JP2001004278A - 乾燥装置及び加熱装置 - Google Patents
乾燥装置及び加熱装置Info
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Abstract
ことができる乾燥装置を提供することを目的としてい
る。 【解決手段】乾燥装置1は、乾燥室2と、圧縮機5、凝
縮器6、減圧装置7、蒸発器8を冷媒配管9で順次接続
してなる冷媒循環回路Rと、圧縮機5を駆動するエンジ
ン10と、このエンジン10と放熱器11を配管12で接続し、
水冷によりエンジン10を冷却するエンジン冷却水循環回
路Eと、このエンジン冷却水循環回路Eに設けられ、エ
ンジン冷却水循環回路E内の水を循環させるポンプ13
と、乾燥室2内の空気を取り入れ、該空気中の水分を除
去して乾燥室2内へ送り出す除湿通路15とを有し、蒸発
器8及び放熱器11を除湿通路15内に設け、蒸発器8を放
熱器11より風上側に配置させるものである。
Description
特に、エンジンの排熱を利用して加熱することができる
乾燥装置及び加熱装置に関する。
としては、例えば、蒸発器により空気中の水分を凝縮さ
せて除去し、除去後の空気を凝縮器を利用して加熱し、
加熱不足の場合、電気ヒ−タ−により再加熱している。
また、最近、冷凍サイクルの圧縮機をガスを利用したエ
ンジンにより駆動するものが普及しつつある。
たエンジン駆動式の装置にあっては、エンジンの排熱は
高温にもかかわらず、乾燥装置の加熱源として利用され
ておらず、エネルギ−が無駄に放出されているという問
題点があった。本発明は、上述した問題点を除去するよ
うにした乾燥装置及び加熱装置を提供するものである。
に、請求項1記載の乾燥装置は、乾燥室と、圧縮機、室
外側熱交換器、減圧装置、乾燥室側第1の熱交換器を冷
媒配管で順次接続してなる冷媒循環回路と、前記圧縮機
を駆動するエンジンと、このエンジンと乾燥室側放熱器
を配管で接続し、水冷により前記エンジンを冷却するエ
ンジン冷却水循環回路と、このエンジン冷却水循環回路
に設けられ、前記エンジン冷却水循環回路内の水を循環
させるポンプと、前記乾燥室内の空気を取り入れ、該空
気中の水分を除去して前記乾燥室内へ送り出す除湿通路
とを有し、前記乾燥室側第1の熱交換器及び前記乾燥室
側放熱器を前記除湿通路内に設け、前記乾燥室側第1の
熱交換器を前記乾燥室側放熱器より風上側に配置させる
ものである。
1記載の乾燥装置において、エンジン冷却水循環回路の
エンジンと乾燥室側放熱器との間に室外側放熱器を設け
たものである。
1記載の乾燥装置において、室外側放熱器を外気と熱交
換させる風を送風する室外側放熱器用送風機と、この室
外側放熱器用送風機の回転を制御する室外側放熱器用送
風機回転制御手段とを設けたものである。
と、圧縮機、室外側熱交換器、減圧装置、乾燥室側第1
の熱交換器を冷媒配管で順次接続してなる冷媒循環回路
と、前記圧縮機を駆動するエンジンと、このエンジン、
室外側放熱器を配管で順次接続し、水冷により前記エン
ジンを冷却するエンジン冷却水循環回路と、このエンジ
ン冷却水循環回路に設けられ、前記エンジン冷却水循環
回路内の水を循環させるポンプと、前記エンジンと前記
室外側放熱器とを接続するエンジン吐出側の配管から分
岐した分岐配管と、前記エンジンと前記室外側放熱器と
を接続するエンジン吐出側の配管に合流する合流配管
と、この合流配管と前記分岐配管に接続される乾燥室側
放熱器と、前記乾燥室内の空気を取り入れ、該空気中の
水分を除去して前記乾燥室内へ送り出す除湿通路と、前
記凝縮器、前記室外側放熱器を外気と熱交換させる風を
送風する室外側送風機とを有し、前記乾燥室側第1の熱
交換器及び前記乾燥室側放熱器を前記除湿通路内に設
け、前記乾燥室側第1の熱交換器を前記乾燥室側放熱器
より風上側に配置させると共に、前記室外側熱交換器を
前記室外側放熱器より風上側に位置させるものである。
4記載の乾燥装置において、分岐配管に流れる流量を制
御する流量制御手段を設けたものである。
と、圧縮機、室外側熱交換器、減圧装置、乾燥室側第1
の熱交換器を冷媒配管で順次接続してなる冷媒循環回路
と、この冷媒循環回路に設けられ、前記圧縮機から流れ
