JP2001000754A - ニッパー - Google Patents

ニッパー

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JP2001000754A
JP2001000754A JP11170180A JP17018099A JP2001000754A JP 2001000754 A JP2001000754 A JP 2001000754A JP 11170180 A JP11170180 A JP 11170180A JP 17018099 A JP17018099 A JP 17018099A JP 2001000754 A JP2001000754 A JP 2001000754A
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Japan
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cylinder
piston
nipper
sliding
mounting member
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JP11170180A
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Masayoshi Toyoda
政嘉 豊田
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VESSEL GIKEN KOGYO KK
Original Assignee
VESSEL GIKEN KOGYO KK
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  • Scissors And Nippers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シリンダ往復駆動機構を単純化してその耐久
性の向上を図る。 【解決手段】 ニッパー刃体7を備えたニッパーケース
6を取り付け、第一シリンダ13の軸方向後端側に第二
シリンダ23を連結し、第二シリンダに第一シリンダの
摺動方向と同軸方向に相対摺動可能に第二ピストン24
を嵌装し、第二ピストンに第二シリンダから後方に突出
するロッド部24Aを連接し、ロッド部を側面視略L字
状の取付部材5の垂直部5Aに固定すると共に取付部材
の水平部5B上に少なくとも第一シリンダを摺動可能に
支持し、かつ第二ピストンに対して第二シリンダが軸方
向摺動することによりニッパー刃体7を前進・後退させ
るようにしたニッパー1において、第二シリンダが第二
シリンダ内の第二ピストンの軸方向両側で交互に供給・
排出される作動流体により軸方向に前進・後退駆動され
るようにエア給排路27,31を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成型品例えばプラ
スチック成型品自動取出装置に取り付けられ、成型品の
ゲート処理等を行うスライド式のニッパーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラスチック成型機から取り出
された成型品のゲート処理を行うために、自動取出装置
にスライド式のエア・ニッパーが取り付けられる。この
エア・ニッパーとしては、実公平8−55号公報に開示
されたものがある。該ニッパーは、第一ピストンが軸方
向摺動可能に嵌装された第一シリンダの軸方向前端側
に、第一ピストンの軸方向摺動により作動されるニッパ
ー刃体を備えたニッパーケースを側板を介して取り付
け、第一シリンダの軸方向後端側に第二シリンダを連結
し、該第二シリンダに第一シリンダの摺動方向と同軸方
向に相対摺動可能に第二ピストンを嵌装し、第二ピスト
ンに第二シリンダから後方に突出するロッド部を連接
し、該ロッド部を側面視略L字状の取付部材の垂直部に
固定すると共に、該取付部材の水平部の先端部近傍に、
第一シリンダの軸方向に延びる長孔を形成し、該長孔に
第一シリンダ側に抜け止めボルトにより取り付けられた
ガイドピンを挿通してあり、第二ピストンに対して第二
シリンダ及び第一シリンダが一体となって軸方向摺動す
