JP2001010774A - エレベータ用巻上装置 - Google Patents

エレベータ用巻上装置

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JP2001010774A JP2000158239A JP2000158239A JP2001010774A JP 2001010774 A JP2001010774 A JP 2001010774A JP 2000158239 A JP2000158239 A JP 2000158239A JP 2000158239 A JP2000158239 A JP 2000158239A JP 2001010774 A JP2001010774 A JP 2001010774A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で薄型であり、ブレーキ装置の性能が高
いエレベータ用巻上装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 軸31を中心に回転する回転子と、固定
子とを備え、回転子は、ロープが巻付けられるロープ溝
部33と、軸33に直交する端面に配設された永久磁石
34とを有し、固定子は、端面に配設された永久磁石に
対向する電機子巻線37を有するエレベータ用巻上装置
であって、回転子の回転を制動する挟み式ブレーキ39
を備え、回転子はブレーキ用つば38を有し、挟み式ブ
レーキ39が回転子のブレーキ用つば38を挟むことに
より回転子の回転を制動することを特徴とするエレベー
タ用巻上装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は釣合いおもりに、
ロープが巻付けられる溝部を有する回転子を備えた駆動
モータとブレ−キ装置を搭載したエレベータ用巻上装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、日照権等の問題で昇降路上部に設
けられたエレベータの機械室をなくす目的で、ロープ式
エレベータの機械室をなくしたリニアモータエレベータ
が開示されている。その一例として公開特許公報平2−
159959「リニアーモータ駆動方式エレベータのリ
ニアーモータ支持構造」等に記載されている従来の釣合
おもりに円筒形リニアーモータの電機子を組み込んだエ
レベータ装置の概要を図19に示す。図において、1は
昇降路内でかごガイドレール2にガイドされ昇降するエ
レベータかご、3は一端をかご1に連結し他端を返し車
4a、4bを介し釣合おもり5に固定したロープ、6は
釣合おもり5をガイドする釣合おもりガイドレール、7
は円筒形リニアモータ、8は円筒形リニアモータ7の一
次導体として機能する電機子、9は電機子8を貫通し、
円筒形リニアモータ8の2次導体として機能するカラム
である。10はカラム9の上部固定部であり、11はお
なじく下部固定部であり、12は釣合おもり5に設けら
れたブレーキである。このように、円筒形リニアモータ
を利用したエレベータでは、釣合おもりに組み込まれた
リニアーモータにより、昇降するため、昇降路上部の巻
上き機が不用となり、返し車を昇降路上部に敷設する構
成となっている。この円筒形リニアモータを利用したエ
レベータでは、カラムの支えが上下のみであるため、昇
降階数に制限があった。
【0003】このような昇降階数の制限をなくした両側
式平板リニア誘導モータを利用したエレベータの他の一
例として平成5年度電気学会全国大会講演論文集S.1
0−3−1「リニアドライブのACドライブ応用(1)
リニアモータエレベータ」の図3に記載されている両側
式平板リニア誘導モータを応用したエレベータを図20
に示す。図において13は釣合おもり5の片側に設けら
れた両側式平板モータ、14は釣合おもり5の別の片側
に設けられたガイドレール用ブレーキ装置、15はリニ
ア誘導モータ13に挟み込まれた2次導体である導電体
である。なお、図19と同一の符号は同一のもの示し説
明を省略する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したリニアモ
ータエレベータは昇降路上部の機械室が不要であるとい
う大きな長所を持つが、一方、昇降路全長に2次導体を
配置する必要があるために、昇降路全長に2次導体を配
置するために敷設工事費が高く、据え付け精度が必要と
するという問題があった。また、釣合おもりに取り付け
られた電機子と2次導体間のギャップを大きくする必要
があるためにモータ効率が悪く、必要推力をだすために
モータの外形、駆動インバータの容量が大形化するとい
う問題があった。
【0005】このような問題を解決するものとしては、
特開平7−137963号公報に記載されたものがあ
る。これは図21に示すように、エレベータ駆動モータ
70がカウンタウエイト5内に配置され、エレベータ駆
動モータは二つの固定子巻き線と、少なくとも一つの円
盤型の回転子とを有し、トラクションシーブが回転子に
設けられ、ブレーキがカウンタウエイトの側板と回転子
との間に設けられたものである。
【0006】しかしながら、ブレーキの設置個所のスペ
ースが狭く制動力、保守等に問題があり、また、一次側
固定子及び二次側回転子に巻線があり、薄型にするの難
