JP2001005323A - 画像形成装置に使用されるオイル塗布ローラ - Google Patents

画像形成装置に使用されるオイル塗布ローラ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】微量のオフセット防止オイルを長期にわたって
安定に塗布し得るオイル塗布ローラを提供する。 【解決手段】芯金(12)の外周面を覆うように形成さ
れ、使用するオフセット防止オイルに対して実質的に膨
潤性を示さない多孔質弾性体からなるオイル保持・供給
層(14)を備える。オイル保持・供給層(14)内に
はオフセット防止オイルとゴム等の硬化性オイル保持材
とが含浸され、硬化性オイル保持材は硬化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、レーザービームプリンタ等の電子写真式画像形成
装置の定着ユニットに使用されるオイル塗布ローラに関
する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式画像形成装置は、基本的に、
所定の画像情報に基づいて感光ドラムを露光して感光ド
ラム上に静電潜像を形成するための静電潜像形成ユニッ
トと、感光ドラム上に形成された静電潜像に現像ローラ
からトナーを供給・付着させて静電潜像に対応するトナ
ー像(可視像)を形成するための現像ユニットと、感光
ドラム上に形成されたトナー像を記録紙に転写させるた
めの転写ユニットと、記録紙上に転写されたトナー像を
記録紙に強固に固着させるための定着ユニットを備え
る。
【0003】定着ユニットでは、未定着トナー像を担持
する記録紙に定着ローラや定着ベルト等を介して圧力と
熱のエネルギーをトナー像に付与する。トナー像のトナ
ーは、エネルギーの付与とともに半溶融状態になり、記
録紙へ浸透し定着が完了する。定着の際のトナーは、粘
着性を帯びているので、トナーと接する定着ローラまた
は定着ベルトの表面には、オフセットを防止するため
に、オイル塗布ローラからオフセット防止オイル(例え
ば、シリコーンオイル)が塗布される。このようなオイ
ル塗布ローラは、オフセット防止オイルを微量(通常、
0.5〜2mg/A4紙の範囲内)で、しかも長期にわ
たって安定に塗布し得ることが要望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、かかるオイル塗
布ローラとして、芯金の回りにアラミドペーパー等の不
織紙を巻きつけ、これにシリコーンオイルを含浸させる
とともに、このオイル含浸不織紙を覆ってさらに別の不
織布を設けた構成のオイル塗布ローラが知られている。
しかしながら、このオイル塗布ローラは、オイル塗布に
必要な定着ローラまたは定着ベルトとの間のニップを低
荷重の下で安定に形成することができないため、オイル
塗布量が経時的に不均一になることがわかった。また、
最上層の不織布は、離型性が劣るばかりでなく、トナー
で汚染され、目詰まりする結果、オイル塗布量が不均一
となることもわかった。
【0005】また、オイル塗布ローラとして、芯金の回
りにシリコーンスポンジ層を設け、これにシリコーンオ
イルを含浸させるとともに、このシリコーンオイル含浸
スポンジ層を覆ってさらにアラミドフェルト等の不織布
を設けた構成のオイル塗布ローラも知られている。しか
しながら、このオイル塗布ローラにおいては、シリコー
ンスポンジにシリコーンオイルを含浸させる際に、シリ
コーンオイルがシリコーンスポンジを膨潤させながら、
含浸されるため、オイルの含浸量が十分でなく、オイル
塗布寿命が短いことがわかった。また、このオイル塗布
ローラは、オイルが塗布されるにつれて表面の硬度が増
加するため、定着ベルトとの間のニップ幅が小さくな
り、オイル塗布量が減少することもわかった。また、最
上層の不織布は、上に述べたオイル塗布ローラにおける
不織布と同様の不利点をもたらす。
【0006】このように、従来のオイル塗布ローラは、
微量のオフセット防止オイルを長期にわたって安定に塗
布し得るものではなかった。
【0007】従って、本発明は、微量のオフセット防止
オイルを長期にわたって安定に塗布し得るオイル塗布ロ
ーラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、オフセット防止オイル
を保持・供給するオイル保持・供給層をオフセット防止
オイルに対し実質的に膨潤性を示さない多孔質弾性体で
構成し、これにオフセット防止オイルとともに硬化性ゴ
ムを含浸させた後、ゴムを硬化させることにより所期の
目的が達成し得ることを見いだした。本発明は、この知
見に基づく。
【0009】すなわち、本発明によれば、芯金と、この
芯金の外周面を覆うように形成され、使用するオフセッ
ト防止オイルに対して実質的に膨潤性を示さない多孔質
弾性体からなるオイル保持・供給層とを備え、該オイル