ることによりニッパー刃体を前進・後退させるようにし
てある。
【0003】しかも、第二ピストンに対する第二シリン
ダの前進駆動は、第二シリンダ内の前記ロッド部側にエ
アを供給することにより行い、第二シリンダの後退駆動
は、第二シリンダ内の第二ピストンヘッド側に嵌装した
復帰用コイルばねにより行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記エア・
ニッパーは、通常24時間稼働されるため、上記従来技
術では、第二シリンダの後退駆動用コイルばねの耐久性
に問題があり、また、第一シリンダの摺動案内が長孔と
ガイドピンにより行われるので、ガイドピンが折れたり
抜け止めボルトが外れ易いし、がたつきが生じて摺動精
度が悪くなり、耐久性も良くないほか、ロボットに装着
して使用するとき、がたつきがあると所要の切断精度が
得られないなどの問題がある。
【0005】本発明は、上述のような実情に鑑みてなさ
れたもので、その第一の目的は、シリンダ往復駆動機構
を単純化してその耐久性の向上を図ることであり、その
第二の目的は、シリンダ往復動作の精度及び安定性の向
上と切断精度の確保を図ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じている。即ち、
本発明は、第一ピストンが軸方向摺動可能に嵌装された
第一シリンダの軸方向前端側に、第一ピストンの軸方向
摺動により作動されるニッパー刃体を備えたニッパーケ
ースを取り付け、第一シリンダの軸方向後端側に第二シ
リンダを連結し、該第二シリンダに第一シリンダの摺動
方向と同軸方向に相対摺動可能に第二ピストンを嵌装
し、第二ピストンに第二シリンダから後方に突出するロ
ッド部を連接し、該ロッド部を側面視略L字状の取付部
材の垂直部に固定すると共に該取付部材の水平部上に少
なくとも第一シリンダを摺動可能に支持し、かつ第二ピ
ストンに対して第二シリンダが軸方向摺動することによ
りニッパー刃体を前進・後退させるようにしたニッパー
において、前記第二シリンダが該第二シリンダ内の第二
ピストンの軸方向両側で交互に供給・排出される作動流
体により軸方向に前進・後退駆動されるように構成され
ている点に特徴がある。
【0007】かかる構成であれば、前記シリンダの駆動
機構が単純になり、しかも、作動がが円滑かつ確実で、
メンテナンスが容易となり、耐久性が向上する。また、
本発明は、第一ピストンが軸方向摺動可能に嵌装された
第一シリンダの軸方向前端側に、第一ピストンの軸方向
摺動により作動されるニッパー刃体を備えたニッパーケ
ースを取り付け、第一シリンダの軸方向後端側に第二シ
リンダを連結し、該第二シリンダに第一シリンダの摺動
方向と同軸方向に相対摺動可能に第二ピストンを嵌装
し、第二ピストンに第二シリンダから後方に突出するロ
ッド部を連接し、該ロッド部を側面視略L字状の取付部
材の垂直部に固定すると共に該取付部材の水平部上に少
なくとも第一シリンダを摺動可能に支持し、かつ第二ピ
ストンに対して第二シリンダが軸方向摺動することによ
りニッパー刃体を前進・後退させるようにしたニッパー
において、前記取付部材の水平部上面に第一シリンダの
軸方向に延びる摺動案内支持部が設けられ、前記シリン
ダのうちの少なくとも第一シリンダに前記摺動案内支持
部に係合摺動する摺動部が設けられている点に特徴があ
る。
【0008】この場合、前記案内支持部はあり構造と
し、摺動部をあり溝構造とすることができる。この構成
であれば、シリンダが取付部材に安定良く支持されると
共に、円滑に摺動し前進・後退動作の精度が確保され
る。しかも、構造が簡単であるから、故障がなくメンテ
ナンスが容易であり、耐久性が向上する。さらに、本発
明は、第一ピストンが軸方向摺動可能に嵌装された第一
シリンダの軸方向前端側に、第一ピストンの軸方向摺動
により作動されるニッパー刃体を備えたニッパーケース
を取り付け、第一シリンダの軸方向後端側に第二シリン
ダを連結し、該第二シリンダに第一シリンダの摺動方向
と同軸方向に相対摺動可能に第二ピストンを嵌装し、第
二ピストンに第二シリンダから後方に突出するロッド部
を連接し、該ロッド部を側面視略L字状の取付部材の垂
直部に固定すると共に該取付部材の水平部上に少なくと
も第一シリンダを摺動可能に支持し、かつ第二ピストン