しく、また、トラクションシーブの構造が弱く、また、
緊急時の救出装置の取付けが難しい等の問題があった。
【0007】この発明は上記の問題を解決するためにな
されたもので、据え付けが容易で、駆動モータは構造が
強く、小型で薄型であり、ブレーキ装置のは性能が高い
く、また緊急時の救出ができるエレベータ用巻上装置を
得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るエレベ
ータ用巻上装置は、軸を中心に回転する回転子と、固定
子とを備え、回転子は、ロープが巻付けられるロープ溝
部と、軸に直交する端面に配設された永久磁石とを有
し、固定子は、端面に配設された永久磁石に対向する電
機子巻線を有するエレベータ装置であって、回転子の回
転を制動する挟み式ブレーキを備え、回転子はブレーキ
用つばを有し、挟み式ブレーキが回転子のブレーキ用つ
ばを挟むことにより回転子の回転を制動するものであ
る。この発明に対応する実施の形態として実施の形態1
及び実施の形態5(図3乃至図5、図15)がある。
【0009】第2の発明に係るエレベータ用巻上装置
は、第1の発明においてロープ溝部の外周よりも軸に近
い位置に永久磁石が配設されたものである。この発明に
対応する実施の形態として実施の形態1及び実施の形態
5(図3乃至図5、図15)がある。
【0010】第3の発明に係るエレベータ用巻上装置
は、軸を中心に回転する回転子と、固定子とを備え、回
転子は、ロープが巻付けられるロープ溝部と、軸に対し
て平行に取付けられた永久磁石が配設されたモータ回転
部とを有し、固定子は、モータ回転部の永久磁石に対向
するように電機子巻線が配設されたモータ固定部を有す
るものである。この発明に対応する実施の形態として実
施の形態6(図16及び図17)がある。
【0011】第4の発明に係るエレベータ用巻上装置
は、第3の発明のおいてモータ回転部は、ロープ溝部に
対して軸の長手方向にずれて位置されたものである。こ
の発明に対応する実施の形態として実施の形態6及び実
施の形態7(図16及び図17(b))がある。
【0012】第5の発明に係るエレベータ用巻上装置
は、第3又は第4の発明において回転子に設けられたブ
レーキ用被押圧部と、ブレーキ用被押圧部を押圧して回
転子を制動するブレーキ手段を備えたものである。この
発明に対応する実施の形態として実施の形態6(図16
及び図17)がある。
【0013】第6の発明に係るエレベータ用巻上装置
は、第5の発明においてブレーキ用被押圧部よりも軸に
近い位置に永久磁石及び電機子巻線が配設されたもので
ある。この発明に対応する実施の形態として実施の形態
6(図16及び図17)がある。
【0014】第7の発明に係るエレベータ用巻上装置
は、第5の発明においてブレーキ用被押圧部よりも軸に
近い位置にロープ溝部が配設されたものである。この発
明に対応する実施の形態として実施の形態6(図16及
び図17)がある。
【0015】第8の発明に係るエレベータ用巻上装置
は、第6又は第7の発明においてロープ溝部よりも軸に
近い位置に永久磁石及び電機子巻線が配設されたもので
ある。この発明に対応する実施の形態として実施の形態
6(図16及び図17)がある。
【0016】第9の発明に係るエレベータ用巻上装置
は、第3乃至第8の何れかの発明において永久磁石より
も軸に近い位置に電機子巻線が配設されたものである。
この発明に対応する実施の形態として実施の形態6(図
16及び図17)がある。
【0017】第10の発明に係るエレベータ用巻上装置
は、第3乃至第9の何れかの発明においてモータ回転部
はロープ溝部に連結されているものである。この発明に
対応する実施の形態として実施の形態6(図16及び図
17)がある。
【0018】第11の発明に係るエレベータ用巻上装置
は、軸を中心に回転する回転子と、固定子とを備え、回
転子は、ロープが巻付けられるロープ溝部と、軸に対し
て平行に取付けられた永久磁石が配設されたモータ回転
部とを有し、固定子は、モータ回転部の永久磁石に対向
するように電機子巻線が配設されたモータ固定部を有す
るエレベータ装置であって、回転子の回転を制動する挟
み式ブレーキを備え、回転子はブレーキ用つばを有し、
挟み式ブレーキが回転子のブレーキ用つばを挟むことに
より回転子の回転を制動し、軸に対して鉛直同一方向に
軸より電機子巻線、永久磁石、ロープ溝部の順に配設し
たものである。この発明に対応する実施の形態として実
施の形態6(図17(a))がある。
【0019】第12の発明に係るエレベータ用巻上装置
は、軸を中心に回転し、ロープが巻付けられるロープ溝
部を有する回転子と、電機子巻線が配設された固定子と
を備え、回転子は、電機子巻線に対して軸に平行方向及
び垂直方向で対向するように永久磁石を配設したもので
ある。この発明に対応する実施の形態として実施の形態
7(図18)がある。
【0020】第13の発明に係るエレベータ用巻上装置
は、第12の発明において固定子の電機子巻線は、環状
の一次側ヨークと、一次側ヨークにおける軸に平行な内
外周、及び軸に垂直な両側面に巻込まれた巻線とを有す
るものである。この発明に対応する実施の形態として実
施の形態7(図18)がある。
【0021】第14の発明に係るエレベータ用巻上装置
は、第5乃至第10の何れかの発明においてブレーキ用