る冷媒を前記室外熱交換器又は前記乾燥室側第1の熱交
換器へと選択的に切り替えることができる四方弁と、前
記圧縮機を駆動するエンジンと、このエンジン、室外側
放熱器、室内側放熱器を配管で順次接続し、水冷により
前記エンジンを冷却するエンジン冷却水循環回路と、こ
のエンジン冷却水循環回路に設けられ、前記エンジン冷
却水循環回路内の水を循環させるポンプと、前記室外側
熱交換器、前記室外側放熱器を外気と熱交換させる風を
送風する室外側送風機と、前記加熱室内の空気を取り入
れ、該空気を加熱して前記加熱室内へ送り出す加熱通路
とを有し、前記室外側送風機の回転は正逆可能で、前記
室外側送風機の一の回転時、前記室外側放熱器を前記室
外側熱交換器より風上側に位置させ、前記室外側送風機
の一の回転と反対の回転時、前記室外側放熱器を前記室
外側熱交換器より風下側に位置させるようにするもので
ある。
と、圧縮機、室外側熱交換器、減圧装置、室内側熱交換
器を冷媒配管で順次接続してなる冷媒循環回路と、前記
圧縮機を駆動するエンジンと、このエンジン、室外側放
熱器を配管で順次接続し、水冷により前記エンジンを冷
却するエンジン冷却水循環回路と、このエンジン冷却水
循環回路に設けられ、前記エンジン冷却水循環回路内の
水を循環させるポンプと、前記室外側熱交換器、前記室
外側放熱器を外気と熱交換させる風を送風する室外側送
風機と、前記エンジンと前記室外側放熱器とを接続する
エンジン吐出側の配管から分岐した分岐配管と、前記エ
ンジンと前記室外側放熱器とを接続するエンジン吐出側
の配管に合流する合流配管と、この合流配管と前記分岐
配管に接続される室内側放熱器と、前記加熱室内の空気
を取り入れ、該空気を加熱して前記加熱室内へ送り出す
加熱通路とを有し、前記室外側送風機の回転は正逆可能
で、前記室外側送風機の一の回転時、前記室外側放熱器
を前記室外側熱交換器より風上側に位置させ、前記室外
側送風機の一の回転と反対の回転時、前記室外側放熱器
を前記室外側熱交換器より風下側に位置させるようにす
るものである。
と、圧縮機、室外側熱交換器、減圧装置、乾燥室側第1
の熱交換器を冷媒配管で順次接続してなる冷媒循環回路
と、前記圧縮機と前記室外側熱交換器の間の前記冷媒配
管と、前記室外側熱交換器と前記減圧装置の間を接続す
るバイパス回路と、このバイパス回路に設けられた乾燥
室側第2の熱交換器と、前記圧縮機を駆動するエンジン
と、このエンジンと放熱器を配管で接続し、水冷により
前記エンジンを冷却するエンジン冷却水循環回路と、こ
のエンジン冷却水循環回路に設けられ、前記エンジン冷
却水循環回路内の水を循環させるポンプと、前記乾燥室
内の空気を取り入れ、該空気中の水分を除去して前記乾
燥室内へ送り出す除湿通路と、前記乾燥室側第1の熱交
換器、前記乾燥室側第2の熱交換器及び前記乾燥室側放
熱器を前記乾燥通路内に設け、前記乾燥通路内空気流れ
に沿って順次前記乾燥室側第1の熱交換器、前記乾燥室
側第2の熱交換器、前記乾燥室側放熱器を配置させるも
のである。
と、圧縮機、室外側熱交換器、減圧装置、加熱室側第1
の熱交換器を冷媒配管で順次接続してなる冷媒循環回路
と、前記圧縮機と前記室外側熱交換器の間の前記冷媒配
管と前記室外側熱交換器と前記減圧装置の間を接続する
バイパス回路と、このバイパス回路に設けられた加熱室
側第2の熱交換器と、前記圧縮機の吸い込み側と吐出側
とに設けられ、前記圧縮機から流出する冷媒の流れを前
記室側第1の熱交換器又は前記室外側熱交換器へ選択的
に切り換える四方弁と、前記室外側熱交換器、前記室外
側放熱器を外気と熱交換させる風を送風する室外側送風
機と、前記圧縮機を駆動するエンジンと、このエンジ
ン、室内側放熱器を配管で順次接続し、水冷により前記
エンジンを冷却するエンジン冷却水循環回路と、このエ
ンジン冷却水循環回路に設けられ、前記エンジン冷却水
循環回路内の水を循環させるポンプと、前記加熱室内の
空気を取り入れ、該空気を加熱して前記加熱室内へ送り
出す加熱通路とを有し、前記加熱室側第1の熱交換器、
前記加熱室側第2の熱交換器及び前記室内側放熱器を前
記加熱通路内に設け、前記加熱通路内空気流れに沿って
