JP2001003560A - 折り畳み式作業台 - Google Patents

折り畳み式作業台

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JP2001003560A
JP2001003560A JP11173666A JP17366699A JP2001003560A JP 2001003560 A JP2001003560 A JP 2001003560A JP 11173666 A JP11173666 A JP 11173666A JP 17366699 A JP17366699 A JP 17366699A JP 2001003560 A JP2001003560 A JP 2001003560A
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hinge
plate
leg
stopper
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JP11173666A
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Akiyoshi Okubo
昭義 大久保
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Nippon Light Metal Co Ltd
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Nippon Light Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 いかに長い脚部を有するものであっても、折
り畳み可能な作業台を提供すること。 【解決手段】 天板1と、脚部2とを有し、各脚部2を
天板1の下面1bに重なるように折り畳み可能に構成し
たものであり、天板1を、その長手方向の中央部で上面
1a同士が向き合うように折り畳むように構成する。こ
れにより、天板1の下面1bが外側を向くようになるの
で、いかに長い脚部2であっても、その脚部を天板1の
下面に沿って折り畳むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、使用時には平面
状の天板とその両端部に脚部を有する台となり、不使用
時にはコンパクトに折り畳むことができる折り畳み式作
業台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の折り畳み式作業台としては、長
方形状に形成された天板と、この天板の長手方向におけ
る一方の端部及び他方の端部に設けた脚部とを備え、各
脚部を天板の下面に面するように折り畳むように構成し
たものがある。そして、天板としては、その長手方向の
長さが短いものにあっては一枚のもので構成し、同方向
の長さが長いものにあっては例えば二枚のものを折り畳
むように構成したものがある。
【0003】天板を二枚のもので構成したものとして
は、例えば図9及び図10に示すものが知られている。
これらの図において、1は天板、2は脚部、3は天板ヒ
ンジ、4は脚ヒンジである。
【0004】天板1は、その長手方向の中央部を境にし
て一方の側が第1の天板部11、他方の側が第2の天板
部12になっている。以下、第1の天板部11と第2の
天板部12の境の部分を中央部という。第1の天板部1
1と第2の天板部12は、その中央部で天板ヒンジ3を
介して回転自在に連結されている。天板ヒンジ3は、天
板ヒンジピン3aを中心にして第1の天板部11及び第
2の天板部12を回転自在に支持するようになってお
り、同第1及び第2の天板部11、12を平面状に延び
る展開位置(図9参照)に配置したり、同第1及び第2
の天板部11、12を各下面1bが向き合うように折り
畳む折り畳み位置(図10参照)に配置したりすること
が可能になっている。
【0005】脚部2は、天板1の一方の端部及び他方の
端部に脚ヒンジ4を介して回転自在に設けられている。
脚ヒンジ4は、脚ヒンジピン4aを中心にして脚部2を
回転自在に支持するようになっており、同脚部2を天板
1の下方に突出させた展開位置(図9参照)に配置した
り、同脚部2を天板1の下面1bに面するように折り畳
