JP2001002371A - 建設機械のアクチュエータ駆動装置 - Google Patents

建設機械のアクチュエータ駆動装置

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JP2001002371A
JP2001002371A JP11179996A JP17999699A JP2001002371A JP 2001002371 A JP2001002371 A JP 2001002371A JP 11179996 A JP11179996 A JP 11179996A JP 17999699 A JP17999699 A JP 17999699A JP 2001002371 A JP2001002371 A JP 2001002371A
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actuator
pressure
circuit
valve
construction machine
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JP11179996A
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Hideaki Yoshimatsu
英昭 吉松
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクチュエータを停止状態に確実に保持で
き、しかも回路流量の大小に関係なく安定したアクチュ
エータ作動を得る。 【解決手段】 アクチュエータ回路としてのシリンダ回
路30に、同回路30を遮断してシリンダ27を停止状
態に保持する位置と、同回路30を開通させて作動させ
る位置との間で切換わり作動する油圧パイロット式の停
止保持弁31,32を設け、シリンダ作動時に、操作部
40からの指令信号に基づく停止保持制御弁36の作動
により外部パイロット圧を停止保持弁31,32に供給
して同保持弁31,32の一方を開くようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種クレーン、油圧
ショベル等の建設機械において電動機で液圧ポンプを回
転させてアクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧式の建設機械を例にとって従来の技
術を説明する。
【0003】従来、建設機械は、エンジンによって油圧
ポンプを回転させ、この油圧ポンプからの吐出油によっ
てアクチュエータを駆動する構成をとっている。
【0004】このエンジン駆動方式をとる場合、ポンプ
とアクチュエータとの間に方向制御弁を設け、この方向
制御弁により、アクチュエータに対して供給する油の量
と方向を制御してアクチュエータの作動する速度と方向
をコントロールしている。
【0005】しかし、この方式では、油圧エネルギーを
方向制御弁で絞り捨てる部分が多くてエネルギー損失が
大きく、かつ、燃費が悪くて排ガスも多い等の問題があ
った。
【0006】そこで、最近、エンジンで電動機を回転さ
せ、この電動機で油圧ポンプを駆動する所謂ハイブリッ
ド式のものが提案されている。また、建設機械以外の分
野においても、同様のハイブリッド式駆動装置が公知と
なっている(特開平9−174300号公報参照)。
【0007】この公知のハイブリッド式駆動装置におい
ては、電動機の回転速度と方向を変えることによってポ
ンプからの油の吐出量と吐出方向を変化させ、アクチュ
エータの作動速度と方向をコントロールする。
【0008】ところが、この装置で問題となるのは、従
来のエンジン駆動方式の場合の方向制御弁がなく、同制
御弁によるアクチュエータの停止保持作用が得られない
上に、ポンプの内部リークが大きいため、外力がかかっ
たときにアクチュエータの停止保持が難しいことであ
る。
【0009】この問題を解決する手段として、公知の所
謂一体型アクチュエータを用いることが考えられる。
【0010】この一体型アクチュエータの構成を図9に
示している。
【0011】同図に示すように、ポンプ1は、電動機2
の回転方向に応じて油の吐出方向が転換する双方向性ポ
ンプとして構成され、このポンプ1の両側ポート(吐出
・吸い込み口)が、アクチュエータ回路Aを構成する両
側管路3,4を介してアクチュエータ(ここでは油圧シ
リンダを示す)5に接続されている。
【0012】両側管路3,4には、リーク防止手段とし
てパイロットチェック弁6,7が設けられている。
【0013】この両チェック弁6,7は、それぞれ互い
の反対側の管路4,3の圧力によって作動し、アクチュ
エータ5の作動停止時には閉じてポンプ1での油のリー
クを防止してアクチュエータ5を停止状態に保持する。
【0014】ここで、作動時にパイロットチェック弁
6,7を確実に開くためにはパイロット圧が安定して確
保される必要があり、そのための手段として両側管路
3,4に、スローリターン弁8の一部を兼ねる絞り9,
9を設け、この絞り9,9の背圧をチェック弁6,7の
パイロット圧力としている。
【0015】図9中、10,10はリリーフ弁、11は
両側管路3,4のうち低圧側の圧力を選択してこの低圧
側管路とタンクTとの間で油の給排を行う低圧選択弁、
12は両側管路3,4間に設けられた手動開閉弁、Tは
タンクである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところが、絞り9,9
の背圧は流量によって左右され、流量が少なくなるとパ
イロット圧を確保できなくなる。このため、小流量時に
パイロットチェック弁6,7の作動が不安定となって通
常のアクチュエータ作動が不安定となり、これが、小流
量から大流量までの広い流量域で操作される建設機械に
おいて重大な問題となっていた。
【0017】そこで本発明は、アクチュエータを停止状
態に確実に保持でき、しかも回路流量の大小に関係なく
安定したアクチュエータ作動を得ることができる建設機
械のアクチュエータ駆動装置を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電動
機と、この電動機により駆動される液圧ポンプと、この
液圧ポンプと液圧アクチュエータとを結ぶアクチュエー
タ回路と、上記液圧アクチュエータの作動方向と作動速
