JP2001010080A - インクジェット記録ヘッド、該インクジェット記録ヘッドの製造方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド、該インクジェット記録ヘッドの製造方法及びインクジェット記録装置

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JP2001010080A
JP2001010080A JP18651699A JP18651699A JP2001010080A JP 2001010080 A JP2001010080 A JP 2001010080A JP 18651699 A JP18651699 A JP 18651699A JP 18651699 A JP18651699 A JP 18651699A JP 2001010080 A JP2001010080 A JP 2001010080A
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ink
filter
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jet recording
ink jet
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JP18651699A
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Minoru Nozawa
実 野澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴミの侵入によるノズルの詰まりを防ぐ。 【解決手段】 インクジェット記録ヘッド16は、不図
示のインクタンクからのインクを供給するインク供給路
18a及び凹部18BGの形成されたインク供給部18
Bと、連通路20a及び凹部20bが形成された支持部
材20と、支持部材の凹部20bに接合されるフィルタ
9と、インクを吐出させるためのヒータが設けられた記
録素子基板24と、ノズルのインク流路を形成するため
の凹部の形成された天板 と、記録素子基板24に電気
的に接続されたプリント配線基板22とを有する。フィ
ルタ20は接着されることで支持部材20に密着してお
り、かつ、インク供給路18aとインク供給開口部24
cとの間に配されることで、インク供給路18aに侵入
したゴミが、ノズルのインク流路へと侵入することを防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録ヘッド、該インクジェット記録ヘッドの製造方法及び
インクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、いわゆるノ
ンインパクト記録方式の記録装置である。高速な記録
と、様々な記録メディアに対して記録することが可能で
あり、記録時における騒音がほとんど生じないといった
特徴を持つ。このようなことからプリンタ、ワードプロ
セッサ、ファクシミリ、複写機等の記録機構を担う装置
として広く採用されている。
【0003】このインクジェット記録の一つに、電気熱
変換素子を用いた方法があり、一般に、インクジェット
により記録を行う際の構成要素として、インク滴を吐出
するインクジェット記録ヘッドと、このインクジェット
記録ヘッドに対してインクを供給する供給系とを少なく
とも有する。電気熱変換素子を用いたインクジェット記
録ヘッドは、インクの供給系の供給路と連通し、かつ、
吐出口の形成された加圧室内に電気熱変換素子を設け、
これに記録信号となる電気パルスを与えることによりイ
ンクに熱エネルギを与え、そのときのインクの相変化に
より生じるインクの発泡時(沸騰時)の気泡の圧力を利
用してインク滴を吐出させるものである。
【0004】図10に、従来のインクジェット記録ヘッ
ド201及びホルダー部材206の斜視図を、図11
に、図10に示したインクジェット記録ヘッド201及
びホルダー部材206をインク吐出方向からみた平面図
を、図12にインクジェット記録ヘッドカートリッジ2
50の側断面図をそれぞれ示す。なお、図12に示すイ
ンクジェット記録ヘッドカートリッジ250は、図10
に示すインクジェット記録ヘッド201と、インクジェ
ット記録ヘッド201に装着されたホルダー部材206
に着脱自在に保持されたインクタンク214とを有す
る。
【0005】インク供給部材204には、インクを保持
するインクタンク214へと接合される側に、インク中
のごみ、気泡等を除去するためのフィルタ209が取り
付けられた、後述のノズルへと連通するインク供給路2
08が形成されている。
【0006】インクを吐出するためにインクにエネルギ
を与える不図示のエネルギ発生素子を有する記録素子基
板202は、支持部材203に支持された状態でインク
供給部材204に接合されている。また、記録素子基板
202の、支持部材203に支持された面の反対側の面
には、インクを吐出するための吐出口及び吐出口へと連
通する溝部が形成された不図示の天板が接合されてい
る。記録素子基板202と天板とが接合されることによ
