JP2001008129A - デジタル音声信号の受信方法及びデジタル音声信号受信装置 - Google Patents

デジタル音声信号の受信方法及びデジタル音声信号受信装置

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JP2001008129A
JP2001008129A JP2000138293A JP2000138293A JP2001008129A JP 2001008129 A JP2001008129 A JP 2001008129A JP 2000138293 A JP2000138293 A JP 2000138293A JP 2000138293 A JP2000138293 A JP 2000138293A JP 2001008129 A JP2001008129 A JP 2001008129A
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digital audio
signal
nicam
switching
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Yuji Sakai
裕司 酒井
Yasuhisa Nakajima
康久 中嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル音声信号が多重化された信号を良好
に受信できるようにすることを目的とする。 【解決手段】 デジタル音声信号が多重化された信号を
受信時、この受信しているデジタル音声信号のエラーの
発生回路が所定のしきい値を超えた場合に、この受信し
ている第1の音声信号から第2の音声信号に出力を切り
換えるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばNICAM放
送等のデジタル音声信号の受信方法及びデジタル音声信
号受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】NICAM(Near Instantaneous Compa
nded Audio Multiplex)放送は、テレビ音声多重方式の
一つで、デジタル音声信号を多重化して送信するもので
ある。特に、欧州では、テレビ文字多重放送に加え、N
ICAM放送が開始されており、CATV(ケーブルテ
レビ)受信機には、多チャンネル受信と同時にNICA
M放送によるデジタル音声を再現性よくデコードするこ
とが求められている。このNICAM放送では、728
kビット/秒でデータを搬送しており、このデータに
は、フレーム、2つの音声チャンネル(704kビッ
ト)、および指示データ(11kビット)が含まれてい
る。したがって、NICAM放送では、アナログ音声
(1ch)を含め最大3chの異なった音声情報を送信
する事が可能である。
【0003】このように、NICAM放送によれば、ア
ナログ音声信号、デジタル音声信号を組み合わせて提供
することができるが、これを受信するデジタル放送受信
装置では、現在、どの音声が送られてきているかを判別
し、再現性よくデコードする必要がある。このため、N
ICAM信号にはどういう状態で送信しているかを示す
コントロールビットがある。コントロールビットは、C
0,C1,C2,C3およびC4からなり、特に、その
中のリザーブ音声・スイッチング・フラグC4はアナロ
グ音声とNICAM音声の内容の関係を指示するビット
として割り当てられている。そこで、従来のデジタル音
声放送受信装置では、このリザーブ音声・スイッチング
・フラグC4の情報でNICAM音声信号とアナログ音
声信号の切り換えを自動で行うかどうか決めていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したデ
ジタル音声放送受信装置では、NICAM音声信号とア
ナログ音声信号とが異なったプログラムである場合も考
慮して自動切り換えを行なっていたため、同一プログラ
ムの場合には切換ポイントが遅すぎるという欠点があ
る。切換ポイントが遅すぎると、NICAM音声信号は
PCMであるためエラーレートが悪化し、非常に聞きず
らくなるという問題があった。仮に、この切換ポイント
を早めに設定しても、NICAM音声信号とアナログ音
声信号が別プログラムの場合に、ユーザーが多少音質が
悪くてもNICAM音声信号を聞きたいという場合であ
っても、自動的にアナログ音声信号に切り換えてしまう
ため、不都合が起きてしまう。このような場合、ユーザ
ーはその都度手動で音声信号の切り換えを行なう必要が
あるという問題があった。さらに、受信機によっては手
動による切換えが不可能なものがあるという問題があっ
た。
【0005】本発明は斯る点に鑑みてなされたもので、
デジタル音声信号が多重化された信号を良好に受信でき
るようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明デジタル音声信号
