JP2000517338A - 糖尿病の治療 - Google Patents

糖尿病の治療

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Abstract

(57)【要約】 非-インスリン依存糖尿病(NIDDM)の治療のための医薬の調製において死滅マラリア原虫又はそれの抽出物の使用。

Description

【発明の詳細な説明】 糖尿病の治療 本発明は、真性糖尿病の治療、特に非‐インスリン依存糖尿病の治療に関する 。 糖尿病は、臨床学的背景に関して、真性糖尿病と非-インスリン依存糖尿病( 各々IDDMとNIDDM、各々タイプ1とタイプ2としても知られる)の中の臨床的に副 -分割される。その糖尿病の2つの形態は多数の特徴によって区別される。 IDDMにおいては、通常的な脂肪分解を妨げるであろう且つ細胞発生が維持 できないインスリンの一様に低いレベルとなるインスリン欠乏が激しい。インス リンの補填の無い、IDDM患者はケトン性になり且つ死亡する。IDDM患者 はそれ故一般に、グルコースの高いレベルとインスリンの低いレベルとを示す。 IDDMの進行により、その膵島は損傷を受けまたは破壊され、さらに劣ったイ ンスリン状態が生じ得る。 NIDDMは、周囲の組織における欠点の集合から生じる、通例の及び複合的 な疾患である。NIDDMは、断食した及び食物摂取状態の両方における高血糖 症、高インスリン血症と肥満症の可変的な度合によって特徴付けされる。現在の 治療はダイエット、インスリン分泌を増すためのスルホニル尿素、インスリン自 体、及びインスリン耐性を減じるためのビグアニジンを包含する。ビグアニジン は相当の毒性があり、一方スルホニル尿素は激しく悪化した島細胞機能を持つ患 者において無力であり、且つ治療の10年後、患者の50%が耐性になるであろ うことから、新たな抗糖尿病薬の必要性がある。 臨床的に、糖尿病の2つの形態はしばしば2つの異なる病気として見られ、且 つ全く分離した治療が2つの形態のために求められる。その病気の2つの形態の ための一般的な治療は、オーバーラップしていない。 ヒトにおいて、血液中のグルコースの通常レベルは約7mmol/lである。患者は 約2.2mmol/lより低いレベルでは低血症と言われ、且つ約10−11mmol/lを 越えるでは高血糖症と言われる。 マラリア感染の合併症の一つは、たとえその応答可能なメカニズムがしっかり と確立されていなくとも、低血糖症である。キニーネで治療した患者において、 グルコースレベルにおける落下は、例えば、Q.J.Hed.1993 volume 86,pp 233 -240でのPhillipsらのように、しばしばキニーネの高インスリン血作用に起因す ると考えられる。キニーネによる治療に先だつ低血糖症と高血糖症における少数 のケースが、例えば、Lancet 1985 ii;4-8におけるLooareesuwnaらによるように 報告されている。 萎縮マラリアである糖尿病患者の単独ケースが、Postgrad.Med.J.1992 vol .68,pp 281-282において、Shalevらによって報告される。その患者は、マラリ ア感染の過程の間でさらに低血糖症になった。 血液-段階P.yoeliiとP.chabaudiマラリアによる通常マウスの感染は、その 通常マウスにおいて低血糖症を誘発できる(Elasedら,Clin.Exp.Immunol.199 5,vol.99,pp 440-444)。この効果はグルコースレベルを減じるインスリンの バーストの誘導のためであると思われる。同じ文献において、たとえ激しい糖尿 病のマウス(ストレプトゾトシンにより再度誘発した)がインスリンレベルにおけ る変化がなく高血糖症を維持しても、インスリン依存性糖尿病(IDDM)におけるマ ラリア感染は、血中グルコースの激しい落下を誘発し且つインスリン分泌を修復 するストレプトゾトシンの投与によって誘発されることが報告される。これは、 IDDMにより激しく冒されたマウスは、インスリンを生産するために刺激され 得る少数の島を持一つまたは残りの島が無いであろうことから、その効果はイン スリンのバーストの誘発によるとの理論を支持する。 NIDDMにおいて、インスリンレベルは既に上昇し、且つ顕著なインスリン 耐性がある。本発明者らは、ヒトのNIDDMのモデルを提供するマウスへのマ ラリア原虫(寄生虫)の投与がグルコースレベルの低下の結果を生じるであろうこ とを予測し得ずに見出している。これは、タイプ1(IDDM)糖尿病マウスに与える マラリア原虫について見られるグルコースレベルの減少がインスリンのバースト の誘導によるものであると前もって思われていたことから、全く予期し得なかっ た。NIDDM治療における作用の機構は、必然的に異なるであろう。 