JP2001004190A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2001004190A JP11179009A JP17900999A JP2001004190A JP 2001004190 A JP2001004190 A JP 2001004190A JP 11179009 A JP11179009 A JP 11179009A JP 17900999 A JP17900999 A JP 17900999A JP 2001004190 A JP2001004190 A JP 2001004190A
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信之 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再熱ドライ運転から通常運転に移行した場合
に、吹出温度が急激に変化することを防止し不快感をな
くすことができる空気調和機を提供することにある。 【解決手段】 運転開始時の運転モードから変更があっ
たと判断し(ステップS29)、かつ現在の運転モード
が再熱ドライモードでないと判断した場合(ステップS
31)、運転モードが冷房モードであれば、最低周波数
を初期周波数として冷房周波数制御を行い(ステップS
34)、運転モードが暖房モードであれば最低周波数を
初期周波数として暖房周波数制御を行う(ステップS3
5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に関
し、特に、通常運転による運転モードと再熱ドライ運転
を行う運転モードとを備えた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機では、センサにより測定され
る室内温度がリモコンなどによって設定される目標温度
になるように、冷房運転または暖房運転を行う。セパレ
ートタイプの空気調和機では、室外熱交換器、圧縮機、
室内熱交換器が接続された冷媒回路を有している。圧縮
機は、インバータ制御されるモータを備えており、目標
温度と室内温度との差に基づいた周波数制御により駆動
されている。たとえば、目標温度と室内温度との差が大
きい場合には、圧縮機に供給される運転周波数を高くし
て、高能力での冷房運転または暖房運転を行うこととな
る。
【0003】このような空気調和機において、室内熱交
換器の一部に通常運転と反転した機能をもたせて除湿を
行う再熱ドライ運転を可能としたものがある。この場
合、室内熱交換器を、第1室内熱交換器、第2室内熱交
換器、第1熱交換器と第2室内熱交換器との間に配置さ
れる減圧器を備える構成とする。減圧器を減圧状態とし
て、圧縮機から吐出される高圧冷媒を、室外熱交換器、
第1室内熱交換器、減圧器、第2室内熱交換器を循環さ
せると、第1室内熱交換器では冷媒が凝縮されて室内空
気を加熱するとともに、第2室内熱交換器では冷媒が蒸
発して室内空気を除湿、冷却する。このことにより、室
内温度を下げることなく除湿を行うことが可能となる。
【0004】リモコンによりドライ運転が指示される
と、デフォルトで設定されている最適な目標温度または
リモコンから指示される目標温度に向けて冷房運転また
は暖房運転を行い、室内温度が目標温度に近づいた時点
で、再熱ドライ運転に切り替える制御方法が行われる。
再熱ドライ運転では、室内熱交換器の一部が通常運転時
とは反転した機能で駆動されているため、真夏や真冬な
どには冷媒回路を駆動する周波数を高くして能力を最大
にしても室内温度を目標温度に維持することができない
おそれがある。この場合、室内温度を目標温度に設定す
るためには、再熱ドライ運転から冷房運転または暖房運
転に切り替えて、再度目標温度に近づける必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】再熱ドライ運転から冷
房または暖房の通常運転に切り替わった場合には、冷媒
回路の駆動は通常運転時における制御が用いられること
となる。したがって、目標温度と室内温度との差が大き
い場合には、圧縮機に供給される運転周波数は高く設定
される。この結果、送風口から吹き出される空気は、再
熱ドライ運転から通常運転に切り替わった瞬間に、それ
までとは温度差のあるものとなり、冷房の場合には著し
く低く、暖房の場合には著しく高いものとなる。このこ
とから、快適性が損なわれるという問題を包含してい
る。