保持・供給層内にオフセット防止オイルと硬化性オイル
保持材とを含有する混合物が含浸され、該硬化性オイル
保持材は硬化されていることを特徴とするオイル塗布ロ
ーラが提供される。
【0010】また、本発明によれば、芯金と、この芯金
の外周面を覆うように形成された多孔質メラミン樹脂弾
性体からなるオイル保持・供給層とを備え、該オイル保
持・供給層内にオフセット防止オイルと硬化性オイル保
持材とを含有する混合物が含浸され、該硬化性オイル保
持材は硬化されていることを特徴とするオイル塗布ロー
ラが提供される。
【0011】さらに、本発明によれば、使用するオフセ
ット防止オイルに対して実質的に膨潤性を示さない多孔
質弾性体からなるオイル保持・供給層を最外層として備
え、該オイル保持・供給層内には該オイル保持・供給層
からのオイル吐出量が実質的に一定となるようにオフセ
ット防止オイルと硬化性オイル保持材との混合物が含浸
されていることを特徴とするオイル塗布ローラが提供さ
れる。
【0012】本発明において、硬化性オイル保持材は硬
化性ゴムであることができる。また、オフセット防止オ
イルがシリコーンオイルからなり、硬化性オイル保持材
が二液型硬化性シリコーンゴムまたは一液型硬化性シリ
コーンゴムからなることがさらに好ましい。
【0013】また、本発明において、オフセット防止オ
イルと硬化性オイル保持材とは、初期重量比約1:1な
いし20:1の割合で含浸されていることが好ましい。
【0014】さらに、本発明の1つの好ましい態様にお
いて、オイル保持・供給層は、その外周上に、少なくと
も該多孔質に起因する弾性体の表面の孔部を埋める表層
を有する。この表層は、オフセット防止オイルと硬化性
オイル保持材との混合物を含むものであり得る。
【0015】さらに、本発明のオイル塗布ローラは、1
%以上の表面光沢度を示す。特に、本発明のオイル塗布
ローラが上記表層を有するとき、該オイル塗布ローラは
3%以上の表面光沢度を示し得る。
【0016】また、本発明のオイル塗布ローラは、いわ
ゆる正クラウン形状を有することが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明をより詳しく説明す
る。
【0018】図1に本発明の一実施の形態に係るオイル
塗布ローラの断面を概略的に示す。
【0019】図1に示すように、本発明のオイル塗布ロ
ーラ10は、基本的に、円柱状の芯金(ローラ本体)1
2と、この芯金12の円柱面を実質的に全面的に覆って
設けられたオイル保持・供給層14を備える。以後詳述
するように、オイル保持・供給層14には、オフセット
防止オイルと硬化性オイル保持材との混合物が含浸さ
れ、硬化性オイル保持材は硬化されている。
【0020】本発明において、芯金12は、通常の芯金
と特に異なるものではなく、鉄等の金属で作製すること
ができる。
【0021】芯金12を覆って設けられたオイル保持・
供給層14は、本発明のオイル塗布ローラの最外層を構
成するものであり、使用するオフセット防止オイルに対
して実質的に膨潤性を示さない多孔質弾性体からなる。
【0022】ここで、実質的に膨潤性を示さないとは、
オイル保持・供給層14に対し、使用しようとするオフ
セット防止オイルを最大限に含浸させたときでも、当該
オイル保持・供給層14の体積が実質的に増大しないこ
とをいう。体積増大の程度は、5%以下であることが好
ましく、2%以下であることがより好ましく、0%であ
ることが最も好ましい。
【0023】また、本発明において、多孔質とは、オイ
ル保持・供給層14が連続気泡型の多孔質であることを
意味する。なお、本発明のオイル保持・供給層14は、
発泡倍率が90〜100倍であり得る。さらに、本発明
のオイル保持・供給層14は、自重量の約100倍量の
オイルを含浸させ得る。
【0024】また、本発明のオイル保持・供給層14
は、弾性体であるが、この弾性体は、JISハンドブッ
ク19 ゴム 1997の第29頁に定義されているゴ
ム状弾性を有する弾性体であることを意味する。
【0025】なお、オイル保持・供給層14は、厚さが
薄すぎると、所要量のオイルを含浸させることができ
ず、また厚すぎるとオイルと硬化性オイル保持材の混合
物が均一に含浸されないおそれがある。オイル保持・供
給層14の厚さは、1mm〜25mmの範囲内にあるこ
とが好ましい。
【0026】このようなオイル保持・供給層14を構成
する多孔質弾性体としては、多孔質メラミン樹脂が特に
好ましい。そのような多孔質メラミン樹脂は、例えば、
BASF社からBasotectという商品名で製造され、市販
されている。
【0027】さて、オイル保持・供給層14には、オフ
セット防止オイルと硬化性オイル保持材との混合物が含
浸されており、硬化性オイル保持材は硬化されている。
【0028】オフセット防止オイルとしては、ジメチル
シリコーンオイル等の通常使用されているシリコーンオ