り、インク供給部材204のインク供給路208から天
板に形成された吐出口まで連通する不図示のインク流路
が形成されることとなる。インクジェット記録ヘッド2
01は、吐出口、インク流路及びエネルギ発生素子から
なる、並列に配された複数のノズルを有する。
【0007】次に、上述したインクジェット記録ヘッド
201の2通りの製造方法に関して、以下に説明する。
【0008】第1の製造方法は、あらかじめフィルタ2
09及び支持部材203をインク供給部材204に接合
しておき、このインク供給部材204に接合された支持
部材203の表面に記録素子基板202を高い精度でマ
ウントするものである。なお、記録素子基板202は、
あらかじめプリンタ本体からの電気信号を記録素子基板
202に伝えるため、テープ・オートメイディド・ボン
ディング(TAB)やフレキシブルケーブル等の電気配
線部材205が電気的に接続されている。
【0009】第2の製造方法は、まず、電気配線部材2
05が電気的に接続された記録素子基板202を支持部
材203に高精度でマウントすることで、あらかじめ記
録素子ユニットを形成しておく。そして、この記録素子
ユニットを、フィルタ209がインク供給路208に接
合された状態のインク供給部材204に接合するもので
ある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の各インクジェット記録ヘッドの製造方法では、以
下の問題を生じる場合があった。
【0011】従来の第1の製造方法の場合、記録素子基
板を支持部材に接合する際に用いる熱硬化型の接着剤の
硬化時に、インク供給部材が熱変形を起こし、インクジ
ェット記録ヘッドの精度が悪くなることがあった。ま
た、その対策として、インク供給部材に耐熱性のあるガ
ラスフィラー入り樹脂を用いた場合には、樹脂表面に露
出したガラスフィラーが脱落して、ノズルに詰まること
があった。
【0012】また、従来の第2の製造方法の場合、記録
素子ユニットを形成する工程を経た後に、フィルタが接
合されたインク供給部材に記録素子ユニットを接合する
ため、インク供給路が開放状態となっている時間が長
く、このため、製造工程中にインク供給系にごみが侵入
する可能性が高くなり、歩留まりを低下させる場合があ
った。また、第2の製造方法の場合、ごみの侵入を防ぐ
ためのクリーンルームまたはクリーンエリアの規模が大
きくなることで設備投資が増え、その償却のためインク
ジェット記録ヘッドのコストが高くなるという問題があ
った。
【0013】さらに、第1及び第2の製造方法に共通の
問題として、インク供給部材のインク供給路内に侵入
し、洗浄によって除去しきれずに残留したごみが、ノズ
ルに詰まるということがあった。
【0014】そこで、本発明は、ごみによるノズルの詰
まりを生じないインクジェット記録ヘッド、該インクジ
ェット記録ヘッドの製造方法及びインクジェット記録装
置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のインクジェット記録ヘッドは、インクを吐
出する吐出口に連通するインク流路が形成され、前記吐
出口からインクを吐出するためのエネルギを発生するエ
ネルギ発生手段を備えたノズル部材と、インクを前記イ
ンク流路に供給するインク供給路の形成されたインク供
給部材とを有するインクジェット記録ヘッドにおいて、
前記インク供給路と前記インク流路との間に、インクが
通過可能であるとともに最大となる開口面積が前記イン
ク流路の断面積よりも小さい複数の開口部が形成された
フィルタを有する。
【0016】以上のように構成された本発明のインクジ
ェット記録ヘッドは、インクを吐出する吐出口に連通す
るインク流路と、インクをインク流路に供給するインク
供給路との間に、インクは通過可能であるが、インク流
路を塞ぐごみ等は通過させないための、最大となる開口
面積がインク流路の断面積よりも小さい複数の開口部が
形成されたフィルタが設けられている。このため、イン
ク供給路にごみが侵入した場合や、ガラスフィラー入り
の樹脂で形成されたインクジェット記録ヘッドのガラス
フィラーがインク供給路内に脱落した場合でも、インク
流路内に、インク流路を詰まらせるごみあるいはガラス
フィラーが侵入することを防止する。
【0017】また、本発明のインクジェット記録ヘッド
は、ノズル部材を支持し、インク供給部材に接合される
支持部材を有し、フィルタが支持部材の、フィルタを接
合するための接合部に接合されているものであってもよ
いし、この場合、フィルタは、接着剤により支持部材に
接合されているものであってもよいし、フィルタは、支
持部材と同一の材料であり、フィルタと支持部材とが溶
融により接合されているものであってもよい。このよう
に接着剤によりフィルタと支持部材とを接合させる、あ
るいは、フィルタと支持部材を溶融により接合させるこ
とで、フィルタと支持部材との接合部にインクが通過す
るような隙間が生じず、濾過されるべきインクは全てフ
ィルタを通過することとなる。
【0018】また、フィルタは、ノズル部材に接合され
ているものであってもよい。
【0019】本発明のインクジェット記録ヘッドの製造
方法は、インクを吐出する吐出口に連通するインク流路
が形成され、前記吐出口からインクを吐出するためのエ
