JP2001005148A - レンズ付きフィルムユニット、その露光済みフィルム取出し方法及びその製造方法 - Google Patents
レンズ付きフィルムユニット、その露光済みフィルム取出し方法及びその製造方法Info
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- JP2001005148A JP2001005148A JP11176891A JP17689199A JP2001005148A JP 2001005148 A JP2001005148 A JP 2001005148A JP 11176891 A JP11176891 A JP 11176891A JP 17689199 A JP17689199 A JP 17689199A JP 2001005148 A JP2001005148 A JP 2001005148A
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- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光カブリを生じることなく簡易に、露光済み
ブローニフィルムを取り出せるレンズ付きフィルムユニ
ットを提供。 【解決手段】 レンズ付きフィルムユニットは撮影レン
ズにより未露光の約56mm幅のロールフィルムである
ブローニフィルムに露光して撮影画面を形成するための
撮影画枠と、撮影画枠を挟んで一方の側に設けられ製造
段階で予め未露光のブローニフィルムが収納された未露
光フィルム室と、他方の側に設けられ露光済みブローニ
フィルムを巻回するための露光済みフィルム巻回用スプ
ールを内蔵した露光済みフィルム室と、を備えたレンズ
付きフィルムユニットにおいて、露光済みフィルム巻回
用スプールに巻回されたロール状の露光済みフィルムを
露光済みフィルム室外に取り出すための操作に連動して
ロール状の露光済みフィルムの巻きほぐれを阻止するフ
ィルム押さえ部材を備えている。
ブローニフィルムを取り出せるレンズ付きフィルムユニ
ットを提供。 【解決手段】 レンズ付きフィルムユニットは撮影レン
ズにより未露光の約56mm幅のロールフィルムである
ブローニフィルムに露光して撮影画面を形成するための
撮影画枠と、撮影画枠を挟んで一方の側に設けられ製造
段階で予め未露光のブローニフィルムが収納された未露
光フィルム室と、他方の側に設けられ露光済みブローニ
フィルムを巻回するための露光済みフィルム巻回用スプ
ールを内蔵した露光済みフィルム室と、を備えたレンズ
付きフィルムユニットにおいて、露光済みフィルム巻回
用スプールに巻回されたロール状の露光済みフィルムを
露光済みフィルム室外に取り出すための操作に連動して
ロール状の露光済みフィルムの巻きほぐれを阻止するフ
ィルム押さえ部材を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズ付きフィルム
ユニット、レンズ付きフィルムユニットの露光済みフィ
ルム取出し方法、及び、レンズ付きフィルムユニットの
製造方法に関する。更に詳しくは、撮影レンズにより未
露光の約56mm幅のロールフィルムであるブローニフ
ィルム(単にフィルムともいう)に露光して撮影画面を
形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟んで一方
の側に設けられ未露光フィルム巻回用スプール(スプー
ルともいう)に巻回された未露光の前記ブローニフィル
ムを製造段階で収納された未露光フィルム室と、前記撮
影画枠を挟んで他方の側に設けられ、露光済みブローニ
フィルムを巻回する露光済みフィルム巻回用スプール
(スプールともいう)を収納した露光済みフィルム室
と、を備えたレンズ付きフィルムユニット、さらに前記
レンズ付きフィルムユニットの露光済みフィルム取出し
方法、及び、レンズ付きフィルムユニットの製造方法に
関する。
ユニット、レンズ付きフィルムユニットの露光済みフィ
ルム取出し方法、及び、レンズ付きフィルムユニットの
製造方法に関する。更に詳しくは、撮影レンズにより未
露光の約56mm幅のロールフィルムであるブローニフ
ィルム(単にフィルムともいう)に露光して撮影画面を
形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟んで一方
の側に設けられ未露光フィルム巻回用スプール(スプー
ルともいう)に巻回された未露光の前記ブローニフィル
ムを製造段階で収納された未露光フィルム室と、前記撮
影画枠を挟んで他方の側に設けられ、露光済みブローニ
フィルムを巻回する露光済みフィルム巻回用スプール
(スプールともいう)を収納した露光済みフィルム室
と、を備えたレンズ付きフィルムユニット、さらに前記
レンズ付きフィルムユニットの露光済みフィルム取出し
方法、及び、レンズ付きフィルムユニットの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】(従来の技術1)ブローニフィルムを用
いたレンズ付きフィルムユニットが提案され、このブロ
ーニフィルムは撮影前に遮光紙の先端部をスプールに係
着して、撮影毎にスプールに巻回し、全てのブローニフ
ィルムをスプールに巻回した後、フィルムのほぐれを防
止するシールが貼られて露光済みフィルムを遮光してい
る。
いたレンズ付きフィルムユニットが提案され、このブロ
ーニフィルムは撮影前に遮光紙の先端部をスプールに係
着して、撮影毎にスプールに巻回し、全てのブローニフ
ィルムをスプールに巻回した後、フィルムのほぐれを防
止するシールが貼られて露光済みフィルムを遮光してい
る。
【0003】(従来の技術2)ブローニフィルムを用い
たレンズ付きフィルムユニットの露光済みフィルム取出
し方法として、全てのブローニフィルムをスプールに巻
回した後、フィルムの外周にシールを貼る方法が知られ
ている。
たレンズ付きフィルムユニットの露光済みフィルム取出
し方法として、全てのブローニフィルムをスプールに巻
回した後、フィルムの外周にシールを貼る方法が知られ
ている。
【0004】(従来の技術3)予め未露光のブローニフ
ィルムが内蔵されたレンズ付きフィルムユニットが開示
されており、このレンズ付きフィルムユニットでは、撮
影レンズを有する鏡胴部はユニット本体に固定されてい
る。
ィルムが内蔵されたレンズ付きフィルムユニットが開示
されており、このレンズ付きフィルムユニットでは、撮
影レンズを有する鏡胴部はユニット本体に固定されてい
る。
【0005】(従来の技術4)ブローニフィルムを使用
したレンズ付きフィルムユニットが開示されており、ス
プールに巻かれたロール状フィルムは後端部をスプール
のつば部で遮光して外光による光カブリを防止してい
る。なお、未露光フィルム巻回用スプールと露光済みフ
ィルム巻回用スプールのそれぞれのつば部の外径は同一
形状のものが用いられている。
したレンズ付きフィルムユニットが開示されており、ス
プールに巻かれたロール状フィルムは後端部をスプール
のつば部で遮光して外光による光カブリを防止してい
る。なお、未露光フィルム巻回用スプールと露光済みフ
ィルム巻回用スプールのそれぞれのつば部の外径は同一
形状のものが用いられている。
【0006】(従来の技術5)ブローニフィルムを使用
したレンズ付きフィルムユニットが開示され、未露光フ
ィルム室にはスプールの軸部に巻回された未露光のブロ
ーニフィルムが有り、露光済みフィルム室にはスプール
が収納されている。そして、未露光のブローニフィルム
を巻回したスプールと、露光済みブローニフィルムを巻
回するスプールは同一形状のものが用いられている。全
ての撮影が終了すると露光済みフィルムの後端部が固定
されてレンズ付きフィルムユニットの外に取り出され
る。
したレンズ付きフィルムユニットが開示され、未露光フ
ィルム室にはスプールの軸部に巻回された未露光のブロ
ーニフィルムが有り、露光済みフィルム室にはスプール
が収納されている。そして、未露光のブローニフィルム
を巻回したスプールと、露光済みブローニフィルムを巻
回するスプールは同一形状のものが用いられている。全
ての撮影が終了すると露光済みフィルムの後端部が固定
されてレンズ付きフィルムユニットの外に取り出され
る。
【0007】(従来の技術6)ブローニフィルムを使用
したカメラにフィルムを装填する構造として、フィルム
の先端部をスプールに設けられたスリットに挿入して、
スプールを回転させてフィルムの先端をスプールに巻き
付かせて固定する構造となっている。
したカメラにフィルムを装填する構造として、フィルム
の先端部をスプールに設けられたスリットに挿入して、
スプールを回転させてフィルムの先端をスプールに巻き
付かせて固定する構造となっている。
【0008】(従来の技術7)ブローニフィルムを使用
したカメラにフィルムを装填する場合、フィルムの先端
部をスプールに設けられたスリットに挿入して、スプー
ルを回転させてフィルムの先端をスプールに巻き付かせ
て固定している。
したカメラにフィルムを装填する場合、フィルムの先端
部をスプールに設けられたスリットに挿入して、スプー
ルを回転させてフィルムの先端をスプールに巻き付かせ
て固定している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】(従来技術1の課題)
として、スプールに巻回されたフィルムが巻き緩んだ
り、固定テープ等により固着した遮光紙がはがれてしま
うと露光済みフィルムが不用意に露光されてしまい、特
に、レンズ付きフィルムユニットは通常のカメラと異な
り現像所で大量処理されることが多く、一度に多くの露
光済みフィルムをユニット本体から取り出すため、面倒
な操作をすることなく簡易に、かつミスなく露光済みフ
ィルムを取り出す機構が望まれる。
として、スプールに巻回されたフィルムが巻き緩んだ
り、固定テープ等により固着した遮光紙がはがれてしま
うと露光済みフィルムが不用意に露光されてしまい、特
に、レンズ付きフィルムユニットは通常のカメラと異な
り現像所で大量処理されることが多く、一度に多くの露
光済みフィルムをユニット本体から取り出すため、面倒
な操作をすることなく簡易に、かつミスなく露光済みフ
ィルムを取り出す機構が望まれる。
【0010】(従来技術2の課題)として、前記従来技
術1の課題と同様に、スプールに巻回されたフィルムが
巻き緩んだり、固定テープにより固着した遮光紙がはが
れてしまと露光済みフィルムが不用意に露光されてしま
うという問題がある。
術1の課題と同様に、スプールに巻回されたフィルムが
巻き緩んだり、固定テープにより固着した遮光紙がはが
れてしまと露光済みフィルムが不用意に露光されてしま
うという問題がある。
【0011】(従来技術3の課題)として、ブローニフ
ィルムを用いたカメラで撮影を行う場合、通常の画面サ
イズは6×4.5cm、6×6cm、6×7cm、6×
8cm、6×9cmであり、この内、最も画面サイズの
小さい6×4.5cmを用いる場合でも、J135フィ
ルムを用いる場合の撮影画角と同じにすると焦点距離の
長い撮影レンズが必要となる。また、ブローニフィルム
を用いると、撮影レンズと撮影画面までの長さが大きく
なり、光軸と平行な方向に対して外形が大きいレンズ付
きフィルムユニットとなる。例えば、J135フィルム
を内蔵したレンズ付きフィルムユニットにおいては、焦
点距離30mmの画角に相当する画角をブローニフィル
ムで得ようとすると、画面サイズ6×4.5cmでは撮
影レンズの焦点距離は約50mmが必要であり、カメラ
が大きくなり、携帯性が問題となる。
ィルムを用いたカメラで撮影を行う場合、通常の画面サ
イズは6×4.5cm、6×6cm、6×7cm、6×
8cm、6×9cmであり、この内、最も画面サイズの
小さい6×4.5cmを用いる場合でも、J135フィ
ルムを用いる場合の撮影画角と同じにすると焦点距離の
長い撮影レンズが必要となる。また、ブローニフィルム
を用いると、撮影レンズと撮影画面までの長さが大きく
なり、光軸と平行な方向に対して外形が大きいレンズ付
きフィルムユニットとなる。例えば、J135フィルム
を内蔵したレンズ付きフィルムユニットにおいては、焦
点距離30mmの画角に相当する画角をブローニフィル
ムで得ようとすると、画面サイズ6×4.5cmでは撮
影レンズの焦点距離は約50mmが必要であり、カメラ
が大きくなり、携帯性が問題となる。
【0012】(従来技術4の課題)として、ブローニフ
ィルムは一般に巻き癖、フィルムの剛性等があり、フィ
ルムがブル巻状態となる場合があり、前記ブル巻き状態
のままカメラより外に取り出すと、特に、スプールのつ
ば部の周辺より外光がフィルムに入り込んで光かぶりを
生じやすいという問題がある。
ィルムは一般に巻き癖、フィルムの剛性等があり、フィ
ルムがブル巻状態となる場合があり、前記ブル巻き状態
のままカメラより外に取り出すと、特に、スプールのつ
ば部の周辺より外光がフィルムに入り込んで光かぶりを
生じやすいという問題がある。
【0013】(従来技術5の課題)として、ブローニフ
ィルムは巻き癖、フィルムの剛性等があるが、スプール
