JP2001003949A - 回転運動伝達機構 - Google Patents

回転運動伝達機構

Info

Publication number
JP2001003949A
JP2001003949A JP11175993A JP17599399A JP2001003949A JP 2001003949 A JP2001003949 A JP 2001003949A JP 11175993 A JP11175993 A JP 11175993A JP 17599399 A JP17599399 A JP 17599399A JP 2001003949 A JP2001003949 A JP 2001003949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
constant velocity
velocity joint
transmission shaft
side constant
sliding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11175993A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3773378B2 (ja
Inventor
Kazunori Miyata
和典 宮田
Kanji Kita
貫二 北
Takuya Kurokawa
卓也 黒川
Tsutomu Kawakatsu
勉 川勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP17599399A priority Critical patent/JP3773378B2/ja
Publication of JP2001003949A publication Critical patent/JP2001003949A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3773378B2 publication Critical patent/JP3773378B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Friction Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】伝達軸に付与される軸方向荷重によって振動が
発生することを抑制することが可能な回転運動伝達機構
を提供する。 【解決手段】入力側等速ジョイント34aおよび出力側
等速ジョイント34bには伝達軸36の軸心の回りに3
本のトラニオン62a、64a、66aおよび62b、
64b、66bが設けられ、各トラニオン62a、64
a、66aおよび62b、64b、66bと各案内溝4
4a、46a、48aおよび44b、46b、48bの
摺動面56a、58aとの間には滑動部材52a、54
aが介装される。入力側等速ジョイント34aの滑動部
材52aに対して回転力が伝達される平面部70aの中
心の点T1 と、出力側等速ジョイント34bのアウタ部
材40bに対して回転力を伝達する平面部70bの中心
の点T2 とは同位相となるように設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車の
駆動力伝達部において、駆動軸と従動軸とを入力側およ
び出力側等速ジョイントによって連結し、駆動軸の回転
運動を従動軸に伝達する回転運動伝達機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車の駆動力伝達部では、
駆動軸の回転運動を従動軸に連結された各車軸へ伝達す
るために、2つの等速ジョイントを有する回転運動伝達
機構が使用されている。
【0003】従来技術に係る回転運動伝達機構1を図1
8に示す。この回転運動伝達機構1には、伝達軸2の一
端側に駆動軸4を有するトリポート型の入力側等速ジョ
イント6aが設けられ、前記伝達軸2の他端側には従動
軸8を有するトリポート型の出力側等速ジョイント6b
が設けられている。
【0004】前記入力側および出力側等速ジョイント6
a、6bは、それぞれアウタ部材10を備え、アウタ部
材10の内面には軸線方向に沿って3本の案内溝12が
形成される。アウタ部材10の内側には伝達軸2の端部
に設けられたインナ部材14が配設され、インナ部材1
4には半径方向外方に向かって略円柱状に膨出する3つ
のトラニオン16が形成される。各トラニオン16の外
周面には球面ローラ20が回転可能に設けられ、該球面
ローラ20は前記案内溝12を構成する壁部にその軸線
方向に沿って転動する。
【0005】このように、球面ローラ20が案内溝12
の壁部を転動する等速ジョイント6a、6bが設けられ
た回転運動伝達機構1では、入力側等速ジョイント6a
のトラニオン16と出力側等速ジョイント6bのそれぞ
れのトラニオン16との位相角度差により、図20に示
すように、伝達軸2に付与される軸方向荷重(誘起スラ
スト力)が変化する。図20の位相角度差に対する誘起
スラスト力の特性曲線から諒解されるように、位相角度
差が60°のときに誘起スラスト力が一番小さくなるこ
とから、従来技術に係る回転運動伝達機構1では、入力
側等速ジョイント6aと出力側等速ジョイント6bのそ
