JP2001004022A - クリープコントロール機構 - Google Patents
クリープコントロール機構Info
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- JP2001004022A JP2001004022A JP11171739A JP17173999A JP2001004022A JP 2001004022 A JP2001004022 A JP 2001004022A JP 11171739 A JP11171739 A JP 11171739A JP 17173999 A JP17173999 A JP 17173999A JP 2001004022 A JP2001004022 A JP 2001004022A
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- vehicle
- reverse
- clutch
- hydraulic oil
- shift lever
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、エンジンが駆動されているとき、
シフトレバーを前進または後進位置に入れた状態で、ア
クセルペダルを踏んでいないとき車両が動かないように
するクリープコントロール機構を提供することを目的と
する。 【解決手段】 シフトレバーのシフト位置に応じて前進
クラッチ6と後進クラッチ7へ供給される作動油を切り
換える切換バルブ21と、シフトレバーが前進または後進
の一方に入っている状態で、アクセルペダルを踏んでな
くかつ車速が規定値未満のときに加えて、インチングペ
ダルを踏んでなくかつ車両の傾斜が規定値未満のとき、
切換バルブ21を中立位置に強制的に戻すコントローラ41
を備える。この構成によれば、トルコン車において、シ
フトレバーが前進または後進位置に入っている状態でア
クセルペダルを踏んでなくかつ車速が規定値未満のと
き、車両が動かないようにすることができ、車速を規定
値未満に抑えることができる。
シフトレバーを前進または後進位置に入れた状態で、ア
クセルペダルを踏んでいないとき車両が動かないように
するクリープコントロール機構を提供することを目的と
する。 【解決手段】 シフトレバーのシフト位置に応じて前進
クラッチ6と後進クラッチ7へ供給される作動油を切り
換える切換バルブ21と、シフトレバーが前進または後進
の一方に入っている状態で、アクセルペダルを踏んでな
くかつ車速が規定値未満のときに加えて、インチングペ
ダルを踏んでなくかつ車両の傾斜が規定値未満のとき、
切換バルブ21を中立位置に強制的に戻すコントローラ41
を備える。この構成によれば、トルコン車において、シ
フトレバーが前進または後進位置に入っている状態でア
クセルペダルを踏んでなくかつ車速が規定値未満のと
き、車両が動かないようにすることができ、車速を規定
値未満に抑えることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクコンバータ
を使用する産業用車両のクリープコントロール機構に関
するものである。
を使用する産業用車両のクリープコントロール機構に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】トルクコンバータを使用する産業用車両
では、エンジンが駆動されている状態で、シフトレバー
を前進または後進位置に入れると、アクセルペダルを踏
んでいない状態でも、車両はゆっくりと前進または後進
する(クリープする)。従来の上記クリープを発生させ
るトランスミッションの油圧回路を図11に基づいて説
明する。
では、エンジンが駆動されている状態で、シフトレバー
を前進または後進位置に入れると、アクセルペダルを踏
んでいない状態でも、車両はゆっくりと前進または後進
する(クリープする)。従来の上記クリープを発生させ
るトランスミッションの油圧回路を図11に基づいて説
明する。
【0003】図11において、1はチャージングポンプ
(油ポンプの一例)であり、チャージングポンプ1から
吐出された作動油は、主調圧弁2においてクラッチ圧力
が調整される。この主調圧弁2からリリーフされた作動
油は、フィルタ3を介してトルクコンバータ4へ供給さ
れ、続いてオイルクーラ5で冷却されて、前進クラッチ
6および後進クラッチ7の潤滑油として供給される。ま
たトルクコンバータ4の入口に、トルコンリリーフバル
ブ8が設けられている。
(油ポンプの一例)であり、チャージングポンプ1から
吐出された作動油は、主調圧弁2においてクラッチ圧力
が調整される。この主調圧弁2からリリーフされた作動
油は、フィルタ3を介してトルクコンバータ4へ供給さ
れ、続いてオイルクーラ5で冷却されて、前進クラッチ
6および後進クラッチ7の潤滑油として供給される。ま
たトルクコンバータ4の入口に、トルコンリリーフバル
ブ8が設けられている。
【0004】また主調圧弁2において圧力が調整された
作動油は、オリフィス11を介してインチングバルブ12へ
供給され、モジュレートバルブ13を通り、続いて切換バ
ルブ21へ供給され、前進クラッチ6および後進クラッチ
7へ供給される。また、モジュレートバルブ13にはアキ
ュームレータ14が接続されている。前記インチングバル
ブ12はインチングペダルに連結されており、インチング
ペダルが踏み込まれると作動して、チャージングポンプ
1から吐出された作動油の一部がドレインされ、クラッ
チ油圧が減圧される。
作動油は、オリフィス11を介してインチングバルブ12へ
供給され、モジュレートバルブ13を通り、続いて切換バ
ルブ21へ供給され、前進クラッチ6および後進クラッチ
7へ供給される。また、モジュレートバルブ13にはアキ
ュームレータ14が接続されている。前記インチングバル
ブ12はインチングペダルに連結されており、インチング
ペダルが踏み込まれると作動して、チャージングポンプ
1から吐出された作動油の一部がドレインされ、クラッ
チ油圧が減圧される。
【0005】また前記切換バルブ21は、シフトレバーの
シフト位置が前進位置Fのときに前記前進クラッチ6へ
作動油を供給する前進位置と、ニュートラル位置Nのと
きに前進クラッチ6および前記後進クラッチ7への作動
油の供給を阻止する中立位置と、後進位置Rのときに後
進クラッチ7へ作動油を供給する後進位置の3位置を有
する切換弁である。
シフト位置が前進位置Fのときに前記前進クラッチ6へ
作動油を供給する前進位置と、ニュートラル位置Nのと
きに前進クラッチ6および前記後進クラッチ7への作動
油の供給を阻止する中立位置と、後進位置Rのときに後
進クラッチ7へ作動油を供給する後進位置の3位置を有
する切換弁である。
【0006】上記構成による動作を説明する。エンジン
が始動し、チャージングポンプ1が駆動されると、チャ
ージングポンプ1から吐出された作動油は主調圧弁2へ
達し、クラッチ油圧が規定値に調整される。また主調圧
弁2からリリーフした油はフィルタ3、トルクコンバー
タ4およびオイルクーラ5を通って、各部の冷却および
潤滑後戻される。
が始動し、チャージングポンプ1が駆動されると、チャ
ージングポンプ1から吐出された作動油は主調圧弁2へ
達し、クラッチ油圧が規定値に調整される。また主調圧
弁2からリリーフした油はフィルタ3、トルクコンバー
タ4およびオイルクーラ5を通って、各部の冷却および
潤滑後戻される。
【0007】クラッチ油圧の動きは次の通りである。 シフトレバーがニュートラル位置Nのとき シフトレバーのシフト位置に応じて作動油を切り換える
切換バルブ21はニュートラル位置Nにあり、作動油はこ
の切換バルブ21で止められ、チャージングポンプ1から
