JP2001007546A - 携帯端末機 - Google Patents

携帯端末機

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JP2001007546A
JP2001007546A JP11173054A JP17305499A JP2001007546A JP 2001007546 A JP2001007546 A JP 2001007546A JP 11173054 A JP11173054 A JP 11173054A JP 17305499 A JP17305499 A JP 17305499A JP 2001007546 A JP2001007546 A JP 2001007546A
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battery pack
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Takeshi Gomi
武志 五味
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の携帯端末機に対して簡単な改良を施す
ことで軽量化する方法はなかった。 【解決手段】 携帯端末機本体の電池パックとの当接面
に設けた孔部と、この孔部を被覆するように携帯端末機
本体と電池パックとの間に設けられ、携帯端末機の筐体
材質より比重の小さい弾性体からなり、防水性を有した
シール材とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は携帯電話やパソコ
ンなどの電池パックを着脱可能に装着する携帯端末機に
係り、特に外観・意匠を変えることなく、また、防水機
能を損なうことなく、携帯端末機を軽量化するための改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の携帯端末機(携帯電話)に
おける電池パック装着部周辺の構成を示す斜視図であ
る。図において、101は操作キーや表示部(図示省
略)を有し内部に機器の制御を行う電子回路基板(図示
省略)を内蔵した携帯端末機本体であり、ポリカーボネ
イトやABSなどの高分子樹脂材料でその筐体が構成さ
れている。102は携帯端末機本体101内の電子回路
基板の電極端子(図示省略)と電池用端子106を介し
て電気的に接続する電池セルを内蔵した電池パックで、
携帯端末機本体101の電池パック装着面101aにて
装着される。103は電池パック装着面101aに貼り
付けられ、携帯端末機本体101が水分と接触したこと
を確認するために水分が付着すると変色する材質で作ら
れた水分付着確認用シール、104は携帯端末機の製造
番号などを記載した銘板、105は携帯端末機本体10
1内の電子回路基板(図示省略)と電池パック102と
の間に挟まれるように携帯端末機本体101の中に設置
され、携帯端末機自身が発生する電磁波や外部の外乱電
磁波が携帯端末機本体101内の電子回路基板(図示省
略)に影響を及ぼすことを防止する電磁波シールド材
で、上記電子回路基板(図示省略)を覆うように設けら
れている。
【0003】次に概要について説明する。携帯端末機
は、電池パック102を携帯端末機本体101の電池パ
ック装着面101aに装着して使用される。この電池パ
ック装着面101aには、携帯端末機の出荷後のメンテ
ナンスなどに必要な製品番号などを記載した銘板104
が貼り付けられており、電池パック102によって隠さ
れて使用時の外観を損なわないようになっている。
【0004】また、電池パック102の携帯端末機本体
101への装着は、各々の部材に嵌合部などを設けて着
脱可能となっており、この装着部には防水シールなどの
防水機構は特に設けられていないが、電池パック装着面
101aに水分が付着していることに気づかずに電池パ
ック102を装着して電池用端子106間で短絡し内部
の電子回路基板を破損させてしまうことがないように、
電池パック装着面101aに水分付着確認用シール10
3が貼り付けられている。
【0005】この水分付着確認用シール103は水分が
付着すると変色し、電池パック装着面101aにおける
水分の存在の有無を容易に視認することができる。
【0006】上記のような携帯端末機は、近年の携帯時
における利便性を求める要望から電子回路基板上の素子
サイズの小型化や基板構造の改良、素子の実装方法の改
良などによって軽量化、小型化が進められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯端末機は以
上のように構成されているので、近年の携帯時における
利便性を求める要望から電子回路基板上の素子サイズの
小型化や基板構造の改良、素子の実装方法の改良などに
よって軽量化、小型化が進められているが、更にその他
の構成部品の改良により軽量化を実施するものである。
【0008】また、水分付着確認用シール、銘板及び電
磁波シールド材を別個に設けていたので部品点数が多く