れぞれのトラニオン16を、図19に示すように、位相
角度差が60°となるように設定することにより軸方向
荷重を低減させて、この軸方向荷重に起因する振動を抑
制する方法が採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
技術に係る回転運動伝達機構と比較して軸方向荷重をさ
らに減少させ、より一層振動特性を向上させることが可
能な回転運動伝達機構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、駆動軸が設けられた入力側等速ジョイ
ントから伝達軸を介して出力側等速ジョイントに設けら
れた従動軸に回転運動を伝達する回転運動伝達機構にお
いて、前記入力側等速ジョイントおよび前記出力側等速
ジョイントは、それぞれ所定間隔離間し軸線方向に沿っ
て延在する複数の案内溝と、前記案内溝の相互に対向す
る側面にそれぞれ形成され軸線方向に沿って延在する摺
動面とを有し、前記駆動軸または前記従動軸に連結され
るカップ状のアウタ部材と、前記アウタ部材の開口部内
に挿入されて前記伝達軸に連結されるインナ部材と、前
記案内溝に向かって膨出形成されるとともに前記摺動面
に沿って摺動自在な滑動部材を有する3つのトラニオン
と、をそれぞれ備え、前記回転運動伝達機構が回転する
際に前記入力側等速ジョイントのアウタ部材から前記滑
動部材に回転力が伝達される位置と、前記伝達軸を経由
し前記出力側等速ジョイントの滑動部材から前記アウタ
部材に回転力が伝達される位置とが同位相に設定される
ことを特徴とする。
【0008】この場合、前記同位相とは、入力側等速ジ
ョイントのアウタ部材から滑動部材に回転力が伝達され
る入力側駆動力伝達点と、出力側等速ジョイントの滑動
部材からアウタ部材に回転力が伝達される出力側駆動力
伝達点とを結ぶ仮想線が、伝達軸の軸線と平行であるこ
とをいう。
【0009】本発明によれば、駆動軸、従動軸に対して
伝達軸が傾斜している際、入力側等速ジョイントの滑動
部材と出力側等速ジョイントの滑動部材がともに案内溝
を同一方向に摺動することにより伝達軸に同一方向の軸
方向荷重が付与され、前記伝達軸に付与される軸方向荷
重が出力側から入力側に向かって作用することにより、
出力側に伝達されることが阻止される。従って、前記軸
方向荷重に起因する振動の発生が抑制される。
【0010】また、前記滑動部材の一方の側面に前記ト
ラニオンの球面と摺動自在に接触する凹部が形成され、
他方の側面に前記摺動面と摺動自在に接触し回転力を伝
達する平面が形成されると、アウタ部材に対してトラニ
オンが所定角度傾斜した際に、滑動部材は案内溝の摺動
面に沿って摺動変位するとともに、トラニオンの球面に
沿って摺動変位する。従って、滑動部材が面接触する摺
動面の面圧が低下することにより、前記摺動面における
潤滑性が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る回転運動伝達機構に
ついて、好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照し
ながら以下詳細に説明する。
【0012】図1において、参照符号30は、本実施の
形態に係る回転運動伝達機構を示す。この回転運動伝達
機構30は、伝達軸36の一端側に接続され図示しない
自動車のエンジンから回転駆動力が付与される駆動軸3
2を有するトリポート型の入力側等速ジョイント34a
と、該伝達軸36の他端側に接続されたトリポート型の
出力側等速ジョイント34bとを備える。出力側等速ジ
ョイント34bには図示しない車輪に前記回転駆動力を
伝達する従動軸38が設けられている。
【0013】なお、入力側等速ジョイント34aと出力
側等速ジョイント34bとは、駆動軸32と従動軸38
とが異なる他は同様に構成されているため、以下、入力
側等速ジョイント34aについて説明し、出力側等速ジ
ョイント34bについては入力側等速ジョイント34a
の各構成要素を示す参照符号中、記号aをbに代えて、
その詳細な説明を省略する。
【0014】この入力側等速ジョイント34aは、図2
に示すように、前記駆動軸32の端部に一体的に形成さ
れて開口部を有するカップ状のアウタ部材40aと、伝
達軸36の一端部に固着されてアウタ部材40aの開口
部内に収納されるインナ部材42aとから構成される。
【0015】アウタ部材40aの開口部側の端部には、
図1に示すように、蛇腹状に形成された等速ジョイント
用ブーツ43aの大径部がリング状のブーツバンド45
aによって装着され、等速ジョイント用ブーツ43aの
小径部は前記伝達軸36の端部から所定間隔離間した位
置にリング状のブーツバンド47aによって装着され
る。前記アウタ部材40aの内周面には、図3に示され
るように、軸線方向に沿って延在し、軸心の回りに約1
20°の間隔をおいて3本の案内溝44a、46a、4
8aが形成される。それぞれの案内溝44a、46a、
48aは、断面が曲線状に形成された湾曲部50aと、
前記湾曲部50aの両側に相互に対向して形成され、後
述する滑動部材52a、54aが摺動する平面状の摺動
面56a、58aとから構成される。
【0016】伝達軸36にはリング状のスパイダ60a
が外嵌され、前記スパイダ60aの外周面には、それぞ
れ案内溝44a、46a、48aに向かって膨出し軸心