供給される油は全量トルクコンバータ4へ流れる。 シフトレバーが前進位置F(後進位置R)のとき シフトレバーのシフト位置に応じて作動油を切り換える
切換バルブ21は、油を前進クラッチ6(後進クラッチ
7)へ供給する。同時に、モジュレートバルブ13とアキ
ュームレータ14へも流れる。油がアキュームレータ14を
満たす間は油圧の上昇は緩やかでクラッチの結合力も弱
いが、アキュームレータ14が油で満たされると油圧は規
定まで急上昇し、油圧クラッチの結合は完全となる。
切換バルブ21はニュートラル位置Nにあり、作動油はこ
の切換バルブ21で止められ、チャージングポンプ1から
供給される油は全量トルクコンバータ4へ流れる。 シフトレバーが前進位置F(後進位置R)のとき シフトレバーのシフト位置に応じて作動油を切り換える
切換バルブ21は、油を前進クラッチ6(後進クラッチ
7)へ供給する。同時に、モジュレートバルブ13とアキ
ュームレータ14へも流れる。油がアキュームレータ14を
満たす間は油圧の上昇は緩やかでクラッチの結合力も弱
いが、アキュームレータ14が油で満たされると油圧は規
定まで急上昇し、油圧クラッチの結合は完全となる。
【0008】すると、アクセルペダルを踏み込まなくて
も、車両はトルクコンバータ4に生じるトルクによりゆ
っくりと前進(後進)、すなわちクリープする。 インチング時 インチングペダルを踏み込むとインチングバルブ12が作
動して、油圧クラッチへの油がバルブ内のピストン部で
ドレインされ、クラッチ油圧が減圧され、油圧クラッチ
の結合が弱くなり、インチング操作時の車両の駆動力が
低減される。
も、車両はトルクコンバータ4に生じるトルクによりゆ
っくりと前進(後進)、すなわちクリープする。 インチング時 インチングペダルを踏み込むとインチングバルブ12が作
動して、油圧クラッチへの油がバルブ内のピストン部で
ドレインされ、クラッチ油圧が減圧され、油圧クラッチ
の結合が弱くなり、インチング操作時の車両の駆動力が
低減される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記クリープ
動作では、アクセルペダルを踏まないのに、車両が前進
または後進するため、運転者の意思に反して車両が移動
してしまうという問題があった。そこで、本発明は、エ
ンジンが駆動されているとき、シフトレバーを前進また
は後進位置に入れた状態で、アクセルペダルを踏んでい
ないとき車両が動かないようにするクリープコントロー
ル機構を提供することを目的としたものである。
動作では、アクセルペダルを踏まないのに、車両が前進
または後進するため、運転者の意思に反して車両が移動
してしまうという問題があった。そこで、本発明は、エ
ンジンが駆動されているとき、シフトレバーを前進また
は後進位置に入れた状態で、アクセルペダルを踏んでい
ないとき車両が動かないようにするクリープコントロー
ル機構を提供することを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、トルクコ
ンバータを使用する産業用車両において、油ポンプから
シフトレバーのシフト位置に応じて前進クラッチと後進
クラッチへ作動油を供給する油圧回路に設けられるクリ
ープコントロール機構であって、シフトレバーのシフト
位置に応じて前記前進クラッチと後進クラッチへ供給さ
れる作動油を切り換える切換バルブと、前記前進クラッ
チと後進クラッチへ供給される作動油をドレインする操
作バルブと、シフトレバーが前進または後進の一方に入
っている状態で、アクセルペダルを踏んでなく、かつ車
速が規定値未満のとき、前記操作バルブを閉動作させ
て、両方のクラッチへ作動油を供給する制御手段を備え
たことを特徴とするものである。
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、トルクコ
ンバータを使用する産業用車両において、油ポンプから
シフトレバーのシフト位置に応じて前進クラッチと後進
クラッチへ作動油を供給する油圧回路に設けられるクリ
ープコントロール機構であって、シフトレバーのシフト
位置に応じて前記前進クラッチと後進クラッチへ供給さ
れる作動油を切り換える切換バルブと、前記前進クラッ
チと後進クラッチへ供給される作動油をドレインする操
作バルブと、シフトレバーが前進または後進の一方に入
っている状態で、アクセルペダルを踏んでなく、かつ車
速が規定値未満のとき、前記操作バルブを閉動作させ
て、両方のクラッチへ作動油を供給する制御手段を備え
たことを特徴とするものである。
【0011】上記構成によれば、トルコン車において、
シフトレバーが前進または後進位置に入っている状態
で、アクセルペダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未
満のとき、操作バルブは閉動作され、両方のクラッチ
(前進クラッチおよび後進クラッチ)へ作動油が供給さ
れ、車両が動かない、あるいは規定値以上の車速になら
ないようにコントロールされる。
シフトレバーが前進または後進位置に入っている状態
で、アクセルペダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未
満のとき、操作バルブは閉動作され、両方のクラッチ
(前進クラッチおよび後進クラッチ)へ作動油が供給さ
れ、車両が動かない、あるいは規定値以上の車速になら
ないようにコントロールされる。
【0012】また請求項2に記載の発明は、上記請求項
1に記載の発明であって、制御手段は、シフトレバーが
前進または後進の一方に入っている状態で、アクセルペ
ダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未満のときに加え
て、インチングペダルを踏んでなく、かつ車両の傾斜が
所定値未満のとき操作バルブを閉動作させて、両方のク
ラッチへ作動油を供給する機能を有することを特徴とす
るものである。
1に記載の発明であって、制御手段は、シフトレバーが
前進または後進の一方に入っている状態で、アクセルペ
ダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未満のときに加え
て、インチングペダルを踏んでなく、かつ車両の傾斜が
所定値未満のとき操作バルブを閉動作させて、両方のク
ラッチへ作動油を供給する機能を有することを特徴とす
るものである。
【0013】上記構成によれば、トルコン車において、
シフトレバーが前進/後進に入っている状態で、アクセ
ルペダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未満で、かつ
インチングペダルを踏んでなく、かつ車両の傾斜が所定
値未満のとき、操作バルブは閉動作され、両方のクラッ
チ(前進クラッチおよび後進クラッチ)へ作動油が供給
され、車両が動かない、あるいは規定値以上の車速にな
らないようにコントロールされる。
シフトレバーが前進/後進に入っている状態で、アクセ
ルペダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未満で、かつ
インチングペダルを踏んでなく、かつ車両の傾斜が所定
値未満のとき、操作バルブは閉動作され、両方のクラッ
チ(前進クラッチおよび後進クラッチ)へ作動油が供給
され、車両が動かない、あるいは規定値以上の車速にな
らないようにコントロールされる。
【0014】また請求項3に記載の発明は、トルクコン
バータを使用する産業用車両において、油ポンプからシ
フトレバーのシフト位置に応じて前進クラッチと後進ク
ラッチへ作動油を供給する油圧回路に設けられるクリー
プコントロール機構であって、シフトレバーのシフト位
置が前進位置のとき前記前進クラッチへ作動油を供給す
る前進位置と、ニュートラル位置のとき前進クラッチお
