JP2001003729A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
内燃機関の排気浄化装置Info
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Abstract
剤を排気浄化触媒上流の排気通路に供給することによ
り、排気中の窒素酸化物を排気浄化触媒にて還元及び浄
化する排気浄化装置において、排気浄化装置の大型化及
び複雑化を防止しつつ、所望量の還元剤を排気浄化触媒
へ確実に供給することができる技術を提供することを課
題とする。 【解決手段】 本発明に係る排気浄化装置は、内燃機関
の排気通路に設けられ還元剤の存在下で窒素酸化物を還
元または分解する選択還元型NOx触媒と、還元剤を貯
蔵する還元剤貯蔵室と、還元剤貯蔵室内の還元剤を選択
還元型NOx触媒上流の排気通路に供給する還元剤供給
手段とを備える内燃機関の排気浄化装置において、還元
剤貯蔵室は、還元剤の貯蔵量の増減に応じて容積が可変
するよう構成されることを特徴とする。
Description
される排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を浄化する内
燃機関の排気浄化装置に関するものである。
する条件下で窒素酸化物(NOx)を還元または分解す
る選択還元型NOx触媒(以下、NOx触媒と略す)は、
リーン空燃比で燃焼可能な内燃機関(例えばディーゼル
エンジンやリーンバーンガソリンエンジン)から排出さ
れる排気ガス中のNOxを浄化する排気浄化装置に多用
されている。
ことが多かったが、これに代わる還元剤として尿素が着
目されている。尿素の貯蔵形態としては液体、気体、固
体の三形態が考えられる。このうち尿素水の如き液体の
場合には、溶解度の制約及び凍結回避のために容積及び
重量が大きくなり、また、アンモニアガスの如き気体の
場合には極めて大きな貯蔵容積が必要になり、いずれも
車両用内燃機関の排気浄化装置に組み込むには、搭載性
に問題がある。そこで、車両搭載性に優れた固体尿素の
利用が考えられている。
開示されている排気浄化装置では、還元剤タンクに収容
された粉体尿素を加熱炉に導き、この加熱炉内で粉体尿
素を加熱しガス化して還元ガスとし、この還元ガスを前
記選択還元型NOx触媒よりも上流の排気通路に供給し
ている。
報に開示された排気浄化装置では、還元ガスを排気通路
に圧送する手段として加圧空気を利用しているため、加
圧空気を貯留するためのエアタンクや、加圧空気を発生
させてエアタンクに供給するためのエアコンプレッサな
どの機器が必要となり、装置の大型化及び複雑化を招
き、車両への搭載性が悪化するという問題がある。
体尿素を加熱することによる還元剤タンクの内圧上昇を
利用して、還元剤タンク内でガス化した還元剤を排気通
路に圧送する方法も考えれるが、還元剤タンク内の還元
剤量が低下すると、加熱による還元剤タンクの内圧上昇
率が低下するため、所望量の還元ガスを排気通路へ供給
することが困難になる。
されたものであり、窒素酸化物を還元するための還元剤
を排気浄化触媒上流の排気通路に供給することにより、
排気中の窒素酸化物を排気浄化触媒にて還元及び浄化す
る排気浄化装置において、排気浄化装置の大型化及び複
雑化を防止しつつ、所望量の還元剤を排気浄化触媒へ確
実に供給することができる技術を提供することを目的と
する。
を解決するために以下のような手段を採用した。すなわ
ち、本発明に係る内燃機関の排気浄化装置は、内燃機関
の排気通路に設けられ還元剤の存在下で窒素酸化物を還
元または分解する選択還元型NOx触媒と、還元剤を貯
蔵する還元剤貯蔵室と、前記還元剤貯蔵室に貯蔵された
還元剤を前記排気通路の前記選択還元型NOx触媒より
上流の部位へ供給する還元剤供給手段と、を備える内燃
機関の排気浄化装置において、前記還元剤貯蔵室は、還
元剤の貯蔵量の増減に応じて容積が変化するよう構成さ
れることを特徴とする。
装置では、還元剤貯蔵室内の還元剤を排気通路へ供給し
ているときに、還元剤貯蔵室内の還元剤量が減少する
と、それに応じて還元剤貯蔵室の容積が減少する。
が減少しても低下することが無いため、還元剤貯蔵室内
の全ての還元剤が還元剤貯蔵室の内圧を受けて排気通路
へ供給されることになる。
