JP2001000134A - 調味料 - Google Patents

調味料

Info

Publication number
JP2001000134A
JP2001000134A JP11206605A JP20660599A JP2001000134A JP 2001000134 A JP2001000134 A JP 2001000134A JP 11206605 A JP11206605 A JP 11206605A JP 20660599 A JP20660599 A JP 20660599A JP 2001000134 A JP2001000134 A JP 2001000134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
parts
ginger
seasoning
garlic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11206605A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Iwasaki
英明 岩崎
Motomu Oshima
求 尾島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP11206605A priority Critical patent/JP2001000134A/ja
Publication of JP2001000134A publication Critical patent/JP2001000134A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seasonings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 食用液状油を用いて食品材料を加熱調理を
する時に生じやすい油はねを抑制する新規な調味料を提
供することを目的とする。 【解決手段】未脱水処理の生姜及び大蒜から選ばれる1
種以上を含有する調味料において、乾燥した生姜及び大
蒜から選ばれる1種以上を配合してなることを特徴とす
る調味料を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液状食用油を用い
て調理をする時に油はねを抑制する新規な調味料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、肉や野菜などの食品材料を鉄
板などのホットプレート上で焼いたり炒めたりする時
に、一般的に植物性油などの液状油が用いられることが
多い。しかし、液状油を使用して肉や野菜などの食品材
料をホットプレート上で焼いたり炒めたりする場合、油
はねの現象が起こり、時として調理人が火傷をしたり、
周囲を汚したりする問題があった。
【0003】この油はねの現象は、食品材料中に含まれ
る水分が液状油中に移行して水滴層となり、その水滴が
加熱により急激に蒸発膨張、破裂することによって起こ
る現象である。従って、従来は乳化剤を用いて油中の水
滴を微細にし、激しい油はねの現象を抑える方法が採ら
れてきた。すなわち、液状油に乳化剤を配合する方法が
一般的であり、例えば、特開昭54−133503号公
報には鉄板焼き用油にリン脂質などの配合が、特開平5
−227897号公報にはレシチンを含む食用油脂組成
物が、特開平5−316950号公報にはショ糖脂肪酸
エステル含む加熱調理用油脂組成物が開示されている。
さらに、他の方法として、特開昭58−193666号
公報には、いったん糊化した後膨化成形処理をした小麦
粉を使用した揚げ物衣用バッターミックスが、また、特
開昭62−248466号公報には、脂肪酸または乳化
剤を加えて混練しα化したでんぷんを含む打ち粉が開示
され、油ちょう時に油はねを抑制することが開示されて
いる。
【0004】しかしながら、液状油に乳化剤を配合する
場合は、商品として市販されているが、価格が普通の液
状油に比べて高く、また油の種類も大豆油や菜種油程度
に限定されていて数が少ない。昨今の料理の多様化によ
り、ゴマ油やオリーブ油など各種の油が使われており、
それらの油については油はねの問題は解消していない。
また、揚げ物衣用バッターミックスや打ち粉はその使用
場面が限定される。従って、各種の液状油に使用でき、
油はねの問題を解消できるものが望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、液状油を用
いて食品材料を加熱調理をする時に生じやすい油はねを
抑制する新規な調味料を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、液状油を
用いて食品材料を加熱調理をする時に生じやすい油はね
を抑制するため、現在用いられている多様な食用液状油
に対応できるように、調理時に必ずといっていいほど使
用される調味料について鋭意研究を行った結果、油はね
が激しく見られる未脱水処理の生姜及び大蒜から選ばれ
る1種以上を含有調味料において乾燥した生姜及び大蒜
から選ばれる1種以上を配合することにより、油はねが
著しく抑制されることを見出して本発明を完成した。
【0007】本発明に用いられる未脱水処理の生姜及び
大蒜は、生または冷凍品もしくは冷凍後解凍されたも
の、またはブランチング処理されたもの、もしくは殺菌
を目的とした加熱処理についても、特に水分調整を目的
としないものであれば、あらゆる条件のものも使用可能
であり、これらの生姜及び大蒜などの脱水処理していな
