JP2000517219A - 棚スタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 略円形であり且つ一方が他方の上になるように配置された個々に回転可能な棚（１０）を備える物品用の棚スタンドが提案されている。棚（１０）を旋回又は回転させるように棚の周縁部分に設けられた駆動手段（１１、１２）と協働するようにされた駆動装置（１３、１４）が各棚（10）の外周に設けられている。該棚は、セクターに分割され、該セクターには、棚の回転位置を判定するようにインパルスカウンタと協働するインパルス発生器が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 棚スタンド 本発明は、一方が他方の上になるように配置された、個々に回転可能な棚を有 する棚スタンドに関する。 垂直な柱状部分と、該柱状部分により支持され且つ一方が他方の上になるよう に配置された複数の円形の棚とを棚スタンドに設けることがスウェーデン国特許 第8503671号及び同第8601061号から公知である。また、先入れ−先出しの使用の 順序で、これら棚の中身に容易にアクセス可能であるようにすることも上記の特 許から公知である。該棚スタンドは、種々の寸法にて製造することができ、これ により、種々の格納容積を得ることができる。 重い物品を支持する大型の棚スタンドにおいて、ボール軸受によってスタンド の静止している軸に対する摩擦は最小にされるにも拘わらず、棚を旋回又は回転 させ始めるために大きな力が消費される。また、大型の棚スタンドが使用される とき、１つの特定の製品を探し出すため、より長い時間が必要とされる。探し出 している間に、その他の者は、同一の棚で同時に探し出すことができないため、 上記の探し出す時間を最小にすることが望まれる。 本発明の主たる目的は、１つの特定の製品を探し出すことを容易にし且つその 探し出す時間を最小にすることができるように、冒頭記載の型式の大型の棚スタ ンドを操作するときの不便さを解消することである。 本発明の別の目的は、上記型式の棚スタンドが使用される、コンピュータ化さ れた取り扱いルーチン作業を有する店舗、薬局、貯蔵室等における内部の輸送の 必要性を最小限にすることである。 本発明によれば、請求の範囲に掲げた特徴が得られる本発明により、上記及び その他の目的並びに有利な点が達成される。 図面に図示した実施例を参照しつつ、本発明を以下により詳細に説明する。添 付図面において、 図１は、本発明による棚スタンドの側面図である。 図２ａは、図１に図示したスタンドの棚の平面図である。 図２ｂは、伸長可能なトレー又はカセットを有する棚の平面図である。 図３は、図１の棚スタンドの一部分の拡大縮尺による側面図である。 図４は、スタンドの棚用の駆動装置の拡大縮尺による平面図である。 図５は、図４の駆動装置用の懸架装置の同様に拡大縮尺による平面図である。 図６ａは、所要の形状をした部分の１つの実施の形態の拡大図である。 図６ｂは、該部分の別の実施の形態の図である。 図７は、伸長可能なカセットを有する棚スタンドの更なる実施の形態の、図１ と同様の側面図である。 図８は、図７の棚スタンド内にて棚を支持するスパイダの平面図である。 図９ａ及び図９ｂは、図８のスパイダの上に懸架されるブラケットのそれぞれ 平面図及び側面図である。 図１０ａ及び図１０ｂは、図９ａ及び図９ｂのブラケット上に取り付けるカセ ット又はトレーのそれぞれ平面図及び側面図である。 図１１ａ及び図１１ｂは、図９ａ及び図９ｂのブラケットに取り付けられた、 それぞれ引っ込み位置及び伸長位置にある、図１０ａ及び図１０ｂのカセットの 側面図である。 図１２は、図２ｂ及び図１１に図示するような伸長可能なカセットに対するイ ンパルス発生器及び収納部を備える、棚の中央部分及びその軸の断面図である。 図１３は、棚のスタンドの中央部分及びその軸の図１２の線XIII−XIIIに沿っ た長手方向断面の一部分の拡大縮尺図である。 図１４は、薬局のような販売室内に導入された本発明による棚スタンドの図で ある。 図１５は、本発明による棚スタンドを有する販売室のレイアウトの図である。 このように、本発明は、上述した特許に開示された型式の棚スタンドであって 、図１に図示するように、一方がもう一方の上になるように配置された多数の回 転可能な、好ましくは円形である棚１０を備える棚スタンドに関するものである 。