度を指令する操作手段とを備え、このアクチュエータ回
路に、同回路を遮断する遮断位置と同回路を開通させる
開通位置との間で切換わり作動する停止保持弁が設けら
れるとともに、この停止保持弁を上記液圧アクチュエー
タ回路の流量の大小に関係なく上記遮断・開通両位置間
で切換制御する保持弁制御手段が設けられ、上記停止保
持弁により上記液圧アクチュエータを作動停止状態に保
持するように構成されたものである。
【0019】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、停止保持弁が液圧アクチュエータ回路を構成する両
側管路に設けられ、保持弁制御手段は、この両停止保持
弁を切換制御するように構成されたものである。
【0020】請求項3の発明は、請求項1の構成におい
て、停止保持弁が液圧アクチュエータ回路を構成する両
側管路のうち、液圧アクチュエータの停止状態で保持圧
が作用する側の管路のみに設けられたものである。
【0021】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかの構成において、停止保持弁としてパイロット信号
によって作動するパイロット作動弁が用いられ、保持弁
制御手段は、液圧アクチュエータ回路外部からの切換信
号に基づいてアクチュエータの作動時に停止保持弁を開
通位置に切換えるように構成されたものである。
【0022】請求項5の発明は、請求項4の構成におい
て、保持弁制御手段は、操作手段からの指令信号を切換
信号として作動するように構成されたものである。
【0023】請求項6の発明は端は、請求項1乃至5の
いずれかの構成において、停止保持弁としてパイロット
圧によって作動するパイロット作動弁が用いられ、保持
弁制御手段は、この停止保持弁に対してアクチュエータ
回路外部の圧源からパイロット圧を供給・停止するよう
に構成されたものである。
【0024】請求項7の発明は、請求項1乃至6のいず
れかの構成において、アクチュエータ回路とタンクとの
間に、アクチュエータ回路を構成する両側管路のうち低
圧側の圧力を選択してこの低圧側管路とタンクとの間で
作動液体の給排を行う低圧選択弁が設けられたものであ
る。
【0025】請求項8の発明は、請求項1乃至5のいず
れかの構成において、停止保持弁としてパイロット圧に
よって作動するパイロット作動弁が用いられるととも
に、アクチュエータ回路に、アクチュエータ作動時にア
クチュエータ回路の流量の大小に関係なく所定の圧力を
発生させる圧力発生手段が設けられ、保持弁制御手段
は、この圧力発生手段で発生した圧力を停止保持弁にパ
イロット圧として供給するように構成されたものであ
る。
【0026】請求項9の発明は、請求項8の構成におい
て、アクチュエータ回路とタンクとの間に、アクチュエ
ータ回路を構成する両側管路のうち低圧側の圧力を選択
してこの低圧側管路の作動液体をタンクに排出する低圧
選択弁が設けられるとともに、この低圧選択弁とタンク
との間に、停止保持弁の開弁圧以上の圧力で開く圧力制
御弁が設けられ、上記低圧選択弁とこの圧力制御弁とに
よって圧力発生手段が構成されたものである。
【0027】請求項10の発明は、請求項7または9の
構成において、アクチュエータ回路とタンクとの間に、
ブーストポンプによって作動液体をアクチュエータ回路
に補充するブースト手段が設けられたものである。
【0028】請求項11の発明は、請求項1乃至10の
いずれかの構成において、アクチュエータの停止状態で
アクチュエータに発生している保持圧を計測する保持圧
計測手段と、停止保持弁の開通位置への切換に先立って
アクチュエータ回路の圧力が上記保持圧計測手段によっ
て計測された保持圧に見合う圧力まで昇圧するように電
動機を駆動し液圧ポンプを作動させる回路圧制御手段が
設けられたものである。
【0029】請求項12の発明は、請求項11の構成に
おいて、回路圧制御手段は、アクチュエータが微量また
は微速で操作される微操作パターンに限って回路圧を昇
圧させるように構成されたものである。
【0030】請求項13の発明は、請求項12の構成に
おいて、回路圧制御手段は、操作手段からの指令信号に
よって微操作パターンを判別するように構成されたもの
である。
【0031】請求項14の発明は、請求項1乃至13の
いずれかの構成において、電動機の回転速度と回転方向
を制御する電動機制御手段を備え、この電動機制御手段
により、操作手段からの指令信号に基づいて液圧ポンプ
からの作動液体の吐出量と吐出方向を制御するように構
成されたものである。
【0032】請求項15の発明は、請求項1乃至13の
いずれかの構成において、液圧ポンプとして吐出量と吐
出方向が可変に構成されたポンプが用いられ、ポンプレ
ギュータにより、操作手段からの指令信号に基づいて上
記ポンプの吐出量と吐出方向を制御するように構成され
たものである。
【0033】請求項16の発明は、請求項1乃至15の
いずれかの構成において、電動機の電源としてバッテリ
を備え、電動機の回生作動によって発生する電力を上記
バッテリに蓄えるように構成されたものである。
【0034】上記構成によると、アクチュエータ回路に
設けた停止保持弁を遮断位置にセットすることにより、
アクチュエータとポンプとの間を遮断してアクチュエー
タを停止状態に確実に保持することができる。
【0035】しかも、保持弁制御手段により、アクチュ
エータ回路の流量の大小に関係なく停止保持弁を切換制
御するため、絞りの背圧によってパイロットチェック弁
を開く従来技術と異なり、通常のアクチュエータ作動時
には停止保持弁を確実に開いて、小流量から大流量まで
の広い流量域で安定したアクチュエータ作動を得ること
ができる。
【0036】この場合、請求項2の構成によると、アク
チュエータ回路の両側管路に停止保持弁を設けているた
め、アクチュエータ停止状態で両側管路に圧力がかかる
場合に適したものとなる。
【0037】これに対し、クレーンのブーム起伏シリン
ダのように片側管路のみに圧力がかかる場合は、請求項
3のように必要な側の管路のみに停止保持弁を設ければ
よい。こうすれば回路構成を簡略化することができる。
【0038】また、請求項4の構成によると、アクチュ
エータ回路外部からの切換信号に基づいて停止保持弁を
開通位置に切換えるため、停止保持弁を独立して、すな
わち、電動機の回転または回転停止に対してタイミング