いものである。通常はコミットロールなどで適当な大き
さに細断またはおろした状態で調味料に配合される。こ
の未脱水処理の生姜、大蒜は、調味料中に1%以上配合
される。
【0008】さらに、本発明に用いられる乾燥生姜、大
蒜は、天日乾燥、過熱乾燥などのいづれの方法で乾燥さ
れたものでもよく、水分を20%以下にされたものであ
る。水分量は好ましくは15%以下で、より好ましくは
12%以下である。また、この乾燥生姜及び大蒜は、パ
ウダー状、チップ状、フレーク状のいずれの形状でもよ
い。この乾燥生姜、大蒜は、調味料中に0.5%以上配
合されるのが好ましい。
【0009】本発明の調味料は、通常の調味料成分を任
意の組み合わせ配合できる。すなわち、醤油、酒、みり
ん、みりん風調味料、ワイン、醸造酢、ワインビネガ
ー、グルタミン酸ナトリウム、核酸、蛋白加水分解物、
酵母エキス、肉エキス、砂糖、水飴、液糖、糖蜜、香辛
料、香辛料抽出物、着色料、香料、多糖類、澱粉、食
塩、高分子増粘剤、酸化防止剤などが用いられる。これ
らの成分は、予め未脱水処理の生姜及び大蒜に添加され
てもよく、調味料中にいづれの段階で添加されるかは適
宜選ばれる。
【0010】本発明の調味料としては、生姜焼き用タ
レ、野菜炒め用調味料、ステーキ用下味付け調味料、焼
肉のたれ、バーベキューソース、スペアリブ用ソース、
チリソース、チリソース以外の中華料理用ソース、例え
ばチンジャオロース用ソースやホイコーロー用、マーボ
ー豆腐用ソース等、また加熱調理を前提とした生姜ペー
スト、大蒜ペースト等などが上げられるが、これらに限
定されるものではない。
【0011】
【発明の効果】本発明の調味料は、未脱水処理の生姜及
び大蒜から選ばれる1種以上を含有する調味料において
乾燥した生姜及び大蒜から選ばれる1種以上を配合する
ものであり、このことによって液状油を用いた加熱調理
において油はねを著しく抑制することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
【0013】[実施例1〜3、比較例1]濃い口醤油3
5部、本みりん10部、醸造酢(酸度8%)5部、上白
糖15部に加えて、表1に示す量のおろし生姜と乾燥生
姜を加え、水でバランスをとり、最終的にそれぞれ10
0部づつの生姜焼きのタレを調製した(実施例1〜
3)。このタレにおいて乾燥生姜を配合しないものを比
較例1とした。下記の方法で評価した結果を表1に示し
た。
【0014】<評価方法>約200gの生姜焼き用豚肉
を上記の生姜焼きのタレに1時間漬け込んだ後、菜種油
を適量しいた鉄板上で焼き、その時の油はねの状態を専
門パネル5名にて評価し、下記の5段階で評点し、その
平均値を記載した。 5:ハネは全くなし 4:ややハネはあるが、良好 3:ハネはあるが、許容範囲内 2:かなりハネがあり、許容範囲外 1:危険を伴うハネがあり、許容範囲外
【0015】[実施例4]5mm角のフレーク状にした
乾燥生姜5部、5mmダイス状にカットした冷凍おろし
生姜50部、醸造酢10部(酸度5%)、食塩5部、菜
種白締油20部、及び水10部を混合して加熱調理用生
姜の油漬けを作製した。これをフライパン上に取り、加
熱を行ったところ、油はねは殆ど認められなかった。
【0016】[実施例5]乾燥生姜パウダー2部、乾燥
大蒜パウダー4部、おろし生姜5部、おろし大蒜10
部、ローストオニオン50部、砂糖10部、食塩10
部、さらに残りを水で補い、計100部のカレー用香辛
野菜ミックスを調製した。このミックス100gを、ラ
ード50g、さらにみじん切りにしたたまねぎ300g
とともに、フライパンにて加熱調理を行ったところ、油
ハネは殆ど認められなかった。
【0017】[実施例6]トマトケチャップ20部、中
国酒10部、ワインビネガー10部、みじん切りネギ1
0部、刻み生姜(生)5部、刻み大蒜(生)5部、生姜
パウダー(乾燥)3部、刻み唐辛子2部、食塩5部、水
32部で、エビチリ炒め用のソースを調製した。これを
用いてエビを材料に、エビのチリソース炒めを作ったと
ころ、油ハネは殆ど認められなかった。
【0018】[実施例7]オロシ大蒜20部、おろし大
根20部、乾燥大蒜5部、乾燥生姜1部、ブラックペパ
ーパウダー3部、食塩3部、食用植物油脂48部からな
るステーキ用下味つけ調味料を調製した。これを牛肉に
ぬりつけ、強火で5分間焼き上げたところ、調理時の油
ハネは、殆ど認められなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】未脱水処理の生姜及び大蒜から選ばれる1
    種以上を含有する調味料において、乾燥した生姜及び大
    蒜から選ばれる1種以上を配合してなることを特徴とす
    る調味料。
JP11206605A 1999-06-17 1999-06-17 調味料 Pending JP2001000134A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11206605A JP2001000134A (ja) 1999-06-17 1999-06-17 調味料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11206605A JP2001000134A (ja) 1999-06-17 1999-06-17 調味料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001000134A true JP2001000134A (ja) 2001-01-09