んだ折り畳み位置(図10参照)に配置したりすること
が可能になっている。
【0006】上記のように構成された折り畳み式作業台
においては、図10に示すように、第1の天板部11、
第2の天板部12、各脚部2を互いに重なるようにして
折り畳むことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の折り畳み式作業台においては、脚部2の長さが第1
及び第2の天板部11、12の長さより長くなると、脚
部2の先端が天板ヒンジ3等に当たってしまうため、折
り畳むことができなくなるという欠点がある。従って、
脚部2の長いものが作れないという問題があった。
【0008】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であり、いかに長い脚部を有するものであっても、折り
畳むことのできる折り畳み式作業台を提供することを課
題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、天板と、この天板における
一方及び他方の端部に設けられた脚部とを有し、各脚部
が天板の下面に重なるようにして折り畳み可能に構成さ
れた折り畳み式作業台において、 上記天板は、一方及
び他方の端部の間の中央部を境にして、天板の上面が互
いに向き合うようにして折り畳み可能に構成されている
ことを特徴とする。
【0010】このように構成することにより、天板につ
いては、その上面を内側にして重ね合わせた状態に折り
畳むことができる。この場合、天板の下面が外側に面し
た状態になるので、脚部がいかに長いものであっても、
その脚部を下面に沿って重ねるように折り畳むことがで
きる。従って、いかに長い脚部を有するものであって
も、天板の長さに制限されることなく、折り畳むことが
できる。しかも、天板及び脚部が順次重ねられた状態に
なるので、コンパクトに折り畳むことができ、保管した
り輸送したりする上で有利である。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、天板における一方及び他方の端部の間の中
央部には、この中央部で折り曲げ可能なように、天板の
上面以上の位置に回転中心を有する回転ヒンジを設けて
なり、 この回転ヒンジには、天板の上面を平面状に維
持したり、同天板の上面を互いに重なり合う状態に維持
したりするストッパが設けられていることを特徴とす
る。
【0012】このように構成することにより、回転ヒン
ジを介して天板を平面状の展開状態にしたり、互いに二
つ折りに重ねた折り畳み状態にしたりすることが簡単に
できる。また、ストッパを操作するだけで、天板を展開
状態や折り畳み状態に固定することが簡単にできる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、中央部を境にして一方の天板を第1
の天板部とし、同中央部を境にして他方の天板を第2の
天板部とすると、第1及び第2の天板部の上記中央部に
おける端面は、下面から上面に向けて、互いに離れる方
向に斜めに形成されていることを特徴とする。
【0014】このように構成することにより、天板の上
面における中央部に、十分間隔の広い隙間が生じること
になる。このため、回転ヒンジの回転中心を上記中央部
における天板の上面の位置まで下げても、その回転中心
となる例えばピンが第1の天板部や第2の天板部に当た
ることがない。従って、回転ヒンジが天板の上面から上
側に突出する量を少なくすることができる。しかも、折
り畳み時の第1の天板部と第2の天板部との隙間を少な
くすることができるので、よりコンパクトに折り畳むこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る折り畳み式
作業台の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。ただ
し、従来例で示した構成要素と共通する要素には同一の
符号を付して説明する。
【0016】この実施形態で示す折り畳み式作業台は、
図1〜図8に示すように、天板1と、この天板1におけ
る一方及び他方の端部に設けられた脚部2とを有し、各
脚部2が天板1の下面1bに重なるようにして折り畳み
可能に構成されている。天板1は、長手方向における一