【0006】本発明の目的は、再熱ドライ運転から通常
運転に移行した場合に、吹出温度が急激に変化すること
を防止し不快感をなくすことができる空気調和機を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空気調和機
は、冷媒回路と、駆動手段と、モード切替手段と、周波
数制御手段とを備えている。冷媒回路は、室外熱交換器
と、圧縮機と、室内熱交換器とを環状に接続して構成さ
れる。駆動手段は、目標温度と室内温度の差に応じた運
転周波数により冷媒回路を駆動する。モード切替手段
は、室内熱交換器の全部を通常に機能させる通常運転
と、室内熱交換器の一部を通常機能と反転して機能させ
る再熱ドライ運転とを選択して切り替える。周波数制御
手段は、モード切替手段により再熱ドライ運転から通常
運転に切り替わったとき、駆動手段が冷媒回路を駆動す
る運転周波数を、通常運転における最低周波数から徐々
に上昇させていく。
【0008】このようにした場合、再熱ドライ運転から
通常運転に切り替わった際に、吹出温度が急激に変化す
ることを防止でき、快適性を損なうことがなくなる。こ
こで、再熱ドライ運転であってかつ空調負荷が所定値と
なっても室内温度が目標温度にならない場合に、モード
切替手段が再熱ドライ運転から通常運転に切り替える構
成とすることができる。
【0009】また、冷媒回路の室内熱交換器は、第1室
内熱交換器と、第2室内熱交換器と、第1室内熱交換器
と第2室内熱交換器との間に設けられる減圧器とを備
え、再熱ドライ運転時に第1室内熱交換器と第2室内熱
交換器のうちの一方を通常機能と反転させて機能させる
ように構成できる。
【0010】
【発明の実施の形態】〔概略構成〕本発明の1実施形態
が採用される空気調和機の概略構成を示すブロック図を
図1に示す。この空気調和機は、室外熱交換器、圧縮
機、室内熱交換器などが環状に接続して構成される冷媒
回路1と、冷媒回路を駆動するための駆動手段2と、通
常運転モードと再熱ドライモードとを選択して切り替え
るモード切替手段3と、駆動手段が冷媒回路を駆動する
際の運転周波数を制御するための周波数制御手段4とを
備えている。
【0011】冷媒回路1の構成を図2に示す。この冷媒
回路1は、圧縮機11と、圧縮機11の吐出側に接続さ
れた四路弁12と、圧縮機11の吸入側に接続されたア
キュムレータ13と、四路弁12に接続された室外熱交
換器14と、室外熱交換器14に接続された電動膨張弁
でなる第1減圧器15と、第1減圧器15に接続される
第1室内熱交換器16と、第1室内熱交換器16に接続
された電動膨張弁でなる第2減圧器17と、第2減圧器
17に接続された第2室内熱交換器18とを備えてい
る。圧縮機11、四路弁12、アキュムレータ13、室
外熱交換器14、第1減圧器15が室外機に設けられて
おり、第1室内熱交換器16、第2減圧器17、第2室
内熱交換器18が室内機に設けられており、圧縮機1
1、四路弁12、室外熱交換器14、第1減圧器15、
第1室内熱交換器16、第2減圧器17、第2室内熱交
換器18、アキュムレータ13の順に接続されて冷媒回
路1を構成している。
【0012】冷媒回路1は、駆動回路2によって駆動さ
れており、特に、圧縮機11は図3に示すように、商用
の交流電源21、A/Dコンバータ22、インバータ2
3を含む電源回路によって駆動されるモータ24を有し
ている。インバータ23からモータ24に供給される電
源電流の周波数は、そのときの運転状況に基づいて、周
波数制御手段4によって制御されている。
【0013】モード切替手段3および周波数制御手段4
は、図4に示すようなマイクロプロセッサでなる制御部
31で構成されている。制御部31には、冷媒回路1、
駆動回路2が接続されている。また、制御部31には室
内機および室外機に設けられているファンを駆動するた
めのファンモータ32が接続されている。さらに、リモ
コンから送信されてくる指示を受信するための受信部3
3が制御部31に接続されている。制御部31には、受
信部33で受信した指示に基づいて目標温度を設定する
目標温度設定部34が接続されている。この目標温度設
定部34は、制御部31に接続されるメモリの所定領域
として設定できる。また、制御部31には、温度センサ
でなる室内温度検出部35が接続されている。
【0014】このようにした空気調和機において、冷房
運転時には、四路弁12を実線の位置とし、第1減圧器
15を所定開度に絞り、第2減圧弁17を全開にして圧
縮機11を起動する。圧縮機11からと出される高圧冷
