JP3683052B2 - 延長可能な締結用粘着テープ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は締結用粘着テープに関し、さらに詳しく述べると、特に使い捨ておむつに適用した時に、嵩張ることがなく、着用時に異物感、違和感等の不快感がなくかつおむつの廃棄時にはコンパクトにまとめることができる締結用粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】
締結用粘着テープは、通常、2つの被着体どうしを締結するためあるいは1つの被着体において2つの離れた部位どうしを締結するために用いられている。使用する粘着テープの長さは、一般に、締結されるべき2つの被着体あるいは部位の間隔と同じであるかもしくはそれよりも長いことが必要である。すなわち、締結用粘着テープは、その使途に応じていろいろな長さのものが提供され、使用されている。例えば、使い捨ておむつ用の締結用粘着テープでは、それを廃棄する時、汚物を内側に巻き込んだうえでコンパクトにかつ確実にまとめることが必要であるので、より長い締結用粘着テープが使用されている。しかし、使い捨ておむつのテープ貼着部位には制限があるため、使用する粘着テープはできる限りに短いことが望ましい。
【0003】
テープ貼着部位の問題を解決するため、締結用粘着テープを折り畳んだ状態で使用することが提案されている。例えば、パンツタイプの使い捨ておむつ20では、図1に示すように、そのパンツのバックシートに締結用粘着テープ21を折り畳んだ状態で貼着しておき、着用中もそのままにしておき、そして、使用後、図2に示すように、丸め込んだ使い捨ておむつ20の外周に折り畳みを解いた粘着テープ21を巻き付け、固着している。
【0004】
折り畳み式の締結用粘着テープにもいろいろな種類のものがある。例えば、出願人は、特開平5−117607号公報において、ロール状にエンドレスに巻かれた複合積層接着テープを開示した。この接着テープは、図3に示すように、中央の第2のテープ32ならびに締結用の第1及び第2のテープ31及び33から構成されていて、それぞれのテープは、少なくとも部分的に、感圧接着剤34及び35よって接合されている。この接着テープは、効率よく安定にロールの形に製造できることはもちろんのこと、それを構成する主たるテープ31、32及び33がゼット(Z)形に折り返されているので、使い捨ておむつ30の端部に貼着しておむつの締結に使用した場合、貼付のために広い面積を占有することもなければ、伸長時の十分な長さのため、使用後の丸めたおむつを効率よく固着することができる。
【0005】
また、実公平8−10305号公報は、使い捨ておむつのためのテープファスナーを開示している。このテープファスナーは、図4に示すように、固定部41、止着部42及び中間部43の3層からなる3つ折り構造を有していて、さらに摘まみ44を有している。このテープファスナーは、使用前には折り畳まれた状態にあるけれども、使用時には、図中矢印で示すように摘まみ44を引き上げて、テープの全体を引き伸ばした状態となる。このテープファスナーを使用すると、おむつの廃棄処理が容易にできるばかりか、着用中に外観を損なわないという効果も得ることができる。
【0006】
上記したような折り畳み式の締結用粘着テープにも、依然として、解決されなければならない問題点が残されている。例えば、テープの折り畳んだときの厚さの問題である。使い捨ておむつは、年ごとにコンパクト化する傾向にあるけれども、締結用テープの厚さが大きく嵩張ると、おむつのバックシートの面からテープが突き出た形となり、製品の包装時に取扱いが容易でなくなり、また、おむつを着用した段階では、そのテープの突き出しが顕著であるので、幼児などがこれを引き剥がすことなどもある。また、締結されるべき2つの被着体あるいは部位の間隔が長くなればなるほど、テープ貼着部位の面積の増加やテープの嵩張りの増加の問題も顕著になる。さらに、テープの嵩張りが顕著であると、おむつの着用者に与える不快感の問題、例えば、異物感、違和感なども無視することができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記したような従来の締結用粘着テープの問題点を解決して、特に使い捨ておむつに適当な、嵩張ることがなく、着用時に異物感、違和感等の不快感がなくかつおむつの廃棄時にはコンパクトにまとめることができる締結用粘着テープを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した目的は、本発明によれば、被着体の第1及び第2の離れた部位どうしを締結するためのものであって、矩形の基材と、該基材の裏面に少なくともその一部分について塗被された粘着剤からなる粘着剤層とを含む締結用粘着テープであって、前記粘着テープが、前記被着体の第1の部位に前記粘着剤層により固着される固定部と、該固定部から一体的に延在したものであって、その長手方向及び横断方向にそれぞれ少なくとも1本のテープ分離用スリットが設けられておりかつそれらのスリットの近傍では前記基材の裏面に粘着剤が施されていないかもしくは非粘着処理が施されており、そして、前記スリットにそってテープを分離した時、前記テープの初期の長さを上回る長さに展開し、前記被着体の第2の部位に前記粘着剤層により固着可能である展開部とからなることを特徴とする延長可能な締結用粘着テープによって達成することができる。