に対して第二シリンダが軸方向摺動することによりニッ
パー刃体を前進・後退させるようにしたニッパーにおい
て、前記第二シリンダが該第二シリンダ内の第二ピスト
ンの軸方向両側で交互に供給・排出される作動流体によ
り軸方向に前進・後退駆動されるように構成され、前記
取付部材の水平部上面に第一シリンダの軸方向に延びる
摺動案内支持部が設けられ、前記シリンダのうちの少な
くとも第一シリンダに前記摺動案内支持部に係合摺動す
る摺動部が設けられている点に特徴がある。
【0009】この場合、前記シリンダの駆動機構が単純
になり、その上、作動が円滑かつ確実で、メンテナンス
が容易となり、耐久性が向上する。また、前記案内支持
部はあり構造とし、摺動部をあり溝構造とすることがで
きる。この構成であれば、シリンダが取付部材に安定良
く支持されると共に、円滑に摺動し前進・後退動作の精
度が確保される。しかも、構造が簡単であるから、故障
がなくメンテナンスが容易であり、耐久性が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。本発明に係るニッパー1は、図1に
示すように、ニッパー本体部2と、ニッパー刃体開閉作
動部3と、位置変更駆動部4と、取付部材5とにより構
成されている。前記ニッパー本体部2は、ニッパーケー
ス6と、一対のニッパー刃体7と、両ニッパー刃体7を
前記ケース6に回転自在に取り付けるブシュ8、中空軸
9、軸固定ねじ10及びニッパー開放付勢用のスプリン
グ(図示せず)とから成っている。
【0011】前記ニッパーケース6は側面に第一ピスト
ン挿通窓11を有し、組立ねじ12により、ニッパー刃
体開閉作動部3に直交状に、連結一体化されるようにな
っている。このニッパー刃体開閉作動部3は、アルミニ
ウム合金を押出成形法により成形した孔断面形状が略長
円形の第一シリンダ13と一端に二又状でかつ対向面先
端に向かうに従い順次拡大するテーパ内面とされた開閉
作動面14を有し、かつ第一シリンダ13内に軸線方向
へ摺動自在に嵌装された第一ピストン15と、長円形の
ピストンリング16と、ニッパーケース6側(前端側)
の側板17と、第一ピストン挿通孔18を有するばね受
筒19と、ピストン復帰用のコイルばね20とからなっ
ている。即ち、ニッパーケース6は、第一シリンダ13
の軸方向前端側に側板17を介して取り付け固定されて
いる。
【0012】前記第一シリンダ13は、その内郭形状が
長円形で、図3に示すように軸方向両端面の四隅に組立
ねじ孔21が設けられ、左右両端下部に摺動部を構成す
る摺動体取付片13Bが、互いに軸線方向と平行状に突
設されている。前記第一ピストン15は長円形のピスト
ン部15Aと円柱形のロッド部15Bとからなり、ロッ
ド部15Bの先端部(前端部)がピストン部15Aの長
軸線と平行にテーパ内面即ち前記開閉作動面14が形成
されており、該ロッド部15Bに前記コイルばね20が
外嵌されている。なお、前記ピストン部15Aは中空と
されている。
【0013】前記位置変更駆動部4は、第一シリンダ1
3の長円孔13Aに同軸的に嵌合されて組立ねじ22に
より連結される(即ち、第一シリンダ13の軸方向後端
側に結合される)断面円形のピストン嵌装孔を有する第
二シリンダ23と、該第二シリンダ23内に軸線方向へ
摺動可能に嵌装されたロッド部24Aを有する円形断面
の第二ピストン24と、閉塞円板25と、円筒状シリン
ダライナー26等とからなっており、前記ロッド部24
Aの外端部分が前記取付部材5に嵌着されると共に、第
二シリンダ23内の後端壁側に連通するエア給排路27
が設けられている。
【0014】前記第二シリンダ23は、ダイキャスト成
形されたアルミニウム合金製で、外郭形状が第一シリン
ダ13と同形同寸の長方形の取付フランジ部28が、軸
方向中間部に形成され、前部外郭形状が長円形で第一シ
リンダ13の長円孔13Aに嵌合可能とされ、後部外郭
形状が円形の上下に小径のほぼ半円形の突部を有する形
状で、後端壁中央に第二ピストン貫通孔29が設けられ
ている。そして、第二シリンダ23の上部には、第一ピ
ストン前進駆動用のエア給排路30が、軸方向に貫通状
に設けられ、下部には第二シリンダ前端部内に通じる第
二シリンダ前進駆動用エア給排路31が設けられてい
る。なお、前記シリンダライナ26には、閉塞円板25