の回りに120°の間隔をおいて3本のトラニオン62
a、64a、66aが一体的に形成される。前記摺動面
56a、58aと対峙する各トラニオン62a、64
a、66aの外表面は、球面状に形成されている。
【0017】各トラニオン62a、64a、66aと各
案内溝44a、46a、48aの摺動面56a、58a
との間には、略円盤状に形成された一組の滑動部材52
a、54aがそれぞれ介装される。該滑動部材52a、
54aの一方の側面は、図4に示すように、前記トラニ
オン62a、64a、66aの球面に対応して内壁面が
球面形状に形成された凹部68aからなり、摺動面56
aに面接触する他方の側面は、摺動面56aに対応して
平面部70aが形成される。従って、滑動部材52a、
54aは、トラニオン62a、64a、66aの外表面
および摺動面56a、58aにそれぞれ摺動自在に面接
触している。
【0018】この場合、滑動部材52a、54aの凹部
68aの形状は、断面が円弧状に形成される球面(図5
A参照)に限定されるものではなく、トラニオン62
a、64a、66aに線接触する断面くの字状の凹部7
2aが形成された滑動部材53a、55aでもよいし
(図5B参照)、あるいは、前記断面くの字状の凹部7
2aの中心に貫通する孔部74aが形成された滑動部材
57a、59aでもよい(図5C参照)。この場合、特
に前記孔部74aを設けることにより応力の集中を回避
するとともに、トラニオン62a、64a、66aと滑
動部材52a、54aとの摺動面に対して潤滑油を容易
に注入することができるという利点がある。
【0019】なお、前記滑動部材52a、54aは金属
製または樹脂製材料を用いて、図6に示されるように、
一面が矩形状となるように形成してもよい。
【0020】図7は、入力側の方向から見た回転運動伝
達機構30の入力側等速ジョイント34aのG−G線縦
断面および出力側等速ジョイント34bのH−H線縦断
面をそれぞれ平面的に表したものである。図7におい
て、回転運動伝達機構30が矢印A方向に回転すると
き、入力側等速ジョイント34aのアウタ部材40aか
ら滑動部材52aに対して回転力が伝達される平面部7
0aの中心の点(入力側駆動力伝達点)T1 と、出力側
等速ジョイント34bの滑動部材54bからアウタ部材
40bに対して回転力を伝達する平面部70bの中心の
点(出力側駆動力伝達点)T2 とは、同位相(位相角度
差が0°)に設定されている。なお、前記同位相とは、
点T1 と点T2 とを結ぶ仮想線78が伝達軸36の軸線
と平行となる状態をいう。
【0021】この場合、図7において上方を0°とする
と、回転運動伝達機構30が矢印A方向に回転して入力
側等速ジョイント34aの点T1 が0°の位置にあると
き、出力側等速ジョイント34bの点T2 も0°の位置
にある。
【0022】本実施の形態に係る回転運動伝達機構30
は、基本的には以上のように構成されるものであり、次
に、前記回転運動伝達機構30の作用効果について説明
する。
【0023】図示しないエンジンから駆動軸32に矢印
A方向の回転駆動力が付与されると(図1、図3参
照)、入力側等速ジョイント34aのアウタ部材40a
が回転する。この回転運動は案内溝44a、46a、4
8aを構成する一方の摺動面56aから一方の滑動部材
52aの平面部70aに伝達され、さらに凹部68aを
構成する曲面からトラニオン62a、64a、66aに
伝達されてスパイダ60aが回転する。このため、伝達
軸36が矢印A方向に回転する。
【0024】そして、伝達軸36の回転運動は出力側等
速ジョイント34bのトラニオン62b、64b、66
bから他方の滑動部材54bに伝達され、さらに、該滑
動部材54bの平面部70bから他方の摺動面58bに
伝達され、アウタ部材40bが回転し、従動軸38が矢
印A方向に回転する。このため、従動軸38に連結され
た車輪(図示せず)が回転する。
【0025】例えば、自動車が傾斜した路面を走行する
とき等、入力側等速ジョイント34aにおいて、固定側
の駆動軸32の軸線に対して伝達軸36の軸線が角度θ
だけ傾斜すると(図1参照)、球状に形成されたトラニ
オン62a、64a、66aはその軸芯を回動中心とし
て滑動部材52a、54aの一方の側面に形成された球
面の凹部68aに沿って矢印B方向(図3参照)並びに
矢印C方向(図8参照)に所定角度摺動変位する。前記
トラニオン62a、64a、66aが所定角度摺動変位
すると同時に、滑動部材52a、54aは、他方の側面
に形成された平面部70aを介して摺動面56a、58
aに沿って摺動変位する。この場合、滑動部材52a、
54aは、摺動面56a、58aの軸線と平行な矢印D
方向(図2参照)および前記軸線と直交する矢印E方向
(図3参照)を含む摺動面56a、58aの全方向に沿
って摺動変位自在である。このため、駆動軸32の回転
運動は伝達軸36の傾斜角度に影響されることなく該伝
達軸36に伝達される。
【0026】出力側等速ジョイント34bにおいて、伝
達軸36に対して従動軸38が角度θだけ傾斜している
場合も、前述の入力側等速ジョイント34aと同様に伝
達軸36の回転運動が従動軸38の傾斜角度に影響され
ることなく該従動軸38に伝達される。
【0027】このように、本実施の形態では、トラニオ
ン62a、62b、64a、64b、66a、66bと
