JP2001009525A - 溝加工装置 - Google Patents

溝加工装置

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JP2001009525A
JP2001009525A JP11184512A JP18451299A JP2001009525A JP 2001009525 A JP2001009525 A JP 2001009525A JP 11184512 A JP11184512 A JP 11184512A JP 18451299 A JP18451299 A JP 18451299A JP 2001009525 A JP2001009525 A JP 2001009525A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダ体の内周面に所定の溝を形成するに
ついて、恒久的な利用を可能にする。 【解決手段】 シリンダ体C内に挿入載置されてシリン
ダ体Cの軸線方向に沿う平坦なガイド面1aを有するガ
イド部材1と、このガイド部材1の平坦なガイド面1あ
上に載置されて外力作用でシリンダ体Cの軸線方向に移
動可能とされながら先端側の上面に傾斜した倣いガイド
面5bを有してなるスライド部材5と、このスライド部
材5の傾斜した倣いガイド面5b上で転動する前後の倣
いローラ6と、この前後の倣いローラ6の間に配在され
ながら周回する尖端2aをシリンダ体Cの内周面に対向
させて回転する加工ローラ2と、この加工ローラ2およ
び前後の倣いローラ6をそれぞれ軸3,8の介在下に連
繋させるホルダ部材7と、このホルダ部材7に先端部が
軸9の配在下に連結されて基端操作部がシリンダ体Cの
外部に延在される操作ロッド4とを有してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、油圧シリンダや
オイルダンパなどの油圧機器を構成するシリンダ体の内
周面にバイパス路や圧抜き溝などとされる直線状の溝を
形成する際に利用する溝加工装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧シリンダやオイルダンパなどの油圧
機器にあっては、その構成部品たるシリンダ体の内周面
にバイパス路や圧抜き溝などとされる直線状の溝を形成
することがある。
【0003】そして、この直線状の溝を形成する方策と
しては、従来から、放電や電解による電気的な加工の他
に、バイトを利用した切削加工があり、さらには、バル
ジや加工ローラを利用した変形加工があるが、この変形
加工による場合には、電気的な加工および切削加工に比
較して、加工時間が短くて済む点で有利となる。
【0004】一方、変形加工による場合でも、バルジを
利用する場合と加工ローラを利用する場合とを比較する
と、加工時間に関してはバルジを利用する場合の方が有
利であるのに対して、溝の加工長さに制約を受けない点
で加工ローラを利用する場合の方が有利となることが周
知されている。
【0005】ところで、加工ローラを利用して直線状の
溝を形成する溝加工装置としては、従来から種々の提案
があるが、たとえば、図5および図6に示す溝加工装置
は、シリンダ体C内に挿入載置されてシリンダ体Cの図
5中で左右方向となる軸線方向に沿う平坦なガイド面1
aを有するガイド部材1を有している。
【0006】そして、このガイド部材1の上端面たる平
坦なガイド面1a上にスライド部材5が移動可能に、す
なわち、シリンダ体Cの図5中で左右方向となる軸線方
向に移動可能に載置されてなるとしており、このスライ
ド部材5は、シリンダ体Cの外部に突出する図示しない
基端操作部への外力作用で移動し得るとしている。
【0007】一方、この溝加工装置は、算盤珠状に形成
されて周回する尖端2aを有する加工ローラ2を有して
おり、この加工ローラ2は、これを軸支する軸3の両端
がスライド部材5に形成の一対の倣いガイド孔5a(図
5参照)に係合することでスライド部材5に回転可能に
連繋するとしている。
【0008】このとき、一対の倣いガイド孔5aは、図
5中で左端となる一端がガイド面1aから離れるように
標高を高くするのに対して、同じく図5中で右端となる
他端がガイド面1aに近付くように標高を低くするとし
ている。
【0009】また、加工ローラ2を軸支する軸3には、
