JP2001003364A - 土留工法及びその工法に用いるアンカーの定着部材 - Google Patents
土留工法及びその工法に用いるアンカーの定着部材Info
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Abstract
イズを大きくする必要がなく、コストの低減を図ること
ができる、土留工法及びその工法に用いるアンカーの定
着部材を提供することを課題とする。 【解決手段】 上記課題を解決するための手段として本
発明は、土留壁に上段腹起と下段腹起を設置し、これら
の間に定着部材を架設し、打設したアンカーの頭部をこ
の定着部材に定着して行なう土留工法において、H鋼よ
りなる下段腹起のフランジを土留壁と直角に配して設置
し、このフランジ面上に定着部材を設置することを特徴
とした、土留工法及びその工法に用いるアンカーの定着
部材を提供する。
Description
工法に用いるアンカーの定着部材に関するものである。
は、土留壁a及びその後方地盤にアンカーbを打設して
土留を行なうものである。アンカーbの頭部は、H鋼よ
りなる上部腹起cと下部腹起dとの間に架設した定着部
材eに定着される。
次のような問題点が存在する。 <イ>下部腹起dのフランジd1は、土留壁aと平行に
配されて、ブラケットf上に設置される。そして、定着
部材eは、そのフランジd1の上端縁のみにて支持され
る。そのため、H鋼の強度を有効に活用することができ
ず、十分な支持力を得るためには、下部腹起dをサイズ
アップして強度を大きくしなければならない。
腹起dのフランジd1に伝達されるため、土留壁aから
遠い位置に発生する。そのため、ブラケットfのサイズ
も大きくしなければならない。
以上になると、鉛直方向の荷重が増大するため、上記<
イ><ロ>の問題の対策が重要となる。
るためになされたもので、下部腹起及びそのブラケット
のサイズを大きくする必要がなく、コストの低減を図る
ことができる、土留工法及びその工法に用いるアンカー
の定着部材を提供することを目的とする。
の手段として本発明は、土留壁に上段腹起と下段腹起を
設置し、これらの間に定着部材を架設し、打設したアン
カーの頭部をこの定着部材に定着して行なう土留工法に
おいて、H鋼よりなる下段腹起のフランジを土留壁と直
角に配して設置し、このフランジ面上に定着部材を設置
することを特徴とした、土留工法を提供する。
下段腹起フランジ上に設置する面を、下段腹起のウェブ
部分を横断する寸法に形成したことを特徴とする、土留
工法を提供する。
は、アンカーの設置場所ごとに不連続に設置することを
特徴とした、土留工法を提供する。
腹起との間に架設し、打設したアンカーの頭部を定着す
る定着部材において、この定着部材は、土留壁と直角に
配したH鋼よりなる下段腹起のフランジ上に設置し、こ
の定着部材の設置面を、下段腹起のウェブ部分を横断す
る寸法に形成したことを特徴とする、アンカーの定着部
材を提供する。以下、図面を参照しながら、本発明の実
施の形態について説明する。
型等に形成された部材である。支圧面11は、アンカー
2の打設角度と直交方向に形成され、アンカー2の頭部
を定着する面である。
され、上段腹起4に設置される面である。また、直角支
持面13は、土留壁3と直角に形成され、H鋼よりなる
下段腹起5の上部フランジ52上に設置される面であ
る。
面14は、下段腹起5の上部フランジ52の端縁部に係
止する面である。なお、挿入孔15は、アンカー2を貫
通させるための孔である。
部フランジ52上において、ウェブ51部分を横断する
寸法に形成する。図1は、直角支持面13を上部フラン
ジ52とほぼ等しい巾に形成した場合である。
とによって、アンカー2の鉛直方向の荷重は、下段腹起
5の中心部のウェブ51に集中する。従って、H鋼の強
度を有効に活用することができる。しかも、鉛直荷重は
土留壁3に近い位置に発生するため、曲げ応力の減少に
より、ブラケット6のサイズダウンも図れる。
定間隔をおいて設置し、その親杭31にブラケットを介
して上段腹起4を設置する。
ェブ41の一方端のフランジ42側を、土留壁3と平行
に配して設置する。
5を設置する。下部腹起5にはH鋼を使用し、そのウェ
ブ51の一方端の下部フランジ53側を、土留壁3と直
角に配してブラケット6上に設置する。
度を有効に活用でき、十分な支持力を得ることができ
る。そのため、下部腹起5を従来のように連続して設置
する必要がなく、図2に示すように、アンカー2の打設
場所ごとに不連続に設置することができる。なお、図2
の下部腹起5は、隣接する親杭31間の長さ単位で形成
したものである。
43に、定着部材1の直角支持面13を、下段腹起5の
上部フランジ52上に設置する。係止面14は上部フラ
ンジ52の端縁部に係止させる。そして、アンカー2を
挿入孔15内から挿入して、土留壁3及び後方地盤中に
貫入させて打設する。緊張後、アンカー2の頭部を支圧
面11に定着して施工を終了する。
次のような効果を得ることができる。 <イ>下部腹起のフランジは土留壁と直角に配され、定
着部材はそのフランジの上面に設置される。従って、H
鋼の強度を有効に活用することができ、サイズアップし
なくとも十分な支持力が得られ、経済的である。
ェブ部分を横断する寸法に形成する場合、アンカーの鉛
直方向の荷重は、下段腹起の中心部のウェブに集中す
る。従って、H鋼の強度をさらに有効に活用することが
できる。しかも、鉛直荷重は土留壁に近い位置に発生す
るため、曲げ応力の減少により、ブラケットのサイズダ
ウンも図れて経済的である。
以上になると、鉛直方向の荷重が増大するため、上記<
イ><ロ>のような効果が有効に発揮される。
用でき、十分な支持力を得ることができるため、下部腹
起を従来のように連続して設置する必要がなく、アンカ
ーの打設場所ごとに不連続に設置すれば済むため経済的
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 土留壁に上段腹起と下段腹起を設置し、
これらの間に定着部材を架設し、打設したアンカーの頭
部をこの定着部材に定着して行なう土留工法において、 H鋼よりなる下段腹起のフランジを土留壁と直角に配し
て設置し、 このフランジ面上に定着部材を設置することを特徴とし
た、 土留工法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の土留工法において、 定着部材の下段腹起フランジ上に設置する面を、下段腹
起のウェブ部分を横断する寸法に形成したことを特徴と
する、 土留工法。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の土留工法におい
て、 下段腹起は、アンカーの設置場所ごとに不連続に設置す
ることを特徴とした、土留工法。 - 【請求項4】 土留壁に設置した上段腹起と下段腹起と
の間に架設し、打設したアンカーの頭部を定着する定着
部材において、 この定着部材は、土留壁と直角に配したH鋼よりなる下
段腹起のフランジ上に設置し、 この定着部材の設置面
を、下段腹起のウェブ部分を横断する寸法に形成したこ
とを特徴とする、 アンカーの定着部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17963099A JP3470169B2 (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | 土留工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP17963099A JP3470169B2 (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | 土留工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001003364A true JP2001003364A (ja) | 2001-01-09 |
JP3470169B2 JP3470169B2 (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=16069136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17963099A Expired - Lifetime JP3470169B2 (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | 土留工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3470169B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3043894U (ja) | 1997-05-30 | 1997-12-02 | 株式会社間組 | 山留め壁の支持構造 |
-
1999
- 1999-06-25 JP JP17963099A patent/JP3470169B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3470169B2 (ja) | 2003-11-25 |
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