をずらして作動させることができる。このため、たとえ
ば、クレーンにおいて荷を宙吊り停止させた状態から上
げ下げする場合に、遅いタイミングで停止保持作用を解
除することによって荷のずり落ちを防止する等の操作を
自由に行うことができる。
【0039】請求項5の構成によると、アクチュエータ
の作動方向と作動速度を指令する操作手段からの指令信
号に基づいて停止保持弁を自動的に作動させることがで
きるため、オペレータがわざわざ停止保持弁の切換スイ
ッチを操作する等の操作の煩わしさがない。
【0040】一方、請求項6の構成によると、パイロッ
ト作動弁である停止保持弁のパイロット圧源を外部から
とるため、一定のパイロット圧を安定して確保すること
ができる。
【0041】これに対し、請求項8,9の構成による
と、圧力発生手段(請求項9では低圧選択弁と圧力制御
弁で構成される)によって発生した内部パイロット圧を
用いるため、外部パイロット圧源を確保する必要がな
く、回路構成を簡略化し、コストを安くすることができ
る。
【0042】一方、請求項7の構成によると、アクチュ
エータとして片側ロッド式の復動液圧シリンダ(たとえ
ばクレーンのブーム起伏シリンダやブーム伸縮シリン
ダ)を用いる場合に、ヘッド側とロッド側の容積差によ
ってアクチュエータ回路の両側管路に流量差、すなわ
ち、流量過剰または流量不足が生じた場合に、管路とタ
ンクとの間で低圧選択弁を介して自動的に油の給排作用
が行われ、回路流量の過不足が生じるおそれがない。
【0043】請求項10の構成によると、低圧選択弁に
よってアクチュエータ回路に対する油の給排を行う請求
項7,9の構成において、ブースト回路によってタンク
の油をアクチュエータ回路の管路に補給するため、自然
吸い込み作用のみに依存する場合と比較して、油の補給
作用が速やかに行われる。このため、ポンプ及び電動機
をより高速で回転させ、かつ、装置の小形化、コンパク
ト化が可能となる。
【0044】請求項11,12,13の構成によると、
クレーンのブーム起伏シリンダのように、停止状態でア
クチュエータに保持圧がかかっている場合に、停止状態
からの起動に際して、保持圧が作用する側の管路圧を保
持圧に見合う値にまで昇圧させるため、アクチュエータ
保持圧によってオペレータの意に反した作動(ブーム起
伏シリンダの場合でいうと伸長させるつもりが瞬間的に
縮小してしまう作動)を防止することができる。
【0045】この場合、保持圧によるアクチュエータ作
動が問題となるのは、微量または微速での微操作時のみ
であり、請求項12,13の構成によると、この微操作
パターンに限って昇圧作用を行わせるため、多少の意に
反した作動は問題とならない通常操作時に昇圧による動
作の遅れが生じない。
【0046】また、請求項13の構成によると、上記微
操作パターンを、操作手段からの指令信号によって自動
的に判別するため、特定操作パターンのときにオペレー
タがモード切換スイッチを操作するといった操作の煩わ
しさがない。
【0047】一方、請求項14の構成によると、電動機
制御手段により電動機の回転速度と回転方向を制御して
ポンプ吐出量と吐出方向を制御するため、ポンプレギュ
ータによってポンプの吐出量と吐出方向を制御する場合
と比較して、省エネルギーとなる。
【0048】これに対し請求項15の構成によると、吐
出量と吐出方向が可変のポンプを用い、操作手段からの
指令信号に基づいてこのポンプの吐出量と吐出方向を制
御してアクチュエータ作動の速度と方向を制御するた
め、電動機の回転方向と速度を制御する場合と比較し
て、保持弁とポンプで二重のブレーキ作用が働き、故障
等によって電気が切れたときでもアクチュエータを停止
状態に確実に保持することができる。
【0049】また、請求項16の構成によると、電動機
の回生作用によって発生する電力をバッテリに蓄えるこ
とができるため、消費エネルギーを削減し、バッテリま
たは原動機(多くの場合はエンジン)を小形化すること
ができる。
【0050】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図8に
よって説明する。
【0051】第1実施形態(図1参照) この装置の駆動系は、原動機としてのエンジン21と、
このエンジン21によって駆動される発電機22と、こ
の発電機22で作られた電力を蓄えるバッテリ23と、
電動機制御手段を兼ねるインバータ24を介してこのバ
ッテリ23から供給される電力によって回転する電動機
25と、この電動機25によって回転駆動される油圧ポ
ンプ26とによって構成されている。
【0052】インバータ24は、上記のように発電機2
2からの交流電力を直流電力に変換してバッテリ23に
充電させる通常充電作用と、作業時の回生作用によって
電動機25に発生した交流電力を直流に変換してバッテ
リ23に充電させる回生充電作用と、バッテリ23の蓄
電力を交流に変換して電動機25に供給する放電作用を
行う。
【0053】なお、インバータ24には、図示しないが
切換手段が設けられ、オペレータの操作により、あるい
は負荷状況に応じて自動で、上記充放電作用の切換が行
われる。
【0054】油圧ポンプ26は固定容量ポンプで、電動
機25の回転方向に応じて油の吐出方向が変化し、回転
速度に応じて吐出量が変化する。
【0055】このポンプ26と、このポンプ26からの
圧油によって駆動される油圧アクチュエータ(図ではシ
リンダを例示している。以下、この例で説明する)27
とが両側管路28,29により接続されてアクチュエー
タ回路(シリンダ回路)30が構成されている。
【0056】このシリンダ回路30のロッド側(縮小
側)及びヘッド側(伸長側)両管路28,29にそれぞ
れ油圧パイロット式の停止保持弁31,32が設けられ
るとともに、両側管路間に、オーバーロードリリーフ弁
33と低圧選択弁34が設けられている。
【0057】低圧選択弁34は、中立位置aとヘッド側
選択位置bとロッド側選択位置cとの間で切換わり、ヘ
ッド側選択位置bでヘッド側管路29が、ロッド側選択
位置cでロッド側管路28がそれぞれタンクラインTa
を介してタンクTにそれぞれ連通する。
【0058】両停止保持弁31,32は、管路28,2
9を遮断する遮断位置イと開通する開通位置ロとの間で
切換わり作動し、遮断位置イでシリンダ27からの油の
流出(ポンプ26でのリーク)が止められてシリンダ2
7が停止状態に保持される。
