JP2001006318A - テープカセット用テープリール - Google Patents

テープカセット用テープリール

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JP2001006318A
JP2001006318A JP16903999A JP16903999A JP2001006318A JP 2001006318 A JP2001006318 A JP 2001006318A JP 16903999 A JP16903999 A JP 16903999A JP 16903999 A JP16903999 A JP 16903999A JP 2001006318 A JP2001006318 A JP 2001006318A
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JP
Japan
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reel
tape
convex wall
upper flange
flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP16903999A
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English (en)
Inventor
Masaru Fujita
勝 藤田
Kunihiko Kaneda
邦彦 金田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リールハブやリールフランジの面振れ精度を
悪化させることがなく、環境変化の中でも立ち上がりテ
ープのずり上がりが生じないテープカセット用テープリ
ールを提供する。 【解決手段】 リールハブ4の外筒2の上端面に凸壁1
0を設け、その凸壁10を上フランジ5の穴部11に嵌
入させるとともに、内周側において対向する穴部と凸壁
の対向側面をテーパ面10a,11aとし、外周側にお
いて対向する凸壁と穴部の側面間に隙間12を設け、テ
ーパ面11aが一部を構成する穴部11に臨んだ上フラ
ンジ5の内周部に、凸壁10の挿入方向に沿って弾性変
形する弾性部13を設けて、弾性部13によって凸壁1
0を外方へ押圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテープカセット用テ
ープリールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のテープカセット用テープリール
は、たとえば図6に示したようなものであり、外部から
の駆動手段を受け入れる内筒1とテープの巻芯となる外
筒2とを下フランジ3の中央部に同心状に立ち上げたリ
ールハブ4と、上フランジ5からなるリールフランジ6
とを、内筒1に形成した複数個の溶着ボス7を上フラン
ジ5に形成した嵌合穴8に挿入することにより、外筒2
と上フランジ5とが直接には全く接触しないか、外筒2
のみがテープ巻きつけ力を受ける程度に接触する状態に
組み立てていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うな従来のテープカセット用テープリールでは、温度変
化や湿度変化等の環境変化によって、テープ巻きつけ力
を受けている外筒2の上フランジ5側の径が縮み、立ち
上がりテープが上フランジ5側にずり上がって、磁気テ
ープの劣化、ひいては記録内容の劣化を来たすおそれが
あった。
【0004】これを防止するために、図7に示すよう
に、リールフランジ6側から垂下して外筒2の内面に嵌
合する円環状補強壁9を設けることが提案されたが、外
筒2と補強壁9との間に隙間があっては効果がなく、逆
に嵌合がきついとリールハブ4やリールフランジ6の面
振れに悪影響を及ぼすため、高い嵌合精度が求められる
ことになり、大量生産されるテープリールには実施され
ていないのが現状である。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、リー
ルハブやリールフランジの面振れ精度を悪化させること
がなく、環境変化の中でも立ち上がりテープのずり上が
りが生じないテープカセット用テープリールを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、リールハブの外筒の上端面に凸壁を設け、
その凸壁を上フランジの穴部に嵌入させ、内周側の凸壁
と穴部の側面どうしを圧接させることで、外筒における