の軸部の径の大小によりフィルムがブル巻状態となる場
合があり、ブル巻き状態のままカメラより外に取り出さ
れると、フィルムに光が入り込み光かぶりを生じやすい
という問題がある。
ィルムは巻き癖、フィルムの剛性等があるが、スプール
の軸部の径の大小によりフィルムがブル巻状態となる場
合があり、ブル巻き状態のままカメラより外に取り出さ
れると、フィルムに光が入り込み光かぶりを生じやすい
という問題がある。
【0014】(従来技術6の課題)として、フィルムの
先端をスプールに固定する構造として、スプールに形成
したスリットの位置をスプールを回動して探す必要が有
り、また、フィルムの先端部がスプールに巻き付きはじ
めにスリットより抜けやすいという問題がある。
先端をスプールに固定する構造として、スプールに形成
したスリットの位置をスプールを回動して探す必要が有
り、また、フィルムの先端部がスプールに巻き付きはじ
めにスリットより抜けやすいという問題がある。
【0015】(従来技術7の課題)として、フィルムの
先端をスプールに固定する工程において、スプールに形
成したスリットの位置をスプールを回動して探す必要が
有り、また、フィルムの先端部がスプールに巻き付きは
じめにスリットより抜けやすいという問題がある。
先端をスプールに固定する工程において、スプールに形
成したスリットの位置をスプールを回動して探す必要が
有り、また、フィルムの先端部がスプールに巻き付きは
じめにスリットより抜けやすいという問題がある。
【0016】本発明は上記の課題に鑑みなされたもの
で、第1の発明の目的は、光カブリを生じることなく簡
易に、露光済みブローニフィルムを取り出せるレンズ付
きフィルムユニットを提供することにある。
で、第1の発明の目的は、光カブリを生じることなく簡
易に、露光済みブローニフィルムを取り出せるレンズ付
きフィルムユニットを提供することにある。
【0017】第2の発明の目的は、光カブリを生じるこ
となく簡易に、露光済みブローニフィルムを取り出せる
レンズ付きフィルムユニットの露光済みフィルム取出し
方法を提供することにある。
となく簡易に、露光済みブローニフィルムを取り出せる
レンズ付きフィルムユニットの露光済みフィルム取出し
方法を提供することにある。
【0018】第3の発明の目的は、ブローニフィルムを
内蔵し、良好なプリント画質が得られ、且つ携帯性に優
れた鏡胴部沈胴式のレンズ付きフィルムユニットを提供
することにある。
内蔵し、良好なプリント画質が得られ、且つ携帯性に優
れた鏡胴部沈胴式のレンズ付きフィルムユニットを提供
することにある。
【0019】第4の発明の目的は、露光済みフィルムを
スプールに巻取る際、所定量内のブル巻きであればフィ
ルムに光カブリを生じさせないレンズ付きフィルムユニ
ットを提供することにある。
スプールに巻取る際、所定量内のブル巻きであればフィ
ルムに光カブリを生じさせないレンズ付きフィルムユニ
ットを提供することにある。
【0020】第5の発明の目的は、ブローニフィルムを
スプールの軸部に巻き取る際、フィルムのブル巻きにな
りにくいレンズ付きフィルムユニットを提供することに
ある。
スプールの軸部に巻き取る際、フィルムのブル巻きにな
りにくいレンズ付きフィルムユニットを提供することに
ある。
【0021】第6の発明の目的は、ブローニフィルムの
リーダー部を簡易で確実にスプールに係着できるレンズ
付きフィルムユニットを提供することにある。
リーダー部を簡易で確実にスプールに係着できるレンズ
付きフィルムユニットを提供することにある。
【0022】第7の発明の目的は、ブローニフィルムの
リーダー部を簡易で確実にスプールに係着できるレンズ
付きフィルムユニットの製造方法を提供することにあ
る。
リーダー部を簡易で確実にスプールに係着できるレンズ
付きフィルムユニットの製造方法を提供することにあ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記の手段
のいずれかにより達成できる。
のいずれかにより達成できる。
【0024】(1)撮影レンズにより未露光の約56m
m幅のロールフィルムであるブローニフィルムに露光し
て撮影画面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠
を挟んで一方の側に設けられ製造段階で予め未露光の前
記ブローニフィルムが収納された未露光フィルム室と、
他方の側に設けられ露光済みのブローニフィルムを巻回
するための露光済みフィルム巻回用スプールを内蔵した
露光済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィルムユ
ニットにおいて、前記露光済みフィルム巻回用スプール
に巻回されたロール状の露光済みフィルムを前記露光済
みフィルム室より外に取り出すための操作に連動して、
前記ロール状の露光済みフィルムの巻きほぐれを阻止す
るフィルム押さえ部材を備えたことを特徴とするレンズ
付きフィルムユニット。
m幅のロールフィルムであるブローニフィルムに露光し
て撮影画面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠
を挟んで一方の側に設けられ製造段階で予め未露光の前
記ブローニフィルムが収納された未露光フィルム室と、
他方の側に設けられ露光済みのブローニフィルムを巻回
するための露光済みフィルム巻回用スプールを内蔵した
露光済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィルムユ
ニットにおいて、前記露光済みフィルム巻回用スプール
に巻回されたロール状の露光済みフィルムを前記露光済
みフィルム室より外に取り出すための操作に連動して、
前記ロール状の露光済みフィルムの巻きほぐれを阻止す
るフィルム押さえ部材を備えたことを特徴とするレンズ
付きフィルムユニット。
【0025】(2)製造段階で予め未露光の約56mm
幅のロールフィルムであるブローニフィルムが内蔵され
たレンズ付きフィルムユニットから露光済みフィルム巻
回用スプールに巻き取ったロール状の露光済みフィルム
を取り出す露光済みフィルム取出し方法において、前記
ロール状の露光済みフィルムを取り出すための操作を行
う工程と、前記ロール状の露光済みフィルムの取り出し
操作に連動して、前記ロール状の露光済みフィルムの巻
きほぐれを阻止する工程と、前記巻きほぐれを阻止され
た前記ロール状の露光済みフィルムをレンズ付きフィル
ムユニットの外に取り出す工程と、を有することを特徴
とするレンズ付きフィルムユニットの露光済みフィルム
取出し方法。
幅のロールフィルムであるブローニフィルムが内蔵され
たレンズ付きフィルムユニットから露光済みフィルム巻
回用スプールに巻き取ったロール状の露光済みフィルム
を取り出す露光済みフィルム取出し方法において、前記
ロール状の露光済みフィルムを取り出すための操作を行
う工程と、前記ロール状の露光済みフィルムの取り出し
操作に連動して、前記ロール状の露光済みフィルムの巻
きほぐれを阻止する工程と、前記巻きほぐれを阻止され
た前記ロール状の露光済みフィルムをレンズ付きフィル
ムユニットの外に取り出す工程と、を有することを特徴
とするレンズ付きフィルムユニットの露光済みフィルム
取出し方法。
【0026】(3)撮影レンズにより未露光の約56m
m幅のロールフィルムであるブローニフィルムに露光し
て撮影画面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠
を挟んで一方の側に設けられ製造段階で予め未露光の前
記ブローニフィルムが収納された未露光フィルム室と、
他方の側に設けられ露光済みのブローニフィルムを巻回
するための露光済みフィルム巻回用スプールを内蔵した
露光済みフィルム室と、少なくとも前記撮影レンズを含
む鏡胴部と、を備えたレンズ付きフィルムユニットにお
いて、前記鏡胴部が、非撮影位置と前記非撮影位置より
も前記撮影レンズが前記撮影レンズの光軸と平行な方向
に突出した撮影位置とに移動可能であることを特徴とす
るレンズ付きフィルムユニット。
m幅のロールフィルムであるブローニフィルムに露光し
て撮影画面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠
を挟んで一方の側に設けられ製造段階で予め未露光の前
記ブローニフィルムが収納された未露光フィルム室と、
他方の側に設けられ露光済みのブローニフィルムを巻回
するための露光済みフィルム巻回用スプールを内蔵した
露光済みフィルム室と、少なくとも前記撮影レンズを含
む鏡胴部と、を備えたレンズ付きフィルムユニットにお
いて、前記鏡胴部が、非撮影位置と前記非撮影位置より
も前記撮影レンズが前記撮影レンズの光軸と平行な方向
に突出した撮影位置とに移動可能であることを特徴とす
るレンズ付きフィルムユニット。
【0027】(4)撮影レンズにより未露光の約56m
m幅のロールフィルムであるブローニフィルムに露光し
て撮影画面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠
を挟んで一方の側に設けられ未露光フィルム巻回用スプ
ールに巻回された未露光のブローニフィルムを製造段階
で収納された未露光フィルム室と、他方の側に設けら
れ、露光済みフィルムを巻回するための露光済みフィル
ム巻回用スプールを内蔵した露光済みフィルム室と、撮
影毎に前記ブローニフィルムを前記未露光フィルム室か
ら前記露光済みフィルム室に向けて給送する巻上げ手段
と、を備えたレンズ付きフィルムユニットにおいて、前
記未露光のブローニフィルムを前記未露光フィルム巻回
用スプールに密巻にした状態でのブローニフィルムの巻
き込み最外周部から前記未露光フィルム巻回用スプール
のつば部の外縁部までの距離をAとし、前記未露光のブ
ローニフィルムを前記巻上げ手段により前記露光済みフ
ィルム巻回用スプールに密巻きした状態でのブローニフ
ィルムの巻き込み最外周部から前記露光済みフィルム巻
回用スプールのつば部の外縁部までの距離をBとしたと
き、A<Bなる条件を満足することを特徴とするレンズ
付きフィルムユニット。
m幅のロールフィルムであるブローニフィルムに露光し
て撮影画面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠
を挟んで一方の側に設けられ未露光フィルム巻回用スプ
ールに巻回された未露光のブローニフィルムを製造段階
で収納された未露光フィルム室と、他方の側に設けら
れ、露光済みフィルムを巻回するための露光済みフィル
ム巻回用スプールを内蔵した露光済みフィルム室と、撮
影毎に前記ブローニフィルムを前記未露光フィルム室か
ら前記露光済みフィルム室に向けて給送する巻上げ手段
と、を備えたレンズ付きフィルムユニットにおいて、前
記未露光のブローニフィルムを前記未露光フィルム巻回
用スプールに密巻にした状態でのブローニフィルムの巻
き込み最外周部から前記未露光フィルム巻回用スプール
のつば部の外縁部までの距離をAとし、前記未露光のブ
ローニフィルムを前記巻上げ手段により前記露光済みフ
ィルム巻回用スプールに密巻きした状態でのブローニフ
ィルムの巻き込み最外周部から前記露光済みフィルム巻
回用スプールのつば部の外縁部までの距離をBとしたと
き、A<Bなる条件を満足することを特徴とするレンズ
付きフィルムユニット。
【0028】(5)撮影レンズにより未露光の約56m
m幅のロールフィルムであるブローニフィルムに露光し
て撮影画面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠
を挟んで一方の側に設けられ未露光フィルム巻回用スプ
ールに巻回された未露光の前記ブローニフィルムを製造
段階で収納された未露光フィルム室と、前記撮影画枠を
挟んで他方の側に設けられ、露光済みフィルムを巻回す
る露光済みフィルム巻回用スプールを収納した露光済み
フィルム室と、を備えたレンズ付きフィルムユニットに
おいて、前記露光済みフィルム巻回用スプールの巻き取
り軸部の外径が、前記未露光フィルム巻回用スプールの
軸部の外径より大きいことを特徴とするレンズ付きフィ
ルムユニット。
m幅のロールフィルムであるブローニフィルムに露光し
て撮影画面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠
を挟んで一方の側に設けられ未露光フィルム巻回用スプ
ールに巻回された未露光の前記ブローニフィルムを製造
段階で収納された未露光フィルム室と、前記撮影画枠を
挟んで他方の側に設けられ、露光済みフィルムを巻回す
る露光済みフィルム巻回用スプールを収納した露光済み
フィルム室と、を備えたレンズ付きフィルムユニットに
おいて、前記露光済みフィルム巻回用スプールの巻き取
り軸部の外径が、前記未露光フィルム巻回用スプールの
軸部の外径より大きいことを特徴とするレンズ付きフィ
ルムユニット。
【0029】(6)ブローニフィルムに露光して撮影画
面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟んで
一方の側に設けられ、一方の端部にリーダー部を他方の
端部に遮光部を備えた未露光のブローニフィルムを製造
段階で予め収納した未露光フィルム室と、露光済みフィ
ルムを巻回するための軸部と前記軸部に巻回された露光
済みフィルムを前記遮光部と共同して遮光状態に保つた
めのつば部とを有するスプールが予め製造段階で収納さ
れた露光済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィル
ムユニットにおいて、前記リーダー部の内側面または前
記スプールの前記軸部の表面に、前記リーダー部を前記
軸部の表面に押圧接触させることにより前記リーダー部
を前記軸部に接着させるための接着部を有することを特
徴とするレンズ付きフィルムユニット。
面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟んで
一方の側に設けられ、一方の端部にリーダー部を他方の
端部に遮光部を備えた未露光のブローニフィルムを製造
段階で予め収納した未露光フィルム室と、露光済みフィ
ルムを巻回するための軸部と前記軸部に巻回された露光
済みフィルムを前記遮光部と共同して遮光状態に保つた
めのつば部とを有するスプールが予め製造段階で収納さ
れた露光済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィル
ムユニットにおいて、前記リーダー部の内側面または前
記スプールの前記軸部の表面に、前記リーダー部を前記
軸部の表面に押圧接触させることにより前記リーダー部
を前記軸部に接着させるための接着部を有することを特
徴とするレンズ付きフィルムユニット。
【0030】(7)ブローニフィルムに露光して撮影画
面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟んで
一方の側に設けられ、一方の端部にリーダー部を他方の
端部に遮光部を備えた未露光のブローニフィルムを製造
段階で予め収納した未露光フィルム室と、露光済みフィ
ルムを巻回するための軸部と前記軸部に巻回された露光
済みフィルムを前記遮光部と共同して遮光状態に保つた
めのつば部とを有するスプールが予め製造段階で収納さ
れた露光済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィル
ムユニットの製造方法であって、前記リーダー部を前記
スプールの前記軸部の表面に押圧接触させて前記リーダ
ー部を前記軸部の表面に接着させる接着工程を備えたこ
とを特徴とするレンズ付きフィルムユニットの製造方
法。
面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟んで
一方の側に設けられ、一方の端部にリーダー部を他方の
端部に遮光部を備えた未露光のブローニフィルムを製造
段階で予め収納した未露光フィルム室と、露光済みフィ
ルムを巻回するための軸部と前記軸部に巻回された露光
済みフィルムを前記遮光部と共同して遮光状態に保つた
めのつば部とを有するスプールが予め製造段階で収納さ
れた露光済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィル
ムユニットの製造方法であって、前記リーダー部を前記
スプールの前記軸部の表面に押圧接触させて前記リーダ
ー部を前記軸部の表面に接着させる接着工程を備えたこ
とを特徴とするレンズ付きフィルムユニットの製造方
法。
【0031】(8)ブローニフィルムに露光して撮影画
面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟んで
一方の側に設けられ、一方の端部にリーダー部を他方の
端部に遮光部を備えた未露光のブローニフィルムを製造
段階で予め収納した未露光フィルム室と、露光済みフィ
ルムを巻回するための軸部と前記軸部に巻回された露光
済みフィルムを前記遮光部と共同して遮光状態に保つた
めのつば部とを有するスプールが予め製造段階で収納さ
れた露光済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィル
ムユニットにおいて、前記リーダー部を貫通して前記リ
ーダー部と前記スプールの前記軸部と係合させるための
係合突起部を前記スプールの前記軸部の表面に備えたこ
とを特徴とするレンズ付きフィルムユニット。
面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟んで
一方の側に設けられ、一方の端部にリーダー部を他方の
端部に遮光部を備えた未露光のブローニフィルムを製造
段階で予め収納した未露光フィルム室と、露光済みフィ
ルムを巻回するための軸部と前記軸部に巻回された露光
済みフィルムを前記遮光部と共同して遮光状態に保つた
めのつば部とを有するスプールが予め製造段階で収納さ
れた露光済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィル
ムユニットにおいて、前記リーダー部を貫通して前記リ
ーダー部と前記スプールの前記軸部と係合させるための
係合突起部を前記スプールの前記軸部の表面に備えたこ
とを特徴とするレンズ付きフィルムユニット。
【0032】(9)ブローニフィルムに露光して撮影画
面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟んで
一方の側に設けられ、一方の端部にリーダー部を他方の
端部に遮光部を備えた未露光のブローニフィルムを製造
段階で予め収納した未露光フィルム室と、露光済みフィ
ルムを巻回するための軸部と前記軸部に巻回された露光
済みフィルムを前記遮光部と共同して遮光状態に保つた
めのつば部とを有するスプールが予め製造段階で収納さ
れた露光済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィル
ムユニットの製造方法であって、前記スプールの前記軸
部の表面に設けられた係合突起部を前記リーダー部に貫
通させることにより、前記軸部に前記リーダー部を係着
させる係着工程を備えたことを特徴とするレンズ付きフ
ィルムユニットの製造方法。
面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟んで
一方の側に設けられ、一方の端部にリーダー部を他方の
端部に遮光部を備えた未露光のブローニフィルムを製造
段階で予め収納した未露光フィルム室と、露光済みフィ
ルムを巻回するための軸部と前記軸部に巻回された露光
済みフィルムを前記遮光部と共同して遮光状態に保つた
めのつば部とを有するスプールが予め製造段階で収納さ
れた露光済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィル
ムユニットの製造方法であって、前記スプールの前記軸
部の表面に設けられた係合突起部を前記リーダー部に貫
通させることにより、前記軸部に前記リーダー部を係着
させる係着工程を備えたことを特徴とするレンズ付きフ
ィルムユニットの製造方法。
【0033】(10)ブローニフィルムに露光して撮影
画面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟ん
で一方の側に設けられ、一方の端部にリーダー部を他方
の端部に遮光部を備えた未露光のブローニフィルムを製
造段階で予め収納した未露光フィルム室と、露光済みフ
ィルムを巻回するための軸部と前記軸部に巻回された露
光済みフィルムを前記遮光部と共同して遮光状態に保つ
ためのつば部とを有するスプールが予め製造段階で収納
された露光済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィ
ルムユニットにおいて、前記スプールの前記軸部の表面
に前記リーダー部を係着する際の位置決めを行うための
位置決め部を備えたことを特徴とするレンズ付きフィル
ムユニット。
画面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟ん
で一方の側に設けられ、一方の端部にリーダー部を他方
の端部に遮光部を備えた未露光のブローニフィルムを製
造段階で予め収納した未露光フィルム室と、露光済みフ
ィルムを巻回するための軸部と前記軸部に巻回された露
光済みフィルムを前記遮光部と共同して遮光状態に保つ
ためのつば部とを有するスプールが予め製造段階で収納
された露光済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィ
ルムユニットにおいて、前記スプールの前記軸部の表面
に前記リーダー部を係着する際の位置決めを行うための
位置決め部を備えたことを特徴とするレンズ付きフィル
ムユニット。
【0034】(11)ブローニフィルムに露光して撮影
画面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟ん
で一方の側に設けられ、一方の端部にリーダー部を他方
の端部に遮光部を備えた未露光のブローニフィルムを製
造段階で予め収納した未露光フィルム室と、露光済みフ
ィルムを巻回するための軸部と前記軸部に巻回された露
光済みフィルムを前記遮光部と共同して遮光状態に保つ
ためのつば部とを有するスプールが予め製造段階で収納
された露光済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィ
ルムユニットの製造方法であって、前記スプールの前記
軸部の表面に設けられた位置決め部を検出する検出工程
と、前記検出工程の検出結果に基づきて前記軸部の所定
の位置に前記リーダー部を係着させる係着工程を備えた
ことを特徴とするレンズ付きフィルムユニットの製造方
法。
画面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟ん
で一方の側に設けられ、一方の端部にリーダー部を他方
の端部に遮光部を備えた未露光のブローニフィルムを製
造段階で予め収納した未露光フィルム室と、露光済みフ
ィルムを巻回するための軸部と前記軸部に巻回された露
光済みフィルムを前記遮光部と共同して遮光状態に保つ
ためのつば部とを有するスプールが予め製造段階で収納
された露光済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィ
ルムユニットの製造方法であって、前記スプールの前記
軸部の表面に設けられた位置決め部を検出する検出工程
と、前記検出工程の検出結果に基づきて前記軸部の所定
の位置に前記リーダー部を係着させる係着工程を備えた
ことを特徴とするレンズ付きフィルムユニットの製造方
法。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0036】(第1の実施の形態)請求項1から7に係
わる発明のレンズ付きフィルムユニット及びレンズ付き
フィルムユニットの露光済みフィルム取出し方法につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明のレンズ付き
フィルムユニットの構成横断面図、図2は本発明のレン
ズ付きフィルムユニットの背面より見たフィルム押さえ
部材等の構成図、図3は図2のAA断面図である。レン
ズ付きフィルムユニットは、製造段階で予め未露光のブ
ローニフィルムFが内蔵されている。
わる発明のレンズ付きフィルムユニット及びレンズ付き
フィルムユニットの露光済みフィルム取出し方法につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明のレンズ付き
フィルムユニットの構成横断面図、図2は本発明のレン
ズ付きフィルムユニットの背面より見たフィルム押さえ
部材等の構成図、図3は図2のAA断面図である。レン
ズ付きフィルムユニットは、製造段階で予め未露光のブ
ローニフィルムFが内蔵されている。
【0037】図1に示す如く、レンズ付きフィルムユニ
ットはユニット本体10、前カバー11、背面カバー1
2等で構成されている。ユニット本体10は撮影レンズ
62により未露光のブローニフィルムFに露光して撮影
画面を係止する撮影画枠10cと、撮影画枠を挟んで一
方の側に設けられ、未露光フィルム巻回用スプールS1
に巻回された未露光のブローニフィルムを製造段階で収
納された未露光フィルム室10aと、他方の側に設けら
れ、露光済みフィルム巻回用スプールS2を収納した露
光済みフィルム室10b等で構成されている。また、未
露光済みフィルム室10aには板バネ18が設けられ、
未露光フィルム巻回用スプールS1の回動の際にフリク
ションを与える構造となっている。
ットはユニット本体10、前カバー11、背面カバー1
2等で構成されている。ユニット本体10は撮影レンズ
62により未露光のブローニフィルムFに露光して撮影
画面を係止する撮影画枠10cと、撮影画枠を挟んで一
方の側に設けられ、未露光フィルム巻回用スプールS1
に巻回された未露光のブローニフィルムを製造段階で収