ネルギを発生するエネルギ発生手段を備えたノズル部材
と、インクを前記インク流路に供給するインク供給路の
形成されたインク供給部材とを有するインクジェット記
録ヘッドの製造方法において、前記インク供給路と前記
インク流路との間に、インクが通過可能であるとともに
最大となる開口面積が前記インク流路の断面積よりも小
さい複数の開口部が形成されたフィルタを設ける工程
と、前記インク流路に対応する側とは反対側の前記イン
ク供給路の開口部に別のフィルタを設ける工程とが連続
して実施される。これらの工程を連続して実施すること
で、インク供給路が完全に開放された状態の時間が短く
なり、よって、上記の製造方法によれば、インク供給路
中へのごみの侵入を防止できる。また、たとえ製造時に
おいてインク供給路にごみが侵入した場合や、ガラスフ
ィラー入りの樹脂で形成されたインクジェット記録ヘッ
ドのガラスフィラーがインク供給路内に脱落した場合で
も、インクを吐出する吐出口に連通するインク流路とイ
ンク供給路との間に、インクは通過可能であるが、イン
ク流路を塞ぐごみ等は通過させないための、最大となる
開口面積がインク流路の断面積よりも小さい複数の開口
部が形成されたフィルタが設けられているため、インク
流路内に、インク流路を詰まらせるごみあるいはガラス
フィラーが侵入しないインクジェット記録ヘッドを製造
できる。
【0020】また、本発明のインクジェット記録ヘッド
の製造方法は、ノズル部材を支持しインク供給部材に接
合される支持部材にフィルタを接合する工程を有するも
のであってもよいし、この場合、フィルタを接着剤によ
り支持部材に接合する工程を有するものであってもよ
い。このように、接着剤により、フィルタを支持部材に
接合する場合、フィルタに溶解除去可能な樹脂を含浸さ
せる工程を有し、その後、溶解除去可能な樹脂の含浸さ
れたフィルタの、溶解除去可能な樹脂を除去する工程を
有するものであってもよい。このような工程を有するこ
とで、接着時に接着剤がフィルタ内へと侵入することが
なく、よって、接着剤によるフィルタの目詰まりを防止
できる。
【0021】また、フィルタを、ノズル部材に接合する
工程を有するものであってもよく、この場合、フィルタ
の材料は感光性樹脂であり、フォトリソグラフィによっ
て複数の開口部を形成する工程を有するものであっても
よい。
【0022】本発明の液体吐出装置は、本発明のインク
ジェット記録ヘッドと、前記インクジェット記録ヘッド
から吐出された液体を受ける被記録媒体を搬送する被記
録媒体搬送手段とを有する。
【0023】また、本発明の液体吐出装置は、インクジ
ェットヘッドからインクを吐出し、被記録媒体にインク
を付着させることで記録を行うものであってもよい。
【0024】本発明の液体吐出装置は、本発明のインク
ジェット記録ヘッド製造方法により製造されたインクジ
ェット記録ヘッドと、前記インクジェット記録ヘッドか
ら吐出された液体を受ける被記録媒体を搬送する被記録
媒体搬送手段とを有する。
【0025】また、本発明の液体吐出装置は、インクジ
ェットヘッドからインクを吐出し、被記録媒体にインク
を付着させることで記録を行うものであってもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1に本発明
の第1の実施形態のインクジェット記録ヘッド16の分
解斜視図を示す。また、図2(a)及び図2(b)に、
図1に示したインクジェット記録ヘッド16の側断面分
解図及び組付け状態の側断面図を、また、図3にノズル
部材26の一部を拡大した側断面図をそれぞれ示す。な
お、図2(a)及び図2(b)に示すインクジェット記
録ヘッド16の側断面は、代表として図1中のフィルタ
9に一点鎖線B−Bで示したラインでカットした面であ
る。
【0027】本実施形態のインクジェット記録ヘッド1
6はいわゆるサイドシュータ型であり、入力端子部18
A及びインク供給部18Bを有する本体部18と、イン
クを吐出するためのノズル部材26を支持する支持部材
20と、支持部材20に保持されるインク内のごみ等を
除去するフィルタ9と、入力端子部18Aからの駆動制
御信号を記録素子基板24へと供給するプリント配線基
板22とを含んで構成されている。ノズル部材26は、
エネルギ発生素子であるヒータ29を有する記録素子基
板24及び複数のインク吐出口24aが形成された天板
25を接合することで形成されているものである。
【0028】本体部18の入力端子部18Aとインク供
給部18Bとは、樹脂により一体に形成されている。イ
ンク供給部18Bの図1中に二点鎖線で外形を示すイン
クタンクITが装着される部分に対向する上面には、凹
部18BGが形成されており、また、凹部18BGとイ
ンクタンクITとを連通し、インクタンクITからのイ
ンクを各ノズル28へと供給するためのインク供給路1
8aが形成されている。また、凹部18BGの底面に
は、後述の支持部材20の第1の接合面20Sbが接着
される被接合面18bが形成されている。入力端子部1
8Aは、不図示のキャリッジ部に電気的に接続されキャ
リッジ部から駆動制御信号が入力される。支持部材20
は、長方形の板部材からなり、記録素子基板24の接合
