JP2001004690A - 負荷断線検出装置 - Google Patents

負荷断線検出装置

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JP2001004690A
JP2001004690A JP11178179A JP17817999A JP2001004690A JP 2001004690 A JP2001004690 A JP 2001004690A JP 11178179 A JP11178179 A JP 11178179A JP 17817999 A JP17817999 A JP 17817999A JP 2001004690 A JP2001004690 A JP 2001004690A
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Shunzo Oshima
俊藏 大島
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Yazaki Corp
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  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷断線検出装置における電流検出回路の温
度ドリフト及びロット間による特性バラツキの影響を排
除すると共に、コストの削減を図ること。 【解決手段】 電源21からの給電により負荷23に流
れる電流に対応する負荷電流の電流検出回路22による
検出結果に基づいて、負荷23における断線の有無を検
出する負荷断線検出装置であって、電流検出値を格納す
ると共に、電流検出回路22により以前に検出された電
流検出値に対応する電流記憶値を格納する第1の記憶手
段3c−1と、電流記憶値に基づいて、電流検出値の電
流記憶値に対する変化が突発的なものであるか否かを判
定する判定手段3Bと、前記変化が突発的なものでない
と判定手段3Bが判定した場合に、電流検出回路22に
よる電流検出値と電流記憶値とに基づいて行った演算の
結果を用いて電流記憶値を更新する演算手段3Aとを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に負荷の断線
を検出する装置に関し、特に、電流検出回路を使用した
移動体用の負荷断線検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、負荷電流をシャント抵抗に流
して、シャント抵抗の両端間の微小電位差(電圧降下と
もいう)を、通常は差動アンプで構成される電流検出回
路により増幅して、その出力信号をA/D変換器により
アナログ信号からディジタル信号に変換し、そのディジ
タル信号をマイクロコンピュータが読み取り、その読み
取り値を予め設定してある閾値と比較して、負荷断線の
有無を判定するといったシステムが知られている。特
に、自動車等の移動体用の負荷として、ランプの断線の
検出には該システムが使用されてきた。以降の説明では
多くの場合、前記「負荷」を「ランプ負荷」又は単に
「ランプ」と称する。
【0003】そして、自動車における3灯のランプ負荷
を対象とした断線判定の場合を例にとると、上述した断
線判定のための閾値は、3灯正常点灯時にランプ負荷に
流れる最小負荷電流と、1灯断線すなわち2灯点灯時に
ランプ負荷に流れる最大負荷電流との間という狭い範囲
内から選択した電流値に設定されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た自動車のランプ負荷の断線判定における閾値として設
定可能な電流値範囲のように、正常時と断線時の間で断
線判定に使用できる負荷電流の範囲が元々狭いので、そ
の制約下で正確な断線判定を行うのは容易でなく、これ
に加えて、電流検出回路の温度ドリフト、及びロット間
による特性バラツキの影響により、断線判定に使用可能
な負荷電流の範囲が個々のシステム間で一致しないの
で、各システムに共通に使用可能な負荷電流の範囲が更
に狭くなり、正確な断線判定を困難なものにしていた。
【0005】上記問題を解決するための一案として、負
荷電流を検出するためのシャント抵抗の値を大きくして
該シャント抵抗による電圧降下を大きくし、断線判定に
使用可能な範囲を広くすることも考えられるが、その場
合には、シャント抵抗による電力損失すなわち発熱量が
増大し、結果として、電流検出回路の温度ドリフトが増
大することになり、負荷断線検出装置の信頼性を低下さ
せてしまい、また、熱容量の大きなシャント抵抗を用い
ることでコストが増大するという問題点があった。
【0006】更に、シャント抵抗が、負荷の断線検出と
いう目的だけでなく、過電流を検出して配線を保護する
という目的でも用いられる場合、上述したようにシャン
ト抵抗の値を大きくすると、過電流検出機能の仕様変更