【0059】この両停止保持弁31,32のパイロット
ポートに接続されたパイロットライン35,35は、保
持弁制御手段としての電磁切換式の停止保持制御弁3
6、パイロットライン37を介して、パイロットポンプ
用電動機38によって駆動されるパイロットポンプ39
に接続され、同ポンプ39(正確にはパイロットポンプ
39の吐出圧を蓄圧するアキュムレータ42)からパイ
ロット圧が供給されたときに、両停止保持弁31,32
の一方(制御弁36の位置によって決まる)が上記遮断
位置イから開通位置ロに切換わる。
【0060】停止保持制御弁34は、中立(ブロック)
位置aと、ヘッド側位置bと、ロッド側位置cとを有
し、パイロット圧が、この停止保持制御弁34のヘッド
側位置bでヘッド側停止保持弁32に、ロッド側位置c
でロッド側停止保持弁31に供給されて同保持弁32ま
たは31が開通位置ロにセットされる。
【0061】40はレバー40a(ペダルでもよい)に
よって操作される操作手段としての操作部(たとえばポ
テンショメータ)で、この操作部40の操作信号(指令
信号)がコントローラ41に送られる。
【0062】このコントローラ41は次の作用を行な
う。
【0063】(イ)操作部40の操作方向と操作量に応
じて電動機25の回転方向と速度(または速度とトル
ク)を制御する。
【0064】(ロ)エンジン21を、通常はエネルギー
効率の良い回転数領域で回転するように図示しないエン
ジンコントローラを介して制御する。
【0065】(ハ)バッテリ23の蓄電状態をインバー
タ24経由で監視し、適正な蓄電作用が行われるように
エンジン回転数を制御する。
【0066】(ニ)停止保持制御弁36を、操作部40
の非操作時には中立位置aとし、操作時に操作方向に応
じてヘッド側またはロッド側位置b,cに切換える。
【0067】このコントローラ41の作用を含むこの装
置の作用を説明する。
【0068】(I)シリンダ停止時 操作部40が操作されないときは、電動機25、ポンプ
26が停止する一方、停止保持制御弁36が中立位置
a、両停止保持弁31,32がいずれも遮断位置イにセ
ットされる。
【0069】この状態では、両側管路28,29が遮断
され、シリンダ27とポンプ26が遮断されているた
め、油の流出がなく、シリンダ27は外力がかかっても
停止状態に確実に保持される。
【0070】なお、このときシリンダ27に異常外力が
かかると、オーバーロードリリーフ弁33が作動し、回
路を保護する。
【0071】(II)シリンダ作動時 操作部40が伸長または縮小操作されると、その指令信
号がコントローラ41からインバータ24を経由して電
動機25に駆動信号として送られ、電動機25が指令速
度で指令方向に回転することにより、ポンプ26が駆動
される。
【0072】一方、指令信号はコントローラ41から停
止保持制御弁36にパイロット信号として送られ、同弁
36が、伸長操作時にはロッド側位置cに、縮小操作時
にはヘッド側位置bにそれぞれ切換わる。
【0073】これにより、伸長操作時にはロッド側停止
保持弁31が開通位置ロに、縮小操作時にはヘッド側停
止保持弁32が開通位置ロにそれぞれ切換わってシリン
ダ回路30に油が流れ、シリンダ27が伸長または縮小
作動する。
【0074】このように、停止保持制御弁36により、
シリンダ回路30の流量の大小に関係なく停止保持弁3
1,32を切換制御するため、絞りの背圧によってパイ
ロットチェック弁を開く従来技術と異なり、通常のシリ
ンダ作動時には停止保持弁31,32を確実に開いて、
小流量から大流量までの広い流量域で安定した作動を得
ることができる。
【0075】また、シリンダ回路30の外部からの切換
信号に基づいて停止保持弁31,32を開通位置ロに切
換えるため、停止保持弁31,32を独立して、すなわ
ち、電動機25の回転または回転停止に対してタイミン
グをずらして作動させることができる。
【0076】このため、たとえば、クレーンにおいて荷
を宙吊り停止させた状態から上げ下げする場合に、遅い
タイミングで停止保持作用を解除することによって荷の
ずり落ちを防止する等の操作を自由に行うことができ
る。
【0077】しかも、操作部40からの指令信号に基づ
いて停止保持弁31,32を自動的に作動させることが
できるため、オペレータがわざわざ停止保持弁31,3
2の切換スイッチを操作する等の操作の煩わしさがな
い。
【0078】さらに、パイロット作動弁である停止保持
弁31,32のパイロット圧源を外部(パイロットポン
プ39)からとるため、一定のパイロット圧を安定して
確保することができる。
【0079】また、低圧選択弁34は次の作用を行う。
【0080】(i)シリンダ伸長操作時 (i)−1 シリンダ27のヘッド側に圧力が立つ方向
の外力がかかっている場合 クレーンのブーム起伏シリンダやブーム伸縮シリンダが
この条件に合致する。
【0081】この条件下ではヘッド側管路29が高圧に
なり、このヘッド側圧力によって低圧選択弁34がロッ
ド側選択位置cに切換わる。
【0082】この状態での伸長操作時には、シリンダロ
ッド側から流出する油はポンプ26のロッド側Rに入
る。このとき、シリンダヘッド側とロッド側の容積差に
より、ポンプ吐出量よりもポンプ戻り量が少ないため流
量不足となるが、タンク油がタンクラインTa、低圧選
択弁34のロッド側選択位置cを介してロッド側管路2
8(ポンプロッド側R)に吸入される。これによって流
量不足が補われる。
【0083】(i)−2 シリンダ27のロッド側に圧
力が立つ方向の外力が作用している場合 この条件下ではロッド側管路28の圧力が高くなり、こ
のロッド側圧力によって低圧選択弁34がヘッド側選択
位置bに切換わる。
【0084】この状態での伸長操作時に、上記の容積差
によってポンプ吐出油が不足するため、その不足分が低
圧選択弁34のヘッド側選択位置bを介してヘッド側管
路29(シリンダヘッド側)に吸入される。
【0085】(ii)シリンダ縮小操作時 (ii)−1 シリンダ27のヘッド側に圧力が立つ方
向の外力がかかっている場合 シリンダ伸長操作時と同様、ヘッド側管路29が高圧に
なり、このヘッド側圧力によって低圧選択弁34がロッ
ド側選択位置cに切換わる。
【0086】この状態での縮小操作時には、シリンダヘ
ッド側から流出する油はポンプ26のヘッド側Hに入る
が、前記容積差により、ポンプ吐出油量が過剰となるた
め、その過剰分が低圧選択弁34のロッド側選択位置c