面24bとの接着面となる第2の接合面20Saと、イ
ンク供給部18Bに形成されている凹部18BGの底面
である被接合面18bに接着される面となる第1の接合
面20Sbとを有する。また、第2の接合面20Sa側
には、フィルタ9を保持するための凹部20bが形成さ
れている。この凹部20bには、記録素子基板24のイ
ンク供給開口部24cとインク供給部18Bのインク供
給路18aとに対応する位置に、長孔形状の連通路20
aが形成されている。本実施形態の支持部材20は、記
録素子基板24及び天板25の材質と同一のシリコンで
作られている。なお、支持部材20の素材は、シリコン
に限られることなく、記録素子基板24及び天板25の
材料の線膨張率と同等の線膨張率を有し、かつ、記録素
子基板24の材料の熱伝導率と同等もしくは同等以上の
熱伝導率を有する材料で作られてもよい。支持部材20
の素材は、アルミナ(Al23)、窒化アルミニウム
(AlN)、炭化珪素(SiC)、4窒化3珪素(Si
34)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)等で
あってもよい。
【0029】フィルタ9は、ステンレス製のメッシュフ
ィルタあるいはステンレス製の焼結フィルタ等からなる
濾過機能を有するものであり、その平面形状は、支持部
材20の凹部20bに嵌め込み可能な形状であり、厚さ
は、凹部20bの深さ以下である。また、フィルタ9の
目の粗さ、すなわち、インクが通過するための開口の最
大面積は、図3に示す各ノズル28の最も狭い部分であ
る領域Cの断面積よりも小さい。これにより、ノズルを
詰まらせるサイズのごみの補集が可能となる。フィルタ
9は、密着するように支持部材20の凹部20bに接着
される。これにより、フィルタ9と支持部材20との間
に隙間が生じないこととなり、インク供給部18Bのイ
ンク供給路18aから供給されるインクは必ずフィルタ
9を通過し、濾過される。また、必要に応じて、本実施
形態のインクジェット記録ヘッド16の製造工程におけ
るフィルタ9と支持部材20との接着時に、フィルタ9
に接着剤が詰まらないようにするために、あらかじめフ
ィルタ9に、後工程で溶解除去が可能な樹脂を含浸させ
ておく。これにより、接着時に接着剤がフィルタ9内へ
と侵入することがなく、よって、接着剤によるフィルタ
9の目詰まりを防止できる。このような溶解除去が可能
な樹脂としては、例えば、フォトリソグラフィで用いら
れるレジストやポリビニルアルコール(PVA)等が挙
げられる。
【0030】記録素子基板24には、インクに熱エネル
ギを与えるためのエネルギ発生素子である、2列に配列
された複数のヒータ29がそれぞれ設けられている。ま
た、これら2列のヒータ29に挟まれる位置にインク供
給開口部24cが形成されている。
【0031】天板25は、厚さ0.5〜1.0mmのシ
リコンを材料とし、記録素子基板24の2列に配列され
た複数のヒータ29に対応する位置に、インクが吐出さ
れる複数のインク吐出口24aと、各インク吐出口24
aに連通する複数の溝部とが形成されている。
【0032】記録素子基板24に天板25を接合するこ
とで、複数の溝部が、天板25のインク吐出口24aと
記録素子基板24のインク供給開口部24cとを連通す
るインク流路27となる。
【0033】これら各インク吐出口24aと、各インク
流路27と、各ヒータ29とにより、インクを吐出する
ための各ノズル28が形成されている。
【0034】プリント配線基板22には、記録素子基板
24を収容する記録素子基板収容部24Bが形成されて
おり、プリント配線基板22は記録素子基板24の各電
極とボンディングワイヤにより電気的に接続されてい
る。プリント配線基板22と記録素子基板24とを接続
するにあたっては、例えば、TAB方式が用いられる。
また、プリント配線基板22は、本体部18の入力端子
部18Aに対応する位置に端子部24Aを有している。
【0035】次に、インク供給部18Bと、フィルタ9
と、ノズル部材26との接合の一例に関して、図4に示
すフローチャートを用いて説明する。
【0036】まず、支持部材20にフィルタ9を予め接
着により接合しておく(ステップ301)。また、プリ
ント配線基板22をノズル部材26の記録素子基板24
に電気的に接続しておく(ステップ302)。
【0037】次に、インク供給部18Bの、インクタン
クITとの接合側、すなわち、凹部18BGとは反対側
のインク供給路18aに不図示のインク供給路用フィル
タを取り付ける(ステップ303)。
【0038】続いて、ステップ301で用意しておい
た、フィルタ9の接合された支持部材20をインク供給
部18Bに接合する(ステップ304)。すなわち、イ
ンク供給部18Bの被接合面18bへ、インク供給部1
8Bのインク供給路18aと支持部材20の連通路20
aとが対応するように、支持部材20の第1の接合面2
0Sbを接着剤により接着する。このようにステップ3
03とステップ304とは連続しているため、インク供
給路18aの両端面が開放状態になっている時間は短
く、よって、インク供給路18aへのゴミ等の侵入の可
能性は極めて少ない。
【0039】続いて、ステップ302で用意しておい
た、ノズル部材26をインク供給部18Bに接合された
