JP2001003291A - ドクタ−装置及びドクタ−制御方法 - Google Patents
ドクタ−装置及びドクタ−制御方法Info
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- JP2001003291A JP2001003291A JP11172907A JP17290799A JP2001003291A JP 2001003291 A JP2001003291 A JP 2001003291A JP 11172907 A JP11172907 A JP 11172907A JP 17290799 A JP17290799 A JP 17290799A JP 2001003291 A JP2001003291 A JP 2001003291A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、ブレ−ドによるロ−ルへの損傷防止
を図ってブレ−ドをロ−ルに迅速に当接することができ
るドクタ−制御方法を提供することを目的としている。 【解決手段】ドクタ−制御方法は、ロ−ル2と、このロ
−ル2に、当接、非当接するブレ−ド3と、このブレ−
ド3を回動自在に支持するブレ−ド支持部材4と、この
ブレ−ド支持部材4を回動させる回動手段7とを備え、
回動手段7によるブレ−ド支持部材4の回動力は、第1
の回動力P1 と、該第1の回動力P1 より小の第2の回
動力P2 との少なくとも二段階の回動力を有しており、
回動手段7の第1の回動力P1 によりブレ−ド支持部材
4を回動させて、ブレ−ド3をロ−ル2に近づけ、その
後、回動手段7の第2の回動力P2 によりブレ−ド支持
部材4を回動させて、ブレ−ド3をロ−ル2に当接させ
るものである。
を図ってブレ−ドをロ−ルに迅速に当接することができ
るドクタ−制御方法を提供することを目的としている。 【解決手段】ドクタ−制御方法は、ロ−ル2と、このロ
−ル2に、当接、非当接するブレ−ド3と、このブレ−
ド3を回動自在に支持するブレ−ド支持部材4と、この
ブレ−ド支持部材4を回動させる回動手段7とを備え、
回動手段7によるブレ−ド支持部材4の回動力は、第1
の回動力P1 と、該第1の回動力P1 より小の第2の回
動力P2 との少なくとも二段階の回動力を有しており、
回動手段7の第1の回動力P1 によりブレ−ド支持部材
4を回動させて、ブレ−ド3をロ−ル2に近づけ、その
後、回動手段7の第2の回動力P2 によりブレ−ド支持
部材4を回動させて、ブレ−ド3をロ−ル2に当接させ
るものである。
Description
【0001】本発明は、ドクタ−装置及びドクタ−制御
方法に係り、特に、ブレ−ドによるロ−ルへの損傷防止
を図ったドクタ−装置及びドクタ−制御方法に関する。
方法に係り、特に、ブレ−ドによるロ−ルへの損傷防止
を図ったドクタ−装置及びドクタ−制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に製紙機械等に使用されるドクタ−
装置は、製紙製造工程上、非常に重要で、ブレ−ドをロ
−ルに押し付けて、抄紙機への運転開始時、あるいは、
紙切れ時、ロ−ルに巻き付く紙を除去したり、運転中に
ロ−ルに付着する付着物(原料、紙粉、ピッチ、カス
等)を除去する機能を有するものである。
装置は、製紙製造工程上、非常に重要で、ブレ−ドをロ
−ルに押し付けて、抄紙機への運転開始時、あるいは、
紙切れ時、ロ−ルに巻き付く紙を除去したり、運転中に
ロ−ルに付着する付着物(原料、紙粉、ピッチ、カス
等)を除去する機能を有するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このドクタ−装置にあ
っては、ブレ−ドをロ−ルに当接する際、迅速に当接さ
せようとすれば、ブレ−ドがロ−ルに強く当たってしま
いロ−ルに損傷を与え、ロ−ルに当接する製品としての