イルを好適に用いることができる。
【0029】硬化性オイル保持材は、オフセット防止オ
イルとの混合物の形態でオイル保持・供給層14内に含
浸されるので、該混合物は、オイル保持・供給層14内
に含浸し得る流動性を示すものであればよい。従って、
硬化性オイル保持材としては、液状ゴムのみならず、コ
ンパウンド状のゴムを用いることができる。しかしなが
ら、本発明においては、液状ゴムが好適に使用され、特
に液状シリコーンゴムが好ましい。そのような液状シリ
コーンゴムは市販されており、例えば、信越化学社製の
室温硬化性の二液型シリコーンゴムKE108(縮合硬
化型)を使用することができる。
【0030】また、本発明においては、硬化性オイル保
持材として一液型の硬化性シリコーンゴムも好ましく使
用できる。一液型の硬化性シリコーンゴムとしては、脱
アセトン硬化型、脱オキシム硬化型、脱酢酸硬化型、脱
アルコール硬化型の一液型室温硬化性シリコーンゴムを
例示することができ、特に、脱アセトン硬化型、脱オキ
シム硬化型および脱酢酸硬化型の一液型室温硬化性シリ
コーンゴムが接着力に優れているので好ましい。これら
一液型硬化性シリコーンゴムは、空気中の水分により容
易に硬化し得る。このような一液型硬化性シリコーンゴ
ムは、信越化学社からKEシリーズの室温硬化型ゴムと
して市販されている。
【0031】オフセット防止オイルと硬化性オイル保持
材とは、好ましくは初期重量比(すなわち、オイル塗布
ローラを製造するためにオイル保持・供給層14に含浸
させる際の重量比)約1:1〜20:1、より好ましく
は、重量比約5:1〜約10:1の範囲内で使用するこ
とができ、この範囲内であれば、本発明のオイル塗布ロ
ーラは、ほぼ一定のオイル塗布量(0.5〜2mg/A
4紙の範囲内でほぼ一定)を示し得る。本発明は理論に
より拘束されることを意図するものではないが、硬化性
オイル保持材が硬化することにより、網状架橋構造体が
形成され、その網目構造によりオイルの吐出量が規制さ
れ、このような一定の塗布量(吐出量)を示し得るもの
と考えられる。いうまでもなく、使用中にオイル塗布ロ
ーラからオイルが順次吐出されるので、上記オイルと硬
化性オイル保持材との重量比は使用中にゴムの比率が高
くなるように経時的に変化する。
【0032】オイル保持・供給層14にオフセット防止
オイルと硬化性オイル保持材との混合物を含浸させるた
めには、当該混合物の性状に応じて、浸漬、刷毛塗り、
摺り込み等の手法を採用することができる。オフセット
防止オイルと硬化性オイル保持材を含浸させた後、硬化
性オイル保持材をその硬化条件に従って硬化させる。
【0033】本発明のオイル塗布ローラのオイル保持・
供給層14は、オフセット防止オイルとゴムの含浸前に
比べて、その含浸とゴムの硬化後に、表面硬度が約20
倍以上に向上する。例えば、オイル保持・供給層14
は、含浸前でAsker−C硬度1であったものが、含
浸・硬化後Asker−C硬度27を示し得る。
【0034】また、オイル保持・供給層14は、その層
自体がオフセット防止オイルによって実質的に膨潤する
ことがないので、その使用中にオイルが抜け出ていって
も外径の変化がなく、定着ベルトとの間に所定のニップ
幅を確保することができ、これによっても本発明のオイ
ル塗布ローラは、微量のオフセット防止オイルを長期に
わたって安定に塗布し得るものである。
【0035】図2は、本発明の第2の実施の形態に係る
オイル塗布ローラを示す断面図である。図1と同様の要
素には同様の符号が付されており、その詳細な説明は省
略する。
【0036】図2に示す本発明のオイル塗布ローラ20
は、図1に示すオイル塗布ローラ10におけるオイル保
持・供給層14の外表面に表層22を有するものであ
る。この表層22は、オイル保持・供給層14が多孔質
であることに起因するその表面の孔部を埋めるものであ
って、非常に薄い、例えば、20〜300μmの厚さを
有するものである。この表層22は、オイル保持・供給
層14を上記オフセット防止オイルと上記硬化性オイル
保持材との混合物中に浸漬し、乾燥させることによって
形成することができる。その際、オフセット防止オイル
と上記硬化性オイル保持材とは、得られる混合物が50
CS〜3万5千CSの粘度(温度25℃)を有するよう
に配合することが好ましい。
【0037】表層22は、オイル保持・供給層14の微
細な凹部を埋めることによりその表面を平滑にするもの
である。本発明のオイル塗布ローラがこの表層22を有
するとき、定着ローラ表面にオイル溜りの発生によるオ
イル塗布むらがより一層低減されるので、フルカラー定
着装置において特に好適に使用することができる。本発
明において、オイル塗布ローラの表面平滑度は、表面光
沢度で表すことができる。本発明のオイル塗布ローラ
は、表層22を形成しないときでも1.0%以上の表面
光沢度を示すが、表層22を形成することにより、3.