棚１０の各々の外周には、図６ａに図示し且つ以下により詳細に説明する所要 の形状をした部分１１が設けられており、この場合、駆動ベルト１２は、棚１０ と駆動歯車１３に係合し且つ該棚１０と駆動歯車１３を取り巻いて周りを走行す る。駆動歯車１３は、電気モータのようなモータ１４によって駆動される。駆動 ベルト１２は、例えば、いわゆる鋸歯状ベルトとすることができる一方、棚１０ 自体及びその湾曲した周縁部分１１により形成された被駆動ホイールは、駆動歯 車の外周に比べてその外周が大きいため、歯部分を設ける必要はない。この大き い摩擦面は、駆動ベルト１２が部分１１の上で滑ることなく、２つのホイールが 相互作用するのを許容するのに十分である。 図６ａにその断面図を図示した所要の形状をした部分、すなわちリブ１１は、 駆動ベルト１２を受け入れる凹所１１ａを有しており、また、該リブは、好まし くは例えば４つの部分に分割され、一緒になって円形の棚にホイールのリムを形 成し得るように棚１０の外周に沿って設けられる。該リブは、取り付け部１１ｂ を有しており、該取り付け部により該リブを棚１０に掛止することができる。リ ブを共に保持するため、上記駆動ベルトの凹所の底部には、凹み部分１１ｃが設 けられており、適当なワイヤー締め付け具又はワイヤー継手により、共にリブを 引っ張り且つ保持するため、ワイヤー又は同様の緊張手段（図示せず）をこの凹 み部分内に配置することができる。リブすなわち部分１１の下方部分には、棚１ ０の外周に沿った所定の位置にて穴１１ｄが形成されており、以下により詳細に 説明する、棚１０の回転位置を判定するためのインパルス発生器１８を受け入れ ている。リブ１１の頂部には、ラベルホルダ１１ｅが設けられている。グリッパ １１ｆ内に、棚が回転する間に物品を棚１０の上に保持するための端縁フランジ 又は壁を固着することができる。図６ｂには、図１１ａ、図１１ｂ、図２ｂによ る伸長可能なカセットを有する、ホイールを形成する棚に対するリブの別の実施 の形態５５が図示されている。 円形の棚１０の各々が、図１、図２ａ、図２ｂ及び図３に図示するように、そ れ自体のモータ１４により個々に駆動される。モータ１４の回転速度及び方向は 可変であることが好ましい。モータ１４の各々は、垂直のヒンジ状支持体１５の 上に懸架されている。図４及び図５参照。一方、該垂直のヒンジ状支持体は、垂 直スタンド又はモータ柱１６により懸架されており、該垂直スタンド又はモータ 柱に、モータが、図１及び図３に図示するように、棚１０と等しい距離にて隔て られて、一方が他方の上になるように取り付けられている。その上端にて、モー タ柱１６は、棚スタンドの中心軸と竪固に接続されており、また、その下方部分 にて同様に、スタンドの脚部に接続されている。各ヒンジ状支持体１５は、柱１ ６内に捻じ込んだ調節ねじ２０により操作することができ、該ねじは、モータ支 持体１５内にて支持された圧力板に係合する。調節ねじ２０を回すことにより、 ヒンジ状支持体１５は、棚１０から外方に傾いて、各棚とそのモータの駆動歯車 １３との間の距離を増し、これにより、駆動ベルト１２を緊張させる。このよう に、モータ被駆動の各棚に適合するように、上記ベルトの張力を正確に設定する ことができる。 円形であることが好ましい棚１０の各々は、以下では棚セクター１７と称され る、適当な数の扇型あるいはセクター形パネルに仕切られており、該棚セクター は、例えば、数字のような識別コードが設けられる。棚スタンドの平面図である 図２に図示するように、棚１０は、例えば、10個の棚セクターを含む設計とされ ている。かかるセクター１７の各々の外周には、磁石等の形態をしたインパルス 発生器１８が設けられており、該インパルス発生器は、インパルスカウンタ１９ と協働して、例えば、モータ柱１６のような棚スタンドにおける一定の箇所に対 する棚１０の位置を判定する。棚１０を選びだし且つ始動を決定し、モータの回 転方向及び速度を決定することは、例えば、コンピュータにより制御され、この コンピュータは、全体のサービス業務の他の管理部門で使用されるものと同一の コンピュータであることが好ましい。また、該棚スタンドには、その棚の操作を 制御するために必要とされる限定された能力を有するそれ自体のコンピュータを 設けることも可能である。棚１０の始動位置及び所望の棚セクター１７の位置は 、共に、インパルスカウンタ１９により制御する。