の近傍に位置して前記エア給排路31に連通するエア給
排口34が設けられている。従って、前記エア給排路3
1,27に位置変更駆動エアを供給・排出することで、
第二ピストン24に対する第二シリンダ23の前進・後
退往復駆動を、エア即ち作動流体により円滑にかつ確実
にしかも安定良く行うことができる。
【0015】また、前記取付フランジ部28は、その四
隅に軸方向に貫通する組立ねじ挿通孔(図示省略)を備
え、この挿通孔を利用して前記組立ねじ22により第一
シリンダ13に固定連結されている。さらに、このフラ
ンジ部28の下端部には、左右方向中央部に位置して軸
方向に貫通するねじ孔32が設けられ、このねじ孔32
に前進限位置決め調整ねじ33が軸方向に移動可能に螺
装されている。なお、図1において、35はピストンリ
ング、36,37,38はシールリング、39は閉塞円
板止めリングである。
【0016】前記取付部材5は、図4に示すように側面
形状がL字状で、その垂直部5Aの上端部に設けた取付
孔40に第二ピストン24のロッド部24Aが挿通さ
れ、図外のエア給排路付中空ねじ等により固定されてい
る。また、取付部材5の水平部5B上面には、図5に示
すように前後方向(軸方向)前半部分にシリンダ摺動案
内支持部を構成するあり溝嵌合機構のあり部41が、左
右方向中央部に位置して上向きにかつ軸方向と平行に突
設されている。なお、前記あり部41は、傾斜案内面4
1Aの下半分が反対方向下方に傾斜する案内支持面41
Bとされている。さらに、前記取付部材5の水平部5B
には、プラスチック成形品自動取出装置等への取付孔4
2が適所に複数個設けられている。
【0017】そして、前記あり部41の左右外側の上下
両面41A,41Bには、前記第一シリンダ13の摺動
体取付片13B対向内側面に固定ねじ43及びナット4
6により取り付けた摺動体44が、無給油摺動シート4
5(図6参照)を介して当設されている。該摺動体44
と第一シリンダ13の下面13Cにより、あり溝嵌合機
構を構成するあり溝即ちシリンダ摺動部が形成されてい
る。前記固定ねじ43及びナット46は、ユーザーが組
立調整完了後に、接着剤により接着固定することで、ね
じの緩みを防止することができる。
【0018】なお、前記取付部材5の垂直部5Aには、
図2に示しているように、転倒達磨型の窓49が設けら
れ、前記エア給排路31への配管ができるようにすると
共に、前記調整ねじ33の操作ができるようにしてあ
る。前記側板17は、その下端がニッパーケース6の下
端よりも下方に延出すると共に、第一シリンダ13の摺
動体取付片13Bの下端と一致させてあり、該側板17
下部の左右方向中央部に位置して、前記取付部材5のあ
り部前端面41Cに当接するシリンダ後退限位置決め調
整ねじ47が前後方向移動可能に螺装され、該ねじ47
に螺合されたナット48により固定されるようになって
いる。
【0019】次に、上記実施形態の動作について、図7
を参照して説明する。まず、取付部材5をプラスチック
成形機の取り出し装置等に固定して、成形品50のスプ
ール部51に対応しかつゲート部52の切断基準面50
Aに対向して、ニッパー刃体7の平面部7Aを位置さ
せ、しかも、該平面部7Aと切断基準面50Aとの間隔
が第二シリンダ23のストロークS(ニッパー刃体7の
最大ストローク)以下となるようにセットする。そこ
で、取付部材5に固着された位置変更駆動部4の第二シ
リンダ23内にエア給排路27からエアを供給すると、
第二シリンダが図1に矢印イで示す右方向に移動すると
共に、エア給排路31から第二ピストン24の前側シリ
ンダ23内のエアが排出される。従って、第一シリンダ
13のあり溝部即ち前記摺動体44が、取付部材5の摺
動案内支持部即ちあり部41に対して摺動し、ニッパー
刃体7の平面部71が切断基準面50Aに当接する(図
1,図7に2点鎖線で示す)。
【0020】続いて、エア給排路30から第一シリンダ
13内にエアを供給すると、第一ピストン15がコイル
ばね20の弾発力に抗して図1に矢印ロで示す左方向に
摺動し、テーパ状開閉作動面14が両ニッパー刃体開閉
作動部3を左右両外側から対向内方に押動して、両ニッ
パー刃体7が接近して閉じ、ゲート部52を切断する
(図7に2点鎖線71で示す)。このようにして、成形
品50のゲート部52の切断が完了すると同時に、第