0%以上の表面光沢度を示し、表面平滑性が有意に向上
する。本発明において、表面光沢度は、JIS−Z87
41−1983 75度鏡面光沢に準じて測定され、光
沢度測定器としては、日本電色工業(株)製GS−10
01DPを用いることができる。
【0038】図3は、本発明のオイル塗布ローラを組み
込んだ定着ユニットの一例を示す概略構成図である。
【0039】図3に示す定着ユニット110は、ハウジ
ング構造として、図示しない電子写真式画像形成装置、
例えば、電子複写装置のフレームに固定されるハウジン
グ112を備えており、このハウジング112は、装置
フレーム上に直接的に固定される基台114と、この基
台114上に起立する状態で固設された左右一対の取り
付けステイ116と、両取り付けステイ116の上部を
互いに連結する天板部118とを備えて構成されてい
る。
【0040】ここで、図3中矢印で示す左方向が、未定
着シートSが搬送される一方向としての搬送方向として
規定されている。すなわち、上述した取り付けステイ1
16は、一方向に沿って搬送される未定着シートSの左
右の両側に位置し、この一方向に沿って夫々延出する状
態で配設されている。また、未定着トナー像は、未定着
シートSの上面に形成された状態で、搬送されてくるよ
うに設定されている。
【0041】また、この定着ユニット110は、ローラ
構成として、両取り付けステイ116に自身の中心軸線
回りに回転自在に軸支された定着ローラ122と、両取
り付けステイ116に、定着ローラ122の下方でこれ
に圧接可能な状態で略上下方向に沿って移動可能に、か
つ、自身の中心軸線回りに回転自在に支持された加圧ロ
ーラ124と、両取り付けステイ116に、未定着シー
トSの搬送方向に関して定着ローラ122の上流側に配
設され、該搬送方向に沿って移動可能に取り付けられる
とともに、自身の中心軸線回りに回動自在に支持され、
内部に例えば第1の発熱手段としてのハロゲンランプ等
の発熱源126を内蔵した加熱ローラ128とを備えて
構成されている。
【0042】さらに、この定着ユニット110は、搬送
されてきた未定着シートSの下面(すなわち、未定着ト
ナー像が形成されていない側の面)を支持するととも
に、定着ローラ122と加圧ローラ124との互いの転
接部に向けて案内するガイド板130と、定着ローラ1
22と加熱ローラ128とに渡り巻回されたエンドレス
の定着ベルト132とをさらに備えている。ここで、ガ
イド板130と定着ベルト132との間は、未定着シー
トSがガイド板130及び定着ベルト132により上下
両面から予熱されつつ搬送される予熱通路Pとして規定
されている。
【0043】また、この定着ユニット110は、定着ベ
ルト132の外表面にシリコーンオイルを塗布するオイ
ル塗布ローラ136と、加熱ローラ128を定着ローラ
122から離間する方向に偏倚させて、オイル塗布ロー
ラ136と協同して定着ベルト132に所定のテンショ
ンを付与させるテンションレバー138と、加圧ローラ
124を定着ローラ122に近接する方向に偏倚させ
て、加圧ローラ124を定着ローラ122に圧接させる
加圧レバー140とをさらに備えている。
【0044】このように概略構成される定着ユニット1
10においては、図示しない搬送機構により、ガイド板
130上に搬送されてきた未定着シートSは、未定着ト
ナーが付着していない下面を接触・支持されるととも
に、定着ベルト132と加圧ローラ124との転接部
(ニップ部)に向けて案内され、両者124、132の
間を圧接された状態で挿通されることにより、トナーが
熱圧着されてシート上に定着されるように設定されてい
る。
【0045】上述した定着ローラ122は、取り付けス
テイ116に形成された円形状の第1の支軸穴116A
にベアリングを介して回転自在に軸支される芯金部12
2Aと、この芯金部122Aの外周に同軸に配設され、
定着ベルト132が巻回されるローラ本体122Bとを
備えて構成されている。ここで、例えば、芯金部122
Aは、鉄製シャフトから形成され、ローラ本体122B
は、芯金部122Aの外周に取り付けられたシリコーン
ゴム耐熱弾性体から形成されている。
【0046】なお、芯金部122Aの一端には、図示し
ていないが第1の従動ギヤが同軸に固定されており、こ
の第1の従動ギヤには、図示していないが駆動機構を構
成する駆動ギヤが噛合しており、この駆動ギヤを介して
駆動機構からの駆動力が第1の従動ギヤに伝達されて、
定着ローラ122が回転駆動されるように構成されてい
る。
【0047】上述した加圧ローラ124は、取り付けス
テイ116に形成され、略上下方向に沿って延出する長
穴状の第2の支軸穴116Bにベアリングを介して回転
自在に軸支されるとともに、これの延出方向に沿って移
動可能に支持された芯金部124Aと、この芯金部12
4Aの外周に同軸に配設されたローラ本体124Bとを
備えて構成されている。ここで、例えば、芯金部124
Aは、鉄製シャフトから形成され、ローラ本体124B
は、芯金部124Aの外周に取り付けられたシリコーン
ゴム耐熱弾性体から形成されている。
【0048】なお、芯金部124Aの一端には、図示し
ていないが第2の従動ギヤが同軸に固定されており、こ