方及び他方の端部の間の中央部を境にして、天板1の上
面1aが互いに向き合うようにして折り畳み可能に構成
されている。即ち、天板1における一方及び他方の端部
の間の中央部には、この中央部で折り曲げ可能なよう
に、天板1の上面1a以上の位置に回転中心を有する天
板ヒンジ(回転ヒンジ)5が設けられている。この天板
ヒンジ5には、天板1の上面1aを平面状に維持した
り、同天板1の上面1aを互いに重なり合う状態に維持
したりする天板ストッパ(ストッパ)6が設けられてい
る。そして、上記中央部を境にして一方の天板1を第1
の天板部11とし、同中央部を境にして他方の天板1を
第2の天板部12とすると、第1及び第2の天板部1
1、12の上記中央部における端面1cは、図7に示す
ように、下面1bから上面1aに向けて、互いに離れる
方向に斜めに形成されている。
【0017】以下、上記構成について更に詳細に説明す
る。即ち、第1の天板部11及び第2の天板部12は、
図1〜図5に示すように、四角形状に配置されたアルミ
ニウム製の枠材1dと、この枠材1d上に固定され、上
面1aを構成するアルミニウム製の板とを備えている。
上面1aには、滑り止めの凹凸(図示せず)が形成され
ている。また、上面1aを構成するアルミニウム製の板
には、図8に示すように、その下面にリブ1eが溶接等
により固定されており、このリブ1eや枠材1dの下面
が天板1の下面1bとなっている。
【0018】上記各脚部2は、図1に示すように、二本
の脚柱2aと、これらの脚柱2aに掛け渡された複数の
ステップバー2bとを備えている。脚柱2aは、四角形
の筒状に形成されており、ステップバー2bは、足踏面
が平面状に形成された四角形状あるいは異形状の筒状に
形成されている。これらの脚柱2a及びステップバー2
bは、例えばアルミニウム製の押出形材によって形成さ
れている。また、各脚柱2aの上端部は、天板1におけ
る長手方向の一方及び他方の端部であって、同天板1に
おける幅方向の一方及び他方の端部に、脚ヒンジ4を介
して回転自在に連結されている。
【0019】脚ヒンジ4は、図1、図2、図5に示すよ
うに、天板1の幅方向の各端面(枠材1dの側面)に固
定された第1脚ヒンジプレート4bと、脚柱2aの一側
面に固定された第2脚ヒンジプレート4cと、これらの
第1脚ヒンジプレート4bと第2脚ヒンジプレート4c
とを回転自在に連結し、その回転中心となる脚ヒンジピ
ン4aとを備えている。上記第1脚ヒンジプレート4b
及び第2脚ヒンジプレート4cは、リベットや溶接等に
より、天板1及び脚柱2aに固定されるようになってい
る。ただし、この実施形態では、第1脚ヒンジプレート
4b、第2脚ヒンジプレート4c、脚ヒンジピン4aと
して、より強度の高い鋼等の金属を用いているため、上
記第1脚ヒンジプレート4b及び第2脚ヒンジプレート
4cを、リベットにより、天板1及び脚柱2aに固定し
ている。
【0020】天板ヒンジ5は、図1、図6、図7に示す
ように、天板1における幅方向の各端面(枠材1dの側
面)に固定された第1天板ヒンジプレート51及び第2
天板ヒンジプレート52と、これらの第1天板ヒンジプ
レート51及び第2天板ヒンジプレート52を回転自在
に連結し、その回転中心となる天板ヒンジピン53とを
備えている。
【0021】即ち、第1天板ヒンジプレート51は、第
1の天板部11の幅方向に位置する枠材1dの側面にリ
ベットや溶接等で固定され、第2天板ヒンジプレート5
2は、第2の天板部12の幅方向に位置する枠材1dの
側面にリベットや溶接等で固定されている。ただし、こ
の実施形態では、第1天板ヒンジプレート51及び第2
天板ヒンジプレート52として、より強度の高い鋼等の
金属を用いているため、各第1天板ヒンジプレート51
及び第2天板ヒンジプレート52を枠材1dにリベット
で固定している。また、第1天板ヒンジプレート51及
び第2天板ヒンジプレート52は、天板1の上側に突出
するように形成されていると共に、天板1の中央部にお
いて所定量重なるように形成されている。
【0022】天板ヒンジピン53は、図6、図7に示す
ように、第1天板ヒンジプレート51と第2天板ヒンジ
プレート52とが重なった部分における、天板1の中央
部を貫通するように設けられている。また、天板ヒンジ
ピン53の回転中心は、天板1の上面1aから所定量上
側に位置している。なお、天板ヒンジピン53について