納された未露光フィルム室10aと、他方の側に設けら
れ、露光済みフィルム巻回用スプールS2を収納した露
光済みフィルム室10b等で構成されている。また、未
露光済みフィルム室10aには板バネ18が設けられ、
未露光フィルム巻回用スプールS1の回動の際にフリク
ションを与える構造となっている。
【0038】次に、図2、3に示す如く、フィルム押さ
え部材13は、スプールS2に巻き付いたフィルムFが
ほぐれないようにフィルムFの外周側より押さえる部材
である。このフィルム押さえ部材13は材質は板バネで
できており、断面が英字C形状をしている。このフィル
ム押さえ部材13は図2において下部より、腕部13
c、押さえ部13a、先端部13b等で構成されてい
る。
え部材13は、スプールS2に巻き付いたフィルムFが
ほぐれないようにフィルムFの外周側より押さえる部材
である。このフィルム押さえ部材13は材質は板バネで
できており、断面が英字C形状をしている。このフィル
ム押さえ部材13は図2において下部より、腕部13
c、押さえ部13a、先端部13b等で構成されてい
る。
【0039】腕部13cは円弧状形状をしており、レン
ズ付きフィルムユニットにフィルム押さえ部材13が収
納されているときは、円弧が広げられ開閉蓋15に形成
したピン15aに係止している。腕部13cはピン15
aによる阻止が解かれると、スプールS2の中心方向に
弾性変形する。
ズ付きフィルムユニットにフィルム押さえ部材13が収
納されているときは、円弧が広げられ開閉蓋15に形成
したピン15aに係止している。腕部13cはピン15
aによる阻止が解かれると、スプールS2の中心方向に
弾性変形する。
【0040】次に、押さえ部13aは円弧形状をして、
腕部13cがスプールS2の中心方向に弾性変形すると
同方向に弾性変形してスプールS2に巻かれたフィルム
Fを外周より押さえる。なお、押さえ部13aは腕部1
3cがピン15aに係止している時は、円弧が広げられ
た状態となっている。
腕部13cがスプールS2の中心方向に弾性変形すると
同方向に弾性変形してスプールS2に巻かれたフィルム
Fを外周より押さえる。なお、押さえ部13aは腕部1
3cがピン15aに係止している時は、円弧が広げられ
た状態となっている。
【0041】更に、先端部13bはスプールS2の上側
のつば部S2bの下部に位置し、スプールS2をレンズ
付きフィルムユニットの底面側より引き抜く際に、一緒
にフィルム押さえ部材13を外に取り出す。スプールS
2に巻回されたロール状の露光済みフィルムの取り出し
動作に連動して露光済みフィルムFの後端部FEをロー
ル状の露光済みフィルムの外周に固着する。本発明では
フィルム固着手段と称する。
のつば部S2bの下部に位置し、スプールS2をレンズ
付きフィルムユニットの底面側より引き抜く際に、一緒
にフィルム押さえ部材13を外に取り出す。スプールS
2に巻回されたロール状の露光済みフィルムの取り出し
動作に連動して露光済みフィルムFの後端部FEをロー
ル状の露光済みフィルムの外周に固着する。本発明では
フィルム固着手段と称する。
【0042】開閉蓋15は露光済みフィルムFをレンズ
付きフィルムユニットより取り出すための蓋である。開
閉蓋15にはピン15aが設けられ、開閉蓋15が開放
される際に、ピン15aは腕部13cがら離れる構造と
なっている。なお、17はスプールS2を巻き上げる巻
上げ軸である。
付きフィルムユニットより取り出すための蓋である。開
閉蓋15にはピン15aが設けられ、開閉蓋15が開放
される際に、ピン15aは腕部13cがら離れる構造と
なっている。なお、17はスプールS2を巻き上げる巻
上げ軸である。
【0043】ここで、レンズ付きフィルムユニットから
ロール状の露光済みフィルムを取り出す方法について説
明する。最初に、工程aでは、露光済みフィルムFをレ
ンズ付きフィルムユニットより取り出すための開閉蓋1
5を開放する。
ロール状の露光済みフィルムを取り出す方法について説
明する。最初に、工程aでは、露光済みフィルムFをレ
ンズ付きフィルムユニットより取り出すための開閉蓋1
5を開放する。
【0044】次に、工程bでは、開閉蓋15に設けたピ
ン15aが下方に移動する。すると、押さえ部13aが
スプールS2の軸部S2aの方向に変位してフィルムF
の後端部FEを押さえる。
ン15aが下方に移動する。すると、押さえ部13aが
スプールS2の軸部S2aの方向に変位してフィルムF
の後端部FEを押さえる。
【0045】さらに、工程cでは、固着されたロール状
の露光済みフィルムFをレンズ付きフィルムユニットの
外に取り出す。以上により、簡易で確実にロール状の露
光済みフィルムをレンズ付きフィルムユニットの外に取
り出すことができる。
の露光済みフィルムFをレンズ付きフィルムユニットの
外に取り出す。以上により、簡易で確実にロール状の露
光済みフィルムをレンズ付きフィルムユニットの外に取
り出すことができる。
【0046】更に、他の実施の形態について図4、5を
参照して説明する。フィルム押さえ部材14はスプール
S2に巻き付いたフィルムFがほぐれないようにフィル
ムFの上より押さえる部材である。このフィルム押さえ
部材14の材質は板バネであり、このフィルム押さえ部
材14は図4において下部より、押さえ部14a、先端
部14b等で構成されている。
参照して説明する。フィルム押さえ部材14はスプール
S2に巻き付いたフィルムFがほぐれないようにフィル
ムFの上より押さえる部材である。このフィルム押さえ
部材14の材質は板バネであり、このフィルム押さえ部
材14は図4において下部より、押さえ部14a、先端
部14b等で構成されている。
【0047】押さえ部14aは円弧形状をしており、レ
ンズ付きフィルムユニットに収納されているときは、円
弧が広げられユニット本体10に形成された溝10dに
係止している。押さえ部14aはこの溝10dからの係
止が解かれると、スプールS2の軸部側に弾性変形しフ
ィルムFを外周より押さえる。
ンズ付きフィルムユニットに収納されているときは、円
弧が広げられユニット本体10に形成された溝10dに
係止している。押さえ部14aはこの溝10dからの係
止が解かれると、スプールS2の軸部側に弾性変形しフ
ィルムFを外周より押さえる。
【0048】更に、先端部13bはスプールS2の上側
のつば部S2bの下部に位置し、スプールS2をレンズ
付きフィルムユニットの底面側より引き抜く際に、一緒
にフィルム押さえ部材14を外に取り出す。開閉蓋16
は露光済みフィルムFをレンズ付きフィルムユニットよ
り取り出すための蓋である。なお、本発明ではこのスプ
ールに巻かれたフィルムを外周より押さえる手段を、フ
ィルム固定手段と称する。
のつば部S2bの下部に位置し、スプールS2をレンズ
付きフィルムユニットの底面側より引き抜く際に、一緒
にフィルム押さえ部材14を外に取り出す。開閉蓋16
は露光済みフィルムFをレンズ付きフィルムユニットよ
り取り出すための蓋である。なお、本発明ではこのスプ
ールに巻かれたフィルムを外周より押さえる手段を、フ
ィルム固定手段と称する。
【0049】ここで、上記の実施の形態の作用を図面を
参照して説明する。図4は本発明のレンズ付きフィルム
ユニットの背面より見たフィルム押さえ部材等の構成
図、図5は図4のAA断面図である。図4、5に示す如
く、開閉蓋16を下方に開き、さらにスプールS2をレ
ンズ付きフィルムユニットの下方に引く。すると上部の
つば部S2bがフィルム押さえ部材14の先端部14b
を下方に引き、押さえ部14aが溝10dより離れる。
押さえ部14aは軸部S2aの方向に復帰して、フィル
ムFを軸部S2aの方向に押圧する。この状態でロール
状の露光済みフィルムFはレンズ付きフィルムユニット
より外に取り出される。
参照して説明する。図4は本発明のレンズ付きフィルム
ユニットの背面より見たフィルム押さえ部材等の構成
図、図5は図4のAA断面図である。図4、5に示す如
く、開閉蓋16を下方に開き、さらにスプールS2をレ
ンズ付きフィルムユニットの下方に引く。すると上部の
つば部S2bがフィルム押さえ部材14の先端部14b
を下方に引き、押さえ部14aが溝10dより離れる。
押さえ部14aは軸部S2aの方向に復帰して、フィル
ムFを軸部S2aの方向に押圧する。この状態でロール
状の露光済みフィルムFはレンズ付きフィルムユニット
より外に取り出される。
【0050】(第2の実施の形態)請求項8から10に
係わる発明のレンズ付きフィルムユニットを図面を参照
して説明する。図6は本発明の鏡胴部が沈胴した状態を
示すレンズ付きフィルムユニットの構成横断面図、図7
は本発明の鏡胴部が繰り出した状態を示すレンズ付きフ
ィルムユニットの構成横断面図である。
係わる発明のレンズ付きフィルムユニットを図面を参照
して説明する。図6は本発明の鏡胴部が沈胴した状態を
示すレンズ付きフィルムユニットの構成横断面図、図7
は本発明の鏡胴部が繰り出した状態を示すレンズ付きフ
ィルムユニットの構成横断面図である。
【0051】図6、7に示す如く、レンズ付きフィルム
ユニットは鏡胴部が撮影時には繰り出した状態となり、
携帯時は沈胴状態となる構造となっている。
ユニットは鏡胴部が撮影時には繰り出した状態となり、
携帯時は沈胴状態となる構造となっている。
【0052】ユニット本体10は、撮影画枠10c、撮
影画枠10cを挟んで一方の側に設けられ、未露光フィ
ルム巻回用スプールS1に巻回された未露光のブローニ
フィルムFを製造段階で収納された未露光フィルム室1
0a、他方の側に設けられ露光済みフィルム巻回用スプ
ールS2が収納された露光済みフィルム室10b等で構
成されている。
影画枠10cを挟んで一方の側に設けられ、未露光フィ
ルム巻回用スプールS1に巻回された未露光のブローニ
フィルムFを製造段階で収納された未露光フィルム室1
0a、他方の側に設けられ露光済みフィルム巻回用スプ
ールS2が収納された露光済みフィルム室10b等で構
成されている。
【0053】一方、鏡胴部61は撮影レンズ62、シャ
ッタ51等で構成されている。この鏡胴部61はレンズ
付きフィルムユニットに収納した非撮影位置と、非撮影
位置よりも撮影レンズの光軸と平行な方向に突出した撮
影位置に移動できる。撮影レンズ62の焦点距離は45
mmであり、J135フィルムを用いるカメラに換算す
ると、約28mmに相当する焦点距離となっている。ま
た、鏡胴部61は収納状態と撮影状態の移動距離は11
mmである。ところで、撮影レンズを平行移動させる際
に光軸のずれをともなわずに移動させることが必要とな
る。したがって、レンズの移動機構には高い精度が要求
されるが、精度が高くなるにつれてコスト高となるとい
う問題がある。特に、移動量が大きくなるほど高い精度
の移動機構が要求され、コスト高となる。本出願人らの
検討の結果、移動距離は15mmを越えるとレンズを精
度良く平行移動させることが困難とることが判明した。
レンズ付きフィルムユニットにおいては、特に、安価な
構造とするために、12mm以下であることが望まし
い。なお、撮影レンズ62は固定焦点である。鏡胴部6
1が収納された状態で、カメラの厚みは約45mmであ
る。撮影レンズ62は焦点距離が40mm以下になる
と、画面サイズは6cm×4.5cmでもJ135フィ
ルム換算で焦点距離25mmの画角になってしまい、広
角すぎて撮影しにくい。撮影のし易さ、沈胴時の携帯性
及びコストを考慮すると、好ましくは画面サイズは6×
4.5cmとして、焦点距離が45mm〜50mmとす
ることが望ましい。これはJ135フィルムに換算する
と焦点距離約28mm〜30mm程度に相当し、従来の
レンズ付きフィルムユニットと同等の撮影画角を得るこ
とができる。
ッタ51等で構成されている。この鏡胴部61はレンズ
付きフィルムユニットに収納した非撮影位置と、非撮影
位置よりも撮影レンズの光軸と平行な方向に突出した撮
影位置に移動できる。撮影レンズ62の焦点距離は45
mmであり、J135フィルムを用いるカメラに換算す
ると、約28mmに相当する焦点距離となっている。ま
た、鏡胴部61は収納状態と撮影状態の移動距離は11
mmである。ところで、撮影レンズを平行移動させる際
に光軸のずれをともなわずに移動させることが必要とな
る。したがって、レンズの移動機構には高い精度が要求
されるが、精度が高くなるにつれてコスト高となるとい
う問題がある。特に、移動量が大きくなるほど高い精度
の移動機構が要求され、コスト高となる。本出願人らの
検討の結果、移動距離は15mmを越えるとレンズを精
度良く平行移動させることが困難とることが判明した。
レンズ付きフィルムユニットにおいては、特に、安価な
構造とするために、12mm以下であることが望まし
い。なお、撮影レンズ62は固定焦点である。鏡胴部6
1が収納された状態で、カメラの厚みは約45mmであ
る。撮影レンズ62は焦点距離が40mm以下になる
と、画面サイズは6cm×4.5cmでもJ135フィ
ルム換算で焦点距離25mmの画角になってしまい、広
角すぎて撮影しにくい。撮影のし易さ、沈胴時の携帯性
及びコストを考慮すると、好ましくは画面サイズは6×