の第2の従動ギヤには、上述した第1の従動ギヤが噛合
しており、この第1の従動ギヤを介してこれからの駆動
力が第2の従動ギヤに伝達されて、加圧ローラ124が
定着ローラ122とは反対方向に、かつ、同速で回転駆
動されるように構成されている。
【0049】ここで、この定着ユニット110において
は、未定着シートSの通紙速度を10mm/秒〜400
mm/秒に設定され、予熱空間Pの隙間を0.5mm〜
10mmに設定されており、定着ローラ122と加熱ロ
ーラ128との互いの中心を結んだ距離分だけを通過す
る予熱時間として、0.1秒〜4秒の条件を満足するよ
うに、種々の設定値が規定されている。
【0050】上述した加熱ローラ128の内部には、発
熱源126として、例えば、両端の配光を中央より50
%大きく設定した600Wのハロゲンランプが備えられ
ている。この加熱ローラ128は、例えばアルミパイプ
芯金を硬質アルマイト処理したもので、両端の軸受け部
には、図4に示すように、耐熱樹脂のポリエーテルエー
テルケトン(PEEK)製のカラー148が圧入されて
おり、これにより、定着ベルト132の蛇行や片寄りを
防止している。
【0051】この定着ユニット110は、図示しない搬
送機構により搬送されてきた未定着シートSを定着ロー
ラ122と加圧ローラ124との転接部に向けてガイド
するためのガイド板130を備えている。このガイド板
130は、上述した加圧ローラ124よりも、図3中右
方、換言すれば、未定着シートの搬送方向に関して上流
側に位置する状態で、両取り付けステイ116に固定さ
れた状態で取り付けられている。
【0052】このガイド板130は、図5に示すよう
に、表面にPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等
のフッ素樹脂による離型処理層162が設けられてい
る。このガイド板130は、未定着画像を乱さないよう
に接地されているが、接地する代わりに、除電ブラシ、
バリスタ素子、ダイオード等を使用することもできる。
【0053】一方、図3に示すように、定着ローラ12
2と加熱ローラ128とに巻き付けられた定着ベルト1
32の下側辺が略水平状態で図3中左方に向けて走行す
るように設定され、また、ガイド板130と定着ベルト
132との間の距離が、加熱ローラ128の直下におい
て、約5乃至20mmの範囲となるように設定されてい
る。すなわち、ガイド板130は、上述したニップ位置
に対して上り傾斜状態で向かうように、定着ベルト13
2の水平な下側辺に対して斜めに設定されている。換言
すれば、このガイド板130は、略平板状に形成され、
その一端(すなわち、ニップ部側の端部)は、ニップ部
よりも低い位置に設定され、かつ、その他端(すなわ
ち、ニップ部とは反対側の端部)よりも高い位置に設定
されている。
【0054】すなわち、定着ベルト132の下側辺とガ
イド板130とは、ニップ位置を頂点としたいわゆるく
さび状の搬送空間を規定しており、このようにして、未
定着シートSは、ガイド板130上を搬送されることに
伴い、定着ベルト132と加圧ローラ124とのニップ
位置よりもやや下方位置の加圧ローラ124の外周面上
に当接し、この後は、加圧ローラ124の外周面に沿っ
て該ニップ位置に確実にもたらされ、このニップ位置で
所定の圧接力F1に基づき圧接されるとともに定着ベル
ト132により加熱され、定着ベルト132からの熱放
射を受けて予め未定着トナーが予熱されていることも相
まって、未定着のトナーがシート上に熱定着されること
になる。
【0055】上述した定着ベルト132は、未定着シー
トS上の未定着トナーを定着温度まで放熱により予熱
し、過剰な熱量を与えることなく定着できるように、そ
の定着ベルト132の1平方cm当たりの熱容量が、
0.002cal/℃〜0.025cal/℃のものが
好ましい。このため、定着ベルト132は、ニッケル電
鋳またはポリイミド等の無端状のベルト本体と、このベ
ルト本体の外周面に添着されたシリコーンゴムの耐熱弾
性離型層とを備えて構成されている。
【0056】この定着ユニット110は、定着ベルト1
32の外周面に、離型用のオイルを微量に塗布するため
のオイル塗布ローラ136を備えている。このオイル塗
布ローラ136は、本発明のオイル塗布ローラからな
る。このように、オイル塗布ローラ136を構成するこ
とにより、定着ベルト132の外周面への安定した微量
のオイル塗布が可能となる。
【0057】上述した定着ベルト132へテンションを
付与するための機構として、この定着ユニット110
は、テンションレバー138を備えている。このテンシ
ョンレバー138は、その下端を取り付けステイ116
に揺動自在に軸支され、その上端をテンションスプリン
グ152を介して、取り付けステイ116の一端に接続
されている。このテンションスプリング152の付勢力
により、テンションレバー138は、その中間部で加熱
ローラ128の外周に所定の圧接力F2で当接するよう
に、回動付勢されている。
【0058】すなわち、このテンションスプリング15
2の付勢力によりテンションレバー138を介して加熱
ローラ128は、定着ローラ122から離間する方向に
偏倚させられ、これにより、加熱ローラ128と定着ロ