【0009】
本発明の締結用粘着テープは、従来のそれのように凹凸がなくかつ従来のそれのように屈曲部の存在に原因した硬さやゴワゴワした感じがないので、それを使い捨ておむつの締結用粘着テープとして使用した時、着用者に対して異物感、違和感等の不快感を与えることがない。また、本発明の締結用粘着テープは、その構成や素材に由来して、ソフトであり、薄くてフラットであり、嵩張ることもないので、着用者に対して良好な使用感を与えることができる。そして、使用済みおむつを廃棄する時、コンパクトにまとめてから廃棄することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明による締結用粘着テープは、いろいろな形態で実施することができる。以下、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
本発明の締結用粘着テープは、被着体の第1及び第2の離れた部位どうしを締結するために用いられる。ここで、被着体としは、特に限定されないというものの、使い捨ておむつ、特にパンツタイプの使い捨ておむつが好ましい。また、本発明の締結用粘着テープは、通常、1つの被着体の2つの互いに離れた部位を締結するのに有利に用いることができるけれども、締結のメカニズムは基本的に同じであるので、必要に応じて、2つの離れた被着体どうしを締結する際にも利用することができる。
【0011】
本発明の実施において、粘着テープの矩形の基材は、この技術分野において通常使用されているものを使用することができる。適当な基材としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂のフィルムなどを挙げることができる。場合によっては、天然に産出する材料からのフィルムなどを基材として使用してもよい。これらのフィルムは、通常、単層で用いられるけれども、必要に応じて、積層して用いてもよい。また、粘着剤層の被着を改良するため、基材フィルムの表面をプライマー処理などしてもよい。本発明の粘着テープは、それをおむつの締結に使用した時、展開時に曲げ、引っ張り等のストレスがかかるので、フレキシブルでありかつ引裂強度が大きい基材を使用するのが好ましい。特に好ましい基材の例としては、ポリプロピレンとポリエチレンをブレンドしたものあるいはそれらのブロック共重合体から形成されたフィルムを挙げることができる。基材の形状は、上記したように、矩形であることが好ましく、正方形であってもあるいは長方形であってもよい。基材の適当な寸法は、特に限定されないというものの、通常、約10〜40mm(幅)×約25〜150mm(長さ)×約10〜150μm (厚さ)である。
【0012】
矩形の基材の裏面には、その全面にわたってあるいは、必要に応じて、部分的に、粘着剤を所定の膜厚で塗被して形成された粘着剤層が施される。ここで、粘着剤層の形成に使用する粘着剤は、上記した基材と同様、この技術分野において通常使用されているものを使用することができる。適当な粘着剤としては,例えば、合成ゴム系粘着剤、天然ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ウレタン系粘着剤などを挙げることができる。粘着剤層の厚さは、通常、約5〜100μm の範囲であり、好ましくは約10〜60μm の範囲である。なお、場合によっては、必要に応じて、基材の表面に部分的に粘着剤層が形成されていてもよい。
【0013】
本発明の締結用粘着テープは、その機能の面から、2つの連続した領域に区分することができる。1つの領域は、粘着テープをその基材の下の粘着剤層を介して被着体の第1の部位に固着するための固定部である。いま1つの領域は、この固定部の延長したものであって、粘着テープの長さを増加する役割を果たす展開部である。粘着テープの固定部と展開部の比率は、所望とする効果に応じて広く変更することができるというものの、通常、被着体に対する固着に関して良好な効果が得られる限り、テープの固定部を狭くし、その分だけ展開部を拡大し、より大きなテープ延長効果を得ることが好ましい。
【0014】