4.5cmとして、焦点距離が45mm〜50mmとす
ることが望ましい。これはJ135フィルムに換算する
と焦点距離約28mm〜30mm程度に相当し、従来の
レンズ付きフィルムユニットと同等の撮影画角を得るこ
とができる。
【0054】鏡胴部61は撮影状態で、撮影レンズ62
の中心からフィルムFまでの距離は約45mmで、鏡胴
部61が収納状態で撮影レンズ62の中心からフィルム
Fまでの距離は約35mmである。
の中心からフィルムFまでの距離は約45mmで、鏡胴
部61が収納状態で撮影レンズ62の中心からフィルム
Fまでの距離は約35mmである。
【0055】ここで、また撮影操作について図6、7を
参照して説明する。レンズ付きフィルムユニットより鏡
胴部61を引き出す。ここで、ブローニフィルムFを使
用して大きい撮影画面で被写体を撮影し、撮影終了後は
鏡胴部61を収納する。鏡胴部61を収納した状態で携
帯する。全ての撮影終了後にブローニフィルム特有の画
質の良いプリントを得ることができる。
参照して説明する。レンズ付きフィルムユニットより鏡
胴部61を引き出す。ここで、ブローニフィルムFを使
用して大きい撮影画面で被写体を撮影し、撮影終了後は
鏡胴部61を収納する。鏡胴部61を収納した状態で携
帯する。全ての撮影終了後にブローニフィルム特有の画
質の良いプリントを得ることができる。
【0056】(第3の実施の形態)請求項11、12に
係わる発明のレンズ付きフィルムユニットを図面を参照
して説明する。図8は、未露光フィルム巻回用スプール
にフィルムが密巻状態で巻かれたロールフィルムの断面
図、図9は露光済みフィルム巻回用スプールにフィルム
が密巻状態で巻かれたロールフィルムの断面図、図10
は本発明の露光済みフィルム巻回用スプールにフィルム
がブル巻き状態で巻かれたロールフィルムの断面図、図
11は従来例の露光済みフィルム巻回用スプールにフィ
ルムがブル巻き状態で巻かれたロールフィルムの断面図
である。なお、レンズ付きフィルムユニットの構成は図
1と機構的に同様である。
係わる発明のレンズ付きフィルムユニットを図面を参照
して説明する。図8は、未露光フィルム巻回用スプール
にフィルムが密巻状態で巻かれたロールフィルムの断面
図、図9は露光済みフィルム巻回用スプールにフィルム
が密巻状態で巻かれたロールフィルムの断面図、図10
は本発明の露光済みフィルム巻回用スプールにフィルム
がブル巻き状態で巻かれたロールフィルムの断面図、図
11は従来例の露光済みフィルム巻回用スプールにフィ
ルムがブル巻き状態で巻かれたロールフィルムの断面図
である。なお、レンズ付きフィルムユニットの構成は図
1と機構的に同様である。
【0057】図1において、ユニット本体10は、撮影
画枠10cと、撮影画枠を挟んで一方の側に設けられ、
未露光フィルム巻回用スプールS1に巻回された未露光
のブローニフィルムを製造段階で収納された未露光フィ
ルム室10aと、他方の側に設けられ、露光済みフィル
ム巻回用スプールS2を収納した露光済みフィルム室1
0b等で構成されている。未露光済みフィルム室10a
には板バネ18が設けられ、板バネ18は未露光フィル
ム巻回用スプールS1の回動の際にフリクションを与え
る。
画枠10cと、撮影画枠を挟んで一方の側に設けられ、
未露光フィルム巻回用スプールS1に巻回された未露光
のブローニフィルムを製造段階で収納された未露光フィ
ルム室10aと、他方の側に設けられ、露光済みフィル
ム巻回用スプールS2を収納した露光済みフィルム室1
0b等で構成されている。未露光済みフィルム室10a
には板バネ18が設けられ、板バネ18は未露光フィル
ム巻回用スプールS1の回動の際にフリクションを与え
る。
【0058】また、巻上げ手段は、撮影毎にブローニフ
ィルムを未露光フィルム室10aから露光済みフィルム
室10bに向けて給送する。
ィルムを未露光フィルム室10aから露光済みフィルム
室10bに向けて給送する。
【0059】図8に示す如く、未露光フィルム巻回用ス
プールS1は軸部S1aとつば部S1bで構成され、距
離Aは、未露光のブローニフィルムを未露光フィルム巻
回用スプールS1に密巻きした際のフィルムFの最大外
周部から未露光フィルム巻回用スプールS1のつば部S
1bの外縁部までの距離を示す。軸部S1aの外径d1
は11.5mm、距離Aは2mm、つば部S1bの外径
D1は25mmである。なお、未露光フィルム巻回用ス
プールS1は製造工程で、不図示のフィルム巻回用装置
により密巻きされる。
プールS1は軸部S1aとつば部S1bで構成され、距
離Aは、未露光のブローニフィルムを未露光フィルム巻
回用スプールS1に密巻きした際のフィルムFの最大外
周部から未露光フィルム巻回用スプールS1のつば部S
1bの外縁部までの距離を示す。軸部S1aの外径d1
は11.5mm、距離Aは2mm、つば部S1bの外径
D1は25mmである。なお、未露光フィルム巻回用ス
プールS1は製造工程で、不図示のフィルム巻回用装置
により密巻きされる。
【0060】一方、図9に示す如く、露光済みフィルム
巻回用スプールS2は軸部S2aとつば部S2bで構成
され、未露光のブローニフィルムを巻上げ手段により露
光済みフィルム巻回用スプールS2に密巻きした際のフ
ィルムFの最外周部から露光済みフィルム巻回用スプー
ルS2のつば部S2bの外縁部までの距離をBとしたと
き、軸部S2aの外径d2=11.5mm、距離B=4
mm、つば部S2bの外径D2=27mmである。露光
済みフィルム巻回用スプールS2はユーザーにより巻回
されるので、通常は密巻きされるが、撮影時の外気温度
が低くフィルムの剛性が大きくなっていたり、レンズ付
きフィルムの例えば板バネのフリクションのバラツキ等
により、所定量内のブル巻きが生じる可能性があるが、
この場合でも、救済できるように距離Bを距離Aよりも
大きくしてある。好ましくはA−B>1.0mmであ
る。また、露光済みフィルム巻回用スプールS2のつば
部外径D2は未露光フィルム巻回用スプールのつば部D
1の外径より大きいことが望ましい。
巻回用スプールS2は軸部S2aとつば部S2bで構成
され、未露光のブローニフィルムを巻上げ手段により露
光済みフィルム巻回用スプールS2に密巻きした際のフ
ィルムFの最外周部から露光済みフィルム巻回用スプー
ルS2のつば部S2bの外縁部までの距離をBとしたと
き、軸部S2aの外径d2=11.5mm、距離B=4
mm、つば部S2bの外径D2=27mmである。露光
済みフィルム巻回用スプールS2はユーザーにより巻回
されるので、通常は密巻きされるが、撮影時の外気温度
が低くフィルムの剛性が大きくなっていたり、レンズ付
きフィルムの例えば板バネのフリクションのバラツキ等
により、所定量内のブル巻きが生じる可能性があるが、
この場合でも、救済できるように距離Bを距離Aよりも
大きくしてある。好ましくはA−B>1.0mmであ
る。また、露光済みフィルム巻回用スプールS2のつば
部外径D2は未露光フィルム巻回用スプールのつば部D
1の外径より大きいことが望ましい。
【0061】なお、従来のブローニフィルム使用カメラ
では、未露光フィルム巻回用スプールは露光済みフィル
ム巻回用スプールとして使用するので同一形状となって
いるが、レンズ付きフィルムユニットは製造段階であら
かじめ未露光フィルム巻回用スプールS1及び露光済み
フィルム巻回用スプールS2を装填するので、それぞれ
異なる形状のものが使用できる。ここで、フィルムの給
送について図1、8、9を参照して説明する。未露光フ
ィルム巻回用スプールS1に巻かれた未露光フィルムF
は、バネ18によりフリクションを受けて引き出され
る。フィルムFは撮影画枠10cを通過して、露光済み
フィルム巻回用スプールS2に通常密着して巻き取られ
る。このとき、フィルムの巻き癖のついたフィルムFは
スプールS2に巻き取られる。全ての撮影が終わるとフ
ィルムFの後端部の遮光紙が巻きとられ、その後フィル
ムFの後端部FEはスプールS2に固定されて、レンズ
付きフィルムユニットより外に取り出される。図9に示
す如く、本発明の露光済みフィルム巻回用スプールS2
によればフィルムが所定量内のブル巻き状態であれば、
つば部S2bよりブル巻き外径が小さいので光カブリが
生じにくい。なお、図11に示す如く、従来の露光済み
フィルム巻回用スプールS3は軸部S3aとつば部S3
bで構成され、露光済みフィルム巻回用スプールS3は
フィルムが図11に示すようなブル巻き状態となると、
外光Lがつば部S3bの周辺より入り、フィルムFに光
りかぶりを生じる。
では、未露光フィルム巻回用スプールは露光済みフィル
ム巻回用スプールとして使用するので同一形状となって
いるが、レンズ付きフィルムユニットは製造段階であら
かじめ未露光フィルム巻回用スプールS1及び露光済み
フィルム巻回用スプールS2を装填するので、それぞれ
異なる形状のものが使用できる。ここで、フィルムの給
送について図1、8、9を参照して説明する。未露光フ
ィルム巻回用スプールS1に巻かれた未露光フィルムF
は、バネ18によりフリクションを受けて引き出され
る。フィルムFは撮影画枠10cを通過して、露光済み
フィルム巻回用スプールS2に通常密着して巻き取られ
る。このとき、フィルムの巻き癖のついたフィルムFは
スプールS2に巻き取られる。全ての撮影が終わるとフ
ィルムFの後端部の遮光紙が巻きとられ、その後フィル
ムFの後端部FEはスプールS2に固定されて、レンズ
付きフィルムユニットより外に取り出される。図9に示
す如く、本発明の露光済みフィルム巻回用スプールS2
によればフィルムが所定量内のブル巻き状態であれば、
つば部S2bよりブル巻き外径が小さいので光カブリが
生じにくい。なお、図11に示す如く、従来の露光済み
フィルム巻回用スプールS3は軸部S3aとつば部S3
bで構成され、露光済みフィルム巻回用スプールS3は
フィルムが図11に示すようなブル巻き状態となると、
外光Lがつば部S3bの周辺より入り、フィルムFに光
りかぶりを生じる。
【0062】(第4の実施の形態)請求項13に係わる
発明のレンズ付きフィルムユニットを図面を参照して説
明する。図12はレンズ付きフィルムユニットの構成横
断面図である。
発明のレンズ付きフィルムユニットを図面を参照して説
明する。図12はレンズ付きフィルムユニットの構成横
断面図である。
【0063】図12に示す如く、ユニット本体10は、
撮影画枠10cと、撮影画枠を挟んで一方の側に設けら
れ、未露光フィルム巻回用スプールS1に巻回された未
露光のブローニフィルムを製造段階で収納された未露光
フィルム室10aと、他方の側に設けられ、露光済みフ
ィルム巻回用スプールS2に巻回するための露光済みフ
ィルム室10b等で構成されている。
撮影画枠10cと、撮影画枠を挟んで一方の側に設けら
れ、未露光フィルム巻回用スプールS1に巻回された未
露光のブローニフィルムを製造段階で収納された未露光
フィルム室10aと、他方の側に設けられ、露光済みフ
ィルム巻回用スプールS2に巻回するための露光済みフ
ィルム室10b等で構成されている。
【0064】また、未露光済みフィルム室10aは板バ
ネ18が設けられ、板バネ18は未露光フィルム巻回用
スプールS1が回動する際にフリクションを与える。未
露光フィルム巻回用スプールS1は軸部S1aとつば部
S1bで構成され、軸部S1aの外径d1は11.5m
mで、つば部S1bの外径D1は25mmである。
ネ18が設けられ、板バネ18は未露光フィルム巻回用
スプールS1が回動する際にフリクションを与える。未
露光フィルム巻回用スプールS1は軸部S1aとつば部
S1bで構成され、軸部S1aの外径d1は11.5m
mで、つば部S1bの外径D1は25mmである。
【0065】一方、露光済みフィルム巻回用スプールS
2は軸部S2aとつば部S2bで構成され、軸部S2a
の外径d2は13mmで、つば部S2bの外径D2は2
7mmである。そして、露光済みフィルム巻回用スプー
ルS2の軸部の外径d1は未露光フィルム巻回用スプー
ルS1の軸部の外径d2より大きくなっている。
2は軸部S2aとつば部S2bで構成され、軸部S2a
の外径d2は13mmで、つば部S2bの外径D2は2
7mmである。そして、露光済みフィルム巻回用スプー
ルS2の軸部の外径d1は未露光フィルム巻回用スプー
ルS1の軸部の外径d2より大きくなっている。
【0066】スプールS1とスプールS2の軸部の差e
は1.5mmである。この軸部の差eは1mmより小さ
いと、フィルム巻き癖をうち消す作用が小さすぎて効果
が少なく、また5mmを越えるとその分、スプールのつ
ば部の外径も大きくする必要があり、レンズ付きフィル
ムユニットの外形が大きくなる。
は1.5mmである。この軸部の差eは1mmより小さ
いと、フィルム巻き癖をうち消す作用が小さすぎて効果
が少なく、また5mmを越えるとその分、スプールのつ
ば部の外径も大きくする必要があり、レンズ付きフィル
ムユニットの外形が大きくなる。
【0067】なお、従来のブローニフィルムを使用した
カメラでは、未露光フィルム巻回用スプールは露光済み
フィルム巻回用スプールとして同一形状となっている
が、レンズ付きフィルムユニットでは製造段階であらか
