JP2001002048A - 製品収納トレー - Google Patents

製品収納トレー

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JP2001002048A
JP2001002048A JP18132599A JP18132599A JP2001002048A JP 2001002048 A JP2001002048 A JP 2001002048A JP 18132599 A JP18132599 A JP 18132599A JP 18132599 A JP18132599 A JP 18132599A JP 2001002048 A JP2001002048 A JP 2001002048A
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JP
Japan
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product
product storage
storage tray
recessed part
taper angle
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JP18132599A
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English (en)
Inventor
Yukiteru Hayashi
幸輝 林
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Hiroshima Opt Corp
Kyocera Display Corp
Original Assignee
Hiroshima Opt Corp
Kyocera Display Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品Mの出し入れ時の作業性を向上させるた
め、製品収納凹部1の側壁1aのテーパー角θを大きく
しても、製品Mが側壁1aの途中で引っかかることなく
完全に底面1bにまで落とし込まれるようにする。 【解決手段】 熱可塑性樹脂の成形体からなり、所定深
さの製品収納凹部1を有する製品収納トレーにおいて、
主材としての熱可塑性樹脂に固体潤滑剤を混入して表面
摩擦係数を低減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種製品の運搬や
保管に用いられる製品収納トレーに関し、さらに詳しく
言えば、その表面が低摩擦で製品収納凹部内に製品が自
重により自然と納まる製品収納トレーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、液晶表示パネルなどに用いられ
る製品収納トレーの多くはポリスチレンやポリプロピレ
ンなどの熱可塑性樹脂の成形体からなり、図1に示され
ているように、その一方の面には製品収納凹部1が設け
られている。
【0003】図2はその断面図であり、収納される製品
Mが想像線で示されている。製品収納凹部1は、収納さ
れる製品Mの大きさに見合った形状とされており、通常
は深絞り成形によっていわゆる「すり鉢状」に形成さ
れ、その側壁1aには所定のテーパー角θが付けられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、テーパー角θ
を垂直面Yから測った角度とすると、テーパー角θが大
きいほど製品収納凹部1の開口面積が広がるため、製品
Mの出し入れが行ないやすくなり、作業性が向上する。
しかしながら、テーパー角θを大きくすると、他方にお
いて次のような課題が生ずる。
【0005】すなわち、テーパー角θを大きくすると、
製品収納時において、図2に示されているように、製品
Mが底面1bにまで落とし込まれず、側壁1aに乗り上
げ不安定な状態となることがある。特に、液晶表示パネ
ルのようなガラス基板を有する製品にあっては、その角
が鋭利であるため、このようになる傾向が強い。
【0006】このような状態で例えばトレーが重ねられ
ると、その製品Mに対して上に積まれたトレーの荷重が
かけられ損傷するおそれがある。また、不安定な状態の
まま運搬されると、比較的大きなガラス基板などの場合
には、その浮いている部分が運搬時の振動や衝撃により
揺すられ、極端な場合には破損に至ることがある。この
ような理由により、従来においてはテーパー角θは約3
0度が限界とされていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされたもので、その目的は、製品
の出し入れ時の作業性を優先して、上記テーパー角θを
大きくして製品収納凹部の開口面積を広げても、製品が
途中で引っかかることなく完全に底面にまで落とし込ま
れるようにした製品収納トレーを提供することにある。
【0008】本発明によれば、この目的は、熱可塑性樹
脂の成形体からなり、所定深さの製品収納凹部を有する
製品収納トレーにおいて、上記熱可塑性樹脂に固体潤滑
剤を混入して表面摩擦係数を低減させることによって達