摺動面56a、56b、58a、58bとの間に、前記
トラニオン62a、62b、64a、64b、66a、
66bおよび摺動面56a、56b、58a、58bに
対してそれぞれ面接触し摺動自在な滑動部材52a、5
2b、54a、54bを介装している。従って、摺動部
位の面圧を低下させることにより、該摺動部位の油膜切
れを引き起こすことがなく潤滑性の安定化を図ることが
できる。
【0028】次に、点T1 と点T2 との位相角度差が0
°、すなわち同位相に設定された本実施の形態に係る回
転運動伝達機構30と、図9に示すように、点T1 と点
2との位相角度差が60°、すなわち逆位相に設定さ
れた比較例に係る回転運動伝達機構71とを対比して以
下に説明する。
【0029】なお、図9は、比較例に係る回転運動伝達
機構71において、入力側の方向から見た入力側等速ジ
ョイント34cおよび出力側等速ジョイント34dの縦
断面をそれぞれ平面的に表したものであり、図7に示す
本実施の形態と同一の構成要素には同一の参照数字に符
号c、dを付して示す。また、図9において、アウタ部
材40c、40dの中心点Oから上方の位置を0°とす
る。
【0030】図示しないエンジン側から伝達された回転
駆動力は、一体的に回転する入力側等速ジョイント34
a、34c、伝達軸36および出力側等速ジョイント3
4b、34dを介して図示しない車輪に伝達される。こ
の場合、図示しない車輪に荷重が付与されて出力側等速
ジョイント34b、34dが変位することにより、入力
側等速ジョイント34a、34cおよび出力側等速ジョ
イント34b、34dのそれぞれの軸線(駆動軸32お
よび従動軸38の軸線)に対して伝達軸36の軸線が所
定角度傾斜した状態となる(図10A、図10B、図1
1Aおよび図11B参照)。
【0031】前記伝達軸36が所定角度傾斜することに
より、入力側等速ジョイント34aおよび出力側等速ジ
ョイント34bを構成する滑動部材52a、52bが案
内溝44a、44b、46a、46b、48a、48b
に沿って摺動変位することにより、入力側および出力側
等速ジョイント34a、34bには、それぞれ軸方向荷
重が発生する。この軸方向荷重は、滑動部材52a、5
2bの平面部70a、70bと案内溝44a、44b、
46a、46b、48a、48bとの間に発生して伝達
軸36に付与される軸方向荷重とアウタ部材40a、4
0bに付与される軸方向荷重とを含む。
【0032】そこで、前記軸方向荷重について本実施の
形態と比較例とを比較検討する。
【0033】比較例に係る回転運動伝達機構71、すな
わち、入力側等速ジョイント34cと出力側等速ジョイ
ント34dとが逆位相に設定された状態において、図1
0Aに示されるように、伝達軸36に付与される軸方向
荷重F1 、F2 の向きが入力側等速ジョイント34cと
出力側等速ジョイント34dとではそれぞれ反対方向と
なるとともに、アウタ部材40c、40dに付与される
軸方向荷重F3 、F4の向きも入力側等速ジョイント3
4cと出力側等速ジョイント34dとではそれぞれ反対
方向となる。
【0034】すなわち、図10Aに示されるように、入
力側等速ジョイント34cでは、伝達軸36が所定角度
傾斜し案内溝44cに沿って滑動部材52cが矢印X1
方向に摺動変位することにより、伝達軸36に付与され
る軸方向荷重F1 が前記矢印X1 方向に向かって発生す
る。一方、出力側等速ジョイント34dでは、伝達軸3
6が所定角度傾斜し案内溝44dに沿って滑動部材54
dが矢印X2 方向に摺動変位することにより、伝達軸3
6に付与される軸方向荷重F2 が前記矢印X2方向に向
かって発生する。従って、比較例に係る回転運動伝達機
構71では、入力側等速ジョイント34cおよび出力側
等速ジョイント34dにおいてそれぞれ発生する伝達軸
36に付与される軸方向荷重F1 、F2 の向きが相互に
接近する方向で且つ反対方向となる。この場合、前記軸
方向荷重F1 、F2 は、伝達軸36に対し圧縮する力と
して作用する。
【0035】なお、比較例に係る回転運動伝達機構71
が図10Aの状態から180°回転した状態では、図1
0Bに示されるように、入力側等速ジョイント34cお
よび出力側等速ジョイント34dにおいてそれぞれ発生
し伝達軸36に付与される軸方向荷重F1 、F2 の向き
が相互に離間する方向で且つ反対方向となる。この場
合、前記軸方向荷重F1 、F2 は、伝達軸36に対し引
張する力として作用する。
【0036】また、入力側等速ジョイント34cでは、
図10Aに示されるように、前記伝達軸36に付与され
る軸方向荷重F1 の反作用としてアウタ部材40cに付
与される軸方向荷重F3 が矢印X2 方向に向かって発生
し、一方、出力側等速ジョイント34dでは、前記伝達
軸36に付与される軸方向荷重F2 の反作用としてアウ
タ部材40dに付与される軸方向荷重F4 が矢印X1
向に向かって発生する。なお、図10Bの状態では、ア
ウタ部材40c、40dに付与される軸方向荷重F3
4 が前記とは反対に、それぞれ矢印X1 、X2 方向に
向かって発生する。従って、比較例に係る回転運動伝達
機構71では、入力側等速ジョイント34cおよび出力
側等速ジョイント34dにおいてそれぞれ発生しアウタ
部材40c、40dに付与される軸方向荷重F3 、F4
の向きが互いに反対方向となる。