該棚スタンドは、探し出そう とする製品の物品番号に基づいて、作動することが好ましく、その番号は１つ以 上の分配箇所にてコンピュータに登録し、また補充箇所にて登録することも可能 である。これら全ての作業ステーションは、以下に説明するように、棚スタンド の外周と関連して配置される。 図７には、本発明による棚スタンドの別の実施の形態の側面図が図示されてい る。この棚スタンドにおいて、棚は傾斜しており、該棚は、伸長可能で且つブラ ケット２７の上を摺動可能なカセット３４を備えている。一方、該ブラケット２ ７は、以下により詳細に説明する棚スパイダに固着されている。モータ等のよう な、図１乃至図３による棚スタンドにおけると同一のその他の部品は同一の参照 番号で表示してある。 図８において、棚に対する基本的な骨組み体すなわちスパイダが図示されてい る。該スパイダは、ハブ２４と、棚のセクター１７の数（図示した実施の形態に て１０個）に相当する複数のスポーク２５とを備えている。スポーク２５の各々 は、図９ａ及び図９ｂに図示したＹ字形のブラケット２７を固着する孔２６を有 している。ブラケット２７は、孔２６によってブラケットを各スポーク２５に取 り付けるための孔２９が形成された、四角の管材料から成るウェブ２８を備えて いる。ブラケットのウェブ２８から２つの軸部３０、３１が伸長している。これ らの軸部には、その外端に、伸長可能なカセット又はトレーをブラケットに支持 するための上向きの２つの車輪３２、３３が設けられている。図１０ａ、図１０ ｂに図示したカセット３４は、下方に開口したＵ字形部分３５を有している。該 カセットは、Ｙ字形ブラケットのウェブ２８を跨ぐように取り付けられる。この 取り付けを行う間、支持ローラ３６（以下、参照）は、一時的に取り外される。 カセットのＵ字形部分３５がブラケット２７に対して傾かないようにし、また、 該Ｕ字形部分がブラケット上を容易に走行するようにするため、Ｙ字形ブラケッ ト２７のウェブ２８のそれぞれ下側部及び頂側部上を転がるように２つの支持ロ ーラ３６、３７が設けられる。箱形の格納トレー３８がカセット３４及びそのＵ 字形部分３５に固着されている。トレーの形態は、棚スタンドのセクター１７の 形態に対応する。カセット３４及びＹ字形ブラケット２７を組み立てると、支持 ローラ３６、３７は、ブラケット２７のウェブ２８上を転がる一方、カセットト レー３８は、その下側部にてブラケットの車輪３２、３３上に着座している。カ セット３４は、その後端がブラケット２７の後端に一致する、図１１ａに図示し た引っ込み位置から、該カセットが図１１ｂに図示するように棚スタンドから突 き出す位置まで伸長可能である。カセット３４をブラケット２７に対して引き出 す動作は、ブラケットの軸部３０、３１の頂端部４０を打撃する支持ローラ３６ により拘束される。上記の軸部には、その外端に、図６ｂに図示した所要の形状 をした部分５５を取り付けるための突出部４２が設けられている。該部分の各々 は、最初に記載し且つ図６ａに図示した部分１１に置換するものであり、各棚を 回転させる駆動ベルト１２を受け入れる。ブラケット２７とカセット３４との間 には、ブレーキ装置又は減衰装置１４を導入することができる。この減衰装置は 、カセット３４の外方への動きを減衰させ、該カセットをその引っ込み位置内に 引き込むのを支援する。また、例えば、張力ばね及び圧縮ばねを設けることので きるブレーキ装置４１は、図１１ａ及び図１１ｂに図示されている。その設計は 、ゴム製のケーブル帯が一端にてブラケットのウェブ２８内に固着され、他端に てカセットのＵ字形ウェブ３５に固着されるようにされている。 図１２及び図１３から明らかであるように、カセット３４の各々は、その後方 の案内部材にインパルス発生器４３を有している。このインパルス発生器４３は 、棚スタンドの回転軸上の静止したインパルス受け器４４と摩擦を伴わずに協働 し、カセットがその引っ込み位置か又は伸長位置にあるかを示す。この例では１ ２個であるインパルス受け器４４の数は、この例では10個であるセクターすなわ ちカセットの数よりも多くし、２つのセクター間の継手部分上に着座するとき、 インパルス受け器４４が作用不能となる可能性を解消する。別のインパルス受け 器５０と摩擦を伴わずに協働する、別のインパルス発生器４８により、棚１０の 回転方向へのカセット３４の位置も示すことができる。この構成は、棚１０の外 周に取り付けられた図２のインパルス発生器１８に置換するものである。