被押圧部はブレーキ用のつばであり、ブレーキ手段は挟
み式ブレーキであり、挟み式ブレーキが回転子のブレー
キ用つばを挟むことにより回転子の回転を制動するもの
である。この発明に対応する実施の形態として実施の形
態6(図16及び図17)がある。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本実施の形態は、
従来の釣合おもりに設けられたリニアモータの電機子の
かわりに薄形円盤状のロープが巻付けられる溝部と、二
次導体を有する回転子を備えた駆動モータを取り付け、
その駆動力によりエレベータのかごを駆動するようにし
たものである。以下、この発明の一実施の形態を図につ
いて説明する。図1はこの発明のエレベータ装置の構成
図であり、図2はエレベータのかご側の返し車をエレベ
ータのかごの背後に取りつけたエレベータ装置の斜視図
である。 図において、16は釣合おもり、17はロー
プ3を巻掛けてロープ3を駆動する駆動モータ、18は
駆動モータ17の回転子の外周に突設されたつばの両側
面をばね圧により挟み制動するブレーキ装置である。1
9は釣合おもり側のロープを昇降路上部に固定する固定
部材であり、20は釣合おもりに敷設された駆動モータ
の駆動用の動力線、ブレーキ駆動線、速度、位置検出用
の速度フィードバック用エンコーダ線、或いは、かご内
信号等を含んだエレベータケーブルである。21はエレ
ベータケーブルの建物側の中継点である。22はエレベ
ータケーブルのかごの下の中継点である。23は釣合お
もりに敷設された駆動モータの駆動インバータを含むエ
レベータ制御盤である。24はエレベータかご1に設け
た吊り車、25は昇降路上部に設けられたロープ3の他
端の固定部材である。他の符号は従来のリニアモータエ
レベータ装置図20、21と同一であり、説明を省略す
る。なお図1には、釣合おもり、ガイドレール及びロー
ラは省略している。また、図2ではエレベータかご1側
に取り付けられた吊車24はエレベータのかご1の釣合
おもり16側の下部に設けられ、昇降路上部に設けられ
た綱車2は釣合おもり16上部に1つとなっている。
【0023】次に動作について説明する。釣合おもり1
6に設けられた駆動モータ17が、例えば図1で右まわ
りに回転するとロープ3の固定点19側のロープ長は実
質短くなる結果として釣合おもり16は上昇する。従っ
て、返し車4b側のロープ3は、かご側に送られること
になり、結果としてかごは下降する。駆動モータ17が
逆に左まわりに回転すれば、ロープ3の固定点19側の
ロープ長は実質長くなる結果として釣合おもり16は下
降し、返し車4b側のロープ3は、釣合おもり16側に
送られることになり、結果としてかごは上昇する。ブレ
ーキ装置18は、駆動モータ17が回転する前に解放
し、停止後に作動させ、エレベータを停止保持させる。
ガイドレール用ブレーキ装置14はブレーキ装置18と
併用してもよく、またブレーキ装置18またはガイドレ
ール用ブレーキ装置14のいずれか一方を使用してもよ
い。本実施の形態ではかご側及び釣合おもり側ともにロ
ーピングが2:1であり、エレベータかご1部と釣合お
もり16部のロープ3の進みは同じである。また、エレ
ベータかご1と釣合おもり16の昇降行程は同じとな
り、釣合おもり16は昇降行程全長に渡り移動する。
【0024】次に動作原理につき説明する。図1に示す
ようにロープ3の各部の張力をT1、T2 、T3 、T4
とし、かご重量をWc、積載重量をW、釣合おもり重
量をWb(釣合おもりの枠の重量+駆動モータ重量+ブ
レーキ重量)、駆動モータの綱車においてロープと綱車
がすべらない状態のトラクション力をF(=駆動モータ
トルクT/駆動モータ回転半径r)とすると、 T1 =T2 =(W+Wc)/2 T3 =(Wb/2)±F (±は駆動モータの回転方
向による。) なお、駆動モータの反力は釣合おもりのローラ及びレー
ルでうける。さらに、T4 =(Wb/2)±Fであるの
で、T3 +T4 =Wb 従って、T3 、T4 ≦Wbとな
り、T2 >T3 の場合はかごが下降し、T2 =T3 の場
合はかごが停止し、T2 <T3 の場合はかごが上昇す
る。従って、T2 =(W+Wc)/2<Wbとすること
により、エレベータかごの昇降が行われる。ここで、動
作条件の具体例を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】表1に示すように条件式W+Wc/2<W
bが容易に成立することができる。
【0027】次に、上記に示した駆動モータの構成及び
ブレーキ装置の詳細について説明する。図3は駆動モー
タ17及びブレーキ装置18の構成を示す断面図であ
り、片側式リニアモータを円盤状に丸くした薄型扁平の
駆動モータを利用したものである。図4はブレーキバネ
圧により拘束し、電磁石により開放する挟み式ブレーキ
の詳細構成図であり、励磁されて、ブレーキが解放され
ている状態を示す。図3において、31は釣合おもり1
6に固定されている駆動モータのシャフト、32は鉄等
により構成され、薄型扁平の駆動モータの回転子である
二次側ヨークからなり、ヨークの外周にはロープを巻付
けるためのロープ溝部33が設けられており駆動モータ
の磁路になるとともに、ロープへ推力を伝達する駆動綱
車とトラクションを備えた綱車であり巻き上げ機の役目