なり、その貼付作業のための工数が増えるなどの課題が
あった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、電池パックの装着時の外観・意匠
を変えることなく、また、携帯端末機の防水機能を損な
うことなく軽量化することができる携帯端末機を得るこ
とを目的とする。
【0010】また、水分付着確認用シール、銘板及び電
磁波シールド材などを一つの部材に集約し部品点数を削
減することができる携帯端末機を得ることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る携帯端末
機は、携帯端末機本体の電池パックとの当接面に設けた
孔部と、この孔部を被覆するように携帯端末機本体と電
池パックとの間に設けられ、携帯端末機の筐体材質より
比重の小さい弾性体からなり、防水性を有したシール材
とを備えるものである。
【0012】この発明に係る携帯端末機は、水分に接触
すると変色するシール材を有するものである。
【0013】この発明に係る携帯端末機は、文字の記載
ができるシール材を有するものである。
【0014】この発明に係る携帯端末機は、電磁波のシ
ールド機能を有するシール材を有するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による携
帯端末機における電池パック装着部周辺の構成を示す斜
視図である。図において、1は操作キーや表示部(図示
省略)を有し内部に機器の制御を行う電子回路基板(図
示省略)を内蔵した携帯端末機本体であり、ポリカーボ
ネイトやABSなどの高分子樹脂材料でその筐体が構成
されている。1bは電池パック装着面(当接面)1aに
設けられた孔部であり、弾性シール材6によって被覆さ
れていない状態では携帯端末機本体1内の電子回路基板
(図示省略)が露出する。2は携帯端末機本体1内の電
子回路基板の電極端子(図示省略)と電池用端子7を介
して電気的に接続する電池セルを内蔵した電池パック
で、携帯端末機本体1の電池パック装着面1aにて装着
される。
【0016】3は電池パック装着面1aに貼り付けら
れ、携帯端末機本体1が水分と接触したことを確認する
ために水分が付着すると変色する材質で作られた水分付
着確認用シール、4は携帯端末機の製造番号などを記載
した銘板、5は携帯端末機本体1内の電子回路基板(図
示省略)と電池パック2との間に挟まれるように携帯端
末機本体1の中に設置され、携帯端末機自身が発生する
電磁波や外部の外乱電磁波が携帯端末機本体1内の電子
回路基板(図示省略)に影響を及ぼすことを防止する電
磁波シールド材で、上記電子回路基板(図示省略)を覆
うように設けられている。6は孔部1bを被覆する弾性
シール材(シール材)であり、携帯端末機の筐体を構成
する樹脂材料(筐体材質)より比重の小さく、弾性があ
り、さらに、水分の透過がない防水性を有したポリエス
テルフィルムなどで作成される。
【0017】次に概要について説明する。この実施の形
態1による携帯端末機は、電池パック2を携帯端末機本
体1の電池パック装着面1aに装着して使用する点は従
来の携帯端末機と同様である。従来の携帯端末機と異な
る点としては電池パック装着面1aに孔部1bを設けて
いる。この孔部1bは携帯端末機の筐体を軽量化するた
めに電池パック装着面1aに開けたもので、その開口部
の大きさはこれを被覆する弾性シール材6が電池パック
装着面1aと当接する貼りしろ部分の面積が確保できる
程度にする。上記のようにこの弾性シール材6は携帯端
末機の筐体を構成する樹脂材料より比重の小さい材質で
できている。これにより、孔部1bを設けることにより
携帯端末機の筐体から削除された重量と弾性シール材6
の重量の差分だけ、携帯端末機の重量を軽量化すること
ができる。
【0018】また、弾性シール材6は孔部1bを被覆
し、電池パック装着面1aと当接する貼りしろ部分で、
電池パック装着面1a上に接着される。この接着は耐水
性の良い接着剤または粘着テープなどで行われる。さら
に、弾性材からなるシール材6によって携帯端末機内部
を密閉するので、外部環境(温度、気圧など)の変化に
よって発生する携帯端末機の筐体内部の気圧と筐体外部
の気圧との間の気圧差による負荷を吸収することがで
き、上記負荷によって弾性シール材6がはがれて防水機
能が損なわれることがない。
【0019】出荷後のメンテナンスなどに必要な製品番
号などを記載した銘板4や携帯端末機本体1が水分と接
触したことを確認するために水分が付着すると変色する
材質で作られた水分付着確認用シール3は、上記弾性シ
ール材6の表面に貼り付けられる。これによって、電池
パック装着面1aに水分が付着していることに気づかず
に電池パック2を装着して電池用端子7間で短絡し携帯
端末機内部の電子回路基板(図示省略)を破損させてし
まうことがない。さらに、銘板4と水分付着確認用シー
ル3は電池パック2の装着時には電池パック2により隠
されるので、携帯端末機の外観に現れることはない。
【0020】以上のように、この発明の実施の形態1に