上フランジ側の径が縮むのを防止するようにしたもので
ある。
【0007】また、上記穴部を外周側に間隙を設けて形
成するとともに、穴部に臨んだ上フランジの内周部に、
凸壁の嵌入に伴って弾性変形する弾性部を設けること
で、弾性部の反力を、凸壁を外方に押圧して外筒を広げ
る力として作用させるようにしたものである。またその
際に、弾性部と隙間との存在によって、リールハブやリ
ールフランジに変形が伝わらないようにしたものであ
る。
【0008】したがって、リールハブやリールフランジ
の面振れに悪影響を及ぼすことなく、外筒の変形を防止
することができ、環境変化の中でも立ち上がりテープの
ずり上がりが生じないテープカセット用テープリールを
実現できる。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1の記載の発明は、外部か
らの駆動手段が嵌入する内筒とテープの巻芯となる外筒
とを下フランジの中央部に同心状に立ち上げたリールハ
ブと、上フランジをなすリールフランジとを、内筒と上
フランジの対向部位において固着したテープリールであ
って、リールハブの外筒の上端面に複数個の凸壁を円周
方向に沿って間隔をおいて設け、上フランジに、前記凸
壁がそれぞれ嵌入する複数個の穴部を凸壁の外周側面と
の間に間隙を設けて形成し、内周側において互いに対向
する凸壁と穴部の少なくとも一方の対向側面をテーパ面
として形成し、前記対向側面が一部を構成する穴部に臨
んだ上フランジの内周部に、凸壁の挿入方向に沿って先
端側が弾性変形し、その反力で、前記対向側面において
凸壁を外方へ押圧する弾性部を設けたことを特徴とす
る。
【0010】請求項2の記載の発明は、請求項1記載の
構成において、弾性部は、半径方向に沿う平坦部の両側
に、平坦部よりも厚みの薄い薄肉部を配した構成とした
ことを特徴とする。請求項3の記載の発明は、請求項1
記載の構成において、弾性部は、半径方向に沿う平坦部
の両側に貫通穴部を形成した構成としたことを特徴とす
る。
【0011】以下、本発明の実施の形態を図面に基き具
体的に説明する。図1〜図4において、本発明の一実施
形態におけるテープカセット用テープリールは、先に図
5を用いて説明した従来のものとほぼ同様の構成を有し
ているので、従来のものと同様の作用を有する部材に図
5と同じ符号を付して説明する。このテープカセット用
テープリールは、外部からの駆動手段を受け入れる内筒
1とテープの巻芯となる外筒2とを下フランジ3の中央
部に同心状に立ち上げたリールハブ4と、上フランジ5
からなるリールフランジ6とを、内筒1に形成した複数
個の溶着ボス7を上フランジ5に形成した嵌合穴8に挿
入することにより、一体化している。
【0012】図1にAで示した部分では、図2〜図4に
詳細に示したように、リールハブ4の外筒2の上端面
に、複数個の凸壁10を円周方向に沿って間隔をおいて
設けており、上フランジ5に、前記凸壁10がそれぞれ
嵌入する複数個の穴部11を、外周側において対向する
凸壁10と穴部11の側面どうしの間に間隙12を設け
て形成している。
【0013】内周側において対向する凸壁10と穴部1
1の側面はそれぞれ、凸壁10の挿入方向に沿って外方
に傾斜したテーパ面10a,11aとして形成してい
る。テーパ面10aが一部を構成する穴部11に臨んだ
上フランジ5の内周部には、凸壁10の挿入に伴ってそ
の挿入方向に沿って先端側が弾性変形し、テーパ面10
aにおいて凸壁10のテーパ面10aに圧接する弾性部
13を設けている。
【0014】弾性部13は、中央部を半径方向に沿う平
坦部14として残し、平坦部14の両側に、平坦部14
よりも板厚の薄い薄肉部15を所定長さだけ、両側が平
坦部14および周囲部分と連続する状態に配したもので
あり、この薄肉部15の存在によって、凸壁10の挿入
方向に沿って容易に弾性変形可能である。このような構
成によれば、外筒15の上端面の凸壁10が上フランジ
5の穴部11に嵌入しており、また穴部11の内部に凸
壁10を挿入する際に挿入方向(矢印B)に沿って、矢
印Cで示す方向に弾性変形した弾性部13の反力が、凸
壁10を外方(矢印D)に押圧し、外筒2を放射状に広
げる力として作用しているため、テープ巻きつけ力を受
けている外筒2の上フランジ側の径が温度変化や湿度変
化等の環境変化で縮み易い状況でも、外筒2の内方への
変形を防止することができる。その際に、弾性部13と
隙間12とが存在するため、リールハブ4やリールフラ
ンジ6に変形が伝わることはない。
【0015】つまり、リールハブ4やリールフランジ6