をしている。34は二次側ヨーク32と一体化された二
次導体であり、誘導機の場合はアルミニウム、銅等によ
り構成される。この駆動モータの二次側は釣合おもりに
固定されたモータシャフト31とはベアリング35を介
して貫通する構成となっているため、駆動モータの二次
側は駆動モータのシャフト31の回りを回転する構成と
なっている。36は駆動モータのシャフト31に固定さ
れた一次側電機子のヨークである。37は一次側電機子
巻き線である。
【0028】38は二次側ヨーク32に設けられたブレ
ーキ用のつば、39はブレーキ用のつば38を挟んで制
動する挟み式ブレーキであり、40は釣合おもり16に
設けられた枠体である。 図4において、41は電磁石
のコイルである。42は電磁石41の励磁が遮断されて
いる場合にブレーキシュー43によりブレーキ用のつば
38を挟む力を発生するばねである。44は電磁石の蓋
45と電磁石のコイル側の鉄芯46とブレーキアーム4
7を連結する軸ピンである。48はブレーキ挟み式ブレ
ーキ39を釣合おもり16に保持する軸ピンである。2
組みのブレーキアーム47は軸ピン48を中心にしてブ
レーキ用のつば38の拘束と開放動作をおこなう。
【0029】次に動作について説明する。本実施の形態
の駆動モータ17は、片側式リニアモータを円盤状に丸
くしたものであり、動作原理はリニアモータと同じであ
り、二次側ヨーク32が回転すると、二次側ヨーク32
の外周に設けられたロープ溝33に巻付られたロープ
(図示せず)により釣合おもり16が巻き上げられる。
二次側ヨーク32に設けられたブレーキ用のつば38を
挟み式ブレーキ39が挟むことにより、二次側ヨーク3
2の回転が制動され、釣合おもり16の昇降が停止され
る。挟み式ブレーキ39は図4に示されたバネ42が電
磁石のコイル41の励磁が遮断されているときに、ブレ
ーキシュー43がブレーキ用のつば37を挟み二次側ヨ
ーク32の回転を制動し、電磁石ののコイル41を励磁
することによりブレーキ用のつば38がブレーキシュー
43から解放され回転可能となる。
【0030】図3においてLは駆動モータの直径であ
り、d1は一次側電機子35の厚みであり、d2は二次
側の電機子32の厚みである。gは駆動モータの一次、
二次側間のギャップである。d(=d1+d2+g)は
駆動モータ全体の厚みである。本実施の形態の扁平モー
タは釣合おもり16に搭載されるため、駆動モータ厚み
dを小さく、即ち一次、二次ヨークの鉄の厚みを薄くす
る必要があるために、一般にギャップ磁束は小さくして
多極構成の駆動モータとして必要モータトルクを発生さ
せるため、駆動モータの直径Lは通常の駆動モータと比
較すると大きい。
【0031】しかし、以上のような構成のダイレクトド
ライブモータでは昇降路全長に二次導体を設置して直線
的に駆動するリニアモータと比較して、一次、二次ヨー
クが同一軸上に組立てられるため、機構的にギャップg
を小さくすることが可能であり、また、二次側に通常の
回転駆動モータと同様な構成とすることができるので、
高効率、小型の駆動モータ構成とすることができる。
又、推力を増すために、通常の誘導モータのようにラダ
ー構造(はしご状のアルミ合金の二次導体に鉄片をはめ
込んで透磁率構造をよくする)も容易に可能となる。従
って、釣合おもりの厚みを従来のリニアモータエレベー
タと同様に薄型にすることができる。
【0032】また、駆動モータのシーブ部に加わる荷重
は、直接ベアリング35にかかる構成なので荷重に対し
て強度を大きくすることができる。
【0033】また、図5に示すように二次導体の代わり
に永久磁石49を二次側に取り付け、リニアモータでは
昇降路全長に永久磁石が必要となるため実質的に不可能
であった同期電動機とすることにより、誘導機構成と比
較し更に高効率、小形のモータ構成とすることができ
る。なお、図5では固定一時側を三相巻き線とした8極
構成となっている。
【0034】なお、ブレーキは駆動モータ17のブレー
キ装置18またはガイドレール用ブレーキ14のいずれ
か一方を使用するか、これらを併用してブレーキの性能
を高めてもよい。
【0035】以上の構成により、昇降路上部に機械室が
不要となり、また、昇降降全長にわたって2次導体が不
要であり、据え付けも容易にすることができ、また、駆
動モータを構造が強く、高効率の、小型で薄型のものと
することができ、さらに、ブレーキの性能を高いものと
することができる。
【0036】実施の形態2.以下、この発明の他の実施
の形態を図について説明する。本実施の形態は実施の形
態1を示す図1のかご1に設けた吊り車24及び固定部
材25を省略しロープ3をかご1に直接固定したもので
ある。図6はエレベータ装置の構成図であり、実施の形
態1を示す図1及び従来例を示す図20と同一の符号は
同一のものを示し説明を省略する。
【0037】次に動作につき説明する。動作は実施の形
態1と同様に、駆動モータ17によりロープ3が駆動さ
れることにより、エレベータかご1が昇降する。この場
合、釣合おもり16の昇降行程はエレベータかご1の昇
降工程の半分である。
【0038】なお、ブレーキは駆動モータ17のブレー
キ装置18またはガイドレール用ブレーキ14のいずれ
か一方を使用するか、これらを併用してブレーキの性能
を高めてもよい。
【0039】以上の構成により、昇降路上部に機械室が