よび前記後進クラッチへの作動油の供給を阻止する中立
位置と、後進位置のとき後進クラッチへ作動油を供給す
る後進位置の3位置を有する切換バルブと、シフトレバ
ーが前進または後進の一方に入っている状態で、アクセ
ルペダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未満のとき、
前記切換バルブを中立位置に戻す制御手段を備えたこと
を特徴とするものである。
バータを使用する産業用車両において、油ポンプからシ
フトレバーのシフト位置に応じて前進クラッチと後進ク
ラッチへ作動油を供給する油圧回路に設けられるクリー
プコントロール機構であって、シフトレバーのシフト位
置が前進位置のとき前記前進クラッチへ作動油を供給す
る前進位置と、ニュートラル位置のとき前進クラッチお
よび前記後進クラッチへの作動油の供給を阻止する中立
位置と、後進位置のとき後進クラッチへ作動油を供給す
る後進位置の3位置を有する切換バルブと、シフトレバ
ーが前進または後進の一方に入っている状態で、アクセ
ルペダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未満のとき、
前記切換バルブを中立位置に戻す制御手段を備えたこと
を特徴とするものである。
【0015】上記構成によれば、トルコン車において、
シフトレバーが前進または後進位置に入っている状態
で、アクセルペダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未
満のとき、切換バルブは強制的に中立位置に戻され、両
方のクラッチ(前進クラッチおよび後進クラッチ)への
作動油の供給が阻止され、車両が動かない、あるいは規
定値以上の車速にならないようにコントロールされる。
シフトレバーが前進または後進位置に入っている状態
で、アクセルペダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未
満のとき、切換バルブは強制的に中立位置に戻され、両
方のクラッチ(前進クラッチおよび後進クラッチ)への
作動油の供給が阻止され、車両が動かない、あるいは規
定値以上の車速にならないようにコントロールされる。
【0016】また請求項4に記載の発明は、請求項3に
記載の発明であって、制御手段は、シフトレバーが前進
または後進の一方に入っている状態で、アクセルペダル
を踏んでなく、かつ車速が規定値未満のときに加えて、
インチングペダルを踏んでなく、かつ車両の傾斜が所定
値未満のとき切換バルブを中立位置に戻す機能を有する
ことを特徴とするものである。
記載の発明であって、制御手段は、シフトレバーが前進
または後進の一方に入っている状態で、アクセルペダル
を踏んでなく、かつ車速が規定値未満のときに加えて、
インチングペダルを踏んでなく、かつ車両の傾斜が所定
値未満のとき切換バルブを中立位置に戻す機能を有する
ことを特徴とするものである。
【0017】上記構成によれば、トルコン車において、
シフトレバーが前進/後進に入っている状態で、アクセ
ルペダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未満で、かつ
インチングペダルを踏んでなく、かつ車両の傾斜が所定
値未満のとき、切換バルブは強制的に中立位置に戻さ
れ、両方のクラッチ(前進クラッチおよび後進クラッ
チ)への作動油の供給が阻止され、車両が動かない、あ
るいは規定値以上の車速にならないようにコントロール
される。
シフトレバーが前進/後進に入っている状態で、アクセ
ルペダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未満で、かつ
インチングペダルを踏んでなく、かつ車両の傾斜が所定
値未満のとき、切換バルブは強制的に中立位置に戻さ
れ、両方のクラッチ(前進クラッチおよび後進クラッ
チ)への作動油の供給が阻止され、車両が動かない、あ
るいは規定値以上の車速にならないようにコントロール
される。
【0018】また請求項5に記載の発明は、トルクコン
バータを使用する産業用車両に設けられるクリープコン
トロール機構であって、車両ブレーキを駆動する油圧シ
リンダと、前記油圧シリンダに作動油を供給する油ポン
プと、前記油圧シリンダの手前に取り付けられ、油ポン
プから油圧シリンダへ供給される作動油をドレインする
操作バルブと、シフトレバーが前進または後進の一方に
入っている状態で、アクセルペダルを踏んでなく、かつ
車速が規定値未満のとき、前記操作バルブを閉動作させ
て、油圧シリンダへ作動油を供給する制御手段を備えた
ことを特徴とするものである。
バータを使用する産業用車両に設けられるクリープコン
トロール機構であって、車両ブレーキを駆動する油圧シ
リンダと、前記油圧シリンダに作動油を供給する油ポン
プと、前記油圧シリンダの手前に取り付けられ、油ポン
プから油圧シリンダへ供給される作動油をドレインする
操作バルブと、シフトレバーが前進または後進の一方に
入っている状態で、アクセルペダルを踏んでなく、かつ
車速が規定値未満のとき、前記操作バルブを閉動作させ
て、油圧シリンダへ作動油を供給する制御手段を備えた
ことを特徴とするものである。
【0019】上記構成によれば、トルコン車において、
シフトレバーが前進または後進の一方に入っている状態
で、アクセルペダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未
満のとき、操作バルブは閉動作され、油圧シリンダへ作
動油が供給され、車両ブレーキが駆動される。よって、
車両が動かない、あるいは規定値以上の車速にならない
ようにコントロールされる。
シフトレバーが前進または後進の一方に入っている状態
で、アクセルペダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未
満のとき、操作バルブは閉動作され、油圧シリンダへ作
動油が供給され、車両ブレーキが駆動される。よって、
車両が動かない、あるいは規定値以上の車速にならない
ようにコントロールされる。
【0020】また請求項6に記載の発明は、上記請求項
5に記載の発明であって、制御手段は、シフトレバーが
前進または後進の一方に入っている状態で、アクセルペ
ダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未満のときに加え
て、インチングペダルを踏んでなく、かつ車両の傾斜が
所定値未満のとき操作バルブを閉動作させて、油圧シリ
ンダへ作動油を供給する機能を有することを特徴とする
ものである。
5に記載の発明であって、制御手段は、シフトレバーが
前進または後進の一方に入っている状態で、アクセルペ
ダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未満のときに加え
て、インチングペダルを踏んでなく、かつ車両の傾斜が
所定値未満のとき操作バルブを閉動作させて、油圧シリ
ンダへ作動油を供給する機能を有することを特徴とする
ものである。
【0021】上記構成によれば、シフトレバーが前進/
後進に入っている状態で、アクセルペダルを踏んでな
く、かつ車速が規定値未満で、かつインチングペダルを
踏んでなく、かつ車両の傾斜が所定値未満のとき、操作
バルブは閉動作され、油圧シリンダへ作動油が供給さ
れ、車両ブレーキが駆動される。よって、車両が動かな
い、あるいは規定値以上の車速にならないようにコント
ロールされる。
後進に入っている状態で、アクセルペダルを踏んでな
く、かつ車速が規定値未満で、かつインチングペダルを
踏んでなく、かつ車両の傾斜が所定値未満のとき、操作
バルブは閉動作され、油圧シリンダへ作動油が供給さ
れ、車両ブレーキが駆動される。よって、車両が動かな