【0037】このように、比較例に係る回転運動伝達機
構71では、伝達軸36に付与される軸方向荷重F1
2 によって伝達軸36を圧縮・引張する力が作用し、
前記圧縮する力と引張する力とが略平衡することによ
り、伝達軸36は、後述するように、フローティング状
態を保持しながらその中心で略固定された状態、換言す
ると突っ張った状態となる。
【0038】これに対して、本実施の形態に係る回転運
動伝達機構30、すなわち、入力側等速ジョイント34
aと出力側等速ジョイント34bとが同位相に設定され
た状態では、図11Aに示されるように、伝達軸36に
付与される軸方向荷重f1 、f2 の向きが入力側等速ジ
ョイント34aと出力側等速ジョイント34bとではそ
れぞれ同方向となるとともに、アウタ部材40a、40
bに付与される軸方向荷重f3 、f4 の向きも入力側等
速ジョイント34aと出力側等速ジョイント34bとで
はそれぞれ同方向となる。
【0039】すなわち、入力側等速ジョイント34aで
は、図11Aに示されるように、伝達軸36が所定角度
傾斜し案内溝44aに沿って滑動部材52aが矢印X2
方向に沿って摺動変位することにより、伝達軸36に付
与される軸方向荷重f1 が前記矢印X2 方向に向かって
発生する。一方、出力側等速ジョイント34bでは、伝
達軸36が所定角度傾斜し案内溝44bに沿って滑動部
材54bが矢印X2 方向に沿って摺動変位することによ
り、伝達軸36に付与される軸方向荷重f2 が前記矢印
2 方向に向かって発生する。従って、本実施の形態に
係る回転運動伝達機構30では、入力側等速ジョイント
34aおよび出力側等速ジョイント34bにおいてそれ
ぞれ発生し伝達軸36に付与される軸方向荷重f1 、f
2 の向きが入力側に向かって同方向となる。換言する
と、本実施の形態に係る回転運動伝達機構30におい
て、伝達軸36に付与される軸方向荷重f1 、f2 は、
出力側等速ジョイント34bから逃げる方向に作用し、
出力側等速ジョイント34bに伝達されることがない。
【0040】なお、本実施の形態に係る回転運動伝達機
構30が図11Aの状態から180°回転した状態で
は、図11Bに示されるように、入力側等速ジョイント
34aおよび出力側等速ジョイント34bにおいてそれ
ぞれ発生し伝達軸36に付与される軸方向荷重f1 、f
2 の向きが出力側に向かって同方向となる。
【0041】また、入力側等速ジョイント34aでは、
図11Aに示されるように、前記伝達軸36に付与され
る軸方向荷重f1 の反作用としてアウタ部材40aに付
与される軸方向荷重f3 が矢印X1 方向に向かって発生
し、一方、出力側等速ジョイント34bでは、前記伝達
軸36に付与される軸方向荷重f2 の反作用としてアウ
タ部材40bに付与される軸方向荷重f4 が矢印X1
向に向かって発生する。なお、図11Bの状態では、ア
ウタ部材40a、40bに付与される軸方向荷重f3
4 が前記と反対に矢印X2 方向となる。従って、本実
施の形態に係る回転運動伝達機構30では、入力側等速
ジョイント34aおよび出力側等速ジョイント34bに
おいてそれぞれ発生するアウタ部材40a、40bに付
与される軸方向荷重f3 、f4 の向きがそれぞれ同方向
となる。
【0042】本実施の形態に係る回転運動伝達機構30
では、このように伝達軸36に付与される軸方向荷重f
1 、f2 が入力側および出力側に向かってそれぞれ同方
向に発生することから、前記伝達軸36は前記軸方向荷
重f1 、f2 の作用下にその軸線方向に沿って変位しや
すくなる。しかも、伝達軸36に付与される軸方向荷重
1 、f2 が入力側に向かって同方向に発生する場合、
前記軸方向荷重f1 、f2 は、出力側等速ジョイント3
4bから逃げる方向に作用して出力側等速ジョイント3
4bに対する伝達が阻止される。この結果、本実施の形
態に係る回転運動伝達機構30では、比較例に係る回転
運動伝達機構71と比較して伝達軸36に付与される軸
方向荷重f1 、f2 を減少させることができる。
【0043】続いて、伝達軸36の動き(伝達軸36の
直径方向および軸方向の変位)について本実施の形態と
比較例とを比較検討する。
【0044】逆位相に設定された比較例では、図12に
示されるように、伝達軸36の中心点37を中心として
前記伝達軸36の入力側の一端部36cが周方向(矢印
A方向)に沿って回転するとともに、前記伝達軸36の
出力側の他端部36dが前記とは逆位相で周方向(矢印
A方向)に沿って回転する。なお、参照符号80は、入
力側等速ジョイント34cのアウタ部材40cの軸線と
出力側等速ジョイント34dのアウタ部材40dの軸線
とを結んだ直線を示す。
【0045】これに対して、同位相に設定された本実施
の形態では、図13に示されるように、入力側等速ジョ
イント34aのアウタ部材40aの軸線と出力側等速ジ
ョイント34bのアウタ部材40bの軸線とを結んだ直
線80を中心として、伝達軸36の入力側の一端部36
aと出力側の他端部36bと伝達軸36の中心点37と
が一体的に同一の位相で周方向(矢印A方向)に沿って
回転する。換言すると、前記伝達軸36の軸線と直線8
0とが略平行に保持された状態で、該伝達軸36が直線
80の同一の周方向に沿って回転する。
【0046】伝達軸36の直径方向の変位について比較
例と本実施の形態とを比較検討すると、逆位相に設定さ