も、アルミニウムよりもより強度の高い鋼等の金属を用
いている。
【0023】天板ストッパ6は、上述した天板ヒンジピ
ン53と、固定ナット61と、コイルスプリング62
と、ストッパアーム63と、ストッパピン64と、ハン
ドル65とを備えている。
【0024】固定ナット61は、天板ヒンジピン53の
一端部側に形成した雄ねじ部53aに螺合して、天板ヒ
ンジピン53の一端部に固定されている。なお、天板ヒ
ンジピン53は、その雄ねじ部53aが第1及び第2の
天板ヒンジプレート51、52に対して内側、即ち天板
1の内方に位置するように、同第1及び第2の天板ヒン
ジプレート51、52の貫通孔に挿入されている。
【0025】コイルスプリング62は、天板ヒンジピン
53に嵌合した状態にあって、第1の天板ヒンジプレー
ト51と、固定ナット61とによって圧縮された状態に
設けらている。
【0026】ストッパアーム63は、天板ヒンジピン5
3の長手方向の中間部に溶接等により固定されており、
その第1及び第2の天板ヒンジプレート51、52側を
向く面には、天板ヒンジピン53の回転中心に対して対
称の位置にストッパピン64が設けられている。
【0027】ストッパピン64は、円柱状に形成され、
その先端部にテーパ状の切欠が形成されている。このス
トッパピン64の高さは、切欠を除く部分の長さが第1
及び第2の天板ヒンジプレート51、52を重ねた厚さ
より長くなっている。
【0028】そして、外側に位置する第2天板ヒンジプ
レート52には、上記各ストッパピン64に対応する位
置に、同ストッパピン64が嵌合する案内用天板ストッ
パ孔52aが形成されている。また、内側に位置する第
1天板ヒンジプレート51には、天板1を平面状の展開
状態(図6(a)、図7(a)参照)にした際に、上記
各案内用天板ストッパ孔52aに重なる位置に、各スト
ッパピン64が嵌合する天板ストッパ孔51aが形成さ
れている。これらの天板ストッパ孔51aは、天板1の
上面1aを平行に二つ折りに重ねた折り畳み状態(図6
(b)、図7(b)参照)にした際にも、上記各案内用
天板ストッパ孔52aに重なるようになっている。これ
は、展開状態及び折り畳み状態における各天板1の位置
が天板ヒンジピン53を中心にして90度回転した位置
にあるからである。なお、案内用天板ストッパ孔52
a、天板ストッパ孔51aも、天板ストッパ6の一構成
要素となっている。
【0029】ハンドル65は、天板ヒンジピン53にお
ける固定ナット61とは反対側の端部に溶接等により固
定されている。このハンドル65は、天板ヒンジピン5
3をコイルスプリング62の付勢力に抗して容易に引く
ことを可能にしており、天板ヒンジピン53に対してT
字状に形成されている。
【0030】また、天板1と脚部2に対しても、展開状
態に保持したり、折り畳み状態に維持したりする脚部ス
トッパ7(図8参照)が設けられている。
【0031】この脚部ストッパ7は、天板1の長手方向
の各端部に同一のものが設置されていると共に、天板1
の幅方向の中心線に対して左右対称に設けられているの
で、長手方向の一方の端部、例えば第1の天板部11の
端部で、かつ幅方向の一方の端部に配置されたものにつ
いて説明する。
【0032】即ち、脚部ストッパ7は、ストップレバー
71と、コイルスプリング72と、係止プレート73、
突出位置決めピン74、引込位置決めピン75と、位置
決めプレート76とを備えている。
【0033】ストップレバー71は、先端部にテーパ状
の切欠が形成された直線状のストッパピン部71aと、
このストッパピン部71aの基端部にL字状に屈曲させ
たレバー部71bとによって一体に形成されている。
【0034】そして、天板1の幅方向の端部を構成する
枠材1dの側壁部、第1脚ヒンジプレート4b、リブ1
eには、ストッパピン部71aが摺動自在に嵌合する貫
通孔77が形成されている。また、第2脚ヒンジプレー
ト4cには、脚部2を天板1の下方に突出させる展開状
態にした際に、上記第1脚ヒンジプレート4bの貫通孔
77に重なるように、ストッパピン部71aが嵌合する
展開位置ストッパ孔4d(図2参照)が形成されてい
る。更に、第2脚ヒンジプレート4cには、脚部2を天
板1の下面1bに重ねた折り畳み状態にした際に、上記
第1脚ヒンジプレート4bの貫通孔77に重なる位置