Family

ID=16526166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11206605A Pending JP2001000134A (ja) 1999-06-17 1999-06-17 調味料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001000134A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007209296A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Kikkoman Corp 生姜風味液状調味料
KR101051945B1 (ko) 2009-12-02 2011-07-27 황도희 즉석 양념갈비 소스의 제조방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007209296A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Kikkoman Corp 生姜風味液状調味料
KR101051945B1 (ko) 2009-12-02 2011-07-27 황도희 즉석 양념갈비 소스의 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6294608B2 (ja) 揚げ物用衣材
TW201725994A (zh) 香味油之製造方法
JP3769239B2 (ja) 炒め物用調味料及びその製造方法
JP5933134B2 (ja) スパイスミックス、加熱調理用調味料及び揚げ物用衣材
JP5770347B2 (ja) スパイスミックス及び揚げ物用衣材
JP5917199B2 (ja) 焼き調理用から揚げミックス
WO2018088188A1 (ja) 風味油の製造方法、食用油脂組成物の製造方法及び食品の製造方法
JPS58129942A (ja) フライ様食品の製造法
KR101993052B1 (ko) 즉석섭취용 분짜식 육류 제조 방법
JP5764249B1 (ja) 焼き餃子の製造方法、餃子用焼き付き防止液、及び冷凍餃子
JP2002000174A (ja) 練り込み用乳化油脂組成物
JP5325051B2 (ja) 炊飯用油脂組成物及びこれを用いて得られる炒飯並びに炒飯の製造方法
WO2021141101A1 (ja) 餃子羽根形成剤
JP2001000134A (ja) 調味料
JP2007185155A (ja) 調理用香味油
JP2004135646A (ja) 生肉や生水産物の電子レンジ調理方法と電子レンジ調理用調味料、及び電子レンジ調理食品
JP2001000106A (ja) 炒め物用調味料
JP3238643B2 (ja) ルウ用調味材の製造方法及びルウの製造方法
JPWO2017204324A1 (ja) 揚げ物衣用ミックス
JP3264874B2 (ja) 加工した澱粉系粉粒物の製造方法および食品素材
JP2005073614A (ja) そぼろ肉を配合した調味液の製造方法
JP2008148597A (ja) 炒めごはん用調理素材
JP7110201B2 (ja) 冷凍ミートソース
JPH11225713A (ja) レトルトホワイトソース及びその製造方法
JP3909067B2 (ja) 調味用流動状食品とその製造方法