておむつの廃棄用テープ15を形成し、パンツ
型使い捨ておむつ7の所定箇所に予め貼付しておき、使
用後、丸めたおむつを締め付けるようにテープ15を延
伸させて巻き付け、テープ15の重なり合う端部を粘着
剤層で貼付して止着した。このように、パンツ型使い捨
ておむつ7を容易かつ確実に廃棄することができる。
【0033】(実施例6)図6は、前記伸縮性粘着シー
トから形成した本発明の滑り止め材料の一実施例とし
て、カーペットやゴルフクラブ・野球のバット等の滑り
止めシートとして用いた場合を模式的に示す説明図であ
る。図6(イ)及び(ロ)に示すように、実施例1で得
られた伸縮性粘着シートを、網目形状が六辺形を形成す
るように加工して滑り止めシート16を形成し、カーペ
ット8の端縁部やゴルフクラブ・野球のバット9の握り
部分に延伸させて巻き付けた。このように、各種滑り止
め材料として、簡易に用いることができる。
【0034】(実施例7)図7は、前記伸縮性粘着シー
トから形成した本発明のクッション材料の一実施例とし
て、洋服箪笥のコーナーやダンボールの底でクッション
シートとして用いた場合を模式的に示す説明図である。
図7(イ)及び(ロ)に示すように、実施例1で得られ
た伸縮性粘着シートを、網目形状がヨロイ形を形成する
ように加工してクッションシート17を形成し、洋服箪
笥11のコーナーやダンボール5の底に貼付した。この
ように、各種クッション材料として、簡易に用いること
ができる。
【0035】(実施例8)図8は、前記伸縮性粘着シー
トから形成した本発明の粘着性貼付材料の一実施例とし
て、伸張剥離性両面粘着テープとして用いた場合を模式
的に示す説明図である。図8に示すように、実施例2で
得られた伸縮性粘着シートを、網目形状がダイヤ形を形
成するように加工してから、その一方の端部に、タブ1
8(寸法2×2cm)を貼付して伸張剥離性両面粘着テ
ープ(端部にタブ18を設けた両面粘着テープ)19を
作製した。このテープ19を用いてポスター12等の被
貼付物を所定の貼付場所に貼付した。ポスター12等を
剥離する場合には、テープ19の端部に設けたタブ18
を引っ張ることによって、テープ19は網目状に延伸さ
れ、貼付領域が減少し、ポスター12等を損傷させるこ
となく容易に貼付場所から剥離することができる。
【0036】(実施例9)図9は、前記伸縮性粘着シー
トから形成した本発明の医療材料の一実施例として、医
療用テープとして用いた場合を模式的に示す説明図であ
る。図9(イ)〜(ハ)に示すように、実施例2で得ら
れた伸縮性粘着シートを、網目形状がダイヤ形を形成す
るように加工するとともに、手又は足の関節部の固定用
としてはテープ状に[(イ)及び(ロ)に示す]、ま
た、シップ剤21の固定用としてはシート状に[(ハ)
に示す]、それぞれ加工して医療用テープ20を形成し
た。また、粘着剤を塗布しないシートのみを用いて、熱
融着又は接着テープを用いて筒状に加工した筒状体22
[図9(ニ)に示す]を、手、腕、足、頭等の固定用に
用いることもできる。また、この筒状体22は、粘着剤
を塗布していないので体毛に付着することがないため、
ペット用のネット又は伸縮包帯の代用としても好適に用
いることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって、
粘着性を有するとともに形状を伸縮自在に変えることが
可能な、包装材料、滑り止め材料、医療材料、クッショ
ン材料又は粘着性貼付材料等の各種テープ又はシートと
して好適に用いられる伸縮性粘着シート及びその製造方
法並びに包装材料、滑り止め材料、医療材料、クッショ
ン材料及び粘着性貼付材料を提供することができる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伸縮性粘着シートの一の実施の形態を
模式的に示す説明図である。
【図2】本発明の伸縮性粘着シートの一の実施の形態に
おいて、延伸した後の網目の形状及びダイヤ形に延伸し
た場合のシートの一部形状を模式的に示す説明図であ
る。
【図3】前記伸縮性粘着シートから形成した本発明の包