が必要となり、回路又は個別部品の共用化が出来なくな
って、やはりコストが増大する要因となっていた。
【0007】従って、本発明の目的は、電流検出回路の
温度ドリフト、及びロット間による特性のバラツキの影
響を受けない負荷断線検出装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明の負荷断線検出装置は、図
1の基本構成図で示すように、電源21からの給電によ
り負荷23に流れる電流に対応する負荷電流を検出する
電流検出回路22を具備し、該電流検出回路22による
前記負荷電流の検出結果である電流検出値に基づいて、
前記負荷23における断線の有無を検出する負荷断線検
出装置1において、前記電流検出値を格納すると共に、
前記電流検出回路22により以前に検出された前記電流
検出値に対応する電流記憶値を格納する第1の記憶手段
3c−1と、前記電流記憶値に基づいて、前記電流検出
回路22による前記電流検出値の前記電流記憶値に対す
る変化が突発的なものであるか否かを判定する判定手段
3Bと、前記電流検出回路22による前記電流検出値の
前記電流記憶値に対する変化が突発的なものでないと前
記判定手段3Bが判定した場合に、前記電流検出回路2
2による前記電流検出値と前記電流記憶値とに基づいて
行った演算の結果を用いて前記電流記憶値を更新する演
算手段3Aとを具備したことを特徴とする。
【0009】請求項1に記載の負荷断線検出装置によれ
ば、前記電流検出回路22による前記電流検出値の前記
電流記憶値に対する変化が突発的なものであるか否かで
断線判定を行うことによって、動的特性に関係する断線
による負荷電流の大きさの急激な変化を検出することが
可能になり、負荷電流の大きさの緩慢な変化、及び静的
特性に関係する電流検出回路22の温度ドリフト、及び
ロット間による特性バラツキの影響を排除することが可
能になると共に、負荷23の断線に起因しないノイズに
よる負荷電流の変動の影響を除去するような演算を施し
て、その演算結果を次の電流記憶値とすることにより、
負荷23の断線判定における精度を向上させることが可
能になる。
【0010】上記目的を達成するため、請求項2に記載
した発明の負荷断線検出装置は、前記電源21と前記負
荷23との間を導通又は遮断状態にする開閉手段Aと、
該開閉手段Aにより前記電源21と前記負荷23との間
が遮断状態から導通状態に変移された直後の突入電流発
生期間中に、前記電流検出回路22にて検出される値を
基に、前記負荷23における初期断線の有無を検出する
初期断線検出手段3Cとを更に備えることを特徴とす
る。
【0011】請求項2に記載の負荷断線検出装置によれ
ば、開閉手段Aにより電源21を負荷23に接続した直
後の突入電流発生期間中に電流検出回路22にて検出さ
れる値は、正常時及び断線時のいずれも大きくなり、そ
のため、正常時に電流検出回路22にて検出される値と
断線時に電流検出回路22にて検出される値との差も、
突入電流発生期間中の方が突入電流発生期間後よりも大
きくなる。よって、突入電流発生期間中に電流検出回路
22にて検出される値を用いて、負荷23が元々断線し
ていないかどうか、すなわち負荷23の初期断線の有無
を判定することにより、初期状態における負荷23の断
線を精度よく判定することが可能になる。
【0012】上記目的を達成するため、請求項3に記載
した発明の負荷断線検出装置は、前記演算手段3Aが前
記電流記憶値の更新を定期的に行うことを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の負荷断線検出装置によれ
ば、電流記憶値の更新を演算手段3Aが定期的に行うこ
とによって、動的特性に関係する断線による負荷電流の
大きさの急激な変化を検出することが可能になり、静的
特性に関係する電流検出回路の温度ドリフト、及びロッ
ト間による特性バラツキの影響を排除することが可能に
なる。
【0014】上記目的を達成するため、請求項4に記載
した発明の負荷断線検出装置は、前記演算手段3Aによ
る演算が低域フィルタリングであることを特徴とする。
【0015】請求項4に記載の負荷断線検出装置によれ
ば、負荷23の検出電流に低域フィルタリングを施し、
電源ラインに誘導されたパルス性雑音等を削減すること
により、負荷23における断線の誤判定を防止すること
が可能になる。
【0016】上記目的を達成するため、請求項5に記載
した発明の負荷断線検出装置は、前記低域フィルタリン
グが、電流記憶値をIMi 、電流検出値をIL、重み係
数をaとすると、IMi+1 =IMi +(1/a)*(I
L−IMi )という関係式によって実行されることを特
徴とする。
【0017】請求項5に記載の負荷断線検出装置によれ
ば、負荷特性を含めた電流検出回路22の応答性、及び
電源ライン等に誘導されるノイズ成分に応じて、重み係
数aの値を変更することにより、最適な低域フィルタリ