紙に傷を発生させるという問題点が生じる。逆に、ブレ
−ドがロ−ルに強く当たらないように、ブレ−ドをロ−
ルにゆっくりと近づけようとすれば、作動不良、時間的
ロス等を生じ、生産効率の面から好ましくないという問
題点が生じる。本発明は、上述した問題点を除去するよ
うにしたドクタ−装置及びドクタ−制御方法を提供する
ものである。
っては、ブレ−ドをロ−ルに当接する際、迅速に当接さ
せようとすれば、ブレ−ドがロ−ルに強く当たってしま
いロ−ルに損傷を与え、ロ−ルに当接する製品としての
紙に傷を発生させるという問題点が生じる。逆に、ブレ
−ドがロ−ルに強く当たらないように、ブレ−ドをロ−
ルにゆっくりと近づけようとすれば、作動不良、時間的
ロス等を生じ、生産効率の面から好ましくないという問
題点が生じる。本発明は、上述した問題点を除去するよ
うにしたドクタ−装置及びドクタ−制御方法を提供する
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のドクタ−制御方法は、ロ−ルと、こ
のロ−ルに、当接、非当接するブレ−ドと、このブレ−
ドを回動自在に支持するブレ−ド支持部材と、このブレ
−ド支持部材を回動させる回動手段とを備え、前記回動
手段による前記ブレ−ド支持部材の回動力は、第1の回
動力と、該第1の回動力より小の第2の回動力との少な
くとも二段階の回動力を有しており、前記回動手段の前
記第1の回動力により前記ブレ−ド支持部材を回動させ
て、前記ブレ−ドを前記ロ−ルに近づけ、その後、前記
回動手段の前記第2の回動力により前記ブレ−ド支持部
材を回動させて、前記ブレ−ドを前記ロ−ルに当接させ
るものである。
に、請求項1記載のドクタ−制御方法は、ロ−ルと、こ
のロ−ルに、当接、非当接するブレ−ドと、このブレ−
ドを回動自在に支持するブレ−ド支持部材と、このブレ
−ド支持部材を回動させる回動手段とを備え、前記回動
手段による前記ブレ−ド支持部材の回動力は、第1の回
動力と、該第1の回動力より小の第2の回動力との少な
くとも二段階の回動力を有しており、前記回動手段の前
記第1の回動力により前記ブレ−ド支持部材を回動させ
て、前記ブレ−ドを前記ロ−ルに近づけ、その後、前記
回動手段の前記第2の回動力により前記ブレ−ド支持部
材を回動させて、前記ブレ−ドを前記ロ−ルに当接させ
るものである。
【0005】また、請求項2記載のドクタ−装置は、ロ
−ルと、このロ−ルに、当接、非当接するブレ−ドと、
このブレ−ドを回動自在に支持するブレ−ド支持部材
と、このブレ−ド支持部材を回動させる回動手段と、こ
の回動手段は、ピストン側が対向するように設けられた
第1、第2のシリンダ−と、前記第1、第2のシリンダ
−内にそれぞれ進退するように設けられた第1、第2の
ロッドと、ピストン面積と流体圧により決定される前記
第1のロッドによる第1のシリンダ力をこの第1のシリ
ンダ力より小となるように前記第2のロッドによる第2
のシリンダ力を発生するように構成し、前記第2のロッ
ドのピストンと反対側の端部を前記ブレ−ド支持部材に
接続すると共に、前記第1のロッドのピストンと反対側
の端部を固定部材を介して回動自在に軸止し、前記回動
手段の前記第1のシリンダ力により前記ブレ−ド支持部
材を回動させて、前記ブレ−ドを前記ロ−ルに近づけ、
その後、前記回動手段の前記第2のシリンダ力により前
記ブレ−ド支持部材を回動させて、前記ブレ−ドを前記
ロ−ルに当接させるものである。
−ルと、このロ−ルに、当接、非当接するブレ−ドと、
このブレ−ドを回動自在に支持するブレ−ド支持部材
と、このブレ−ド支持部材を回動させる回動手段と、こ
の回動手段は、ピストン側が対向するように設けられた
第1、第2のシリンダ−と、前記第1、第2のシリンダ
−内にそれぞれ進退するように設けられた第1、第2の
ロッドと、ピストン面積と流体圧により決定される前記