ては、熱を受けたときにガス化する還元剤が好ましい。
すなわち、還元剤貯蔵室に貯蔵される還元剤は、通常、
固体、粉体、あるいは液体の状態で貯蔵され、熱を受け
たときにガス化して還元ガスとなるものが好ましい。こ
の場合、還元剤貯蔵室は、内燃機関の関連要素(機関関
連要素)が持つ熱を還元剤に伝熱させる熱交換部を備え
るようにしてもよい。
還元剤貯蔵室内の還元剤を排気浄化触媒上流の排気通路
へ供給する場合に、機関関連要素が還元剤貯蔵室の熱交
換部へ導かれ、熱交換部にて機関関連要素の熱が還元剤
に伝熱される。機関関連要素の熱を受けた還元剤は、ガ
ス化して還元ガスとなる。
還元剤貯蔵室の内圧が上昇し、上昇した内圧によって還
元ガスが効率良く排気通路へ圧送される。このように還
元剤貯蔵室内の還元剤が排気通路へ供給されると、還元
剤貯蔵室内の還元剤量が減少するが、還元剤量の減少に
対応して還元剤貯蔵室の容積も減少するため、還元剤貯
蔵室の内圧上昇率が低下することがなく、還元剤貯蔵室
内の全ての還元剤は、確実に排気通路へ圧送されること
になる。
を冷却するための冷却水や、内燃機関の作動部位を潤滑
化するための潤滑油等を例示することができる。本発明
において、内燃機関は、筒内直接噴射式のリーンバーン
ガソリンエンジンやディーゼルエンジンを例示すること
ができる。
トにCu等の遷移金属をイオン交換して担持した触媒、
ゼオライトまたはアルミナに貴金属を担持した触媒、チ
タニアとゼオライトからなる担体上にバナジウムを担持
した触媒、等を例示することができる。
を採用することができ、尿素やカルバミン酸アンモニウ
ムを例示することができる。
気浄化装置の一実施態様を図1〜図4の図面に基いて説
明する。ここでは、本発明を内燃機関としての車両駆動
用ディーゼルエンジンに適用した場合を例に挙げて説明
する。
する内燃機関の概略構成を示す図である。図1に示す内
燃機関1は、軽油を燃料とするディーゼルエンジンであ
り、この内燃機関1の各気筒には、ピストン6が摺動自
在に内装されている。前記各気筒には、前記ピストン6
頂面と気筒壁面とに囲まれた燃焼室2が形成されてい
る。
気管4から空気が導入され、燃焼室2内に導入された空
気は、燃料噴射弁5から噴射された燃料と混ざり合って
混合気を形成する。前記混合気は、前記ピストン6の上
昇によって圧縮されて発火し、燃焼する。
燃料量は、混合気の空燃比が酸素過剰状態(リーン状
態)となる量である。各燃焼室2で燃焼された既燃ガス
は、排気ガスとして燃焼室2から排気管(排気通路)7
へ排出される。排気管7に排出された排気ガスは、該排
気管7を介してNOx触媒コンバータ8へ導かれ、次い
で排気管(排気通路)9を通って、大気中に放出され
る。
在下でNOxを還元または分解するゼオライト・シリカ
系の選択還元型NOx触媒(以下、NOx触媒と略すこと
もある)10が収容されている。
ス中のNOxを浄化するには還元剤の存在が必要である
ため、内燃機関1には、NOx触媒コンバータ8よりも
上流の排気管7内に還元剤を供給する還元剤供給装置1
1が併設されている。
する還元剤貯蔵タンク12と、選択還元型NOX触媒1
0上流の排気管7に取り付けられた還元剤噴射弁13
と、前記還元剤貯蔵タンク12から排出される還元剤を
前記還元剤噴射弁13へ導く還元剤供給管14とを備え
ている。前記還元剤噴射弁13と前記還元剤供給管14
は本発明に係る還元剤供給手段を実現するものである。
制御ユニット(ECU)19が併設されている。このE
CU19は、デジタルコンピュータからなり、双方向バ
スによって相互に接続されたROM(リードオンリメモ
リ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、CPU(セ
ントラルプロセッサユニット)、入力ポート、出力ポー
ト等を具備し、内燃機関1の燃料噴射制御等の基本制御
を実行するとともに、還元剤供給装置11の還元剤噴射
弁13の開閉制御を行う。
CU19の入力ポートには、図示しないアクセルペダル
の操作量に対応した電気信号を出力するアクセル開度セ
ンサ20、機関出力軸たるクランクシャフトが所定角度
回転する都度にパルス信号を出力するクランク角センサ
21、吸気管4に取り付けられ該吸気管4内を流れる吸
気の質量に応じた電気信号を出力するエアフローメータ