順次前記加熱室側第1の熱交換器、前記加熱室側第2の
熱交換器、前記室内側放熱器を配置させると共に、前記
室外側送風機の回転は正逆可能で、前記室外側送風機の
一の回転時、前記室外側放熱器を前記室外側熱交換器よ
り風上側に位置させ、前記室外側送風機の一の回転と反
対の回転時、前記室外側放熱器を前記室外側熱交換器よ
り風下側に位置させるようにするものである。
び加熱装置について、図面を参照して説明する。1は、
乾燥装置で、乾燥装置1は、例えば、水産物、麺類等を
乾燥させるものである(図1参照)。2は、水産物、麺
類等の被乾燥物を受け入れる乾燥室で、乾燥室2内に
は、水産物、麺類等を運搬する台車3により出し入れで
きるようになっている。
Rは、圧縮機5、室外側熱交換器6、減圧装置7(減圧
装置7は、例えば、膨張弁、キャピラリチュ−ブであ
る。)、乾燥室側第1の熱交換器8を冷媒配管9で順次
接続して構成されている。
(例えば、ガスエンジン)により圧縮機5が駆動される
と、圧縮機5は冷媒を圧縮し、圧縮され、高温・高圧と
なった冷媒ガスは室外側熱交換器6で外気によって冷却
され、凝縮熱を放出して液化する。液化した冷媒は、減
圧装置7により減圧された後、乾燥室側第1の熱交換器
8で空気から気化に必要な熱を奪って蒸発する。この
時、空気は気化熱によって冷却され、空気中の水分が凝
縮して除去される。そして、乾燥室側第1の熱交換器8
で蒸発した冷媒ガスは再び圧縮機5に戻り、同様なサイ
クルを繰り返す。
を循環する水により冷却される。エンジン冷却水循環回
路Eは、エンジン10(より詳しくは、ウオ−タジャケッ
ト)と乾燥室側放熱器11を配管12で接続して構成され、
このエンジン冷却水循環回路Eには、エンジン冷却水循
環回路E内の水を循環させるポンプ13が設けられてい
る。その結果、エンジン10の排熱は、配管12を介して温
水として乾燥室側放熱器11へと運ばれ、乾燥室側第1の
熱交換器8により水分除去された空気を加熱する加熱源
となる。なお、エンジン冷却水循環回路Eには、エンジ
ン10からの排ガスの熱を回収するように、排熱回収器K
を設けても良い。
室2内の空気を取り入れ、該空気中の水分を除去して乾
燥室2内へ送り出すようになっており、乾燥室側第1の
熱交換器8及び乾燥室側放熱器11は除湿通路15内に設け
られ、乾燥室側第1の熱交換器8を乾燥室側放熱器11よ
り風上側に配置させている。20は除湿通路15内に乾燥室
2内の空気を取り込み排出するファン、例えば、シロッ
コファンである。また、30は室外側送風機で、室外側送
風機30は室外側熱交換器6を外気と熱交換させる風を送
風するファンである。
圧装置7、エンジン10、ポンプ13、排熱回収器K及び室
外側送風機30は、室外ユニットU内に配置されている。
従って、この乾燥装置1によれば、乾燥室側第1の熱交
換器8により乾燥室2の空気中の水分が除去され、乾燥
室側放熱器11により加熱して乾燥室2へ乾燥空気を提供
することができ、しかも、この加熱は、エンジン10の排
熱を利用するため、乾燥室側第1の熱交換器8により水
分除去後の空気を乾燥室側放熱器11により高温に加熱で
き、省エネルギ−化を図ることができる。
おいては、エンジン10の排熱の容量が大で、除湿通路内
の放熱器による放熱で不十分な場合がある。かかる場合
に対処することができる実施例について、以下説明す
る。
別個に室外側放熱器21を新たに設ける点を除けば、上述
した実施例1(図1)と同様であるので、実施例1(図
1)と同一部分に同一符号を付してその説明を省略す
る。その結果、室外側放熱器21を別個に設けた分、放熱
量を大とすることができ、エンジン10の冷却に支障を生
じないようにすることができる。なお、室外側放熱器21
が室外側熱交換器6より温度が高いことから、図2に示
すように、室外側熱交換器6を室外側放熱器21より風上
側に位置させている。
いて、乾燥室側放熱器11による放熱量を大として加熱温
度を高くしたい場合、室外側熱交換器6を外気と熱交換
させる風を送風する室外側送風機30とは別個に、室外側
放熱器21を外気と熱交換させる風を送風する室外側放熱
器用送風機30’を、例えば、図3に示すように設ける。