一、第二シリンダ13,23内からエア給排路27,3
0を経てエアを排出すると共に、エア給排路31からエ
アを供給する。すると、第一ピストン15は、コイルば
ね20の弾発により図1に矢示イで示す右方向に後退復
帰してニッパー刃体7が開く。他方、エア給排路31か
ら第二シリンダ23内のピストン24と閉塞円板25の
間に供給されたエアによって、第二シリンダ23が第二
ピストン24に対して、図1に矢印ロで示す左方向に第
一シリンダ13と共に移動し、図1に実線で示す状態に
なる。以上の動作によって、スプール部51のゲート部
52からの切断作業の1サイクルが完了する。
【0021】上記実施形態によれば、第二シリンダ23
の前進・後退往復駆動が、エア(作動流体)により行わ
れるので、構造が簡単であり、作動が円滑かつ確実にし
てしかも安定的に行われ、位置決め及び切断精度並びに
耐久性の向上を図ることができる。また、第一シリンダ
13が、取付部材5の水平部5Bにあり溝嵌合構造によ
り、安定的に支持されかつ案内されて摺動するので、シ
リンダ往復動作の精度及び安定性の向上と切断精度の確
保並びに耐久性の向上を図ることができ、ロボット機へ
の装着はもとより、24時間稼働にも対応可能であり、
生産性を高めることができる。
【0022】本発明は、上記実施形態のほか例えば、摺
動案内支持部とこれに係合する摺動部を一般に使用され
ているあり溝嵌合機構とし得ると共に、V溝嵌合機構、
T溝嵌合機構等とすることができる。また、作動流体は
エアに変えてオイルを使用でき、ニッパー刃体開閉作動
部3のばね受筒19を省略して側板17でコイルばね2
0を直接支持することができる。そして、第一ピストン
復帰用コイルばね20に変えてエアなどの作動流体を第
一シリンダ13内に供給する構造としてもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明に係るニッパーは、以上のよう
に、位置変更駆動部を構成する第二シリンダ内の第二ピ
ストンの軸方向両側で交互に供給・排出される作動流体
により軸方向に前進・後退駆動されるように構成されて
いるので、前記シリンダの駆動機構が単純になり、しか
も、作動が円滑かつ確実で、メンテナンスが容易とな
り、耐久性が向上する。また、本発明に係るニッパー
は、前記取付部材の水平部上面に第一シリンダの軸方向
に延びる摺動案内支持部が設けられ、前記シリンダのう
ちの少なくとも第一シリンダに前記摺動案内支持部に係
合摺動する摺動部が設けられている構成であるから、シ
リンダ往復動作の精度及び安定性の向上と切断精度の確
保を図ることができ、故障をなくして耐久性を向上させ
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す一部破断正面図であ
る。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】図1の一部省略部分破断左側面図である。
【図4】同実施形態における取付部材の正面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】無給油摺動シートの斜視図である。
【図7】成形品のゲート部切断作動説明図である。
【符号の説明】
1 ニッパー 13 第一シリンダ 15 第一ピストン 23 第二シリンダ 24 第二ピストン 27 エア給排路 31 エア給排路 41 あり部(摺動案内支持部) 44 摺動体(摺動部) 45 無給油摺動シート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月23日(1999.6.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】次に、上記実施形態の動作について、図7
を参照して説明する。まず、取付部材5をプラスチック
成形機の取り出し装置等に固定して、成形品50のスプ
ール部51に対応しかつゲート部52の切断基準面50
Aに対向して、ニッパー刃体7の平面部71を位置さ
せ、しかも、該平面部71と切断基準面50Aとの間隔
が第二シリンダ23のストロークS(ニッパー刃体7の
最大ストローク)以下となるようにセットする。そこ
で、取付部材5に固着された位置変更駆動部4の第二シ
リンダ23内にエア給排路27からエアを供給すると、