い、あるいは規定値以上の車速にならないようにコント
ロールされる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、従来例の図11と同一の構
成には同一の符号を付して説明を省略する。 [実施の形態1]図1は本発明の実施の形態1における
クリープコントロール機構を備えたトランスミッション
油圧回路である。
に基づいて説明する。なお、従来例の図11と同一の構
成には同一の符号を付して説明を省略する。 [実施の形態1]図1は本発明の実施の形態1における
クリープコントロール機構を備えたトランスミッション
油圧回路である。
【0023】本実施の形態1では、4ポート3位置の電
磁切換バルブ(切換バルブの一例)21は、シフトレバー
のシフト位置(前進位置F−ニュートラル位置N−後進
位置R)に連動して励磁され、クラッチパックへの作動
油を制御する。また電磁切換バルブ21の出口のポート間
に第2オリフィス22が接続され、さらにアキュームレー
タ14の入口にスプール23が設けられている。
磁切換バルブ(切換バルブの一例)21は、シフトレバー
のシフト位置(前進位置F−ニュートラル位置N−後進
位置R)に連動して励磁され、クラッチパックへの作動
油を制御する。また電磁切換バルブ21の出口のポート間
に第2オリフィス22が接続され、さらにアキュームレー
タ14の入口にスプール23が設けられている。
【0024】また電磁切換バルブ21のドレイン側の入口
のポートには電磁操作バルブ(操作バルブの一例;以
下、クリープソレノイドと称す)24が設けられ、このク
リープソレノイド24をオン−オフするクリープコントロ
ーラ25が設けられている。このクリープコントローラ25
には、図2に示すように、アクセルペダルの踏み込みを
検出するアクセルスイッチ31と、シフトレバーが前進位
置または後進位置に入れられていることを検出するシフ
トスイッチ32と、車両の走行速度を検出する速度センサ
33が接続され、シフトレバー、アクセルペダル、車速の
各信号を入力して車両の状態を判断して、クリープソレ
ノイド24を制御している。
のポートには電磁操作バルブ(操作バルブの一例;以
下、クリープソレノイドと称す)24が設けられ、このク
リープソレノイド24をオン−オフするクリープコントロ
ーラ25が設けられている。このクリープコントローラ25
には、図2に示すように、アクセルペダルの踏み込みを
検出するアクセルスイッチ31と、シフトレバーが前進位
置または後進位置に入れられていることを検出するシフ
トスイッチ32と、車両の走行速度を検出する速度センサ
33が接続され、シフトレバー、アクセルペダル、車速の
各信号を入力して車両の状態を判断して、クリープソレ
ノイド24を制御している。
【0025】このクリープコントローラ25の動作を図3
のフローチャートにしたがって説明し、同時に図4〜図
6により全体の動作を説明する。まず、クリープコント
ローラ25は、エンジンが起動されると、シフトスイッチ
32がオンであるかどうか、すなわちシフトレバーが前進
位置または後進位置に入っている状態であるかを確認し
(ステップ−1)、シフトスイッチ32がオフのとき、す
なわちシフトレバーがニュートラル位置にあるとき、ク
リープソレノイド24をオン(バルブ開)とする(ステッ
プ−2)。
のフローチャートにしたがって説明し、同時に図4〜図
6により全体の動作を説明する。まず、クリープコント
ローラ25は、エンジンが起動されると、シフトスイッチ
32がオンであるかどうか、すなわちシフトレバーが前進
位置または後進位置に入っている状態であるかを確認し
(ステップ−1)、シフトスイッチ32がオフのとき、す
なわちシフトレバーがニュートラル位置にあるとき、ク
リープソレノイド24をオン(バルブ開)とする(ステッ
プ−2)。
【0026】このとき図4に示すように、チャージング
ポンプ1から吐出され、主調圧弁2により規定のクラッ
チ圧に調整された作動油は、オリフィス11およびインチ
ングバルブ12を通り、電磁切換バルブ21で止められ、前
進クラッチ6および後進クラッチ7へは作動油は供給さ
れない。またクリープソレノイド24が開のため、前進ク
ラッチ6および後進クラッチ7に油圧が立たず、車両を
前後進とも動かないようにすることができ、また規定
値、たとえば2.5km/h未満の走行速度に抑えるこ
とができる。
ポンプ1から吐出され、主調圧弁2により規定のクラッ
チ圧に調整された作動油は、オリフィス11およびインチ
ングバルブ12を通り、電磁切換バルブ21で止められ、前
進クラッチ6および後進クラッチ7へは作動油は供給さ
れない。またクリープソレノイド24が開のため、前進ク
ラッチ6および後進クラッチ7に油圧が立たず、車両を
前後進とも動かないようにすることができ、また規定
値、たとえば2.5km/h未満の走行速度に抑えるこ
とができる。
【0027】上記ステップ−1において、シフトスイッ
チ32がオンのとき、すなわちシフトレバーが前進位置ま
たは後進位置に入っているとき、次にアクセルスイッチ
31がオンであるかどうか、すなわちアクセルペダルが踏
み込まれているかどうかを確認し(ステップ−3)、ア
クセルペダルが踏み込まれてないとき、速度センサ33に
より検出される車両の走行速度が、規定値(たとえば、
2.5km/h)以上かどうかを確認する(ステップ−
4)。車両の走行速度が、設定値未満のとき、クリープ
ソレノイド24をオフ(バルブ閉)とする(ステップ−
5)。
チ32がオンのとき、すなわちシフトレバーが前進位置ま
たは後進位置に入っているとき、次にアクセルスイッチ
31がオンであるかどうか、すなわちアクセルペダルが踏
み込まれているかどうかを確認し(ステップ−3)、ア
クセルペダルが踏み込まれてないとき、速度センサ33に
より検出される車両の走行速度が、規定値(たとえば、
2.5km/h)以上かどうかを確認する(ステップ−
4)。車両の走行速度が、設定値未満のとき、クリープ
ソレノイド24をオフ(バルブ閉)とする(ステップ−
5)。
【0028】このとき図5に示すように、チャージング
ポンプ1から吐出され、主調圧弁2により規定のクラッ
チ圧に調整された作動油は、オリフィス11およびインチ
ングバルブ12を通り、電磁切換バルブ21の前進(後進)
位置を通り、前進クラッチ6(後進クラッチ7)および
スプール23を介してアキュームレータ14へ流れ、またア
キュームレータ14の手前の第2オリフィス22を通って後
進クラッチ7(前進クラッチ6)へ流れる。よって、前
進クラッチ6および後進クラッチ7共に油圧が立ち、車
両を前後進とも動かないようにすることができ、また
2.5km/h未満の走行速度に抑えることができる。
なお、図5はシフトレバーが前進位置に入っている状態
を示している。
ポンプ1から吐出され、主調圧弁2により規定のクラッ
チ圧に調整された作動油は、オリフィス11およびインチ
ングバルブ12を通り、電磁切換バルブ21の前進(後進)
位置を通り、前進クラッチ6(後進クラッチ7)および
スプール23を介してアキュームレータ14へ流れ、またア
キュームレータ14の手前の第2オリフィス22を通って後
進クラッチ7(前進クラッチ6)へ流れる。よって、前
進クラッチ6および後進クラッチ7共に油圧が立ち、車
両を前後進とも動かないようにすることができ、また
2.5km/h未満の走行速度に抑えることができる。
なお、図5はシフトレバーが前進位置に入っている状態
を示している。
【0029】上記ステップ−3において、アクセルスイ
ッチ31がオン、すなわちアクセルペダルが踏み込まれて
いるとき、またはステップ−4において、車両の走行速
度が規定値以上のとき、クリープソレノイド24をオン
(バルブ開)とする(ステップ−6)。このとき図6に
示すように、チャージングポンプ1から吐出され、主調
