JP2001006783A - 圧着端子 - Google Patents

圧着端子

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JP2001006783A
JP2001006783A JP11171120A JP17112099A JP2001006783A JP 2001006783 A JP2001006783 A JP 2001006783A JP 11171120 A JP11171120 A JP 11171120A JP 17112099 A JP17112099 A JP 17112099A JP 2001006783 A JP2001006783 A JP 2001006783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crimp terminal
conductor
barrel
electric wire
point alloy
Prior art date
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Pending
Application number
JP11171120A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Suzuki
雅雄 鈴木
Katsumi Chiaki
克己 千明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触抵抗を低くして、通電時の温度上昇を抑
えることができると共に、組み立て工程の自動化が容易
である、圧着端子の構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 接続する電線の導体を固定する導体バレ
ル3と電線の被覆部を固定する絶縁バレル4を有する圧
着端子1において、導体バレル3の表面5に、あらかじ
め低融点合金層6を形成している。そして、低融点合金
層6の厚さを、0.05mm以上の厚さにすることで解
決している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線に取り付けら
れる圧着端子に係り、特に導体バレルを有する圧着端子
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6〜図9は、従来の圧着端子を示した
ものである。
【0003】圧着端子61は、図6〜図9に示すよう
に、必要に応じてスズなどのメッキを施した端子で、接
続部62と、電線の導体を固定する導体バレル63と、
電線の被覆部を固定する絶縁体バレル64で構成され
る。
【0004】この圧着端子61は、電線85の導体86
を導体バレル63で巻き付けると共に、電線85の被覆
部を絶縁体バレル64で巻き付けて、それぞれ圧着固定
し、さらに必要に応じて、導体バレル63の外周部に半
田付けを行って、電線85に取り付けられる。
【0005】このようにして、圧着端子61と電線85
の接触抵抗を低くして、通電時の温度上昇を抑えてい
る。
【0006】また、特開昭64−60978、特開昭6
4−60979、特開平2−265183、特開平4−
73872、特開平6−223907号公報に、関連技
術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
圧着端子61では、導体86を導体バレル63で圧着固
定した後で、導体バレル63の外周部に半田付けを行わ
ねばならず、その組み立て工程の自動化が困難であると
共に、この半田付けを行うために高度な技術が必要であ
るという問題がある。
【0008】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、接触抵抗を低くして、通電時の温度上昇を抑えるこ
とができると共に、圧着後の半田付け工程を省略するこ
とにより、組み立て工程の自動化が容易である、圧着端
子の構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、接続する電線の導体を固定する導体バレル
と電線の被覆部を固定する絶縁バレルを有する圧着端子
において、導体バレルの表面に、あらかじめ低融点合金
層を形成している。そして、低融点合金層の厚さは、
0.05mm以上の厚さにしている。
【0010】上記構成により、本発明の圧着端子は、圧
着端子の導体バレルと導体との接触部で生じる接触抵抗
を低くして、通電時の温度上昇を抑えることができる。
さらに、圧着後の半田付け工程を省略することができる
ので、組み立て工程の自動化が容易である圧着端子が実
現できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適一実施の形
態を添付図面にしたがって説明する。
【0012】図1〜5は、本発明の好適一実施の形態で
ある圧着端子を示し、図1は、スズなどのメッキを施し
た板材から切り離す前の平面図、図2は、完成状態の平
面図、図3は、完成状態の側面図、図4は、電線に取り
付けた状態の側面図、図5は、図4に示した圧着端子1
のA−A線断面図を示したものである。
【0013】本発明の圧着端子1は、図1〜図3に示す
ように、スズなどのメッキを施した板材から打ち抜かれ
た状態で、ランナー7を基幹として、まず、ランナー7
に開けられた位置決め穴8の位置に、ランナー7に対し
て垂直方向に設けられる狭い首部を介して、横広な長方
形状に形成される絶縁体バレル4を設け、次に、同様な
首部を介して、絶縁体バレル4よりは小さい、横広な長
方形状に形成される導体バレル3を設け、さらに、同じ