第1のロッドによる第1のシリンダ力をこの第1のシリ
ンダ力より小となるように前記第2のロッドによる第2
のシリンダ力を発生するように構成し、前記第2のロッ
ドのピストンと反対側の端部を前記ブレ−ド支持部材に
接続すると共に、前記第1のロッドのピストンと反対側
の端部を固定部材を介して回動自在に軸止し、前記回動
手段の前記第1のシリンダ力により前記ブレ−ド支持部
材を回動させて、前記ブレ−ドを前記ロ−ルに近づけ、
その後、前記回動手段の前記第2のシリンダ力により前
記ブレ−ド支持部材を回動させて、前記ブレ−ドを前記
ロ−ルに当接させるものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例のドクタ−装置及びドクタ
−制御方法について図面を参照して説明する。1はドク
タ−装置で、ドクタ−装置1は、図1に示すように、ロ
−ル2と、ロ−ル2に当接、非当接するブレ−ド3とか
ら概略的に構成されている。ブレ−ド3は高硬度な材質
であり、例えば、高炭素鋼であり、ロ−ル2の材質は、
ブレ−ド3の材質より柔らかい、例えば、ゴム被覆ロ−
ルである。
−制御方法について図面を参照して説明する。1はドク
タ−装置で、ドクタ−装置1は、図1に示すように、ロ
−ル2と、ロ−ル2に当接、非当接するブレ−ド3とか
ら概略的に構成されている。ブレ−ド3は高硬度な材質
であり、例えば、高炭素鋼であり、ロ−ル2の材質は、
ブレ−ド3の材質より柔らかい、例えば、ゴム被覆ロ−
ルである。
【0007】ブレ−ド3は、ブレ−ド支持部材4により
回動自在に支持されている。ブレ−ド支持部材4は、具
体的には、例えば、ブレ−ド支持部材4に設けられた回
動軸41が軸受5により支持されて回動自在となってい
る。
回動自在に支持されている。ブレ−ド支持部材4は、具
体的には、例えば、ブレ−ド支持部材4に設けられた回
動軸41が軸受5により支持されて回動自在となってい
る。
【0008】上述したブレ−ド支持部材4は、回動手段
7により回動するようになっている。この回動手段7に
よるブレ−ド支持部材4の回動力は、第1の回動力P1
と、該第1の回動力P1 より小の第2の回動力P2 (P
2 <P1 )との少なくとも二段階の回動力を有してい
る。
7により回動するようになっている。この回動手段7に
よるブレ−ド支持部材4の回動力は、第1の回動力P1
と、該第1の回動力P1 より小の第2の回動力P2 (P
2 <P1 )との少なくとも二段階の回動力を有してい
る。
【0009】そして、図3に示すように、回動手段7の
第1の回動力P1 によりブレ−ド支持部材4を回動させ
て、ブレ−ド3をロ−ル2に近づけ、その後、図5に示
すように、回動手段7の第2の回動力P2 によりブレ−
ド支持部材4を回動させて、ブレ−ド3をロ−ル2に当
接させるように制御するものである。
第1の回動力P1 によりブレ−ド支持部材4を回動させ
て、ブレ−ド3をロ−ル2に近づけ、その後、図5に示
すように、回動手段7の第2の回動力P2 によりブレ−
ド支持部材4を回動させて、ブレ−ド3をロ−ル2に当
接させるように制御するものである。
【0010】この実施例のドクタ−制御方法によれば、
第1の回動力P1 より小の第2の回動力P2 によりブレ
−ド支持部材4を回動させて、ブレ−ド3をロ−ル2に
当接させるため、ブレ−ド3をロ−ル2に強く当ててロ
−ル2を傷つけることを防止することができると共に、
ブレ−ド3をロ−ル2に近づける際、回動手段7による
ブレ−ド支持部材4の回動力は、少なくとも、例えば、
P1 、P2 (P2 <P1 )と二段階の回動力を有し、第
2の回動力P2 より大の第1の回動力P1 によりブレ−
ド支持部材4を回動させて、ブレ−ド3をロ−ル2に近
づけることができ、ブレ−ド3をロ−ル2に迅速に当接
させることができる。
第1の回動力P1 より小の第2の回動力P2 によりブレ
−ド支持部材4を回動させて、ブレ−ド3をロ−ル2に