よれば、携帯端末機本体1の電池パック2との当接面で
ある電池パック装着面1aに設けた孔部1bと、この孔
部1bを被覆するように携帯端末機本体1と電池パック
2との間に設けられ、携帯端末機の筐体材質より比重が
小さく、弾性体からなり、防水性を有したシール材であ
る弾性シール材6とを備えたので、携帯端末機の外観・
意匠を変えることなく、内部の防水機能を損なうことな
く軽量化を実現することができる効果が得られる。
【0021】実施の形態2.上記実施の形態1では弾性
シール材に水分付着確認用シールを貼り付けるものであ
ったが、この実施の形態2は弾性シール材自体を水分が
付着すると変色するようにしたものである。
【0022】図2はこの発明の実施の形態2による携帯
端末機における電池パック装着部周辺の構成を示す斜視
図である。図において、6aは弾性シール材(シール
材)で、携帯端末機の筐体を構成する樹脂材料(筐体材
質)より比重の小さく、弾性があり、水分の透過がない
防水性を有しており、さらに、水分が付着すると変色す
る。なお、図1と同一構成要素は同一符号を付し重複し
た説明を省略する。
【0023】次に概要について説明する。この実施の形
態2による携帯端末機は、電池パック2を携帯端末機本
体1の電池パック装着面1aに装着して使用する。電池
パック装着面1aには孔部1bを設けており、この孔部
1bは携帯端末機の筐体を軽量化するために電池パック
装着面1aに開けたもので、その開口部の大きさはこれ
を被覆する弾性シール材6aが電池パック装着面1aと
当接する貼りしろ部分の面積が確保できる程度にする。
上記のようにこの弾性シール材6aは携帯端末機の筐体
を構成する樹脂材料より比重の小さい材質でできてい
る。これにより、孔部1bを設けることにより携帯端末
機の筐体から削除された重量と弾性シール材6aの重量
の差分だけ携帯端末機の重量を軽量化することができる
点は上記実施の形態1の携帯端末機と同様である。
【0024】弾性シール材6a自体が水分と接触すると
変色するので上記実施の形態1で示した水分付着確認用
シールは必要ない。これによって、電池パック装着面1
aに水分が付着していることに気づかずに電池パック2
を装着して電池用端子7間で短絡し携帯端末機内部の電
子回路基板(図示省略)を破損させてしまうことがな
い。また、弾性シール材6a全体が水分の付着で変色す
るので、上記実施の形態1の水分付着確認用シール3よ
り広い面積の水分付着確認を行うことができ、より安全
性を向上させることができる。なお、出荷後のメンテナ
ンスなどに必要な製品番号などを記載した銘板4は上記
弾性シール材6a表面に貼り付けられる。さらに、この
銘板4は電池パック2の装着時には電池パック2により
隠されるので、携帯端末機の外観に現れることはない。
【0025】また、弾性シール材6aは孔部1bを被覆
し、電池パック装着面1aと当接する貼りしろ部分で、
電池パック装着面1a上に接着される。この接着は耐水
性の良い接着剤または粘着テープなどで行われる。さら
に、弾性材からなるシール材6aによって携帯端末機内
部を密閉するので、外部環境(温度、気圧など)の変化
によって発生する携帯端末機の筐体内部の気圧と筐体外
部の気圧との間の気圧差による負荷を吸収することがで
き、上記負荷によって弾性シール材6aがはがれて防水
機能が損なわれることがない。
【0026】上記実施の形態で使用する弾性シール材6
aの材料としては市販されている水没シールを使用して
もよい。この水没シールは、例えば水性インクで文字な
どを表記した上質紙よりなり、水分が付着するとインク
がにじんで表面全体がインク色に変化する。また、この
水没シールを実施の形態1で示した弾性シール材6の表
面に貼り付けて使用してもよい。
【0027】以上のように、この発明の実施の形態2に
よれば、携帯端末機本体1の電池パック2との当接面で
ある電池パック装着面1aに設けた孔部1bと、この孔
部1bを被覆するように携帯端末機本体1と電池パック
2との間に設けられ、携帯端末機の筐体材質より比重の
小さく、弾性、防水性があり、さらに、水分が付着する
と変色する材料で作成した弾性シール材6aを備えたの
で、実施の形態1による効果の他に弾性シール材6a全
体が水分の付着で変色するので、上記実施の形態1の水
分付着確認用シール3より広い面積の水分付着確認を行
うことができ、より安全性を向上させることができる。
また、水分付着確認用シールを必要としないので、部品
点数や工数が減ることからコスト的にも有利となる。
【0028】実施の形態3.上記実施の形態では弾性シ
ール材に銘板を貼り付けるものであったが、この実施の
形態3は弾性シール材自体に文字を記載することができ
るようにしたものである。
【0029】図3はこの発明の実施の形態3による携帯
端末機における電池パック装着部周辺の構成を示す斜視
図である。図において、6bは文字を記載することがで
きる弾性シール材(シール材)で、図示の例では上記実
施の形態2で示した弾性シール材6aと同一の材質から