支持部材20に接合する(ステップ305)。すなわ
ち、支持部材20の第2の接合面20Saへ、支持部材
20の連通路20aと記録素子基板24のインク供給開
口部24cとが対応するように、記録素子基板24の接
合面24aを接着剤により接着する。接着剤は、粘度が
低く、接触面に形成される接着層が薄く、かつ、硬化
後、比較的高い硬度を有するものが望ましい。
【0040】なお、本実施形態のインクジェット記録ヘ
ッド16は、エネルギ発生素子である各ヒータ29から
インクへ与えられた熱エネルギにより発生した気泡の圧
力を利用してインクを吐出させる、いわゆるバブルジェ
ット方式のものを例にあげて説明した。バブルジェット
方式の場合、ヒータの発熱の影響を考慮する必要がある
ため、記録素子基板24と線膨張係数の近い材料の支持
部材20が用いられたが、エネルギ発生素子として、発
熱を考慮する必要のない、圧電素子であるピエゾ素子を
用いることで、記録素子基板24と線膨張係数の違う材
料の支持部材20を用いるものであってもよい。例え
ば、記録素子基板24の材料がシリコンであるのに対
し、支持部材20の材料としてステンレスを用いてもよ
く、この場合、ステンレスメッシュフィルタあるいはス
テンレス焼結フィルタは、溶接により支持部材20に接
合することが可能である。
【0041】以上のような構成のインクジェット記録ヘ
ッド16によるインクの吐出に関して説明する。
【0042】まず、インクタンクIT内に保持されてい
たインクが、インク供給路18aに供給される。次に、
インクは支持部材20の連通路20aを通過した後、フ
ィルタ9により、図3に示すノズル28のインク流路2
7の領域Cを詰まらせるごみ等が除去される。ごみ等が
除去されたインクはインク流路27内に流入する。ここ
で、各ヒータ29に電気エネルギが印加されると、各ヒ
ータ29が発熱し、発生した熱エネルギによってインク
が加熱され膜沸騰に伴って気泡が発生し、成長する。こ
の成長する際の気泡の圧力を利用して、各インク吐出口
24aからインクが吐出されることとなる。
【0043】以上の説明したように、本実施形態によれ
ば、フィルタ9がインク供給路18aから各ノズル28
までのインクが供給される径路の途中に配される構成と
なっているため、インク供給部18Bのインク供給路1
8a内に侵入したごみやインク供給部18Bがガラスフ
ィラーを含んだ樹脂からなる場合、ガラスフィラーの脱
落物がノズル28のインク流路27の領域Cにまで侵入
することにより生じるノズル詰まりを防止することがで
きる。また、インク供給路18aにインク供給路用フィ
ルタが取り付けられた次の工程で、フィルタ9を有する
支持部材20を凹部18BGの被接合面18bに接合す
るため、製造工程における、インク供給路18aが完全
に開放された状態の時間が短くなり、よって、インク供
給路18a中へのごみの侵入がほとんどなくなる。この
ため、ごみがインク供給路18aに侵入することに対し
て注意を払う必要のある工程が短くてすみ、クリーンル
ームまたはクリーンエリアの規模を小さくすることが可
能となり、インクジェット記録ヘッドの製造コストを下
げることができる。 (第2の実施形態)次に、図5に本発明の第2の実施形
態のインクジェット記録ヘッド116の側断面分解図を
示す。また、図6に、図5に示したインクジェット記録
ヘッド116の記録素子基板124をフィルタ109側
からみた図を示す。
【0044】本実施形態のインクジェット記録ヘッド1
16の構成は、各ノズルでのインクが流れるインク流路
の最も狭い部分の断面積よりも小さい開口面積の孔10
9aが多数形成されたフィルタ109が、支持部材12
0と接合される記録素子基板122の裏面側122bに
設けられている点、及び支持部材120に、第1の実施
形態に示した支持部材20のような凹部20bが形成さ
れていない点以外は、基本的に第1の実施形態のインク
ジェット記録ヘッド16と同様であるため、詳細の説明
は省略する。
【0045】次に、記録素子基板122の裏面側122
bにフィルタ109を形成する工程を説明する図を図7
(a)〜図7(d)に示す。
【0046】図7(a)に、記録素子基板124に天板
125が接合されたノズル部材を示す。図7(a)では
裏面側122bを上に、不図示の複数のノズルが形成さ
れたノズル面122a側を下に向けた状態で示してい
る。
【0047】まず、図7(a)の状態のノズル部材12
6に、図7(b)に示すように、記録素子基板124の
裏面側122bにフィルタ109となる感光性樹脂をラ
ミネートする。
【0048】次に、図7(c)に示すように、図6に示
した微細な複数の孔109aを形成するための露光パタ
ーン101を有するマスク100を記録素子基板124
の上方にセットし、マスク100の上方からマスク10
0に露光光102を照射し、フィルタ109を露光す
る。
【0049】次に、図7(d)に示すように、現象によ
って、露光パターン101で被覆されたことにより未硬
化の部分であるフィルタ109の孔109aの感光性樹
脂を溶解除去する。そして、ポストベークを行うこと
で、図6に示したような複数の孔109aの形成された
フィルタ109が完成する。その後、ダイシングによっ
