JPH08170427A - 携帯可能な作業足場 - Google Patents

携帯可能な作業足場

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JPH08170427A
JPH08170427A JP33501094A JP33501094A JPH08170427A JP H08170427 A JPH08170427 A JP H08170427A JP 33501094 A JP33501094 A JP 33501094A JP 33501094 A JP33501094 A JP 33501094A JP H08170427 A JPH08170427 A JP H08170427A
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JP
Japan
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slider
bar
work
scaffold
top plate
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Application number
JP33501094A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hamada
宏 浜田
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HOKUSEI NIKKEI KK
Original Assignee
HOKUSEI NIKKEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量化に適した簡単な構造を持ち、保管,搬
送時に折り畳むことができる作業足場を提供する。 【構成】 中央線に沿って二つ折可能にヒンジで連結さ
れた2枚の天板110,120の展開状態における四隅
近傍の下方に、4本の支脚210,220,230,2
40を配置する。支脚210と220及び230と24
0は、屈曲可能な連結桟215,225,227,22
9で連結されている。支脚220と230及び240と
210は、長さが可変の伸縮桟234,244で連結さ
れている。体格位置にある支脚210と230及び22
0と240は、軸受けを介して一体化されたアングル桟
250,260及び270,280で連結されている。
軸受けに展開機構300の主軸310が挿通され、天板
110,120の合せ面に沿ってスライダ330が移動
可能に設けられている。スライダ330は、リンク片3
41〜344を介してアングル桟250,260,27
0,280に連結されており、ガイドによって水平移動
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬入,保管等の際に小
さく折り畳むことができ、展開した状態では強固な足場
として使用される作業足場に関する。
【0002】
【従来の技術】屋内の建築現場で壁や天井等を施工する
とき、作業床を嵩上げするため複数の脚立を並列させ、
その上に渡り板を差し渡している。この方式は、多数の
脚立や渡り板を必要とするため、作業足場の構築に手数
がかかる。また、足場の面積や幅が渡り板のサイズで拘
束され、狭い足場の上での危険な作業を強いられる。最
近では、広い面積の足場を容易に構築する手段として、
四隅に脚柱を設けた作業足場を複数並列させ、作業足場
の天板を連続させる方式が採用されている。また、個々
の作業足場の保管,取扱い,運搬等を容易にするため、
折畳式の作業足場が使用され始めている。たとえば、特
開平6−42163号公報には、中間部が軸支されて水
平に回動する一対の対角桟の二組を上下に配置し、対角
桟の先端に脚柱を取り付けた作業足場が紹介されてい
る。この作業足場は、対角桟の開閉に応じて展開又は折
り畳まれる。実開平6−24133号公報では、折畳可
能な作業足場に取り付けた脚柱が伸長状態でガタツキに
ないように伸縮脚を主脚内に摺動可能に挿入した構造が
開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】作業足場を折畳可能に
するためには、天板の四隅に設けた脚柱が相互に連動し
て近接離間する構造が必要となる。他方、展開した状態
では、天板を介して伝えられる作業者や機器の重量を支