媒は、室外熱交換器14で凝縮した後、第1減圧器15
で減圧される。減圧された低圧冷媒は、第1室内熱交換
器16、第2室内熱交換器18で蒸発した後、四路弁1
2、アキュムレータ13を介して圧縮機11に戻る。
【0015】暖房運転時には、四路弁12を点線の位置
とし、第1減圧器15を所定開度に絞り、第2減圧器1
7を全開として圧縮機11を起動する。圧縮機11から
吐出される高圧冷媒は、第2室内熱交換器18、第1室
内熱交換器16で凝縮した後、第1減圧器15によって
減圧される。減圧された低圧冷媒は、室外熱交換器14
で蒸発した後、四路弁12、アキュムレータ13を介し
て圧縮機11の吐出側に戻る。
【0016】再熱ドライモードでは、四路弁12を実線
の位置とし、第1減圧弁15を全開にし、第2減圧弁1
7を絞って圧縮機11を起動する。圧縮機11から吐出
される高圧冷媒は、室外熱交換器14、第1減圧弁15
を介して第1室内熱交換器16に流入し、第1室内熱交
換器16で凝縮した後、第2減圧器17で減圧される。
減圧された低圧冷媒は、第2室内熱交換器18で蒸発し
た後、四路弁12,アキュムレータ13を介して圧縮機
11に戻る。このとき、第1室内熱交換器16では、冷
媒が凝縮されるため室内空気は加熱され、第2室内熱交
換器18では、冷媒が蒸発するため室内空気を除湿、冷
却することとなり、室内温度を下げることなく除湿を行
うことが可能となる。
【0017】〔運転制御〕このような空気調和機におけ
る運転制御を図5に基づいて説明する。ステップS1で
は、リモコンから運転指示の信号を受信したか否かを判
別する。ここでは、リモコンからの指示信号を受信部3
3によって受信した場合には、指示信号に含まれる目標
温度または予め設定されている標準的な目標温度を目標
温度設定部34に格納し、ステップS2に移行する。ス
テップS2では、指示信号がドライ運転を指示するもの
であるか否かを判別する。指示信号がドライ運転を指示
するものであると判断した場合には、ステップS3に移
行する。ステップS3では、再熱ドライモードによる運
転を含むドライ運転を実行する。
【0018】ステップS2において、指示信号がドライ
運転を指示するものでないと判断した場合には、ステッ
プS4に移行する。ステップS4では、指示信号が冷房
運転を指示するものであるか否かを判別する。指示信号
が冷房運転を指示するものであると判断した場合には、
ステップS5に移行する。ステップS5では、通常の冷
房運転を実行する。
【0019】ステップS4において、指示信号が冷房運
転を指示するものでないと判断した場合には、ステップ
S6に移行する。ステップS6では、指示信号が暖房運
転を指示するものであるか否かを判別する。指示信号が
暖房運転を指示するものであると判断した場合には、ス
テップS7に移行する。ステップS7では、通常の暖房
運転を実行する。
【0020】ステップS8では、他の処理を実行し、ス
テップS1に移行する。 〔ドライ運転〕ステップS3におけるドライ運転は、図
6に基づいて動作する。ステップS11では、室内温度
が図8に示す温度ゾーンBにあるか否かを判別する。室
内温度が温度ゾーンBにあると判断した場合には、ステ
ップS12に移行する。ステップS12では、運転モー
ドを再熱ドライモードに設定し、再熱ドライモードにお
ける運転を実行する。
【0021】ステップS11において、室内温度が温度
ゾーンBにないと判断した場合には、ステップS13に
移行する。ステップS13では、室内温度が温度ゾーン
Aにあるか否を判別する。室内温度が温度ゾーンAにあ
ると判断した場合には、ステップS14に移行する。ス
テップS14では、運転モードを冷房運転に設定し、冷
房運転を実行する。
【0022】ステップS13において室内温度が温度ゾ
ーンAにないと判断した場合には、ステップS15に移
行する。ステップS15では、運転モードを暖房モード
に設定し、暖房運転を実行する。ドライ運転時における
再熱ドライ運転と冷房運転、暖房運転とのモード切替
は、図8に示す温度ゾーンにより決定される。室内温度
上昇時は、室内温度と目標温度との温度差ΔD(=室内
温度−目標温度)がd3以下の場合に温度ゾーンC(暖
房)、ΔDがd3〜d1の場合に温度ゾーンB(再熱ド
ライ)、ΔDがd1以上の場合に温度ゾーンA(冷房)
とする。また、室内温度下降時は、ΔDがd2以上の場
合に温度ゾーンA(冷房)、ΔDがd4〜d2の場合に
温度ゾーンB(再熱ドライ)、ΔDがd3以下の場合に
温度ゾーンC(暖房)とする(ただし、d1>d2>d