適宜長さの操作ロッド4が連結されており、この操作ロ
ッド4は、シリンダ体Cの外部に突出する図示しない基
端操作部への外力作用で、倣いガイド孔5a内での軸3
の、すなわち、加工ローラ2の移動を可能にしている。
【0010】それゆえ、この従来の溝加工装置にあって
は、たとえば、図5に示すように、倣いガイド孔5aの
高位たる一端に加工ローラ2を軸支する軸3の両端を臨
在させた状態で、スライド部材5あるいは操作ロッド4
を図中に示す矢印の方向に引くことで、加工ローラ2の
尖端2aによってシリンダ体Cの内周面にシリンダ体C
の軸線方向に沿った直線状の溝C1を深く形成すること
が可能になる。
【0011】そして、倣いガイド孔5aに対して軸3の
両端を臨在させる位置を適宜に選択することで、たとえ
ば、軸3の両端を倣いガイド孔5aの低位たる他端に臨
在させることで、加工ローラ2の尖端2aがシリンダ体
Cの内周面に接触しなくなり、したがって、上記の溝C
1を形成し得なくし、また、軸3の両端を倣いガイド孔
5aの言わば中位たる中間に臨在させるときは、シリン
ダ体Cの内周面に上記と比較すれば浅くなる溝C1を形
成し得ることになる。
【0012】そしてまた、倣いガイド孔5aに対する軸
3の位置取りと、スライド部材5およびあるいは操作ロ
ッド4を引くストローク量とさらには引く方向を適宜に
選択して組み合わせることで、シリンダ体Cの内周面に
任意の深さおよび長さの溝C1を形成し得ることにな
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の溝加工装置にあっては、耐久性に劣ると指摘さ
れる可能性がある。
【0014】すなわち、この溝加工装置にあっては、加
工ローラ2からの負荷がこの加工ローラ2を軸支する軸
3に作用すると共に、スライド部材5からの負荷が倣い
ガイド孔5aを介して同じく軸3に作用することにな
る。
【0015】のみならず、この溝加工装置にあっては、
操作ロッド4からの負荷も上記の軸3に作用することに
なり、言わばすべての負荷が軸3に集中されるように設
定されていることになる。
【0016】その一方で、この種の溝加工装置が利用さ
れている実態を看ると、たとえば、シリンダ体Cが車両
のハッチバック用のステーダンパを構成する場合には、
シリンダ体Cの径が15〜20m/mと極めて小径にな
ることから、上記した軸3も結果的に小径にならざるを
得ない。
【0017】その結果、この従来の溝加工装置において
は、耐久性が得難くなり、その恒久的な利用を期待し得
ないことになる。
【0018】この発明は、上記した事情を鑑みて創案さ
れたもので、その目的とするところは、シリンダ体の内
周面に所定の溝を形成し得るのはもちろんのこと、恒久
的な利用を実現し得て、その汎用性の向上を期待するの
に最適となる溝加工装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、この発明による溝加工装置の構成を、基本的に
は、シリンダ体内に挿入載置されてシリンダ体の軸線方
向に沿う平坦なガイド面を有するガイド部材と、このガ
イド部材の平坦なガイド面上に載置されて外力作用でシ
リンダ体の軸線方向に移動可能とされながら先端側の上
面に傾斜した倣いガイド面を有してなるスライド部材
と、このスライド部材の傾斜した倣いガイド面上で転動
する前後の倣いローラと、この前後の倣いローラの間に
配在されながら周回する尖端をシリンダ体の内周面に対
向させて回転する加工ローラと、この加工ローラおよび
前後の倣いローラをそれぞれ軸の介在下に連繋させるホ
ルダ部材と、このホルダ部材に先端部が軸の配在下に連
結されて基端操作部がシリンダ体の外部に延在される操
作ロッドとを有してなるとする。
【0020】そして、上記した構成において、より具体
的には、ガイド部材が内底面をシリンダ体の軸線方向に
沿う平坦なガイド面にする凹状規制溝を有してなり、こ
の凹状規制溝内にスライド部材を嵌装させると共にホル
ダ部材の下端部を嵌装させてなるとするのが良い。
【0021】ちなみに、加工ローラは、周回する尖端を
有すべく算盤珠状に形成されてなるとし、倣いローラ
は、傾斜する倣いガイド面に対する接触幅を大きくすべ
く筒状に形成されてなるとするのが良い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、図示した実施の形態に基