ングが可能になる。
【0018】上記目的を達成するため、請求項6に記載
した発明の負荷断線検出装置は、前記負荷23が正常で
ある場合の最小負荷電流と、前記負荷23のうちのいず
れかが断線していると想定した場合の最大負荷電流との
差分値より小さな値を断線判定値とした場合、前記電流
検出回路22による前記電流検出値の前記電流記憶値に
対する変化が突発的なものであるという、前記判定手段
3Bにおける判定条件は、前記電流記憶値と前記電流検
出値との差分値が、前記断線判定値よりも大きいか又は
前記断線判定値に等しい場合であることを特徴とする。
【0019】請求項6に記載の負荷断線検出装置によれ
ば、第1の記憶手段3c−1に格納されている電流記憶
値と電流検出値との差分値に対する断線判定値の大小関
係を判定基準とすることにより、動的特性に関係する断
線による負荷電流の大きさの急激な変化を、静的特性に
関係する電流検出回路の温度ドリフト、及びロット間に
よる特性バラツキの影響による負荷電流の大きさの変化
とは区別して検出することが可能になる。
【0020】上記目的を達成するため、請求項7に記載
した発明の負荷断線検出装置は、前記判定手段3Bにお
いて、前記所定条件を所定回数連続して満足した場合、
前記負荷23に断線有りと判定することを特徴とする。
【0021】請求項7に記載の負荷断線検出装置によれ
ば、電流検出回路22による検出間隔、該回路の応答
性、及びノイズ除去効果に応じて前記所定回数を設定す
ることにより、最適な負荷断線判定を行うことが可能に
なる。
【0022】上記目的を達成するため、請求項8に記載
した発明の負荷断線検出装置は、前記電源21と前記負
荷23との間を導通又は遮断状態にする開閉手段Aを更
に備え、該開閉手段Aは半導体素子24を具備してお
り、前記電流検出回路22は、前記開閉手段Aにより前
記電源21と前記負荷23との間を非導通状態から導通
状態に切り換えた際に、前記半導体素子24のオン抵抗
により生じる電圧降下に基づいて前記負荷電流を検出す
ることを特徴とする。
【0023】請求項8に記載の負荷断線検出装置によれ
ば、開閉手段Aにおける半導体素子24による電流導通
時に生じる電圧降下を検出して、負荷23における断線
の有無を判定することにより、電流検出用のシャント抵
抗を不要として部品点数を低減し、コストの削減を図る
ことが可能になる。
【0024】上記目的を達成するため、請求項9に記載
した発明の負荷断線検出装置は、前記演算手段3Aが、
前記負荷23のうち前記判定手段3Bにより断線有りと
判定された負荷23を交換した後に、該交換した負荷2
3に流れる電流に対応する負荷電流を電流検出回路22
により検出し、この電流検出回路22による電流検出値
を前記第1の記憶手段3c−1に電流記憶値として再格
納することを特徴とする。
【0025】請求項9に記載の負荷断線検出装置によれ
ば、演算手段3Aが、負荷23のうち判定手段3Bによ
り断線有りと判定された負荷23の交換後に、該負荷2
3に対する電流検出を再度行って、第1の記憶手段3c
−1に初期の電流検出値として再格納することにより、
交換した負荷23が断線したと判定された負荷23と異
なる特性を有するものであっても、正確な断線判定を行
うことが可能になる。
【0026】上記目的を達成するため、請求項10に記
載した発明の負荷断線検出装置は、前記電源21と前記
負荷23との間を導通又は遮断状態にする開閉手段A
と、不揮発性メモリからなる第2の記憶手段4と、前記
開閉手段Aにより前記電源21と前記負荷23との間を
導通状態から非導通状態に切り換えた際に、前記第1の
記憶手段3c−1に格納されている電流記憶値を前記第
2の記憶手段4へと格納するバックアップ手段3Dとを
更に備えることを特徴とする。
【0027】請求項10に記載の負荷断線検出装置によ
れば、第2の記憶手段4を用いて、電源オフの間、第1
の記憶手段3c−1に格納されていた電流記憶値を保持
することにより、電源21の交換による電流記憶値の消
去が防止される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。
【0029】図2は、本発明のランプ断線検出装置1の
第1の実施形態を示すブロック図である。図2に示すよ
うに、本装置1は、負荷駆動及び電流検出部2と、マイ
クロコンピュータ(μCOM)3と、不揮発性メモリ4
(第2の記憶手段に相当)とで構成されている。
【0030】前記負荷駆動及び電流検出部2は、電源2
1と、主にシャント抵抗RS とアンプからなる電流検出
回路22と、ランプ231、232、233からなる負
荷23と、電界効果トランジスタ(FET)24(半導
体素子に相当)と、A/D変換器25とで構成されてい
る。
【0031】前記μCOM3は、中央処理ユニット(C
PU)3aと、読み出し専用メモリ(ROM)3bと、
ランダムアクセスメモリ(RAM)3cとで構成されて
いる。