えるため、脚柱の撓み等による広がりを防止する必要が
ある。特開平6−42163号公報の作業足場は、この
ような要求を満足するため、二組の対角桟を上下に配置
している。しかし、この種の作業足場は、作業現場での
工事が完了した段階では、取り外された後、折り畳まれ
て次の作業現場に搬送され、或いは保管される。このと
きの取扱いや運搬を考慮するとき、可能な限り軽量化さ
れた作業足場が好ましい。軽量化は、作業足場の部材と
して軽量な材料を使用することや、構造の簡略化等によ
って達成される。
【0004】鉄や鋼に代えて軽量なアルミ又はアルミ合
金で作業足場の部材を作成すると、作業足場の軽量化が
図られる。しかし、アルミ又はアルミ合金は、従来の鉄
又は鋼製部材に比較して強度が低く、単純な材料の切替
えでは、作業足場に必要とされる強度が確保できない。
しかし、二組の対角桟等によって強度を確保しようとす
ると、その分だけ重量が嵩み、取扱いや運搬時に不便を
来す。本発明は、このような問題を解消すべく案出され
たものであり、足場に加わる力の作用方向を考慮して強
度メンバーを組み込むことにより、アルミ又はアルミ合
金等の軽金属を使用しても、十分な強度をもち、しかも
携帯が容易な作業足場を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の作業足場は、そ
の目的を達成するため、中央線に沿って二つ折可能にヒ
ンジで連結された2枚の天板と、展開された天板の四隅
近傍の下面に上端が位置する4本の支脚と、天板の辺部
近傍で中央線と平行に延び、それぞれ隣り合う支脚を連
結する2本の伸縮桟と、天板の辺部近傍で中央線に直交
する方向に延び、それぞれ隣り合う支脚を連結する屈曲
可能な連結桟と、各支脚から対角位置にある支脚に向け
て延び、水平桟及び斜交桟からなるアングル桟と、対角
位置にあるアングル桟を中央部で連結してそれぞれを一
体化する2個の軸受けと、各軸受けを貫通して下方に延
びる主軸と、各アングル桟にリンク片を介して接続さ
れ、中央線に沿って延びるスライダと、上下方向に沿っ
てスライダを平行移動させるガイドとを備えている。一
体化された2組のアングル桟は、天板の展開又は折畳み
に応じて中央線を挟む相互の角度を大きく又は小さく変
える
【0006】連結桟は、中央部で屈曲するようにヒンジ
で接続された2本の桟材からなり、桟材の端部が支脚の
側面に枢支されている。一方の桟材には拘束金具が軸着
されており、拘束金具によって伸長状態にある連結桟の
ヒンジ部を抱え込まれる。伸縮桟は、雌部材に摺動自在
に差し込まれる雄部材とを備えている。雌部材に係止ピ
ン又は係合孔が設けられ、雄部材に係合孔又は係止ピン
が設けられ、係合孔に係止ピンが嵌り合うことにより伸
縮桟の縮小状態が維持される。中央線に関して相隣るア
ングル桟の水平桟に一端が枢支されたリンク片の他端を
スライダの端部に枢支し、他方の相隣るアングル桟の水
平桟に一端が枢支されたリンク片の他端を摺動ブロック
に枢支し、該摺動ブロックをスライダにスライド可能に
設けられる。摺動ブロックは、側面に設けた突起をスラ
イダの側板に長手方向に延びる長孔に嵌め合わせること
により、スライダの長手方向に沿ってスライドすること
ができる。
【0007】ガイドとしては、ほぼコ字型の形状をもつ
軸受け金具の両側起立片を使用することができる。この
場合、軸受け金具の底辺に、主軸が嵌挿される軸孔が形
成される。また、軸受け金具の底辺と対角位置にあるア
ングル桟を一体化する軸受けとの間に、スプリングを張
設することによりアングル桟及び天板の展開又は折畳み
動作がスムーズになる。天板の四隅近傍に位置する各支
脚としては、下端にキャスタが取り付けられた伸縮脚を
筒部に挿通した構造が採用される。この場合、筒部は、
六角形状の断面をもち、内側三面に伸縮桟,アングル桟
及び連結桟がそれぞれ枢支又は固着される。各支脚の上
端は、固定金具及び差込み片の噛合いによって、展開さ
れた天板の四隅近傍の所定位置に維持される。この位置
関係を保って、固定金具が天板の下面に取り付けられ、
差込み辺が各支脚の上端に設けられる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を具体的
に説明する。本実施例の作業足場は、展開直前の状態を
図1(a)に、閉じた状態を図1(b)に示すように折
畳可能な構造になっている。この作業足場100は、2
枚一組の天板110,120を備え、天板110,12