てウエハから切断され、裏面側122bにフィルタ10
9を備えた記録素子基板122ができることとなる。
【0050】次に、インク供給部118Bと、フィルタ
109を有するノズル部材126との接合の一例に関し
て、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
【0051】まず、フィルタ109を有するノズル部材
126の記録素子基板124にプリント配線基板122
を電気的に接続しておく(ステップ401)。
【0052】次に、インク供給部118Bと支持部材1
20とを接合させる(ステップ402)。すなわち、イ
ンク供給部118Bの被接合面118bへ、インク供給
部118Bのインク供給路118aと支持部材120の
連通路120aとが対応するように、支持部材120の
第1の接合面120Sbを接着剤により接着する。
【0053】次に、インク供給部118Bの、不図示の
インクタンクとの接合側、すなわち、凹部118BGと
は反対側のインク供給路118aに不図示のインク供給
路用フィルタを取り付ける(ステップ403)。
【0054】続いて、ノズル部材126と支持部材12
0とを接合する(ステップ404)。すなわち、支持部
材120の第2の接合面120Saへ、支持部材120
の連通路120aと記録素子基板124のインク供給開
口部124cとが対応するように、フィルタ109の接
合面109bを接着剤により接着する。接着剤は、粘度
が低く、接触面に形成される接着層が薄く、かつ、硬化
後、比較的高い硬度を有するものが望ましい。このよう
にステップ403とステップ404とは連続しているた
め、インク供給路118aの両端面が開放状態になって
いる時間は短く、よって、インク供給路118aへのゴ
ミ等の侵入の可能性は極めて少ない。
【0055】なお、本実施形態においても、エネルギ発
生素子はヒータであってもよいし、ピエゾ素子であって
もよい。
【0056】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、第1の実施形態と同様に、フィルタ109が、イン
ク供給路118aから各ノズルまでのインクが供給され
る径路の途中に配される構成となっているため、インク
供給部118Bのインク供給路118a内に侵入したご
みやインク供給部118Bがガラスフィラーを含んだ樹
脂からなる場合、ガラスフィラーの脱落物がノズルにま
で侵入することにより生じるノズル詰まりを防止するこ
とができる。また、インク供給路118aにインク供給
路用フィルタが取り付けられた次の工程で、フィルタ1
09を有する記録素子基板124を凹部118BGの被
接合面118bに接合するため、製造工程における、イ
ンク供給路118aが完全に開放された状態の時間が短
くなり、よって、インク供給路118a中へのごみの侵
入がほとんどなくなる。このため、ごみがインク供給路
18aに侵入することに対して注意を払う必要のある工
程が短くてすみ、クリーンルームまたはクリーンエリア
の規模を小さくすることが可能となり、インクジェット
記録ヘッドの製造コストを下げることができる。
【0057】以上、第1及び第2の実施形態を例に挙げ
て本発明のインクジェット記録ヘッドについて説明した
が、以下に、本発明のインクジェット記録ヘッドが適用
されたインクジェット記録装置について説明する。な
お、以下の説明に用いる記号は、代表として第1の実施
形態で用いられた記号を用いる。
【0058】インクジェット記録ヘッド16が適用され
たインクジェット記録装置の一例の外観図を図9に示
す。
【0059】本体フレーム551には、螺旋溝553の
刻まれたリードスクリュー552が回転自在に軸支され
ている。リードスクリュー552は、駆動モータ559
の正逆回転に連動し、駆動力伝達ギア560、561を
介して回転駆動される。さらに、本体フレーム551に
は、キャリッジ555を摺動自在に案内する案内レール
554が固定されている。キャリッジ555には、螺旋
溝553に係合するピン(不図示)が設けられており、
駆動モータ559の回転によりリードスクリュー552
を回転させることで、キャリッジ555が図示矢印a、
b方向に往復移動できるようになっている。紙押え板5
72は、キャリッジ555の移動方向にわたって、被記
録媒体590をプラテンローラ573に対して押圧す
る。
【0060】キャリッジ555には、インクジェット記
録ヘッドカートリッジ580が搭載される。インクジェ
ット記録ヘッドカートリッジ580は、上述したインク
ジェット記録ヘッド16をインクタンクITと一体化し
たものである。また、このインクジェット記録ヘッドカ
ートリッジ580は、キャリッジ555に設けられてい
る位置決め手段および電気的接点によってキャリッジ5
55に固定支持されるとともに、キャリッジ555に対
して着脱可能に設けられている。
【0061】フォトカプラ557、558は、キャリッ
ジ555のレバー556のこの域での存在を確認して駆
動モータ559の回転方向の逆転等を行うためのホーム
ポジション検知手段を構成する。インクジェット記録ヘ
ッド16の前面(インク吐出口24aが形成された面)
をキャップするキャップ部材567は、支持用部材56