圧弁2により規定のクラッチ圧に調整された作動油は、
オリフィス11およびインチングバルブ12を通り、電磁切
換バルブ21の前進(後進)位置を通り、前進クラッチ6
(後進クラッチ7)およびスプール23を介してアキュー
ムレータ14へ流れ、またアキュームレータ14の手前の第
2オリフィス22の油は、クリープソレノイド24を介して
ドレインされる。よって、シフトレバーが前進(後進)
位置に入っている状態でアクセルペダルを踏み込むと、
前進クラッチ6(後進クラッチ7)のみ油圧がたち、後
進クラッチ7(前進クラッチ6)の油圧が零となり、前
進(後進)方向の動力のみ伝達されて加速され、車両は
前進(後進)する。このように、規定速度以上で走行
時、あるいはアクセルペダルが踏み込まれているとき
は、シフトレバーの変速方向以外のクラッチパックは油
圧が立たないようにしている。なお、図6はシフトレバ
ーが前進位置に入っている状態を示している。
ッチ31がオン、すなわちアクセルペダルが踏み込まれて
いるとき、またはステップ−4において、車両の走行速
度が規定値以上のとき、クリープソレノイド24をオン
(バルブ開)とする(ステップ−6)。このとき図6に
示すように、チャージングポンプ1から吐出され、主調
圧弁2により規定のクラッチ圧に調整された作動油は、
オリフィス11およびインチングバルブ12を通り、電磁切
換バルブ21の前進(後進)位置を通り、前進クラッチ6
(後進クラッチ7)およびスプール23を介してアキュー
ムレータ14へ流れ、またアキュームレータ14の手前の第
2オリフィス22の油は、クリープソレノイド24を介して
ドレインされる。よって、シフトレバーが前進(後進)
位置に入っている状態でアクセルペダルを踏み込むと、
前進クラッチ6(後進クラッチ7)のみ油圧がたち、後
進クラッチ7(前進クラッチ6)の油圧が零となり、前
進(後進)方向の動力のみ伝達されて加速され、車両は
前進(後進)する。このように、規定速度以上で走行
時、あるいはアクセルペダルが踏み込まれているとき
は、シフトレバーの変速方向以外のクラッチパックは油
圧が立たないようにしている。なお、図6はシフトレバ
ーが前進位置に入っている状態を示している。
【0030】以上のように、シフトレバーが前進または
後進位置に入っている状態で、アクセルペダルを踏んで
ないとき、かつ規定値、たとえば2.5km/h未満の
走行速度のとき、トランスミッションをオン−オフする
前進および後進用クラッチ6,7の油圧を両方オンとす
ることにより、車両を前後進とも動かないようにするこ
とができ、また規定値未満の走行速度に抑えることがで
きる。 [実施の形態2]図7は本発明の実施の形態2における
クリープコントロール機構を備えたトランスミッション
油圧回路である。
後進位置に入っている状態で、アクセルペダルを踏んで
ないとき、かつ規定値、たとえば2.5km/h未満の
走行速度のとき、トランスミッションをオン−オフする
前進および後進用クラッチ6,7の油圧を両方オンとす
ることにより、車両を前後進とも動かないようにするこ
とができ、また規定値未満の走行速度に抑えることがで
きる。 [実施の形態2]図7は本発明の実施の形態2における
クリープコントロール機構を備えたトランスミッション
油圧回路である。
【0031】実施の形態2では、シフトレバーのシフト
位置に連動して励磁され、クラッチパックへの作動油を
制御する電磁切換バルブ21のコントローラ(バルブコン
トローラ)41を設けている。他のトランスミッション油
圧回路は従来の図11の構成と同一である。図8は本発
明の実施の形態2におけるクリープコントロール機構の
バルブコントローラ41の制御構成図である。
位置に連動して励磁され、クラッチパックへの作動油を
制御する電磁切換バルブ21のコントローラ(バルブコン
トローラ)41を設けている。他のトランスミッション油
圧回路は従来の図11の構成と同一である。図8は本発
明の実施の形態2におけるクリープコントロール機構の
バルブコントローラ41の制御構成図である。
【0032】図8に示すように、バルブコントローラ41
には、新たにインチングペダルの踏み込みを検出するイ
ンチングスイッチ42と、車両の傾斜を検出する傾斜セン
サ43が接続され、シフトレバー、アクセルペダル、車
速、インチングペダル、車両の傾斜の各信号を入力して
車両の状態を判断して、電磁切換バルブ21をオン−オフ
している。
には、新たにインチングペダルの踏み込みを検出するイ
ンチングスイッチ42と、車両の傾斜を検出する傾斜セン
サ43が接続され、シフトレバー、アクセルペダル、車
速、インチングペダル、車両の傾斜の各信号を入力して
車両の状態を判断して、電磁切換バルブ21をオン−オフ
している。
【0033】バルブコントローラ41のソレノイド信号が
オフのとき、シフトレバーが前進(または後進)の位置
に入っている状態でも、前進位置側および後進位置側の
コイル共励磁されないことから、電磁切換バルブ21は中
立位置となる。上記バルブコントローラ41の動作を図9
のフローチャートにしたがって説明し、同時に全体の動
作を説明する。
オフのとき、シフトレバーが前進(または後進)の位置
に入っている状態でも、前進位置側および後進位置側の
コイル共励磁されないことから、電磁切換バルブ21は中
立位置となる。上記バルブコントローラ41の動作を図9
のフローチャートにしたがって説明し、同時に全体の動
作を説明する。
【0034】図9に示すように、シフトスイッチ32がオ
ン、すなわちシフトレバーが前進または後進位置に入っ
ている状態において、アクセルスイッチ31がオン(アク
セルペダルが踏み込まれている状態)、またはインチン
グスイッチ42がオン(インチングペダルが踏み込まれて
いる状態)、または車両の傾斜が所定値以上(傾斜セン
サ43により検出される傾斜角度が所定角度以上)、また
は車両の走行速度が規定値以上{速度センサ33により検
出される車両の走行速度が、規定値(たとえば、2.5
km/h)以上}のとき、電磁切換バルブ21のソレノイ
ド信号をオンとしている。
ン、すなわちシフトレバーが前進または後進位置に入っ
ている状態において、アクセルスイッチ31がオン(アク
セルペダルが踏み込まれている状態)、またはインチン
グスイッチ42がオン(インチングペダルが踏み込まれて
いる状態)、または車両の傾斜が所定値以上(傾斜セン
サ43により検出される傾斜角度が所定角度以上)、また
は車両の走行速度が規定値以上{速度センサ33により検
出される車両の走行速度が、規定値(たとえば、2.5
km/h)以上}のとき、電磁切換バルブ21のソレノイ
ド信号をオンとしている。
【0035】このときシフトレバーが前進(後進)位置
に入っている状態で、アクセルペダルを踏み込むと、ま
たはインチングペダルを踏み込むと、または車両が勾配
のきつい所に停止し車両が傾斜していると、または車両
の走行速度が、規定値(たとえば、2.5km/h)以
上のとき、電磁切換バルブ21の前進(後進)位置側のコ
イルが励磁され、前進クラッチ6(後進クラッチ7)の
み油圧が立ち、車両は前進(後進)する。これによりイ
ンチングペダルによる微速発進が可能となり、また勾配
のきつい所でニュートラルにならないようにしている。
に入っている状態で、アクセルペダルを踏み込むと、ま
たはインチングペダルを踏み込むと、または車両が勾配
のきつい所に停止し車両が傾斜していると、または車両
の走行速度が、規定値(たとえば、2.5km/h)以
上のとき、電磁切換バルブ21の前進(後進)位置側のコ
イルが励磁され、前進クラッチ6(後進クラッチ7)の
み油圧が立ち、車両は前進(後進)する。これによりイ
ンチングペダルによる微速発進が可能となり、また勾配
のきつい所でニュートラルにならないようにしている。