ーラ122とにエンドレスに掛け渡された定着ベルト1
32は、その上側部をオイル塗布ローラ136に規制さ
れた状態で、所定のテンションに緊張された状態で張ら
れることになる。これにより、定着ベルト132は、定
着ローラ122の回転に伴い、スリップや緩みの無い安
定した状態でエンドレスに走行駆動されることになる。
【0059】次に、加圧ローラ124と定着ローラ12
2とが、該定着ローラ122への定着ベルト132の巻
き付け位置において、所定の圧接力で圧接するための圧
接機構154を説明する。この圧接機構154は、取り
付けステイ116に揺動自在に軸支され、加圧ローラ1
24の芯金部124Aに下方から当接可能になされた加
圧レバー140と、この加圧レバー140の他端に下端
を連結され、その上端を取り付けステイ116の上部に
連結された加圧スプリング158とを備えて構成されて
いる。この加圧スプリング158の付勢力により、加圧
レバー140は加圧ローラ124の芯金部124Aの外
周に所定の圧接力F1で当接し、この結果、定着ベルト
132と加圧ローラ124とは、この所定の圧接力で互
いに圧接することになる。すなわち、加圧ローラ124
と定着ベルト132とは、所定のニップ幅で互いに転接
することになる。
【0060】ここで、図3に示す定着ユニットでは、定
着ローラ122と加圧ローラ124との取り付け位置
は、定着ベルト132に対して定着ローラ122の中心
位置から下方に降ろした垂線から時計方向に所定の角度
だけ傾いた状態となるように設定されている。これによ
り、加圧ローラ124と定着ベルト132とのニップ位
置(すなわち、上述したニップ幅の中心位置)は、定着
ローラ122の中心位置の直下よりも、僅かに、未定着
シートSの搬送方向に沿って前方(図中、左方)に偏倚
した位置となるように規定されることになる。
【0061】また、この定着ユニット110は、定着ベ
ルト132の温度を制御するために、サーミスタ160
を備えている。このサーミスタ160は、例えば、図3
に示するように、定着ベルト132の非通紙部、すなわ
ち、加熱ローラ128に直接的に巻回される定着ベルト
132のうちの、図3中右側部分に接触し、これの表面
温度を検出することができるように構成されている。す
なわち、このサーミスタ160は、図示しない制御ユニ
ットに電気的に接続され、この制御ユニットに定着ベル
ト132の温度情報を伝達するように構成されている。
【0062】なお、本発明のオイル塗布ローラが組み込
まれる定着ユニットは、上述した図3に示す構成に限定
されるものではない。
【0063】例えば、本発明のオイル塗布ローラは、電
子写真式ファクシミリ装置、電子写真式プリンタ等の電
子写真式画像形成装置の定着ユニットにおける定着ロー
ラや定着ベルトに対するオイル塗布ローラとして使用し
得ることはいうまでもない。
【0064】ところで、本発明のオイル塗布ローラは、
上述のように、定着ベルト(図3における定着ベルト1
32)の外周面へ微量のオイルを塗布するように定着ユ
ニットに組み込むことができるものであるが、その形状
を図6に示すように実質的に正クラウン形状とすること
により、定着ベルトの蛇行を防止し、オイル塗布ローラ
から定着ベルトに掛けられるテンションをより一層均一
なものとし、もってオイル塗布ローラから定着ベルトへ
のオイル塗布量をより一層均一に設定することができる
ことがわかった。図6は、本発明のオイル塗布ローラの
軸方向に沿った断面を誇張して示すものであり、オイル
保持・供給層14の端における径(最小径)と中央にお
ける径(最大径)との差hは、例えば、0.05〜1.
0mm程度であり得る。
【0065】
【実施例】以下本発明を実施例により説明するが、本発
明はそれらに限定されるものではない。
【0066】実施例1 外径6mmの鉄製芯金に、BASF社製多孔質メラミン
樹脂Basotectを14mmの厚さで被覆し、これを信越化
学社製硬化性液状シリコーンゴムKE108と信越化学
社製ジメチルシリコーンオイルKF96−300との重
量比1:10の混合物で含浸させた(含浸量230g)
後、液状シリコーンゴムを硬化させて外径34mmの本
発明のオイル塗布ローラを作製した。このオイル塗布ロ
ーラの表面光沢度を日本電色工業(株)製光沢度測定器
GS−1001DPを用いてJIS−Z8741−19
83 75度鏡面光沢に準じて測定したところ、1.0
%であった。
【0067】実施例2 液状シリコーンゴムとジメチルシリコーンオイルとの重
量比を1:5とした以外は実施例1と全く同様にして本
発明のオイル塗布ローラを作製した。このオイル塗布ロ
ーラの表面光沢度を実施例1と同様に測定したところ、
1.0%であった。
【0068】実施例3 外径6mmの鉄製芯金に、BASF社製多孔質メラミン
樹脂Basotectを14mmの厚さで被覆し、これを信越化
学社製硬化性液状シリコーンゴムKE108と信越化学
社製ジメチルシリコーンオイルKF96−300との重
量比1:5の混合物で含浸させた(含浸量230g)
後、ロールを遠心させながら液状シリコーンゴムを硬化
させることにより、表層を有する外径34mmの本発明
のオイル塗布ローラを作製した。このオイル塗布ローラ
の表面光沢度を実施例1と同様に測定したところ、3.