を介してタンクTに流出する。
【0087】(ii)−2 シリンダ27のロッド側に
圧力が立つ方向の外力がかかっている場合 ロッド側管路28が高圧となり、低圧選択弁34がヘッ
ド側選択位置bに切換わる。この状態での縮小操作時、
シリンダヘッド側から流出する油はポンプ26のヘッド
側Hに吸入されるが、ポンプ戻り量が吐出量よりも多く
なるため、過剰分が低圧選択弁34のヘッド側選択位置
bを介してタンクTに流出する。
【0088】すなわち、低圧選択弁34の油の流れは表
1のようになる。
【0089】
【表1】
【0090】上記表中、「動力回生」は、シリンダ27
にかかる外力によってポンプ26がモータ作用を行い、
電動機25が発電機として機能する動作を言う。この動
力回生によって発生した電力は、インバータ24を介し
てバッテリ23に充電される。これにより、省エネルギ
ー効果があるとともに、油圧系統の発熱を抑える効果も
ある。
【0091】図1中、43はパイロット圧源回路の圧力
を設定するリリーフ弁である。なお、パイロットポンプ
39を油圧系統のフィルトレーション(フィルタ作用)
用ポンプとして使用し、あるいは冷却用ポンプとして使
用しても良い。この場合は、同ポンプ39を、アキュム
レータ42の蓄圧が終了した後も所定時間運転してこれ
らの目的を達成する。
【0092】また、低圧選択弁34のタンクラインTa
はタンクTに接続するだけでもよいが、タンクTからの
油の吸入性を良くするために図示のように、タンクT
を、電動機44で駆動されるコンプレッサ45によって
所定の圧力(ブーストリリーフ弁46の設定圧力)まで
加圧するブースト手段を設けるのが望ましい。
【0093】第2実施形態(図2参照) 以下の実施形態では、第1実施形態との相違点のみを説
明する。
【0094】停止保持制御弁34を介して停止保持弁3
1,32にパイロット圧を供給する方式として、第1実
施形態ではパイロットポンプ39(アキュムレータ4
2)を圧源とする外部パイロット方式を採用したのに対
し、第2実施形態では、アクチュエータ回路に発生させ
た圧力を停止保持弁31,32にパイロット圧として取
り込む内部パイロット方式が採用されている。
【0095】すなわち、ロッド側及びヘッド側両停止保
持弁31,32のパイロットライン35,35は、互い
に反対側の管路29,28にたすき状に接続されてい
る。
【0096】一方、低圧選択弁34とタンクTを結ぶタ
ンクラインTaに低圧リリーフ弁47が設けられてい
る。従って、タンクラインTaはシリンダ回路30から
タンクTへの油の排出作用のみを行い、油の補充作用は
行わない。
【0097】そして、タンクTからシリンダ回路30へ
の油の補給作用を行うために、ブースト用電動機48に
よって駆動されるブーストポンプ49と、ポンプ26の
ヘッド側Hおよびロッド側Rとの間にブーストライン5
0が接続されている。51,51はブーストライン50
に設けられたヘッド側及びロッド側チェック弁、52は
ブースト用リリーフ弁である。
【0098】なお、停止保持弁31,32と低圧選択弁
34と低圧リリーフ弁47の開弁圧力P1,P2,P3
は、 P1(たとえば0.7MPa)<P2(同1.0MP
a)<P3(同1.2MPa) の関係に設定される。
【0099】この第2実施形態の構成によると、シリン
ダ作動時に、低圧選択弁34が所定の圧力P2でヘッド
側またはロッド側選択位置b,cに切換わり、回路圧が
低圧リリーフ弁47の設定圧P3以上となると回路30
(ロッド側またはヘッド側管路28,29)とタンクT
との間での油の給排が行われる。
【0100】従って、回路圧は、停止保持弁31,32
の開弁圧P1よりも高い圧力P3に設定されるため、停
止保持弁31,32は開弁状態(開通位置ロ)に安定に
保持される。
【0101】なお、この回路構成によると、シリンダロ
ッド側に圧力がかかっている状態でシリンダ27を伸長
させる場合は、ロッド側停止保持弁31のパイロット圧
が安定して確保できないため作動しない。但し、本発明
の好適例であるクレーンに使用されるシリンダ(ブーム
起伏シリンダ、ブーム伸縮シリンダ)は、いずれもシリ
ンダヘッド側に圧力が立つ方向の外力しか作用しないた
め、実際上は何ら差し支えない。
【0102】第3実施形態(図3参照) 前記のようにクレーンのブーム起伏シリンダ及びブーム
伸縮シリンダの場合は、常にシリンダヘッド側に圧力が
立つ。
【0103】そこで第3実施形態においては、圧力が立
つヘッド側管路29のみに停止保持弁31が設けられ、
ヘッド側管路29のみについてシリンダ27とポンプ2
6を遮断し得るように構成されている。
【0104】この場合、停止保持制御弁36は、パイロ
ット圧供給位置イとパイロット圧遮断位置ロの間で切換
わる二位置切換弁として構成すればよい。
【0105】一方、シリンダロッド側のみに圧力が立つ
場合には、ロッド側管路28のみに停止保持弁を設けれ
ばよい。
【0106】この片側保持弁方式は、図示する外部パイ
ロット方式をとる回路に限らず、第2実施形態の内部パ
イロット方式をとる回路にも適用することができる。こ
の適用例を第4実施形態として図4に示す。
【0107】第5実施形態(図5参照) 上記のようにクレーンのブーム起伏シリンダ等の場合
は、停止状態でアクチュエータに保持圧がかかっている
ため、停止状態から起動させる際に、保持圧が作用する
側の管路内の油が圧縮されてその体積が減少し、この体
積減少分だけ、オペレータの意に反してアクチュエータ
が瞬間的に作動すること(ブーム起伏シリンダの場合で
いうと伸長させるつもりが瞬間的に縮小してしまうこ
と)がある。
【0108】こうなると、とくにアクチュエータのわず
かな動作が問題となる微量または微速での操作時(微操
作時)の操作性が悪くなる。
【0109】そこで第5実施形態においては、このよう
なオペレータの意に反したアクチュエータ作動を防止す
る構成がとられている。
【0110】この第5実施形態では、第1実施形態の、
外部パイロット方式でかつ両側管路28,29に停止保
持弁31,32を設ける構成をベースにした場合を例に
とっている。
【0111】ロッド側及びヘッド側両管路28,29の
圧力を計測する圧力センサ53,53が設けられ、この
圧力センサ信号がコントローラ41に入力される。
【0112】コントローラ41には、操作部40からの
指令信号に基づいて微操作か否かを判別するモード判別