の面振れに悪影響を及ぼすことなく、外筒2の変形を防
止することができ、環境変化の中でも立ち上がりテープ
のずり上がりが生ず、磁気テープの劣化、ひいては記録
内容の劣化が起こるおそれはない。しかも、あえて隙間
12を設けた構造であるため、凸壁10や穴部11に高
い嵌合精度を要さず、組立ての際も、凸壁10を穴部1
1の内部に挿入してテーパ面11aに沿って滑らせ、テ
ーパ面10a,11aどうしを圧接させることで、外筒
2を容易に所定位置に配置することができる。したがっ
て、大量生産に適した構造といえる。
【0016】図5に示したように、弾性部13は、中央
部を半径方向に沿う平坦部14として残し、平坦部14
の両側に、貫通穴部16を配した構成としてもよく、貫
通穴部16を有した弾性部13も、凸壁10の挿入方向
に沿って容易に弾性変形する。なお、内周側において対
向する凸壁と穴部の少なくとも一方の側面のみをテーパ
面としてもよく、たとえば穴部の側面のみを、上記と同
様に凸壁の挿入方向に沿って外方に傾斜したテーパ面と
して形成して、凸壁の上端縁と圧接させるようにして
も、同様の効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、リールハ
ブの外筒の上端面に凸壁を設け、その凸壁を上フランジ
の穴部に嵌入させるとともに、内周側において対向する
穴部と凸壁の少なくとも一方の対向側面をテーパ面と
し、外周側において対向する凸壁と穴部の側面間に隙間
を設け、前記穴部の対向側面が一部を構成する穴部に臨
んだ上フランジの内周部に、凸壁の挿入方向に沿って弾
性変形する弾性部を設けて、弾性部によって凸壁を外方
へ押圧するようにした。
【0018】これにより、リールハブやリールフランジ
の面振れに悪影響を及ぼすことなく、外筒の内方への変
形を防止することができ、環境変化の中でも立ち上がり
テープのずり上がりが生ず、磁気テープの劣化を防止す
ることができ、記録内容の保存状態を良好にすることが
できる。しかも、あえて隙間を設けた構造であるため、
凸壁や穴部に高い嵌合精度を要さず、組立ての際も、凸
壁を穴部の内部に挿入してテーパ面に沿って滑らせるこ
とで、外筒を容易に所定位置に配置することができ、大
量生産に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるテープリールの縦
断面図
【図2】図1に示したテープリールの平面図
【図3】図1のテープリールにおける嵌合部を示した一
部拡大縦断面図
【図4】図1のテープリールにおける嵌合部を示した一
部拡大斜視図
【図5】本発明の他の実施形態におけるテープリールの
嵌合部を示した一部拡大縦断面図
【図6】従来のテープリールの縦断面図
【図7】従来の他のテープリールの縦断面図
【符号の説明】
1 内筒 2 外筒 3 下フランジ 4 リールハブ 5 上フランジ 6 リールフランジ 10 凸壁 11 穴部 10a,11a テーパ面 12 隙間 13 弾性部 14 平坦部 15 薄肉部 16 貫通穴部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの駆動手段が嵌入する内筒とテ
    ープの巻芯となる外筒とを下フランジの中央部に同心状
    に立ち上げたリールハブと、上フランジをなすリールフ
    ランジとを、内筒と上フランジの対向部位において固着
    したテープリールであって、 リールハブの外筒の上端面に複数個の凸壁を円周方向に
    沿って間隔をおいて設け、 上フランジに、前記凸壁がそれぞれ嵌入する複数個の穴
    部を凸壁の外周側面との間に間隙を設けて形成し、 内周側において互いに対向する凸壁と穴部の少なくとも
    一方の対向側面をテーパ面として形成し、 前記対向側面が一部を構成する穴部に臨んだ上フランジ
    の内周部に、凸壁の挿入方向に沿って先端側が弾性変形
    し、その反力で、前記対向側面において凸壁を外方へ押
    圧する弾性部を設けたことを特徴とするテープカセット
    用テープリール。
  2. 【請求項2】 弾性部は、半径方向に沿う平坦部の両側
    に、平坦部よりも板厚保の薄い薄肉部を配した構成とし
    たことを特徴とする請求項1記載のテープカセット用テ
    ープリール。
  3. 【請求項3】 弾性部は、半径方向に沿う平坦部の両側
    に貫通穴部を形成した構成としたことを特徴とする請求
    項1記載のテープカセット用テープリール。
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