粘着テープの展開部には、テープの長手方向及び横断方向にそれぞれ少なくとも1本のテープ分離用スリットを形成する。スリットは、テープ分離の際に加えられる力でテープを二分し得るかぎりにおいて、ミシン目状に孔が開けられていても、あるいは打ち抜き等により完全に切断されていてもよい。また、スリットは、通常、直線パターンとして形成するのが好ましいけれども、以下に説明するように、摘まみ用タブの形成などを考慮にいれた場合、曲線パターン、ジグザグパターン、その他のパターンであってもよい。また、スリットは、それが粘着テープの末端に位置する場合、粘着テープを引き裂きにくくするために、その形状を円形にすることも可能である。さらに、スリットは、必要に応じて、基材のみでなく、基材の下の粘着剤層を被覆した剥離テープまで貫通していてもよい。さらにまた、長手方向のスリットは、固定部の締結力を補うため、固定部上にはみ出していてもよい。
【0015】
粘着テープの展開部に形成されるスリットは、以下に添付の図面を参照して説明するように、いろいろな組み合わせを採用することができる。かかるスリットは、好ましくは、粘着テープの長手方向にそってx本及び横断方向にそってx本(xは、1以上の整数である)であるかもしくは粘着テープの長手方向にそって2x本及び横断方向にそってx本(xは、1以上の整数である)である。なお、本願明細書において、「スリットの本数」とは、1本のスリットであっても、それが途中で他のスリットと直交する場合には、そこで分割して2本もしくはそれ以上のスリットとしてカウントするものとする。
【0016】
本発明の締結用粘着テープでは、上記のようにして形成したスリットにそってテープを分離した時、テープの初期の長さを上回る長さに展開し、被着体の第2の部位に粘着剤層により固着可能である。特に、適当な展開長さを有する締結用粘着テープを選択して使用することによって、被着体に最も適した形でテープの固着を行うことができる。
【0017】
上記したような特徴に加えて、本発明の締結用粘着テープでは、形成された分離用スリットの近傍を非粘着性とするのが好ましい。スリット近傍に対する非粘着性の付与は、いろいろな手法に従って行うことができるというものの、好ましくは、基材の裏面に粘着剤を付与しないでその部分の粘着剤層を省略すること、形成した粘着剤層の上に非粘着処理を施こすこと、その他を挙げることができる。適当な非粘着処理としては、例えば、粘着剤層にマスキングフィルム、例えばPETフィルム、OPPフィルム等のフィルムを部分的に貼着すること、粘着剤層にタルク、無機材料などの非粘着性材料の粉末等を部分的に散布すること、などを挙げることができる。このように、特にスリットの近傍において非粘着性部を設けることによって、締結用粘着テープの展開を簡便に行うことができる。また、マスキングフィルムを設けた場合、締結用粘着テープの引裂強度を強化することができる。
【0018】
本発明の締結用粘着テープでは、その展開部の展開時の末端に摘まみ用タブを設けるのが好ましい。摘まみ用タブは、好ましくは、例えばPETフィルム、OPPフィルム等のマスキングフィルムをもって構成するかもしくは粘着テープの末端部の折り返しをもって構成することができる。摘まみ用タブは、識別しやすくするため、必要に応じて着色してもよい。
【0019】
本発明の締結用粘着テープでは、さらに、その展開部の展開時の粘着剤層の上にさらに剥離テープを被覆するのが好ましい。剥離テープの被覆は、この技術分野において通常行われているようにして実施することができる。例えば、粘着テープで使用している粘着剤の種類に応じて、シリコーン系、長鎖アルキル系、フッ素系等の剥離処理剤を施した基材テープを剥離テープとして使用することができる。
【0020】
本発明による締結用粘着テープは、上記したように、使い捨ておむつを被着体に使用した時に有利に使用することができる。ここで使用する使い捨ておむつは、特に限定されないというものの、好ましくは、先に図1を参照して説明したパンツタイプの使い捨ておむつである。このような使い捨ておむつは、通常、液体吸収性の内装材(例えば、不織布など)からなる内装シートと、そのシートを包み込むように外側に重ね合わされた液体非透過性のバックシートとから構成される。ここで、内装シートには、常用されている液体吸収性の材料、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステルなどの不織布を使用することができる。バックシートには、例えば、使い捨ておむつに常用されている液体非透過性の材料、例えば、通常のポリエチレンフィルム、多孔質のポリエチレンフィルムなどを使用することができる。
【0021】
【実施例】
次いで、本発明をその好ましい実施例について説明する。なお、それぞれの締結用粘着テープを構成する要素の材質、サイズ等は、特にことわりのある場合を除いて、上記した説明に準じている。また、理解を容易にするため、図5〜図16において、同じ構成要素については同じ参照番号を付し、重複した説明を省略することにする。
【0022】