に、ストッパピン部71aが嵌合する折畳位置ストッパ
孔4e(図5、図8参照)が形成されている。貫通孔7
7、展開位置ストッパ孔4d、折畳位置ストッパ孔4e
も、脚部ストッパ7の一構成要素となっている。
【0035】コイルスプリング72は、ストッパピン部
71aに嵌合した状態にあって、リブ1eと、係止プレ
ート73とによって圧縮された状態に設けられている。
突出位置決めピン74は、コイルスプリング72の付勢
力に対して、係止プレート73を所定の位置に保持する
と共に、位置決めプレート76に当接することによっ
て、ストッパピン部71aが展開位置ストッパ孔4dや
折畳位置ストッパ孔4eから突出する量を適度な量に規
制するようになっている。
【0036】引込位置決めピン75は、ストッパピン部
71aの先端部を折畳位置ストッパ孔4e等から抜く方
向に移動させた際に、位置決めプレート76に当接し
て、ストッパピン部71aの先端が少なくとも枠材1d
の貫通孔77から抜け出るのを防止するようになってい
る。位置決めプレート76は、枠材1dや上面1aを構
成するアルミニウム板に溶接等で固定されている。この
位置決めプレート76には、ストッパピン部71aが通
る貫通孔76aが形成されている。
【0037】上記のように構成された折り畳み式作業台
においては、天板1を折り畳む際にはその中央部で折り
曲げて、上面1aを内側に重ね合わせるようにして折り
畳む。そうすると、第1及び第2の天板部11、12の
下面1bが外側に表れた状態になるので、脚部2がいか
に長いものであっても、その脚部2を下面1bに沿って
重ねることができる。従って、いかに長い脚部2を有す
るものであっても、天板1の長手方向の寸法に制限され
ることなく、折り畳むことができる。しかも、天板1及
び脚部2が順次重ねられた状態になるので、コンパクト
に折り畳むことができ、保管したり輸送したりするのに
有利である。
【0038】また、天板ストッパ6におけるストッパピ
ン64を案内用天板ストッパ孔52a及び天板ストッパ
孔51aに同時に嵌合することにより、天板1を展開状
態や折り畳み状態に簡単に固定することができる。
【0039】更に、第1及び第2の天板部11、12の
各端面1cが下面1bから上面1aに向けて、互いに離
れる方向に斜めに形成されているので、天板1の中央部
における上面1aの部分に、十分間隔の広い隙間が生じ
ることになる。このため、天板ヒンジピン53の回転中
心位置を天板1の上面1aの位置まで下げても、天板ヒ
ンジピン53が天板1に当たるのを防止することができ
る。従って、第1天板ヒンジプレート51及び第2天板
ヒンジプレート52が天板1の上面1aから上側に突出
する量を低減することができる。しかも、折り畳み時に
は第1の天板部11と第2の天板部12との間の隙間を
少なくすることができるので、よりコンパクトに折り畳
むことができる。
【0040】また、脚部ストッパ7が設けられているの
で、各脚部2を、展開状態や折り畳み状態に確実に固定
することができる。しかも、脚部ストッパ7において
は、左右のレバー部71bが平行に並んだ状態になるの
で、これらのレバー部71bを互いに近づけるように握
ることにより、脚部2の固定状態を容易に解除すること
ができると共に、レバー部71bを離すことにより、脚
部2を容易に固定することができる。
【0041】なお、上記実施形態においては、天板ヒン
ジピン53を天板1の上面1aより所定量上側に位置す
るように構成したが、この実施形態のままでも天板ヒン
ジピン53の回転中心を天板1の上面1a位置まで下げ
ることが可能である。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、上記のように構成されているので、以下のような優
れた効果が得られる。
【0043】(1)請求項1記載の発明によれば、天板
については、その上面を内側にして重ね合わせた状態に
折り畳むことができる。この場合、天板の下面が外側に
面した状態になるので、脚部がいかに長いものであって
も、その脚部を下面に沿って重ねるように折り畳むこと
ができる。従って、いかに長い脚部を有するものであっ
ても、天板の長さに制限されることなく、折り畳むこと
ができる。しかも、天板及び脚部が順次重ねられた状態
になるので、コンパクトに折り畳むことができ、保管し