の受信方法はデジタル音声信号が多重化された信号を受
信時、この受信しているデジタル音声信号のエラーの発
生回数が所定のしきい値を超えた場合に、この受信して
いる第1の音声信号から第2の音声信号に出力を切り換
えるようにしたものである。
【0007】本発明によれば受信しているデジタル音声
信号のエラーの発生回数が所定のしきい値を超えた場合
にこの受信している第1の音声信号から第2の音声信号
に出力を切り換えるので良好な音声信号の受信ができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に図面を参照してこの発明を実
施の形態例について説明する。図1は、本発明の実施の
形態の例の構成を示すブロック図である。図において、
1はアンテナであり、放送局から送信されるNICAM
放送によるRF信号を受信し、これをチューナ2へ送出
する。チューナ2は、マイクロプロセッサー5から供給
される選局データD1に従ってRF信号から所定のチャ
ンネルの信号を選択し、中間周波増幅器(1F)3へ供
給する。中間周波増幅器3は、RF信号から従来のFM
音声信号S1を取り出すとともに、デジタル音声信号の
QPSK(Quadrature phase shift keying;四相作動位
相変調)搬送波S2を取り出し、NICAMデコーダ4
へ供給する。NICAMデコーダ4は、ユーザーによっ
て書込まれたコマンドに従って、NICAM信号に含ま
れる音声情報を取り出す集積回路から構成されている。
この実施例では、フィリップ社のSAA7282チップ
を用いている。この実施例では、このコマンドはマイク
ロプロセッサー5によって書込まれる。NICAMデコ
ーダ4は、このコマンドに従ってQPSK搬送波S2に
重畳されたデジタル音声をデコードし、内蔵のD/A変
換器でアナログ信号に変換した後、L(左)出力とR
(右)出力と外部へ出力するとともに、デコードしたN
ICAM信号におけるコントロールビットCのリザーブ
音声・スイッチング・フラグC4およびエラー情報Eを
マイクロプロセッサー5へ供給するようになっている。
マイクロプロセッサー5は、リザーブ音声・スイッチン
グ・フラグC4およびエラー情報Eに従って、この所定
のコマンドCDを出力し、NICAMデコーダ4を制御
する。
【0009】次に、NICAM信号(728−bit
frame)のデータ構成を図2を参照して説明する。
図2はNICAM信号(728−bit frame)
のデータ構成を示す概念図であり、図2(a)はステレ
オ音声信号の場合のデータ構成、図2(b)はモノラル
音声信号の場合のデータ構成を示す概念図である。ま
ず、図2(a)に示すステレオ音声信号の1フレーム
は、先頭からフレーム・アライメント・ワード(8ビッ
ト)FAWと、フレーム・フラグ・ビット(1ビット)
C0、アプリケーション制御ビット(3ビット)C1〜
C3、およびリザーブ音声・スイッチング・フラグ(1
ビット)C4からなるコントロールビットCと、音声信
号とともに伝達される付加データADと、A,B チャ
ンネルの音声データA1,B1,‥‥‥,A32,B3
2との全728ビットからなる。同様に、図2(b)に
示すモノラル音声の1フレームは、先頭からフレーム・
アライメント・ワード(8ビット)FAWと、フレーム
・フラグ・ビット(1ビット)C0、アプリケーション
制御ビット(3ビット)C1〜C3、リザーブ音声・ス
イッチング・フラグ(1ビット)C4からなるコントロ
ールビットCと、音声信号ともに伝達される付加データ
ADと、モノラルの音声データn1,n2,‥‥‥,
(n+1)31,(n+1)32との全728ビットか
らなる。
【0010】上記NICAM信号では最大2chの音声
情報が伝達可能であり、伝達する音声信号の組み合わせ
として以下の3種類がある。 (1)ステレオ音声信号 (2)2つの独立したモノラル音声(デュアルモノ)信
号 (3)モノラル音声信号+データ これらの組み合わせ情報は、図2(a),(b)に示す
コントロールビットCに割り当てられている。また、ア
ナログFM音声信号との関係も同様にこのビット内のリ
ザーブ音声・スイッチング・フラグC4に割り当てられ
ており、アナログ(FM)音声信号とNICAM音声信
号が同一プログラムの場合はリザーブ音声・スイッチン
グ・フラグC4が「H」、異なる場合は「L」になるよ
うに定めている。本実施例によるデジタル音声放送受信
装置では、リザーブ音声・スイッチング・フラグC4の
情報に基づいて、アナログ音声信号とNICAM音声信
号との切換ポイントを変更するようになっている。
【0011】すなわち、リザーブ音声・スイッチング・
フラグC4が「H」であれば、アナログ音声信号とNI
CAM音声信号が同一の内容を伝送していることを示し
ており、この場合、音質の良いNICAM音声信号を自
動選択するようになっている。逆に、リザーブ音声・ス
イッチング・フラグC4が「L」であれば、アナログ音
声信号とNICAM音声信号は異なる内容を伝送してい
ることを示しており、この場合、映像内容と同期してい
るアナログ音声信号を自動選択するようになっている。