【0036】またシフトスイッチ32がオフ、すなわちシ
フトレバーがニュートラル位置のとき、またはシフトス
イッチ32がオン、すなわちシフトレバーが前進または後
進に入っている状態において、アクセルスイッチ31がオ
フ(アクセルペダルが踏み込まれていない状態)かつイ
ンチングスイッチ42がオフ(インチングペダルが踏み込
まれていない状態)かつ車両の傾斜が規定値未満(傾斜
センサ43により検出される傾斜角度が所定角度未満)か
つ車両の走行速度が規定値未満{速度センサ33により検
出される車両の走行速度が、規定値(たとえば、2.5
km/h)未満}のとき、電磁切換バルブ21のソレノイ
ド信号をオフとしている。
フトレバーがニュートラル位置のとき、またはシフトス
イッチ32がオン、すなわちシフトレバーが前進または後
進に入っている状態において、アクセルスイッチ31がオ
フ(アクセルペダルが踏み込まれていない状態)かつイ
ンチングスイッチ42がオフ(インチングペダルが踏み込
まれていない状態)かつ車両の傾斜が規定値未満(傾斜
センサ43により検出される傾斜角度が所定角度未満)か
つ車両の走行速度が規定値未満{速度センサ33により検
出される車両の走行速度が、規定値(たとえば、2.5
km/h)未満}のとき、電磁切換バルブ21のソレノイ
ド信号をオフとしている。
【0037】このとき、シフトレバーが前進(後進)位
置に入っている状態でも、前進位置側および後進位置側
のコイル共励磁されないことから、電磁切換バルブ21は
中立位置となり、前進および後進用クラッチ6,7への
作動油が電磁切換バルブ21により止められ、油圧は立た
ない。よって、車両を前後進とも動かないようにするこ
とができ、また規定値、たとえば2.5km/h未満の
走行速度に抑えることができる。
置に入っている状態でも、前進位置側および後進位置側
のコイル共励磁されないことから、電磁切換バルブ21は
中立位置となり、前進および後進用クラッチ6,7への
作動油が電磁切換バルブ21により止められ、油圧は立た
ない。よって、車両を前後進とも動かないようにするこ
とができ、また規定値、たとえば2.5km/h未満の
走行速度に抑えることができる。
【0038】以上のように、シフトレバーが前進位置ま
たは後進位置に入っている状態で、アクセルペダルを踏
んでなく、かつインチングペダルを踏んでなく、かつ規
定値(たとえば、2.5km/h)未満の走行速度で、
かつ勾配がきつい場所に停止していないとき、トランス
ミッションの電磁切換バルブ21を中立位置へ強制的に戻
すことにより、車両を前後進とも動かないようにするこ
とができ、また規定値未満の走行速度に抑えることがで
きる。 [実施の形態3]図10は本発明の実施の形態3におけ
るクリープコントロール機構を備えたブレーキシステム
の概略図である。
たは後進位置に入っている状態で、アクセルペダルを踏
んでなく、かつインチングペダルを踏んでなく、かつ規
定値(たとえば、2.5km/h)未満の走行速度で、
かつ勾配がきつい場所に停止していないとき、トランス
ミッションの電磁切換バルブ21を中立位置へ強制的に戻
すことにより、車両を前後進とも動かないようにするこ
とができ、また規定値未満の走行速度に抑えることがで
きる。 [実施の形態3]図10は本発明の実施の形態3におけ
るクリープコントロール機構を備えたブレーキシステム
の概略図である。
【0039】ブレーキペダル51とブレーキマスタシリン
ダ52の間に、油圧シリンダ53が挿入され、チャージング
ポンプ1がこの油圧シリンダ53に接続され、油圧シリン
ダ53の手前に、チャージングポンプ1から油圧シリンダ
53へ供給される作動油をドレインするクリープソレノイ
ド24が設けられている。またこのクリープソレノイド24
をオン−オフするクリープコントローラ25が設けられて
いる。図10において、55はオリフィスである。
ダ52の間に、油圧シリンダ53が挿入され、チャージング
ポンプ1がこの油圧シリンダ53に接続され、油圧シリン
ダ53の手前に、チャージングポンプ1から油圧シリンダ
53へ供給される作動油をドレインするクリープソレノイ
ド24が設けられている。またこのクリープソレノイド24
をオン−オフするクリープコントローラ25が設けられて
いる。図10において、55はオリフィスである。
【0040】上記ブレーキマスタシリンダ52は、ブレー
キペダル51の踏み込み、または油圧シリンダ53に作動油
が供給されると作動して、車両ブレーキ54を作動させ、
車両を前後進共動かさないようにすることができ、また
規定値未満の走行速度に抑えることができる。クリープ
コントローラ25の入力/動作は、図3に示す実施の形態
1と同じであり、シフトスイッチ32がオフ、すなわちシ
フトレバーがニュートラル位置のとき、クリープソレノ
イド24をオン(開)としている。
キペダル51の踏み込み、または油圧シリンダ53に作動油
が供給されると作動して、車両ブレーキ54を作動させ、
車両を前後進共動かさないようにすることができ、また
規定値未満の走行速度に抑えることができる。クリープ
コントローラ25の入力/動作は、図3に示す実施の形態
1と同じであり、シフトスイッチ32がオフ、すなわちシ
フトレバーがニュートラル位置のとき、クリープソレノ
イド24をオン(開)としている。
【0041】このとき、チャージングポンプ1から供給
された作動油は開となったクリープソレノイド24を介し
てドレインされ、油圧シリンダ53には油圧は立たない。
またシフトスイッチ32がオン、すなわちシフトレバーが
前進位置または後進位置に入っているとき、かつアクセ
ルスイッチ32がオフのとき、すなわちアクセルペダルが
踏み込まれていないとき、速度センサ33により検出され
る車両の走行速度が、設定値(たとえば、2.5km/
h)未満のとき、クリープソレノイド24をオフ(閉)と
している。
された作動油は開となったクリープソレノイド24を介し
てドレインされ、油圧シリンダ53には油圧は立たない。
またシフトスイッチ32がオン、すなわちシフトレバーが
前進位置または後進位置に入っているとき、かつアクセ
ルスイッチ32がオフのとき、すなわちアクセルペダルが
踏み込まれていないとき、速度センサ33により検出され
る車両の走行速度が、設定値(たとえば、2.5km/
h)未満のとき、クリープソレノイド24をオフ(閉)と
している。
【0042】クリープソレノイド24をオフ(閉)のと
き、油圧シリンダ53にチャージングポンプ1より作動油
が供給されて、マスタシリンダ52が作動し、車両ブレー
キ54が作動される。またシフトスイッチ32がオン、すな
わちシフトレバーが前進位置または後進位置に入ってい
るとき、かつアクセルスイッチ32がオンのとき、すなわ
ちアクセルペダルが踏み込まれているとき、または速度
センサ33により検出される車両の走行速度が、設定値
(たとえば、2.5km/h)以上のとき、クリープソ
レノイド24をオフ(開)としている。
き、油圧シリンダ53にチャージングポンプ1より作動油
が供給されて、マスタシリンダ52が作動し、車両ブレー
キ54が作動される。またシフトスイッチ32がオン、すな
わちシフトレバーが前進位置または後進位置に入ってい
るとき、かつアクセルスイッチ32がオンのとき、すなわ
ちアクセルペダルが踏み込まれているとき、または速度
センサ33により検出される車両の走行速度が、設定値
(たとえば、2.5km/h)以上のとき、クリープソ
レノイド24をオフ(開)としている。
【0043】このとき、チャージングポンプ1から供給
された作動油は開となったクリープソレノイド24を介し
てドレインされ、油圧シリンダ53には油圧は立たない。
よって車両は動く。またブレーキペダル51とマスタシリ
ンダ52は油圧シリンダ53を介して直結されているため、
車両の状態にかかわらず、ブレーキペダルを踏み込む