たり輸送したりする上で有利である。
【0044】(2)請求項2記載の発明によれば、回転
ヒンジを介して天板を平面状の展開状態にしたり、互い
に二つ折りに重ねた折り畳み状態にしたりすることが簡
単にできる。また、ストッパを操作するだけで、天板を
展開状態や折り畳み状態に簡単に固定することができ
る。
【0045】(3)請求項3記載の発明によれば、天板
の上面における中央部に、十分間隔の広い隙間が生じる
ことになる。このため、回転ヒンジの回転中心を上記中
央部における天板の上面の位置まで下げても、その回転
中心となる例えばピンが第1の天板部や第2の天板部に
当たることがない。従って、回転ヒンジが天板の上面か
ら上側に突出する量を少なくすることができる。しか
も、折り畳み時の第1の天板部と第2の天板部との隙間
を少なくすることができるので、よりコンパクトに折り
畳むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態として示した折り畳み式
作業台の斜視図である。
【図2】同折り畳み式作業台の正面図である。
【図3】同折り畳み式作業台の平面図である。
【図4】同折り畳み式作業台の側面図である。
【図5】同折り畳み式作業台の折り畳んだ状態を示す正
面図である。
【図6】同折り畳み式作業台における天板ヒンジ及び天
板ストッパを示す図であって、(a)は展開状態を示す
平面図、(b)は折り畳み状態を示す平面図である。
【図7】同折り畳み式作業台における天板ヒンジ及び天
板ストッパを示す図であって、(a)は図6(a)のVI
IA矢視図、(b)は図6(b)のVIIB矢視図である。
【図8】同折り畳み式作業台における脚部ストッパを示
す図であって、図5のVIII−VIII線に沿う断面図であ
る。
【図9】従来例として示した折り畳み式作業台の正面図
である。
【図10】同折り畳み式作業台の折り畳んだ状態を示す
正面図である。
【符号の説明】
1 天板 1a 上面 1b 下面 1c 端面 2 脚部 5 天板ヒンジ(回転ヒンジ) 6 天板ストッパ(ストッパ) 11 第1の天板部 12 第2の天板部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板と、この天板における一方及び他方
    の端部に設けられた脚部とを有し、各脚部が天板の下面
    に重なるようにして折り畳み可能に構成された折り畳み
    式作業台において、 上記天板は、一方及び他方の端部の間の中央部を境にし
    て、天板の上面が互いに向き合うようにして折り畳み可
    能に構成されていることを特徴とする折り畳み式作業
    台。
  2. 【請求項2】 天板における一方及び他方の端部の間の
    中央部には、この中央部で折り曲げ可能なように、天板
    の上面以上の位置に回転中心を有する回転ヒンジを設け
    てなり、 この回転ヒンジには、天板の上面を平面状に維持した
    り、同天板の上面を互いに重なり合う状態に維持したり
    するストッパが設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の折り畳み式作業台。
  3. 【請求項3】 中央部を境にして一方の天板を第1の天
    板部とし、同中央部を境にして他方の天板を第2の天板
    部とすると、第1及び第2の天板部の上記中央部におけ
    る端面は、下面から上面に向けて、互いに離れる方向に
    斜めに形成されていることを特徴とする請求項1又は2
    記載の折り畳み式作業台。
JP11173666A 1999-06-21 1999-06-21 折り畳み式作業台 Withdrawn JP2001003560A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008080199A1 (en) * 2006-12-29 2008-07-10 Martin Stanchev Marinov Folding construction and assembly scaffold
KR200452778Y1 (ko) 2008-05-22 2011-03-24 이상철 작업용 발판

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