2によって支持され、さらに吸引手段566を備え、キ
ャップ内開口568を介してインクジェット記録ヘッド
16の吸引回復を行う。本体支持板564には支持板5
65が取り付けられており、この支持板565に摺動自
在に支持されたクリーニングブレード563は、図示し
ない駆動手段によって前後方向に移動される。クリーニ
ングブレード563の形態は図示するものに限られず、
公知のものが適用できることはいうまでもない。レバー
570は、インクジェット記録ヘッド16の吸引回復動
作を開始するためのもので、キャリッジ555と当接す
るカム571の移動に伴って移動し、駆動モータ559
から駆動力がギアやラッチ切換え等の公知の伝達手段に
よって移動制御される。
【0062】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復の各処理は、キャリッジ555がホームポジショ
ン側領域に移動したときにリードスクリュー552の作
用によって、それぞれの対応位置で行われるようになっ
ている。周知のタイミングで所望の動作を行うようにす
れば、本例にはいずれも適用できる。
【0063】以上説明したインクジェット記録装置にお
いては、搭載したインクジェット記録ヘッド16のヒー
タを駆動するための記録信号をインクジェット記録ヘッ
ド16に与える記録信号供給手段を有し、インクジェッ
ト記録装置の動作を司る制御部を備えている。
【0064】本発明のインクジェット記録装置は、上述
したインクジェット記録ヘッド16を搭載しているので
インクの吐出が安定し、その結果、画像品位の劣化が少
ない記録装置を達成することができる。なお、本発明の
インクジェット記録装置ではキャリッジ555にインク
ジェット記録ヘッドカートリッジ580が着脱可能に搭
載される例を示したが、これに限らず、インクジェット
記録ヘッド16をキャリッジ555に一体化し、インク
タンクのみを着脱可能に搭載する構成としてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インク供給路からインク流路までのインクの供給径路の
途中に、インク流路を塞ぐごみ等は通過させないフィル
タが設けられているため、インク供給路のごみやガラス
フィラーがインク流路内に侵入することは防止される。
よって、インク流路の詰まりを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のインクジェット記録
ヘッドの分解斜視図である。
【図2】図1に示したインクジェット記録ヘッドの側断
面分解図及び組付け状態の側断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態のノズル部材の一部を
拡大した側断面図である。
【図4】インク供給部と、フィルタと、ノズル部材との
接合に関して説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態のインクジェット記録
ヘッドの側断面分解図である。
【図6】図5に示したフィルタの平面図である。
【図7】記録素子基板の裏面側にフィルタを形成する工
程を説明する図である。
【図8】インク供給部と、フィルタを有するノズル部材
との接合に関して説明するためのフローチャートであ
る。
【図9】本発明のインクジェット記録装置の概略構成図
である。
【図10】従来のインクジェット記録ヘッドを示す分解
斜視図である。
【図11】図10に示した従来のインクジェット記録ヘ
ッドのインク吐出方向からみた平面図である。
【図12】従来のインクジェット記録ヘッドカートリッ
ジの側断面図である。
【符号の説明】
9、109 フィルタ 16 インクジェット記録ヘッド 18 本体部 18A、118A 入力端子部 18B、118B インク供給部 18BG、20b、118BG 凹部 18a インク供給路 18b、118b 被接合部 20、120 支持部材 20a、120a 連通部 20Sa、120Sa 第2の接合面 20Sb、120Sb 第1の接合面 22 プリント配線基板 24、124 記録素子基板 24a インク吐出口 24b 接合面 24A 端子部 24B ノズル部材収納部 25 天板 26 ノズル部材 27 インク流路 28 ノズル 29 ヒータ 100 マスク 101 露光パターン 102 露光光 109a 孔 109b 接合面 122a ノズル側 122b 裏面側 551 本体フレーム 552 リードスクリュー 553 螺旋溝 554 案内レール 555 キャリッジ 556、570 レバー 557、558 フォトカプラ 559 駆動モータ 560、561 駆動力伝達ギア 562 支持用部材 563 クリーニングブレード 564 本体支持板 565 支持板 566 吸引手段 567 キャップ部材 568 キャップ内開口 571 カム 572 紙押え板 573 プラテンローラ 580 液体吐出ヘッドカートリッジ 590 被記録媒体

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する吐出口に連通するイン
    ク流路が形成され、前記吐出口からインクを吐出するた
    めのエネルギを発生するエネルギ発生手段を備えたノズ