成される。
【0009】すなわち、テーパー角θを大きくしても
(例えば45度)、その側壁の表面摩擦抵抗が小さいた
め、製品は途中で引っかかることなく、自重により底面
にまで落とし込まれることになる。
【0010】本発明において、固体潤滑剤は、パーフル
オロ重合体、クロロトリフルオロエチレン重合体、フッ
化黒鉛、グラファイト、二硫化モリブデン、パーフルオ
ロアルキル基含有化合物、シリコン系化合物の中から選
択されることが好ましい。
【0011】ここで、筆頭に挙げたパーフルオロ重合体
について具体的に説明すると、ポリテトラフロオロエチ
レン、テトラフロオロエチレンとヘキサフロオロプロペ
ンとの共重合体、テトラフロオロエチレンとパーフロオ
ロ(ビニルエーテル)との共重合体、テトラフロオロエ
チレン−ヘキサフロオロプロペン−パーフロオロ(ビニ
ルエーテル)三元共重合体、さらにはパーフルオロポリ
エーテルなどが例示されるが、ポリテトラフルオロエチ
レン、特に熱処理あるいは放射線照射により低分子量化
したもの、あるいは連鎖移動剤の存在する水性媒体ある
いはフロン系溶媒などの重合媒体中で重合せしめること
により製造される低分子量のポリテトラフルオロエチレ
ン、さらには乳化重合法により製造されるポリテトラフ
ルオロエチレンなどが好ましく採用される。
【0012】
【実施例】《実施例》主材としてのポリスチレン樹脂1
00重量部に対して、固体潤滑剤として低分子量ポリテ
トラフルオロエチレン(旭硝子フロロポリマーズ社:ア
フロンPTFE L169J)を2重量部混入して、製
品収納凹部の底面37×35mmと深さ6mmを固定
し、側壁のテーパー角が15゜、30゜、45゜および
60゜の4種類の製品収納トレーを成形した。外寸が3
6×34mmの液晶表示パネル(重量3.3g)を15
0枚用意し、それを1枚ずつ上面開口部のところで手を
離して製品収納凹部に収納した。その結果、側壁の途中
で引っかかったものは、側壁のテーパー角が15゜、3
0゜、45゜のトレーではいずれも0枚、60゜のトレ
ーでは1枚で、後のものはすべて底面にまで完全に落と
し込まれた。
【0013】〈比較例〉主材に固体潤滑剤を混入するこ
となく、上記実施例と同形状の4種の製品収納トレーを
成形した。上記実施例と同様に、液晶表示パネルの収納
性をテストしたところ、側壁の途中で引っかかったもの
は、前記テーパー角が15゜のものでは0枚であった
が、30゜のもので1枚、45゜のもので14枚、60
゜のもので84枚であった。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
製品収納凹部の側壁のテーパー角を大きくしても、製品
が側壁途中で引っかかることがなく、したがって、製品
収納作業性を大幅に向上させることができる。
【0015】また、トレーの表面摩擦抵抗が小さいこと
により、製品とトレーとの摩擦によるいずれか一方の削
れがなくなるばかりでなく、成形金型からの離型性もよ
くなる。さらには、トレー表面に異物や汚れが付きにく
くなる、などの効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】製品収納トレーの一部分を示した斜視図。
【図2】上記製品収納トレーの断面図。
【符号の説明】
1 製品収納凹部 1a 側壁 1b 底面 θ テーパー角 M 製品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂の成形体からなり、所定深
    さの製品収納凹部を有する製品収納トレーにおいて、上
    記熱可塑性樹脂に固体潤滑剤を混入して表面摩擦係数を
    低減させたことを特徴とする製品収納トレー。
  2. 【請求項2】 上記固体潤滑剤が、パーフルオロ重合
    体、クロロトリフルオロエチレン重合体、フッ化黒鉛、
    グラファイト、二硫化モリブデン、パーフルオロアルキ
    ル基含有化合物、シリコン系化合物の中から選択される
    請求項1に記載の製品収納トレー。
JP18132599A 1999-06-28 1999-06-28 製品収納トレー Withdrawn JP2001002048A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004232086A (ja) * 2003-01-09 2004-08-19 Nippon Steel Corp 潤滑性金属板、及びその製造方法、並びに潤滑性樹脂水分散体と潤滑樹脂塗料組成物
JP2004232085A (ja) * 2002-10-25 2004-08-19 Nippon Steel Corp 表面処理金属板、及びその製造方法、並びにこの製造方法に用いる潤滑樹脂と潤滑樹脂塗料組成物
CN106065114A (zh) * 2015-04-21 2016-11-02 三星显示有限公司 托盘
KR101799078B1 (ko) * 2015-04-21 2017-11-20 삼성디스플레이 주식회사 트레이

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Effective date: 20060905