なる。なお、図1と同一構成要素は同一符号を付し重複
した説明を省略する。
【0030】次に概要について説明する。この実施の形
態3による携帯端末機は、電池パック2を携帯端末機本
体1の電池パック装着面1aに装着して使用する。電池
パック装着面1aには孔部1bを設けており、この孔部
1bは携帯端末機の筐体を軽量化するために電池パック
装着面1aに開けたもので、その開口部の大きさはこれ
を被覆する弾性シール材6bが電池パック装着面1aと
当接する貼りしろ部分の面積が確保できる程度にする。
上記のようにこの弾性シール材6bは携帯端末機の筐体
を構成する樹脂材料より比重の小さい材質でできてい
る。これにより、孔部1bを設けることにより携帯端末
機の筐体から削除された重量と弾性シール材6bの重量
の差分だけ携帯端末機の重量を軽量化することができる
点は上記実施の形態1の携帯端末機と同様である。
【0031】弾性シール材6bは表面に文字の記載をす
るので、上記実施の形態1で示した銘板4などは必要な
い。文字の記載方法としては弾性シール材6bの表面に
プリント印刷によって行ってもよいし、表面を加工して
凹凸により文字を表示するようにしてもよい。この場
合、プリント印刷と異なり印刷文字がはがれるようなこ
とはない。
【0032】また、弾性シール材6bは孔部1bを被覆
し、電池パック装着面1aと当接する貼りしろ部分で、
電池パック装着面1a上に接着される。この接着は耐水
性の良い接着剤または粘着テープなどで行われる。さら
に、弾性材からなるシール材6bによって携帯端末機内
部を密閉するので、外部環境(温度、気圧など)の変化
によって発生する携帯端末機の筐体内部の気圧と筐体外
部の気圧との間の気圧差による負荷を吸収することがで
き、上記負荷によって弾性シール材6bがはがれて防水
機能が損なわれることがない。
【0033】以上のように、この発明の実施の形態3に
よれば、携帯端末機本体1の電池パック2との当接面で
ある電池パック装着面1aに設けた孔部1bと、この孔
部1bを被覆するように携帯端末機本体1と電池パック
2との間に設けられ、携帯端末機の筐体材質より比重の
小さく、弾性、水分の透過のない防水性を有した弾性シ
ール材6bの表面に文字を記載するようにしたので、実
施の形態1による効果の他に銘板を必要としないので、
部品点数や工数が減ることからコスト的にも有利とな
る。
【0034】また、上記実施の形態に示したように弾性
シール材6bの材質を実施の形態2に示したもので作成
すれば、銘板に加えて水分付着確認用シールの機能を兼
用することができるので、さらに、部品点数や工数が減
ることからコスト的にも有利となる。
【0035】実施の形態4.上記実施の形態では電磁波
シールド材を使用するものであったが、この実施の形態
4は電磁波シールド材のかわりに弾性シール材に電磁波
シールド機能をもたせたものである。
【0036】図4はこの発明の実施の形態4による携帯
端末機における電池パック装着部周辺の構成を示す斜視
図である。図において、6cは電磁波シールド機能を有
する弾性シール材(シール材)である。なお、図1と同
一構成要素は同一符号を付し重複した説明を省略する。
【0037】次に概要について説明する。この実施の形
態4による携帯端末機は、電池パック2を携帯端末機本
体1の電池パック装着面1aに装着して使用する。電池
パック装着面1aには孔部1bを設けており、この孔部
1bは携帯端末機の筐体を軽量化するために電池パック
装着面1aに開けたもので、その開口部の大きさはこれ
を被覆する弾性シール材6cが電池パック装着面1aと
当接する貼りしろ部分の面積が確保できる程度にする。
上記のようにこの弾性シール材6cは携帯端末機の筐体
を構成する樹脂材料より比重の小さい材質でできてい
る。これにより、孔部1bを設けることにより携帯端末
機の筐体から削除された重量と弾性シール材6cの重量
の差分だけ携帯端末機の重量を軽量化することができる
点は上記実施の形態1の携帯端末機と同様である。
【0038】弾性シール材6cの構造を説明すると、図
示の例では実施の形態1で示した弾性シール材6と同様
な材質で作成された防水シール部6c1とアルミニウム
や銅などの金属薄膜よりなる電磁波シールド部6c2と
を貼り合わせて構成される。この弾性シール材6cの電
池パック装着面1aへの接着は、孔部1bを被覆し、電
池パック装着面1aと当接する貼りしろ部分6c3で、
電池パック装着面1a上に接着される。この接着は耐水
性の良い接着剤または粘着テープなどで行われる。この
とき、弾性シール材6cの電磁波シールド部6c2は携
帯端末機の接地電位と同電位になるように携帯端末機内
のシールド部に接続しておく。
【0039】上記実施の形態と同様にこのシール材6c
も弾性を有するので、携帯端末機内部を密閉したときに
外部環境(温度、気圧など)の変化によって発生する携
帯端末機の筐体内部の気圧と筐体外部の気圧との間の気
圧差による負荷を吸収することができ、上記負荷によっ
て弾性シール材6cがはがれて防水機能が損なわれるこ
とがない。
【0040】また、本発明におけるシール材の弾性は、