いじめ未露光フィルム巻回用スプールS1及び露光済み
フィルム巻回用スプールS2を装填するので、それぞれ
異なる形状のものが使用できる。なお、未露光フィルム
巻回用スプールS1に巻かれた未露光フィルムは、製造
工程で巻回装置により密巻きされ、ユーザーが使用する
時にはフィルムの巻き癖が生じている。
カメラでは、未露光フィルム巻回用スプールは露光済み
フィルム巻回用スプールとして同一形状となっている
が、レンズ付きフィルムユニットでは製造段階であらか
いじめ未露光フィルム巻回用スプールS1及び露光済み
フィルム巻回用スプールS2を装填するので、それぞれ
異なる形状のものが使用できる。なお、未露光フィルム
巻回用スプールS1に巻かれた未露光フィルムは、製造
工程で巻回装置により密巻きされ、ユーザーが使用する
時にはフィルムの巻き癖が生じている。
【0068】ここでブローニフィルムの給送について説
明する。軸部の外径が小さい未露光フィルム巻回用スプ
ールS1に巻かれた未露光フィルムFは、板バネ18に
よりフリクションを受けながら引き出される。フィルム
Fは撮影画枠10cを通過して、軸部の外径が大きい露
光済みフィルム巻回用スプールS2に密着して巻き取ら
れる。このとき、巻き癖のついたフィルムFは軸部S1
aより大きい軸部S2aに巻き取られるので、フィルム
Fが軸部S2aに密着しやすく、密巻状態で巻き取られ
る。全ての撮影が終わるとフィルムFの後端部にある遮
光紙に巻きとられ、その後、フィルムFの後端部は固着
されてレンズ付きフィルムユニットより取り出される。
以上により、ロール状のフィルムは密巻きされているの
で光りかぶりがない。また、ロール状のフィルムは軸部
S2aの外径が大きい露光済みフィルム巻回用スプール
S2に巻き取られるので、板バネ18のフリクションも
小さくすることができ、巻上げ荷重を軽減することもで
きる。
明する。軸部の外径が小さい未露光フィルム巻回用スプ
ールS1に巻かれた未露光フィルムFは、板バネ18に
よりフリクションを受けながら引き出される。フィルム
Fは撮影画枠10cを通過して、軸部の外径が大きい露
光済みフィルム巻回用スプールS2に密着して巻き取ら
れる。このとき、巻き癖のついたフィルムFは軸部S1
aより大きい軸部S2aに巻き取られるので、フィルム
Fが軸部S2aに密着しやすく、密巻状態で巻き取られ
る。全ての撮影が終わるとフィルムFの後端部にある遮
光紙に巻きとられ、その後、フィルムFの後端部は固着
されてレンズ付きフィルムユニットより取り出される。
以上により、ロール状のフィルムは密巻きされているの
で光りかぶりがない。また、ロール状のフィルムは軸部
S2aの外径が大きい露光済みフィルム巻回用スプール
S2に巻き取られるので、板バネ18のフリクションも
小さくすることができ、巻上げ荷重を軽減することもで
きる。
【0069】(第5の実施の形態)請求項14から16
にかかわる発明のレンズ付きフィルムユニット、およ
び、請求項17から23にかかわる発明のレンズ付きフ
ィルムユニットの製造方法について図面を参照して説明
する。図13は本発明のレンズ付きフィルムユニットの
横断面図、図14は本発明のフィルム係着工程の概略斜
視図である。
にかかわる発明のレンズ付きフィルムユニット、およ
び、請求項17から23にかかわる発明のレンズ付きフ
ィルムユニットの製造方法について図面を参照して説明
する。図13は本発明のレンズ付きフィルムユニットの
横断面図、図14は本発明のフィルム係着工程の概略斜
視図である。
【0070】最初に、レンズ付きフィルムユニットにつ
いて説明する。図13、図14に示す如く、レンズ付き
フィルムユニットのユニット本体10は、撮影画枠10
c、撮影画枠10cを挟んで一方の側に設けられ未露光
のブローニフィルムを製造段階で予め収納した未露光フ
ィルム室10a、さらにスプールS4が予め製造段階で
収納された露光済みフィルム室10b等を備えている。
いて説明する。図13、図14に示す如く、レンズ付き
フィルムユニットのユニット本体10は、撮影画枠10
c、撮影画枠10cを挟んで一方の側に設けられ未露光
のブローニフィルムを製造段階で予め収納した未露光フ
ィルム室10a、さらにスプールS4が予め製造段階で
収納された露光済みフィルム室10b等を備えている。
【0071】また、予め収納される未露光のブローニフ
ィルムFは一方の端部にリーダー部を他方の端部に遮光
部を有している。スプールS4は露光済みフィルムを巻
回するための軸部S4aと軸部S4aに巻回された露光
済みフィルムを遮光部と共同して遮光状態に保つための
つば部S4bとを有している。
ィルムFは一方の端部にリーダー部を他方の端部に遮光
部を有している。スプールS4は露光済みフィルムを巻
回するための軸部S4aと軸部S4aに巻回された露光
済みフィルムを遮光部と共同して遮光状態に保つための
つば部S4bとを有している。
【0072】この軸部S4aの表面に、リーダー部FL
を軸部S4aに接着させるための接着剤が塗布された接
着部S4cを有している。なお、リーダー部FLの内側
面に前記の接着部を設けても良い。また、変形例とし
て、スプールS4の軸部S4aの表面に両面接着テープ
を用いても良い。
を軸部S4aに接着させるための接着剤が塗布された接
着部S4cを有している。なお、リーダー部FLの内側
面に前記の接着部を設けても良い。また、変形例とし
て、スプールS4の軸部S4aの表面に両面接着テープ
を用いても良い。
【0073】次に、レンズ付きフィルムユニットの製造
方法について図14を参照して説明する。吸着搬送機構
82はフィルムを真空吸着して搬送し、また、押圧機構
81は下降してリーダー部をスプールS4に押圧する。
ここで、フィルムをスプールS4に固定する工程を説明
すると、最初に軸部S4aの表面に接着剤を塗布して接
着部S4cを形成する(接着部形成工程)。次に、フィ
ルムのリーダー部FLを吸着搬送機構82により吸着し
て、フィルムのリーダー部FLを軸部S4aの所定位置
に移動する。次に、押圧機構81を下降させてリーダー
部FLを軸部S4aに押圧して接着させる(接着部押圧
工程)。なお、接着部形成工程と接着部押圧工程とをま
とめて接着工程と称する。
方法について図14を参照して説明する。吸着搬送機構
82はフィルムを真空吸着して搬送し、また、押圧機構
81は下降してリーダー部をスプールS4に押圧する。
ここで、フィルムをスプールS4に固定する工程を説明
すると、最初に軸部S4aの表面に接着剤を塗布して接
着部S4cを形成する(接着部形成工程)。次に、フィ
ルムのリーダー部FLを吸着搬送機構82により吸着し
て、フィルムのリーダー部FLを軸部S4aの所定位置
に移動する。次に、押圧機構81を下降させてリーダー
部FLを軸部S4aに押圧して接着させる(接着部押圧
工程)。なお、接着部形成工程と接着部押圧工程とをま
とめて接着工程と称する。
【0074】ここで変形例として、リーダー部FLの内
側面に接着剤を塗布してスプールS4に接着しても良
い。また、軸部S4aまたはリーダー部FLの内側面に
両面接着テープを使用して接着しても良い。
側面に接着剤を塗布してスプールS4に接着しても良
い。また、軸部S4aまたはリーダー部FLの内側面に
両面接着テープを使用して接着しても良い。
【0075】以上のように本発明は従来のブローニフィ
ルムのようにスプールのスリット内にフィルムリーダー
部を差し込むという煩わしい作業を不要とするので、製
造工程を簡素化できる。特に自動化する際に有利であ
る。
ルムのようにスプールのスリット内にフィルムリーダー
部を差し込むという煩わしい作業を不要とするので、製
造工程を簡素化できる。特に自動化する際に有利であ
る。
【0076】(第6の実施の形態)請求項24、25に
かかわる発明のレンズ付きフィルムユニット、及び、請
求項26、27、28にかかわる発明のレンズ付きフィ
ルムユニットの製造方法について図面を参照して説明す
る。図15はレンズ付きフィルムユニットの構成横断面
図、図16は本発明のフィルム係着工程の概略斜視図で
ある。前記第5の実施の形態と機構的に、機能的に同一
部材は同一符号を付け説明を省略する。
かかわる発明のレンズ付きフィルムユニット、及び、請
求項26、27、28にかかわる発明のレンズ付きフィ
ルムユニットの製造方法について図面を参照して説明す
る。図15はレンズ付きフィルムユニットの構成横断面
図、図16は本発明のフィルム係着工程の概略斜視図で
ある。前記第5の実施の形態と機構的に、機能的に同一
部材は同一符号を付け説明を省略する。
【0077】最初に、レンズ付きフィルムユニットにつ
いて説明すると、図15、図16に示す如く、スプール
S5はつば部S5bと軸部S5aで構成され、この軸部
S5aのほぼ中央部に外径が小さくなった凹部が有り、
凹部の表面には複数の係合突起部S5cが形成されてい
る。フィルムのリーダー部FLは係合突起部S5cによ
り貫通してスプールS5に固定される。
いて説明すると、図15、図16に示す如く、スプール
S5はつば部S5bと軸部S5aで構成され、この軸部
S5aのほぼ中央部に外径が小さくなった凹部が有り、
凹部の表面には複数の係合突起部S5cが形成されてい
る。フィルムのリーダー部FLは係合突起部S5cによ
り貫通してスプールS5に固定される。
【0078】次に、レンズ付きフィルムユニットの製造
方法について、図16を参照して説明する。吸着搬送機
構82はフィルムを真空吸着し搬送する。また押圧機構
81は下降してフィルムをスプールに押圧する。ここ
で、フィルムをスプールに固定する工程を説明すると、
最初にフィルムのリーダー部FLを吸着搬送機構82に
より吸着して、フィルムのリーダー部FLをスプールS
5の所定位置に移動する。次に押圧機構81によりリー
ダー部FLを係合突起部S5cに押圧することによりレ
ーダー部に貫通孔を形成し、貫通孔に係合突起部を貫通
させてリーダー部FLをスプールに固定する(係着工
程)。
方法について、図16を参照して説明する。吸着搬送機
構82はフィルムを真空吸着し搬送する。また押圧機構
81は下降してフィルムをスプールに押圧する。ここ
で、フィルムをスプールに固定する工程を説明すると、
最初にフィルムのリーダー部FLを吸着搬送機構82に
より吸着して、フィルムのリーダー部FLをスプールS
5の所定位置に移動する。次に押圧機構81によりリー
ダー部FLを係合突起部S5cに押圧することによりレ
ーダー部に貫通孔を形成し、貫通孔に係合突起部を貫通
させてリーダー部FLをスプールに固定する(係着工
程)。
【0079】(第7の実施の形態)請求項29、30に
かかわる発明のレンズ付きフィルムユニット、及び、請
求項31、32にかかわる発明のレンズ付きフィルムユ
ニットの製造方法について図面を参照して説明する。図
17は本発明のフィルム係着工程の概略斜視図である。
前記第6の実施の形態と機構的に同一部材は同一符号を
付け説明を省略する。
かかわる発明のレンズ付きフィルムユニット、及び、請
求項31、32にかかわる発明のレンズ付きフィルムユ
ニットの製造方法について図面を参照して説明する。図
17は本発明のフィルム係着工程の概略斜視図である。
前記第6の実施の形態と機構的に同一部材は同一符号を
付け説明を省略する。
【0080】最初に、レンズ付きフィルムユニットにつ
いて説明すると、前記図15に示すレンズ付きフィルム
ユニットの変形例であり、異なる部分を図17により説
明する。スプールS6はつば部S6bと軸部S6aで構
成され、この軸部S6aの表面には複数の係合突起部S
6cが形成され、さらに、軸部S6aのほぼ中央部に外
径が小さくなった凹部S6eが有り、凹部S6eの幅方
向の長さはリーダー部FLの先端部FLaの幅方向長さ
と同一になっている。凹部の両端は位置決め部S6dと
なっている。フィルムのリーダー部FLは係合突起部S
6cにより貫通してスプールに固定される。
いて説明すると、前記図15に示すレンズ付きフィルム
ユニットの変形例であり、異なる部分を図17により説
明する。スプールS6はつば部S6bと軸部S6aで構
成され、この軸部S6aの表面には複数の係合突起部S
6cが形成され、さらに、軸部S6aのほぼ中央部に外
径が小さくなった凹部S6eが有り、凹部S6eの幅方
向の長さはリーダー部FLの先端部FLaの幅方向長さ
と同一になっている。凹部の両端は位置決め部S6dと
なっている。フィルムのリーダー部FLは係合突起部S
6cにより貫通してスプールに固定される。
【0081】上述のように、ブローニフィルムはフィル
ムに設けられた遮光部とスプールに設けられたつば部に
より遮光状態とするため、フィルムをスプール軸部の中
央部に正確に固着することが要求される。本発明によれ
ば、上記凹部を検出することにより、スプール軸に対す
るフィルムの位置決めを簡単且つ正確に行うことができ
る。
ムに設けられた遮光部とスプールに設けられたつば部に
より遮光状態とするため、フィルムをスプール軸部の中
央部に正確に固着することが要求される。本発明によれ
ば、上記凹部を検出することにより、スプール軸に対す
るフィルムの位置決めを簡単且つ正確に行うことができ