かかる場合においては、除湿通路15の排出側に設けた温
度検出部(温度センサ)22による温度を検出し、該温度
が所定の設定温度に達しているか否かを判断し、設定温
度に達していない場合には、室外側放熱器用送風機回転
制御手段100により室外側放熱器用送風機30’の回転数
を減少させて、室外側放熱器21の放熱量を小として室内
側放熱器11による放熱量を大として対応することができ
る。なお、室外側熱交換器6と室外側放熱器21とは、例
えば、図3に示すように、並設している。
3(図2及び図3)においては、乾燥室側放熱器11と室
外側放熱器21とは、エンジン10に対して、直列に接続さ
れているが、次に説明する実施例においては、乾燥室側
放熱器11と室外側放熱器21とは、エンジン10に対して並
列に接続されている。即ち、エンジン冷却水循環回路E
は、エンジン10、室外側放熱器21を配管12で順次接続
し、水冷によりエンジン10を冷却している。このエンジ
ン冷却水循環回路Eには、前述と同様に、エンジン冷却
水循環回路E内の水を循環させるポンプ13が設けられて
いる。
外側放熱器21とを接続するエンジン吐出側の配管121 に
は分岐配管122 が分岐している。また、エンジン10と室
外側放熱器21とを接続するエンジン吐出側の配管124 に
は合流配管125 が合流している。そして、乾燥室側放熱
器11は、合流配管125 と分岐配管122 に接続されてい
る。なお、室外側熱交換器6より温度が高いことから、
図4に示すように、室外側熱交換器6を室外側放熱器21
より風上側に位置させていると共に、図4においては、
上述した実施例2及び実施例3(図2及び図3)と同一
部分に同一符号を付してその説明を省略する。
乾燥室側放熱器11による放熱量を大として加熱温度を高
くしたい場合、例えば、図4に示すように、除湿通路15
の排出側に設けた温度検出部(温度センサ)22による温
度を検出し、該温度が所定の設定温度に達しているか否
かを判断し、設定温度に達していない場合には、分岐配
管122 に流れる流量を制御する流量制御手段200 により
室外側放熱器21に流入する流量を減少させて、室外側放
熱器21の放熱量を小として乾燥室側放熱器11による放熱
量を大として対応することができる。分岐配管122 に流
れる流量を制御するものとしては、例えば、分岐配管12
2の分岐部に三方弁126 を設け、その開度を流量制御手
段200 により調整しても良いし、また、図5に示すよう
に、分岐配管122 の分岐部と室外側放熱器21との間に設
けた第1の開度調整弁127 と、分岐配管122 に設けた第
2の開度調整弁128の開度を流量制御手段200 によりそ
れぞれ調整しても良いし、場合により、第1の開度調整
弁127 及び第2の開度調整弁128 の内のいずれか一方の
み流量制御手段200 により開度調整を図っても良い。
5では、乾燥室側第1の熱交換器8を蒸発器として作用
させ、空気中の水分が除去しているが、冬場においては
乾燥しているため、空気中の水分を除去する必要がな
く、加熱のみで良い場合がある。かかる場合に対応する
ために、冷媒循環回路Rには、図6及び図7に示すよう
に、圧縮機5から流れる冷媒を室外熱交換器6又は乾燥
室側第1の熱交換器8へと選択的に切り替えることがで
きる四方弁Bが設けられ、この四方弁Bを切り替えて、
乾燥室側第1の熱交換器8を凝縮器として作用させる。
作用させる結果、室外側熱交換器6は蒸発器として作用
することとなり、特に、外気温が低下した冬場において
は、外気からの吸熱が困難となるが、送風機回転制御手
段300 により、室外側送風機30の回転を正逆可能とし、
乾燥室側第1の熱交換器8を蒸発器として作用させる夏
場においては、室外側送風機30の一の回転時を室外側放
熱器21を室外側熱交換器6より風上側に位置させるよう
にし、乾燥室側第1の熱交換器8を凝縮器として作用さ
せる冬場においては、図6及び図7に矢印で風の流れを
示すように、室外側送風機30の上述した一の回転と反対
の回転として、室外側放熱器21を室外側熱交換器6より
風下側に位置させるようにしている。その結果、室外側
放熱器21の温度が高いため、室外側放熱器21の放熱の一