NIDDMの更なる合併症は肥満症である。それは、体重増加がNIDDMで 見られるように、インスリン耐性の増加したレベルに関連するものと長く信じら れている。肥満症と糖尿病の間の相互作用は、Current Opinion in Endocrinolo gy and Diabetes 1996,volume 3,pp.3-9においてSigalらによって説明される 。NIDDMのコントロールはダイエット、及びトータルの食物摂取の調節によ ってしばしば達成できる。しかしながら、これはしばしば、ダイエットを維持す ること及び食物摂取をカットすることが困難なことが見出され得る個人のように 、しばしば不成功になる。 我々は、ヒトのNIDDMのマウスモデルへのマラリア原虫またはそれの抽出 物の投与が、継続的な体重損失とともに、任意の食物摂取を減じる結果を生じる ことを見出している。 たとえこの理論でより結合することを望まなくとも、そのマラリア原虫または それの抽出物が、通常のマウスが殺された原虫によって治療された場合に、グル コースレベルにおける減少がより劣る延長であることから、グルコース輸送を増 加することが十分なNIDDMにおいてインスリンの高いレベルと相乗的に作用 し得ることの可能性は明らかである。 本発明は、非-インスリン依存糖尿病(NIDDM)の治療のための医薬の調 製において、死滅マラリア原虫またはそれの抽出物の使用を提供する。そのマラ リア原虫はマラリア感染のために応答可能ないずれかの生物とされ得る。実施例 は、Plasmodium yoelii,P.falciparum,P.vinckei,P.vivax,P.chabaudi ,P.berghei,P.knowlesi及びP.coatneyiを含む。死滅マラリア原虫またはそ れの抽出物は、感染の血液段階で捕集される場合、特に有効である。 その医薬は、死減マラリア原虫またはその原虫の抽出物の形で提供してよく、 例えばホルマリン中に固定される。他の適当な形態は、例えば分子量または荷電 -ベース化カラムのような分別の結果として得られる、トリトンX100又はN-オク チルグルコシドのような洗浄剤によって寄生化赤血球の溶解により調製した可溶 性マラリア調製物、及び寄生化血液の一晩培養の上澄みから得られた調製物も含 む。 原虫の調製品又は抽出物は、各種の投薬形態、例えば、錠剤、カプセル、糖衣 又は皮膜コート錠剤、液状溶液又は懸濁液のような経口の、又は筋肉内、脈管内 又は皮下のような非経口の、において投与することが可能である。原虫又はそれ の抽出物はそれ故に注射又は注入によって与えられる。 原虫調製品又は抽出物の投薬量は、年齢、体重及び患者のコンディション及び 投薬のルートに基づく。 マラリア原虫又はそれから得た活性成分は、原虫又は原虫相当物107から1 011まで、好ましくは108から1010までの投薬量において与えられるであろ うことが考察される。「原虫相当物」についてここでは、抽出物を調製するため に必要とされる原虫の数を意味する。 死滅マラリア原虫又はその抽出物は、24時間までの期間、高血糖症を減じる ために十分であろうことが予期される、単一投与量において患者に与えて良い。 代替的に、低い投薬量が一日当たり数回、例えば一日3または4回提供される。 単一、大量の投与量がより長期の治療のために提供することができることがさら に考察される。 原虫又はそれの抽出物は製薬学的又は獣医学的に許容されるキャリア又は賦形 薬をも備えた製薬学的又は獣医学的組成物として使用するために調製される。そ の組成物は通常の方法によって典型的に調製され且つ製薬学的に又は獣医学的に 適当な形態において投与される。 例えば、固体の経口形態は、その活性成分と一緒に、ラクトース、デキストロ ース、サッカロース、セルロース、コーンスターチ、又はポテトスターチのよう な賦形薬;シリカ、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム又はカル シウム及び/又はポリエチレングリコールのような潤滑剤;デンプン、アラビア ゴム、ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、又はポリビ ニルピロリドンのような結合剤;デンプン、アルギン酸、アルギン酸塩又はデン プングリコール酸ナトリウムのような崩壊剤;染料-成分;甘味料;レシチン、 ポリソルベート、ラウリル硫酸塩のような湿潤剤、を含め得る。そのような調製 品は周知の手法、例えば混合、顆粒化、錠剤化、糖衣化、又は皮膜コーティング プロセスの手段で作製され得る。 経口投与のための液体分散物は、シロップ、エマルジョン及び懸濁液とし得る 。シロップは、キャリアとして、例えばサッカロース又はサッカロースと共にグ リセリン及び/又はマンニトール及び/又はソルビトール、を含み得る。