【0012】また、リザーブ音声・スイッチング・フラ
グC4が「H」の時、受信状態が悪化するとデジタルP
CM変調であるNICAM音声信号はアナログ音声信号
と比較してノイズの増加が大きくなり、聞きずらくなる
ため、PCMデータであるNICAM音声信号のエラー
レートが所定のしきい値を超えると、アナログ音声信号
に自動的に切り換えるようになっている。これに対し
て、リザーブ音声・スイッチング・フラグC4が「L」
の時であって、かつ、受信者が映像内容と異なる音声信
号(NICAM音声信号)を選択している場合には、受
信者は、意図的にNICAM音声信号を選択しているわ
けであるから、多少のノイズが含まれていても自動的に
切り換えることを望んでいないと考えられる。そこで、
この場合には、PCMデータのエラーレートに余裕を持
たせて、このしきい値をやや大としたしきい値を設定
し、このしきい値を超えた時点で、アナログ音声信号に
切り換えるようになっている。このように、本例では、
リザーブ音声・スイッチング・フラグC4に対応して音
声の切り換えを行なうために、PCMデータのエラーレ
ートを判定するしきい値、またはサンプリング時間を変
更するようになっている。
【0013】次に、上述した構成による本例の動作につ
いて、図3ないし図5を参照して説明する。図3は本例
において、しきい値を変更する場合のフローチャートで
あり、図4は本例においてサンプリング時間を変更する
場合のフローチャートである。また、図5(a)はしき
い値の変更タイミングを説明するための図であり、図5
(b)はサンプリング時間の変更タイミングを説明する
ための図である。
【0014】放送局から送信されるNICAM放送によ
るRF信号は、アンテナ1によって受信され、チューナ
2へ送出される。チューナ2では、マイクロプロセッサ
ー5から供給される選局データD1に従って所定のチャ
ンネルの信号が抽出され、中間周波増幅器3へ供給され
る。そして、中間周波増幅器3では、チューナ2によっ
て選局された信号から従来のFM音声信号S1が取り出
されるとともに、デジタル音声信号のQPSK搬送波S
2が取り出され、NICAMデコーダ4へ供給される。
NICAMデコーダ4は、マイクロプロセッサー5から
のコマンドCDに従ってQPSK搬送波S2に重畳され
たデジタル音声信号をデコードするか、もしくはアナロ
グ音声信号を出力する。この時、NICAM信号におけ
るコントロールビットCのリザーブ音声・スイッチング
・スラグC4およびエラー情報Eをマイクロプロセッサ
ー5へ供給する。マイクロプロセッサー5は、リザーブ
音声・スイッチング・フラグC4およびエラー情報Eに
従って、以下の処理を実行する。
【0015】最初に、しきい値の変更をする場合につい
て説明する。まず、ステップS10において、リザーブ
音声・スイッチング・フラグC4の内容を読み込む。次
に、ステップS12において、リザーブ音声・スイッチ
ング・フラグC4が「H」であるか否かを判断する。そ
して、リザーブ音声・スイッチング・フラグC4が
「H」の場合には、ステップS12における判断結果が
「YES」となり、ステップS14へ進む。ステップS
14では、しきい値をしきい値Aに設定する。一方、リ
ザーブ音声・スイッチング・フラグC4が「L」の場合
には、ステップS12における判断結果が「NO」とな
り、ステップS16へ進む。ステップS16では、しき
い値をしきい値Bに設定する。なお、しきい値A,Bの
関係は、B>Aとする。
【0016】次に、上記ステップS14もしるはS16
においてしきい値を設定した後、ステップS18へ進
む。ステップS18では、エラー値をある一定時間カウ
ントする。次に、ステップS20において、ステップS
18でカウントしたエラー数が、ステップS14もしく
はS16で設定したしきい値(AもしくはB)より小さ
いか否かを判断する。そして、エラー数がしきい値より
小さい場合には、ステップS20における判断結果は
「YES」となり、出力する音声信号をNICAM音声
信号のままとし、当該処理を終了する。一方、エラー数
がしきい値より大きい場合には、ステップS20におけ
る判断結果は「NO」となり、ステップS22へ進む。
ステップS22では、NICAM音声信号からアナログ
音声信号に切り換えて、当該処理を終了する。
【0017】このように、リザーブ音声・スイッチング
・フラグC4が「H」の時には、図5(a)に示すよう
に、NICAM音声信号があまり劣化しないエラーレー
トのしきい値Aでアナログ音声信号に切り換えるように
する。一方、リザーブ音声・スイッチング・フラグC4
が「L」の時には、図5(a)に示すように、NICA
M音声信号が大幅に劣化しないエラーレートのしきい値
BまではNICAM音声信号のままとする。したがっ
て、リザーブ音声・スイッチング・フラグC4が「L」
の時であって、かつ、受信者が映像内容と異なる音声信
号(NICAM音声信号)を選択している場合には、受
信者は、意図的にNICAM音声信号を選択しているわ
けであるから、多少のノイズが含まれていても自動的に