図１２ から明らかであるように、棚の回転軸４５は、モータ及びインパルス受け器又は カウンタまで且つそれらからケーブルを導路４６を有する金属の導路部分を備え ている。該軸４５には、取り巻くように且つ堅牢に取り付けられた管の軸４７が 設けられ、該軸は、ボール軸受５４及び棚のハブ２４と協働する保持リング５２ を有している。 上記に説明したように、棚１０の選択、モータの始動／停止及びその回転方向 並びに速度は、コンピュータにより制御することができる。棚の位置及び各棚セ クターの位置は、その双方の場合共、インパルスカウンタにより制御される。伸 長可能なカセット３４に関しては、いずれかのカセットが伸長しているか、又は 引っ込んでいるかどうか、インパルス発生器４３及びインパルス受け器４４によ りチェックされ、カセットが引き出されているときは、棚１０は回転できない。 上述したように、好ましくは、探し出そうとする任意の物品の物品番号をコン ピュータ内に登録することにより、棚スタンドは、１つ以上の分配ステーション にて作動し、また、補充が行われるステーションから遠方にて作動することが好 ましい。上記の作業ステーションの全ては、棚スタンドの外周に関連して配置さ れる。 物品の受け入れ箇所における物品の補充は、各物品の物品番号がその物品が配 置される棚セクター１７の番号と共に、登録されるようにして行われる。この物 品の配置は、アルファベット順に行い、例えば、電気系統又はコンピュータシス テムが故障し、いわゆる取り上げ機械又は自動の格納設備が完全に不作動となっ た場合のような運転の中断時に、手操作のルーチンに頼ることができるようにす る。物品の位置を登録することは、自動的な探索過程の指針となる。 分配は、探索する物品の物品番号が通常の分配過程中に入力されるようにして 行われる。探索インパルスは、棚１０の選択、最短ルートの選択、最も有利な回 転方向の選択、回転速度の選択（開始点と棚セクター１７との間の距離が長いと き、速くする必要がある）、適当な棚セククー１７の選択といった、棚スタンド 内の探索過程を開始させる。そして、棚セクターは、販売員に向けて前方に駆動 される。 図１４及び図１５において、本発明による棚スタンドの完全な設置状態が図示 されている。図１５によるレイアウト図において、例えば、薬局における棚スタ ンドの半分がその施設内の壁を貫通して伸長し、残りの部分２３、すなわちスタ ンドの２つの四半部分がそれぞれ物品の受け入れ室２２及び二次的なスペースに ある状態が示してある。顧客に受け渡しするための３つの作業ステーション２１ がある。棚スタンドは、モータがいわゆる回転式お店の後方の二次的なスペース 内に配置されるように位置決めされる。このことは、事故の危険性を解消しつつ 顧客へのサービスを提供可能にする。回転する棚１０が物品を動かす役割を果た すため、受け入れ室２２からの搬送は不要となる。 棚１０からの分配及び取り上げが続行するとき、この棚から必要とされるその 他の分配作業は順番に行われる。第一の分配作業が「解放」インパルスにより完 了すると直ちに、棚１０は、次の新たに必要な位置まで前方に回転する。サービ ス担当者が顧客に応対しながら、その完全な登録プログラムを実行すると同時に 、棚スタンドが適正な棚セクター１７を前進させると、時間的にかなりの利得が 得られることになる。 本発明により教示されるように更に発展させた回転可能な棚１０を備える棚ス タンドは、時間及び快適さの点で著しい合理化の利点をもたらすことが上記の説 明から明らかである。本発明により開発された棚スタンドにより可能となる、上 述したレイアウトは、棚スタンドに格納された物品の余分な取り扱い及び内部で の搬送の必要性が軽減されるという効果をもたらす。 図示し且つ本明細書に開示した、本発明による棚スタンドの実施の形態は、本 発明を具体化する方法を単に一例として示すものに過ぎず、本発明の着想は、添 付した請求の範囲の範囲内にて変更し且つ改変することが可能であることが明ら かである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ， ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，Ｍ Ｘ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ， ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．