れた比較例では、前述したように、相互に接近する方向
に沿って伝達軸36に付与される軸方向荷重F1 、F2
によって圧縮する力が伝達軸36に作用するとともに、
相互に離間する方向に沿って伝達軸36に付与される軸
方向荷重F1 、F2 によって引張する力が伝達軸36に
作用するため、前記伝達軸36の中心点37が略固定さ
れた状態となる。このことは、図14に示されるよう
に、伝達軸36の回転に伴って入力側の一端部36cの
位置と出力側の他端部36dの位置とがそれぞれ直径方
向に沿って変位しているが、伝達軸36の回転角度が増
大しても伝達軸36の中心点37は略一定に保持されて
いることからも諒解される。
【0047】これに対して、同位相に設定された本実施
の形態では、直線80を中心として、伝達軸36の入力
側の一端部36aと出力側の他端部36bと伝達軸36
の中心点37とが一体的に周方向に沿って回転するた
め、図15に示されるように、伝達軸36の中心点37
と伝達軸36の一端部36aおよび他端部36bの位置
が同じように変位する。
【0048】次に、伝達軸36の軸方向の変位について
比較例と本実施の形態とを比較検討すると、図16に示
されるように、比較例では、伝達軸36が1回転する間
に該伝達軸36の中心点37が1往復だけ軸方向に沿っ
て変位するのに対し、本実施の形態では、伝達軸36が
1回転する間に該伝達軸36の中心点37が3往復だけ
軸方向に沿って変位する。
【0049】比較例では、入力側等速ジョイント34c
で発生する軸方向荷重F1 と出力側等速ジョイント34
dで発生する軸方向荷重F2 とが僅かに釣り合わないた
めに伝達軸36の中心点37が1往復するものと思われ
る。
【0050】これに対して、本実施の形態では、入力側
および出力側等速ジョイント34a、34bでそれぞれ
発生する軸方向荷重f1 、f2 が、入力側および出力側
に向かってそれぞれ同方向に作用するため、入力側の伝
達軸36に付与される軸方向荷重f1 と出力側の伝達軸
36に付与される軸方向荷重f2 とが釣り合うことがな
い。従って、本実施の形態では、伝達軸36が軸方向に
沿って変位しやすく突っ張ることがないとともに、出力
側から入力側に向かって逃げる方向に軸方向荷重f1
2 が発生するために出力側に軸方向荷重f1 、f2
伝達されることが阻止される。この結果、本実施の形態
では、比較例に比べ、伝達軸36に付与される軸方向荷
重f1 、f2 を減少させることができる。
【0051】図17に、点T1 と点T2 との位相角度差
を変化させた際に、伝達軸36に付与される軸方向荷重
(誘起スラスト力)の大きさを示す。この特性曲線から
諒解されるように、位相角度差が20〜100°の範囲
では誘起スラスト力が比較的大きいが、位相角度差が0
°であるときに誘起スラスト力が最も小さくなってい
る。従って、位相角度差が0°のとき、すなわち同位相
のときに前記軸方向荷重f1 、f2 に起因する振動の発
生が最も抑制されることがわかった。
【0052】なお、本実施の形態において、入力側等速
ジョイント34aと出力側等速ジョイント34bとを同
位相に設定する場合、伝達軸36に付与されるねじれ荷
重を考慮して設定すると好適である。
【0053】
【発明の効果】本発明に係る回転運動伝達機構によれ
ば、以下のような効果ならびに利点が得られる。
【0054】駆動軸、従動軸に対して伝達軸が傾斜して
いる際、回転運動伝達機構が回転して入力側と出力側の
それぞれの等速ジョイントに設けられた滑動部材が案内
溝の摺動面を摺動することによって伝達軸に軸方向荷重
が付与されるが、入力側と出力側とで同一方向に力が付
与されるため、しかも、出力側から入力側に向かって逃
げる方向に作用することになり、前記軸方向荷重が出力
側等速ジョイントに伝達されることがない。従って、回
転運動伝達機構の回転によって伝達軸に軸方向荷重が発
生しても、この軸方向荷重は出力側に伝達されず、従来
技術と比較してより一層振動特性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る回転運動伝達機構の
一部省略縦断面図である。
【図2】図1の回転運動伝達機構に使用される等速ジョ
イントの一部拡大縦断面図である。
【図3】図2の等速ジョイントのIII−III線断面
図である。
【図4】図2の等速ジョイントに使用されるトラニオン
と該トラニオンに係合する一組の滑動部材とを示す一部
拡大斜視図である。
【図5】図5A〜図5Cは、図4に示す滑動部材の変形
例の縦断面図である。
【図6】図4に示す滑動部材の変形例の一部省略斜視図
である。
【図7】図1の回転運動伝達機構に使用される入力側等
速ジョイントのG−G線断面図および出力側等速ジョイ
ントのH−H線断面図である。
【図8】図3の等速ジョイントのVIII−VIII線
断面図である。
【図9】比較例に係る回転運動伝達機構に使用される入
力側等速ジョイントおよび出力側等速ジョイントの縦断
面図である。
【図10】図9の比較例に係る回転運動伝達機構の模式
図であり、図10Aは、入力側等速ジョイントのトラニ
オンが上方に位置している状態を示し、図10Bは、図
10Aに対して回転運動伝達機構が180°回転した状
態を示す図である。
【図11】図1の本実施の形態に係る回転運動伝達機構