部を室外側熱交換器6に与えることができ、外気温度の
低下に伴って生じる冷凍サイクル運転の支障(例えば、
外気温度の低下した冬場、圧縮機5の圧縮室内に液冷媒
を吸い込み圧縮機5がロックする故障を生じたり、ま
た、故障を生じない前に圧縮機5の運転を停止しなけれ
ばならず、その間、加熱室2’の加熱運転ができな
い。)を解消することができる。
として作用させることに伴い、上述した実施例1乃至実
施例5における乾燥装置1、乾燥室2及び除湿通路15
は、それぞれ加熱装置1’、加熱室2’及び加熱通路1
5’となる。従って、この加熱装置1’によれば、加熱
室2’の空気は乾燥室側第1の熱交換器8及び室内側放
熱器11により加熱されて加熱室2’へと提供される。な
お、図6及び図7においては、上述した実施例2乃至実
施例5と同一部分に同一符号を付してその説明を省略し
ている。
6では、加熱量が少ない場合がある。次に、示す実施例
においては、冷凍サイクルの放熱を利用して加熱量の増
大を図ることができる。(図8においては、上述した実
施例1乃至実施例6と同一部分に同一符号を付してその
説明を省略している。)即ち、上述した冷媒循環回路R
に加えて、圧縮機5と室外側熱交換器6の間の冷媒配管
と室外側熱交換器6と減圧装置7の間を接続するバイパ
ス回路Pを設け、このバイパス回路Pに乾燥室側第2の
熱交換器81を配置している。その結果、圧縮機5からの
冷媒は、室外側熱交換器6と乾燥室側第2の熱交換器81
と並列的に流れる。室外側熱交換器6及び乾燥室側第2
の熱交換器81は共に凝縮器として機能し、室外側熱交換
器6で凝縮熱を放出して液化する。液化した冷媒は、減
圧装置7により減圧された後、乾燥室側第1の熱交換器
8で空気から気化に必要な熱を奪って蒸発する。この
時、空気は気化熱によって冷却され、空気中の水分が凝
縮して除去される。そして、乾燥室側第1の熱交換器8
で蒸発した冷媒ガスは再び圧縮機5に戻り、同様なサイ
クルを繰り返す。
乾燥室2の空気中の水分が除去され、乾燥室側第2の熱
交換器81及び室内側放熱器11により加熱され乾燥室2へ
乾燥空気を提供することができ、しかも、この加熱は、
冷凍サイクル及びエンジン10の排熱を利用するため、乾
燥室側第1の熱交換器8により水分除去後の空気を室内
側放熱器11により高温に加熱でき、、省エネルギ−化を
図ることができる。なお、分岐配管122 の分岐部と室外
側放熱器21との間に設けた第1の開度調整弁127 と、分
岐配管122 に設けた第2の開度調整弁128 の開度を流量
制御手段200 によりそれぞれ調整しても良いし、場合に
より、第1の開度調整弁127 及び第2の開度調整弁128
の内のいずれか一方のみ流量制御手段200 により開度調
整を図っても良い。また、129 は室外側熱交換器6の入
口側に設けられた第3の開度調整弁、130 は乾燥室側第
2の熱交換器81の入口側に設けられた第4の開度調整弁
である。
実施例6と実施例7を結合させてものである。(図9に
おいては、上述した実施例1乃至実施例7と同一部分に
同一符号を付してその説明を省略している。)
51)と吐出側(吐出管52)とに四方弁Bを設け、圧縮機
5から流出する冷媒の流れを室外側第1の熱交換器6又
は乾燥室側第1の熱交換器8へと選択的に切り換えるよ
うにしている。乾燥室側第1の熱交換器8を蒸発器とし
て使用する場合には、第3の開度調整弁129 、第4の開
度調整弁130 及び第5の開度調整弁131 を開とし、圧縮
機5からの冷媒を、四方弁Bを介して室外側熱交換器6
と乾燥室側第2の熱交換器81と並列的に流す。室外側熱
交換器6及び乾燥室側第2の熱交換器81は共に凝縮器と
して機能し、室外側熱交換器6で凝縮熱を放出して液化
する。液化した冷媒は、減圧装置7により減圧された
後、乾燥室側第1の熱交換器8で空気から気化に必要な
熱を奪って蒸発する。この時、空気は気化熱によって冷
却され、空気中の水分が凝縮して除去される。そして、
乾燥室側第1の熱交換器8で蒸発した冷媒ガスは再び圧
縮機5に戻り、同様なサイクルを繰り返す。
乾燥室2の空気中の水分が除去され、乾燥室側第2の熱
交換器81及び室内側放熱器11により加熱され乾燥室2へ