一方が他方の上になるように配置された、個々に回転可能な棚（１０）を 有する、物品用の棚スタンドであって、該棚（１０）を旋回又は回転させ得るよ うに各棚（１０）の外周に配置された駆動装置（１３、１４）を備える棚スタン ドにおいて、該棚（１０）が、略円形であり、各棚の周縁部分に設けられた所要 の形状をした部分、すなわちリブ（１１、５５）を備え、該部分が、棚の周りを 伸長し且つ駆動歯車（１３）に係合する駆動ベルト（１２）と協働するようにさ れており、該駆動歯車により棚は旋回又は回転され、該棚は、多数のセクター（ １７）に分割され、該セクターの各々には、インパルス発生器（１８、４３）が 設けられ、該インパルス力発生装置は、棚が回転する間に、静止しているインパ ルス力カウンタ（１９、４４）と協働し、棚の回転方向での位置を判定すること を可能にすることを特徴とする棚スタンド。 ２．請求項１に記載の棚スタンドにおいて、 駆動装置（１３、１４）が、垂直の骨組み構造体又はモータ柱（１６）の上に 調節可能に取り付けられた電気モータ（１３、１４）を備え、該モータ柱が、そ の上方部分にて、棚スタンドの中央軸と堅固に接続され、その下方部分にて、棚 スタンドの脚部と堅固に接続されることを特徴とする棚スタンド。 ３．請求項２に記載の棚スタンドにおいて、 モータ（１４）の各々が、前記骨組み構造体（１６）のヒンジ状支持体（１５ ）にて支持され、骨組み構造体に取り付けられた調節ねじ（２０）が前記支持体 （１５）に直接又は間接的に係合し、該支持体を前記骨組み構造体に向けてある いは該骨組み構造体から離れるように水平方向に傾動させ、これにより、駆動ベ ルト（１２）の張力が調節されるようにしたことを特徴とする棚スタンド。 ４．請求項１乃至３の何れかに記載の棚スタンドにおいて、 棚のセクターが、スポークを有するハブを含む支持手段により支持された伸長 可能なカセットすなわちトレーを備え、スポークに係合する略Ｙ宇形のブラケッ ト（２７）が該スポーク上に配置され、該ブラケットが、伸長可能なカセット（ ３４）の下側部と協働するための、その頂側部に設けられたホイール（３２）又 は摺動シューを備えることを特徴とする棚スタンド。 ５．請求項４に記載の棚スタンドにおいて、 伸長可能なカセット（３４）が、その後端部にインパルス発生器（４３）を備 え、該インパルス発生器が、インパルス力カウンタ（４４）と協働し、カセット が引っ込み位置又は伸長位置にあるかを示すことを特徴とする棚スタンド。 ６．請求項４又は５に記載の棚スタンドにおいて、 前記スポークに係合するブラケット（２７）が、その外端（４２）に、棚のホ イールのリム（１１）を形成する円形の金属部分すなわちリブ（５５）に対する 取り付け手段を備えることを特徴とする棚スタンド。 ７．請求項６に記載の棚スタンドにおいて、 金属部分（５５）が、駆動ベルト（１２）と協働する凹所と、緊張装置により ホイールのリムを安定させるワイヤーに対する凹所とを備え、金属部分（１１、 ５５）がその反対側部にブラケット（２７）に対する取り付け部を有することを 特徴とする棚スタンド。 ８．請求項１乃至７の何れかに記載の棚スタンドにおいて、 ブラケット（２７）の各々とカセットとの間にブレーキ装置又は減衰装置（４ １）が設けられ、該装置が、カセット（３４）の外方への動作にブレーキを掛け 且つ該カセットの引っ込み動作を支援することを特徴とする棚スタンド。 ９．請求項１乃至８の何れかに記載の棚スタンドにおいて、 スタンドがコンピュータと接続され、該コンピュータにより重ね合わせた棚（ １０）の１つが選びだされ、その棚に対するモータ（１４）が、棚に対する適正 な走行方向、適正な速度、及び開始位置から選択し又は所望の回転位置までの最 短の距離を選択するようになっていることを特徴とする棚スタンド。 １０．請求項１乃至９の何れかに記載の棚スタンドにおいて、 スタンドが別個のコンピュータと接続可能であり、物品の分配が登録されると き該別個のコンピュータが利用され、該コンピュータが、請求項１による作業を 果たし得るようにプログラム化されていることを特徴とする棚スタンド。 １１．請求項１乃至１０の何れかに記載の棚スタンドにおいて、 棚スタンドの円形のセクター（２３）、好ましくはその１／４の部分が、薬局 又はその他の販売施設内で物品が受け入れられる箇所に配置され、そして、該棚 スタンドが内部の物品コンベアとして機能することを特徴とする棚スタンド。