切り換わらない。そして、大幅にノイズが含まれ、ほと
んど聞くことができなるなるしきい値Bを超えた時点
で、アナログ音声信号に切り換える。
【0018】次に、サンプリング時間を変更する場合に
ついて説明する。まず、ステップS30において、リザ
ーブ音声・スイッチング・フラグC4の内容を読み込
む。次に、ステップS32において、リザーブ音声・ス
イッチング・フラグC4が「H」であるか否かを判断す
る。そして、リザーブ音声・スイッチング・フラグC4
が「H」の場合には、ステップS32における判断結果
が「YES」となり、ステップS34へ進む。ステップ
S34では、エラー数の読み出し期間(サンプリング時
間)を「T2」に設定する。一方、リザーブ音声・スイ
ッチング・フラグC4が「L」の場合には、ステップS
32における判断結果が「NO」となり、ステップS3
6へ進む。ステップS36では、エラー数の読み出し期
間(サンプリング時間)を「T1」に設定する。なお、
サンプリング時間T1,T2の関係は、T2>T1とす
る。
【0019】次に、上述ステップS34もしくはS36
において読み出し期間を設定した後、ステップS38へ
進む。ステップS38では、期間Tを「0」に設定す
る。この期間Tは、エラー数のカウント時間をカウント
するためのカウンタとして用いられる。次に、ステップ
S40において、エラー数E0を読み込む。そして、ス
テップS42へ進み、期間Tが期間T1もしくはT2よ
り大になってか否かを判断する。そして、期間Tが期間
T1もしくはT2より小さい場合、すなわち、読み出し
期間分エラー数をカウントしていない場合には、ステッ
プS42における判断結果は「NO」となり、ステップ
S44へ進む。ステップS44では、エラー数Eにステ
ップS40で読み込んだエラー数E0を加算する。次
に、ステップS46において、期間Tにループ処理時間
T0を加算し、ステップS40へ戻る。以下、期間Tが
期間T1もしくはT2より大となるまで、ステップS4
0〜S46を繰り返し実行する。この結果、エラー数E
には、期間T1もしくはT2の間に生じたエラー数の累
計が格納される。
【0020】そして、期間Tが期間T1もしくはT2よ
り大となると、ステップS42における判断結果が「Y
ES」となり、ステップS48へ進む。ステップS48
では、このエラー数Eが予め設定しておいたしきい値よ
り小さいか否かを判断する。そして、エラー数Eがしき
い値より小さい場合には、ステップS48における判断
結果は「YES」となり、出力する音声信号をNICA
M音声信号のままとし、当該処理を終了する。一方、エ
ラー数Eがしきい値より大きい場合には、ステップS4
8における判断結果は「NO」となり、ステップS50
へ進む。ステップS50では、NICAM音声信号から
アナログ音声信号に切り換えて当該処理を終了する。
【0021】このように、リザーブ音声・スイッチング
・フラグC4が「H」の状態に応じて、エラー数のサン
プリング時間を変更することにより、前述したしきい値
を変更した場合と同様の制御が可能である。すなわち、
リザーブ音声・スイッチング・フラグC4が「H」の時
には、図5(b)に示すように、サンプリング時間をT
1(<T2)とし、このサンプリング時間T1の間に生
じたエラー数が所定の値(しきい値)を超えると、アナ
ログ音声信号に切り換える。一方、リザーブ音声・スイ
ッチング・フラグC4が「L」の時には、図5(b)に
示すように、サンプリング時間をT2(>T1)とし、
このサンプリング時間T2の間に生じたエラー数が所定
の値(しきい値)を超えるまでは、NICAM音声信号
のままとする。したがって、リザーブ音声・スイッチン
グ・フラグC4が「L」の時であって、かつ、受信者が
映像内容と異なる音声信号(NICAM音声信号)を選
択している場合には、受信者は、意図的にNICAM音
声信号を選択しているわけであるから、多少のノイズが
含まれていても自動的に切り換わらない。そして、エラ
ー数が大となり、ほとんど聞くことができなくなる時点
で、アナログ音声信号に切り換える。
【0022】以上、本例によれば、受信状態の変動に対
応し、常に最適な音声出力を選択することが可能とな
る。なお、しきい値およびサンプリング時間の両方を制
御するようにしてもよく、この場合、より細かい微妙な
設定が可能となる。また、上述した例では、リザーブ音
声・スイッチング・フラグC4の状態に応じて、NIC
AM音声信号とアナログ音声信号との切り換えタイミン
グを換えるようにしたが、これに限定されることなく、
NICAM音声信号を消音(ミュート;MUTE)する
ようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、NICAM音声放送受信時、音声信号の内容をコン
トロールビットの内容に応じて、NICAM音声信号と
アナログ音声信号とを切り換えるポイントを変更する制
御回路を具備するようにしたため、NICAM音声信号
とアナログ音声信号が同一プログラムの場合には、弱電