    ル部材と、インクを前記インク流路に供給するインク供
    給路の形成されたインク供給部材とを有するインクジェ
    ット記録ヘッドにおいて、 前記インク供給路と前記インク流路との間に、インクが
    通過可能であるとともに最大となる開口面積が前記イン
    ク流路の断面積よりも小さい複数の開口部が形成された
    フィルタを有することを特徴とするインクジェット記録
    ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記ノズル部材を支持し前記インク供給
    部材に接合される支持部材を有し、前記フィルタが前記
    支持部材の、前記フィルタを接合するための接合部に接
    合されている請求項1に記載のインクジェット記録ヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】 前記フィルタは、接着剤により前記支持
    部材に接合されている請求項2に記載のインクジェット
    記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記フィルタは、前記支持部材と同一の
    材料であり、前記フィルタと前記支持部材とが溶融によ
    り接合されている請求項2に記載のインクジェット記録
    ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記フィルタは、前記ノズル部材に接合
    されている請求項1に記載のインクジェット記録ヘッ
    ド。
  6. 【請求項6】 インクを吐出する吐出口に連通するイン
    ク流路が形成され、前記吐出口からインクを吐出するた
    めのエネルギを発生するエネルギ発生手段を備えたノズ
    ル部材と、インクを前記インク流路に供給するインク供
    給路の形成されたインク供給部材とを有するインクジェ
    ット記録ヘッドの製造方法において、 前記インク供給路と前記インク流路との間に、インクが
    通過可能であるとともに最大となる開口面積が前記イン
    ク流路の断面積よりも小さい複数の開口部が形成された
    フィルタを設ける工程と、前記インク流路に対応する側
    とは反対側の前記インク供給路の開口部に別のフィルタ
    を設ける工程とが連続して実施されることを特徴とする
    インクジェット記録ヘッドの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ノズル部材を支持し前記インク供給
    部材に接合される支持部材に前記フィルタを接合する工
    程を有する請求項6に記載のインクジェット記録ヘッド
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記フィルタを接着剤により前記支持部
    材に接合する工程を有する請求項7に記載のインクジェ
    ット記録ヘッドの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記フィルタに溶解除去可能な樹脂を含
    浸させる工程を有する請求項8に記載のインクジェット
    記録ヘッドの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記溶解除去可能な樹脂の含浸された
    前記フィルタの、前記溶解除去可能な樹脂を除去する工
    程を有する請求項9に記載のインクジェット記録ヘッド
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記フィルタを、前記ノズル部材に接
    合する工程を有する請求項6に記載のインクジェット記
    録ヘッド。
  12. 【請求項12】 前記フィルタの材料は感光性樹脂であ
    り、フォトリソグラフィによって前記複数の開口部を形
    成する工程を有する請求項11に記載のインクジェット
    記録ヘッドの製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし5のいずれか1項に記
    載のインクジェット記録ヘッドと、前記インクジェット
    記録ヘッドから吐出された液体を受ける被記録媒体を搬
    送する被記録媒体搬送手段とを有する液体吐出装置。
  14. 【請求項14】 前記インクジェットヘッドからインク
    を吐出し、被記録媒体にインクを付着させることで記録
    を行う請求項13に記載の液体吐出装置。
  15. 【請求項15】 請求項6ないし12のいずれか1項に
    記載のインクジェット記録ヘッド製造方法により製造さ
    れたインクジェット記録ヘッドと、前記インクジェット
    記録ヘッドから吐出された液体を受ける被記録媒体を搬
    送する被記録媒体搬送手段とを有する液体吐出装置。
  16. 【請求項16】 前記インクジェットヘッドからインク
    を吐出し、被記録媒体にインクを付着させることで記録
    を行う請求項15に記載の液体吐出装置。
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