特に糖 尿 病患者用のシロップは、キャリアとして、グルコースに代謝されることのない又 はグルコースに非常に少量のみが代謝される、例えばソルビトールのような製品 のみを含有し得る。懸濁液とエマルジョンは、キャリアとして、例えば天然ガム 、寒天、アルギン酸塩、ペクチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロ ース又はポリビニルアルコールを含有し得る。 筋肉内注射用の懸濁液又は溶液は、活性化合物と一緒に、滅菌水、オリーブオ イル、オレイン酸エチル、プロピレングリコールのようなグリコールのような製 薬的に許容されるキャリア、及び、もし望むなら、リドカイン塩酸の好適な量を 含有させ得る。脈管内注射又は注入用の溶液は、例えば注射用の一般的な水であ る滅菌水のようなキャリアを含めて良い。好ましくは、しかしながら、それらは 滅菌し、水性の、等張性塩溶液の形とされ得る。代替的に、材料はリポソーム内 にカプセル内包され得る。 本発明はまた、死減マラリア原虫又はそれの抽出物を含んだ調製品をそれの必 要な患者に投与することを備えるNIDDMの治療の方法にも関する。 図1は、肥満の糖尿病マウス(10−12週齢)の血中グルコースに関するホル マリン固定化 P.yoeliiの効果を示す。 図2は、摘出したラット膵臓島からのインスリン分泌に関するマラリア溶解産 物の効果を示す。 図3と4は、db/dbマウスの、食物摂取とグルコースレベル各々に関する 原虫の効果を示す。 本発明は以下の実施例によってさらに詳細に説明される。 実施例 原虫 Plasmodium yoelii(FFYM;Dr.A.Holder,National Institute of Medical Rese arch,London,Englandより)の致死のYMラインによる感染が、通常のマウス中 の104寄生化赤血球の脈管内注射によって開始され、パラサイテミアはキムザ で染色した血液皮膜から測定される。P.berghei ANKA(PB;Dr.N.Wedderburnよ り)のケースにおいては、106寄生化rbcが腹腔内に注射される。Plasmodium Falciparum(PF)は、Dr.H.Blackman(National Institute of Medical Resear ch,London,England)から得た。 寄生化血液(>90%パラサイテミア)は、柚出され且つPBSにて3回洗浄され、 そのペレットが0.01%サポニンPBS中で溶解され且つ3回洗浄され、0.06%ホル マリンで一晩固定され、使用の前にさらに3回洗浄される。このホルマリン固定 化マラリア原虫調製品(FFHP)は、塩溶液中で脈管内投与される。 少なくとも90%のパラサイテミアを持つ血液は、抽出され且つ洗浄され、0.01% サポニン中で溶解され、かつ0.5%TritonX100または0.7%N-オクチルグルコシド中 で3時間抽出され、次いでミクロフュージ(microfuged)される。その溶解産物は セフアクリルS.200カラム(Pharmacia)で移動せられ、最初のピーク(モル重量200 -170kDa)内のフラクションがピーク1としてプールされる。原虫調製品は、尾の 静脈又はガストリックチューブを通して経口的に摂取のいずれかで注入される。 マウス 遺伝学的な肥満糖尿病マウス(C57 B1/Ks db/db)は、Harlan Olac Ltd.Bicest er,UKから得られる。これらのマウスはヒトNIDDMの動物モデルと認められ る。そのマウスの特性は、Diabetes and Metabolism(Paris)1996,vol.22,pp12 2-131において、E.Shafrirによって報告されている。そのdb/dbマウスは 、離乳の前に自然発生的に過食性インスリン過剰分泌体とされ、第1月齢のうち に肥満及び高インスリン血症となる。高血糖症はいくらか後に進行し、3から4 ヶ月で危険な状態になる。そのdb/dbマウスは著しいインスリン耐性を示す 。 後述する実験は、血中グルコースとインスリンレベルの両方が顕著に上昇した 時(グルコース20.4mmol/l、インスリン54.9ng/ml)、8から12週齢のマウスで 実施される。通常ヘテロ接合(db/+)の一度に生まれたつがいがコントロール(グ ルコース6.6mmol/l、インスリン2.8ng/ml)として用いられる。幾つかの比較のた めに、我々の実験室の動物コロニー中で飼育した通常(C57B1xBalb/c)F1マウス が用いられる。 血液グルコースの測定 グルコース濃度は、製造者の説明書に従い、GlucostixとAmes Glucometer(Mil es Ltd.,Stoke Poges,England)を用い、午前10時と正午の間に採取した尾の 血液の滴で測定される。