0の下方に折畳可能な支脚機構200が配置されてい
る。天板110,120は、裏面に取り付けられている
ヒンジ130,140,150,160で相互に折畳可
能に連結されている。ヒンジ150,160は、可能な
限り天板110,120の縁部近傍に設ける。支脚機構
200は、展開して並列された天板110,120の四
隅近傍に位置する4本の支脚210,220,230,
240を備えている。各支脚210,220,230,
240は、六角形状の筒部211,221,231,2
41の軸孔に伸縮脚212,222,232,242を
摺動自在に挿入している。筒部211,221,23
1,241に対して伸縮脚212,222,232,2
42が所定の挿入位置で固定されるように、筒部21
1,221,231,241と伸縮脚212,222,
232,242との間に適宜の係止機構(図示せず)が
設けられている。
【0009】筒部211,221,2312,241に
対する伸縮脚212,222,232,242の差込み
長さを調整することにより、建築現場の状況に応じた作
業床が得られる。また、展開状態或いは折畳状態の作業
足場100を簡単に移動できるように、伸縮脚212,
222,232,242の下端にキャスター213,2
23,233,243が設けられている。天板110,
120の短尺方向に沿った支脚210と支脚220との
間は、上側連結桟215及び下側連結桟225で連結さ
れている。連結桟215は、図2に示すように、中央部
に設けられたヒンジ216を中心として屈曲するように
二分割されており、両端が取付け金具217,218を
介して支脚210,220の筒部211,221にそれ
ぞれ回転可能に枢支されている。連結桟215の中央部
近傍には、拘束金具219が回転可能に取り付けられて
いる。連結桟215を直線状に伸ばした状態で、ヒンジ
216の両側にある連結桟215の側面を拘束金具21
9で抱え込むとき、連結桟215は、直線状の状態に拘
束される。下側の連結桟225も、同様な機構によって
支脚210,220の筒部211,221に枢支され、
折畳み可能になっている。
【0010】天板110,120の長尺方向に沿った支
脚220と支脚230との間は、伸縮桟234で連結さ
れている。伸縮桟234は、矩形断面の雄部材235を
矩形断面の雌部材236に差し込んだ構造になってい
る。雄部材235及び雌部材236の端部は、それぞれ
支脚220及び230に枢支されている。支脚機構20
0の開閉動作に応じて雌部材236に対する雄部材23
5の差込み量が変わり、伸縮桟234は、開閉に対応し
た長さとなる。雄部材235には、図3に示すように内
側から外向きにバネ237で付勢された係止ピン238
が設けられている。他方、雌部材236には、係止ピン
238に対応する係合孔239が形成されている。係止
ピン238及び係合孔239は、作業足場100が展開
されて伸縮桟234が縮小した状態で一致する位置関係
で、雄部材235及び雌部材236にそれぞれ設けられ
ている。伸縮桟234,244は、図1(b)に示した
折畳状態で最も伸長した長さになる。係合孔239に係
止ピン238が嵌り込んだ状態では、伸縮桟234,2
44の長さが固定される。展開した天板110,120
に加えられる力は、各支脚210,220,230,2
40で垂直方向成分が受け止められる。水平方向成分
は、各支脚の撓みとなって現れるが、係合孔239に係
止ピン238が入り込むことにより長さが固定化された
伸縮桟234,244により確実に受け止められる。し
たがって、図示するような簡単な機構によっても、支脚
220と230が撓んで広がることが防止される。
【0011】支脚230と支脚240との間は、図2で
説明した連結桟215と同様に、中央部に屈曲される上
側連結桟227及び下側連結桟229で連結されてい
る。また、支脚240と支脚210との間には、図3で
説明した伸縮桟234と同様に、作業足場の展開に応じ
て長さが変わる伸縮桟244が設けられている。天板1
20の下面には、図3に示すように、展開状態にある支
脚220の上端が位置する箇所に固定金具125を取り
付けている。固定金具125の一端は、天板120の下
面から若干離間した差込み部126となっている。他
方、支脚220の上端には、差込み部126に差し込ま
れる差込み片205が固着されている。他の支脚21
0,230,240の上端にも同様な差込み片が固着さ