【0032】FET24は、不図示のスイッチの投入操
作に伴って、μCOM3によりゲートに印加される電圧
が接地電位から所定の正電位に上がることで、非導通状
態から導通状態に変移し、したがって、FET24と、
μCOM3と、FET24のゲートに印加される電圧を
不図示のスイッチの投入状態に応じて接地電位と所定の
正電位との間でに切り換えさせるためにμCOM3が実
行する、ROM3bに格納されたプログラムとが、特許
請求の範囲に記載した発明の「開閉手段」を構成してい
る。
【0033】前記RAM3cには、データエリア(第1
の記憶手段3c−1に相当)、及び各種処理作業に用い
るワークエリアがあり、このワークエリアには、各種フ
ラグエリア、バッファエリア等が設けられている。
【0034】前記ROM3bには、CPU3aに各種処
理動作を行わせるための制御プログラムが格納されてい
る。CPU3aの処理動作としては、初期状態すなわち
電源を接続した状態でランプ断線の有無を調べる初期ラ
ンプ断線検出モードと、ランプを継続使用している状態
でランプ断線の有無を調べる経時的ランプ断線検出モー
ドとがあり、図3及び4のフローチャートを参照して以
下で詳細に説明する。
【0035】図3は、図2に示すように3個のランプ2
31、232、233により1つの負荷23が構成され
る場合を例として、μCOM3による初期ランプ断線検
出モードにおける処理ステップを示すフローチャートで
ある。
【0036】先ず初期ランプ断線検出モードにおいて電
源21が接続される(電源オン、ステップS1)と、次
に、ステップS2において、不図示のスイッチが投入操
作されるまでその投入操作の有無が判定され、ステップ
S2の判定がYESとなりスイッチが投入操作されたと
判定されたときには、スイッチの直近の切断動作により
導通状態のFET24が非導通状態に変移してから、あ
るいは、電源21が接続されてからの経過時間Tが、所
定の冷却時間Taに達しているか否かが判定される(ス
テップS3)。
【0037】ステップS3の判定がNOのとき、すなわ
ち、経過時間Tが冷却時間Taに達していないときに
は、後述するステップS7の経時的ランプ断線検出モー
ドに進む。
【0038】一方、ステップS3の判定がYESのと
き、すなわち、経過時間Tが冷却時間Taに達している
ときには、不図示のスイッチが投入操作された時点から
5〜10msの待機時間を経た後に、電流検出回路22
内に設けられたシャント抵抗R S による電圧降下をアン
プで所定レベルに増幅し、このアナログ信号をA/D変
換器25によりディジタル信号に変換することで、各ラ
ンプ231、232、233に流れる負荷電流IL1
IL2 ,IL3 を合計した、負荷23の電流値を電流検
出値ILとして読み取る(ステップS4)。
【0039】続くステップS5において、電流検出値I
Lが予め定められた初期断線閾値以上であるか否かによ
り、負荷23における初期断線の有無が突入電流を利用
して判定される。ステップS5の判定がNOのとき、す
なわち、負荷23における初期断線がないと判定された
ときには、後述するステップS7の経時的ランプ断線検
出モードに進み、ステップS5の判定がYESのとき、
すなわち、負荷23における初期断線があると判定され
たときには、負荷23のうち断線したランプ231、2
32、233が交換された後(ステップS6)、後述す
るステップS7の経時的ランプ断線検出モードに進む。
【0040】図4は、μCOM3による経時的ランプ断
線検出モードにおける処理ステップを示すフローチャー
トである。該フローチャートは、図2に示すように3個
のランプ231、232、233により1つの負荷23
が構成される場合においてランプ断線を検出する例を示
すが、本発明がこの例に限定されないことは明らかであ
る。
【0041】経時的ランプ断線検出モードに入ると(ス
テップS7)、ステップS2の判定がYESとなりスイ
ッチが投入操作されたと判定されてから100ms以上
経過したか否かが判定され(ステップS8)、ステップ
S8の判定がYESとなりスイッチが投入操作されたと
判定されてから100ms以上経過したときには、負荷
23の電流値を電流検出値ILとして読み取り(ステッ
プS9)、読み取った電流検出値ILを、RAM3cの
データエリア内に電流記憶値(初期電流記憶値)IM1
として格納する(ステップS10)。
【0042】次に、ステップS11において、負荷23
の電流値を電流検出値ILとして読み取り、続いて、ス
テップS12において、条件式IM1 −IL≧b*ΔI
Lを満たすか否かが判定される。ここで、ΔILはラン
プ1灯分の負荷電流であり、ランプ3灯が全て正常であ
る場合(3灯点灯時)の最小負荷電流と、ランプ1灯が
断線していると想定した場合(2灯点灯時)の最大負荷
電流との差分値をIBとすると、上記係数bは、IB>
b*ΔILを満足するように設定される。
【0043】ここで、ステップS12において上記条件