mmol/lでの結果は、平均値±標準誤差として表される。 免疫反応性インスリンの測定 血液は、ヘパリン化チューブ中に、断頭の後の動脈から採取される。血漿は遠 心分離によって分離され、−20℃で凍結される。免疫反応性インスリン(IRI) 濃度は、二重抗体ラジオイムノアッセイ法(ICN Biomedicals,Irvine,Californ iaにより供給されるキット)及び結晶質らとインスリン標準品(Novo Research In stitute,Bagsvaerd,Denmark)による複写物において50μlで測定される。ng/m lで血漿インスリンは平均値±標準誤差として表される。 膵臓島の分離とインキュベーション 島(Islets)は、標準的な明-暗サイクルを維持したオスのSprague-Dawleyラッ ト(250-300g)の膵臓から、コラゲナーゼを用いたLacyとKostianovsky(1967)の方 法の修正によって分離される。二匹のラットが分析毎に用いられる。島は、3mmo l/lグルコースを含むクレブス重炭酸塩緩衝液(1.0ml、pH7.3から7.4、95%O2、CO2 、37℃)と共に30分間、5−6のバッチ中で予備インキュベーションされる。 その予備インキュベーション媒体は除去され、マラリア溶解産物を加えた又は加 えないクレブス重炭酸塩の1.0mlで置換される。インキュベートのサンプル(200 μl)は除去され、インスリンのための分析まで−20℃で保管される。 統計量 比較はステューデントのt試験によってなされる。P〈0.01の値は有意だと判 断される。 実験1 5x107ホルマリン固定化P.yoelii(FFYH)原虫の単一注射が、db/db肥 満症マウス、タイプ2のモデル、非-インスリン依存糖尿病、に投与される。9 の糖尿病(db/db)マウスの群が注射され、6の別な群は注射しないままにした(” コントロール”)。血中グルコースは、図1に示すとおり、2,4,6,8,2 4及び30時間で測定される。 FFYMの単一投与は、17から18mmol/lレベルから、約7mmol/lの通常値 に血中グルコースが低下したことが理解し得る。この正常血糖は24時間の期間 存続した。 実験2 P.yoeliiの洗浄剤溶解産物は、上述した通り調製され、ピーク1がS.20 0分別によって得られる。上述した通り、グルコースの存在中で上述した通りの ラット膵臓島へのこのフラクションの添加は、インスリンの放出を刺激した。結 果は図2に提示される。 実験3 ホルマリン固定化P.yoelii(FFYH)原虫(0.2ml中108)は、db/dbマウス の6群に経口的に与えられ、他の群には0.2mlのリン酸緩衝化塩溶液(PBS)が与え られる。血中グルコースは上述した通り測定され、一日毎の食物摂取の平均的な 量が記録される。マラリア原虫を与えたマウスは食物摂取の落下と血中グルコー スの顕著な減少を示した。結果は図3と4中に示される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 デ スーザ,ジョセフ ブライアン イギリス国 HA3 8TH ミドルセッ クス ハロウ ケントン オークフィール ド アヴェニュ 35

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 非‐インスリン依存糖尿病(NIDDM)の治療のための医薬の調製において死 減マラリア原虫又はそれの抽出物の使用。 2. マラリア原虫が、Plasmodium yoelii,P.falciparum,P.vinckei,P.v ivax,P.chabaudi,P.berghei,P.knowlesi及びP.coatneyiから選択される 請求項1記載の使用。 3. マラリア原虫が感染の血液段階で捕集される請求項1又は2記載の使用。 4. 医薬が107から1011までのマラリア原虫又は原虫相当物の投薬量を提 供する請求項1から3のいずれか1項記載の使用。 5. 死滅マラリア原虫又はそれの抽出物を含んだ調製物を、それの必要な患者 に投与することを備える、NIDDMの治療の方法。 6. マラリア原虫が、Plasmodium yoelii,P.falciparum,P.vinckei,P.vi vax,P.chaba,udi,P.berghei,P.knowlesi及びP.coatneyiから選択される 請求項5記載の方法。 7. マラリア原虫が感染の血液段階で捕集される請求項5又は6記載の方法。 8. 医薬が107から1011までのマラリア原虫又は原虫相当物の投薬量を提 供する請求項5から7のいずれか1項記載の方法。
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