3>d4)。
【0023】また、外気温度により空調負荷が異なって
くるので、外気温度を考慮して各温度ゾーンを決定する
ことが考えられる。たとえば、図9に示すように、夏期
においては、室内温度上昇時における温度ゾーンBのΔ
D(=室内温度−目標温度)の上限値−下限値幅を大き
く設定し、室内温度下降時における温度ゾーンBのΔD
の上限値−下限値幅を小さく設定する。図では、室内温
度上昇時にはΔDが−1℃以下の場合に温度ゾーンC
(暖房)、ΔDが−1〜+2℃の場合に温度ゾーンB
(再熱ドライ)、ΔDが+2℃以上の場合に温度ゾーン
A(冷房)としている。また、室内温度下降時にはΔD
が−2℃以下の場合に温度ゾーンC(暖房)、ΔDが−
2〜−1℃の場合に温度ゾーンB(再熱ドライ)、ΔD
が−1℃以上の場合に温度ゾーンA(冷房)としてい
る。
【0024】冬期においては、室内温度上昇時における
温度ゾーンBのΔD(室内温度−目標温度)の上限値−
下限値幅を小さく設定し、室内温度下降時における温度
ゾーンBのΔDの上限値−下限値幅を大きく設定する。
図では、室内温度上昇時にはΔDが+1℃以下の場合に
温度ゾーンC(暖房)、ΔDが+1〜+2℃の場合に温
度ゾーンB(再熱ドライ)、ΔDが+2℃以上の場合に
温度ゾーンA(冷房)としている。また、室内温度下降
時にはΔDが−2℃以下の場合に温度ゾーンC(暖
房)、ΔDが−2〜+1℃の場合に温度ゾーンB(再熱
ドライ)、ΔDが+1℃以上の場合に温度ゾーンA(冷
房)としている。
【0025】中間期には、室内温度上昇時と室内温度下
降時における温度ゾーンBのΔDの上限値−下限値幅が
同様になるように設定しており、室内温度上昇時にはΔ
Dが−1℃以下の場合に温度ゾーンC(暖房)、ΔDが
−1〜+2℃の場合に温度ゾーンB(再熱ドライ)、Δ
Dが+2℃以上の場合に温度ゾーンA(冷房)としてい
る。また、室内温度下降時にはΔDが−2℃以下の場合
に温度ゾーンC(暖房)、ΔDが−2〜+1℃の場合に
温度ゾーンB(再熱ドライ)、ΔDが+1℃以上の場合
に温度ゾーンA(冷房)としている。
【0026】〔周波数制御〕各運転モードによる周波数
制御について図7に基づいて説明する。ステップS21
では、空気調和機が運転状態であるか否かを判別する。
冷房運転または暖房運転の通常運転かドライ運転のいず
れかが作動している場合には、ステップS22に移行す
る。ステップS22では、現在の運転モードを判定する
際に、通常運転またはドライ運転のいずれかの運転開始
時点におけるモード判定であるか否かを判別する。運転
開始時点における運転モードの判定され場合には、ステ
ップS23に移行する。
【0027】ステップS23では、現在の運転モードが
再熱ドライモードであるか否かを判別する。現在の運転
モードが再熱ドライモードである場合には、ステップS
24に移行する。ステップS24では、通常の再熱ドラ
イモードにおける周波数制御を行う。ステップS23に
おいて、現在の運転モードが再熱ドライモードでないと
判断した場合には、ステップS25に移行する。ステッ
プS25では、現在の運転モードが冷房運転であるか否
かを判別する。現在の運転モードが冷房運転である場合
には、ステップS26に移行する。ステップS26で
は、通常冷房運転における周波数制御を行う。たとえ
ば、運転開始時において室内温度と目標温度との差が大
きい場合には、図10に示すように冷媒回路を駆動する
運転周波数を高く設定し、室内空気が急速に冷却される
ようにする。
【0028】ステップS25において、現在の運転モー
ドが冷房運転でないと判断した場合にはステップS27
に移行する。ステップS27では、通常暖房運転におけ
る周波数制御を行う。たとえば、運転開始時において室
内温度と目標温度との差が大きい場合には、図11に示
すように、冷媒回路を駆動する運転周波数を高く設定
し、室内空気が急速に加熱されるようにする。
【0029】ステップS22において、運転開始時点に
おけるモード判定でないと判断した場合には、ステップ
S28に移行する。ステップS28では、通常運転また
はドライ運転中における運転モードの判定を行うのか否
かを判別する。運転中における運転モードの判定を行う
場合はステップS29に移行し、そうでない場合にはス
テップS21に移行する。
【0030】ステップS29では、通常運転かドライ運
転かのいずれかの運転が開始してから、運転モードに変
更があったか否かを判別する。運転モードに変更がない
と判断した場合には、ステップS30に移行する。ステ