式を満たさない場合、負荷23を構成するランプ23
1、232、233の断線の可能性無しとしてステップ
S13へと進み、RAM3cのデータエリア内に格納さ
れた初期電流記憶値IM1 を用いて、IM2 =IM1
(1/a)*(IL−IM1 )という関係式による演算
が施される。ここで、「可能性」という用語を用いた理
由は、1回の電流検出では確実にランプ231、23
2、233が断線していると断定できないためである。
この演算は、電源ライン等に誘導されるノイズの除去を
目的とした低域フィルタリングであり、重み係数aの値
は、負荷特性を含めた電流検出回路の応答性、及びノイ
ズ成分に応じて適宜設定される。本発明の実施例では、
例えばaは4から8の値をとる。
【0044】次に、ステップS14において、不図示の
スイッチが切断操作されたか否かが判定される。ステッ
プS14の判定がYESであるとき、すなわち、スイッ
チが切断操作されたときには、ステップS15にて、R
AM3cのデータエリア内に格納されている電流記憶値
IM1 を、不揮発性メモリ4にバックアップ(格納)し
た後、ステップS23にて経時的ランプ断線検出モード
を終了する。
【0045】一方、ステップS14の判定がNOである
とき、すなわち、スイッチが切断操作されていないとき
には、RAM3cのデータエリア内に格納されている以
前の電流記憶値(初期電流記憶値)IM1 をIM2 に更
新する(ステップS16)。次にステップS11へと戻
って、ステップS11、S12の処理ステップを繰り返
す。
【0046】また、ステップS12において、条件式I
1 −IL≧b*ΔILを満たす場合、ランプ231、
232、233の断線の可能性有りと判断し、ランプ負
荷電流の定期的な検出が何番目であるかを示す変数iが
1に設定された後(ステップS17)、ステップS18
において、変数iがN+1に等しいか否かが判定され
る。ここで、Nは定期的な負荷電流検出の回数を表し、
電流検出の時間間隔、電流検出回路の応答性、及びノイ
ズ除去効果を考慮して適宜設定される。今、変数i=1
すなわち1回目の電流検出であるので、ステップS18
におけるi=N+1という条件は満たさず、ステップS
19へと進む。
【0047】ステップS19において、負荷23の電流
値が電流検出値IL として読み取られ、次に、ステップ
S20において、ステップS12と同様に、条件式IM
1 −IL≧b*ΔILを満たすか否かが判定される。
【0048】ここで、ステップS20において上記条件
式を満たさない場合、負荷23を構成するランプ23
1、232、233の断線の可能性無しとしてステップ
S11へ戻る。
【0049】一方、ステップS20において、条件式I
1 −IL≧b*ΔILを満たす場合、変数iをインク
リメントし、2回目(i=2)の電流検出を行って断線
判定を行うべく、ステップS18に戻って、ステップS
18、ステップS19、ステップS20の処理を繰り返
す。
【0050】このようにして、ステップS20におい
て、N回目(i=N)の断線判定の結果として上記条件
式を満たすと、ステップS21において変数iがインク
リメントされてi=N+1となる。次に、ステップS1
8において、変数iがN+1に等しいか否かが判定され
る。今、変数i=N+1すなわちN回連続してランプ2
31、232、233の断線の可能性有りと判断された
ため、ステップS22へと進み、ランプ負荷23にラン
プ231、232、233の断線有りと判定され、ステ
ップS23にて経時的ランプ断線検出モードを終了す
る。
【0051】図4のフローチャートにおけるステップS
13の「低域フィルタリング演算」が、特許請求の範囲
に記載した発明の「演算手段」に対応し、ステップS1
8の「i=N+1?」、ステップS12、S20の「I
1 −IL≧b*ΔIL?」、ステップS16の「IM
1 ←IM2 」、及びステップS22の「ランプ断線有り
と判定」が、同発明の「判定手段」に対応している。
【0052】また、図3のフローチャートにおけるステ
ップS5の「突入電流による断線判定?」が、特許請求
の範囲に記載した発明の「初期断線検出手段」に対応
し、図4のフローチャートにおけるステップS15の
「IM2 を不揮発性メモリにバックアップ」が、特許請
求の範囲に記載した発明の「バックアップ手段」に対応
している。
【0053】図5は、本発明のランプ断線検出装置1の
第2の実施形態を示すブロック図である。図2に示す第
1の実施形態の場合、電流検出回路22が、シャント抵
抗R S に負荷電流が流れた際の電圧降下に基づいて電流
検出を行ったが、図5に示す第2の実施形態の場合は、
電流検出回路22が、導通状態で負荷電流が流れるFE
T24のオン抵抗による電圧降下に基づいて電流検出を
行う点が異なっている。図5の初期及び経時的ランプ断
線検出モードにおける処理ステップは、図3及び4のフ
ローチャートに示す処理ステップと同様であるので説明