22等の各種センサが電気配線を介して接続されてい
る。
信号をパラメータとして内燃機関1の運転状態を判定
し、判定された機関運転状態に従って燃料噴射弁5の開
弁時間(燃料噴射量)、燃料噴射弁5の開弁開始時期、
還元剤噴射弁13の開弁時間(還元剤供給量)、還元剤
噴射弁13の開弁開始時期などを算出する。
置11について詳細に説明する。図2は、還元剤貯蔵タ
ンク12の具体的な構成を示す図である。還元剤貯蔵タ
ンク12は、箱状に形成された筐体120と、この筐体
120に内装され、還元剤を貯蔵する還元剤貯蔵容器1
21と、を備えている。
22、機関冷却水導入ポート123、及び機関冷却水排
出ポート124が形成されている。前記還元剤排出ポー
ト122には、前述の還元剤供給管14が接続されてい
る。
1に示すように、第1の冷却水路15が接続されてい
る。この第1の冷却水路15は、前記内燃機関1の冷却
水出側ポートに接続されている。前記した冷却水出側ポ
ートは、内燃機関1内の図示しないウォータージャケッ
トを循環した後の冷却水(内燃機関1で発生した熱を吸
熱した後の冷却水)を排出するためのポートである。
尚、前記第1の冷却水路15の途中には、前記ウォータ
ージャケット内の冷却水温度が所定温度未満のときは前
記第1の冷却水路15の流路を閉塞し、前記ウォーター
ジャケット内の冷却水温度が所定温度以上まで上昇した
ときは前記第1の冷却水路15の流路を開放するウォー
ターバルブ17が設けられている。
1に示すように、第2の冷却水路16が接続されてい
る。この第2の冷却水路16は、ラジエター18を介し
て、前記内燃機関1の冷却水入側ポートに接続されてい
る。前記した冷却水入側ポートは、前記ラジエターにて
冷却された冷却水を内燃機関1内のウォータージャケッ
ト内に導入するためのポートである。
1は、前記還元剤排出ポート122に連結された口筒部
を具備する容器であり、前記口筒部は、前記筐体120
の還元剤排出ポート122に連結されている。
蔵容器121内の貯蔵物の量や内圧に応じて容積が変化
するよう構成されている。具体的には、前記還元剤貯蔵
容器121は、伸縮自在な材質(例えば、ゴム材等の弾
性材)で形成されており、通常(還元剤貯蔵容器121
内に貯蔵物が無いとき)では、容積が略“0”になるま
で収縮するよう形成されている。
21内には、所定温度未満のときは固体状であり、所定
温度以上に加熱されるとガス化して還元ガスとなる還元
剤が貯蔵されており、その還元剤の貯蔵量に応じて還元
剤貯蔵容器121が伸長した状態になっている。
元剤としては、カルバミン酸アンモニウム等を例示する
ことができる。このように構成された還元剤供給装置1
1では、内燃機関1のウォータージャケット内を流れる
冷却水の温度が所定温度以上まで上昇すると、ウォータ
ーバルブ17が開弁される。
1の冷却水路15が導通状態となり、内燃機関1内のウ
ォータージャケットを流れる比較的高温の冷却水が第1
の冷却水路15を介して還元剤貯蔵タンク12の機関冷
却水導入ポート123へ導かれる。
温の冷却水は、筐体120の内壁と還元剤貯蔵容器12
1の外壁との間隙125へ流入する。前記間隙125に
流入した冷却水は、還元剤貯蔵容器121の壁面を介し
て、前記還元剤貯蔵容器121内の還元剤と熱交換され
る(冷却水の熱が前記還元剤貯蔵容器121の壁面を介
して還元剤に伝熱される)。
れた冷却水は、該間隙125から機関冷却水排出ポート
124を介して第2の冷却水路16へ排出される。前記
第2の冷却水路16へ排出された冷却水は、ラジエター
18にて冷却された後に内燃機関1のウォータージャケ
ット内に戻される。
状の還元剤は、前記冷却水との熱交換によって昇温して
ガス化する。その際、還元剤貯蔵容器121内の圧力
は、冷却水との熱交換による温度上昇と前記還元剤のガ
ス化とによって上昇するため、還元剤貯蔵容器121内
でガス化した還元剤(還元ガス)は、還元剤貯蔵容器1
21内から還元剤排出ポート122を介して還元剤供給
管14へ圧送されることになる。
は、還元剤供給管14を経て還元剤噴射弁13に到達す
る。還元剤噴射弁13は、ECU19からの駆動電流が
印加されたときに開弁し、前記還元ガスを排気管7内へ
噴射する。
管7の上流から流れてきた排気とともにNOX触媒コン