第二シリンダが図1に矢印イで示す右方向に移動すると
共に、エア給排路31から第二ピストン24の前側シリ
ンダ23内のエアが排出される。従って、第一シリンダ
13のあり溝部即ち前記摺動体44が、取付部材5の摺
動案内支持部即ちあり部41に対して摺動し、ニッパー
刃体7の平面部71が切断基準面50Aに当接する(図
1,図7に2点鎖線で示す)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一ピストンが軸方向摺動可能に嵌装さ
    れた第一シリンダの軸方向前端側に、第一ピストンの軸
    方向摺動により作動されるニッパー刃体を備えたニッパ
    ーケースを取り付け、第一シリンダの軸方向後端側に第
    二シリンダを連結し、該第二シリンダに第一シリンダの
    摺動方向と同軸方向に相対摺動可能に第二ピストンを嵌
    装し、第二ピストンに第二シリンダから後方に突出する
    ロッド部を連接し、該ロッド部を側面視略L字状の取付
    部材の垂直部に固定すると共に該取付部材の水平部上に
    少なくとも第一シリンダを摺動可能に支持し、かつ第二
    ピストンに対して第二シリンダが軸方向摺動することに
    よりニッパー刃体を前進・後退させるようにしたニッパ
    ーにおいて、 前記第二シリンダが該第二シリンダ内の第二ピストンの
    軸方向両側で交互に供給・排出される作動流体により軸
    方向に前進・後退駆動されるように構成されていること
    を特徴とするニッパー。
  2. 【請求項2】 第一ピストンが軸方向摺動可能に嵌装さ
    れた第一シリンダの軸方向前端側に、第一ピストンの軸
    方向摺動により作動されるニッパー刃体を備えたニッパ
    ーケースを取り付け、第一シリンダの軸方向後端側に第
    二シリンダを連結し、該第二シリンダに第一シリンダの
    摺動方向と同軸方向に相対摺動可能に第二ピストンを嵌
    装し、第二ピストンに第二シリンダから後方に突出する
    ロッド部を連接し、該ロッド部を側面視略L字状の取付
    部材の垂直部に固定すると共に該取付部材の水平部上に
    少なくとも第一シリンダを摺動可能に支持し、かつ第二
    ピストンに対して第二シリンダが軸方向摺動することに
    よりニッパー刃体を前進・後退させるようにしたニッパ
    ーにおいて、 前記取付部材の水平部上面に第一シリンダの軸方向に延
    びる摺動案内支持部が設けられ、前記シリンダのうちの
    少なくとも第一シリンダに前記摺動案内支持部に係合摺
    動する摺動部が設けられていることを特徴とするニッパ
    ー。
  3. 【請求項3】 第一ピストンが軸方向摺動可能に嵌装さ
    れた第一シリンダの軸方向前端側に、第一ピストンの軸
    方向摺動により作動されるニッパー刃体を備えたニッパ
    ーケースを取り付け、第一シリンダの軸方向後端側に第
    二シリンダを連結し、該第二シリンダに第一シリンダの
    摺動方向と同軸方向に相対摺動可能に第二ピストンを嵌
    装し、第二ピストンに第二シリンダから後方に突出する
    ロッド部を連接し、該ロッド部を側面視略L字状の取付
    部材の垂直部に固定すると共に該取付部材の水平部上に
    少なくとも第一シリンダを摺動可能に支持し、かつ第二
    ピストンに対して第二シリンダが軸方向摺動することに
    よりニッパー刃体を前進・後退させるようにしたニッパ
    ーにおいて、 前記第二シリンダが該第二シリンダ内の第二ピストンの
    軸方向両側で交互に供給・排出される作動流体により軸
    方向に前進・後退駆動されるように構成され、前記取付
    部材の水平部上面に第一シリンダの軸方向に延びる摺動
    案内支持部が設けられ、前記シリンダのうちの少なくと
    も第一シリンダに前記摺動案内支持部に係合摺動する摺
    動部が設けられていることを特徴とするニッパー。
  4. 【請求項4】 前記摺動案内支持部と摺動部が、あり溝
    嵌合構造とされていることを特徴とする請求項2又は3
    に記載のニッパー。
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