く首部を介して、先端が略矩形状に形成される接続部2
を設けており、導体バレル3の表面5に、あらかじめ低
融点合金層6が形成されている。
【0014】ここで形成される低融点合金層6の半田の
厚さは、0.05mm未満の厚さでは、期待する接触抵
抗の低下が得られないので、0.05mm以上の厚さに
することが好ましい。
【0015】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0016】図4および図5に示すように、電線9の導
体10を、導体バレル3で巻き付けて圧着すると、導体
バレル3が、電線9の導体10に食い込んで、この部分
が固定され、電線9の被覆部を、絶縁体バレル4で巻き
付けて圧着すると、絶縁体バレル4が、電線9の被覆部
に食い込んで、この部分が固定される。
【0017】そして、導体バレル3の外周部に、低融点
合金層6の溶融温度以上の熱を加え、低融点合金層6の
半田などを溶融すると、導体バレル3と電線9の導体1
0とが低融点合金で接合され、電線9に、圧着端子1が
取り付けられる。
【0018】本発明の圧着端子1は、電線9に、上記の
ように取り付けられるので、図4に示した圧着端子1の
A−A線断面図である図5に示すように、導体バレル3
で圧着された導体10の表面にも、半田付けを行うこと
が可能となり、圧着端子1の導体バレル3と導体10と
の接触部で生じる接触抵抗を低くすることができ、これ
により、通電時の温度上昇を抑えることができる。
【0019】したがって、圧着端子1の先端部の接続部
2を、電源プラグとして用いる際に、接続部2の絶縁抵
抗の低下にともなうトラッキング火災などを防止する効
果も得られる。
【0020】また、導体バレル3の表面5にあらかじめ
低融点合金層6を形成させているので、低融点合金層6
の、半田量および位置を一定にすることが容易で、圧着
端子1の品質をより安定させることが可能である。
【0021】そして、本発明の圧着端子1は、圧着後の
半田付け工程を省略することができ、圧着後に導体バレ
ル3の外周部を加熱するだけで、半田付けを行うことが
できるので、高度な半田付け技術を必要としない。
【0022】すなわち、圧着から半田付けの一連の作業
である、組み立て工程の自動化が容易である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のごとき優れた効果を発揮する。
【0024】(1)接触抵抗を低くすることができ、こ
れにより、通電時の温度上昇を抑えることができる。
【0025】(2)組み立て工程の自動化が容易であ
る。
【0026】(3)低融点合金の、半田量および位置を
一定にすることが容易で、圧着端子の品質を、より安定
させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適一実施の形態を示す平面図であ
る。
【図2】図1に示した圧着端子の完成状態の平面図であ
る。
【図3】図2に示した圧着端子の側面図である。
【図4】図2の圧着端子を電線に取り付けた状態を示す
側面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】従来の圧着端子の平面図である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】図6の圧着端子を電線に取り付けた状態を示す
側面図である。
【図9】図6のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 圧着端子 2 接続部 3 導体バレル 4 絶縁体バレル 5 表面 6 低融点合金層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続する電線の導体を固定する導体バレ
    ルと、電線の被覆部を固定する絶縁バレルを有する圧着
    端子において、導体バレルの表面に、あらかじめ低融点
    合金層を形成したことを特徴とする圧着端子。
  2. 【請求項2】 低融点合金層の厚さは、0.05mm以
    上の厚さである請求項1記載の圧着端子。
  3. 【請求項3】 低融点合金層を半田で形成した請求項1
    または2記載の圧着端子。
JP11171120A 1999-06-17 1999-06-17 圧着端子 Pending JP2001006783A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106450810A (zh) * 2016-11-07 2017-02-22 许继集团有限公司 一种端子接线结构、压接工艺和压接模具
CN114207956A (zh) * 2019-08-09 2022-03-18 株式会社自动网络技术研究所 带端子的电线

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106450810A (zh) * 2016-11-07 2017-02-22 许继集团有限公司 一种端子接线结构、压接工艺和压接模具
CN106450810B (zh) * 2016-11-07 2019-07-19 许继集团有限公司 一种端子接线结构、压接工艺和压接模具
CN114207956A (zh) * 2019-08-09 2022-03-18 株式会社自动网络技术研究所 带端子的电线
CN114207956B (zh) * 2019-08-09 2023-09-29 株式会社自动网络技术研究所 带端子的电线

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