5%であった。
【0069】実施例4 外径6mmの鉄製芯金に、BASF社製多孔質メラミン
樹脂Basotectを14mmの厚さで被覆し、これを信越化
学社製硬化性液状シリコーンゴムKE108と信越化学
社製ジメチルシリコーンオイルKF96−300との重
量比1:10の混合物で含浸させ(含浸量230g)、
液状シリコーンゴムを硬化させた。ついで、このロール
表面に信越化学社製硬化性液状シリコーンゴムKE10
8と信越化学社製ジメチルシリコーンオイルKF96−
300との重量比1:5の混合物をコーティングした
(5g)後、ロールを遠心させながら液状シリコーンゴ
ムを硬化させて外径34mmの本発明のオイル塗布ロー
ラを作製した。このオイル塗布ローラの表面光沢度を実
施例1と同様に測定したところ、28.1%であった。
【0070】実施例5 外径6mmの鉄製芯金に、BASF社製多孔質メラミン
樹脂Basotectを14mmの厚さで被覆し、これに信越化
学社製一液型硬化性液状シリコーンゴムKE45と信越
化学社製ジメチルシリコーンオイルKF96−300と
の重量比1:10の混合物で含浸させた(含浸量230
g)、液状シリコーンゴムを硬化させて外径34mmの
本発明のオイル塗布ローラを作製した。このオイル塗布
ローラの表面光沢度を実施例1と同様に測定したとこ
ろ、1.0%であった。
【0071】比較例1 外径6mmの鉄製芯金の回りに厚さ12mmのシリコー
ンスポンジ層を形成し、これにジメチルシリコーンオイ
ルを含浸させた後、その上に厚さ2mmのアラミドフェ
ルトを設けて外径34mmの比較用オイル塗布ローラを
作製した。なお、ジメチルシリコーンオイルは27.1
gしか含浸されなかった。
【0072】<オイル塗布試験>上記実施例1〜5、お
よび比較例1で作製したオイル塗布ローラを図3に示す
構成の定着ユニットのオイル塗布ローラ136として組
み込んでオイル塗布試験を行った。使用した定着ユニッ
トの加熱ローラ、定着ローラ122、加圧ローラ、定着
ベルト、オイル塗布ローラと定着ベルトとのニップ幅、
定着温度、記録紙、記録紙送り速度(線速)、通紙モー
ドを以下の通り設定した。
【0073】加熱ローラ:外径28mmのアルミニウム
パイプにポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂
を20μmの厚さにコートしたもの 定着ローラ:外径20mmのSUS芯金にシリコーンゴ
ム(JIS−A硬度12〜13度)を4mmの厚さに設
け、外径を28mmとしたもの 加圧ローラ:外径22mmのSUS芯金にシリコーンゴ
ム(JIS−A硬度12〜13度)を3mmの厚さに設
けてなる外径28mmのシリコーンゴム製ローラ本体に
フッ素ゴムとテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロ
プロピレン共重合体(FEP)樹脂との混合層を30μ
mの厚さにコートしたもの 定着ベルト:幅350mm、内径70mm、厚さ90μ
mのポリイミドベルトにシリコーンゴムを200μmの
厚さにコートしたもの ニップ幅:9mm 定着温度:180℃ 記録紙:富士ゼロックス社製P厚口A4用紙 記録紙送り速度(線速):180mm/秒 通紙モード:10ppm、A4横白紙通紙。
【0074】上記条件の下で、オイル塗布ローラの荷重
を片側500gとし、各試験ローラによるオイル塗布量
が1mg/A4紙になるか否かの通紙試験を行った。オ
イル塗布量は、規定枚数通紙後に、塗布ローラの重量を
電子天秤で測定し、その重量変化を通紙枚数で割ること
によりA4紙1枚当りの塗布量を算出した。なお、実施
例2〜5は、ゴムとオイルとの混合比を変えることによ
りオイル塗布量が変化するか否かを確認することが目的
であったので、10K枚までの通紙で試験を終了した。
【0075】また、上記定着ユニットをウォームアップ
した直後に同様の条件でOHPフィルムを通し、オイル
塗布ムラが原因と考えられるOHPフィルム画像の透光
性のバラツキを調べた。
【0076】まず、オイル塗布量について、実施例1〜
5のオイル塗布ローラを用いた結果を下記表1に示すと
ともに、実施例1および実施例3〜5のオイル塗布ロー
ラを用いた結果を図7〜図10にそれぞれ示す。また、
比較例1のオイル塗布ローラを用いた結果を下記表2に
示すとともに、図11にも示す。
【0077】
【表1】
【0078】
【表2】
【0079】試験の結果、実施例1および実施例2のオ
イル塗布ローラは、通紙枚数3K枚から目標とする1m
g/A4のオイル塗布量を維持し始め、以後コンスタン
トにその塗布量を維持しつづけた。そして、実施例1の
オイル塗布ローラは、現状のカラートナーを使用する定
着装置の寿命である通紙枚数30K枚を超えても安定し
たオイル塗布量を維持しつづけ、36K枚通紙した後で
も問題がなかったので、そこで試験を終了した。その試
験終了時に、実施例1のオイル塗布ローラは42gのオ
イルしか消費しておらず、含有オイルの80%がローラ
中になお残っている状態であった。
【0080】また、実施例1とはゴムとオイルとの混合
比を変えた実施例2のオイル塗布ローラでも、通紙枚数
3K枚から10K枚までのオイル塗布量がほぼ同じであ
ったことから、本発明のオイル塗布ローラのオイル保持
・供給層中のゴムとオイルとの比率が変化してもオイル
塗布量の変化がないということが確認された。
【0081】さらに、実施例3〜5のオイル塗布ローラ
は、通紙の初期から10K枚までのオイル塗布量がほぼ
1mg/A4紙で一定であった。
【0082】なお、比較例1のオイル塗布ローラは、目
標のオイル塗布量に対して、2K枚程度の通紙枚数でオ
イル塗布量が不足し、以後オイル塗布量が減少し、目標
とするオイル塗布量を維持することができないままオイ
ル塗布量が減少したので、通紙枚数6K枚の時点で使用
不可能との判断を下し、試験を終了した。
【0083】次に、OHPフィルム画像の透光性のバラ
ツキについては、実施例1、2および5のオイル塗布ロ
ーラの場合、OHPフィルム画像上にメラミン多孔質体
の表面凹凸によるオイル塗布ムラが原因と考えられる透
光性のバラツキが若干見られたが、実施例4および5の