不要となり、また、昇降降全長にわたって2次導体が不
要であり、据え付けも容易にすることができ、また、駆
動モータを構造が強く、高効率の、小型で薄型のものと
することができ、さらに、ブレーキの性能を高いものと
することができる。
【0040】実施の形態3.以下、この発明の他の一実
施の形態を図について説明する。本実施の形態はかご1
を吊下げるロープと釣合おもり16を吊下げるロープと
は別々のものを使用したものである。図7は本実施の形
態を示すエレベータ装置の構成図であり、図において2
6はロープ3を釣合おもり16に固定する固定部材、2
7は一端が昇降路上部の固定部材28に固定され、他端
が昇降路下部の固定部材29に固定され、かつ、釣合お
もり16に設けられた駆動モータ17に巻き付けられて
いるロープである。実施の形態1の図1と同一の符号は
同一のものを示し説明を省略する。
【0041】次に動作について説明する。実施の形態1
と同様に釣合おもり16に敷設された駆動モータ17を
回転させることにより釣合おもり16を昇降させエレベ
ータのかご1を昇降させる。釣合おもり16に敷設され
た駆動モータの容量は、乗客の変化を加味したかごの重
量と、釣合おもり16の重量の差分を駆動する容量があ
ればよい。
【0042】次に、釣合おもりのロープの巻掛方法の詳
細を図8に示す。図8(a)はロープを昇降路上部の固
定部材28と接続されたロープ27a、昇降路下部の固
定部材29と接続された27bとに分離し、それぞれ釣
合おもり部16に設けられた駆動モータ17の回転子の
二次側ヨーク32に巻きつけたものである。図8(b)
はロープ27を釣合おもり部16に設けられた駆動モー
タ17の回転子の二次側ヨーク32に巻き付けたもので
ある。図8(c)、(d)、(e)はロープ27を釣合
おもり16に設けられた駆動モータ17の回転子の二次
側ヨーク32と釣合おもり16に設けられた返し車30
を経由して釣合おもり16に推力を伝達する機構であ
る。図8(e)は図8(d)のロープ27の巻掛の側面
から見た詳細図である。なお、ここで返し車30を駆動
モータと異なるものとしたが、2台の駆動モータとして
2台目のモータの二次側ヨークとしてもよい。この場
合、1台当たりの所要トルクは小さくなり小型化をはか
ることができる。図8(a)、(b)に示す構成ではロ
ープ27が、らせん状に巻きかけられるため、昇降にと
もなってロープ27の位置が、駆動綱車17aの軸方向
に移動する欠点があるが、図8(c)、(d)、(e)
の構成ではこの欠点がない。
【0043】なお、ブレーキは駆動モータ17のブレー
キ装置18またはガイドレール用ブレーキ14のいずれ
か一方を使用するか、これらを併用してブレーキの性能
を高めてもよい。
【0044】以上のように、かご及び釣合おもりを吊下
げるロープと駆動ロープを別々としたので、各々のロー
プに合ったロープを適用することができる。また、各々
のロープの長さが短く、交換作業等の据付が容易であ
る。
【0045】なお、図7の別の構成を図9に示す。図7
の構成に上部返し車51a、下部返し車51b及び釣合
おもり16下部の返し車51Cを追加したものであり、
ロープ27を、上部固定点28、駆動モータ17、上部
返し車51a、下部返し車51b、返し車51C及び下
部固定部29の各々の間に張力をもたせ配置したもので
ある。この構成では、ロープ27を駆動モータ17に1
80度以上巻き付けができるのでトラクションをだしや
すい。
【0046】また、図10は図9の構成で駆動モータ1
7と返し車51を上下逆にしたものであり、図9の構成
と同様な効果がある。
【0047】また、図11は図7の構成にそらせ車4
c、4Dを追加したもので、そらせ車4C、4Dの位置
により、吊り車に巻き掛けられロープの接触角を増すこ
とにより、図7よりトラクションを増すことができ、図
9、図10よりトラクションがだしにくいが構成が簡単
にできる。
【0048】実施の形態4.本実施の形態は実施の形態
1〜3で説明したエレベータ装置に救出用の手動巻取装
置を取付けたものである。図12、13は実施の形態
1、2を示す図1、6に示したエレベータ装置の昇降路
上部のロープ固定部材19の代わりに返し車51を設
け、ロープ3を昇降路下部に設けられた手動巻取装置5
2に固定する。手動巻取装置52は、ロープ3を巻取
り、回止め(図示せず)等を有するドラム52aと、大
きな減速比を持つ減速機(図示せず)を介して設けられ
た手動ハンドル52bを備えたものである。手動巻取装
置52は通常、回り止め等により回転しないようになっ
ているが、エレベータ装置が異常停止時に、ブレーキ装
置18を解放しても動作しないときはには回り止めを抜
き取り、ガイドブレーキ装置14は作動させたままと
し、手動ハンドル装置52によりロープ3を巻きとり、
または、巻き戻して救出をする。
【0049】また図14は実施の形態3の図7に示した
エレベータ装置の第2のロープ27の昇降路上部の固定
部材28の代わりに返し車51を設け、、昇降路下部の
固定部材29の代わりに手動巻取装置52を取付けたも
のである。第2のロープ27は釣合おもり16に敷設さ
れた駆動モータ17を経由して、返し車51、手動巻取
装置52に接続されている。図12、13と同様に手動
巻取装置52は通常、回り止めにより回転しないように
なっているが、エレベータ装置が異常停止時には釣合お