は省略する。
【0054】図5に示す本発明の第2の実施形態によれ
ば、シャント抵抗RS を排除することができるので、部
品点数を低減してコストの削減を図ることが可能にな
る。
【0055】また、図2及び5に示すように、不揮発性
メモリ4を用いて、電源オフの間、RAM3cのデータ
エリア内に格納されていた電流記憶値を保持することに
より、電源21の交換による電流記憶値の消去が防止さ
れる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明の負荷断線検出装置は、負荷と、該負荷に給電す
るための電源と、前記負荷への電流を導通又は遮断状態
にする開閉手段と、該開閉手段により電流を導通状態に
した際に、前記負荷に流れる電流に対応する負荷電流を
検出する電流検出回路とを具備し、該電流検出回路での
電流検出値に基づいて前記負荷における断線の有無を判
定する負荷断線検出装置であって、前記電流検出値を格
納する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に格納さ
れている、以前の電流検出値に対応する電流記憶値と、
前記電流検出回路による現在の電流検出値とを比較し
て、その比較結果による変化分が、経時的ではない突発
的な変化に属するものであることを示す所定条件を満足
するか否かを判定する判定手段と、前記電流記憶値と、
前記電流検出回路による現在の電流検出値とに基づいて
演算を行い、前記所定条件を満足しない場合に、前記演
算の結果を用いて前記電流記憶値を更新する演算手段と
を具備したことを特徴とする。
【0057】請求項1に記載の負荷断線検出装置によれ
ば、前記第1の記憶手段に格納されている、以前の電流
検出値に対応する電流記憶値と、前記電流検出回路によ
る現在の電流検出値とを比較して、その比較結果による
変化分が、経時的ではない突発的な変化に属するもので
あるか否かで断線判定を行うことによって、動的特性に
関係する断線による負荷電流の大きさの急激な変化を検
出することが可能になり、負荷電流の大きさの緩慢な変
化、及び静的特性に関係する電流検出回路の温度ドリフ
ト、及びロット間による特性バラツキの影響を排除する
ことが可能になると共に、負荷の断線に起因しないノイ
ズによる負荷電流の変動の影響を除去するような演算を
施して、その演算結果を次の電流記憶値とすることによ
り、負荷の断線判定における精度を向上させることが可
能になる。
【0058】請求項2に記載した発明の負荷断線検出装
置は、前記電源と前記負荷との間を導通又は遮断状態に
する開閉手段と、該開閉手段により前記電源と前記負荷
との間が遮断状態から導通状態に変移された直後の突入
電流発生期間中に、前記電流検出回路にて検出される値
を基に、前記負荷における初期断線の有無を検出する初
期断線検出手段とを更に備えることを特徴とする。
【0059】請求項2に記載の負荷断線検出装置によれ
ば、開閉手段により電源を負荷に接続した直後の突入電
流発生期間中に電流検出回路にて検出される値は、正常
時及び断線時のいずれも大きくなり、そのため、正常時
に電流検出回路にて検出される値と断線時に電流検出回
路にて検出される値との差も、突入電流発生期間中の方
が突入電流発生期間後よりも大きくなる。よって、突入
電流発生期間中に電流検出回路にて検出される値を用い
て、負荷が元々断線していないかどうか、すなわち負荷
の初期断線の有無を判定することにより、初期状態にお
ける負荷の断線を精度よく判定することが可能になる。
【0060】請求項3に記載した発明の負荷断線検出装
置は、前記演算手段が前記電流記憶値の更新を定期的に
行うことを特徴とする。
【0061】請求項3に記載の負荷断線検出装置によれ
ば、前記第1の記憶手段に格納されている以前の電流検
出値に対応する電流記憶値と現在の電流検出値を、前記
比較手段により定期的に比較して断線判定を行うことに
よって、動的特性に関係する断線による負荷電流の大き
さの急激な変化を検出することが可能になり、静的特性
に関係する電流検出回路の温度ドリフト、及びロット間
による特性バラツキの影響を排除することが可能にな
る。
【0062】請求項4に記載した発明の負荷断線検出装
置は、前記演算手段による演算が低域フィルタリングで
あることを特徴とする。
【0063】請求項4に記載の負荷断線検出装置によれ
ば、負荷の検出電流に低域フィルタリングを施し、電源
ラインに誘導されたパルス性雑音等を削減することによ
り、負荷における断線の誤判定を防止することが可能に
なる。
【0064】請求項5に記載した発明の負荷断線検出装
置は、前記低域フィルタリングが、電流記憶値をI
i 、電流検出値をIL、重み係数をaとすると、IM
i+1 =IMi +(1/a)*(IL−IMi )という関
係式によって実行されることを特徴とする。
【0065】請求項5に記載の負荷断線検出装置によれ