装材料の一実施例として、ダンボール内で包装シートと
して用いた場合を模式的に示す説明図である。
【図4】前記伸縮性粘着シートから形成した本発明の包
装材料の一実施例として、棒状の物品を結束する包装テ
ープとして用いた場合を模式的に示す説明図である。
【図5】前記伸縮性粘着シートから形成した本発明の粘
着性貼付材料の一実施例として、パンツ型使い捨ておむ
つの廃棄用テープとして用いた場合を模式的に示す説明
図である。
【図6】前記伸縮性粘着シートから形成した本発明の滑
り止め材料の一実施例として、カーペットやゴルフクラ
ブの滑り止めシートとして用いた場合を模式的に示す説
明図である。
【図7】前記伸縮性粘着シートから形成した本発明のク
ッション材料の一実施例として、洋服箪笥のコーナーや
ダンボールの底でクッションシートとして用いた場合を
模式的に示す説明図である。
【図8】前記伸縮性粘着シートから形成した本発明の粘
着性貼付材料の一実施例として、伸張剥離性両面粘着テ
ープとして用いた場合を模式的に示す説明図である。
【図9】前記伸縮性粘着シートから形成した本発明の医
療材料の一実施例として、医療用テープとして用いた場
合を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1:プラスチック発泡体又は伸縮性不織布のシート 2:粘着剤層 3:線状切り込み 4:サイズが不揃いな複数物品 5:ダンボール 6:棒状物品 6’:花束 7:パンツ型使い捨ておむつ 8:カーペット 9:ゴルフクラブ・野球のバット 10:伸縮性粘着シート 11:洋服箪笥 12:ポスター 13:包装シート 14:包装テープ 15:パンツ型使い捨ておむつの廃棄用テープ 16:滑り止めシート 17:クッションシート 18:タブ 19:伸張剥離性両面粘着テープ 20:医療用テープ 21:シップ剤 22:筒状体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチック発泡体又は伸縮性不織布のシ
    ートと、その一面又は両面に配設した粘着剤層とを備え
    た粘着シートであって、千鳥状に配設した厚さ方向に貫
    通する複数の線状の切り込みを有し、その切り込みの長
    手方向に対して垂直方向に伸縮が可能であり、延伸率
    が、1.5〜10倍で、引っ張り強度が、3.0N/2
    5mm以上で、かつ剥離強度が、1.0〜10N/25
    mmであることを特徴とする伸縮性粘着シート。
  2. 【請求項2】前記プラスチック発泡体又は伸縮性不織布
    のシートが、弾性を有するものである請求項1に記載の
    伸縮性粘着シート。
  3. 【請求項3】前記プラスチック発泡体が、発泡ポリウレ
    タン、発泡ポリオレフィン又は発泡ポリアクリレートで
    ある請求項1又は2に記載の伸縮性粘着シート。
  4. 【請求項4】プラスチック発泡体又は伸縮性不織布のシ
    ートの一面又は両面に粘着剤を塗布して粘着剤層を形成
    し、厚さ方向に貫通する複数の線状の切り込みを千鳥状
    に配設することを特徴とする伸縮性粘着シートの製造方
    法。
  5. 【請求項5】前記複数の線状の切り込みを千鳥状に配設
    する手段が、エキスパンドカッター又はロータリーダイ
    カッターである請求項4に記載の伸縮性粘着シートの製
    造方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜3のいずれかに記載の伸縮性粘
    着シートから形成した包装材料、滑り止め材料、医療材
    料、クッション材料又は粘着性貼付材料。
JP11188993A 1999-07-02 1999-07-02 伸縮性粘着シート及びその製造方法並びに包装材料、滑り止め材料、医療材料、クッション材料及び粘着性貼付材料 Pending JP2001011407A (ja)

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