の模式図であり、図11Aは、入力側等速ジョイントの
トラニオンが下方に位置している状態を示し、図11B
は、図11Aに対して回転運動伝達機構が180°回転
した状態を示す図である。
【図12】図9の比較例に係る回転運動伝達機構に使用
される伝達軸の運動を示す模式図である。
【図13】図1の本実施の形態に係る回転運動伝達機構
に使用される伝達軸の運動を示す模式図である。
【図14】図9の比較例に係る回転運動伝達機構に使用
される伝達軸の端部の回転角度に対する変位量を示す特
性図である。
【図15】図1の本実施の形態に係る回転運動伝達機構
に使用される伝達軸の端部の回転角度に対する変位量を
示す特性図である。
【図16】図7の本実施の形態および図9の比較例に係
る回転運動伝達機構に使用される伝達軸の回転角度に対
する軸線方向の変位量を示す特性図である。
【図17】図1の回転運動伝達機構において、点T1
点T2 の位相角度差を変化させたときの伝達軸に付与さ
れる誘起スラスト力の大きさを示す特性図である。
【図18】従来技術に係る回転運動伝達機構の一部省略
縦断面図である。
【図19】図18の回転運動伝達機構に使用される入力
側等速ジョイントのJ−J線断面図および出力側等速ジ
ョイントのK−K線断面図である。
【図20】図18の回転運動伝達機構の入力側等速ジョ
イントと出力側等速ジョイントのそれぞれのトラニオン
の位相角度差に対する誘起スラスト力の大きさを示す特
性図である。
【符号の説明】
30、71…回転運動伝達機構 32…駆動軸 34a〜34d…等速ジョイント 36…伝達軸 38…従動軸 40a〜40d…
アウタ部材 42a、42b…インナ部材 44a〜44d、46a〜46d、48a〜48d…案
内溝 52a、52b、53a、53b、54a、54b、5
5a、55b、57a、57b、59a、59b…滑動
部材 56a、56b、58a、58b…摺動面 62a、62b、64a、64b、66a、66b…ト
ラニオン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒川 卓也 栃木県真岡市松山町19 本田技研工業株式 会社栃木製作所内 (72)発明者 川勝 勉 栃木県真岡市松山町19 本田技研工業株式 会社栃木製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸が設けられた入力側等速ジョイント
    から伝達軸を介して出力側等速ジョイントに設けられた
    従動軸に回転運動を伝達する回転運動伝達機構におい
    て、 前記入力側等速ジョイントおよび前記出力側等速ジョイ
    ントは、それぞれ所定間隔離間し軸線方向に沿って延在
    する複数の案内溝と、前記案内溝の相互に対向する側面
    にそれぞれ形成され軸線方向に沿って延在する摺動面と
    を有し、前記駆動軸または前記従動軸に連結されるカッ
    プ状のアウタ部材と、 前記アウタ部材の開口部内に挿入されて前記伝達軸に連
    結されるインナ部材と、 前記案内溝に向かって膨出形成されるとともに前記摺動
    面に沿って摺動自在な滑動部材を有する3つのトラニオ
    ンと、 をそれぞれ備え、前記回転運動伝達機構が回転する際に
    前記入力側等速ジョイントのアウタ部材から前記滑動部
    材に回転力が伝達される位置と、前記伝達軸を経由し前
    記出力側等速ジョイントの滑動部材から前記アウタ部材
    に回転力が伝達される位置とが同位相に設定されること
    を特徴とする回転運動伝達機構。
  2. 【請求項2】請求項1記載の機構において、 前記同位相とは、入力側等速ジョイントのアウタ部材か
    ら滑動部材に回転力が伝達される入力側駆動力伝達点
    と、出力側等速ジョイントの滑動部材からアウタ部材に
    回転力が伝達される出力側駆動力伝達点とを結ぶ仮想線
    が、伝達軸の軸線と平行であることを特徴とする回転運
    動伝達機構。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の機構において、 前記滑動部材の一方の側面には前記トラニオンの球面と
    摺動自在に接触する凹部が形成され、他方の側面には前
    記摺動面と摺動自在に接触し回転力を伝達する平面が形
    成されることを特徴とする回転運動伝達機構。
JP17599399A 1999-06-22 1999-06-22 回転運動伝達機構 Expired - Fee Related JP3773378B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17599399A JP3773378B2 (ja) 1999-06-22 1999-06-22 回転運動伝達機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17599399A JP3773378B2 (ja) 1999-06-22 1999-06-22 回転運動伝達機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001003949A true JP2001003949A (ja) 2001-01-09
JP3773378B2 JP3773378B2 (ja) 2006-05-10