手段(図示しない)が設けられ、微操作であることが判
別されたときには、停止保持制御弁36に切換信号を送
る前に、インバータ24経由で電動機25に駆動指令が
出され、ポンプ26が回転して、保持圧がかかる側の管
路の圧力を保持圧に見合う値にまで昇圧させる。
【0113】シリンダヘッド側に保持圧が作用する場合
を例にとって次に詳述する。
【0114】 モード判別 操作部40の操作レバー40aがゆっくり、または微量
だけ操作される微操作時には、時間と指令信号の関係は
図6の実線で示すようになる(破線は通常操作時)。
【0115】コントローラ41は、ポンプ26からの油
の吐出が始まる指令信号値Ssよりも小さい所定の信号
値範囲を指令信号がどれだけの時間で変化したかを計算
し、この通過所要時間Δt1,Δt2と基準時間Δt0
とを比較する。
【0116】ここで、Δt1<Δt0の場合は「通常操
作」と判断し、Δt2≧Δt0の場合は「微操作」と判
断する。
【0117】 管路加圧 「微操作」と判断されると、コントローラ41からの指
令信号によって電動機25が駆動され、ポンプ26が回
転してヘッド側管路29に油が送られる。これにより、
ヘッド側管路29が加圧され、保持圧に見合った圧力に
まで昇圧したときに電動機25の回転を停止させる。
【0118】なお、この昇圧のためのポンプ吐出量は次
式で計算することができる。
【0119】ポンプ全吐出量=(ヘッド側管路容積)×
(保持圧)÷(油の体積弾性係数) ここで、ヘッド側管路容積はコントローラ内41では定
数、油の体積弾性係数はコントローラ41内で定数また
は圧力の関数として計算するかマップで持っておく。
【0120】図7は時間とポンプ吐出量の関係を示し、
同図中のΔt3で加圧作用が行われる。
【0121】この後、停止保持制御弁36に切換信号が
送られ、シリンダ27が指令通りに作動する。
【0122】こうして、保持圧によるオペレータの意に
反した作動を防止し、微操作性を良くすることができ
る。
【0123】なお、上記処理によって時間のロスが生じ
るが、元々ゆっくり操作する微操作時であるためとくに
違和感はない。
【0124】第6実施形態(図8参照) 上記第1〜第5各実施形態では、電動機25の回転速度
と回転方向をコントローラ41で制御してポンプ吐出油
の量と方向(シリンダ27の作動速度と方向)を制御す
る構成をとったのに対し、第6実施形態では、ポンプレ
ギュータ49によってポンプ26の傾転角と傾転方向を
制御することによりポンプ吐出油の量と方向を制御する
構成をとっている。
【0125】すなわち、操作部40からの指令信号に基
づいてコントローラ41からポンプレギュータ49に傾
転角と傾転方向を指示するレギュータ信号が送られ、こ
れに基づきポンプ26の傾転角と傾転方向が設定されて
シリンダ27が指令通りに作動する。
【0126】なお、図8の例では外部パイロット圧によ
って停止保持弁31,32を作動させる外部パイロット
方式で、かつ両側管路28,29に停止保持弁31,3
2を設ける構成をベースにしているが、この第6実施形
態の構成は内部パイロット方式及び片側保持弁方式の構
成をとる場合にも適用することができる。
【0127】このように、ポンプ26の傾転角と傾転方
向を制御するため、電動機25の回転方向と速度を制御
する場合と比較して、停止保持弁31,32とポンプ2
6で二重のブレーキ作用が働き、故障等によって電気が
切れたときでもシリンダ27を停止状態に確実に保持す
ることができる。
【0128】ところで、本発明はシリンダに限らず、液
圧モータ等の他の液圧アクチュエータにも、また液圧ア
クチュエータに限らず水圧アクチュエータについても適
用することができる。
【0129】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、アク
チュエータ回路を遮断する位置と開通させる位置との間
で切換わり作動する停止保持弁を、保持弁制御手段によ
ってアクチュエータ回路の流量の大小に関係なく切換制
御する構成としたから、アクチュエータ停止時にはアク
チュエータを停止状態に確実に保持しながら、通常のア
クチュエータ作動時には停止保持弁を確実に開いて、小
流量から大流量までの広い流量域で安定したアクチュエ
ータ作動を得ることができる。
【0130】この場合、請求項2の発明によると、アク
チュエータ回路の両側管路に停止保持弁を設けているた
め、アクチュエータ停止状態で両側管路に圧力がかかる
場合に適したものとなる。
【0131】これに対し、クレーンのブーム起伏シリン
ダのように片側管路のみに圧力がかかる場合は、請求項
3の発明のように必要な側の管路のみに停止保持弁を設
ければよい。こうすれば回路構成を簡略化することがで
きる。
【0132】また、請求項4の発明によると、アクチュ
エータ回路外部からの切換信号に基づいて停止保持弁を
開通位置に切換えるため、停止保持弁を独立して、すな
わち、電動機の回転または回転停止に対してタイミング
をずらして作動させることができる。このため、たとえ
ば、クレーンにおいて荷を宙吊り停止させた状態から上
げ下げする場合に、遅いタイミングで停止保持作用を解
除することによって荷のずり落ちを防止する等の操作を
自由に行うことができる。
【0133】請求項5の発明によると、アクチュエータ
の作動方向と作動速度を指令する操作手段からの指令信
号に基づいて停止保持弁を自動的に作動させることがで
きるため、オペレータがわざわざ停止保持弁の切換スイ
ッチを操作する等の操作の煩わしさがない。
【0134】一方、請求項6の発明によると、パイロッ
ト作動弁である停止保持弁のパイロット圧源を外部から
とるため、一定のパイロット圧を安定して確保すること
ができる。
【0135】これに対し、請求項8,9の発明による
と、圧力発生手段(請求項9の発明では低圧選択弁と圧
力制御弁で構成される)によって発生した内部パイロッ
ト圧を用いるため、外部パイロット圧源を確保する必要
がなく、回路構成を簡略化し、コストを安くすることが
できる。
【0136】一方、請求項7の発明によると、アクチュ
エータとして片側ロッド式の復動液圧シリンダ(たとえ
ばクレーンのブーム起伏シリンダやブーム伸縮シリン
ダ)を用いる場合に、ヘッド側とロッド側の容積差によ
ってアクチュエータ回路の両側管路に流量差、すなわ
ち、流量過剰または流量不足が生じた場合に、管路とタ