と、その踏力に応じた荷重がマスタシリンダ52に負荷さ
れ、通常にブレーキが作動する。
された作動油は開となったクリープソレノイド24を介し
てドレインされ、油圧シリンダ53には油圧は立たない。
よって車両は動く。またブレーキペダル51とマスタシリ
ンダ52は油圧シリンダ53を介して直結されているため、
車両の状態にかかわらず、ブレーキペダルを踏み込む
と、その踏力に応じた荷重がマスタシリンダ52に負荷さ
れ、通常にブレーキが作動する。
【0044】以上のように、シフトレバーが前進または
後進位置に入っている状態で、アクセルペダルを踏んで
なく、かつ規定値(たとえば、2.5km/h)未満の
走行速度のとき、ブレーキペダル51の動作に関係なく、
車両ブレーキ54を作動させることにより、車両を前後進
とも動かないようにすることができる。また規定値未満
の走行速度に抑えることができる。
後進位置に入っている状態で、アクセルペダルを踏んで
なく、かつ規定値(たとえば、2.5km/h)未満の
走行速度のとき、ブレーキペダル51の動作に関係なく、
車両ブレーキ54を作動させることにより、車両を前後進
とも動かないようにすることができる。また規定値未満
の走行速度に抑えることができる。
【0045】なお、実施の形態1では、クリープコント
ローラ25の入力条件として、アクセルスイッチ31とシフ
トスイッチ32と速度センサ33を接続しているが、実施の
形態2と同様に、インチングスイッチ42と、車両の傾斜
を検出する傾斜センサ43を接続し、これらシフトレバ
ー、アクセルペダル、車速、インチングペダル、車両の
傾斜の各信号を入力し、シフトレバーが前進または後進
の一方に入っている状態で、アクセルペダルを踏んでな
く、かつ車速が規定値未満のときに加えて、インチング
ペダルを踏んでなく、かつ車両の傾斜が規定値未満のと
きクリープソレノイドバルブ(操作バルブ)24を閉動作
させて、両方のクラッチへ作動油を供給するようにして
もよい。
ローラ25の入力条件として、アクセルスイッチ31とシフ
トスイッチ32と速度センサ33を接続しているが、実施の
形態2と同様に、インチングスイッチ42と、車両の傾斜
を検出する傾斜センサ43を接続し、これらシフトレバ
ー、アクセルペダル、車速、インチングペダル、車両の
傾斜の各信号を入力し、シフトレバーが前進または後進
の一方に入っている状態で、アクセルペダルを踏んでな
く、かつ車速が規定値未満のときに加えて、インチング
ペダルを踏んでなく、かつ車両の傾斜が規定値未満のと
きクリープソレノイドバルブ(操作バルブ)24を閉動作
させて、両方のクラッチへ作動油を供給するようにして
もよい。
【0046】また、実施の形態2において、クリープコ
ントローラ25の入力/動作を図2および図3に示す実施
の形態1と同じとし、シフトレバーが前進または後進位
置に入っている状態で、アクセルペダルを踏んでなく、
かつ規定値未満の走行速度のとき、電磁切換バルブ21を
中立位置に強制的に戻すようにしてもよい。また、実施
の形態3において、クリープコントローラ25の入力/動
作を図8および図9に示す実施の形態2と同様に、シフ
トレバーが前進または後進位置に入っている状態で、ア
クセルペダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未満のと
きに加えて、インチングペダルを踏んでなく、かつ車両
の傾斜が規定値未満のとき、油圧シリンダ53へ作動油を
供給するようにしてもよい。またシフトレバーがニュー
トラル位置のときクリープソレノイド24を閉とし、車両
ブレーキを作動してもよい。
ントローラ25の入力/動作を図2および図3に示す実施
の形態1と同じとし、シフトレバーが前進または後進位
置に入っている状態で、アクセルペダルを踏んでなく、
かつ規定値未満の走行速度のとき、電磁切換バルブ21を
中立位置に強制的に戻すようにしてもよい。また、実施
の形態3において、クリープコントローラ25の入力/動
作を図8および図9に示す実施の形態2と同様に、シフ
トレバーが前進または後進位置に入っている状態で、ア
クセルペダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未満のと
きに加えて、インチングペダルを踏んでなく、かつ車両
の傾斜が規定値未満のとき、油圧シリンダ53へ作動油を
供給するようにしてもよい。またシフトレバーがニュー
トラル位置のときクリープソレノイド24を閉とし、車両
ブレーキを作動してもよい。
【0047】また、実施の形態1〜3において、電磁切
換バルブ21の中立位置をフルオープンタイプとしてもよ
い。
換バルブ21の中立位置をフルオープンタイプとしてもよ
い。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、トル
コン車において、シフトレバーが前進または後進に入っ
ている状態で、アクセルペダルを踏んでなく、かつ車速
が規定値未満のとき、前進クラッチおよび後進クラッチ
共へ作動油が供給されることにより、車両を前後進とも
動かないようにすることができ、また規定値未満の走行
速度に抑えることができる。
コン車において、シフトレバーが前進または後進に入っ
ている状態で、アクセルペダルを踏んでなく、かつ車速
が規定値未満のとき、前進クラッチおよび後進クラッチ
共へ作動油が供給されることにより、車両を前後進とも
動かないようにすることができ、また規定値未満の走行
速度に抑えることができる。
【図1】本発明の実施の形態1におけるクリープコント
ロール機構を備えたトランスミッションの油圧回路図で
ある。
ロール機構を備えたトランスミッションの油圧回路図で
ある。
【図2】同クリープコントロール機構のコントローラの
制御構成図である。
制御構成図である。
【図3】同クリープコントロール機構のコントローラの
動作を説明するフローチャートである。
動作を説明するフローチャートである。
【図4】同クリープコントロール機構の動作を説明する
油圧回路図である。
油圧回路図である。
【図5】同クリープコントロール機構の動作を説明する
油圧回路図である。
油圧回路図である。
【図6】同クリープコントロール機構の動作を説明する
油圧回路図である。
油圧回路図である。
【図7】本発明の実施の形態2におけるクリープコント
ロール機構を備えたトランスミッションの油圧回路図で
ある。
ロール機構を備えたトランスミッションの油圧回路図で
ある。
【図8】同クリープコントロール機構のコントローラの
制御構成図である。
制御構成図である。
【図9】同クリープコントロール機構のコントローラの
動作を説明するフローチャートである。
動作を説明するフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態3におけるクリープコン
トロール機構を備えたブレーキシステムの構成図であ
る。
トロール機構を備えたブレーキシステムの構成図であ
る。
【図11】従来のトランスミッションの油圧回路図であ
る。
る。
1 チャージングポンプ 2 主調圧弁 4 トルクコンバータ 6 前進クラッチ 7 後進クラッチ 12 インチングバルブ 14 アキュームレータ 21 電磁切換バルブ 22 オリフィス 23 スプール 24 電磁操作バルブ 25 クリープコントローラ 31 アクセルスイッチ 32 シフトスイッチ 33 速度センサ 41 バルブコントローラ 42 インチングスイッチ 43 傾斜センサ 51 ブレーキペダル 52 ブレーキマスタシリンダ 53 油圧シリンダ 54 車両ブレーキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 59:54 59:66 59:72 Fターム(参考) 3J052 AA07 CB06 FB01 FB02 FB32 FB34 GC04 GC12 GC46 GC61 GC64 GC73 LA01 3J057 AA04 BB04 GA42 GB05 GB27 GB36 GE07 HH04 JJ01 JJ03 JJ04