ップS30では、現在の運転モードにおける周波数制御
を行う。ステップS29において、通常運転かドライ運
転かのいずれかの運転が開始してから、運転モードに変
更があったと判断した場合にはステップS31に移行す
る。ステップS31では、現在の運転モードが再熱ドラ
イモードであるか否かを判別する。現在の運転モードが
再熱ドライモードであると判断した場合には、ステップ
S32に移行する。ステップS32では、通常の再熱ド
ライモードにおける周波数制御を行う。
【0031】ステップS31において、現在の運転モー
ドが再熱ドライモードでないと判断した場合には、再熱
ドライモードから冷房または暖房の通常運転モードへの
モード変更があったものとしてステップS33に移行す
る。ステップS33では、現在の運転モードが冷房モー
ドであるか否かを判別する。現在の運転モードが冷房モ
ードであると判断した場合には、運転モードが再熱ドラ
イモードから冷房モードへの変更があったものとしてス
テップS34に移行する。ステップS34では最低周波
数を初期周波数として冷房運転の周波数制御を行う。
【0032】ドライ運転中に室内温度と目標温度との差
が大きくなって、図8,図9に示す温度ゾーンBから温
度ゾーンAに変動した場合には、再熱ドライモードから
冷房モードへ運転モードが変更される。この場合、図1
2に示すように、冷房モードの運転開始時点tcにおい
て、運転周波数を最低周波数に設定し、冷媒回路1の冷
房能力が最小となるようにする。この後、運転周波数を
徐々に上げていって冷媒回路1の冷房能力を上げ、室内
温度が目標温度に近づけば運転周波数を下げていく。こ
の後、室内温度と目標温度との差が小さくなって温度ゾ
ーンBになれば再熱ドライモードに移行することとな
る。このことにより、再熱ドライモードから冷房モード
への運転モードの変更があった場合に、吹出温度が急激
に低くなることを防止できる。
【0033】ステップS33において、現在の運転モー
ドが冷房モードでないと判断した場合には、再熱ドライ
モードから暖房モードへの運転モードの変更があったも
のとしてステップS35に移行する。ステップS35で
は、最低周波数を初期周波数として暖房運転の周波数制
御を行う。ドライ運転中に室内温度と目標温度との差が
大きくなって、図8,図9に示す温度ゾーンBから温度
ゾーンCに変動した場合には、再熱ドライモードから暖
房モードへ運転モードが変更される。この場合、図13
に示すように、暖房モードの運転開始時点thにおい
て、運転周波数を最低周波数に設定し、冷媒回路1の暖
房能力が最小となるようにする。この後、運転周波数を
徐々に上げていって冷媒回路1の暖房能力を上げ、室内
温度が目標温度に近づけば運転周波数を下げていく。こ
の後、室内温度と目標温度との差が小さくなって温度ゾ
ーンBになれば再熱ドライモードに移行することとな
る。このことにより、再熱ドライモードから暖房モード
への運転モードの変更があった場合に、吹出温度が急激
に高くなることを防止できる。
【0034】ここでは、ドライ運転が選択された場合、
まず室内温度と目標温度との温度差を検出して、該当す
る温度ゾーンから再熱ドライモード、冷房モード、暖房
モードのいずれかを選択し、再熱ドライモードを選択し
た場合には通常の再熱ドライモードによる運転を開始し
(ステップS24)、冷房モードを選択した場合には通
常の冷房運転を開始し(ステップS26)、暖房モード
の場合には通常の暖房運転を開始する(ステップS2
7)。
【0035】ドライ運転時に、まず冷房運転または暖房
運転を行って温度ゾーンBに到達して再熱ドライモード
による運転に移行する場合には、通常の再熱ドライモー
ドによる運転を開始する(ステップS32)。再熱ドラ
イモードによる運転中に温度ゾーンBから外れた場合に
は、冷房モードによる運転または暖房モードによる運転
を開始することとなるが、いずれの場合も最低周波数を
初期周波数として設定し、冷房モードによる運転(ステ
ップS34)または暖房モードによる運転(ステップS
35)を開始することとなる。
【0036】以上のようにして、ドライ運転の場合に、
再熱ドライモードによる運転で室内温度と目標温度との
温度差を所定の範囲内に維持できない場合には、冷房モ
ードまたは暖房モードに移行することとなるが、再熱ド
ライモードから通常運転モードに切り替わった時点での
冷媒回路1を最小能力で機能させているため、吹き出さ
れる空気の温度が著しく異なるということがなく、不快
感を与えることが防止できる。