バータ8に流入する。NOX触媒コンバータ8では、N
Ox触媒10が前記還元ガスを利用して排気中のNOXを
還元あるいは分解することにより、排気ガスの浄化を行
う。NOX触媒コンバータ8で浄化された排気ガスは、
排気管9を通って大気中に放出される。
還元剤が排気管7に供給されると、還元剤貯蔵容器12
1内の還元剤貯蔵量が減少するが、還元剤貯蔵容器12
1自体の収縮力により還元剤貯蔵容器121の容積が減
少するため、還元剤貯蔵容器121内の圧力が低下する
ことがない。
力に加え、間隙125を流れる冷却水の圧力が還元剤貯
蔵容器121に作用するため、還元剤貯蔵量が減少して
も還元剤貯蔵容器121内の圧力が低下することがな
く、全ての還元剤を確実に排気管7へ供給することが可
能となる。このように還元剤貯蔵タンク12は、本発明
に係る還元剤貯蔵室を実現する。
を加圧するポンプ等を設けることなく、還元剤貯蔵タン
ク12内の全ての還元剤を確実に排気管7へ供給するこ
とが可能となる。
構成としては、図3に示すような構成であってもよい。
図3に示す例では、還元剤貯蔵タンク12は、外筒13
5と、この外筒135の内径より小さな外径を有する内
筒130と、この内筒130内に軸方向に進退自在に装
填されたピストン131と、前記ピストン131を進出
方向へ付勢するスプリング132と、前記外筒135に
おいて前記ピストン131の進出方向に位置する側壁に
設けられた第1ポート138と、前記外筒135及び前
記内筒130の間に形成された環状の空間134と、前
記空間134と外筒135の外部とを連通する二つのポ
ート136、137(第2ポート136、第3ポート1
37)を備えている。前記したピストン131と内筒1
30の内壁とは液密に当接している。
2では、内筒130内においてピストン131を境にし
て該ピストン131の進出側に位置する空間133に還
元剤が貯蔵され(以下、空間133を還元剤貯蔵室13
3と称する)、第1ポート138に還元剤供給管14が
接続され、第2ポート136に第1の冷却水路15が接
続され、更に第3ポート137に第2の冷却水路16が
接続される。
ットから排出される高温の冷却水は第1の冷却水路15
を通って第2ポート136に導かれ、第2ポート136
から空間134内に導かれる。空間134内に導かれた
冷却水は、内筒130の壁面を介して還元剤貯蔵室13
3内の還元剤と熱交換される。還元剤と熱交換された冷
却水は、空間134から第3ポート137を介して第2
の冷却水路16へ排出され、第2の冷却水路16を通っ
て内燃機関1のウォータージャケットに戻される。
の還元剤は、前記冷却水との熱交換によって昇温してガ
ス化する。その際、還元剤貯蔵室133内の圧力は、冷
却水との熱交換による温度上昇と前記還元剤のガス化と
によって上昇するため、還元剤貯蔵室133内でガス化
した還元剤(還元ガス)は、還元剤貯蔵室133内から
第1ポート138を介して還元剤供給管14へ圧送され
ることになる。
は、還元剤供給管14を経て還元剤噴射弁13に到達
し、排気管7内に勢い良く噴射される。このように還元
剤貯蔵室133内の還元剤が排気管7に供給され、還元
剤貯蔵室133内の還元剤貯蔵量が減少すると、還元剤
貯蔵量の減少に応じてピストン131が進出し、還元剤
貯蔵室133の容積が減少するため、還元剤の貯蔵量が
減少しても還元剤貯蔵室133内の圧力が低下すること
がない。
還元剤が確実に排気管7へ供給されることになる。ま
た、本発明に係る還元剤貯蔵室を実現する構成として
は、図4に示すような構成であってもよい。
は、両端が閉塞され、軸方向に伸縮自在に形成された筒
体140と、前記筒体140の一端に設けられたポート
141と、前記筒体140の周囲に螺旋状に巻き付けら
れたパイプ143とを備えている。
材を蛇腹状に形成したものを例示することができる。前
記筒体140は、最も短縮された状態(最大短縮状態)
のときに、筒体140内の容積が略“0”となるよう構
成されることが好ましい。
3の略全体が前記筒体140の周壁と密接するよう前記
筒体140に固定されている。前記パイプ143は、前
記筒体143を最大短縮状態まで付勢可能なバネ定数を
有するよう形成されている。
2では、筒体140内に固体状の還元剤が貯蔵され、前
記筒端140のポート141に前述した還元剤供給管1