乾燥空気を提供することができ、しかも、この加熱は、
冷凍サイクル及びエンジン10の排熱を利用するため、乾
燥室側第1の熱交換器8により水分除去後の空気を室内
側放熱器11により高温に加熱でき、省エネルギ−化を図
ることができる。この場合、図9に風の流れを破線で示
すように、送風機回転制御手段300 により、室外側送風
機30の一の回転時を室外側放熱器21を室外側熱交換器6
より風上側に位置させるようにしている。
として作用させる冬場においては、第3の開度調整弁12
9 及び第4の開度調整弁130 を開、第5の開度調整弁13
1を閉とし、上述した四方弁Bの位置を切り替えて、圧
縮機5からの冷媒を、四方弁Bを介して乾燥室側第1の
熱交換器8に流す。乾燥室側第1の熱交換器8は凝縮器
として機能し、乾燥室側第1の熱交換器8で凝縮熱を放
出して液化する。液化した冷媒は、減圧装置7により減
圧された後、室外側熱交換器6で外気から気化に必要な
熱を奪って蒸発する。そして、室外側熱交換器6で蒸発
した冷媒ガスは再び圧縮機5に戻り、同様なサイクルを
繰り返す。なお、乾燥室側第1の熱交換器8を凝縮器と
して作用させることに伴い、上述した実施例1乃至実施
例5における乾燥装置1、乾燥室2及び除湿通路15は、
それぞれ加熱装置1’、加熱室2’及び加熱通路15’と
なる。従って、この加熱装置1’によれば、加熱室2’
の空気は乾燥室側第1の熱交換器8及び室内側放熱器11
により加熱されて加熱室2’へと提供される。なお、特
に、外気温度の低下した冬場、外気より吸熱できないた
め、圧縮機5の圧縮室内に液冷媒を吸い込み圧縮機5が
ロックする故障を生じたり、また、故障を生じない前に
圧縮機5の運転を停止しなければならず、その間、加熱
室2’の加熱運転ができないが、本実施例にあっては、
図9に実線で風の流れを示すように、送風機回転制御手
段300 により、室外側送風機30の上述した一の回転と反
対の回転として、室外側放熱器21を室外側熱交換器6よ
り風下側に位置させるようにしている。その結果、室外
側放熱器21の温度が高いため、室外側放熱器21の放熱の
一部を室外側熱交換器6に与えることができ、外気温度
の低下に伴って生じる冷凍サイクル運転の支障を解消す
ることができる。
蒸発器により空気中の水分が除去され、放熱器により加
熱して乾燥空気を得ることができ、しかも、この加熱
は、エンジンの排熱を利用するため、蒸発器により水分
除去後の空気を高温に加熱できると共に、従来のような
電気ヒ−タ−のような新たなエネルギ−源を必要としな
い。
通路内の放熱器による放熱で不十分な場合があるが、請
求項2記載の乾燥装置によれば、上述した請求項1記載
の乾燥装置の発明の効果に加え、室内側放熱器とは別個
に室外側放熱器を新たに設けることにより、放熱量を大
として、エンジンの冷却に支障を生じないようにするこ
とができる。
上述した請求項2記載の乾燥装置の発明の効果に加え、
室内側放熱器による放熱量を大として加熱温度を高くし
たい場合、室外側放熱器用送風機回転制御手段により室
外側放熱器用送風機の回転数を減少させて、室外側放熱
器の放熱量を小として室内側放熱器による放熱量を大と
して対応することができる。
通路内の放熱器による放熱で不十分な場合があるが、請
求項4記載の乾燥装置によれば、上述した請求項1記載
の乾燥装置の発明の効果に加え、室内側放熱器とは別個
に室外側放熱器を新たに設けることにより、放熱量を大
として、エンジンの冷却に支障を生じないようにするこ
とができる。
上述した請求項4記載の乾燥装置の発明の効果に加え、
室内側放熱器による放熱量を大として加熱温度を高くし
たい場合、流量制御手段により室外側放熱器に流入する
流量を減少させて、室外側放熱器の放熱量を小として室
内側放熱器による放熱量を大として対応することができ
る。
よれば、エンジンの排熱を利用して空気を高温に加熱で
きると共に、従来のような電気ヒ−タ−のような新たな
エネルギ−源を必要としせず、室内熱交換器を凝縮器と
して作用させる冬場においては、送風機の回転により、
室外側放熱器を室外側熱交換器より風下側に位置させ、
温度が高い室外側放熱器の放熱の一部を室外側熱交換器