づいて、この発明を説明するが、図1および図2に示す
ように、この発明の一実施の形態による溝加工装置は、
前記した従来例としての溝加工装置と同様にガイド部材
1と、加工ローラ2と、操作ロッド4と、スライド部材
5とを有してなる他に、倣いローラ6およびホルダ部材
7を有してなるとしている。
【0023】そして、この溝加工装置にあっては、加工
ローラ2が軸3の介在下にホルダ部材7に保持されると
共に、倣いローラ6が軸8の介在下にホルダ部材7に保
持され、かつ、このホルダ部材7が軸9の介在下に操作
ロッド4に連結されてなるとしている。
【0024】すなわち、まず、ガイド部材1は、図3お
よび図4にも示すように、シリンダ体C内に挿入載置さ
れてこのシリンダ体Cの軸線方向に沿う平坦なガイド面
1aを有してなる。
【0025】このとき、ガイド部材1は、たとえば、横
置きされたシリンダ体C内に配在されて平坦なガイド面
1aがシリンダ体Cの軸線方向に沿うように延在される
とするもので、図示する実施の形態では、たとえば、シ
リンダCの図1中で右側となる開口端(図示せず)側か
らシリンダ体C内に挿入載置される。
【0026】そして、このガイド部材1は、その下面た
る湾曲面(符示せず)の曲率がシリンダ体Cの内周面の
曲率に一致するように設定されていて、湾曲する下面が
シリンダ体Cの内周面に全面接触することによって、シ
リンダ体C内で安定するとしている。
【0027】ちなみに、このガイド部材1にあっては、
図示しないが、シリンダ体C内に挿入載置される先端側
に対する基端側、すなわち、基端操作部がシリンダ体C
の外部に延在されており、この場合に、シリンダ体Cが
適宜の手段で他部に固定されるのと同様に、この基端操
作部が適宜の駆動手段の介在下に他部に固定されてい
て、これによってシリンダ体C内での摺動移動を可能に
する一方で回動が確実に阻止されるとするのが良い。
【0028】一方、以上のように構成されたガイド部材
1にあって、その平坦なガイド面1aは、図示する実施
の形態にあって、ガイド部材1に形成された凹状規制溝
1bにおける内底面からなるとしている。
【0029】そして、図示する実施の形態では、上記の
凹状規制溝1b内にスライド部材5を嵌装させると共に
ホルダ部材7の下端部を嵌装させてなるとしている。
【0030】このように設定することで、ガイド部材1
が前記したように言わば固定状態に設置されている限り
において、スライド部材5およびホルダ部材7がガイド
部材1に対していわゆる横方向に、すなわち、ガイド部
材1における軸線方向を横切る方向に変位することなく
して移動可能とされることになる。
【0031】また、スライド部材5がガイド部材1に対
して、また、ホルダ部材7がスライド部材5に対して横
ずれせずして摺動し得るから、それぞれの基端操作部へ
の外力作用でそれぞれを所定通りに移動させることが可
能になる。
【0032】つぎに、スライド部材5は、ガイド部材1
のガイド面1a上に載置されて外力作用でシリンダ体C
の軸線方向に沿って摺動可能とされながら先端側の上面
を傾斜した倣いガイド面5bに設定している。
【0033】このとき、倣いガイド面5bは、図示する
実施の形態にあって、スライド部材5の図1中で左側と
なる先端側でいわゆる標高を高くし、スライド部材5の
図1中で右側となる後端側に向けて標高を徐々に低くす
る態様に設定されている。
【0034】なお、このスライド部材5にあっては、ガ
イド部材1の平坦なガイド面1aにおける摺動性を保障
し得るように設定されるのが好ましく、図示しないが、
たとえば、ガイド部材1のガイド面1aあるいはこれに
摺接するスライド部材5の下面(符示せず)のいずれか
一方にテフロン(登録商標)などからなる滑り材が配在
されてなるとしたり、ガイド部材1のガイド面1aとス
ライド部材5の下面との間に鋼球やニードルなどからな
るベアリング部材が配在されてなるとしても良い。
【0035】ちなみに、図示しないが、このスライド部
材5の図1中で右側となる後端たる基端操作部は、シリ
ンダ体Cの外部に延在されており、この端操作部に対す
る押し引きの外力作用でスライド部材5がガイド部材1
のガイド面1a上で摺動するように設定されている。
【0036】また、このスライド部材5は、図示すると
ころでは、いわゆる引き勝手になるように設定されてい
るが、これに代えて、いわゆる押し勝手になるように設
定されるとしても良い。
【0037】加工ローラ2は、この発明にあって、周回
する尖端2aを有すべく算盤珠状に形成されてなるとす
るもので、軸3の介在下に後述するホルダ部材7に保持
されてなるとしている。
【0038】このとき、この加工ローラ2は、その周回
する尖端2aがシリンダ体Cの内周面に対向するように
位置決められているのはもちろんのこと、後述する倣い
ローラ6の前記した傾斜した倣いガイド面5b上におけ
る位置取りによって、シリンダ体Cの内周面にいわゆる
食い込むようになって、溝C1を形成することになるよ
うにも設定されている。
【0039】なお、この加工ローラ2の尖端2aがシリ
ンダ体Cの内周面に食い込むようになるときには、図3
に示すように、シリンダ体Cの内周面が外周側に膨出す
るようになり、また、このときの負荷が軸3に作用する
ことになる。
【0040】一方、倣いローラ6は、上記の加工ローラ
2を前後から挟むように配在されてなるとするもので、
同じく軸8の介在下に上記のホルダ部材7に保持されて
なるとしている。
【0041】このとき、この倣いローラ6は、前記した
傾斜した倣いガイド面5b上に載置されるように設定さ
れていて、それゆえ、傾斜する倣いガイド面5bに対す
る接触幅を大きくすべく筒状に形成されてなるとしてい
る。
【0042】この倣いローラ6が筒状に形成されること
で、ホルダ部材7、すなわち、このホルダ部材7に保持
されている加工ローラ2を左右にいわゆる揺動させるこ
となくして移動させることが可能になる。
【0043】また、この倣いローラ6にあっては、この
倣いローラ6に作用する負荷がこの倣いローラ6を軸支
する軸8に作用することになり、前記した加工ローラ2
における軸3と作用力を言わば分担することになる。
【0044】それゆえ、この実施の形態による場合に
は、前記した従来例の場合に加工ローラ2を軸支する一
本の軸3に複数の淵源の異なる外力が作用することにな
るのに対して、加工ローラ2を軸支する軸3における耐
久力を期待し得ることになる。
【0045】つぎに、ホルダ部材7は、前記した傾斜し
た倣いガイド面5b上に上記の倣いローラ6を介して移
動可能に配在されてなるとするもので、加工ローラ2お
よび倣いローラ6を軸3および軸8の介在下に保持する
について、このホルダ部材7との間ではもちろんのこ
と、各軸3,8との間でもいわゆるガタが発生しない状
態に保持するとしている。
【0046】操作ロッド4は、シリンダ体C内に臨在さ
れる先端部4aが前記したホルダ部材7に軸9の配在下
に連結されてなるもので、前記したスライド部材5と同
様に、シリンダ体Cの外部に延在される後端部たる基端
操作部(図示せず)に対する押し引きの外力作用でホル
ダ部材7の倣いローラ6を介しての倣いガイド面5b上
での移動を可能にしている。
【0047】なお、操作ロッド4は、図示するところで
は、いわゆる引き勝手になるように設定されているが、
これに代えて、いわゆる押し勝手になるように設定され
るとしても良いことはもちろんである。
【0048】それゆえ、この実施の形態による溝加工装
置にあっては、前記した従来の溝加工装置とは異なっ
て、加工ローラ2を軸支する軸3にすべての負荷が作用
するようには設定されていない、すなわち、倣いローラ
6を軸支する軸8およびホルダ部材7を操作ロッド4に
連結する軸9でも負荷を負担するように設定されている
から、加工ローラ2を軸支する軸3における耐久性が向
上されることになる。
【0049】以上のように形成されたこの発明による溝
加工装置にあっては、図1および図3に示すように、加
工ローラ2が最上昇位置に保持される場合には、加工ロ
ーラ2の尖端2aによってシリンダ体Cの内周面が外径
側に最大限に膨出されることになる。
【0050】そして、この状態から、すなわち、スライ
ド部材5に対するホルダ部材7の配在位置を維持しなが
ら、スライド部材5をガイド部材1上で移動させると
き、すなわち、図1中で右方向に移動させるとき、加工
ローラ2が回転しながら移動することになる。
【0051】その結果、シリンダ体Cの内周面には、ス
ライド部材5が移動した長さに相応する長さの、しか
も、言わば最も深い直線状の溝C1が形成されることに
なる。
【0052】つぎに、操作ロッド4を介してであるが、
スライド部材5を移動させずしてホルダ部材7を図1中
で右方向に移動すると、加工ローラ2の尖端2aがシリ
ンダ体Cの内周面から離れるようになり、シリンダ体C
の内周面に形成される溝C1の深さを浅くし得ることに
なる。
【0053】そして、このときに、前記したように、ス
ライド部材5を併せて移動させることで、シリンダ体C
の内周面に形成される溝C1の深さを徐々に浅くし得る
ことになる。
【0054】そしてまた、ホルダ部材7を移動させずし
てスライド部材5を図1中で左方向に移動させるとき
は、加工ローラ2を回転させずして尖端2aをシリンダ
体Cの内周面から離脱させること、すなわち、溝C1の
形成を突然中止することが可能になる。
【0055】以上のことから、この発明による溝加工装
置にあっては、倣いガイド面5上におけるホルダ部材7
の位置取りと、スライド部材5およびあるいは操作ロッ
ド4を引くストローク量さらには引く方向を適宜に選択
して組み合わせることで、シリンダ体Cの内周面に任意
の深さおよび長さの溝C1を形成し得ることになる。
【0056】なお、前記したところは、シリンダ体Cお
よびガイド部材1を固定側にしてホルダ部材7および要
するときのスライド部材5を移動側にする設定とした
が、これに代えて、少なくともホルダ部材7を、また、
これに加えて、要するときにスライド部材5を固定側に
して、シリンダ体Cおよびガイド部材1を移動側に設定
するとしても良い。
【0057】
【発明の効果】以上のように、この発明にあっては、加
工ローラを軸支する軸にすべての負荷が作用するように
は設定されていない、すなわち、加工ローラを軸支する
軸だけでなく、倣いローラを軸支する軸およびホルダ部
材を操作ロッドに連結する軸でも負荷を負担するように
設定されているから、加工ローラを軸支する軸における
耐久性が向上されることになる。
【0058】その結果、この発明によれば、シリンダ体
の内周面に設定通りの直線状の溝を形成し得るのはもち
ろんのこと、加工ローラの円滑な回転を恒久的に保障し
得ることになり、その汎用性の向上を期待するのに最適
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態による溝加工装置をシ
リンダ体と共に一部省略して示す部分縦断面図である。
【図2】シリンダ体を撤去した状態で図1の溝加工装置
を示す部分平面図である。
【図3】図1中のA−A線で示す縦断面図である。
【図4】図1中のB−B線で示す縦断面図である。
【図5】従来例としての溝加工装置を図1と同様に示す
図である。
【図6】図5中のY−Y線で示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ガイド部材 1a ガイド面 1b 凹状規制溝 2 加工ローラ 2a 尖端 3,8,9 軸 4 操作ロッド 4a 先端部 5 スライド部材 5b 倣いガイド面 6 倣いローラ 7 ホルダ部材 C シリンダ体 C1 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 和宏 長野県埴科郡坂城町坂城7001 株式会社柳 沢精機製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ体内に挿入載置されてシリンダ
    体の軸線方向に沿う平坦なガイド面を有するガイド部材
    と、このガイド部材の平坦なガイド面上に載置されて外
    力作用でシリンダ体の軸線方向に移動可能とされながら
    先端側の上面に傾斜した倣いガイド面を有してなるスラ
    イド部材と、このスライド部材の傾斜した倣いガイド面
    上で転動する前後の倣いローラと、この前後の倣いロー
    ラの間に配在されながら周回する尖端をシリンダ体の内
    周面に対向させて回転する加工ローラと、この加工ロー
    ラおよび前後の倣いローラをそれぞれ軸の介在下に連繋
    させるホルダ部材と、このホルダ部材に先端部が軸の配
    在下に連結されて基端操作部がシリンダ体の外部に延在
    される操作ロッドとを有してなることを特徴とする溝加
    工装置
JP18451299A 1999-06-30 1999-06-30 溝加工装置 Expired - Lifetime JP3845775B2 (ja)

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