当接させるため、ブレ−ド3をロ−ル2に強く当ててロ
−ル2を傷つけることを防止することができると共に、
ブレ−ド3をロ−ル2に近づける際、回動手段7による
ブレ−ド支持部材4の回動力は、少なくとも、例えば、
P1 、P2 (P2 <P1 )と二段階の回動力を有し、第
2の回動力P2 より大の第1の回動力P1 によりブレ−
ド支持部材4を回動させて、ブレ−ド3をロ−ル2に近
づけることができ、ブレ−ド3をロ−ル2に迅速に当接
させることができる。
【0011】上述の回動手段7を詳述すれば、回動手段
7は、図2、図4及び図6に示すように、ピストン側が
対向(近接)するように設けられた第1、第2のシリン
ダ−S1 、S2 と(なお、ここで、「ピストン側が対向
するように設けられた第1、第2のシリンダ−S1 、S
2 」とは、例えば、図2、図4、図6に示すように、シ
リンダ−Sを区画壁Kにより区画し、第1のシリンダ−
S1 のピストン側と第2のシリンダ−S2 のピストン側
とが対向するように設けられた場合の他、図示しない
が、シリンダ−Sを区画壁Kにより区画せず、個々の第
1のシリンダ−、第2のシリンダ−のピストン側が対向
するように結合して設ける構成をも含む意である。)、
第1、第2のシリンダ−S1 、S2 内にそれぞれ進退す
るように設けられた第1、第2のロッドR1 、R2 とを
有し、ピストン面積と流体圧により決定される第1のロ
ッドR1 による第1のシリンダ力S1 Pをこの第1のシ
リンダ力S1 Pより小となるように第2のロッドR2 に
よる第2のシリンダ力S2 P(S2 P<S1 P)を発生
するように構成し(なお、ここで、「構成し」とは、第
1、第2のシリンダ−S1 、S2 に出入りする流体の圧
力でS2 P<S1 Pとなるように構成しても良いし、第
1のロッドR1 のピストン72の面積と第2のロッドR2
のピストン73の面積を変えることにより、S2 P<S1
Pとなるように構成しても良い。)、第2のロッドR2
のピストン73と反対側の端部をブレ−ド支持部材4に接
続すると共に、第1のロッドR1 のピストン72と反対側
の端部を固定部材71を介して回動自在に軸止する。より
詳しくは、例えば、第2のロッドR2 のピストン73と反
対側の端部をブレ−ド支持部材4に設けたア−ム42に接
続すると共に、第1のロッドR1 のピストン72と反対側
の端部を固定部材71を介して回動自在に軸止している。
第1のシリンダ−S1 には、第1のロッド側流体の出入
り口75、第1のピストン側流体の出入り口76、第2のシ
リンダ−S2 には、第2のロッド側流体の出入り口77、
第2のピストン側流体の出入り口78がそれぞれ設けられ
ている。
7は、図2、図4及び図6に示すように、ピストン側が
対向(近接)するように設けられた第1、第2のシリン
ダ−S1 、S2 と(なお、ここで、「ピストン側が対向
するように設けられた第1、第2のシリンダ−S1 、S
2 」とは、例えば、図2、図4、図6に示すように、シ
リンダ−Sを区画壁Kにより区画し、第1のシリンダ−
S1 のピストン側と第2のシリンダ−S2 のピストン側
とが対向するように設けられた場合の他、図示しない
が、シリンダ−Sを区画壁Kにより区画せず、個々の第
1のシリンダ−、第2のシリンダ−のピストン側が対向
するように結合して設ける構成をも含む意である。)、
第1、第2のシリンダ−S1 、S2 内にそれぞれ進退す
るように設けられた第1、第2のロッドR1 、R2 とを
有し、ピストン面積と流体圧により決定される第1のロ
ッドR1 による第1のシリンダ力S1 Pをこの第1のシ
リンダ力S1 Pより小となるように第2のロッドR2 に
よる第2のシリンダ力S2 P(S2 P<S1 P)を発生
するように構成し(なお、ここで、「構成し」とは、第
1、第2のシリンダ−S1 、S2 に出入りする流体の圧
力でS2 P<S1 Pとなるように構成しても良いし、第