に与えて、外気温度の低下に伴って生じる冷凍サイクル
運転の支障を解消することができる。
説明図である。
乾燥装置の概略的説明図である。
乾燥装置の概略的説明図である。
乾燥装置の概略的説明図である。
乾燥装置の概略的説明図である。
説明図である。
乾燥装置の概略的説明図である。
乾燥装置の概略的説明図である。
加熱装置の概略的説明図である。
Claims (9)
- 【請求項1】乾燥室と、圧縮機、室外側熱交換器、減圧
装置、乾燥室側第1の熱交換器を冷媒配管で順次接続し
てなる冷媒循環回路と、 前記圧縮機を駆動するエンジンと、 このエンジンと乾燥室側放熱器を配管で接続し、水冷に
より前記エンジンを冷却するエンジン冷却水循環回路
と、 このエンジン冷却水循環回路に設けられ、前記エンジン
冷却水循環回路内の水を循環させるポンプと、 前記乾燥室内の空気を取り入れ、該空気中の水分を除去
して前記乾燥室内へ送り出す除湿通路とを有し、 前記乾燥室側第1の熱交換器及び前記乾燥室側放熱器を
前記除湿通路内に設け、前記乾燥室側第1の熱交換器を
前記乾燥室側放熱器より風上側に配置させることを特徴
とする乾燥装置。 - 【請求項2】エンジン冷却水循環回路のエンジンと乾燥
室側放熱器との間に室外側放熱器を設けたことを特徴と
する請求項1記載の乾燥装置。 - 【請求項3】室外側放熱器を外気と熱交換させる風を送
風する室外側放熱器用送風機と、 この室外側放熱器用送風機の回転を制御する室外側放熱
器用送風機回転制御手段とを設けたことを特徴とする請
求項1記載の乾燥装置。 - 【請求項4】乾燥室と、 圧縮機、室外側熱交換器、減圧装置、乾燥室側第1の熱
交換器を冷媒配管で順次接続してなる冷媒循環回路と、 前記圧縮機を駆動するエンジンと、 このエンジン、室外側放熱器を配管で順次接続し、水冷
により前記エンジンを冷却するエンジン冷却水循環回路
と、 このエンジン冷却水循環回路に設けられ、前記エンジン
冷却水循環回路内の水を循環させるポンプと、 前記エンジンと前記室外側放熱器とを接続するエンジン
吐出側の配管から分岐した分岐配管と、 前記エンジンと前記室外側放熱器とを接続するエンジン
吐出側の配管に合流する合流配管と、 この合流配管と前記分岐配管に接続される乾燥室側放熱
器と、 前記乾燥室内の空気を取り入れ、該空気中の水分を除去
して前記乾燥室内へ送り出す除湿通路と、 前記凝縮器、前記室外側放熱器を外気と熱交換させる風
を送風する室外側送風機とを有し、 前記乾燥室側第1の熱交換器及び前記乾燥室側放熱器を
前記除湿通路内に設け、前記乾燥室側第1の熱交換器を
前記乾燥室側放熱器より風上側に配置させると共に、 前記室外側熱交換器を前記室外側放熱器より風上側に位
置させることを特徴とする乾燥装置。 - 【請求項5】分岐配管に流れる流量を制御する流量制御
手段を設けたことを特徴とする請求項4記載の乾燥装
置。 - 【請求項6】加熱室と、 圧縮機、室外側熱交換器、減圧装置、乾燥室側第1の熱
交換器を冷媒配管で順次接続してなる冷媒循環回路と、 この冷媒循環回路に設けられ、前記圧縮機から流れる冷
媒を前記室外熱交換器又は前記乾燥室側第1の熱交換器
へと選択的に切り替えることができる四方弁と、 前記圧縮機を駆動するエンジンと、 このエンジン、室外側放熱器、室内側放熱器を配管で順
次接続し、水冷により前記エンジンを冷却するエンジン
冷却水循環回路と、 このエンジン冷却水循環回路に設けられ、前記エンジン
冷却水循環回路内の水を循環させるポンプと、 前記室外側熱交換器、前記室外側放熱器を外気と熱交換
させる風を送風する室外側送風機と、 前記加熱室内の空気を取り入れ、該空気を加熱して前記
加熱室内へ送り出す加熱通路とを有し、 前記室外側送風機の回転は正逆可能で、前記室外側送風
機の一の回転時、前記室外側放熱器を前記室外側熱交換
器より風上側に位置させ、前記室外側送風機の一の回転
と反対の回転時、前記室外側放熱器を前記室外側熱交換
器より風下側に位置させるようにすることを特徴とする
ことを特徴とする加熱装置。 - 【請求項7】加熱室と、 圧縮機、室外側熱交換器、減圧装置、室内側熱交換器を
冷媒配管で順次接続してなる冷媒循環回路と、 前記圧縮機を駆動するエンジンと、 このエンジン、室外側放熱器を配管で順次接続し、水冷