る。
【0082】次に、レンズ付きフィルムユニットの製造
方法について図17を参照して説明する。吸着搬送機構
82はフィルムを真空吸着して搬送し、また押圧機構8
1は下降してフィルムをスプールに押圧する。さらに位
置検知センサー85a、85bはフィルムの位置を検知
する。ここで、フィルムを所定位置に固定する工程を説
明すると、最初に、フィルムのリーダー部FLを吸着搬
送機構82により吸着して、フィルムのリーダー部FL
をスプールの位置に移動する。ここで、位置検知センサ
ー85a、85bにより軸部の凹部S6eに対するフィ
ルムの幅方向の両端位置を検出し(検出工程)、検出結
果に基づき、吸着搬送機構82によりフィルムのリーダ
ー部FLを軸部S6aの所定位置に位置決めする。ここ
で、押圧機構81によりリーダー部FLを係合突起部S
5cに押圧することによりリーダー部FLを貫通させて
スプールS6に固定する。
方法について図17を参照して説明する。吸着搬送機構
82はフィルムを真空吸着して搬送し、また押圧機構8
1は下降してフィルムをスプールに押圧する。さらに位
置検知センサー85a、85bはフィルムの位置を検知
する。ここで、フィルムを所定位置に固定する工程を説
明すると、最初に、フィルムのリーダー部FLを吸着搬
送機構82により吸着して、フィルムのリーダー部FL
をスプールの位置に移動する。ここで、位置検知センサ
ー85a、85bにより軸部の凹部S6eに対するフィ
ルムの幅方向の両端位置を検出し(検出工程)、検出結
果に基づき、吸着搬送機構82によりフィルムのリーダ
ー部FLを軸部S6aの所定位置に位置決めする。ここ
で、押圧機構81によりリーダー部FLを係合突起部S
5cに押圧することによりリーダー部FLを貫通させて
スプールS6に固定する。
【0083】
【発明の効果】以上のように構成したので下記のような
効果を奏する。請求項1から4に記載のレンズ付きフィ
ルムユニットの発明によれば、レンズ付きフィルムユニ
ットより、光カブリを生じることなく確実に露光済みブ
ローニフィルムを取り出せる。
効果を奏する。請求項1から4に記載のレンズ付きフィ
ルムユニットの発明によれば、レンズ付きフィルムユニ
ットより、光カブリを生じることなく確実に露光済みブ
ローニフィルムを取り出せる。
【0084】請求項5、6、7に記載のフィルム取り出
し方法の発明によれば、レンズ付きフィルムユニットよ
り、光カブリを生じることなく、確実に露光済みブロー
ニフィルムを取り出せる。
し方法の発明によれば、レンズ付きフィルムユニットよ
り、光カブリを生じることなく、確実に露光済みブロー
ニフィルムを取り出せる。
【0085】請求項8、9、10に記載のレンズ付きフ
ィルムユニットの発明によれば、良好なプリント画質が
得られ、且つ、携帯性に優れた鏡胴部沈胴式のレンズ付
きフィルムユニットになる。
ィルムユニットの発明によれば、良好なプリント画質が
得られ、且つ、携帯性に優れた鏡胴部沈胴式のレンズ付
きフィルムユニットになる。
【0086】請求項11、12に記載のレンズ付きフィ
ルムユニットの発明によれば、露光済みフィルムのスプ
ールへの巻き取りの際、フィルムの所定量内のブル巻き
が生じても、スプールのつば部周辺よりの光カブリを防
止できる。
ルムユニットの発明によれば、露光済みフィルムのスプ
ールへの巻き取りの際、フィルムの所定量内のブル巻き
が生じても、スプールのつば部周辺よりの光カブリを防
止できる。
【0087】請求項13に記載のレンズ付きフィルムユ
ニットの発明によれば、露光済みブローニフィルムのス
プールへの巻き取りの際に、ブル巻きになりにくく、レ
ンズ付きフィルムユニットより外に取り出しの際に、光
かぶりが防止できる。
ニットの発明によれば、露光済みブローニフィルムのス
プールへの巻き取りの際に、ブル巻きになりにくく、レ
ンズ付きフィルムユニットより外に取り出しの際に、光
かぶりが防止できる。
【0088】請求項14から16に記載のレンズ付きフ
ィルムユニットの発明によれば、フィルム先端部のスプ
ールへの位置決めが簡易で、迅速に行える。
ィルムユニットの発明によれば、フィルム先端部のスプ
ールへの位置決めが簡易で、迅速に行える。
【0089】請求項17〜23に記載のレンズ付きフィ
ルムユニットの製造方法の発明によれば、フィルム先端
部のスプールへの位置決めが簡易で、迅速に行える。
ルムユニットの製造方法の発明によれば、フィルム先端
部のスプールへの位置決めが簡易で、迅速に行える。
【0090】請求項24、25に記載のレンズ付きフィ
ルムユニットの発明によれば、フィルム先端部のスプー
ルへの位置決めが簡易で、迅速に行える。
ルムユニットの発明によれば、フィルム先端部のスプー
ルへの位置決めが簡易で、迅速に行える。
【0091】請求項26〜28に記載のレンズ付きフィ
ルムユニットの製造方法の発明によれば、フィルム先端
部のスプールへの位置決めが簡易で、迅速に行える。
ルムユニットの製造方法の発明によれば、フィルム先端
部のスプールへの位置決めが簡易で、迅速に行える。
【0092】請求項29、30に記載のレンズ付きフィ
ルムユニットの発明によれば、位置決め部により、フィ
ルム先端部のスプールへの位置決めが正確に行えて、フ
ィルムがスプールの軸方向にずれることなく固定でき
る。
ルムユニットの発明によれば、位置決め部により、フィ
ルム先端部のスプールへの位置決めが正確に行えて、フ
ィルムがスプールの軸方向にずれることなく固定でき
る。
【0093】請求項31、32に記載のレンズ付きフィ
ルムユニットの製造方法の発明によれば、フィルム先端
部のスプールへの位置決めが正確に行えてフィルムがス
プールの軸方向にずれることなく固定できる。
ルムユニットの製造方法の発明によれば、フィルム先端
部のスプールへの位置決めが正確に行えてフィルムがス
プールの軸方向にずれることなく固定できる。
【図1】本発明のレンズ付きフィルムユニットの構成横
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明のレンズ付きフィルムユニットの背面よ
り見たフィルム押さえ部材等の構成図である。
り見たフィルム押さえ部材等の構成図である。
【図3】図2のAA断面図である。
【図4】本発明のレンズ付きフィルムユニットの背面よ
り見たフィルム押さえ部材等の構成図である。
り見たフィルム押さえ部材等の構成図である。
【図5】図4のAA断面図である。
【図6】本発明の鏡胴部が沈胴した状態を示すレンズ付
きフィルムユニットの構成横断面図である。
きフィルムユニットの構成横断面図である。
【図7】本発明の鏡胴部が繰り出した状態を示すレンズ
付きフィルムユニットの構成横断面図である。
付きフィルムユニットの構成横断面図である。
【図8】本発明の未露光フィルム巻回用スプールにフィ
ルムが密巻状態で巻かれたロールフィルムの断面図であ
る。
ルムが密巻状態で巻かれたロールフィルムの断面図であ
る。
【図9】本発明の露光済みフィルム巻回用スプールにフ
ィルムが密巻状態で巻かれたロールフィルムの断面図で
ある。
ィルムが密巻状態で巻かれたロールフィルムの断面図で
ある。
【図10】本発明の露光済みフィルム巻回用スプールに
フィルムがブル巻き状態で巻かれたロールフィルムの断
面図である。
フィルムがブル巻き状態で巻かれたロールフィルムの断
面図である。
【図11】従来の露光済みフィルム巻回用スプールにフ
ィルムがブル巻き状態で巻かれたロールフィルムの断面
図である。
ィルムがブル巻き状態で巻かれたロールフィルムの断面
図である。
【図12】本発明のレンズ付きフィルムユニットの構成
横断面図である。
横断面図である。
【図13】本発明のレンズ付きフィルムユニットの構成
横断面図である。
横断面図である。
【図14】本発明のフィルム係着工程の概略斜視図であ
る。
る。
【図15】本発明のレンズ付きフィルムユニットの構成
横断面図である。
横断面図である。
【図16】本発明のフィルム係着工程の概略斜視図であ
る。
る。
【図17】本発明のフィルム係着工程の概略斜視図であ
る。
る。
10 ユニット本体 10b 露光済みフィルム室 13、14 フィルム押さえ部材 13a、14a 押さえ部 13b、14b 先端部 15、16 開閉蓋 61 鏡胴部 62 撮影レンズ d1 軸部外径 d2 軸部外径 D1 つば部外径 D2 つば部外径 S1 未露光フィルム巻回用スプール(スプール) S1a 軸部 S1b つば部 S2 露光済みフィルム巻回用スプール(スプール) S2a 軸部 S2b つば部 F 未露光フィルム、露光済みフィルム(フィルム)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/28 G03B 17/28 Z 17/30 17/30 G03C 3/02 G03C 3/02 Z
Claims (32)
- 【請求項1】 撮影レンズにより未露光の約56mm幅
のロールフィルムであるブローニフィルムに露光して撮
影画面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟
んで一方の側に設けられ製造段階で予め未露光の前記ブ
ローニフィルムが収納された未露光フィルム室と、他方
の側に設けられ露光済みのブローニフィルムを巻回する
ための露光済みフィルム巻回用スプールを内蔵した露光
済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィルムユニッ
トにおいて、前記露光済みフィルム巻回用スプールに巻
回されたロール状の露光済みフィルムを前記露光済みフ
ィルム室より外に取り出すための操作に連動して、前記
ロール状の露光済みフィルムの巻きほぐれを阻止するフ
ィルム押さえ部材を備えたことを特徴とするレンズ付き
フィルムユニット。 - 【請求項2】 前記フィルム押さえ部材は前記ロール状
の露光済みフィルムを取り出すための開閉蓋の開放操作
に連動してフィルムの外周を押さえ前記ロール状の露光
済みフィルムの巻きほぐれを阻止することを特徴とする
請求項1に記載のレンズ付きフィルムユニット。 - 【請求項3】 前記フィルム押さえ部材は前記ロール状
の露光済みフィルムが前記露光済みフィルム室の外に取
り出される方向に移動することに連動してフィルムの外
周を押さえて前記ロール状の露光済みフィルムの巻きほ
ぐれを阻止することを特徴とする請求項1に記載のレン
ズ付きフィルムユニット。 - 【請求項4】 前記フィルム押さえ部材を前記露光済み
フィルム巻回用スプールにロール状に巻回された露光済
みフィルムの外周を押圧しない状態に弾性変形させるた
めの規制部材を備え、前記露光済みフィルム巻回用スプ
ールに巻回されたロール状の露光済みフィルムの取り出
し操作に連動して、前記規制部材による前記フィルム押
さえ部材の規制を解除して、前記フィルム押さえ部材に
より前記ロール状の露光済みフィルムの外周を押圧する
ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ付きフィルム
ユニット。 - 【請求項5】 製造段階で予め未露光の約56mm幅の
ロールフィルムであるブローニフィルムが内蔵されたレ
ンズ付きフィルムユニットから露光済みフィルム巻回用
スプールに巻き取ったロール状の露光済みフィルムを取
り出す露光済みフィルム取出し方法において、前記ロー
ル状の露光済みフィルムを取り出すための操作を行う工
程と、前記ロール状の露光済みフィルムの取り出し操作
に連動して、前記ロール状の露光済みフィルムの巻きほ
ぐれを阻止する工程と、前記巻きほぐれを阻止された前
記ロール状の露光済みフィルムをレンズ付きフィルムユ
ニットの外に取り出す工程と、を有することを特徴とす
るレンズ付きフィルムユニットの露光済みフィルム取出
し方法。 - 【請求項6】 前記ロール状の露光済みフィルムを取り
出すための操作を行う工程は、露光済みフィルムを取り
出すための開閉蓋を開放する工程であることを特徴とす
る請求項5に記載のレンズ付きフィルムユニットの露光
済みフィルム取出し方法。 - 【請求項7】 前記ロール状の露光済みフィルムを取り
出すための操作を行う工程は、前記ロール状の露光済み
フィルムを取り出し方向に移動させる工程であることを
特徴とする請求項5に記載のレンズ付きフィルムユニッ
トの露光済みフィルム取出し方法。 - 【請求項8】 撮影レンズにより未露光の約56mm幅
のロールフィルムであるブローニフィルムに露光して撮
影画面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟
んで一方の側に設けられ製造段階で予め未露光の前記ブ
ローニフィルムが収納された未露光フィルム室と、他方
の側に設けられ露光済みのブローニフィルムを巻回する
ための露光済みフィルム巻回用スプールを内蔵した露光
済みフィルム室と、少なくとも前記撮影レンズを含む鏡
胴部と、を備えたレンズ付きフィルムユニットにおい
て、前記鏡胴部が、非撮影位置と前記非撮影位置よりも
前記撮影レンズが前記撮影レンズの光軸と平行な方向に
突出した撮影位置とに移動可能であることを特徴とする