1のロッドR1 のピストン72の面積と第2のロッドR2
のピストン73の面積を変えることにより、S2 P<S1
Pとなるように構成しても良い。)、第2のロッドR2
のピストン73と反対側の端部をブレ−ド支持部材4に接
続すると共に、第1のロッドR1 のピストン72と反対側
の端部を固定部材71を介して回動自在に軸止する。より
詳しくは、例えば、第2のロッドR2 のピストン73と反
対側の端部をブレ−ド支持部材4に設けたア−ム42に接
続すると共に、第1のロッドR1 のピストン72と反対側
の端部を固定部材71を介して回動自在に軸止している。
第1のシリンダ−S1 には、第1のロッド側流体の出入
り口75、第1のピストン側流体の出入り口76、第2のシ
リンダ−S2 には、第2のロッド側流体の出入り口77、
第2のピストン側流体の出入り口78がそれぞれ設けられ
ている。
【0012】その結果、第1のシリンダ力S1 Pより小
である第2のシリンダ力S2 Pによりブレ−ド支持部材
4を回動させて、ブレ−ド3をロ−ル2に当接させるた
め、ブレ−ド3をロ−ル2に強く当ててロ−ル2を傷つ
けることを防止することができると共に、ブレ−ド3を
ロ−ル2に近づける際、第2のシリンダ力S2 Pより大
である第1のシリンダ力S1 Pによりブレ−ド支持部材
4を回動させて、ブレ−ド3をロ−ル2に近づけること
ができ、ブレ−ド3をロ−ル2に迅速に当接させること
ができる。
である第2のシリンダ力S2 Pによりブレ−ド支持部材
4を回動させて、ブレ−ド3をロ−ル2に当接させるた
め、ブレ−ド3をロ−ル2に強く当ててロ−ル2を傷つ
けることを防止することができると共に、ブレ−ド3を
ロ−ル2に近づける際、第2のシリンダ力S2 Pより大
である第1のシリンダ力S1 Pによりブレ−ド支持部材
4を回動させて、ブレ−ド3をロ−ル2に近づけること
ができ、ブレ−ド3をロ−ル2に迅速に当接させること
ができる。
【0013】従って、図1、図2の状態から、図3、図
4の状態にするには、図示しない方向変換弁を使用して
第1のピストン側流体の出入り口76を流体(例えば、
空気)の入口、第1のロッド側流体の出入り口75を出口
となるようにすれば、図3に示すように、流体の圧力に
より、第1のピストン72を移動させて、ブレ−ド支持部
材4を反時計回りに回動させ、ブレ−ド3をロ−ル2に
近づけることができる。
4の状態にするには、図示しない方向変換弁を使用して
第1のピストン側流体の出入り口76を流体(例えば、
空気)の入口、第1のロッド側流体の出入り口75を出口
となるようにすれば、図3に示すように、流体の圧力に
より、第1のピストン72を移動させて、ブレ−ド支持部
材4を反時計回りに回動させ、ブレ−ド3をロ−ル2に
近づけることができる。
【0014】その後、図3、図4の状態から、図5、図
6の状態にするには、図示しない方向変換弁を使用して
第2のピストン側流体の出入り口77を流体(例えば、
空気)の入口、第2のロッド側流体の出入り口78を出口
となるようにすれば、図5に示すように、流体の圧力に
より、第2のピストン73を移動させて、ブレ−ド支持部
材4を反時計回りに回動させ、ブレ−ド3をロ−ル2に
当接させることができ、特に、ブレ−ド3をロ−ル2に
当接させる際、シリンダ−(本実施例では、第2のシリ
ンダ−S2 )によっているため、ブレ−ド3とロ−ル2
との間隔調整(設定寸法)に容易に対応することができ
る。
6の状態にするには、図示しない方向変換弁を使用して
第2のピストン側流体の出入り口77を流体(例えば、
空気)の入口、第2のロッド側流体の出入り口78を出口
となるようにすれば、図5に示すように、流体の圧力に
より、第2のピストン73を移動させて、ブレ−ド支持部
材4を反時計回りに回動させ、ブレ−ド3をロ−ル2に
当接させることができ、特に、ブレ−ド3をロ−ル2に
当接させる際、シリンダ−(本実施例では、第2のシリ
ンダ−S2 )によっているため、ブレ−ド3とロ−ル2
との間隔調整(設定寸法)に容易に対応することができ
る。
【0015】そして、図5に示すように、ブレ−ド3を
時計回りに回動するロ−ル2に当接させて、ロ−ル2に
付着する付着物(原料、紙粉、ピッチ、カス等)を除去
することができる。なお、特に、ロ−ル2、ブレ−ド3
の交換を行う場合、図1、図2の状態で行い、製紙工程
において、紙を接続等待機する場合、図3、図4の状態
で行う。
時計回りに回動するロ−ル2に当接させて、ロ−ル2に
付着する付着物(原料、紙粉、ピッチ、カス等)を除去
することができる。なお、特に、ロ−ル2、ブレ−ド3
の交換を行う場合、図1、図2の状態で行い、製紙工程
において、紙を接続等待機する場合、図3、図4の状態
で行う。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載のドクタ−制御方法によれ
ば、第1の回動力より小の第2の回動力によりブレ−ド
支持部材を回動させて、ブレ−ドをロ−ルに当接させる
ため、ブレ−ドをロ−ルに強く当ててロ−ルを傷つける
ことを防止することができると共に、ブレ−ドをロ−ル
に近づける際、回動手段によるブレ−ド支持部材の回動
力は、少なくとも二段階の回動力を有し、第2の回動力
より大の第1の回動力によりブレ−ド支持部材を回動さ
せて、ブレ−ドをロ−ルに近づけることができ、ブレ−
ドをロ−ルに迅速に当接させることができる。
ば、第1の回動力より小の第2の回動力によりブレ−ド
支持部材を回動させて、ブレ−ドをロ−ルに当接させる
ため、ブレ−ドをロ−ルに強く当ててロ−ルを傷つける
ことを防止することができると共に、ブレ−ドをロ−ル
に近づける際、回動手段によるブレ−ド支持部材の回動
力は、少なくとも二段階の回動力を有し、第2の回動力
より大の第1の回動力によりブレ−ド支持部材を回動さ
せて、ブレ−ドをロ−ルに近づけることができ、ブレ−
ドをロ−ルに迅速に当接させることができる。
【0017】また、請求項2記載のドクタ−装置によれ
ば、第1のシリンダ力より小である第2のシリンダ力に
よりブレ−ド支持部材を回動させて、ブレ−ドをロ−ル
に当接させるため、ブレ−ドをロ−ルに強く当ててロ−
ルを傷つけることを防止することができると共に、ブレ
−ドをロ−ルに近づける際、第2のシリンダ力より大で
ある第1のシリンダ力によりブレ−ド支持部材を回動さ
せて、ブレ−ドをロ−ルに近づけることができ、ブレ−
ドをロ−ルに迅速に当接させることができる。
ば、第1のシリンダ力より小である第2のシリンダ力に
よりブレ−ド支持部材を回動させて、ブレ−ドをロ−ル
に当接させるため、ブレ−ドをロ−ルに強く当ててロ−
ルを傷つけることを防止することができると共に、ブレ
−ドをロ−ルに近づける際、第2のシリンダ力より大で
ある第1のシリンダ力によりブレ−ド支持部材を回動さ
せて、ブレ−ドをロ−ルに近づけることができ、ブレ−
ドをロ−ルに迅速に当接させることができる。
【図1】図1は、本発明の一実施例のドクタ−装置の概
略的断面図である。
略的断面図である。
【図2】図2は、図1の回動部分の概略的拡大断面図で
ある。
ある。
【図3】図3は、図1のブレ−ドをロ−ルに近づけた状
態の概略的断面図である。
態の概略的断面図である。
【図4】図4は、図3の回動部分の概略的拡大断面図で
ある。
ある。
【図5】図5は、図1のブレ−ドをロ−ルに当接させた
状態の概略的断面図である。
状態の概略的断面図である。
【図6】図6は、図5の回動部分の概略的拡大断面図で
ある。
ある。
2 ロ−ル 3 ブレ−ド 4 ブレ−ド支持部材 7 回動手段
Claims (2)
- 【請求項1】ロ−ルと、 このロ−ルに、当接、非当接するブレ−ドと、 このブレ−ドを回動自在に支持するブレ−ド支持部材
と、 このブレ−ド支持部材を回動させる回動手段とを備え、 前記回動手段による前記ブレ−ド支持部材の回動力は、
第1の回動力と、該第1の回動力より小の第2の回動力
との少なくとも二段階の回動力を有しており、 前記回動手段の前記第1の回動力により前記ブレ−ド支
持部材を回動させて、前記ブレ−ドを前記ロ−ルに近づ
け、 その後、前記回動手段の前記第2の回動力により前記ブ
レ−ド支持部材を回動させて、前記ブレ−ドを前記ロ−
ルに当接させることを特徴とするドクタ−制御方法。 - 【請求項2】ロ−ルと、 このロ−ルに、当接、非当接するブレ−ドと、 このブレ−ドを回動自在に支持するブレ−ド支持部材
と、 このブレ−ド支持部材を回動させる回動手段と、 この回動手段は、 ピストン側が対向するように設けられた第1、第2のシ
リンダ−と、 前記第1、第2のシリンダ−内にそれぞれ進退するよう
に設けられた第1、第2のロッドと、 ピストン面積と流体圧により決定される前記第1のロッ
ドによる第1のシリンダ力をこの第1のシリンダ力より
小となるように前記第2のロッドによる第2のシリンダ
力を発生するように構成し、 前記第2のロッドのピストンと反対側の端部を前記ブレ
−ド支持部材に接続すると共に、前記第1のロッドのピ
ストンと反対側の端部を固定部材を介して回動自在に軸
止し、 前記回動手段の前記第1のシリンダ力により前記ブレ−
ド支持部材を回動させて、前記ブレ−ドを前記ロ−ルに
近づけ、 その後、前記回動手段の前記第2のシリンダ力により前
記ブレ−ド支持部材を回動させて、前記ブレ−ドを前記
ロ−ルに当接させることを特徴とするドクタ−装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11172907A JP2001003291A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | ドクタ−装置及びドクタ−制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11172907A JP2001003291A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | ドクタ−装置及びドクタ−制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001003291A true JP2001003291A (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=15950563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11172907A Pending JP2001003291A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | ドクタ−装置及びドクタ−制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001003291A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016211083A (ja) * | 2015-04-30 | 2016-12-15 | 株式会社田島鐵工所 | ドクター装置およびシート状物の製造方法 |
-
1999
- 1999-06-18 JP JP11172907A patent/JP2001003291A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016211083A (ja) * | 2015-04-30 | 2016-12-15 | 株式会社田島鐵工所 | ドクター装置およびシート状物の製造方法 |
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