図5は、本発明による締結用粘着テープの好ましい1態様を示した平面図である。本発明の締結用粘着テープ11は、図5(B)に示されるように、基材1と、その底面の全体に塗布された粘着剤層2と、粘着剤層2の一部をマスキングしたマスキングフィルム3と、基材1のうち固定部Iを除いた部分、すなわち、展開部IIに被覆された剥離テープ4とから構成されている。基材1の末端には摘まみ用タブ5が形成されている。マスキングフィルム3は、スリットにおけるテープの分離やタブの形成のため、図示のような所定の所定のパターンで配置されている。使い捨ておむつ20に対する粘着テープ11の貼着は、粘着テープ11の固定部Iの粘着剤層露出部分2aをおむつ20に密着させることによって行うことができる。
【0023】
本発明の締結用粘着テープ11は、使用済みのおむつを丸めて廃棄する時、そのテープの展開部IIを伸ばして、おむつを十分に強く巻き付けてコンパクトにすることができる。粘着テープ11の展開は、具体的には、摘まみ用タブ5を引き上げたあと、テープ内に長手方向及び横断方向に形成されたスリットにそってテープ片を順次持ち上げることによって行うことができる。図示の例の場合、形成されたスリットが分離する順序は、b4−b2−a1−b1−a2−a3−b3−a4である。このようにして引き伸ばした後の粘着テープの強度及び粘着性は、引き伸ばし前のそれに比較可能なレベルである。
【0024】
本発明による締結用粘着テープは、図6に示すように構成することもできる。図示の例の場合、摘まみ用タブ5を引き上げたあと、スリットb1−a1/a2の順で粘着テープ11を分離することができる。図6(C)に示すように、粘着テープ11を展開することができる。図示の例の場合、粘着剤層2の一部が裏返しとなり、表面に露出する。しかし、これにより露出した粘着層2はテープの取扱いに障害となるものではない。
【0025】
図7は、図6に示した締結用粘着テープの1変形例である。本例では、摘まみ用タブの形状を、矩形から先丸形に変更した。図6のタブよりも摘まみ易さが改良された。
本発明による締結用粘着テープは、さらにその構成を簡略化して、例えば図8に示すように構成することもできる。図示の例の場合、スリットb1を分離させて摘まみ用タブ5を引き上げたあと、スリットa1を分離するだけで粘着テープ11を展開することができる。
【0026】
本発明による締結用粘着テープは、さらに、所望とするテープ展開効果やテープの貼着部位などのいろいろなファクタを考慮して、いろいろな構成とすることができる。本発明の締結用粘着テープの適当な構成は、以下に示す構成に限定されないというものの、例えば図9〜図16に示す構成を有することができる。
図9の締結用粘着テープは、2組のスリットを組み合わせた例である。摘まみ用タブ5を引き上げたあと、分離用スリットをb1−a1/a2−b2−a3/a4の順で分離することにより、粘着テープ11を展開することができる。
【0027】
図10の締結用粘着テープは、図9の締結用粘着テープの展開長さをさらに延長するものである。この締結用粘着テープでは、摘まみ用タブ5をb1−a1/a2の順で引き上げたあと、分離用スリットをb2/b3−a3/a4−a5/a6−a7/a8の順で分離することにより、粘着テープ11を展開することができる。
【0028】
図11の締結用粘着テープは、図10の締結用粘着テープの展開長さをさらに延長するものである。この締結用粘着テープでは、摘まみ用タブ5を引き上げたあと、分離用スリットをb1−a1/a2−a3/a4─b2/b3−a5/a6の順で分離することにより、粘着テープ11を展開することができる。
図12の締結用粘着テープでは、摘まみ用タブ5を引き上げたあと、分離用スリットをa1/a2−b1−a3/a4の順で分離することにより、粘着テープ11を展開することができる。
【0029】
また、図13の締結用粘着テープでは、摘まみ用タブ5を引き上げたあと、分離用スリットをa1−b1−a2の順で分離することにより、粘着テープ11を展開することができる。
さらに、図14の締結用粘着テープでは、摘まみ用タブ5を引き上げたあと、分離用スリットをb1−a1−a2−b2−a3−b3−a4−b4の順で分離することにより、粘着テープ11を展開することができる。
【0030】
さらにまた、図15の締結用粘着テープでは、摘まみ用タブ5を引き上げたあと、分離用スリットをb1−a1−a2−b2−a3の順で分離することにより、粘着テープ11を展開することができる。
そして、図16の締結用粘着テープでは、摘まみ用タブ5を引き上げたあと、分離用スリットをb1/b2−a1/a2−b3−a3/a4の順で分離することにより、粘着テープ11を展開することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、それを使い捨ておむつの締結用粘着テープとして使用した時、嵩張ることがなく、着用者に対して異物感、違和感等の不快感を与えることがなく、そして、使用済みおむつを廃棄する時、コンパクトにまとめてから廃棄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の締結用粘着テープをパンツタイプの使い捨ておむつに使用した例を示す斜視図である。