オイル塗布ローラの場合、そのような透光性のばらつき
は見られなかった。これに対し、比較例1のオイル塗布
ローラの場合、OHPフィルム画像上にアラミドフェル
トの巻きピッチの凹凸によるオイル塗布ムラが原因と考
えられる透光性のバラツキが強く見られた。
【0084】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、従
来品に比べて単純な構造で、外径変化がなく、しかも多
量のオイルを含有させることができる上に、安定したオ
イル塗布量を維持できるという、従来にない高性能で、
長寿命のオイル塗布ローラが提供される。本発明のオイ
ル塗布ローラは、所定の表層を有するとき、オイル塗布
ムラが一層低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るオイル塗布ローラ
の概略断面図。
【図2】本発明の他の実施の形態に係るオイル塗布ロー
ラの概略断面図。
【図3】定着ユニット全体の構成を概略的に示す正面
図。
【図4】図3に示す定着ユニットの加熱ローラの構成を
示す側面図。
【図5】図3に示す定着ユニットのガイド板の構成を示
す正面図。
【図6】本発明のオイル塗布ローラの好ましい形状を示
す断面図。
【図7】実施例1のオイル塗布ローラの通紙枚数とオイ
ル塗布量の変化を示すグラフ。
【図8】実施例3のオイル塗布ローラの通紙枚数とオイ
ル塗布量の変化を示すグラフ。
【図9】実施例4のオイル塗布ローラの通紙枚数とオイ
ル塗布量の変化を示すグラフ。
【図10】実施例5のオイル塗布ローラの通紙枚数とオ
イル塗布量の変化を示すグラフ。
【図11】比較例1のオイル塗布ローラの通紙枚数とオ
イル塗布量の変化を示すグラフ。
【符号の説明】
10,136…オイル塗布ローラ 12…芯金 14…オイル保持・供給層 22…表層 122…定着ローラ 124…加圧ローラ 128…加熱ローラ 132…定着ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芹澤 和彦 静岡県三島市松本197−8 穂高工業株式 会社内 Fターム(参考) 2H033 AA32 BA43 3J103 AA02 AA06 AA13 AA14 AA23 AA32 AA33 AA51 BA41 BA48 EA20 FA25 GA02 GA57 GA58 GA60 HA03 HA12 HA18 HA53 HA60

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯金と、この芯金の外周面を覆うように
    形成され、使用するオフセット防止オイルに対して実質
    的に膨潤性を示さない多孔質弾性体からなるオイル保持
    ・供給層とを備え、該オイル保持・供給層内にオフセッ
    ト防止オイルと硬化性オイル保持材とを含有する混合物
    が含浸され、該オイル保持材は硬化されていることを特
    徴とするオイル塗布ローラ。
  2. 【請求項2】 芯金と、この芯金の外周面を覆うように
    形成された多孔質メラミン樹脂弾性体からなるオイル保
    持・供給層とを備え、該オイル保持・供給層内にオフセ
    ット防止オイルと硬化性オイル保持材とを含有する混合
    物が含浸され、該硬化性オイル保持材は硬化されている
    ことを特徴とするオイル塗布ローラ。
  3. 【請求項3】 使用するオフセット防止オイルに対して
    実質的に膨潤性を示さない多孔質弾性体からなるオイル
    保持・供給層を最外層として備え、該オイル保持・供給
    層内には該オイル保持・供給層からのオイル吐出量が実
    質的に一定となるようにオフセット防止オイルと硬化性
    オイル保持材とを含有する混合物が含浸され、該硬化性
    オイル保持材は硬化されていることを特徴とするオイル
    塗布ローラ。
  4. 【請求項4】 1%以上の表面光沢度を示すことを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のオイル
    塗布ローラ。
  5. 【請求項5】 硬化性オイル保持材が硬化性ゴムである
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記
    載のオイル塗布ローラ。
  6. 【請求項6】 オフセット防止オイルが、シリコーンオ
    イルからなり、硬化性オイル保持材が二液型の硬化性シ
    リコーンゴムからなることを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれか1項に記載のオイル塗布ローラ。
  7. 【請求項7】 オフセット防止オイルが、シリコーンオ
    イルからなり、硬化性オイル保持材が一液型の硬化性シ
    リコーンゴムからなることを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれか1項に記載のオイル塗布ローラ。
  8. 【請求項8】 オフセット防止オイルと硬化性オイル保
    持材とが、初期重量比約1:1ないし20:1の割合で
    含浸されていることを特徴とする請求項1ないし7のい
    ずれか1項に記載のオイル塗布ローラ。
  9. 【請求項9】 オイル保持・供給層が、その外周上に、
    少なくとも該多孔質に起因する弾性体の表面の孔部を埋
    める表層を有することを特徴とする請求項1ないし8の
    いずれか1項に記載のオイル塗布ローラ。
  10. 【請求項10】 表層が、オフセット防止オイルと硬化
    性オイル保持材との混合物を含むことを特徴とする請求
    項9に記載のオイル塗布ローラ。
  11. 【請求項11】 3%以上の表面光沢度を示すことを特
    徴とする請求項9または10に記載のオイル塗布ロー
    ラ。
  12. 【請求項12】 正クラウン形状を有することを特徴と
    する請求項1ないし11のいずれか1項に記載のオイル
    塗布ローラ。
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