もり16に設けられたブレーキ17を開放しても動作し
ないときは回転止めを抜き取り、手動ハンドル52によ
りロープ27を巻き取り救出をする。
【0050】なお、本実施の形態では手巻きの手動巻取
装置を示したが、駆動モータを利用した巻取装置を使用
してもよい。
【0051】以上のように、エレベータ装置に異常が発
生した場合、救出を安全に行うことができる。
【0052】実施の形態5 以下、釣合おもりに設けられた駆動モータの他の実施の
形態を図について説明する。本実施の形態は一次側の電
機子巻線及び二次側の二次導体を各々2組づつ設けたも
のである。図15(a)は駆動モータの斜視図、図15
(b)は駆動モータの断面図であり、モータシャフト3
1に対して直角な両側面に一次導体37a、37bを有
する一次側電機子巻線36a、36bを設け、この一次
側電機子巻線36a、36bに各々対向し、一次、二次
間のギャップの磁路が回転軸に平行となるように二次導
体34a、34bを有する二次側ヨーク32a、32b
を設け、二次側ヨーク32a、32bを連結部材61で
連結したものである。二次側ヨーク32a、32bの外
周はロープを巻掛けるトラクションを持つロープ溝部3
3a.33bが設けられ、二次側ヨーク32aにはブレ
ーキ用のつば38が設けられている。35a、35bは
二次側ヨーク32a、32bをモータシャフト31に回
転自在に装着するベアリングである。図15(b)は基
本的に図15(a)の構成と同じものであるがロープを
かけるトラクションを持つロープ溝33を連結部材61
の外周に設けたものである。図15(c)は図15
(a)、15(b)に示した扁平モータの一次側、二次
側を逆にしたものであり、二組の一次側ヨーク36a、
36bの間に二次側ヨーク32が装着されている。この
構成は駆動モータにかかる荷重がモータギャップにかか
らなく直接ベアリングにかかる構成であるために、モー
タギャップを狭い構成とすることができる。
【0053】以上のように、駆動モータを構造が強く、
高効率の、小型で薄型のものとすることができる。
【0054】実施の形態6.実施の形態5では一次側巻
き線がモータシャフトと直角方向に巻かれている駆動モ
ータを示したが、本実施の形態では通常モータと同様に
モータシャフトと平行に巻かれた一次巻き線が固定子で
ある一次側ヨークに巻かれたドラム状の薄型アウターロ
ータモータを利用した駆動モータにつき説明する。図1
6(a)は駆動モータの斜視図、図16(b)は断面図
である。図において、62は駆動綱車32に連結された
円筒形の回転部である二次側ヨークであり、63は二次
側ヨーク62の内側面にモータシャフト31と平行に取
りつけられた二次導体である。64はモータシャフト3
1に固定され、二次導体63に近接対向してモータシャ
フト31に平行に取り付けられた一次側ヨーク65を支
持する一次側ヨーク支持部材である。以上のようにアウ
ターローモータでは一次、二次間のギャップの磁路が回
転軸に平行となっている。なお、実施の形態1の図2の
符号と同じものは同一のいものを示し説明を省略する。
【0055】動作は実施の形態4と同様である。d3は
駆動部の厚みである。前述したようにこの方向の厚みを
薄くする必要があるので本実施の形態の駆動モータも直
径L方向に大きく、円周の大きな多極モータ構成とし必
要推力を発生させる必要がある。この駆動モータの構成
もロープを掛けるロープ溝がモータギャップ上にないた
めに駆動モータにかかる荷重がモータギャップにかから
なく、直接ベアリングにかかる構成であるために、モー
タギャップの狭い構成とすることができる。
【0056】また、図17に図16を少し変形した別の
ドラム状の薄型アウターロータモータを利用した駆動モ
ータを示す。図17(a)はロープを掛けるロープ溝3
3をアウターロータモータのギャップ上の二次側ヨーク
上に構成し、薄型をはかったものである。図において、
互に対向する二組の二次側ヨーク32a、32bを連結
する円筒形状の連結ヨーク61の外周にはロープ溝33
が設けられている。二次側ヨーク32a、32b間に
は、モータシャフト31に平行でかつ、二次導体に近接
対向する一次コイル37を取りつけた一次側ヨークが装
着されている。図17(b)はロープを掛けるロープ溝
33を二組の二次側ヨーク32a、32bの外周でベア
リング35a、35bに対応する部分に設けたものであ
る。これらの駆動モータの構成もロープを掛けるロープ
溝がモータギャップ上なく、モータにかかる荷重がモー
タギャップにかからないで直接ベアリングにかかる構成
であるために、モータギャップの狭い構成とすることが
できる。また、この構成の場合も実施に形態1の図4に
示した構成と同様に二次導体部32に永久磁石を使用
し、同期電動機とすることも可能である。
【0057】以上のように、駆動モータを構造が強く、
高効率の、小型で薄型のものとすることができる。
【0058】実施の形態7.本実施の形態は実施の形態
5の図15(b)と実施の形態6の図17(a)に示し
た駆動モータを組合せたもので、図について説明する。
図18(a)は本実施の形態の駆動モータの断面図、図
18(b)は一次側ヨークの巻線図である。図18
(a)において、67はモータシャフト31に固定され
た一次側ヨーク、68は図18(b)に示すように環状