れており、これに対応して天板110,120の下面に
同様な固定金具が取り付けられている。固定金具125
の差込み部126に差込み片205が差し込まれた状態
では、各支脚210,220,230,240の上端の
位置が固定される。その結果、展開された天板110,
120の四隅近傍が確実に下方から支持され、天板11
0,120の展開市政が安定化する。
【0012】対角関係にある支脚210と支脚230と
の間に、アングル桟250,260が設けられている。
アングル桟250は、図4(b)に示すように水平桟2
51及び斜交桟252でV字形が形成される一体成形
品、或いは形材を溶接等で一体化したものであり、水平
桟251及び斜交桟252の端部は支脚210の筒部2
11に固着されている。他方のアングル桟260も、同
様に水平桟261及び斜交桟262でV字形が形成され
る一体成形品であり、水平桟261及び斜交桟262の
端部は支脚230の筒部231に固着されている。アン
グル桟250,260の水平桟251,261が一方向
に並ぶように、それぞれのV字形頂点に展開機構300
の上部軸受け301が固着されている。水平桟251,
261の下面には、展開機構300のリンク片341,
343が枢支されている。対角関係にある支脚220と
支脚240との間にも、図4(a)に示すように同様な
アングル桟270,280が設けられており、アングル
桟270,280のV字形頂点が下部軸受け302に固
着されている。また、水平桟271,281の下面に
は、展開機構300のリンク片342,344が枢支さ
れている。
【0013】本実施例においては、各支脚210,22
0,230,240の筒部211,221,231,2
41を六角形状の断面に形成している。六角形断面は、
各種の桟の取付けを容易にする。たとえば、六角形状筒
部221の内側三面は、連結桟215,225を枢支す
る面,アングル桟270を固着する面及び伸縮桟234
を枢支する面としてそれぞれ使用される。これらの取り
付けを考慮して、六角形の形状を定めることが好まし
い。各アングル桟250,260,270,280のV
字形頂点は、図7(a)に示すように傾斜面253,2
63,273,283が形成されている。傾斜面253
と273及び263と283は、図7(b)に示すよう
に作業足場100が展開されたとき互いに突き合わされ
る角度になっている。傾斜面253と273及び263
と283との面接触により、一体化されたアングル桟2
50,260と270,280とが更に開くことが防止
される。
【0014】展開機構300は、図5に示すように、上
端が上部軸受け301に固着され、下部302を貫通し
て下方に延びる主軸310を備えている。主軸310の
下部は、ほぼコ字型の軸受け金具320の中央部に設け
た軸孔321に挿通されている。軸受け金具320の底
辺322と下部軸受け302の下面との間に、主軸31
0に嵌挿したスプリング311が張設されている。スプ
リング311には、圧縮バネ又は引張りバネの何れを採
用しても良い。圧縮バネをスプリング311として組み
込んだとき、図1(b)の折畳み状態から図1(a)の
展開動作が容易になる。逆に引張りバネをスプリング3
11として組み込んだとき、図1(a)の展開状態から
図1(b)への折畳み動作が容易になる。
【0015】軸受け金具320は、底辺322の両端か
ら垂直上方に起立片323,324を延ばしている。起
立片323,324の上端は、天板110,120を連
結しているヒンジ130,140の軸部に止められてい
る。軸受け金具320としては、強度面を考慮して鋼製
部材が使用されているが、必要強度をもったものである
限りアルミ,アルミ合金等の軽合金を使用することもで
き、また使用する材料の強度に応じて形状及びサイズを
小型化することも可能である。軸受け金具320の起立
片323,324が差し込まれた状態で、スライダ33
0が設けられている。スライダ330は、平行に配置し
た側板331,332を連結金具333,333で連結
し、上下が開放された構造になっている。スライダ32
0の長手方向中央部には、主軸310が差し通される。
この構造によって、スライダ320は、規律編323,
324をガイドとして上下方向に水平移動できる。スラ
イダ320の長手方向端部に取り付けられた連結金具3
33は、スライダ320の長手方向に突出した舌片33
4を備えている。舌片334にリンク片341,342
の一端が枢支されている。リンク片341の他端はアン