界等でNICAM音声信号の音質が悪化したらすぐに感
度の良いアナログ音声信号に自動的に切り換える一方、
NICAM音声信号とアナログ音声信号が別プログラム
の場合にはNICAM音声信号とアナログ音声信号の情
報が違いという点から多少音質が悪化しても聞くに耐え
るレベルの間は自動切り換えを行なわないようにするこ
とで、ユーザーが行なう手動切り換えの頻度を必要最小
限まで下げることができるという利点が得られる。
【0024】また、本発明によれば、この制御回路は、
このコントロールビットの内容に応じて、このNICA
M音声信号とアナログ音声信号とを切り換えるポイント
を決定するための基準となるエラーレート値を変更する
エラーレート変更手段を備えるようにしたため、ユーザ
ーが行なう手動切り換えの頻度を必要最小限まで下げる
ことができるという利点が得られる。
【0025】また、本発明によれば、この制御回路は、
このコントロールビットの内容に応じて、このNICA
M音声信号とアナログ音声信号とを切り換えるポイント
を決定するための基準となるエラー数のカウント時間を
変更するカウント時間変更手段を備えるようにしたた
め、ユーザーが行なう手動切り換えの頻度を必要最小限
まで下げることができるという利点が得られる。
【0026】また、本発明によれば、制御回路は、この
コントロールビットの内容に応じて、このNICAM音
声信号とアナログ音声信号と切り換える際、音声出力を
遮断するようにしたため、ユーザーが行なう手動切り換
えの頻度を必要最小限まで下げることができるという利
点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例の構成を示すブロック
図である。
【図2】NICAM信号のデータ構成を示す概念図であ
る。
【図3】図1のしきい値変更処理のフローチャートであ
る。
【図4】図1例のサンプリング時間変更処理のフローチ
ャートである。
【図5】図1例のしきい値の変更タイミングを説明する
図である。
【符号の説明】
1‥‥アンテナ、2‥‥チューナ、3‥‥中間周波増幅
器、4‥‥NICAMデコーダ、5‥‥マイクロプロセ
ッサー、A,B‥‥‥しきい値、T1,T2‥‥‥サン
プリング時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/455 H04N 5/455

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル音声信号が多重化された信号を
    受信時、受信しているデジタル音声信号のエラーの発生
    回数が所定のしきい値を超えた場合に、前記受信してい
    る第1の音声信号から第2の音声信号に出力を切り換え
    ることを特徴とすくデジタル音声信号の受信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデジタル音声信号の受信
    方法において、前記エラーの発生回数を計数する時間を
    変更できるようにしたことを特徴とするデジタル音声信
    号の受信方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデジタル音声信号の受信
    方法において、前記出力の切り換え時、出力される音声
    信号を遮断することを特徴とするデジタル音声信号の受
    信方法。
  4. 【請求項4】 請求項1項記載のデジタル音声信号の受
    信方法において、前記信号がテレビ信号であり、前記テ
    レビ信号に関係して第1及び第2の音声信号が多重化さ
    れていることを特徴とするデジタル音声信号の受信方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のデジタル音声信号の受信
    方法において、前記制御回路が、前記エラーの発生回数
    を計数する時間を変更できるようにしたことを特徴とす
    るデジタル音声信号の受信方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のデジタル音声信号の受信
    方法において、前記制御回路が前記出力の切り換え時、
    出力される音声信号を遮断することを特徴とするデジタ
    ル音声信号の受信方法。
  7. 【請求項7】 デジタル音声信号が多重化された信号を
    受信する受信回路と、受信しているデジタル音声信号の
    エラーの発生回数が所定のしきい値を超えた場合に、前
    記受信している第1の音声信号から第2の音声信号に出
    力を切り換える制御回路とを備えたデジタル音声信号受
    信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101494754B (zh) * 2009-02-27 2011-01-05 深圳创维-Rgb电子有限公司 一种音频信号的处理方法、系统及电视机

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