ば、負荷特性を含めた電流検出回路の応答性、及び電源
ライン等に誘導されるノイズ成分に応じて、重み係数a
の値を変更することにより、最適な低域フィルタリング
が可能になる。
【0066】請求項6に記載した発明の負荷断線検出装
置は、前記負荷が正常である場合の最小負荷電流と、前
記負荷のうちのいずれかが断線していると想定した場合
の最大負荷電流との差分値より小さな値を断線判定値と
した場合、前記判定手段における前記所定条件は、前記
電流記憶値と前記電流検出値との差分値が、前記断線判
定値よりも大きいか又は前記断線判定値に等しい場合で
あることを特徴とする。
【0067】請求項6に記載の負荷断線検出装置によれ
ば、第1の記憶手段に格納されている電流記憶値と電流
検出値との差分値に対する断線判定値の大小関係を判定
基準とすることにより、動的特性に関係する断線による
負荷電流の大きさの急激な変化を、静的特性に関係する
電流検出回路の温度ドリフト、及びロット間による特性
バラツキの影響による負荷電流の大きさの変化とは区別
して検出することが可能になる。
【0068】請求項7に記載した発明の負荷断線検出装
置は、前記判定手段において、前記所定条件を所定回数
連続して満足した場合、前記負荷に断線有りと判定する
ことを特徴とする。
【0069】請求項7に記載の負荷断線検出装置によれ
ば、電流検出回路による検出間隔、該回路の応答性、及
びノイズ除去効果に応じて前記所定回数を設定すること
により、最適な負荷断線判定を行うことが可能になる。
【0070】請求項8に記載した発明の負荷断線検出装
置は、前記電源と前記負荷との間を導通又は遮断状態に
する開閉手段を更に備え、該開閉手段は半導体素子を具
備しており、前記電流検出回路は、前記開閉手段により
前記電源と前記負荷との間を非導通状態から導通状態に
切り換えた際に、前記半導体素子のオン抵抗により生じ
る電圧降下に基づいて前記負荷電流を検出することを特
徴とする。
【0071】請求項8に記載の負荷断線検出装置によれ
ば、開閉手段における半導体素子による電流導通時に生
じる電圧降下を検出して負荷における断線の有無を判定
することにより、電流検出用のシャント抵抗を不要とし
て部品点数を低減し、コストの削減を図ることが可能に
なる。
【0072】請求項9に記載した発明の負荷断線検出装
置は、前記演算手段が、前記負荷のうち前記判定手段に
より断線有りと判定された負荷を交換した後に、該交換
した負荷に流れる電流に対応する負荷電流を電流検出回
路により検出し、この電流検出回路による電流検出値を
前記第1の記憶手段に前記電流記憶値として再格納する
ことを特徴とする。
【0073】請求項9に記載の負荷断線検出装置によれ
ば、負荷のうち判定手段により断線有りと判定された負
荷の交換後に、該負荷に対する電流検出を再度行って、
第1の記憶手段に初期の電流検出値として再格納するこ
とにより、交換した負荷が断線したと判定された負荷と
異なる特性を有するものであっても、正確な断線判定を
行うことが可能になる。
【0074】請求項10に記載した発明の負荷断線検出
装置は、前記電源と前記負荷との間を導通又は遮断状態
にする開閉手段と、不揮発性メモリからなる第2の記憶
手段と、前記開閉手段により前記電源と前記負荷との間
を導通状態から非導通状態に切り換えた際に、前記第1
の記憶手段に格納されている電流記憶値を前記第2の記
憶手段へと格納するバックアップ手段とを更に備えるこ
とを特徴とする。
【0075】請求項10に記載の負荷断線検出装置によ
れば、第2の記憶手段を用いて、電源オフの間、第1の
記憶手段に格納されていた電流記憶値を保持することに
より、電源交換による電流記憶値の消去が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のランプ断線検出装置の基本構成図であ
る。
【図2】本発明のランプ断線検出装置の第1の実施形態
を示すブロック図である。
【図3】μCOMによる初期ランプ断線検出モードにお
ける処理ステップを示すフローチャートである。
【図4】μCOMによる経時的ランプ断線検出モードに
おける処理ステップを示すフローチャートである。
【図5】本発明のランプ断線検出装置の第2の実施形態
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 負荷断線検出装置 2 負荷駆動及び電流検出部 21 電源(バッテリ) 22 電流検出回路 23 負荷 24 半導体素子 25 A/D変換器 3 マイクロコンピュータ(μCOM) 3a CPU 3b ROM 3c RAM 3c−1 第1の記憶手段 3A 演算手段 3B 判定手段 3C 初期断線検出手段 3D バックアップ手段 4 第2の記憶手段 A 開閉手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源からの給電により負荷に流れる電流
    に対応する負荷電流を検出する電流検出回路を具備し、