【0037】〔他の実施形態〕 (A)通常の冷房運転、暖房運転が選択されたときに、
図8、図9の温度ゾーンによるモード変更を採用し、温
度ゾーンBとなったときに再熱ドライモードによる運転
を行うように構成できる。この場合も、再熱ドライモー
ドによる運転から冷房モードまたは暖房モードによる運
転に移行した場合に、運転周波数を最低周波数から開始
して、吹出温度の急激な変化を防止するように構成でき
る。 (B)再熱ドライモードによる運転から冷房モードまた
は暖房モードによる運転に切り替わったときの運転周波
数の上限値を設定しておくことも可能である。予め設定
しておく運転周波数の上限値は、再熱ドライモードによ
る運転から冷房モードまたは暖房モードによる運転に切
り替わった際に、吹出温度の差が大きくならないような
値とする。このことにより、再熱ドライモードによる運
転から通常運転に切り替わった際に、室内温度と目標温
度との温度差が大きい場合であっても、冷媒回路1に供
給される運転周波数がこの上限値以上となることがな
く、吹出温度の急激な変動をなくして不快感を防止でき
る。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る空気調和機では、再熱ドラ
イ運転から通常運転に移行した場合に、吹出温度が急激
に変化することを防止し不快感をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が採用される空気調和機の
概略構成を示すブロック図。
【図2】その冷媒回路の構成図。
【図3】その駆動回路の構成図。
【図4】その制御ブロック図。
【図5】その制御フローチャート。
【図6】その制御フローチャート。
【図7】その制御フローチャート。
【図8】運転切替のための温度ゾーンを示す説明図。
【図9】運転切替のための温度ゾーンを示す説明図。
【図10】通常冷房運転の周波数制御と室内温度との関
係を示す特性図。
【図11】通常暖房運転の周波数制御と室内温度との関
係を示す特性図。
【図12】再熱ドライモードから移行したときの冷房運
転の周波数制御と室内温度の関係を示す特性図。
【図13】再熱ドライモードから移行したときの暖房運
転の周波数制御と室内温度の関係を示す特性図。
【符号の説明】
1 冷媒回路 2 駆動回路 3 モード切替手段 4 周波数制御手段 11 圧縮機 12 四路弁 13 アキュムレータ 14 室外熱交換器 15 第1減圧器 16 第1室内熱交換器 17 第2減圧器 18 第2室内熱交換器 31 制御部 32 ファンモータ 33 受信部 34 目標温度設定部 35 室内温度検出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室外熱交換器(14)と、圧縮機(11)
    と、室内熱交換器(16,18)とを環状に接続して構
    成される冷媒回路(1)と、 目標温度と室内温度の差に応じた運転周波数により前記
    冷媒回路(1)を駆動する駆動手段(2)と、 前記室内熱交換器(16,18)の全部を通常に機能さ
    せる通常運転と、前記室内熱交換器(16,18)の一
    部を通常機能と反転して機能させる再熱ドライ運転とを
    選択して切り替えるモード切替手段(3)と、 前記モード切替手段(3)により再熱ドライ運転から通
    常運転に切り替わったとき、前記駆動手段(2)が前記
    冷媒回路(1)を駆動する運転周波数を、通常運転にお
    ける最低周波数から徐々に上昇させていく周波数制御手
    段(4)と、を備えた空気調和機。
  2. 【請求項2】再熱ドライ運転時であってかつ空調負荷が
    所定値となっても室内温度が目標温度にならない場合
    に、前記モード切替手段(3)が再熱ドライ運転から通
    常運転に切り替えることを特徴とする、請求項1に記載
    の空気調和機。
  3. 【請求項3】前記冷媒回路(1)の室内熱交換器は、第
    1室内熱交換器(16)と、第2室内熱交換器(18)
    と、前記第1室内熱交換器(16)と第2室内熱交換器
    (18)との間に設けられる減圧器(17)とを備え、
    再熱ドライ運転時に前記第1室内熱交換器(16)と第
    2室内熱交換器(18)のうちの一方を通常機能と反転
    させて機能させる、請求項1または2に記載の空気調和
    機。
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