ゴムなどの一般的な弾性の概念に限るものでなく、単に
可撓性を有する程度の概念にもあてはまる。例えば、上
記実施の形態では弾性シール材6cを防水シール部6c
1と電磁波シールド部6c2との積層構造としたが、可
撓性を有するアルミニウム薄膜で構成した電磁波シール
ド部6c2のみで弾性シール材6cを構成してもよい。
【0041】さらに、実施の形態4による弾性シール材
6cに実施の形態2で示したような水分付着確認機能を
持たせてもよい。この場合、弾性シール材6cに水分付
着確認用材質を積層させるなどして行う。また、実施の
形態4による弾性シール材6cの表面に文字を記載する
ようにして銘板として使用できるようにしても良い。
【0042】以上のように、この発明の実施の形態4に
よれば、携帯端末機本体1の電池パック2との当接面で
ある電池パック装着面1aに設けた孔部1bと、この孔
部1bを被覆するように携帯端末機本体1と電池パック
2との間に設けられ、携帯端末機の筐体材質より比重の
小さい弾性体からなり、防水性を有したシール材である
弾性シール材6cとを備え、この弾性シール材6cに電
磁波シールド機能を持たせたので、実施の形態1による
効果の他に、実施の形態1から実施の形態3における電
磁波シールド材5を必要としないので、部品点数や工数
が減ることからコスト的にも有利となる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、携帯
端末機本体の電池パックとの当接面に設けた孔部と、こ
の孔部を被覆するように携帯端末機本体と電池パックと
の間に設けられ、携帯端末機の筐体材質より比重の小さ
い弾性体からなり、防水性を有したシール材とを備えた
ので、携帯端末機の外観・意匠を変えることなく、内部
の防水機能を損なうことなく軽量化を実現することがで
きる効果がある。
【0044】この発明によれば、水分に接触すると変色
するシール材を有するので、上記段落0043に記載し
た効果の他に、水分付着確認用シールより広い面積の水
分付着確認を行うことができ、より安全性を向上させる
ことができる効果がある。また、水分付着確認用シール
を必要としないので、部品点数や工数が減ることからコ
スト的にも有利とする効果がある。
【0045】この発明によれば、文字の記載をすること
ができるシール材を有したので、上記段落0043に記
載した効果の他に銘板などの文字プレートを必要とせ
ず、部品点数や工数が減ることからコスト的にも有利と
する効果がある。
【0046】この発明によれば、電磁波のシールド機能
を有するシール材を有するので、上記段落0043に記
載した効果の他に別個に電磁波シールド材を必要とせ
ず、部品点数や工数が減ることからコスト的にも有利と
する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による携帯端末機に
おける電池パック装着部周辺の構成を示す斜視図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態2による携帯端末機に
おける電池パック装着部周辺の構成を示す斜視図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態3による携帯端末機に
おける電池パック装着部周辺の構成を示す斜視図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態4による携帯端末機に
おける電池パック装着部周辺の構成を示す斜視図であ
る。
【図5】 従来の携帯端末機における電池パック装着部
周辺の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 携帯端末機本体、1a 電池パック装着面(当接
面)、1b 孔部、2電池パック、6,6a,6b,6
c 弾性シール材(シール材)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池パックを着脱可能に装着する携帯端
    末機において、 携帯端末機本体の上記電池パックとの当接面に設けた孔
    部と、 この孔部を被覆するように上記携帯端末機本体と上記電
    池パックとの間に設けられ、上記携帯端末機の筐体材質
    より比重の小さい弾性体からなり、防水性を有したシー
    ル材とを備えたことを特徴とする携帯端末機。
  2. 【請求項2】 シール材は、 水分に接触すると変色することを特徴とする請求項1記
    載の携帯端末機。
  3. 【請求項3】 シール材は、 文字の記載ができることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の携帯端末機。
  4. 【請求項4】 シール材は、 電磁波のシールド機能を有することを特徴とする請求項
    1から請求項3のうちいずれか1項記載の携帯端末機。
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