巻とした巻線でモータシャフト31に平行な一次側ヨー
クの外周及び、モータシャフト31に平行な一次側ヨー
クの外周及び、モータシャフト31に直角な一次側ヨー
クの両側面に巻込まれている。69は巻線68の三面を
取囲むように二次側ヨーク32a、32b及び二次側連
結ヨークに配設された断面がU形の二次導体である。こ
の構成により推力発生部がU形二次導体69の3面で可
能であるために、一次巻き線の有効巻き線部面積が大き
く、二次4側の有効面積も大きいので、幅d4を薄くし
ても直径Lを実施の形態6の図17で示した構成より小
さくすることができる。
【0059】以上のように、駆動モータを構造が強く、
さらに高効率の、小型で薄型のものとすることができ
る。
【0060】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るエレベー
タ用巻上装置は、軸を中心に回転する回転子と、固定子
とを備え、回転子は、ロープが巻付けられるロープ溝部
と、軸に直交する端面に配設された永久磁石とを有し、
固定子は、端面に配設された永久磁石に対向する電機子
巻線を有するエレベータ装置であって、回転子の回転を
制動する挟み式ブレーキを備え、回転子はブレーキ用つ
ばを有し、挟み式ブレーキが回転子のブレーキ用つばを
挟むことにより回転子の回転を制動するものなので、小
型で薄型のものとすることができる。
【0061】また、この発明に係るエレベータ用巻上装
置は、軸を中心に回転する回転子と、固定子とを備え、
回転子は、ロープが巻付けられるロープ溝部と、軸に対
して平行に取付けられた永久磁石が配設されたモータ回
転部とを有し、固定子は、モータ回転部の永久磁石に対
向するように電機子巻線が配設されたモータ固定部を有
するものなので、小型で薄型のものとすることができ
る。
【0062】また、この発明に係るエレベータ用巻上装
置は、軸を中心に回転する回転子と、固定子とを備え、
回転子は、ロープが巻付けられるロープ溝部と、軸に対
して平行に取付けられた永久磁石が配設されたモータ回
転部とを有し、固定子は、モータ回転部の永久磁石に対
向するように電機子巻線が配設されたモータ固定部を有
するエレベータ装置であって、回転子の回転を制動する
挟み式ブレーキを備え、回転子はブレーキ用つばを有
し、挟み式ブレーキが回転子のブレーキ用つばを挟むこ
とにより回転子の回転を制動し、軸に対して鉛直同一方
向に軸より電機子巻線、永久磁石、ロープ溝部の順に配
設したものなので、小型で薄型のものとすることができ
る。
【0063】また、この発明に係るエレベータ用巻上装
置は、軸を中心に回転し、ロープが巻付けられるロープ
溝部を有する回転子と、電機子巻線が配設された固定子
とを備え、回転子は、電機子巻線に対して軸に平行方向
及び垂直方向で対向するように永久磁石を配設したもの
なので、小型で薄型のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示すエレベータ装置
の構成図である。
【図2】この発明の一実施の形態のエレベータ装置の斜
視図である。
【図3】図1に示した駆動モータ及びブレーキ装置の構
成を示す断面図である。
【図4】図3に示したブレーキ装置の詳細構成図であ
る。
【図5】図3に示した駆動モータの二次側に取付けた永
久磁石の構成図である。
【図6】この発明の他の実施の形態のエレベータ装置の
構成図である。
【図7】この発明のさらに他の実施の形態のエレベータ
装置の構成図である。
【図8】図7に示した駆動モータのロープ巻き掛け方法
の説明図である。
【図9】この発明のさらに他の実施の形態のエレベータ
装置の構成図である。
【図10】この発明のさらに他の実施の形態のエレベー
タ装置の構成図である。
【図11】この発明のさらに他の実施の形態のエレベー
タ装置の構成図である。
【図12】図1のエレベータ装置に手動巻取装置を備え
たエレベータ装置の構成図である。
【図13】図6のエレベータ装置に手動巻取装置を備え
たエレベータ装置の構成図である。
【図14】図7のエレベータ装置に手動巻取装置を備え
たエレベータ装置の構成図である。
【図15】この発明のさらに他の実施の形態の駆動モー
タの構成を示す断面図である。
【図16】この発明のさらに他の実施の形態の駆動モー
タの構成を示す断面図である。
【図17】図16に示した駆動モータの変形を示す駆動
モータの構成を示す断面図である。
【図18】この発明のさらに他の実施の形態の駆動モー
タの構成を示す断面図である。
【図19】従来の円筒式リニアモータを利用したエレベ
ータの斜視図である。
【図20】従来の平板式リニアモータを利用したエレベ
ータの斜視図である。
【図21】従来のエレベータ装置構成図である。
【符号の説明】
1 エレベータかご、2 かごガイドレール、3 ロー
プ、4 返し車、5釣合おもり、6 釣合おもりガイド
レール、7 円筒形可動子、8 円筒形リニアモータ、
9 コラム、13 両側式平板リニア誘導モータ、14
ガイドレール用ブレーキ装置、16 釣合おもり、1
7 駆動モータ、18 ブレーキ装置、19 固定部
材、24 吊り車、25 固定部材、26 固定部材、
27 ロープ、28 固定部材、29 固定部材、30
返し車、31 モータシャフト、32 二次側ヨー
ク、33 ロープ溝、34 二次導体、35 ベアリン