4が接続され、前記パイプ143の基端143aに前述
した第1の冷却水路15が接続され、前記パイプ143
の終端143bに前述した第2の冷却水路16が接続さ
れる。
ットから排出される高温の冷却水は第1の冷却水路15
を通ってパイプ140の基端143aに導かれ、前記基
端143aからパイプ143内へ流れ込み、該パイプ1
43の終端143bへ到達する。パイプ143の終端1
43bに到達した冷却水は、第2の冷却水路16へ導か
れ、第2の冷却水路16を経て内燃機関1のウォーター
ジャケット内に戻される。
接しているため、パイプ143内を流れる冷却水の熱
は、パイプ143及び筒体140の壁面を介して筒体1
40内の還元剤に伝達される。
ス化する。その際、筒体140内の圧力は、冷却水との
熱交換による温度上昇と前記還元剤のガス化とによって
上昇するため、筒体140内でガス化した還元剤(還元
ガス)は、筒体140内からポート141を介して還元
剤供給管14へ圧送されることになる。
は、該還元剤供給管14を経て還元剤噴射弁13に到達
し、排気管7内に勢い良く噴射される。このように筒体
140内の還元剤が排気管7に供給され、筒体140内
の還元剤貯蔵量が減少すると、筒体140がパイプ14
3の付勢力を受けて短縮し、筒体140内の容積も減少
するため、還元剤の貯蔵量が減少しても筒体140内の
圧力が低下することがない。
確実に排気管7へ供給されることになる。また、前述し
た実施の形態では、本発明に係る機関関連要素として、
内燃機関1の冷却水を利用する例について述べたが、機
関冷却水の代わりに内燃機関1の潤滑油を利用するよう
にしてもよい。
設けられ還元剤の存在下で窒素酸化物を還元または分解
する選択還元型NOx触媒と、還元剤を貯蔵する還元剤
貯蔵室と、この還元剤貯蔵室に貯蔵された還元剤を排気
通路の選択還元型NOx触媒より上流の部位へ供給する
還元剤供給手段とを備えた排気浄化装置において、前記
還元剤貯蔵室を、還元剤の貯蔵量の増減に応じて容積が
変化するよう構成しているため、還元剤を加圧するポン
プ等を追加することなく、還元剤貯蔵室内の全ての還元
剤を確実に排気通路へ供給することが可能となる。
施の形態における概略構成図である。
す図
示す図(1)
示す図(2)
Claims (3)
- 【請求項1】 内燃機関の排気通路に設けられ還元剤の
存在下で窒素酸化物を還元または分解する選択還元型N
Ox触媒と、還元剤を貯蔵する還元剤貯蔵室と、前記還
元剤貯蔵室に貯蔵された還元剤を前記排気通路の前記選
択還元型NO x触媒より上流の部位へ供給する還元剤供
給手段と、を備える内燃機関の排気浄化装置において、 前記還元剤貯蔵室は、還元剤の貯蔵量の増減に応じて容
積が変化するよう構成されることを特徴とする内燃機関
の排気浄化装置。 - 【請求項2】 前記還元剤貯蔵室は、加熱することによ
ってガス化する還元剤を貯蔵するとともに、前記内燃機
関の関連要素が持つ熱を前記還元剤に伝熱させる熱交換
部を備えることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の
排気浄化装置。 - 【請求項3】 前記内燃機関の関連要素は、前記内燃機
関を冷却するための冷却水又は前記内燃機関の作動部位
を潤滑化するための潤滑油であることを特徴とする請求
項2記載の内燃機関の排気浄化装置。
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---|---|---|---|
JP17284899A JP4389293B2 (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | 内燃機関の排気浄化装置 |
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JP17284899A JP4389293B2 (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | 内燃機関の排気浄化装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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