グル桟250の水平桟251に、リンク片342の他端
はアングル桟270の水平桟271にそれぞれ枢支され
ている。
【0016】スライダ320の側板331,332に、
スライダ320の長手方向に沿った長孔335,336
が形成されている。長孔335,336には、図6に示
す摺動ブロック350の突起351,352が嵌め込ま
れている。摺動ブロック350は、スライダ320の側
板331,332の端面に跨がる長さをもつ上板353
及び下板354を、側板331,332とほぼ等しい幅
をもつ側板355,356で連結している。側板355
の外側面から側板356の外側面までの距離は、側板3
31の内側面から側板332の内側面までの距離にほぼ
等しく、或いは若干短くなっている。側板355,35
6にロッド357を差し渡し、ナット等で固定する。ロ
ッド357の両端は、側板355,356の外側面から
若干突出し、突起351,352となる。突起351,
352を側板331,332の長孔335,336に嵌
め込んだ状態では、上板353の下面及び下板354の
上面が側板331,332の端面に摺擦しながら、摺動
ブロック350がスライダ320の長手方向に沿ってス
ライドできる。
【0017】上板353には、リンク片343,344
の一端が枢支されている。リンク片343の他端はアン
グル桟260の水平桟261に、リンク片344の他端
はアングル桟280の水平桟281にそれぞれ枢支され
ている(図4参照)。作業足場100が図1(b)に示
すように折り畳まれているとき、展開機構300は、図
7(a)に示す姿勢をとる。この状態では、主軸310
に関しスライダ330が左方向に移動し、リンク片34
1と342及びリンク片3423と344との間の角度
が小さくなっている。この状態で伸縮桟234,244
又は天板110,1230の下縁部にストッパ291,
292(図1b参照)を嵌めると、折り畳んだ姿勢が固
定され、作業足場100が容易に運搬される。また、占
有スペースも小さくなるので、保管に際して大きな空間
を必要とすることなく、多数の作業足場100が整列状
態で整頓される。
【0018】作業足場100を展開する場合、先ずスト
ッパー291,292を伸縮桟234,244又は天板
110,1230の下縁部から取り外す。そして、たと
えば連結桟225と229の中央部にあるヒンジ216
を互いに離間する方向に移動させ、屈曲している連結桟
225,229を押し開く。これに伴って他の連結桟2
15,227も同様に開かれ、展開度に応じて伸縮桟2
34,244も伸長する。このとき、スライダ330が
軸受け金具320の起立片323,324に沿って上下
動するため、天板110,120から離間した状態で開
放動作を行うことにより、天板110,120に邪魔さ
れることなく、連結桟215,225,227,229
やアングル桟250,260,270,280が開かれ
る。これらの運動に応じ、スライダ330が図7(b)
において左方向に移動し、リンク片341と342及び
リンク片343と344との間の角度が大きくなる。リ
ンク片341と342及びリンク片343と344との
旋回運動は、スライダ330を介して連係されているた
め、片開き等が生じることがなく、支脚210,22
0,230,240を展開位置まで円滑に移動させるこ
とができる。
【0019】このとき、スライダ330が軸受け金具3
20の起立片323,324に沿って上下動するため、
天板110,120から離間した状態でアングル桟25
0,260,270,280を開動作させることができ
る。そのため、水平桟251,261,271,281
が天板110,120の下面に週さすることがないの
で、アングル桟250,260,270,280の開動
作が円滑になる。支脚210,220,230,240
が展開位置まで移動すると、アングル桟250の傾斜面
253がアングル桟281の傾斜面283に、アングル
桟260の傾斜面263がアングル桟270の傾斜面2
73に突き合わされ(図7b参照)、それ以上に支脚2
10,220,230,240が開くことが防止され
る。展開位置では、天板110,120の下面に取り付
けられている固定金具225に、支脚210,220,
230,240の上端に固着されている差込み片205
(図3参照)が差し込まれる。これによって、各支脚2
10,220,230,240の上端が固定される。
【0020】また、伸縮桟234,244が伸長し、係