により前記エンジンを冷却するエンジン冷却水循環回路
と、 このエンジン冷却水循環回路に設けられ、前記エンジン
冷却水循環回路内の水を循環させるポンプと、 前記室外側熱交換器、前記室外側放熱器を外気と熱交換
させる風を送風する室外側送風機と、 前記エンジンと前記室外側放熱器とを接続するエンジン
吐出側の配管から分岐した分岐配管と、 前記エンジンと前記室外側放熱器とを接続するエンジン
吐出側の配管に合流する合流配管と、 この合流配管と前記分岐配管に接続される室内側放熱器
と、 前記加熱室内の空気を取り入れ、該空気を加熱して前記
加熱室内へ送り出す加熱通路とを有し、 前記室外側送風機の回転は正逆可能で、前記室外側送風
機の一の回転時、前記室外側放熱器を前記室外側熱交換
器より風上側に位置させ、前記室外側送風機の一の回転
と反対の回転時、前記室外側放熱器を前記室外側熱交換
器より風下側に位置させるようにすることを特徴とする
ことを特徴とする加熱装置。 - 【請求項8】乾燥室と、圧縮機、室外側熱交換器、減圧
装置、乾燥室側第1の熱交換器を冷媒配管で順次接続し
てなる冷媒循環回路と、 前記圧縮機と前記室外側熱交換器の間の前記冷媒配管と
前記室外側熱交換器と前記減圧装置の間を接続するバ
イパス回路と、 このバイパス回路に設けられた乾燥室側第2の熱交換器
と、 前記圧縮機を駆動するエンジンと、 このエンジンと放熱器を配管で接続し、水冷により前記
エンジンを冷却するエンジン冷却水循環回路と、 このエンジン冷却水循環回路に設けられ、前記エンジン
冷却水循環回路内の水を循環させるポンプと、 前記乾燥室内の空気を取り入れ、該空気中の水分を除去
して前記乾燥室内へ送り出す除湿通路と、 前記乾燥室側第1の熱交換器、前記乾燥室側第2の熱交
換器及び前記乾燥室側放熱器を前記乾燥通路内に設け、
前記乾燥通路内空気流れに沿って順次前記乾燥室側第1
の熱交換器、前記乾燥室側第2の熱交換器、前記乾燥室
側放熱器を配置させることを特徴とする乾燥装置。 - 【請求項9】加熱室と、 圧縮機、室外側熱交換器、減圧装置、加熱室側第1の熱
交換器を冷媒配管で順次接続してなる冷媒循環回路と、 前記圧縮機と前記室外側熱交換器の間の前記冷媒配管と
前記室外側熱交換器と前記減圧装置の間を接続するバイ
パス回路と、 このバイパス回路に設けられた加熱室側第2の熱交換器
と、 前記圧縮機の吸い込み側と吐出側とに設けられ、前記圧
縮機から流出する冷媒の流れを前記室側第1の熱交換器
又は前記室外側熱交換器へ選択的に切り換える四方弁
と、 前記室外側熱交換器、前記室外側放熱器を外気と熱交換
させる風を送風する室外側送風機と、 前記圧縮機を駆動するエンジンと、 このエンジン、室内側放熱器を配管で順次接続し、水冷
により前記エンジンを冷却するエンジン冷却水循環回路
と、 このエンジン冷却水循環回路に設けられ、前記エンジン
冷却水循環回路内の水を循環させるポンプと、 前記加熱室内の空気を取り入れ、該空気を加熱して前記
加熱室内へ送り出す加熱通路とを有し、 前記加熱室側第1の熱交換器、前記加熱室側第2の熱交
換器及び前記室内側放熱器を前記加熱通路内に設け、前
記加熱通路内空気流れに沿って順次前記加熱室側第1の
熱交換器、前記加熱室側第2の熱交換器、前記室内側放
熱器を配置させると共に、前記室外側送風機の回転は正
逆可能で、前記室外側送風機の一の回転時、前記室外側
放熱器を前記室外側熱交換器より風上側に位置させ、前
記室外側送風機の一の回転と反対の回転時、前記室外側
放熱器を前記室外側熱交換器より風下側に位置させるよ
うにすることを特徴とする加熱装置。
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JP17236799A JP3370016B2 (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | 加熱装置 |
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-
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