Claims (6)
- 【請求項1】 トルクコンバータを使用する産業用車両
において、油ポンプからシフトレバーのシフト位置に応
じて前進クラッチと後進クラッチへ作動油を供給する油
圧回路に設けられるクリープコントロール機構であっ
て、 シフトレバーのシフト位置に応じて前記前進クラッチと
後進クラッチへ供給される作動油を切り換える切換バル
ブと、 前記前進クラッチと後進クラッチへ供給される作動油を
ドレインする操作バルブと、 シフトレバーが前進または後進の一方に入っている状態
で、アクセルペダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未
満のとき、前記操作バルブを閉動作させて、両方のクラ
ッチへ作動油を供給する制御手段を備えたことを特徴と
するクリープコントロール機構。 - 【請求項2】 制御手段は、シフトレバーが前進または
後進の一方に入っている状態で、アクセルペダルを踏ん
でなく、かつ車速が規定値未満のときに加えて、インチ
ングペダルを踏んでなく、かつ車両の傾斜が所定値未満
のとき操作バルブを閉動作させて、両方のクラッチへ作
動油を供給する機能を有することを特徴とする請求項1
に記載のクリープコントロール機構。 - 【請求項3】 トルクコンバータを使用する産業用車両
において、油ポンプからシフトレバーのシフト位置に応
じて前進クラッチと後進クラッチへ作動油を供給する油
圧回路に設けられるクリープコントロール機構であっ
て、 シフトレバーのシフト位置が前進位置のとき前記前進ク
ラッチへ作動油を供給する前進位置と、ニュートラル位
置のとき前進クラッチおよび前記後進クラッチへの作動
油の供給を阻止する中立位置と、後進位置のとき後進ク
ラッチへ作動油を供給する後進位置の3位置を有する切
換バルブと、 シフトレバーが前進または後進の一方に入っている状態
で、アクセルペダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未
満のとき、前記切換バルブを中立位置に戻す制御手段を
備えたことを特徴とするクリープコントロール機構。 - 【請求項4】 制御手段は、シフトレバーが前進または
後進の一方に入っている状態で、アクセルペダルを踏ん
でなく、かつ車速が規定値未満のときに加えて、インチ
ングペダルを踏んでなく、かつ車両の傾斜が所定値未満
のとき切換バルブを中立位置に戻す機能を有することを
特徴とする請求項3に記載のクリープコントロール機
構。 - 【請求項5】 トルクコンバータを使用する産業用車両
に設けられるクリープコントロール機構であって、 車両ブレーキを駆動する油圧シリンダと、 前記油圧シリンダに作動油を供給する油ポンプと、 前記油圧シリンダの手前に取り付けられ、油ポンプから
油圧シリンダへ供給される作動油をドレインする操作バ
ルブと、 シフトレバーが前進または後進の一方に入っている状態
で、アクセルペダルを踏んでなく、かつ車速が規定値未
満のとき、前記操作バルブを閉動作させて、油圧シリン
ダへ作動油を供給する制御手段を備えたことを特徴とす
るクリープコントロール機構。 - 【請求項6】 制御手段は、シフトレバーが前進または
後進の一方に入っている状態で、アクセルペダルを踏ん
でなく、かつ車速が規定値未満のときに加えて、インチ
ングペダルを踏んでなく、かつ車両の傾斜が所定値未満
のとき操作バルブを閉動作させて、油圧シリンダへ作動
油を供給する機能を有することを特徴とする請求項5に
記載のクリープコントロール機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11171739A JP2001004022A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | クリープコントロール機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11171739A JP2001004022A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | クリープコントロール機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001004022A true JP2001004022A (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=15928796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11171739A Pending JP2001004022A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | クリープコントロール機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001004022A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1197682A1 (en) * | 2000-10-13 | 2002-04-17 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vehicle-running control device |
CN114233701A (zh) * | 2021-12-29 | 2022-03-25 | 采埃孚合力传动技术(合肥)有限公司 | 一种电液比例阀控制的液压传动系统 |
CN114352584A (zh) * | 2021-11-30 | 2022-04-15 | 采埃孚合力传动技术(合肥)有限公司 | 一种小吨位叉车变速箱液压控制系统 |
-
1999
- 1999-06-18 JP JP11171739A patent/JP2001004022A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1197682A1 (en) * | 2000-10-13 | 2002-04-17 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vehicle-running control device |
US6736746B2 (en) | 2000-10-13 | 2004-05-18 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vehicle-running control device |
CN114352584A (zh) * | 2021-11-30 | 2022-04-15 | 采埃孚合力传动技术(合肥)有限公司 | 一种小吨位叉车变速箱液压控制系统 |
CN114233701A (zh) * | 2021-12-29 | 2022-03-25 | 采埃孚合力传动技术(合肥)有限公司 | 一种电液比例阀控制的液压传动系统 |
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Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041109 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
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