合孔239に係止ピン239が嵌り込み(図5)、伸縮
桟234,244の長さが固定される。連結桟215,
225,227,229は、直線状に開かれた後、ヒン
ジ部に拘束金具219が装着される。その結果、各連結
桟215,225,227,229は、直線状態に維持
される。このようにして、長さが一定化した伸縮桟23
4,244及び連結桟215,225,227,229
で支脚210,220,230,240の相互間隔が固
定化される。一つの支脚220についてみると、支脚2
10から離間する方向の撓みは連結桟215,225で
拘束され、支脚230から離間する方向の撓みは伸縮片
234で拘束される。また、対角線方向の撓みは、アン
グル桟270で拘束される。しかも、差込み辺205と
固定金具125との噛合いによって、支脚220の上端
が所定位置に維持される。このように各支脚210,2
20,230,240が支持されるため、耐圧強度に優
れ形状が安定した支脚機構200となる。
【0021】天板110,120は、四隅近傍の固定金
具125が支脚機構200の差込み辺205に噛み合わ
されるので、ガタツキなく支脚機構200の上に展開さ
れる。安定した支持構造は、展開された天板110,1
20の高さを一定にする。そのため、複数の作業足場1
00を並列しても、作業者に不安感や違和感を催すこと
がない高さ一定の作業床が得られる。本実施例の作業足
場100は、以上に説明したようにに強度的に優れたも
のであることから、天板110,120や支脚機構20
0の主な部材をアルミ又はアルミ合金で作り、軽量化す
ることができる。軽量化した作業足場100は、搬送や
展開,折畳時の作業を容易にする。たとえば、展開状態
から作業足場100を折り畳む際に、僅かな力で天板1
10,120が持ち上げられる。天板110,120を
持ち上げて支脚機構200から離し、アングル桟25
0,260,270,280の水平桟251,261,
271,281が天板110,120の下面に接触する
ことなく、図1(b)に示すように支脚機構200が容
易に折り畳まれる。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の作業足
場は、2枚一組の天板の四隅近傍に配置される4本の支
脚のうち、折畳可能な連結桟及び伸縮桟で隣り合う支脚
を連結し、対角位置にある支脚の間に一体化されたアン
グル桟を中央部を中心として旋回可能に設けることによ
り、軽量化に適した簡単な構造をもつ作業足場が得られ
る。この作業足場は、展開した状態で十分な強度が得ら
れるため、安全な作業床が構築される。また、小さく折
り畳むことができるため、大きな占有スペースをとらず
に保管,運搬等の作業も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例の作業足場を展開する直前
(a)及び折り畳んだ状態(b)
【図2】 隣り合う支脚を連結する屈曲可能な連結桟
【図3】 各支柱に枢支又は固着された連結桟,アング
ル桟及び伸縮桟
【図4】 対角位置にある一方のアングル桟(a)及び
他方のアングル桟(b)を一体化した状態
【図5】 アングル桟の連結部に配置された展開機構
【図6】 展開機構のスライダに収容された摺動ブロッ
【図7】 作業足場を折り畳んだ状態(a)及び展開し
た状態(b)の展開機構
【符号の説明】
100:作業足場 110,120:天板 13
0,140,150,160:ヒンジ 200:支脚機構 210,220,230,24
0:支脚 211,221,231,241:六角形
上の筒部 212,222,233,243:伸縮脚
213,223,233,243:キャスタ 2
16:ヒンジ 219:拘束金具 215,22
5,227,229:連結桟 234,244:伸縮
桟 236:雄部材 237:雌部材 238:
係止ピン 239:係合孔 250,260,27
0,280:アングル桟 251,261,271,
281:水平桟 252,262,272,282:
斜交桟 300:展開機構 301,302:軸受け 31
0:主軸 311:スプリング 341〜344:
リンク片 330:スライダ 331,332:側
板 335,366:長孔 320:軸受け金具
322:底辺 323,324:起立片(ガイド) 350:摺動ブ
ロック 351,352:突起

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央線に沿って二つ折可能にヒンジで連