【図2】図1に示した締結用粘着テープをおむつの廃棄時に使用した例を示す斜視図である。
【図3】従来のおむつ用複合積層接着てーぷの一例を示した断面図である。
【図4】従来の使い捨ておむつ用テープファスナーの一例を示した斜視図図である。
【図5】本発明による締結用粘着テープの好ましい1例を示した平面図及び断面図である。
【図6】本発明による締結用粘着テープのもう1つの好ましい例を示した使用前後の平面図及び断面図である。
【図7】図6に示した締結用粘着テープの1つの変形例を示した使用前後の平面図である。
【図8】本発明による締結用粘着テープのもう1つの好ましい例を示した使用前後の平面図及び断面図である。
【図9】本発明による締結用粘着テープのもう1つの好ましい例を示した平面図及び断面図である。
【図10】本発明による締結用粘着テープのさらにもう1つの好ましい例を示した平面図及び断面図である。
【図11】本発明による締結用粘着テープのさらにもう1つの好ましい例を示した平面図及び断面図である。
【図12】本発明による締結用粘着テープのさらにもう1つの好ましい例を示した平面図及び断面図である。
【図13】本発明による締結用粘着テープのさらにもう1つの好ましい例を示した平面図及び断面図である。
【図14】本発明による締結用粘着テープのさらにもう1つの好ましい例を示した平面図及び断面図である。
【図15】本発明による締結用粘着テープのさらにもう1つの好ましい例を示した平面図及び断面図である。
【図16】本発明による締結用粘着テープのさらにもう1つの好ましい例を示した平面図及び断面図である。
【符号の説明】
1…基材
2…粘着剤層
3…マスキングフィルム
4…剥離テープ
5…摘まみ用タブ
11…締結用粘着テープ
20…パンツタイプの使い捨ておむつ
I…固定部
II…展開部
a1…長手方向スリット
b1…横断方向スリット

Claims (7)

  1. 廃棄されるべき被着体の第1及び第2の離れた部位どうしを締結するためのものであって、矩形の基材と、該基材の裏面に少なくともその一部分について塗被された粘着剤からなる粘着剤層とを含む締結用粘着テープであって、
    前記粘着テープが、前記被着体の第1の部位に前記粘着剤層により固着される固定部と、該固定部から一体的に延在したものであって、その長手方向及び横断方向にそれぞれ少なくとも1本のテープ分離用スリットが設けられており、前記スリットは、テープ分離の際に加えられる力でテープを二分することができ、かつそれらのスリットの近傍では前記基材の裏面に粘着剤が施されていないかもしくは非粘着処理が施されており、そして、前記被着体の廃棄時に前記スリットにそってテープを分離した時、前記テープの初期の長さを上回る長さに展開し、前記被着体の第2の部位に前記粘着剤層により固着可能である展開部とからなることを特徴とする延長可能な締結用粘着テープ。
  2. 前記展開部の展開時の末端に摘まみ用タブが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の締結用粘着テープ。
  3. 前記非粘着処理のため、前記粘着剤層にマスキングフィルムが貼着されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の締結用粘着テープ。
  4. 前記スリットが、前記粘着テープの長手方向にそってx本及び横断方向にそってx本(xは、1以上の整数である)であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の締結用粘着テープ。
  5. 前記スリットが、前記粘着テープの長手方向にそって2x本及び横断方向にそってx本(xは、1以上の整数である)であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の締結用粘着テープ。
  6. 前記展開部の粘着剤層の上に剥離テープが被覆されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の締結用粘着テープ。
  7. 前記被着体が使い捨ておむつであり、そして、該おむつの廃棄時、その2つの離れた部位どうしを締結するために用いられることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の締結用粘着テープ。
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