    該電流検出回路による前記負荷電流の検出結果である電
    流検出値に基づいて、前記負荷における断線の発生の有
    無を検出する負荷断線検出装置において、 前記電流検出値を格納すると共に、前記電流検出回路に
    より以前に検出された前記電流検出値に対応する電流記
    憶値を格納する第1の記憶手段と、 前記電流記憶値に基づいて、前記電流検出回路による前
    記電流検出値の前記電流記憶値に対する変化が突発的な
    ものであるか否かを判定する判定手段と、 前記電流検出回路による前記電流検出値の前記電流記憶
    値に対する変化が突発的なものでないと前記判定手段が
    判定した場合に、前記電流検出回路による前記電流検出
    値と前記電流記憶値とに基づいて行った演算の結果を用
    いて前記電流記憶値を更新する演算手段とを具備したこ
    とを特徴とする負荷断線検出装置。
  2. 【請求項2】 前記電源と前記負荷との間を導通又は遮
    断状態にする開閉手段と、該開閉手段により前記電源と
    前記負荷との間が遮断状態から導通状態に変移された直
    後の突入電流発生期間中に、前記電流検出回路にて検出
    される値を基に、前記負荷における初期断線の有無を検
    出する初期断線検出手段とを更に備えることを特徴とす
    る、請求項1に記載の負荷断線検出装置。
  3. 【請求項3】 前記演算手段は前記電流記憶値の更新を
    定期的に行うことを特徴とする、請求項1または2に記
    載の負荷断線検出装置。
  4. 【請求項4】 前記演算手段による演算は低域フィルタ
    リングであることを特徴とする、請求項1から3のいず
    れか一項に記載の負荷断線検出装置。
  5. 【請求項5】 前記低域フィルタリングは、電流記憶値
    をIMi 、電流検出値をIL、重み係数をaとすると、 IMi+1 =IMi +(1/a)*(IL−IMi ) という関係式によって実行されることを特徴とする、請
    求項4に記載の負荷断線検出装置。
  6. 【請求項6】 前記負荷が正常である場合の最小負荷電
    流と、前記負荷のうちのいずれかが断線していると想定
    した場合の最大負荷電流との差分値より小さな値を断線
    判定値とした場合、前記電流検出回路による前記電流検
    出値の前記電流記憶値に対する変化が突発的なものであ
    るという、前記判定手段における判定条件は、前記電流
    記憶値と前記電流検出値との差分値が、前記断線判定値
    よりも大きいか又は前記断線判定値に等しい場合である
    ことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記
    載の負荷断線検出装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段において、前記所定条件を
    所定回数連続して満足した場合、前記負荷に断線有りと
    判定することを特徴とする、請求項1から6のいずれか
    一項に記載の負荷断線検出装置。
  8. 【請求項8】 前記電源と前記負荷との間を導通又は遮
    断状態にする開閉手段を更に備え、該開閉手段は半導体
    素子を具備しており、前記電流検出回路は、前記開閉手
    段により前記電源と前記負荷との間を非導通状態から導
    通状態に切り換えた際に、前記半導体素子のオン抵抗に
    より生じる電圧降下に基づいて前記負荷電流を検出する
    ことを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記
    載の負荷断線検出装置。
  9. 【請求項9】 前記演算手段は、前記負荷のうち前記判
    定手段により断線有りと判定された負荷を交換した後
    に、該交換した負荷に流れる電流に対応する負荷電流を
    電流検出回路により検出し、この電流検出回路による電
    流検出値を前記第1の記憶手段に電流記憶値として再格
    納することを特徴とする、請求項1から8のいずれか一
    項に記載の負荷断線検出装置。
  10. 【請求項10】 前記電源と前記負荷との間を導通又は
    遮断状態にする開閉手段と、不揮発性メモリからなる第
    2の記憶手段と、前記開閉手段により前記電源と前記負
    荷との間を導通状態から非導通状態に切り換えた際に、
    前記第1の記憶手段に格納されている電流記憶値を前記
    第2の記憶手段へと格納するバックアップ手段とを更に
    備えることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一
    項に記載の負荷断線検出装置。
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