    結された2枚の天板と、展開された天板の四隅近傍の下
    面に上端が位置する4本の支脚と、天板の辺部近傍で中
    央線と平行に延び、それぞれ隣り合う支脚を連結する2
    本の伸縮桟と、天板の辺部近傍で中央線に直交する方向
    に延び、それぞれ隣り合う支脚を連結する屈曲可能な連
    結桟と、各支脚から対角位置にある支脚に向けて延び、
    水平桟及び斜交桟からなるアングル桟と、対角位置にあ
    るアングル桟を中央部で連結してそれぞれを一体化する
    2個の軸受けと、各軸受けを貫通して下方に延びる主軸
    と、各アングル桟にリンク片を介して連結され、中央線
    に沿って延びるスライダと、上下方向に沿ってスライダ
    を平行移動させるガイドとを備えており、一体化された
    2組のアングル桟は、天板の展開又は折畳みに応じて中
    央線を挟む相互の角度を大きく又は小さく変える携帯可
    能な作業足場。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の連結桟は、中央部で屈曲
    するようにヒンジで接続された2本の桟材からなり、桟
    材の端部が支脚の側面に枢支されている作業足場。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の桟材の一方に、伸長状態
    にある連結桟のヒンジ部を抱え込む形状をもった拘束金
    具が軸着されている作業足場。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の伸縮桟は、雌部材と、該
    雌部材に摺動自在に差し込まれる雄部材とを備えている
    作業足場。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の雌部材に係止ピン又は係
    合孔が設けられ、雄部材に係合孔又は係止ピンが設けら
    れ、係合孔に係止ピンが嵌り合うことにより伸縮桟の伸
    長状態が維持される作業足場。
  6. 【請求項6】 中央線に関して相隣るアングル桟の水平
    桟に一端が枢支されたリンク片の他端をスライダの端部
    に枢支し、他方の相隣るアングル桟の水平桟に一端が枢
    支されたリンク片の他端を摺動ブロックに枢支し、該摺
    動ブロックをスライダにスライド可能に設けた請求項1
    記載の作業足場。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のスライダの側板に長手方
    向に延びる長孔を形成し、摺動ブロックの側面に設けた
    突起を長孔に嵌め合わせている作業足場。
  8. 【請求項8】 ほぼコ字型の形状をもつ軸受け金具の両
    側起立片を請求項1記載のガイドとし、前記軸受け金具
    の底辺に主軸が嵌挿される軸孔が形成されている作業足
    場。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の軸受け金具の底辺と対角
    位置にあるアングル桟を一体化する軸受けとの間にスプ
    リングを張設している作業足場。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のアングル桟は、軸受け
    が取り付けられているV字形頂点の側面に、展開状態で
    互いに面接触する傾斜面が形成されている作業足場。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の各支脚は、下端にキャ
    スタが取り付けられた伸縮脚を筒部に挿通している作業
    足場。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の筒部は、六角形状の
    断面をもち、内側三面に伸縮桟,アングル桟及び連結桟
    がそれぞれ枢支又は固着されている作業足場。
  13. 【請求項13】 請求項1,11又は12記載の支脚の
    上端に差込み片が設けられ、展開された状態で支脚の上
    端が位置する天板の下面に、前記差込み片が差込まれる
    固定金具を設けている作業足場。
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