レンズ付きフィルムユニット。 - 【請求項9】 前記撮影レンズの焦点距離が40mm以
上であり、且つ、前記鏡胴部の前記非撮影位置と前記撮
影位置の間の光軸と平行な方向での移動距離が15mm
以下であることを特徴とする請求項8に記載のレンズ付
きフィルムユニット。 - 【請求項10】 前記撮影レンズが固定焦点であること
を特徴とする請求項8または9に記載のレンズ付きフィ
ルムユニット。 - 【請求項11】 撮影レンズにより未露光の約56mm
幅のロールフィルムであるブローニフィルムに露光して
撮影画面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を
挟んで一方の側に設けられ未露光フィルム巻回用スプー
ルに巻回された未露光のブローニフィルムを製造段階で
収納された未露光フィルム室と、他方の側に設けられ、
露光済みフィルムを巻回するための露光済みフィルム巻
回用スプールを内蔵した露光済みフィルム室と、撮影毎
に前記ブローニフィルムを前記未露光フィルム室から前
記露光済みフィルム室に向けて給送する巻上げ手段と、
を備えたレンズ付きフィルムユニットにおいて、前記未
露光のブローニフィルムを前記未露光フィルム巻回用ス
プールに密巻にした状態でのブローニフィルムの巻き込
み最外周部から前記未露光フィルム巻回用スプールのつ
ば部の外縁部までの距離をAとし、前記未露光のブロー
ニフィルムを前記巻上げ手段により前記露光済みフィル
ム巻回用スプールに密巻きした状態でのブローニフィル
ムの巻き込み最外周部から前記露光済みフィルム巻回用
スプールのつば部の外縁部までの距離をBとしたとき、
A<Bなる条件を満足することを特徴とするレンズ付き
フィルムユニット。 - 【請求項12】 前記露光済みフィルム巻回用スプール
のつば部の外径は、前記未露光フィルム巻回用スプール
のつば部の外径より大きいことを特徴とする請求項11
に記載のレンズ付きフィルムユニット。 - 【請求項13】 撮影レンズにより未露光の約56mm
幅のロールフィルムであるブローニフィルムに露光して
撮影画面を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を
挟んで一方の側に設けられ未露光フィルム巻回用スプー
ルに巻回された未露光の前記ブローニフィルムを製造段
階で収納された未露光フィルム室と、前記撮影画枠を挟
んで他方の側に設けられ、露光済みフィルムを巻回する
露光済みフィルム巻回用スプールを収納した露光済みフ
ィルム室と、を備えたレンズ付きフィルムユニットにお
いて、前記露光済みフィルム巻回用スプールの巻き取り
軸部の外径が、前記未露光フィルム巻回用スプールの軸
部の外径より大きいことを特徴とするレンズ付きフィル
ムユニット。 - 【請求項14】 ブローニフィルムに露光して撮影画面
を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟んで一
方の側に設けられ、一方の端部にリーダー部を他方の端
部に遮光部を備えた未露光のブローニフィルムを製造段
階で予め収納した未露光フィルム室と、露光済みフィル
ムを巻回するための軸部と前記軸部に巻回された露光済
みフィルムを前記遮光部と共同して遮光状態に保つため
のつば部とを有するスプールが予め製造段階で収納され
た露光済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィルム
ユニットにおいて、前記リーダー部の内側面または前記
スプールの前記軸部の表面に、前記リーダー部を前記軸
部の表面に押圧接触させることにより前記リーダー部を
前記軸部に接着させるための接着部を有することを特徴
とするレンズ付きフィルムユニット。 - 【請求項15】 前記スプールは、前記軸部の表面の少
なくとも一部に接着剤が塗布されていることを特徴とす
る請求項14に記載のレンズ付きフィルムユニット。 - 【請求項16】 前記スプールは、前記軸部の表面の少
なくとも一部に両面接着テープが接着されていることを
特徴とする請求項14に記載のレンズ付きフィルムユニ
ット。 - 【請求項17】 ブローニフィルムに露光して撮影画面
を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟んで一
方の側に設けられ、一方の端部にリーダー部を他方の端
部に遮光部を備えた未露光のブローニフィルムを製造段
階で予め収納した未露光フィルム室と、露光済みフィル
ムを巻回するための軸部と前記軸部に巻回された露光済
みフィルムを前記遮光部と共同して遮光状態に保つため
のつば部とを有するスプールが予め製造段階で収納され
た露光済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィルム
ユニットの製造方法であって、前記リーダー部を前記ス
プールの前記軸部の表面に押圧接触させて前記リーダー
部を前記軸部の表面に接着させる接着工程を備えたこと
を特徴とするレンズ付きフィルムユニットの製造方法。 - 【請求項18】 前記接着工程は、前記スプールの前記
軸部の表面に接着部を形成する接着部形成工程と、前記
リーダー部を前記接着部に押圧接触させる接着部押圧工
程とを備えたことを特徴とする請求項17に記載のレン
ズ付きフィルムユニットの製造方法。 - 【請求項19】 前記接着部形成工程は、前記スプール
の前記軸部の表面の少なくとも一部に接着剤を塗布する
工程であることを特徴とする請求項18に記載のレンズ
付きフィルムユニットの製造方法。 - 【請求項20】 前記接着部形成工程は、前記スプール
の前記軸部の表面の少なくとも一部に両面接着テープを
接着する工程であることを特徴とする請求項18に記載
のレンズ付きフィルムユニットの製造方法。 - 【請求項21】 前記接着工程は、前記リーダー部の内
側面に接着部を形成する接着部形成工程と、前記接着部
を前記スプールの前記軸部の表面に押圧させる接着部押
圧工程とを備えたことを特徴とする請求項17に記載の
レンズ付きフィルムユニットの製造方法。 - 【請求項22】 前記接着部形成工程は、前記リーダー
部の内側面に接着剤を塗布する工程であることを特徴と
する請求項21に記載のレンズ付きフィルムユニットの
製造方法。 - 【請求項23】 前記接着部形成工程は、前記リーダー
部の内側面に両面接着テープを塗布する工程であること
を特徴とする請求項21に記載のレンズ付きフィルムユ
ニットの製造方法。 - 【請求項24】 ブローニフィルムに露光して撮影画面
を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟んで一
方の側に設けられ、一方の端部にリーダー部を他方の端
部に遮光部を備えた未露光のブローニフィルムを製造段
階で予め収納した未露光フィルム室と、露光済みフィル
ムを巻回するための軸部と前記軸部に巻回された露光済
みフィルムを前記遮光部と共同して遮光状態に保つため
のつば部とを有するスプールが予め製造段階で収納され
た露光済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィルム
ユニットにおいて、前記リーダー部を貫通して前記リー
ダー部と前記スプールの前記軸部と係合させるための係
合突起部を前記スプールの前記軸部の表面に備えたこと
を特徴とするレンズ付きフィルムユニット。 - 【請求項25】 前記スプールは前記係合突起部を前記
軸部の表面に複数個備えていることを特徴とする請求項
24に記載のレンズ付きフィルムユニット。 - 【請求項26】 ブローニフィルムに露光して撮影画面
を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟んで一
方の側に設けられ、一方の端部にリーダー部を他方の端
部に遮光部を備えた未露光のブローニフィルムを製造段
階で予め収納した未露光フィルム室と、露光済みフィル
ムを巻回するための軸部と前記軸部に巻回された露光済
みフィルムを前記遮光部と共同して遮光状態に保つため
のつば部とを有するスプールが予め製造段階で収納され
た露光済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィルム
ユニットの製造方法であって、前記スプールの前記軸部
の表面に設けられた係合突起部を前記リーダー部に貫通
させることにより、前記軸部に前記リーダー部を係着さ
せる係着工程を備えたことを特徴とするレンズ付きフィ
ルムユニットの製造方法。 - 【請求項27】 前記係着工程は、前記リーダー部を前
記係合突起部に押圧接触することにより前記係合突起部
を前記リーダー部に貫通させることを特徴とする請求項
26に記載のレンズ付きフィルムユニットの製造方法。 - 【請求項28】 前記係着工程は、前記リーダー部に貫
通孔を形成する工程と、前記貫通孔に前記係合突起部を
貫通させる工程とを備えたことを特徴とする請求項27
に記載のレンズ付きフィルムユニットの製造方法。 - 【請求項29】 ブローニフィルムに露光して撮影画面
を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟んで一
方の側に設けられ、一方の端部にリーダー部を他方の端
部に遮光部を備えた未露光のブローニフィルムを製造段
階で予め収納した未露光フィルム室と、露光済みフィル
ムを巻回するための軸部と前記軸部に巻回された露光済
みフィルムを前記遮光部と共同して遮光状態に保つため
のつば部とを有するスプールが予め製造段階で収納され
た露光済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィルム
ユニットにおいて、前記スプールの前記軸部の表面に前
記リーダー部を係着する際の位置決めを行うための位置
決め部を備えたことを特徴とするレンズ付きフィルムユ
ニット。 - 【請求項30】 前記位置決め部は、前記リーダー部の
先端部の幅方向の長さに対応した凹部であることを特徴
とする請求項29に記載のレンズ付きフィルムユニッ
ト。 - 【請求項31】 ブローニフィルムに露光して撮影画面
を形成するための撮影画枠と、前記撮影画枠を挟んで一
方の側に設けられ、一方の端部にリーダー部を他方の端
部に遮光部を備えた未露光のブローニフィルムを製造段
階で予め収納した未露光フィルム室と、露光済みフィル
ムを巻回するための軸部と前記軸部に巻回された露光済
みフィルムを前記遮光部と共同して遮光状態に保つため
のつば部とを有するスプールが予め製造段階で収納され
た露光済みフィルム室と、を備えたレンズ付きフィルム
ユニットの製造方法であって、前記スプールの前記軸部
の表面に設けられた位置決め部を検出する検出工程と、
前記検出工程の検出結果に基づいて前記軸部の所定の位
置に前記リーダー部を係着させる係着工程と、を備えた
ことを特徴とするレンズ付きフィルムユニットの製造方
法。 - 【請求項32】 前記位置決め部は前記リーダー部の先
端部の幅手方向の長さに対応した前記軸部の表面に設け
られた凹部であり、前記検出工程は前記凹部を検出する
工程であることを特徴とする請求項31に記載のレンズ
付きフィルムユニットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11176891A JP2001005148A (ja) | 1999-06-23 | 1999-06-23 | レンズ付きフィルムユニット、その露光済みフィルム取出し方法及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11176891A JP2001005148A (ja) | 1999-06-23 | 1999-06-23 | レンズ付きフィルムユニット、その露光済みフィルム取出し方法及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001005148A true JP2001005148A (ja) | 2001-01-12 |
Family
ID=16021568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11176891A Pending JP2001005148A (ja) | 1999-06-23 | 1999-06-23 | レンズ付きフィルムユニット、その露光済みフィルム取出し方法及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001005148A (ja) |
-
1999
- 1999-06-23 JP JP11176891A patent/JP2001005148A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050520 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050614 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051206 |