Family

ID=16005840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17599399A Expired - Fee Related JP3773378B2 (ja) 1999-06-22 1999-06-22 回転運動伝達機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3773378B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006329293A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Honda Motor Co Ltd 回転駆動力伝達機構

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006329293A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Honda Motor Co Ltd 回転駆動力伝達機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP3773378B2 (ja) 2006-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7654908B2 (en) Tripod type constant velocity universal joint
US6893351B2 (en) Tripod type constant velocity universal joint
JPS61266830A (ja) 等速自在継手
JP2005054879A (ja) 等速自在継手
US6264565B1 (en) Tripod type constant velocity universal joint
JP2001003949A (ja) 回転運動伝達機構
US7695371B2 (en) Constant velocity joint
KR920009817B1 (ko) 신축형 트리포트 유니버셜죠인트
JP2007064324A (ja) 等速自在継手
US4778434A (en) Slide-type constant velocity universal joint
JP4218162B2 (ja) トリポード型等速ジョイント
JP2004144240A (ja) トリポード型等速自在継手
JP2000039028A (ja) 摺動式等速ジョイント
JP2002327773A (ja) 等速自在継手
JP2000346088A (ja) トリポード型等速自在継手
JP2004353820A (ja) トリポート型等速ジョイント部品およびトリポート型等速ジョイント
JP2000291677A (ja) トリポード型等速自在継手
KR100706081B1 (ko) 트라이포드 등속조인트의 구조
JP4446581B2 (ja) トリポード型等速ジョイント
KR101748955B1 (ko) 트라이포드 등속조인트
JPH10238550A (ja) 等速ジョイント
KR20060060342A (ko) 트라이포드식 등속 조인트
KR20220050594A (ko) 등속 조인트
JP2006266325A (ja) 等速自在継手
WO2005042994A1 (ja) トリポード型等速自在継手

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100224

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100224

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110224

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110224

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120224

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130224

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130224

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140224

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees