JP2001002835A - タイヤトレッド用ゴム組成物及びこれを用いたタイヤ - Google Patents
タイヤトレッド用ゴム組成物及びこれを用いたタイヤInfo
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- JP2001002835A JP2001002835A JP11177683A JP17768399A JP2001002835A JP 2001002835 A JP2001002835 A JP 2001002835A JP 11177683 A JP11177683 A JP 11177683A JP 17768399 A JP17768399 A JP 17768399A JP 2001002835 A JP2001002835 A JP 2001002835A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、走行時の低発熱性と耐摩耗性及び
加工性に優れ、これらの性能がバランスよく高レベルで
達成されるタイヤトレッド用ゴム組成物及びこれを用い
たタイヤを提供することを目的とする。 【解決手段】 ジエン系ゴム100重量部に、下記 (1)
〜(4) の関係を満たす特性値を有するカ−ボンブラック
を、35〜60重量部を配合してなるタイヤトレッド用
ゴム組成物及びこれを用いてなるタイヤである。 (1) N2 SA(m2 /g)=125〜170、(2) DB
P(ml/100g)/N2 SA(m2 /g)=0.7
5〜1.2、(3) N2 SA(m2 /g)/IA(ml/
g)=1.05〜1.35、(4) TINT≧−100
(Da/Dst)+249、(但しDa(nm)=(2
540+71(DBP))/N2 SA)。
加工性に優れ、これらの性能がバランスよく高レベルで
達成されるタイヤトレッド用ゴム組成物及びこれを用い
たタイヤを提供することを目的とする。 【解決手段】 ジエン系ゴム100重量部に、下記 (1)
〜(4) の関係を満たす特性値を有するカ−ボンブラック
を、35〜60重量部を配合してなるタイヤトレッド用
ゴム組成物及びこれを用いてなるタイヤである。 (1) N2 SA(m2 /g)=125〜170、(2) DB
P(ml/100g)/N2 SA(m2 /g)=0.7
5〜1.2、(3) N2 SA(m2 /g)/IA(ml/
g)=1.05〜1.35、(4) TINT≧−100
(Da/Dst)+249、(但しDa(nm)=(2
540+71(DBP))/N2 SA)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤトレッド用
ゴム組成物及びこれを用いたタイヤ、特にトラック、バ
ス等に使用される重荷重用タイヤに好適な耐摩耗性に優
れたタイヤトレッド用ゴム組成物及びこれを用いたタイ
ヤに関する。
ゴム組成物及びこれを用いたタイヤ、特にトラック、バ
ス等に使用される重荷重用タイヤに好適な耐摩耗性に優
れたタイヤトレッド用ゴム組成物及びこれを用いたタイ
ヤに関する。
【0002】
【従来の技術】トラック、バス等の大型車に使用される
重荷重用のゴム組成物は、耐摩耗性が要求されるため、
耐摩耗性向上の観点から、充填剤としてのカ−ボンブラ
ック(以下、単にカ−ボンという)について、その粒
径、凝集形態、表面活性等が種々検討されてきた。その
結果、例えば、カ−ボンの小粒径化、カ−ボン凝集体の
高ストラクチャ−化、カ−ボン粒子の表面活性の向上等
が耐摩耗性向上をもたらすことは既に知られている。
重荷重用のゴム組成物は、耐摩耗性が要求されるため、
耐摩耗性向上の観点から、充填剤としてのカ−ボンブラ
ック(以下、単にカ−ボンという)について、その粒
径、凝集形態、表面活性等が種々検討されてきた。その
結果、例えば、カ−ボンの小粒径化、カ−ボン凝集体の
高ストラクチャ−化、カ−ボン粒子の表面活性の向上等
が耐摩耗性向上をもたらすことは既に知られている。
【0003】しかし、まず、カ−ボンの小粒径化(高比
表面積化)について言えば、これは、走行時のタイヤト
レッドゴムの発熱上昇を大きくさせ、タイヤの高速耐久
性を低下させる問題がある。また、小粒径化は、混練り
加工時の分散性の低下をもたらすこと、カ−ボン粒子凝
集体同志の過度の接近を招いてゴム組成物中のポリマ−
鎖が過度に変形すること、前記走行時の発熱上昇はポリ
マ−の酸化劣化を促進すること等のため、耐摩耗性にも
悪影響を与える場合があり、粒径を限りなく小さくする
ことによる耐摩耗性改良には限界があった。
表面積化)について言えば、これは、走行時のタイヤト
レッドゴムの発熱上昇を大きくさせ、タイヤの高速耐久
性を低下させる問題がある。また、小粒径化は、混練り
加工時の分散性の低下をもたらすこと、カ−ボン粒子凝
集体同志の過度の接近を招いてゴム組成物中のポリマ−
鎖が過度に変形すること、前記走行時の発熱上昇はポリ
マ−の酸化劣化を促進すること等のため、耐摩耗性にも
悪影響を与える場合があり、粒径を限りなく小さくする
ことによる耐摩耗性改良には限界があった。
【0004】次に、カ−ボン凝集体のストラクチャ−に
ついて言えば、このストラクチャ−は一般的にジブチル
フタレ−ト(DBP)の吸油量で測定されるが、この原
理は凝集の複雑性の大きいカ−ボンは多量の油を吸収す
る能力が大きいという現象を基礎としている。しかし、
当該吸油量は、実走行における耐摩耗性の指標としては
バラツキがあり汎用性に欠ける問題があった。例えば、
当該指標の高いものでも、実走行の耐摩耗性の改良効果
の不十分なものも多々存在する。
ついて言えば、このストラクチャ−は一般的にジブチル
フタレ−ト(DBP)の吸油量で測定されるが、この原
理は凝集の複雑性の大きいカ−ボンは多量の油を吸収す
る能力が大きいという現象を基礎としている。しかし、
当該吸油量は、実走行における耐摩耗性の指標としては
バラツキがあり汎用性に欠ける問題があった。例えば、
当該指標の高いものでも、実走行の耐摩耗性の改良効果
の不十分なものも多々存在する。
【0005】さらに、粒子表面の活性については、一般
的にカ−ボン表面の水素量を高めることでポリマ−との
化学反応性を高め、補強性の向上をもたらすものであ
り、これは耐摩耗性の改良だけでなく、走行時の発熱の
低下をももたらす。しかし、活性化を進め過ぎると、混
練時のポリマ−との反応が大きくなって混練物の粘度が
各段に上昇するため加工性が極端に低下する。
的にカ−ボン表面の水素量を高めることでポリマ−との
化学反応性を高め、補強性の向上をもたらすものであ
り、これは耐摩耗性の改良だけでなく、走行時の発熱の
低下をももたらす。しかし、活性化を進め過ぎると、混
練時のポリマ−との反応が大きくなって混練物の粘度が
各段に上昇するため加工性が極端に低下する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、走
行時の耐摩耗性、低発熱性に優れ、しかも製造時の加工
性を低下させない、これらの性能がバランスよく高レベ
ルで達成されるタイヤトレッド用ゴム組成物及びこれを
用いたタイヤを提供することを目的とする。
行時の耐摩耗性、低発熱性に優れ、しかも製造時の加工
性を低下させない、これらの性能がバランスよく高レベ
ルで達成されるタイヤトレッド用ゴム組成物及びこれを
用いたタイヤを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、表面活性については、カ−ボンの比表面積(N2S
A)とヨウ素吸着量の比を指標とし、またカ−ボンの凝
集形態については、前記DBP吸油量が比表面積の影響
を受けることを加味し、実走行時のストラクチャ−指標
として該吸油量と比表面積の比を用いると共に、形態学
的構造因子等の尺度として知られているDa/Dst及
び比着色量(いわゆるTINT)を指標として加えて検
討した結果、これらの指標とカ−ボンの比表面積とカ−
ボン量の適正レベルの範囲で、走行時の耐摩耗性と低発
熱性及び製造時の加工性に優れたタイヤトレッド用ゴム
組成物及びこれを用いるタイヤが得られることを見出だ
し、本発明を完成させた。
め、表面活性については、カ−ボンの比表面積(N2S
A)とヨウ素吸着量の比を指標とし、またカ−ボンの凝
集形態については、前記DBP吸油量が比表面積の影響
を受けることを加味し、実走行時のストラクチャ−指標
として該吸油量と比表面積の比を用いると共に、形態学
的構造因子等の尺度として知られているDa/Dst及
び比着色量(いわゆるTINT)を指標として加えて検
討した結果、これらの指標とカ−ボンの比表面積とカ−
ボン量の適正レベルの範囲で、走行時の耐摩耗性と低発
熱性及び製造時の加工性に優れたタイヤトレッド用ゴム
組成物及びこれを用いるタイヤが得られることを見出だ
し、本発明を完成させた。
【0008】すなわち、本発明のうち請求項1記載の発
明は、ジエン系ゴム100重量部に、下記 (1)〜(4) の
関係を満たす特性値を有するカ−ボンを、35重量部〜
60重量部を配合してなるタイヤトレッド用ゴム組成物
である。 (1) N2 SA(m2 /g)=125〜170、 (2) DBP(ml/100g)/N2 SA(m2 /g)
=0.75〜1.2、 (3) N2 SA(m2 /g)/IA(ml/g)=1.0
5〜1.35, (4) TINT≧−100(Da/Dst)+249、 但し、Da(nm)=(2540+71(DBP))/
N2 SA
明は、ジエン系ゴム100重量部に、下記 (1)〜(4) の
関係を満たす特性値を有するカ−ボンを、35重量部〜
60重量部を配合してなるタイヤトレッド用ゴム組成物
である。 (1) N2 SA(m2 /g)=125〜170、 (2) DBP(ml/100g)/N2 SA(m2 /g)
=0.75〜1.2、 (3) N2 SA(m2 /g)/IA(ml/g)=1.0
5〜1.35, (4) TINT≧−100(Da/Dst)+249、 但し、Da(nm)=(2540+71(DBP))/
N2 SA
【0009】ここで、ジエン系ゴムとしては、天然ゴ
ム、ジエン系合成ゴムとしてのイソプレンゴム、ブタジ
エンゴム、スチレン−ブタジエンゴム等が例示されるが
これらに限定されるものではない。
ム、ジエン系合成ゴムとしてのイソプレンゴム、ブタジ
エンゴム、スチレン−ブタジエンゴム等が例示されるが
これらに限定されるものではない。
【0010】なお、このタイヤトレッド用ゴム組成物に
は、ゴムタイヤに通常用いられる硫黄、加硫促進剤、老
化防止剤等を適宜配合することができる。また、本発明
の目的が達成される限り、上記以外の配合剤が配合され
ていてもよい。
は、ゴムタイヤに通常用いられる硫黄、加硫促進剤、老
化防止剤等を適宜配合することができる。また、本発明
の目的が達成される限り、上記以外の配合剤が配合され
ていてもよい。
【0011】請求項1記載の発明において、カ−ボン粒
子の比表面積(N2 SA(m2 /g))は、125〜1
70にする必要がある。N2 SA(m2 /g)が125
未満では比表面積が小さく粒子が大き過ぎるため、耐摩
耗性が十分でなく、一方、170を超えると比表面積が
大きく粒子が小さ過ぎるため、走行時の発熱性が高くな
り、また混練時の分散性が悪く、加工性が大幅に低下す
るからである。
子の比表面積(N2 SA(m2 /g))は、125〜1
70にする必要がある。N2 SA(m2 /g)が125
未満では比表面積が小さく粒子が大き過ぎるため、耐摩
耗性が十分でなく、一方、170を超えると比表面積が
大きく粒子が小さ過ぎるため、走行時の発熱性が高くな
り、また混練時の分散性が悪く、加工性が大幅に低下す
るからである。
【0012】請求項1記載の発明において、実走行時の
ストラクチャ−指標としては、前記したように、吸油量
と比表面積の比を用いた。この比、すなわちDBP(m
l/100g)とN2 SA(m2 /g)との比は、0.
75〜1.2の範囲にする必要がある。この比が0.7
5未満では耐摩耗性が十分でなく、1.2を超えると加
工性が低下する。さらに、比着色量については、TIN
T≧−100(Da/Dst)+249、(但し、Da
(nm)=(2540+71(DBP))/N2 SA)
の関係式を満足する必要がある。この関係式を満たす場
合に耐摩耗性が十分なものとなるからである。
ストラクチャ−指標としては、前記したように、吸油量
と比表面積の比を用いた。この比、すなわちDBP(m
l/100g)とN2 SA(m2 /g)との比は、0.
75〜1.2の範囲にする必要がある。この比が0.7
5未満では耐摩耗性が十分でなく、1.2を超えると加
工性が低下する。さらに、比着色量については、TIN
T≧−100(Da/Dst)+249、(但し、Da
(nm)=(2540+71(DBP))/N2 SA)
の関係式を満足する必要がある。この関係式を満たす場
合に耐摩耗性が十分なものとなるからである。
【0013】また、表面活性について、N2 SA(m2
/g)とヨウ素吸着量(IA(mg/g))の比は、
1.05〜1.35の範囲にする必要がある。この比が
1.05未満では耐摩耗性が十分でなく、1.35を超
えると混練時の反応が大きく粘度が上昇して加工性が低
下する。
/g)とヨウ素吸着量(IA(mg/g))の比は、
1.05〜1.35の範囲にする必要がある。この比が
1.05未満では耐摩耗性が十分でなく、1.35を超
えると混練時の反応が大きく粘度が上昇して加工性が低
下する。
【0014】これらのカ−ボンの特性評価項目のうち、
N2 SA(m2 /g)はASTMD3037、DBP
(ml/100g)はJIS K6221、IA(mg
/g)はASTM D1510、TINTはJIS K
6221に従って測定したものである。Dstは、ジョ
イス・レ−ブル社製ディスク・セントリフュ−ジを使用
し、遠心沈降法により、次の方法で測定した。まず乾燥
したカ−ボンを精秤し、少量の界面活性剤を含む20%
エタノ−ル水溶液と混合して、カ−ボン濃度50mg/
lの分散液を作成し、続いて超音波で十分分散させ、こ
れを試料溶液とした。次に、ディスク・セントリフュ−
ジの回転数を8000rpmに設定し、スピン液(2%
グリセリン水溶液)を10ml加えた後、1mlのバッ
ファ−液(エタノ−ル水溶液)を注入し、これに前記試
料0.5mlを注射器で加えた後、一斉に遠心分離を開
始させ、光電沈降法により凝集体分布曲線を作成した。
この曲線における最大農度のスト−クス相当径をDst
とした。
N2 SA(m2 /g)はASTMD3037、DBP
(ml/100g)はJIS K6221、IA(mg
/g)はASTM D1510、TINTはJIS K
6221に従って測定したものである。Dstは、ジョ
イス・レ−ブル社製ディスク・セントリフュ−ジを使用
し、遠心沈降法により、次の方法で測定した。まず乾燥
したカ−ボンを精秤し、少量の界面活性剤を含む20%
エタノ−ル水溶液と混合して、カ−ボン濃度50mg/
lの分散液を作成し、続いて超音波で十分分散させ、こ
れを試料溶液とした。次に、ディスク・セントリフュ−
ジの回転数を8000rpmに設定し、スピン液(2%
グリセリン水溶液)を10ml加えた後、1mlのバッ
ファ−液(エタノ−ル水溶液)を注入し、これに前記試
料0.5mlを注射器で加えた後、一斉に遠心分離を開
始させ、光電沈降法により凝集体分布曲線を作成した。
この曲線における最大農度のスト−クス相当径をDst
とした。
【0015】なお、カ−ボンの充填量は、ジエン系ゴム
100重量部に対し、35重量部〜60重量部を配合す
る。35重量部未満では補強性が十分でなく耐摩耗性が
低下し、一方60重量部を超えると加工性の低下と発熱
による耐久性の低下とを招くからである。
100重量部に対し、35重量部〜60重量部を配合す
る。35重量部未満では補強性が十分でなく耐摩耗性が
低下し、一方60重量部を超えると加工性の低下と発熱
による耐久性の低下とを招くからである。
【0016】このように構成された組成物は、走行時の
耐摩耗性、低発熱性に優れ、しかも製造時の加工性を低
下させず、これらの性能がバランスよく高レベルで達成
される。これは、本発明に用いた比表面積と、実走
行時の耐摩耗性との関連で、DBP(ml/100g)
/N2 SA(m2 /g)とTNIT及びDa/Dstを
用いた評価と、粒子表面活性の評価との組み合わせで
選択したカ−ボンが、前記走行時の耐摩耗性、低発熱性
及び加工性のバランスを高次元で図る上で、ポリマ−と
の最適な相互作用を行い、好ましい補強を達成できるこ
とを示している。
耐摩耗性、低発熱性に優れ、しかも製造時の加工性を低
下させず、これらの性能がバランスよく高レベルで達成
される。これは、本発明に用いた比表面積と、実走
行時の耐摩耗性との関連で、DBP(ml/100g)
/N2 SA(m2 /g)とTNIT及びDa/Dstを
用いた評価と、粒子表面活性の評価との組み合わせで
選択したカ−ボンが、前記走行時の耐摩耗性、低発熱性
及び加工性のバランスを高次元で図る上で、ポリマ−と
の最適な相互作用を行い、好ましい補強を達成できるこ
とを示している。
【0017】特に、の評価について言えば、カ−ボン
の凝集形態において、吸油量が比表面積の影響を受ける
ことを加味した実質的なストラクチャ−指標として、吸
油量/比表面積を用いることで耐摩耗性への影響が適切
化されたカ−ボンであって、当指標で特定した高ストラ
クチャ−カ−ボンにおいて、比着色量がDa/Dst
(カ−ボンの形態を表す指標として知られており、この
値が大きい程、Open状又はFiburous状であ
ることを表している)の増大に伴い低下する一般的関係
を評価するよりも、Da/Dstを含む指標の所定値
(請求項1式(4) の右辺)以上に高い比着色量を示すも
のに付いて評価したカ−ボンが、実走行でバラツキのな
い汎用性の高いタイヤ摩耗性能に寄与することを示して
いると考えられる。すなわち、本発明に係る上記評価の
組み合わせは、重荷重用タイヤの優れた耐摩耗性を、発
熱性と加工性とのバランスを図りながら、達成し得る有
効な評価基準となる。
の凝集形態において、吸油量が比表面積の影響を受ける
ことを加味した実質的なストラクチャ−指標として、吸
油量/比表面積を用いることで耐摩耗性への影響が適切
化されたカ−ボンであって、当指標で特定した高ストラ
クチャ−カ−ボンにおいて、比着色量がDa/Dst
(カ−ボンの形態を表す指標として知られており、この
値が大きい程、Open状又はFiburous状であ
ることを表している)の増大に伴い低下する一般的関係
を評価するよりも、Da/Dstを含む指標の所定値
(請求項1式(4) の右辺)以上に高い比着色量を示すも
のに付いて評価したカ−ボンが、実走行でバラツキのな
い汎用性の高いタイヤ摩耗性能に寄与することを示して
いると考えられる。すなわち、本発明に係る上記評価の
組み合わせは、重荷重用タイヤの優れた耐摩耗性を、発
熱性と加工性とのバランスを図りながら、達成し得る有
効な評価基準となる。
【0018】本発明のうち請求項2記載の発明は、請求
項1記載のタイヤトレッド用ゴム組成物を用いてなるタ
イヤである。前記組成物を用いているので、このタイヤ
は走行時の耐摩耗性、低発熱性と及び製造時の加工性に
優れ、これらの性能がバランスよく高レベルで達成され
る。その結果、トラック、バス等、重荷重用のタイヤと
して好適に用いられる。
項1記載のタイヤトレッド用ゴム組成物を用いてなるタ
イヤである。前記組成物を用いているので、このタイヤ
は走行時の耐摩耗性、低発熱性と及び製造時の加工性に
優れ、これらの性能がバランスよく高レベルで達成され
る。その結果、トラック、バス等、重荷重用のタイヤと
して好適に用いられる。
【0019】
【実施例】以下に、実施例をもって本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。
的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。
【0020】(実施例1〜4)第1段階として、天然ゴ
ム(RSS#3)80部にブタジエンゴム(ジェイ.エ
ス.ア−ル社製BR01)20部を配合したゴム成分1
00部に、表1に示す特性値を有するカ−ボン50部を
配合し、更にその他の成分として酸化亜鉛を3部、ステ
アリン酸を3部、老化防止剤(6PPD)を1部添加
し、バンバリ−ミキサ−にて十分混練後、一旦ミキサ−
外に排出して冷却する。次に、第2段階として、硫黄を
1.7部、加硫促進剤(TBBS)を1部添加し、再
度、バンバリ−ミキサ−にて混練し、タイヤトレッド用
ゴム組成物を得た。また、このようにして得られたゴム
組成物をトレッドゴムとするタイヤサイズ11R22.
5 14PRのラジアルタイヤを定法により製造した。
ム(RSS#3)80部にブタジエンゴム(ジェイ.エ
ス.ア−ル社製BR01)20部を配合したゴム成分1
00部に、表1に示す特性値を有するカ−ボン50部を
配合し、更にその他の成分として酸化亜鉛を3部、ステ
アリン酸を3部、老化防止剤(6PPD)を1部添加
し、バンバリ−ミキサ−にて十分混練後、一旦ミキサ−
外に排出して冷却する。次に、第2段階として、硫黄を
1.7部、加硫促進剤(TBBS)を1部添加し、再
度、バンバリ−ミキサ−にて混練し、タイヤトレッド用
ゴム組成物を得た。また、このようにして得られたゴム
組成物をトレッドゴムとするタイヤサイズ11R22.
5 14PRのラジアルタイヤを定法により製造した。
【0021】(比較例1〜5)表2に示す特性値を有す
るカ−ボンを用い、ゴム成分及びその他の配合剤の種
類、量を実施例1〜4と同様に配合すると共に実施例1
〜4と同様に混練、加硫して、タイヤトレッド用ゴム組
成物を得た。また、これらをトレッドゴムとして用い、
実施例1〜4と同サイズのラジアルタイヤを得た。
るカ−ボンを用い、ゴム成分及びその他の配合剤の種
類、量を実施例1〜4と同様に配合すると共に実施例1
〜4と同様に混練、加硫して、タイヤトレッド用ゴム組
成物を得た。また、これらをトレッドゴムとして用い、
実施例1〜4と同サイズのラジアルタイヤを得た。
【0022】比較例1〜5のカ−ボンは、比較のために
用いた市販のカ−ボンであり、それぞれ次の特性を有す
るものである。なお、比較例1のカ−ボン(東海カ−ボ
ン社製シ−スト9)は、従来の重荷重用タイヤに用いら
れているものであり、それ故、比較例1を評価の基準と
した。比較例1のカ−ボン特性値は、表2に示すよう
に、N2 SA(m2 /g)/IA(mg/g)=0.9
9であり、また、TINT=130で、請求項1式(4)
の右辺の計算値の148より小さくなっているため、請
求項1の式(3)(4)を満足しない。
用いた市販のカ−ボンであり、それぞれ次の特性を有す
るものである。なお、比較例1のカ−ボン(東海カ−ボ
ン社製シ−スト9)は、従来の重荷重用タイヤに用いら
れているものであり、それ故、比較例1を評価の基準と
した。比較例1のカ−ボン特性値は、表2に示すよう
に、N2 SA(m2 /g)/IA(mg/g)=0.9
9であり、また、TINT=130で、請求項1式(4)
の右辺の計算値の148より小さくなっているため、請
求項1の式(3)(4)を満足しない。
【0023】比較例2のカ−ボン特性値は、N2 SA
(m2 /g)/IA(mg/g)=0.99であり、請
求項1の式(3) を満足しない。比較例3のカ−ボン特性
値は、TINT=125で、式(4) の右辺の計算値の1
45より小さくなっているため、請求項1の式(4) を満
足しない。比較例4のカ−ボン特性値は、DBP(ml
/100g)/N2 SA(m2 /g)=0.72であ
り、請求項1の式(2) を満足しない。比較例5のカ−ボ
ン特性値はN2 SA(m2 /g)=176であり、請求
項1の式(1) を満足しない。
(m2 /g)/IA(mg/g)=0.99であり、請
求項1の式(3) を満足しない。比較例3のカ−ボン特性
値は、TINT=125で、式(4) の右辺の計算値の1
45より小さくなっているため、請求項1の式(4) を満
足しない。比較例4のカ−ボン特性値は、DBP(ml
/100g)/N2 SA(m2 /g)=0.72であ
り、請求項1の式(2) を満足しない。比較例5のカ−ボ
ン特性値はN2 SA(m2 /g)=176であり、請求
項1の式(1) を満足しない。
【0024】また、本実施例で使用した、タイヤトレッ
ド用ゴム組成物及びこれを用いたタイヤの性能評価の試
験法は次の通りである。 (1) 加工性;実施例1〜4、比較例1〜5のタイヤトレ
ッド用ゴム組成物のム−ニ−粘度を、JIS K 63
00に準拠して測定し、比較例1を100とした指数に
換算し、次の3段階評価を行った。なお、前記指数は数
値が大きい程、粘度が高く、加工性が劣ることを示す。 3;前記指数が96〜105である。 2;前記指数が106〜115である。 1;前記指数が116以上である。
ド用ゴム組成物及びこれを用いたタイヤの性能評価の試
験法は次の通りである。 (1) 加工性;実施例1〜4、比較例1〜5のタイヤトレ
ッド用ゴム組成物のム−ニ−粘度を、JIS K 63
00に準拠して測定し、比較例1を100とした指数に
換算し、次の3段階評価を行った。なお、前記指数は数
値が大きい程、粘度が高く、加工性が劣ることを示す。 3;前記指数が96〜105である。 2;前記指数が106〜115である。 1;前記指数が116以上である。
【0025】(2) 耐摩耗性;1台のトラックの後輪に、
実施例1〜4、比較例1〜5のタイヤのうち、比較例1
とそれ以外のタイヤの2種類を装着して10万km走行
した後、各タイヤの溝深さを測定し、走行前後の溝深さ
の差を摩耗量として両タイヤの摩耗量の比を求め、下記
式を用いて計算した指数を耐摩耗性の評価値とした。こ
の値が大きいほど、摩耗量が少ないことを示し、好まし
い。 (比較例1のタイヤの摩耗量)×100/(他のタイヤ
の摩耗量)
実施例1〜4、比較例1〜5のタイヤのうち、比較例1
とそれ以外のタイヤの2種類を装着して10万km走行
した後、各タイヤの溝深さを測定し、走行前後の溝深さ
の差を摩耗量として両タイヤの摩耗量の比を求め、下記
式を用いて計算した指数を耐摩耗性の評価値とした。こ
の値が大きいほど、摩耗量が少ないことを示し、好まし
い。 (比較例1のタイヤの摩耗量)×100/(他のタイヤ
の摩耗量)
【0026】(3) 発熱性;実施例1〜4、比較例1〜5
のタイヤをFMVSS 119に規定する高速耐久性試
験条件にてドラム走行させ、ショルダ−部における最外
層ベルト表面の温度を測定することにより評価した。表
1に示す値は、比較例1を100として指数表示したも
のであり、数値が小さいほど発熱が低く、高速耐久性が
良好である。
のタイヤをFMVSS 119に規定する高速耐久性試
験条件にてドラム走行させ、ショルダ−部における最外
層ベルト表面の温度を測定することにより評価した。表
1に示す値は、比較例1を100として指数表示したも
のであり、数値が小さいほど発熱が低く、高速耐久性が
良好である。
【0027】
【表1】
【0028】表1に示すように、実施例1、3、4のタ
イヤトレッド用ゴム組成物及びこれを用いたタイヤは、
耐摩耗性が従来のタイヤ(比較例1)より大幅にアップ
し、走行時の発熱性が従来のタイヤと同等若しくはそれ
以下である。また、実施例2は発熱性が従来のタイヤよ
り僅かに上昇しているものの、耐摩耗性の改良効果が十
分大きいので、その意味で耐摩耗性の改良と発熱性との
バランスがとれているといえる。更に、加工性は実施例
1〜4のいずれも、従来のタイヤに用いるゴム組成物と
遜色がない。したがって、実施例1〜4のタイヤトレッ
ド用ゴム組成物及びこれを用いたタイヤは、耐摩耗性、
低発熱性、加工性のバランスが高レベルで達成されてお
り、トラック、バス等の重荷重用として好適に用いるこ
とができる。
イヤトレッド用ゴム組成物及びこれを用いたタイヤは、
耐摩耗性が従来のタイヤ(比較例1)より大幅にアップ
し、走行時の発熱性が従来のタイヤと同等若しくはそれ
以下である。また、実施例2は発熱性が従来のタイヤよ
り僅かに上昇しているものの、耐摩耗性の改良効果が十
分大きいので、その意味で耐摩耗性の改良と発熱性との
バランスがとれているといえる。更に、加工性は実施例
1〜4のいずれも、従来のタイヤに用いるゴム組成物と
遜色がない。したがって、実施例1〜4のタイヤトレッ
ド用ゴム組成物及びこれを用いたタイヤは、耐摩耗性、
低発熱性、加工性のバランスが高レベルで達成されてお
り、トラック、バス等の重荷重用として好適に用いるこ
とができる。
【0029】
【表2】
【0030】表2に示す比較例1(比較ための基準)
は、従来のタイヤトレッド用ゴム組成物及びこれを用い
たタイヤであり、耐摩耗性、発熱性の改良が求められて
いたものである。前記したように、請求項1の式(3)(4)
を満足しないカ−ボンが用いられている。
は、従来のタイヤトレッド用ゴム組成物及びこれを用い
たタイヤであり、耐摩耗性、発熱性の改良が求められて
いたものである。前記したように、請求項1の式(3)(4)
を満足しないカ−ボンが用いられている。
【0031】比較例2のカ−ボン特性値は式(3) の最小
の臨界値に足りず、比較例4のカ−ボン特性値は式(2)
の最小の臨界値に足りず、比較例3のカ−ボン特性値は
式(4) を満足していないため、いずれも、基準の比較例
1に対し、発熱性が上昇し、その割りには耐摩耗性の改
良が小さく、耐摩耗性の改良と発熱性とのバランスがと
れていない。
の臨界値に足りず、比較例4のカ−ボン特性値は式(2)
の最小の臨界値に足りず、比較例3のカ−ボン特性値は
式(4) を満足していないため、いずれも、基準の比較例
1に対し、発熱性が上昇し、その割りには耐摩耗性の改
良が小さく、耐摩耗性の改良と発熱性とのバランスがと
れていない。
【0032】また、比較例5のカ−ボンは、比表面積を
大きくしため、耐摩耗性は基準値より向上するものの、
特性値が式(1) を満足せず比表面積が大きすぎるため、
走行時の発熱性が増大して高速耐久性が低下するばかり
か、混練物の粘度が上昇し、加工性の評価が1に低下す
る。
大きくしため、耐摩耗性は基準値より向上するものの、
特性値が式(1) を満足せず比表面積が大きすぎるため、
走行時の発熱性が増大して高速耐久性が低下するばかり
か、混練物の粘度が上昇し、加工性の評価が1に低下す
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るタイ
ヤトレッド用ゴム組成物及びこれを用いたタイヤは、走
行時の耐摩耗性と低発熱性に優れ、しかも加工性が従来
のタイヤと遜色がないので、これらの性能がバランスよ
く高レベルで達成されている。そのため、トラック、バ
スなど重荷重用のタイヤとして、耐久性の面でもコスト
的にも好適に用いることができる。
ヤトレッド用ゴム組成物及びこれを用いたタイヤは、走
行時の耐摩耗性と低発熱性に優れ、しかも加工性が従来
のタイヤと遜色がないので、これらの性能がバランスよ
く高レベルで達成されている。そのため、トラック、バ
スなど重荷重用のタイヤとして、耐久性の面でもコスト
的にも好適に用いることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 ジエン系ゴム100重量部に、下記 (1)
〜(4) の関係を満たす特性値を有するカ−ボンブラック
を、35〜60重量部を配合してなるタイヤトレッド用
ゴム組成物。 (1) N2 SA(m2 /g)=125〜170、 (2) DBP(ml/100g)/N2 SA(m2 /g)
=0.75〜1.2、 (3) N2 SA(m2 /g)/IA(ml/g)=1.0
5〜1.35, (4) TINT≧−100(Da/Dst)+249、 但し、Da(nm)=(2540+71(DBP))/
N2 SA - 【請求項2】 請求項1記載のタイヤトレッド用ゴム組
成物を用いてなるタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11177683A JP2001002835A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | タイヤトレッド用ゴム組成物及びこれを用いたタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11177683A JP2001002835A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | タイヤトレッド用ゴム組成物及びこれを用いたタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001002835A true JP2001002835A (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=16035290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11177683A Pending JP2001002835A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | タイヤトレッド用ゴム組成物及びこれを用いたタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001002835A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002301903A (ja) * | 2001-02-09 | 2002-10-15 | Goodyear Tire & Rubber Co:The | 強化されたゴムの側壁を有するタイヤ |
CN111278767A (zh) * | 2017-08-28 | 2020-06-12 | 巨石材料公司 | 用于颗粒生成的系统和方法 |
-
1999
- 1999-06-24 JP JP11177683A patent/JP2001002835A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002301903A (ja) * | 2001-02-09 | 2002-10-15 | Goodyear Tire & Rubber Co:The | 強化されたゴムの側壁を有するタイヤ |
CN111278767A (zh) * | 2017-08-28 | 2020-06-12 | 巨石材料公司 | 用于颗粒生成的系统和方法 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081106 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090407 |
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A02 | Decision of refusal |
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