ンクとの間で低圧選択弁を介して自動的に油の給排作用
が行われ、回路流量の過不足が生じるおそれがない。
【0137】請求項10の発明によると、低圧選択弁に
よってアクチュエータ回路に対する油の給排を行う請求
項7,9の構成において、ブースト回路によってタンク
の油をアクチュエータ回路の管路に補給するため、自然
吸い込み作用のみに依存する場合と比較して、油の補給
作用が速やかに行われる。このため、ポンプ及び電動機
をより高速で回転させ、かつ、装置の小形化、コンパク
ト化が可能となる。
【0138】請求項11,12,13の構成によると、
クレーンのブーム起伏シリンダのように、停止状態でア
クチュエータに保持圧がかかっている場合に、停止状態
からの起動に際して、保持圧が作用する側の管路圧を保
持圧に見合う値にまで昇圧させるため、アクチュエータ
保持圧によってオペレータの意に反した作動(ブーム起
伏シリンダの場合でいうと伸長させるつもりが瞬間的に
縮小してしまう作動)を防止することができる。
【0139】この場合、請求項12,13の発明による
と、この特定操作パターンに限って昇圧作用を行わせる
ため、多少の意に反した作動は問題とならない通常操作
時に昇圧による動作の遅れが生じない。
【0140】また、請求項13の発明によると、微操作
パターンを、操作手段からの指令信号によって自動的に
判別するため、特定操作パターンのときにオペレータが
モード切換スイッチを操作するといった操作の煩わしさ
がない。
【0141】一方、請求項14の発明によると、電動機
制御手段により電動機の回転速度と回転方向を制御して
ポンプ吐出量と吐出方向を制御するため、ポンプレギュ
ータによってポンプの吐出量と吐出方向を制御する場合
と比較して、省エネルギーとなる。
【0142】これに対し請求項15の発明によると、吐
出量と吐出方向が可変のポンプを用い、操作手段からの
指令信号に基づいてこのポンプの吐出量と吐出方向を制
御してアクチュエータ作動の速度と方向を制御するた
め、電動機の回転方向と速度を制御する場合と比較し
て、保持弁とポンプで二重のブレーキ作用が働き、故障
等によって電気が切れたときでもアクチュエータを停止
状態に確実に保持することができる。
【0143】また、請求項16の発明によると、電動機
の回生作用によって発生する電力をバッテリに蓄えるこ
とができるため、消費エネルギーを削減し、バッテリま
たは原動機(多くの場合はエンジン)を小形化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるアクチュエータ
駆動装置の回路構成図である。
【図2】本発明の第2実施形態にかかるアクチュエータ
駆動装置の回路構成図である。
【図3】本発明の第3実施形態にかかるアクチュエータ
駆動装置の回路構成図である。
【図4】本発明の第4実施形態にかかるアクチュエータ
駆動装置の回路構成図である。
【図5】本発明の第5実施形態にかかるアクチュエータ
駆動装置の回路構成図である。
【図6】同装置における時間と操作部からの指令信号の
関係を示す図である。
【図7】同装置における時間とポンプ流量の関係を示す
図である。
【図8】本発明の第6実施形態にかかるアクチュエータ
駆動装置の回路構成図である。
【図9】従来のアクチュエータ駆動装置の回路構成図で
ある。
【符号の説明】
25 電動機 24 電動機制御手段を構成するインバータ 26 油圧ポンプ 27 油圧シリンダ(アクチュエータ) 28 油圧シリンダのロッド側管路 29 同ヘッド側管路 30 シリンダ回路(アクチュエータ回路) 31,32 停止保持弁 36 停止保持制御弁(保持弁制御手段) 39 外部パイロット圧源としてのパイロットポンプ 34 低圧選択弁 40 操作部(操作手段) 40a レバー 41 コントローラ 44 ブースト手段を構成するブースト用電動機 45 同コンプレッサ 47 保持弁制御手段を構成する低圧リリーフ弁 53,53 保持圧計測手段としての圧力センサ 49 ポンプレギュータ
フロントページの続き Fターム(参考) 2D003 AA01 BA01 BA05 BA07 BB07 BB12 CA02 CA10 DA03 DA04 DB02 3F204 AA07 CA07 GA01 3H089 AA12 AA60 BB04 BB15 BB27 CC01 CC08 DA02 DA04 DA14 DB03 DB13 DB44 DB45 DB48 DB49 EE15 EE31 GG02 JJ01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機と、この電動機により駆動される
    液圧ポンプと、この液圧ポンプと液圧アクチュエータと
    を結ぶアクチュエータ回路と、上記液圧アクチュエータ
    の作動方向と作動速度を指令する操作手段とを備え、こ
    のアクチュエータ回路に、同回路を遮断する遮断位置と
    同回路を開通させる開通位置との間で切換わり作動する
    停止保持弁が設けられるとともに、この停止保持弁を上
    記液圧アクチュエータ回路の流量の大小に関係なく上記
    遮断・開通両位置間で切換制御する保持弁制御手段が設
    けられ、上記停止保持弁により上記液圧アクチュエータ
    を作動停止状態に保持するように構成されたことを特徴
    とする建設機械のアクチュエータ駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の建設機械のアクチュエー
    タ駆動装置において、停止保持弁が液圧アクチュエータ
    回路を構成する両側管路に設けられ、保持弁制御手段
    は、この両停止保持弁を切換制御するように構成された
    ことを特徴とする建設機械のアクチュエータ駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の建設機械のアクチュエー
    タ駆動装置において、停止保持弁が液圧アクチュエータ
    回路を構成する両側管路のうち、液圧アクチュエータの
    停止状態で保持圧が作用する側の管路のみに設けられた
    ことを特徴とする建設機械のアクチュエータ駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の建設
    機械のアクチュエータ駆動装置において、停止保持弁と