グ、36 一次側電機子ヨーク、37 一次側電機子巻
線、38 ブレーキ用のつば、39 挟み式ブレーキ、
41 電磁コイル、42 ばね、43 ブレーキシュ
ー、49 永久磁石、51 返し車、52 手巻ハンド
ル装置、61 連結部材、62 二次側ヨーク、63
二次導体、64 ヨーク支持部材、64 一次側ヨー
ク。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸を中心に回転する回転子と、固定子と
    を備え、前記回転子は、ロープが巻付けられるロープ溝
    部と、前記軸に直交する端面に配設された永久磁石とを
    有し、前記固定子は、前記端面に配設された前記永久磁
    石に対向する電機子巻線を有するエレベータ用巻上装置
    であって、前記回転子の回転を制動する挟み式ブレーキ
    を備え、前記回転子はブレーキ用つばを有し、前記挟み
    式ブレーキが前記回転子のブレーキ用つばを挟むことに
    より前記回転子の回転を制動することを特徴とするエレ
    ベータ用巻上装置。
  2. 【請求項2】 前記ロープ溝部の外周よりも前記軸に近
    い位置に前記永久磁石が配設されたことを特徴とする請
    求項1記載のエレベータ用巻上装置。
  3. 【請求項3】 軸を中心に回転する回転子と、固定子と
    を備え、前記回転子は、ロープが巻付けられるロープ溝
    部と、前記軸に対して平行に取付けられた永久磁石が配
    設されたモータ回転部とを有し、前記固定子は、前記モ
    ータ回転部の前記永久磁石に対向するように電機子巻線
    が配設されたモータ固定部を有することを特徴とするエ
    レベータ用巻上装置。
  4. 【請求項4】 前記モータ回転部は、前記ロープ溝部に
    対して前記軸の長手方向にずれて位置されたことを特徴
    とする請求項3記載のエレベータ用巻上装置。
  5. 【請求項5】 前記回転子に設けられたブレーキ用被押
    圧部と、前記ブレーキ用被押圧部を押圧して前記回転子
    を制動するブレーキ手段を備えたことを特徴とする請求
    項3又は請求項4記載のエレベータ用巻上装置。
  6. 【請求項6】 前記ブレーキ用被押圧部よりも前記軸に
    近い位置に前記永久磁石及び前記電機子巻線が配設され
    たことを特徴とする請求項5記載のエレベータ用巻上装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ブレーキ用被押圧部よりも前記軸に
    近い位置に前記ロープ溝部が配設されたことを特徴とす
    る請求項5記載のエレベータ用巻上装置。
  8. 【請求項8】 前記ロープ溝部よりも前記軸に近い位置
    に前記永久磁石及び前記電機子巻線が配設されたことを
    特徴とする請求項6又は請求項7記載のエレベータ用巻
    上装置。
  9. 【請求項9】 前記永久磁石よりも前記軸に近い位置に
    前記電機子巻線が配設されたことを特徴とする請求項3
    乃至請求項8の何れかに記載のエレベータ用巻上装置。
  10. 【請求項10】 前記モータ回転部は前記ロープ溝部に
    連結されていることを特徴とする請求項3乃至請求項9
    の何れかに記載のエレベータ用巻上装置。
  11. 【請求項11】 軸を中心に回転する回転子と、固定子
    とを備え、前記回転子は、ロープが巻付けられるロープ
    溝部と、前記軸に対して平行に取付けられた永久磁石が
    配設されたモータ回転部とを有し、前記固定子は、前記
    モータ回転部の前記永久磁石に対向するように電機子巻
    線が配設されたモータ固定部を有するエレベータ用巻上
    装置であって、前記回転子の回転を制動する挟み式ブレ
    ーキを備え、前記回転子はブレーキ用つばを有し、前記
    挟み式ブレーキが前記回転子のブレーキ用つばを挟むこ
    とにより前記回転子の回転を制動し、前記軸に対して鉛
    直同一方向に前記軸より電機子巻線、永久磁石、ロープ
    溝部の順に配設したことを特徴とするエレベータ用巻上
    装置。
  12. 【請求項12】 軸を中心に回転し、ロープが巻付けら
    れるロープ溝部を有する回転子と、電機子巻線が配設さ
    れた固定子とを備え、前記回転子は、前記電機子巻線に
    対して前記軸に平行方向及び垂直方向で対向するように
    永久磁石を配設したことを特徴とするエレベータ用巻上
    装置。
  13. 【請求項13】 前記固定子の前記電機子巻線は、環状
    の一次側ヨークと、前記一次側ヨークにおける前記軸に
    平行な内外周、及び前記軸に垂直な両側面に巻込まれた
    巻線とを有することを特徴とする請求項12記載のエレ
    ベータ用巻上装置。
  14. 【請求項14】 前記ブレーキ用被押圧部はブレーキ用
    のつばであり、前記ブレーキ手段は挟み式ブレーキであ
    り、前記挟み式ブレーキが前記回転子のブレーキ用つば
    を挟むことにより前記回転子の回転を制動することを特
    徴とする請求項5乃至請求項10の何れかに記載のエレ
    ベータ用巻上装置。
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