    してパイロット信号によって作動するパイロット作動弁
    が用いられ、保持弁制御手段は、液圧アクチュエータ回
    路外部からの切換信号に基づいてアクチュエータの作動
    時に停止保持弁を開通位置に切換えるように構成された
    ことを特徴とする建設機械のアクチュエータ駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の建設機械のアクチュエー
    タ駆動装置において、保持弁制御手段は、操作手段から
    の指令信号を切換信号として作動するように構成された
    ことを特徴とする建設機械のアクチュエータ駆動装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の建設
    機械のアクチュエータ駆動装置において、停止保持弁と
    してパイロット圧によって作動するパイロット作動弁が
    用いられ、保持弁制御手段は、この停止保持弁に対して
    アクチュエータ回路外部の圧源からパイロット圧を供給
    ・停止するように構成されたことを特徴とする建設機械
    のアクチュエータ駆動装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の建設
    機械のアクチュエータ駆動装置において、アクチュエー
    タ回路とタンクとの間に、アクチュエータ回路を構成す
    る両側管路のうち低圧側の圧力を選択してこの低圧側管
    路とタンクとの間で作動液体の給排を行う低圧選択弁が
    設けられたことを特徴とする建設機械のアクチュエータ
    駆動装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至5のいずれかに記載の建設
    機械のアクチュエータ駆動装置において、停止保持弁と
    してパイロット圧によって作動するパイロット作動弁が
    用いられるとともに、アクチュエータ回路に、アクチュ
    エータ作動時にアクチュエータ回路の流量の大小に関係
    なく所定の圧力を発生させる圧力発生手段が設けられ、
    保持弁制御手段は、この圧力発生手段で発生した圧力を
    停止保持弁にパイロット圧として供給するように構成さ
    れたことを特徴とする建設機械のアクチュエータ駆動装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の建設機械のアクチュエー
    タ駆動装置において、アクチュエータ回路とタンクとの
    間に、アクチュエータ回路を構成する両側管路のうち低
    圧側の圧力を選択してこの低圧側管路の作動液体をタン
    クに排出する低圧選択弁が設けられるとともに、この低
    圧選択弁とタンクとの間に、停止保持弁の開弁圧以上の
    圧力で開く圧力制御弁が設けられ、上記低圧選択弁とこ
    の圧力制御弁とによって圧力発生手段が構成されたこと
    を特徴とする建設機械のアクチュエータ駆動装置。
  10. 【請求項10】 請求項7または9記載の建設機械のア
    クチュエータ駆動装置において、アクチュエータ回路と
    タンクとの間に、ブーストポンプによって作動液体をア
    クチュエータ回路に補充するブースト手段が設けられた
    ことを特徴とする建設機械のアクチュエータ駆動装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    建設機械のアクチュエータ駆動装置において、アクチュ
    エータの停止状態でアクチュエータに発生している保持
    圧を計測する保持圧計測手段と、停止保持弁の開通位置
    への切換に先立ってアクチュエータ回路の圧力が上記保
    持圧計測手段によって計測された保持圧に見合う圧力ま
    で昇圧するように電動機を駆動し液圧ポンプを作動させ
    る回路圧制御手段が設けられたことを特徴とする建設機
    械のアクチュエータ駆動装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の建設機械のアクチュ
    エータ駆動装置において、回路圧制御手段は、アクチュ
    エータが微量または微速で操作される微操作パターンに
    限って回路圧を昇圧させるように構成されたことを特徴
    とする建設機械のアクチュエータ駆動装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の建設機械のアクチュ
    エータ駆動装置において、回路圧制御手段は、操作手段
    からの指令信号によって微操作パターンを判別するよう
    に構成されたことを特徴とする建設機械のアクチュエー
    タ駆動装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13のいずれかに記載の
    建設機械のアクチュエータ駆動装置において、電動機の
    回転速度と回転方向を制御する電動機制御手段を備え、
    この電動機制御手段により、操作手段からの指令信号に
    基づいて液圧ポンプからの作動液体の吐出量と吐出方向
    を制御するように構成されたことを特徴とする建設機械
    のアクチュエータ駆動装置。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至13のいずれかに記載の
    建設機械のアクチュエータ駆動装置において、液圧ポン
    プとして吐出量と吐出方向が可変に構成されたポンプが
    用いられ、ポンプレギュータにより、操作手段からの指
    令信号に基づいて上記ポンプの吐出量と吐出方向を制御
    するように構成されたことを特徴とする建設機械のアク
    チュエータ駆動装置。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至15のいずれかに記載の
    建設機械のアクチュエータ駆動装置において、電動機の
    電源としてバッテリを備え、電動機の回生作動によって
    発生する電力を上記バッテリに蓄えるように構成された
    ことを特徴とする建設機械のアクチュエータ駆動装置。
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